JPH0526634U - 制動警告灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、追突防止と、特にすべり易い等条
件の悪い路面での安全性を向上する制動警告灯を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ブレーキペダルのストローク変化を検知し、
ストローク変化に対応するよう点灯状態を変化させてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ブレーキペダルを踏んで制動操作をしたことを後続車に知らせる制 動警告灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ブレーキペダルを踏むと、ブレーキペダルスイッチがＯＮして車両の後部に設 けられた制動警告灯が点灯して、制動操作をしたことを後続車に警告する制動警 告灯は知られている。

【０００３】 また、本出願人による実開平１−１０６３３４号公報及び、実開平１−１４２ ３３６号公報が開示されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、いずれの技術もブレーキペダルのストロークの変化には関係なく制動 警告灯、すなわちブレーキランプが点灯するため、特に高速からの減速時、ある いは夜間等においては車間距離が少なくなったり、追突される危険がある。

【０００５】 本考案は、追突防止と、特にすべり易い等条件の悪い路面での安全性を向上す る制動警告灯を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、ブレーキペダルを踏んで制動操作をしたことを後続車に知ら せる制動警告灯において、ブレーキペダルのストローク変化を検知する検知手段 と、前記のブレーキペダルのストローク変化に対応して、前記の制動警告灯の点 灯状態を変化させる連動手段とを設けている。

【０００７】 上記の点灯状態を変化させる連動手段は、可変抵抗器によりランプの明るさを 変化させること、あるいは複数の明るさの異なるランプを順次点灯させること、 又は、点灯面積を変化させることの中から選択して構成することが好ましい。

【０００８】

【作用効果の説明】

上記のように構成された制動警告灯において、ブレーキペダルのストロークの 変化に応じて、例えば、ブレーキペダルの検出手段である可変抵抗器の抵抗が変 化するので、ランプに流れる電流が変化して、ランプの明るさが変る。あるいは 、ブレーキペダルのストロークの変化に応じて、複数のスイッチが順次ＯＮ、Ｏ ＦＦして、明るさの異なる複数のランプが順次点灯する。又は、同じ明るさの複 数のランプが順次追加点灯して点灯面積が拡大するという作用の何れかにより、 後続車に制動操作の状態を早く、且つ適切に知らせることができる。

【０００９】

【実施例】

以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。

【００１０】 図１において、ブレーキペダル１は、図示しないキャブに設けられたブラケッ トに、穴８により揺動自在に軸着されている。また、マスタシリンダ３は、ロッ ド２及びヨーク１０を介して、ピン９により、ブレーキペダル１に枢着されてい る。そして、可変抵抗器５は、レバ４ａ、ロッド４ｂ及び４ｄと、リンク４ｃと によりブレーキペダル１に連結されている。また、可変抵抗器の固定端子は、バ ッテリ７に接続され、可動側端子は、ブレーキランプ６に接続されている。

【００１１】 従って、ブレーキペダル１を踏みこむとロッド２は矢印Ａの方向に動き、可変 抵抗器の下動側端子は、抵抗が減少する方向、すなわち、矢印Ｂの方向に動くの で、ブレーキランプ６は連続して明るくなる。

【００１２】 また、図２は、本考案の別の実施例を示し、図示しないブレーキペダルを踏み こむと、ロッド１４は矢印Ｃの方向に動く。そして、切換スイッチ１５（図示の 例では３端子）は、前記のロッド１４によって、順次に端子ａ、ｂ、ｃと切換え られるよう構成され、端子ａ、ｂ、ｃには、それぞれ明るさの異なるランプ１６ 、１７、１８（例えば１６が最も暗い）が接続され、図３に示すよう３個のレン ズ１６ａ、１７ａ、１８ａに対応している。

【００１３】 従って、ブレーキペダルを踏みこむと、３個あるブレーキランプレンズのうち 、最も暗いランプ１６が先ず点灯し、さらにブレーキペダルを踏みこむと、中程 度の明るさのランプ１７が点灯する。最終的にブレーキペダルをフルストローク すると、最も明るいランプ１８が点灯して後続車に注意を促す。

【００１４】 また、図４は、本考案の他の実施例を示している。すなわち、スイッチ２４は 、順次に追加点灯するよう構成されている。また、ランプ２６、２７、２８は、 それぞれ同一仕様のランプがスイッチ２４に接続され、それらのランプは、３室 に区切られ、一つのレンズとなるよう一体に形成されたランプハウジング２５の 各室に、それぞれ収納されている。

【００１５】 従って、図示しないブレーキペダルを踏みこむと、スイッチ２４は、矢印Ｅの 方向に回転し、複数のランプ（図示の例では３個）が順次に追加点灯するので、 ブレーキランプの面積が、順次拡大するよう視認されて、注意を促す。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、遠方からでも、夜間でも 先行車のブレーキ操作の状態がより適格に解り追突を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す構成図。

【図２】本考案の別の実施例を示す構成図。

【図３】図２の制動警告灯のレンズ配置を例示する図。

【図４】本考案の他の実施例を示す構成図。

【符号の説明】

１・・・ブレーキペダル ２・・・ロッド ３・・・マスタシリンダ ５・・・可変抵抗器 ６、１６、１７、１８、２６、２７、２８・・・ランプ １７、１９・・・電源 １５・・・切換スイッチ ２４・・・スイッチ ２５・・・ランプハウジング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブレーキペダルを踏んで制動操作をした
   ことを後続車に知らせる制動警告灯において、ブレーキ
   ペダルのストローク変化を検知する検知手段と、前記の
   ブレーキペダルのストローク変化に対応して、前記の制
   動警告灯の点灯状態を変化させる連動手段とを設けたこ
   とを特徴とする制動警告灯。