JPH052675Y2 - - Google Patents

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JPH052675Y2
JPH052675Y2 JP10949685U JP10949685U JPH052675Y2 JP H052675 Y2 JPH052675 Y2 JP H052675Y2 JP 10949685 U JP10949685 U JP 10949685U JP 10949685 U JP10949685 U JP 10949685U JP H052675 Y2 JPH052675 Y2 JP H052675Y2
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layer
cushion layer
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、折曲部に沿つた目地シール構造に
関し、詳しくはセグメント、ケーソン等の接合端
面間に圧縮介挿され、内外の防水を行うために使
用される目地シール材の改良に関する。
〈従来の技術〉 セグメント、ケーソン等を接合していく場合、
これら接合端面間には防水を行う目地シールを圧
縮介挿することが一般的に行なわれる。
この目地シール材として、例えば、第5図に示
すような目地シール材Aが知られている(実公昭
58−49257号公報)。この目地シール材Aは、断面
形状が全体として「へ」字状をなし、一方の基板
部A1を接合端面B1に添着固定し、他方の延出部
A2をもう一つの接合端面B2に圧接することによ
り防水を行うものであつて、構造が簡単であると
共に矢印P方向よりの耐圧性に優れる利点を有す
る。
従つて、かかる目地シール材Aを第6図に示す
ように対称的に組合せた構成とすれば、内外両方
向(矢印P,Q)からの耐圧性を同時に発揮させ
ることが出来、海中の排水用トンネル、共同溝な
ど構造物内部より外方へ向けての防水をも必要と
する構造物をセグメント、ケーソンにより構築す
る場合、非常に有効となる。
〈従来の問題点〉 しかしながら、目地シール材Aを上記第6図に
示した断面形状とした場合、例えば第7図に示す
ように、角形の接合線C上に沿つて目地シール材
Aを配設すると、そのコーナ部A3における延出
部A2が、他方の接合面への圧接時、複雑な内部
応力に起因して、不自然に変形し、このコーナ部
内側のシール性が損なわれるといつた問題があつ
た。このため、かかるコーナ部A3を設ける場合
第8図に示すように、曲率Rを非常に大きくする
必要があり、この曲率Rのために、ケーソン等の
肉厚形状等を改変する必要があるほか、目地シー
ル材の成形金型も非常に大型となり製造が困難と
なるといつた種々の問題があつた。
〈考案の解決する問題点〉 この考案は上記問題に鑑み、直線的に交叉する
折曲部であつても、その部分における防水性を確
実に、かつ、容易に発揮させ、もつて、安価に製
造し得る目地シール材の構造を提供することを目
的としてなされたものである。
〈問題点を解決するに至つた技術〉 この考案の折曲部に沿つた目地シール構造は、
一方の接合端面上に添設固定される帯状のゴム状
基板及び該基板の巾方向両側縁より拡開角θが大
略90°以上とされて他方の接合端面方向へ延出す
るゴム状防水縁を一体に有し、この防水縁の他方
の接合端面への圧着により防水を行う目地シール
材において、該目地シールの連続長さ方向の折曲
部内側における防水縁の折曲コーナ部分のみに、
他方の接合端面に接触可能に軟質クツシヨン層を
形成して成ることを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、この考案を実施例により説明する。
第1図は、この考案の実施例の要部斜視図、第
2図は、第1図の−線断面図である。
この考案の折曲部に沿つた目地シール構造(以
下単に「シール構造」と言う)は、セグメント、
ケーソン等の一方の接合端面B1上に添設固定さ
れる帯状のゴム状基板10及びこの基板10の巾
方向(矢印X)の両側縁10L,10Rより拡開
角θ(第2図)が大略90°以上とされて他方の接合
端面B2方向へ延出するゴム状防水縁11,12
を一体に有し、この目地シール1の連続長さ方向
(矢印Y)の折曲部Mの内側における防水縁11
の折曲コーナ部分11Mのみに、。他方の接合端
面B2に接触可能に軟質クツシヨン層13を形成
して構成されている。
上記軟質クツシヨン層13は、ゴム状防水縁1
1よりも軟質である例えば連続、独立気泡のスポ
ンジ材などにより形成される。
上記実施例において、軟質クツシヨン層13を
第3図に示すように、外層13Aを軟質クツシヨ
ン層、内層13Bを硬質クツシヨン層としても良
く、さらに、外層13Aを連続気泡を有する軟質
クツシヨン層、内層13Bを独立気泡の硬質スポ
ンジ層の二層構造としても良い。
第3図に示す実施例の場合、硬質スポンジ層1
3Bを設けるに際して、第4図に示すように、目
地シール材1のコーナ部11Mを稜線14を挟ん
で対称の三角形状に切り欠き、その部分に硬質ス
ポンジ層13Bを嵌め込み接着固定し、しかる
後、軟質スポンジ層13Aを接着剤等により貼着
しても良い。
〈作用〉 目地シール材1をセグメント、ケーソンなどの
接合端面B1,B2に圧縮介挿する場合、目地シー
ル材1の折曲部Mの内側コーナ部11Mには、圧
縮力により、内側に位置する防水縁11はより内
側へ折曲され、複雑な応力により変形しようとす
るが、軟質クツシヨン層13Aが貼設されている
ため、芯となる防水縁11、あるいは硬質クツシ
ヨン層13Bの不定変形が防止されまた仮に変形
しても軟質クツシヨン層13Aの他方の接合端面
への圧接変形により防水性が良好に維持される。
特に、内側コーナ部11Mの内層13Bを硬質
クツシヨン層とした場合、この硬質クツシヨン層
自身の有する弾性変形と相俟つて単にゴム状の防
水縁11上に軟質クツシヨン層13Aを設けた場
合に比しさらに良好な防水、止水効果を達成出来
る。
〈効果〉 この考案は以上のように構成されているので、
コーナ部分の折曲角が鋭角的であつても、軟質ク
ツシヨン層、あるいはこれと硬質クツシヨン層と
の協同により防水性が発揮されるので、従来のよ
うにシール材の折曲部を大きな曲率で成形する必
要が無くなり、非常に簡単にシール材を成形する
ことが可能となり、また、それだけ、セグメン
ト、ケーソン等の肉厚形状に対する制約も無くな
り、汎用性に富むなど種々の実用的効果を発揮す
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部斜視図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は他の実施
例の断面図、第4図は第3図の実施例の分解斜視
図、第5図は従来例の断面図、第6図は従来例の
応用例の断面図、第7図は第6図の従来例の使用
態様を示す説明図、第8図はさらに他の従来例の
説明図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに突き合わされるセグメント、ケーソン
    等の接合端面間に圧縮介挿される目地シール材
    であつて、一方の接合端面上に添設固定される
    帯状のゴム状基板及び該基板の巾方向両側縁よ
    り拡開角θが大略90°以上とされて他方の接合
    端面方向へ延出するゴム状防水縁を一体に有
    し、この防水縁の他方の接合端面への圧着によ
    り防水を行う目地シール材において、該目地シ
    ールの連続長さ方向の折曲部内側における防水
    縁の折曲コーナ部分のみに、他方の接合端面に
    接触可能に軟質クツシヨン層を形成して成るこ
    とを特徴とする折曲部に沿つた目地シール構
    造。 (2) 軟質クツシヨン層が、外層が軟質クツシヨン
    層、内層が硬質クツシヨン層の二層構造とされ
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の折曲部
    に沿つた目地シール構造。 (3) 軟質クツシヨン層が、外層が連続気泡を有す
    る軟質スポンジ層、内層が独立気泡の硬質スポ
    ンジ層の二層構造とされた実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項記載の折曲部に沿つた目
    地シール構造。
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