JPH05267635A - フォトダイオードアレイおよびその製造法 - Google Patents
フォトダイオードアレイおよびその製造法Info
- Publication number
- JPH05267635A JPH05267635A JP4096974A JP9697492A JPH05267635A JP H05267635 A JPH05267635 A JP H05267635A JP 4096974 A JP4096974 A JP 4096974A JP 9697492 A JP9697492 A JP 9697492A JP H05267635 A JPH05267635 A JP H05267635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impurity diffusion
- diffusion layer
- forming
- layer
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡素な構造を有し、そのために製造工程での
歩留まりが向上するとともに、製品コストの低減が図れ
るフォトダイオードアレイおよびその製造法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明のフォトダイオードアレイは、酸化膜
2を有する半導体基板1に形成されたn型半導体層3
が、高濃度p型不純物拡散層4により分離りされてなる
ブロック体3a内に形成されたp型不純物拡散層5及び
高濃度n型不純物拡散層6からなるpn接合の光電変換
体7が、配線パターンにより直列接続されてなるもので
ある。また、本発明の製造法は、酸化膜2を有する半導
体基板1の酸化膜2とn型半導体3を接合し、しかる
後、このn型半導体3を高濃度p型不純物拡散層4によ
り、ブロック体3aに分割して、このブロック体3a内
にp型不純物拡散層5、このp型不純物拡散層5内に高
濃度n型不純物拡散層6からなるpn接合の光電変換体
7を形成し、この光電変換体7を直列接続してフォトダ
イオードアレイを作製するものである。
歩留まりが向上するとともに、製品コストの低減が図れ
るフォトダイオードアレイおよびその製造法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明のフォトダイオードアレイは、酸化膜
2を有する半導体基板1に形成されたn型半導体層3
が、高濃度p型不純物拡散層4により分離りされてなる
ブロック体3a内に形成されたp型不純物拡散層5及び
高濃度n型不純物拡散層6からなるpn接合の光電変換
体7が、配線パターンにより直列接続されてなるもので
ある。また、本発明の製造法は、酸化膜2を有する半導
体基板1の酸化膜2とn型半導体3を接合し、しかる
後、このn型半導体3を高濃度p型不純物拡散層4によ
り、ブロック体3aに分割して、このブロック体3a内
にp型不純物拡散層5、このp型不純物拡散層5内に高
濃度n型不純物拡散層6からなるpn接合の光電変換体
7を形成し、この光電変換体7を直列接続してフォトダ
イオードアレイを作製するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォトダイオードアレイ
およびその製造法に関する。さらに詳しくは、簡素な構
造を有するフォトダイオードアレイおよびその製造法に
関する。
およびその製造法に関する。さらに詳しくは、簡素な構
造を有するフォトダイオードアレイおよびその製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図16に示すように、ポリシ
リコン基板101の一部を所定形状のシリコン酸化膜1
02で分離し、その分離された部分にp型不純物拡散層
103を形成し、さらにこのp型不純物拡散層103の
表層部に高濃度のn型不純物拡散層104を配設してな
るpn接合を多数配列し、このpn接合をシリコン酸化
膜105で適宜絶縁しながら導電膜で直列接続して構成
されたフォトダイオードアレイが用いられている。
リコン基板101の一部を所定形状のシリコン酸化膜1
02で分離し、その分離された部分にp型不純物拡散層
103を形成し、さらにこのp型不純物拡散層103の
表層部に高濃度のn型不純物拡散層104を配設してな
るpn接合を多数配列し、このpn接合をシリコン酸化
膜105で適宜絶縁しながら導電膜で直列接続して構成
されたフォトダイオードアレイが用いられている。
【0003】しかしながら、このように構成されたフォ
トダイオードアレイは、図16から明らかなように、半
導体基板101内に分離用酸化膜102を所定形状に形
成し、それにより分離された部分にpn接合を形成して
いる関係上その構造が複雑となる。そのため、製造工程
での歩留まりが悪いばかりでなく、製品のコスト上昇を
も招来している。
トダイオードアレイは、図16から明らかなように、半
導体基板101内に分離用酸化膜102を所定形状に形
成し、それにより分離された部分にpn接合を形成して
いる関係上その構造が複雑となる。そのため、製造工程
での歩留まりが悪いばかりでなく、製品のコスト上昇を
も招来している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、簡素な構造を
有し、そのために製造工程での歩留まりが向上するとと
もに、製品コストの低減が図れるフォトダイオードアレ
イおよびその製造法を提供することを目的としている。
術の問題点に鑑みなされたものであって、簡素な構造を
有し、そのために製造工程での歩留まりが向上するとと
もに、製品コストの低減が図れるフォトダイオードアレ
イおよびその製造法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトダイオー
ドアレイは、半導体基板と、前記半導体基板上に積層さ
れた絶縁膜と、前記縁膜上に配設された第1不純物拡散
層と、前記第1不純物拡散層内に形成された高濃度第2
不純物拡散層からなる分離帯壁と、前記分離帯壁により
前記第1不純物拡散層内に形成された複数の第1不純物
拡散層のブロック体と、前記ブロック体内に該表面から
形成された第2不純物拡散層と、前記第2不純物拡散層
内に該表面から形成された高濃度第1不純物拡散層とか
らなる光電変換体と、前記光電変換体が形成された第1
不純物拡散層表面に、所定パターンにて形成された電極
形成用窓部を有する絶縁膜と、前記電極用形成窓部に形
成された電極と、前記光電変換体を直列接続する前記電
極と接続された配線パターンと、前記ブロック体内に形
成された第2不純物拡散層と、前記ブロック体を形成す
る第1不純物拡散層との間に橋架された、寄生トランジ
スタをダイオード化するための配線パターンとからなる
ことを特徴としている。
ドアレイは、半導体基板と、前記半導体基板上に積層さ
れた絶縁膜と、前記縁膜上に配設された第1不純物拡散
層と、前記第1不純物拡散層内に形成された高濃度第2
不純物拡散層からなる分離帯壁と、前記分離帯壁により
前記第1不純物拡散層内に形成された複数の第1不純物
拡散層のブロック体と、前記ブロック体内に該表面から
形成された第2不純物拡散層と、前記第2不純物拡散層
内に該表面から形成された高濃度第1不純物拡散層とか
らなる光電変換体と、前記光電変換体が形成された第1
不純物拡散層表面に、所定パターンにて形成された電極
形成用窓部を有する絶縁膜と、前記電極用形成窓部に形
成された電極と、前記光電変換体を直列接続する前記電
極と接続された配線パターンと、前記ブロック体内に形
成された第2不純物拡散層と、前記ブロック体を形成す
る第1不純物拡散層との間に橋架された、寄生トランジ
スタをダイオード化するための配線パターンとからなる
ことを特徴としている。
【0006】本発明のフォトダイオードアレイにおいて
は、縦列状に形成された前記ブロック体が、複数列配設
されてなるのが好ましい。
は、縦列状に形成された前記ブロック体が、複数列配設
されてなるのが好ましい。
【0007】また、本発明のフォトダイオードアレイに
おいては、前記第1不純物拡散層がn(p)型不純物拡
散層であり、前記第2不純物拡散層がp(n)型不純物
拡散層であるのが好ましい。
おいては、前記第1不純物拡散層がn(p)型不純物拡
散層であり、前記第2不純物拡散層がp(n)型不純物
拡散層であるのが好ましい。
【0008】さらに、本発明のフォトダイオードアレイ
においては、前記高濃度第2不純物拡散層の上方に、A
l等の金属薄膜からなる光遮断層が配設されてなるのが
好ましい。
においては、前記高濃度第2不純物拡散層の上方に、A
l等の金属薄膜からなる光遮断層が配設されてなるのが
好ましい。
【0009】本発明のフォトダイオードアレイの製造法
は、半導体基板の表面に酸化物薄膜層を形成する工程
と、前記酸化物薄膜層が形成された半導体基板と第1
不純物拡散型半導体板とを接合する工程と、前記接合
された第1不純物半導体基板の表面を研磨する工程と、
前記第1不純物拡散層内に、高濃度第2不純物拡散層
からなる分離帯壁を形成し、前記第1不純物拡散層を縦
列状にブロック化する工程と、ブロック化された前記
第1不純物拡散層内に第2不純物拡散層を表面から形成
し、しかるのち、前記第2不純物拡散層内に高濃度第1
不純物拡散層を表面から形成することにより、光電変換
体を形成する工程と、前記光電変換体が形成された第
1不純物拡散層表面に、所定パターンにて電極形成用窓
部を有する絶縁膜を製膜する工程と、前記電極形成用
窓部に電極を形成する工程と、前記光電変換体を直列
接続する配線パターンを形成する工程と、ブロック化
された前記第1不純物拡散層内に形成された前記第2不
純物拡散層と、該第1不純物拡散層との間に、寄生トラ
ンジスタをダイオード化するために、配線パターンを形
成する工程とを少なくとも含んでなることを特徴として
いる。
は、半導体基板の表面に酸化物薄膜層を形成する工程
と、前記酸化物薄膜層が形成された半導体基板と第1
不純物拡散型半導体板とを接合する工程と、前記接合
された第1不純物半導体基板の表面を研磨する工程と、
前記第1不純物拡散層内に、高濃度第2不純物拡散層
からなる分離帯壁を形成し、前記第1不純物拡散層を縦
列状にブロック化する工程と、ブロック化された前記
第1不純物拡散層内に第2不純物拡散層を表面から形成
し、しかるのち、前記第2不純物拡散層内に高濃度第1
不純物拡散層を表面から形成することにより、光電変換
体を形成する工程と、前記光電変換体が形成された第
1不純物拡散層表面に、所定パターンにて電極形成用窓
部を有する絶縁膜を製膜する工程と、前記電極形成用
窓部に電極を形成する工程と、前記光電変換体を直列
接続する配線パターンを形成する工程と、ブロック化
された前記第1不純物拡散層内に形成された前記第2不
純物拡散層と、該第1不純物拡散層との間に、寄生トラ
ンジスタをダイオード化するために、配線パターンを形
成する工程とを少なくとも含んでなることを特徴として
いる。
【0010】本発明の製造法においては、前記第1不純
物拡散層に縦列状にブロック化する工程において、前記
ブロック化された領域が複数列形成するのが好ましい。
物拡散層に縦列状にブロック化する工程において、前記
ブロック化された領域が複数列形成するのが好ましい。
【0011】また、本発明の製造法においては、前記第
1不純物拡散層がn(p)型不純物拡散層であり、前記
第2不純物拡散層がp(n)型不純物拡散層であるのが
好ましい。
1不純物拡散層がn(p)型不純物拡散層であり、前記
第2不純物拡散層がp(n)型不純物拡散層であるのが
好ましい。
【0012】さらに、本発明の製造法においては、前記
高濃度第2不純物拡散層の上方に、Al等の金属薄膜で
光遮断層を配設する工程が付加されてなるのが好まし
い。
高濃度第2不純物拡散層の上方に、Al等の金属薄膜で
光遮断層を配設する工程が付加されてなるのが好まし
い。
【0013】
【作用】本発明のフォトダイオードアレイにおいては、
半導体基板上形成された絶縁膜上に第1不純物拡散層を
形成し、この第1不純物拡散層をこの層内垂直方向に形
成された高濃度第2不純物拡散層により分離しているの
で、その断面構造が簡素化される。また、好ましい実施
例においては、寄生トランジスタのベースとエミッタが
短絡されてダイオード化されている他に、光遮断層が分
離PN接合上に配設されているので、寄生動作が防止さ
れる。
半導体基板上形成された絶縁膜上に第1不純物拡散層を
形成し、この第1不純物拡散層をこの層内垂直方向に形
成された高濃度第2不純物拡散層により分離しているの
で、その断面構造が簡素化される。また、好ましい実施
例においては、寄生トランジスタのベースとエミッタが
短絡されてダイオード化されている他に、光遮断層が分
離PN接合上に配設されているので、寄生動作が防止さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0015】図1は本発明の一実施例の要部断面図、図
2は本発明の一実施例の平面図、図3は本発明の一実施
例の等価回路図、図4は他の実施例の要部断面図、図5
〜15は本発明の製造法の一実施例の説明図である。
2は本発明の一実施例の平面図、図3は本発明の一実施
例の等価回路図、図4は他の実施例の要部断面図、図5
〜15は本発明の製造法の一実施例の説明図である。
【0016】図1〜2に示されるように、本発明の一実
施例のフォトダイオードアレイは、半導体基板1と、こ
の半導体基板1上に積層された酸化物絶縁膜2と、この
酸化物絶縁膜2上に配設されたn型半導体層(第1不純
物拡散層)3と、このn型半導体層3内に形成された高
濃度p型不純物拡散層(高濃度第2不純物拡散層)から
なる分離帯壁4と、この分離帯壁4によりn型半導体層
3内に形成され、縦列状に配列された複数のn型半導体
層のブロック体3aと、このブロック体3a内にその表
面から形成されたp型不純物拡散層(第2不純物拡散
層)5と、このp型不純物拡散層5にその表面から形成
された高濃度n型不純物拡散層(高濃度第1不純物拡散
層)6とからなる光電変換体7と、この光電変換体7が
形成されたn型半導体層3表面に、所定パターンにて形
成された電極形成用窓部を有するシリコン酸化物絶縁膜
8と、この電極用形成窓部に形成された電極9と、この
光電変換体7を直列接続する電極9と接続された配線パ
ターン10と、ブロック体3a内に形成されたp型不純
物拡散層5と、前記ブロック体3aを形成するn型半導
体層3との間に形成された、寄生トランジスタをダイオ
ード化するための配線パターン11と、保護膜12とか
ら構成されている。
施例のフォトダイオードアレイは、半導体基板1と、こ
の半導体基板1上に積層された酸化物絶縁膜2と、この
酸化物絶縁膜2上に配設されたn型半導体層(第1不純
物拡散層)3と、このn型半導体層3内に形成された高
濃度p型不純物拡散層(高濃度第2不純物拡散層)から
なる分離帯壁4と、この分離帯壁4によりn型半導体層
3内に形成され、縦列状に配列された複数のn型半導体
層のブロック体3aと、このブロック体3a内にその表
面から形成されたp型不純物拡散層(第2不純物拡散
層)5と、このp型不純物拡散層5にその表面から形成
された高濃度n型不純物拡散層(高濃度第1不純物拡散
層)6とからなる光電変換体7と、この光電変換体7が
形成されたn型半導体層3表面に、所定パターンにて形
成された電極形成用窓部を有するシリコン酸化物絶縁膜
8と、この電極用形成窓部に形成された電極9と、この
光電変換体7を直列接続する電極9と接続された配線パ
ターン10と、ブロック体3a内に形成されたp型不純
物拡散層5と、前記ブロック体3aを形成するn型半導
体層3との間に形成された、寄生トランジスタをダイオ
ード化するための配線パターン11と、保護膜12とか
ら構成されている。
【0017】半導体基板1は、この上に積層される活性
領域の支持基板であるため、充分な強度を有するものが
用いられる。具体的には、通常200〜500μmのも
のが用いられる。
領域の支持基板であるため、充分な強度を有するものが
用いられる。具体的には、通常200〜500μmのも
のが用いられる。
【0018】酸化物絶縁膜2は、シリコン酸化膜からな
る。また、その膜厚は1000〜10000Åとされて
いる。
る。また、その膜厚は1000〜10000Åとされて
いる。
【0019】n型半導体層3の膜厚は、拡散深さを制限
するために、5〜20μmとされている。
するために、5〜20μmとされている。
【0020】また、各分離されたブロック体3aは、1
辺の長さが0.3〜0.6mm程度の長方形とされてい
る。
辺の長さが0.3〜0.6mm程度の長方形とされてい
る。
【0021】n型半導体層3の表面に形成されるシリコ
ン酸化膜絶縁層8の膜厚は、絶縁分離の点から、100
0〜10000Åとされている。絶縁層8としては、絶
縁性を有し適度の透光性を有すれば、シリコン酸化膜に
限定されるものではなく、窒化膜なども好適に用いるこ
とができる。
ン酸化膜絶縁層8の膜厚は、絶縁分離の点から、100
0〜10000Åとされている。絶縁層8としては、絶
縁性を有し適度の透光性を有すれば、シリコン酸化膜に
限定されるものではなく、窒化膜なども好適に用いるこ
とができる。
【0022】薄膜電極9および配線パターン10,11
としては、膜厚が1.0〜2.0μmのアルミニウム膜
が用いられる。
としては、膜厚が1.0〜2.0μmのアルミニウム膜
が用いられる。
【0023】図3は、配線パターン11により、寄生ト
ランジスタをダイオード化した等価回路である。図中の
1点鎖線で囲まれた部分が、寄生トランジスタをダイオ
ード化した部分を示している。
ランジスタをダイオード化した等価回路である。図中の
1点鎖線で囲まれた部分が、寄生トランジスタをダイオ
ード化した部分を示している。
【0024】なお、図示はされていないが、本発明にお
いても従来のフォトダイオードアレイと同様に、コンタ
クトホール、パッドボンディングのホールなどが形成さ
れている。
いても従来のフォトダイオードアレイと同様に、コンタ
クトホール、パッドボンディングのホールなどが形成さ
れている。
【0025】他の実施例においては、高濃度p型不純物
拡散層4への光照射を防止するために、高濃度p型不純
物拡散層4の上部にある保護膜12の上に、アルミニウ
ム膜からなる光遮断層13が形成されている。この光遮
断層13を形成することにより、寄生トランジスタの寄
生動作の防止が確実になる。
拡散層4への光照射を防止するために、高濃度p型不純
物拡散層4の上部にある保護膜12の上に、アルミニウ
ム膜からなる光遮断層13が形成されている。この光遮
断層13を形成することにより、寄生トランジスタの寄
生動作の防止が確実になる。
【0026】次に、図5〜15を参照しながら、本発明
の一実施例の製造プロセスについて説明する。
の一実施例の製造プロセスについて説明する。
【0027】ステップ1:半導体基板1上にシリコン酸
化膜2を形成する。(図5参照)
化膜2を形成する。(図5参照)
【0028】ステップ2:ステップ1で作製された半導
体基板1とn型半導体板(このn型半導体板には酸化膜
は形成されていない)とを用意し、半導体基板1の酸化
膜2とn型半導体板の一面を背中合わせに向かい合わ
せ、拡散石英ボードの各スロットに2枚合わせに並べ、
1000〜1250℃の拡散炉中にO2ガスまたは水蒸
気の雰囲気を形成し、所定時間放置することにより、半
導体基板1とn型半導体板を接合する。そして、接合さ
れたn型半導体板をn型半導体層として用いる。(図6
参照)
体基板1とn型半導体板(このn型半導体板には酸化膜
は形成されていない)とを用意し、半導体基板1の酸化
膜2とn型半導体板の一面を背中合わせに向かい合わ
せ、拡散石英ボードの各スロットに2枚合わせに並べ、
1000〜1250℃の拡散炉中にO2ガスまたは水蒸
気の雰囲気を形成し、所定時間放置することにより、半
導体基板1とn型半導体板を接合する。そして、接合さ
れたn型半導体板をn型半導体層として用いる。(図6
参照)
【0029】ステップ3:n型半導体層3の表面を研磨
する。(図7参照) この研磨は、酸化膜2からn型半
導体層3の表面までの膜厚が5〜20μmになるように
行う。
する。(図7参照) この研磨は、酸化膜2からn型半
導体層3の表面までの膜厚が5〜20μmになるように
行う。
【0030】ステップ4:n型半導体層3の表面にシリ
コン酸化膜絶縁層を形成する。しかるのち、高濃度p型
不純物拡散用マスクを用いて、所定領域の酸化膜を除去
する。(図8参照)
コン酸化膜絶縁層を形成する。しかるのち、高濃度p型
不純物拡散用マスクを用いて、所定領域の酸化膜を除去
する。(図8参照)
【0031】ステップ5:p型不純物を高濃度に拡散さ
せ、高濃度p不純物拡散層4を形成しn型半導体層3を
ブロック化し、ブロック体3aを形成する。(図9参
照)
せ、高濃度p不純物拡散層4を形成しn型半導体層3を
ブロック化し、ブロック体3aを形成する。(図9参
照)
【0032】ステップ6:n型半導体層の表面にp型不
純物拡散用マスクを形成する。(図10参照)
純物拡散用マスクを形成する。(図10参照)
【0033】ステップ7:ブロック体3aにp型不純物
を拡散させp型不純物拡散層5を形成する。(図11参
照)
を拡散させp型不純物拡散層5を形成する。(図11参
照)
【0034】ステップ8:n型半導体層3の表面に高濃
度n型不純物拡散用マスクを形成する。しかるのち、p
型不純物拡散層5内に高濃度n型不純物拡散層6を形成
する。(図12参照)
度n型不純物拡散用マスクを形成する。しかるのち、p
型不純物拡散層5内に高濃度n型不純物拡散層6を形成
する。(図12参照)
【0035】ステップ9:所定領域に角形マスクを用い
てコンタクトホールを形成する。(図13参照)
てコンタクトホールを形成する。(図13参照)
【0036】ステップ10:ブロック体3a内に形成され
たpn接合をオーミック接続するために、所定形状のマ
スクを用いてn型半導体層3の表面に電極9および配線
パターン10,11を形成する。なお、この配線パター
ン10はシリコン酸化膜絶縁層8により適宜絶縁されて
いる。(図14参照)
たpn接合をオーミック接続するために、所定形状のマ
スクを用いてn型半導体層3の表面に電極9および配線
パターン10,11を形成する。なお、この配線パター
ン10はシリコン酸化膜絶縁層8により適宜絶縁されて
いる。(図14参照)
【0037】ステップ11:表面保護層12、パッドボン
ディング用ホールなどを形成してフォトダイオードアレ
イを完成する。(図15参照)
ディング用ホールなどを形成してフォトダイオードアレ
イを完成する。(図15参照)
【0038】なお、他の実施例においては、表面保護層
12が形成されたのち、高濃度p型不純物拡散層4の上
方にアルミニウム膜からなる光遮断層13が配設され
る。
12が形成されたのち、高濃度p型不純物拡散層4の上
方にアルミニウム膜からなる光遮断層13が配設され
る。
【0039】以上の実施例においては、n型半導体板
(層)を母材にp型不純物拡散層を形成して、フォトダ
イオードアレイを構成したが、用いる半導体板はn型半
導体板に限定されるものではなく、p型半導体板も好適
に用いることができる。この場合当然のことながら、母
材内に拡散する不純物としてはn型のものを用いる必要
がある。
(層)を母材にp型不純物拡散層を形成して、フォトダ
イオードアレイを構成したが、用いる半導体板はn型半
導体板に限定されるものではなく、p型半導体板も好適
に用いることができる。この場合当然のことながら、母
材内に拡散する不純物としてはn型のものを用いる必要
がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフォトダ
イオードアレイにおいては、半導体基板上に形成された
絶縁膜上に第1不純物拡散層を形成し、この第1不純物
拡散層をこの層内垂直方向に形成された高濃度第2不純
物拡散層によりブロック体に分離し、この中にpn接合
を形成しているので、その断面構造が簡素化される。し
たがって、容易に製造することができ、製品の歩留まり
が向上する。その上、寄生トランジスタのベースとエミ
ッタを短絡してダイオード化しているので、寄生動作が
防止されるという効果も奏する。
イオードアレイにおいては、半導体基板上に形成された
絶縁膜上に第1不純物拡散層を形成し、この第1不純物
拡散層をこの層内垂直方向に形成された高濃度第2不純
物拡散層によりブロック体に分離し、この中にpn接合
を形成しているので、その断面構造が簡素化される。し
たがって、容易に製造することができ、製品の歩留まり
が向上する。その上、寄生トランジスタのベースとエミ
ッタを短絡してダイオード化しているので、寄生動作が
防止されるという効果も奏する。
【0041】また、本発明のフォトダイオードアレイの
製造法によれば、簡単な工程により本発明のフォトダイ
オードアレイを製造でき、製品のコスト低減を図ること
ができる。
製造法によれば、簡単な工程により本発明のフォトダイ
オードアレイを製造でき、製品のコスト低減を図ること
ができる。
【図1】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図である。
【図3】本発明の一実施例の等価回路図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部断面図である。
【図5】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図6】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図7】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図8】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図9】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図10】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図11】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図12】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図13】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図14】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図15】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部で
ある。
ある。
【図16】従来のフォトダイオードアレイの長手方向断
面図である。
面図である。
1 半導体基板 2 酸化物絶縁膜 3 n型半導体層 3a ブロック体 4 高濃度p型不純物拡散層(分離帯壁) 5 p型不純物拡散層 6 高濃度n型不純物拡散層 7 光電変換体 8 シリコン酸化物絶縁膜 9 電極 10 配線パターン 11 配線パターン 12 保護膜 13 光遮断層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】追加
【補正内容】
【図16】
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に積層された絶縁膜と、 前記縁膜上に配設された第1不純物拡散層と、 前記第1不純物拡散層内に形成された高濃度第2不純物
拡散層からなる分離帯壁と、 前記分離帯壁により前記第1不純物拡散層内に形成され
た複数の第1不純物拡散層のブロック体と、 前記ブロック体内に該表面から形成された第2不純物拡
散層と、前記第2不純物拡散層内に該表面から形成され
た高濃度第1不純物拡散層とからなる光電変換体と、 前記光電変換体が形成された第1不純物拡散層表面に、
所定パターンにて形成された電極形成用窓部を有する絶
縁膜と、 前記電極用形成窓部に形成された電極と、 前記光電変換体を直列接続する前記電極間と接続された
配線パターンと、 前記ブロック体内に形成された第2不純物拡散層と、前
記ブロック体を形成する第1不純物拡散層との間に形成
された、寄生トランジスタをダイオード化するための配
線パターンとからなることを特徴とするフォトダイオー
ドアレイ。 - 【請求項2】 前記高濃度第2不純物拡散層の上方に、
光遮断層が配設されてなることを特徴とする請求項1記
載のフォトダイオードアレイ。 - 【請求項3】 半導体基板の表面に酸化物薄膜層を形
成する工程と、 前記酸化物薄膜層が形成された半導体基板と第1不純
物拡散型半導体板とを接合する工程と、 前記接合された第1不純物半導体板の表面を研磨する
工程と、 前記第1不純物拡散層内に、高濃度第2不純物拡散層
からなる分離帯壁を形成し、前記第1不純物拡散層を縦
列状にブロック化する工程と、 ブロック化された前記第1不純物拡散層内に第2不純
物拡散層を表面から形成し、しかるのち、前記第2不純
物拡散層内に高濃度第1不純物拡散層を表面から形成す
ることにより、光電変換体を形成する工程と、 前記光電変換体が形成された第1不純物拡散層表面
に、所定パターンにて電極形成用窓部を有する絶縁膜を
製膜する工程と、 前記電極形成用窓部に電極を形成する工程と、 前記光電変換体を直列接続する配線パターンを形成す
る工程と、 ブロック化された前記第1不純物拡散層内に形成され
た前記第2不純物拡散層と、該第1不純物拡散層との間
に、寄生トランジスタをダイオード化するために、配線
パターンを形成する工程とを少なくとも含んでなること
を特徴とするフォトダイオードアレイの製造法。 - 【請求項4】 前記高濃度第2不純物拡散層の上方に、
光遮断層を配設する工程が付加されてなることを特徴と
する請求項3記載のフォトダイオードアレイの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09697492A JP3182663B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | フォトダイオードアレイおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09697492A JP3182663B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | フォトダイオードアレイおよびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05267635A true JPH05267635A (ja) | 1993-10-15 |
JP3182663B2 JP3182663B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=14179194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09697492A Expired - Fee Related JP3182663B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | フォトダイオードアレイおよびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182663B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015056651A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社東芝 | 受光素子と光結合型絶縁装置 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP09697492A patent/JP3182663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015056651A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社東芝 | 受光素子と光結合型絶縁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3182663B2 (ja) | 2001-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3508980A (en) | Method of fabricating an integrated circuit structure with dielectric isolation | |
US4017341A (en) | Method of manufacturing semiconductor integrated circuit with prevention of substrate warpage | |
JP3029497B2 (ja) | フォトダイオードアレイおよびその製造法 | |
US3423651A (en) | Microcircuit with complementary dielectrically isolated mesa-type active elements | |
US3546542A (en) | Integrated high voltage solar cell panel | |
US3616348A (en) | Process for isolating semiconductor elements | |
US6528379B2 (en) | Method for manufacturing semiconductor integrated circuit device | |
US5633526A (en) | Photodiode array and method for manufacturing the same | |
JP2859789B2 (ja) | フォトダイオードアレイおよびその製法 | |
US3390022A (en) | Semiconductor device and process for producing same | |
US4216491A (en) | Semiconductor integrated circuit isolated through dielectric material | |
JPH05267635A (ja) | フォトダイオードアレイおよびその製造法 | |
JPH03174740A (ja) | 誘電体分離構造を有する半導体基板の製造方法 | |
GB1129891A (en) | Improvements in or relating to methods of manufacturing solid state circuits | |
JPS6244430B2 (ja) | ||
JPS61216340A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2757872B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPS63199454A (ja) | 半導体装置 | |
JPS6123665B2 (ja) | ||
GB1224802A (en) | Semiconductor device and a method of manufacturing the same | |
JPS59145569A (ja) | マルチコレクタ縦型pnpトランジスタ | |
JPS63156373A (ja) | フオトダイオ−ドアレイの製法 | |
JPH04323832A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPS647501B2 (ja) | ||
JPS639667B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010123 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |