JPH02142678A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH02142678A
JPH02142678A JP29251488A JP29251488A JPH02142678A JP H02142678 A JPH02142678 A JP H02142678A JP 29251488 A JP29251488 A JP 29251488A JP 29251488 A JP29251488 A JP 29251488A JP H02142678 A JPH02142678 A JP H02142678A
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electrodes
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亀井 俊郎
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誠 鈴木
Takashi Sakurai
桜井 隆
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、鉄橋物に多く使用される箱形柱、箱型梁など
の溶接箱型部材の隅角部を自動的に溶接する溶接装置に
関する。
4東11 鉄構物には箱形柱、箱形梁等の箱形断面部材が多く使用
される。この種の部材は、4枚の長い厚鋼板を箱形に組
立て、内部に適当な間隙でダイヤフラムを取付け、4つ
の隅角部をサブマージアーク溶接法やMAG溶接法等に
より連続的に溶接することにより製造される。以下サブ
マージアーク溶接法で説明する。
ところで、このような箱形断面部材は、構造物毎に寸法
が異る多種少量生産製品であり、しかもいわゆる重厚長
大の製品であるため、自動化には種々の難点がある。
現在知られている厚肉箱形断面構造部材の自動溶接装置
としては、溶接場所の前後に仕掛場所を設け、溶接場所
に固設した架台上に被溶接物をセットし、これに平行し
て敷設された走行レール上に移動可能な溶接装置を載置
し、溶接装置には2本の溶接!極を溶接装置の走行方向
にタンデムに配置し、溶接電極を被溶接物の溶接線に沿
わせて溶接装置を所定の速度で移動させ、ワンバス溶接
で厚肉の箱形構造部材の片側又は両側の隅角部を自動的
に溶接するようにした装置がある。
この装置によれば、かなりの厚肉の箱形断面構造部材の
完全自動溶接が可能になるが、なお、次のような問題点
がある。
(イ) 被溶接物隅角部の溶は込みを完全なものとする
ためには、例えば板厚が40m■程度であれば合計で3
,0OOA程度の電流を流すことが必要になるが、溶接
電源は重量が大きく、例えば、1,500A位のもので
約1 tonに達し、これを所要の台数を溶接装置と一
緒に走行台車に搭載することは、走行重量が大きくなり
、ひいては移動のための動力も大きくなり得策でない、
そこで、この装置では、溶接電源を定置式とし、溶接ヘ
ッド、溶接ワイヤ及び制御・操作盤より成る溶接装置を
搭載した走行台車と、使用溶接電流に耐え、かつ、台車
の移動に支障のない長さの多数の溶接ケーブルで接続し
ている。溶接ケーブルは、ケーブルハンガー、ケーブル
ベアー等により支持されるが、溶接ケーブルの損傷が甚
しい、又、溶接ケーブルの並列接続では、各ケーブルに
均等に分流せず、余分な電流容量のケーブルを必要とす
る。
(ロ) 溶接ワイヤは、走行台車に搭載されるため、重
量が制限され、1電極当り75〜150kgとされる。
この程度のワイヤでは、厚板を連続溶接する場合、頻繁
に交換することが必要になる。
(ハ) 上記の(イ)、(ロ)の観点から、ワンランで
溶接できる板厚は約50龍程度が限度となる。
(ニ) この装置では、被溶接物を走行レール横の架台
上にセットして溶接を行なうので、製造ラインの中に組
入れて連続生産するのに適さない。
が ゛ しようと る 本発明は、従来の厚肉箱形断面構造部材の自動溶接装置
の上述の問題点にかんがみ、 (イ) 重厚長大で、かつ、多種少量生産製品である厚
肉箱形断面構造部材の隅角部の溶接を連続的に実施する
ことができ、 (ロ)[!厚肉の溶接に必要な溶接電源から溶接装置に
安定して合理的に電流を流すことができ、溶接電流を流
す導体の損傷が少なく、(ハ) 溶接ワイヤの交換の頻
度が少なく、(ニ) その結果として、例えば板厚50
+m以上の極厚板のワンラン溶接も可能な 溶接装置を提供することを課題とする。
−゛のための 本発明の厚肉箱形断面構造部材の隅角部継手自動溶接装
置は、上記の課題を解決させるため、(イ) 第1発明
は、 生産ラインの一定位置に固定され、 床を有する架台、 該架台の床下に設けられ、被溶接物を継手の2つを含む
面を上に向けた状態で載置し、その長手方向に搬送可能
な搬送手段、 上記架台に、その床より下方で上記搬送手段の両側にそ
の中心線に関して対称に設けられ、該搬送手段の搬送方
向に平行な直線上に1列に配置された3本以上の溶接用
電極と、被溶接物現物倣い用センサと、上記各溶接用電
極の上下方向、配列方向及びこれに直角な水平方向の位
置調整手段とを夫々有する1対の溶接ヘッド、 上記倣い用センサの検知出力に基き、上記溶接ヘッドの
位置決めを行なう位置決め手段、 上記架台の床上に固定され、上記各溶接電極に対応する
溶接用ワイヤ及び溶接用電源を有し、 上記溶接電源と電極間をケーブル以外の電気良導体とで
接続したことを特徴とする。
(ロ) 第2発明は、 ・4(上記第1発明の最後の構成に代えて、も  上記
の搬送手段に集電アース板を設け、リボンペアの移動側
端をこれに接続するとともに、その固定端を上記架台上
の溶接電源出力端子の片端にケーブル以外の電気良導体
を介して接続したことを特徴とする。
(ハ) 第3発明は、 上記第1発明のIk後の構成に代えて、溶接ヘッドの制
御手段を設け、溶接時、対象とする溶接ヘッドの溶接電
極の全てに溶接アークが発生した後、被溶接物を所定の
速度で搬送して溶接を開始するとともに、一定時間経過
後、対象とする溶接電極の溶接電圧が連続して低下した
場合にはその電極を含む溶接ヘッドによる溶接を停止す
る如く制御することを特徴とする。
〈二〉 第4発明は、 上記第1発明の最後の構成に代えて、 上記溶接ヘッドに設けられた被溶接物現物機y、1JQ
センサにより被溶接物の終端を検知し、順次検知後所定
時間経過後、対象とする溶接電極を所定時間だけ上方に
引上げた後、溶接を停止することを特徴とする。
一1 上記4つの発明に共通する特徴によれば、溶接電極と、
現物倣い用センサと、溶接電極位置調整手段とを含む溶
接ヘッド、溶接用ワイヤ及び溶接用電源はすべて生産ラ
インの一定位置に固定された架台に取付けられているの
で、溶接電源、と溶接ヘッドとの接続は容易になり、大
電流を流すことが可能になるので、片側のヘッドに3本
以上の電極を設け、これを溶接線の方向にタンデムに配
列することにより、ワンランで501−以上の極厚鋼板
を溶接することが可能となる。溶接ヘッドは固定された
架台に設けられているので、溶接ワイヤの重量が例えば
1000kgと大きくなっても差支えなく、したがって
、極厚鋼板を連続溶接する場合でも、溶接ワイヤの交換
頻度を少くすることができる。
溶接装置を搭載する架台は床を有し、その下に被溶接物
を長手方向に搬送可能な台車又はコンベア等の搬送手段
を設け、その中心線に関して対称に両側に溶接ヘッドが
設けられているので、被溶接物を長手方向に移動させな
がら両側の隅角部をワンランで同時に溶接することがで
きる。したがって、被溶接物搬送手段を、厚内箱形断面
構造部材の生産ラインの中に組込むことができ、連続生
産が可能になる。
被溶接物搬送手段の両側で架台に設けられた溶接ヘッド
は、現物倣いセンサの検知出力により位置決めされるの
で、種々の断面寸法の被溶接物の溶接線の位置に溶接ヘ
ッドの電極位置を合せることが容易であり、多種少量生
産の箱形断面構造部材の隅角部の溶接を連続的に行うこ
とが可能となる。
さらに、第1発明のみの特徴によれば、溶接ヘッドは溶
接電源を定置した架台に設けられていることにより、そ
の接続にケーブルを使用する必要がなく、電気良導体例
えば銅板と、銅リボン線が使用できるので、ケーブルに
比して少ない断面積でより大電流を流すことができ又、
損傷を受けることも少ない。溶接ヘッド及び溶接電極の
若干の位置調整は、リボン線を用いたことにより支障な
く行なわれる。
第2発明の特徴によれば、台車やコンベア等の被溶接物
搬送手段に集電アース板を設け、リボンベアの移動側端
をこれに接続するとともに、その固定端を架台上の溶接
電源出力端子の片端に電気良導体例えば銅板を介して接
続したので、移動しながら溶接される被溶接物から溶接
電源に対して確実かつ円滑にアースを取ることができる
第3発明の特徴によれば、溶接ヘッド制御手段を設けて
、前述の如く溶接の開始及び停止までを制御するように
したので、3つ以上の電極のすべてからアークが出てか
ら溶接が開始され、導線が短絡し電圧が異常に低下した
場合は溶接が停止され、溶接不良及び事故を防止するこ
とができる。
第4発明によれば、現物倣いセンサにより被溶接物の終
端を検知し、それから所定時間経過毎に順次複数の溶接
電極を所定時間だけ上方に引上げた後、溶接を停止する
ようにしたので、タンデムに配置された複数の電極は端
のものから順次上方に引上げられ、充分な距離を以て溶
接を停止するので、多量の溶融金属が瞬時に凝固して電
極が溶着されるおそれはない。
割11 以下に、本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、本発明の実施例の厚肉箱形断面構造部材の自
動溶接装置の全体構成を示す図である。
溶接装置は、生産ラインの一定位置で大地に固定された
複数の脚柱1で床2を支持して成る架台3に搭載されて
いる。架台3の床2の下の地上には、被溶接物搬送路が
3列平行に設けられている。第1図において、右側の搬
送路4は、U字状に組立てられ仮付けされた状態の被溶
接物の搬入用で、搬送手段としてローラコンベア5が使
用されている。中央の搬送路6は、被溶接物をその長手
方向に移動させながら自動溶接を行なうための搬送路で
、1対のレール7上を被溶接物を図示しない台車に搭載
して所定の速度で移動する。左側の搬送路8は、溶接の
完了した被溶接物を搬出するためのもので、搬送手段と
してローラコンベアが使用されている。
搬入用搬送路4の奥側と溶接用搬送路6との間及び溶接
用搬送路6と搬出用搬送路8の手前側゛との間には、ト
ラバーサ等の図示しない被溶接物横移動手段が設けられ
ており、又、溶接用搬送路6のいずれかの端部には、被
溶接物を上下反転させるための図示しない反転装置が設
けられている。
溶接用搬送路6を一定の速度で搬送される被溶接物の上
側の両方の隅角部を同時にワンランで溶接するための溶
接ヘッドは、架台3の床のほり中央に設けられた大きな
開口9の図において奥側の縁10の下部に設けられた箱
型ガーダ−13(第4図参照)に取付けられて、床2よ
り下方に設けられている。したがって、第1図では見え
ない。
そこで、第2図、第3図及び第4図に溶接ヘッドの斜視
図、正面図及び側面図を示す。
架台3の床2の開口9の第1図において奥側の縁の下に
設けられた箱型ガーター13に溶接ヘッド12が固定さ
れている。箱型ガーター13の上面及び正面の下部には
、平行にガイドレール14.15が設けられており、溶
接ヘッド12の基板16に設けられたガイドシュー17
が摺動自在にかつ脱落しないように係合している。ガイ
ドレール14.15及び溶接ヘッド12は、第2図及び
第3図に示す如く、被溶接物搬送路6のレール7の中心
線18に関して左右対称に1対設けられている。各溶接
ヘッド基板16は、箱型ガーター13にガイドレール1
4と平行に設けられ、箱型ガーター13に固設されたモ
ータ19により自身の軸心の回りに回転するねじ棒20
に螺合し、基板16に固定されたボールスクリューナツ
トによりガイドレール14.15に沿って左右に変位可
能となっている。
基板16には、鉛直方向に2本のガイドレール21が固
設されており、ガイドシュー22を介してこれに摺動自
在にアーム23が設けられている。基板16には、ガイ
ドレール21と平行に延設され、かつ基板16に固定さ
れたモータ24により自身の軸心の回りに回転するねじ
棒25が設けられている。アーム23には、上記ねじ棒
25に螺合するボールスクリューナツトが設けられてお
り、モータ24を回転することにより、アーム23はガ
イドシュー22を介してガイドレール21に沿って昇降
可能となっている。
基[16の下端には現物倣い用センサ26と、被溶接物
前後端検知用センサ27が設けられている。
アーム23には3本の溶接電極28,29゜30が前後
方向(被溶接物の溶接線の方向)に1列に並ぶように取
付けられている。各電極は夫々アーム23に設けられた
左右位置調整用モータ31及び溶接電極取付は用中間ブ
ラケット32に設けられた上下位置調整用モータ33に
より、前述のアーム23の変位と同様の機構で、左右及
び上下位置の調整が可能となっている。さらに、2番目
及び3番目の電極29.30は、アームの先端に設けた
極間隔調整用モータ34により、ねじ棒を介して前後方
向に変位可能となっており、以上の結果、3本の溶接電
極28.29.30は前後方向の間隔を所定の間隔に調
整して一直線上に先端の高さを揃えることができる。各
電極の上端には、溶接ワイヤ送給モータ35により回転
する送給ローラ対36が設けられ、溶接ワイヤボビンか
ら給送される溶接ワイヤを電極の中を通して溶接部へ送
り出す。
図には、煩瑣を避けるため示されていないが。
溶接を極は取付ブラケットにブスバー(bus bar
:銅の厚板、母線とも云う)を介して取付け、その給電
端子と、後述する銅板による給電導体との間に銅リボン
線を介して接続し、電極の位置調整に支障のないように
されている。
この溶接装置では、第3図中に符号40で示すような大
きい断面寸法(例えば1.0OOAmX1.000mm
>から41で示す小さい断面寸法(例えば400m■X
 400 am )の間の各種寸法の被溶接物の隅角部
の溶接が可能となっており、被溶接物の先端が溶接位置
に搬送されてきたことが被溶接物前後端検知用センサ2
7により検知されると、被溶接物の2つの溶接線の位置
が現物倣い用センサ26で検知され、その検知出力信号
により1.モータ19.24を制御し、アーム23の上
下、左右の位置を、溶接電極の位置が被溶接物の溶接線
に一致するように移動させる。
再び第1図を参照して、上記の百m6本の溶接電極に給
送される溶接ワイヤのボビン42は、溶接ヘッド12が
取付けられる位置のすぐ上に設けられた開口9の両側に
設置されている。ワイヤボビン42は固定された架台3
上に定置されているので、重量的制約を受けることがな
く、極厚肉箱型断面部材の2つの隅角部を同時に連続溶
接する場合にも頻繁に交換する必要はなくなる。
溶接電源43も架台3の床2の上に配列されている。な
お、図では本発明の主要な特徴である、溶接電源から溶
接電極への導体が図中に明示されるよう、溶接電源は底
面のみを示した0例えば80 II/@迄の板厚の被溶
接物をワンランで溶接するとすれば、3本の溶接電極に
通電すべき電流量は、例えば先行が2.80OA、中間
が2.20OA、 i行が1.80OA、合計6,00
0へ7.0OOAの大電流量となる。溶接電源を各電極
毎に2白ずつ設けるとしても1台当りの電流量は1,5
OOA程度となり、従来の如く、ケーブルで給電しよう
とすれば多数のケーブルを必要とし、その配線のための
ケーブルハンガー等が必要となり、スペースも増大する
0本発明では、溶接ヘッドも、溶接電源と同じ架台に設
けられており、両者の間の距離の変化がないので、溶接
電源43から溶接へラド12迄の給電導体として銅板4
4を使用している。たfし、前述の如く、溶接ヘッド及
び電極は、被溶接物の寸法に合せて若干の位置調整が必
要であるから不動部と電極を取付けるブスバーとの間に
はリボン線を介在させて若干の変位を許容するようにし
ている。
!R板及びリボン線は、ケーブルに比して同じ断面積で
比較にならない程多量の電流を流すことができるのみな
らず、損傷も少くなる。
なお、第1図中、符号45は制御盤、46はスイッチ盤
、47は溶接部からのフラックス回収コンベア、48は
フラックスホッパ、49は回収されたフラックスをフラ
ックスホッパ48へ流すフラックスシュート、50はフ
ラックスがら分離されたスラグを溜めるスラグ受けであ
る。
ところで、アーク溶接を行なう場合は、被溶接物から溶
接電源にアースを取ることが必要であるが、本発明の溶
接装置では、溶接電源は固定架台上に固定されており、
被溶接物を移動させながら溶接が行なわれる。そこで、
この実施例の装置では、第1図に示す如く、被溶接物移
動用台車のレール7と平行に、その−側方にガイドレー
ル51を設け、これに沿って繰広げられるリボンベア例
えば平角銅線1 u+ X 100 amを4条(図示
せず)を設け、その移動側端を被溶接物搬送用台車に固
設した集電アース板に接続し、リボンベアの固定端は架
台3上の溶接電源出力端子の片端に銅板を介して接続し
である。被溶接物はその搬送用台車上の上記集電アース
板に適宜接続することは云う迄もない。
さて、本実施例の溶接装置では、一方の溶接ヘッドに3
本の溶接電極が溶接線の方向にタンデムに配置されてお
り、全部の電極によりワンランで極厚鋼板を溶接するも
のであるから、全部の電極から正常にアークが発生して
から被溶接物を所定の速度で搬送開始し、溶接中は各電
極の溶接電圧が所定の電圧以下の場合はケーブルが短絡
したおそれがあるので、事故発生を防止するため、その
溶接電極を含む溶接ヘッドによる溶接を停止する必要が
ある。そのため、溶接時、対象とする溶接ヘッドの溶接
電極の溶接電流が200A以上で、被溶接物を所定の速
度で搬送して溶接を開始し、30秒経過後、対象とする
溶接電極の溶接電圧が連続して1秒以上10V以下にな
った場合は、その電極を含む溶接ヘッドによる溶接を停
止する如く制御するのが適切である。
又、この溶接装置のように、3本の電極を同時に使用し
てワンランで例えば80 mmもの極厚鋼板を溶接する
場合、溶接部には大量の溶着金属が出来るので、これら
を同時に瞬間的に停止すると、凝固していない溶着金属
が寄ってきて凝固し、電極が固着してしまう等の不具合
が発生する。そこで、このような不具合を防止するため
、溶接ヘッド12に設けられた被溶接物前後端検知用セ
ンサ27により被溶接物の終端を検知すると、順次あら
かじめ決定された時間経過後、溶接電極を所定時間だけ
上方に引上げた後、溶接を停止するように制御するのが
よい。
丸−1 以上の如く、本発明によれば、溶接装置を固定し被溶接
物を搬送させながら、タンデムに配置された3本以上の
電極で同時に溶接を行なうことにより、ワンランで80
Il111もの極厚鋼板を溶接することができ、溶接電
源と溶接電極間の導体として銅板と銅リボンを使用する
ことが可能となり、コスト的にもスペース的にも従来に
比して格段に有利になる。又、被溶接物の搬送路の両側
に夫々溶接ヘッドを設けることも容易になり、厚肉箱形
断面構造部材の2つの隅角部の溶接を同時に施行するこ
とができる。
又、被溶接物のアース手段としてリボンベアを用いたこ
とにより、長い導線を伸縮可能に引き回す必要がなくな
る。
又、溶接電極の溶接電流、溶接開始後の溶接電圧を検出
して溶接の開始、停止を制御するようにしたので、事故
の発生が防止される。
さらに、溶接終了時、複数本の電極を順次引上げること
により、電極の溶着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の主として架台上の構成と被溶
接物の搬送手段を示す斜視図、第2図はその溶接ヘッド
の構成を示す斜視図、第3図及び第4図は夫々架台下の
構成の正面図及び中心から外側に向って見た側面図であ
る。 2・・・架台の床、 3・・・架台、 6・・・被溶接物搬送路、 7・・・レール、 9・・・架台の開口、 12・・・溶接ヘッド、 14〜24・・・溶接ヘッド位置調整手段、26・・・
現物倣い用センサ、 28.29.30・・・溶接電極、 31〜35・・・電極位置調整手段、 40.41・・・被溶接物、 43・・・溶接電源、 44・・・銅線、 45・・・制御盤、 1・・・ガイ ドレール :==ニニーuH:+コ L−= 一、−−−−−」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚肉箱形断面構造部材の隅角部継手自動溶接装置
    において、 該装置は、生産ラインの一定位置に固定さ れ、 床を有する架台、 該架台の床下に設けられ、被溶接物を継手 の2つを含む面を上に向けた状態で載置し、その長手方
    向に搬送可能な搬送手段、 上記架台に、その床より下方で上記搬送手 段の両側にその中心線に関して対称に設けられ、該搬送
    手段の搬送方向に平行な直線上に1列に配置された3本
    以上の溶接用電極と、被溶接物現物倣い用センサと、上
    記各溶接用電極の上下方向、配列方向及びこれに直角な
    水平方向の位置調整手段とを夫々有する1対の溶接ヘッ
    ド、 上記倣い用センサの検知出力に基き、上記 溶接ヘッドの位置決めを行なう位置決め手 段、 上記架台の床上に固定され、上記各溶接電 極に対応する溶接用ワイヤ及び溶接用電源を有し、 上記溶接電源と電極間をケーブル以外の電 気良導体とで接続したことを特徴とする溶接装置。
  2. (2)厚肉箱形断面構造部材の隅角部継手自動溶接装置
    において、 該装置は生産ラインの一定位置に固定さ れ、 床を有する架台、 該架台の床下に設けられ、被溶接物を継手 の2つを含む面を上に向けた状態で載置し、その長手方
    向に搬送可能な搬送手段、 上記架台に、その床より下方で上記搬送手 段の両側にその中心線に関して対称に設けられ、該搬送
    手段の搬送方向に平行な直線上に1列に配置された3本
    以上の溶接用電極と、被溶接物現物倣い用センサと、上
    記各溶接用電極の上下方向、配列方向及びこれに直角な
    水平方向の位置調整手段とを夫々有する1対の溶接ヘッ
    ド、 上記倣い用センサの検知出力に基き、上記 溶接ヘッドの位置決めを行なう位置決め手 段、 上記架台の床上に固定され、上記各溶接電 極に対応する溶接用ワイヤ及び溶接用電源を有し、 上記の搬送手段に集電アース板を設け、リ ボンベアの移動側端をこれに接続するとともに、その固
    定端を上記架台上の溶接電源出力端子の片端にケーブル
    以外の電気良導体を介して接続したことを特徴とする溶
    接装置。
  3. (3)厚肉箱形断面構造部材の隅角部継手自動溶接装置
    において、 該装置は生産ラインの一定位置に固定さ れ、 床を有する架台、 該架台の床下に設けられ、被溶接物を継手 の2つを含む面を上に向けた状態で載置し、その長手方
    向に搬送可能な搬送手段、 上記架台に、その床より下方で上記搬送手 段の両側にその中心線に関して対称に設けられ、該搬送
    手段の搬送方向に平行な直線上に1列に配置された3本
    以上の溶接用電極と、被溶接物現物倣い用センサと、上
    記各溶接用電極の上下方向、配列方向及びこれに直角な
    水平方向の位置調整手段とを夫々有する1対の溶接ヘッ
    ド、 上記倣い用センサの検知出力に基き、上記 溶接ヘッドの位置決めを行なう位置決め手 段、 上記架台の床上に固定され、上記各溶接電 極に対応する溶接用ワイヤ及び溶接用電源、上記の溶接
    ヘッドの制御手段 を有し、 上記溶接ヘッド制御手段は、溶接時、対象 とする溶接ヘッドの溶接電極の全てに溶接 アークが発生した後、被溶接物を所定の速度で搬送して
    溶接を開始するとともに、一定時間経過後、対象とする
    溶接電極の溶接電圧が連続して低下した場合にはその電
    極を含む溶接ヘッドによる溶接を停止する如く制御する
    ことを特徴とする溶接装置。
  4. (4)厚肉箱形断面構造部材の隅角部継手自動溶接装置
    において、 該装置は生産ラインの一定位置に固定さ れ、 床を有する架台、 該架台の床下に設けられ、被溶接物を継手 の2つを含む面を上に向けた状態で載置し、その長手方
    向に搬送可能な搬送手段、 上記架台に、その床より下方で上記搬送手 段の両側にその中心線に関して対称に設けられ、該搬送
    手段の搬送方向に平行な直線上に1列に配置された3本
    以上の溶接用電極と、被溶接物センサ及び被溶接物前後
    端検知用センサと、上記各溶接用電極の上下方向、配列
    方向及びこれに直角な水平方向の位置調整手段とを夫々
    有する1対の溶接ヘッド、 上記センサの検知出力に基き、上記溶接 ヘッドの位置決めを行なう位置決め手段、 上記架台の床上に固定され、上記各溶接電 極に対応する溶接用ワイヤ及び溶接用電源を有し、 上記溶接ヘッドに設けられた被溶接物前後 端検知用センサにより被溶接物の終端を検知し、順次検
    知後所定時間経過後、対象とする溶接電極を所定時間だ
    け上方に引上げた後、溶接を停止することを特徴とする
    溶接装置。
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