JPH05266272A - 非接触icカードのリセット方式 - Google Patents
非接触icカードのリセット方式Info
- Publication number
- JPH05266272A JPH05266272A JP4063777A JP6377792A JPH05266272A JP H05266272 A JPH05266272 A JP H05266272A JP 4063777 A JP4063777 A JP 4063777A JP 6377792 A JP6377792 A JP 6377792A JP H05266272 A JPH05266272 A JP H05266272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- reset
- signal
- state
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作後の手動によるリセット操作を不用と
し、暴走を阻止できるようにする。 【構成】 リセット回路はICカード制御部を通常リセ
ット状態にするようにし、カード処理装置側からの起動
信号によりリセット状態を解除してICカードを動作さ
せる。ICカードの制御部は正常動作中は一定周期で動
作信号を出力してリセット状態になることを阻止する。
し、暴走を阻止できるようにする。 【構成】 リセット回路はICカード制御部を通常リセ
ット状態にするようにし、カード処理装置側からの起動
信号によりリセット状態を解除してICカードを動作さ
せる。ICカードの制御部は正常動作中は一定周期で動
作信号を出力してリセット状態になることを阻止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲートの通過チェック
などに用いることのできる非接触ICカードのリセット
方式に関する。
などに用いることのできる非接触ICカードのリセット
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】駅の自動改札方法として、定期券をIC
カードで作成し、これを判別する改札機に数10cm離れた
状態で定期券と同様にICカードを向けることにより、
改札機が通勤範囲であるとか期日などが有効か否かを判
断し、有効であればゲートを開き、通過させる方法など
の研究が行われており、これらの資料の発表もなされて
いる。
カードで作成し、これを判別する改札機に数10cm離れた
状態で定期券と同様にICカードを向けることにより、
改札機が通勤範囲であるとか期日などが有効か否かを判
断し、有効であればゲートを開き、通過させる方法など
の研究が行われており、これらの資料の発表もなされて
いる。
【0003】このような非接触ICカードとカード処理
装置との通信方法としては、数百KHz の中波帯無線によ
り発生する磁界を通信媒体とする電磁誘導方式、数GHz
のマイクロ波を通信媒体とするマイクロ波方式、近赤外
線を通信媒体をする光通信方式などがあり、通信距離は
数10cmから数m以内で行われている。ICカード、およ
び本体共アンテナを有しこれより上述の通信媒体を送受
信している。
装置との通信方法としては、数百KHz の中波帯無線によ
り発生する磁界を通信媒体とする電磁誘導方式、数GHz
のマイクロ波を通信媒体とするマイクロ波方式、近赤外
線を通信媒体をする光通信方式などがあり、通信距離は
数10cmから数m以内で行われている。ICカード、およ
び本体共アンテナを有しこれより上述の通信媒体を送受
信している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような通信媒体を
利用した非接触ICカードにおいては、ICカード新作
時にリセットを手操作で行っていた。ここでカードの新
作とは、カードのプリント板回路に電池を接続し、電源
投入の状態にすることであり、以降電源は切断されな
い。この場合、電源投入後の初期設定を行う必要があ
る。この初期設定をリセットと言い、停止しているクロ
ック、MPUを動作状態とすることである。非接触IC
カードは、未使用状態では、クロック、MPUを停止さ
せ、省電力化を図っている。つまり非接触ICカードで
は電源投入時と、使用される毎にリセットが必要であ
る。プログラムはリセットにより、レジスタ、ワーク領
域の初期化を行い、アンテナからのコマンド待ちとな
る。なお、カードの新作後、リセットをしない状態で
は、プログラムがどこを走っているかわからない状態で
あるので、この状態ではアンテナからの信号を受け入れ
る状態にならない。リセットすることによりプログラム
が正常なところから走るようになる。
利用した非接触ICカードにおいては、ICカード新作
時にリセットを手操作で行っていた。ここでカードの新
作とは、カードのプリント板回路に電池を接続し、電源
投入の状態にすることであり、以降電源は切断されな
い。この場合、電源投入後の初期設定を行う必要があ
る。この初期設定をリセットと言い、停止しているクロ
ック、MPUを動作状態とすることである。非接触IC
カードは、未使用状態では、クロック、MPUを停止さ
せ、省電力化を図っている。つまり非接触ICカードで
は電源投入時と、使用される毎にリセットが必要であ
る。プログラムはリセットにより、レジスタ、ワーク領
域の初期化を行い、アンテナからのコマンド待ちとな
る。なお、カードの新作後、リセットをしない状態で
は、プログラムがどこを走っているかわからない状態で
あるので、この状態ではアンテナからの信号を受け入れ
る状態にならない。リセットすることによりプログラム
が正常なところから走るようになる。
【0005】従来の非接触ICカードは新作時、ICカ
ードの制御部はリセット状態になっておらず、手操作に
より1枚づつリセットをするようになっていた。つまり
従来の考え方は、常時リセットが働かないようになって
おり、1度制御部が動作すると、リセット回路が働くよ
うになっていた。このようにすると開発が容易で、プロ
グラムも簡単になるからである。
ードの制御部はリセット状態になっておらず、手操作に
より1枚づつリセットをするようになっていた。つまり
従来の考え方は、常時リセットが働かないようになって
おり、1度制御部が動作すると、リセット回路が働くよ
うになっていた。このようにすると開発が容易で、プロ
グラムも簡単になるからである。
【0006】つまりICカード自身のプログラムの動作
が始まると、ICカード自身の判断で、つまりプログラ
ムの指示に従ってリセット状態にすることができるの
で、アンテナからの起動信号によりリセット状態が解除
され正常な動作(アンテナからのコマンドに従い行う動
作)を行うことができるが、ICカードを新規に製作し
た直後においては、リセット状態になっていないため、
アンテナからリセット状態解除の信号を受けても動作す
ることが出来ない。このため新規製作時には手操作によ
りICカードを1枚1枚リセット状態にする必要があっ
た。ICカードは通常製作枚数が多いので、この手操作
はたいへんな作業となる。さらにICカードのプログラ
ムが暴走した場合、ICカード自身の判断によりリセッ
ト状態とする機能が失われるため、つまりICカード制
御部の動作終了時、制御部自身の状態をリセット状態に
することができないため、暴走を停止することができず
使用不可能な状態となってしまう。
が始まると、ICカード自身の判断で、つまりプログラ
ムの指示に従ってリセット状態にすることができるの
で、アンテナからの起動信号によりリセット状態が解除
され正常な動作(アンテナからのコマンドに従い行う動
作)を行うことができるが、ICカードを新規に製作し
た直後においては、リセット状態になっていないため、
アンテナからリセット状態解除の信号を受けても動作す
ることが出来ない。このため新規製作時には手操作によ
りICカードを1枚1枚リセット状態にする必要があっ
た。ICカードは通常製作枚数が多いので、この手操作
はたいへんな作業となる。さらにICカードのプログラ
ムが暴走した場合、ICカード自身の判断によりリセッ
ト状態とする機能が失われるため、つまりICカード制
御部の動作終了時、制御部自身の状態をリセット状態に
することができないため、暴走を停止することができず
使用不可能な状態となってしまう。
【0007】図5は従来のリセット回路のICカードの
制御部の働きを示した図である。製作後は、リセット回
路はOFF(ICカード制御部をリセットできない状
態)となっているのでこれを手入力操作により0Nと
し、ICカード制御部をリセット状態にして起動させる
とICカード制御部が正常動作を開始する。ICカード
制御部は正常動作を停止するときリセット回路を動作さ
せ、ICカード制御部をリセット状態にするので、以降
はカード処理装置側からの起動信号によりICカード制
御部のリセット状態を解除してICカード制御部は正常
動作を開始できる。しかし暴走した場合、リセット回路
を動作させICカード制御部をリセット状態にできなく
なるので暴走は止まらなくなる。
制御部の働きを示した図である。製作後は、リセット回
路はOFF(ICカード制御部をリセットできない状
態)となっているのでこれを手入力操作により0Nと
し、ICカード制御部をリセット状態にして起動させる
とICカード制御部が正常動作を開始する。ICカード
制御部は正常動作を停止するときリセット回路を動作さ
せ、ICカード制御部をリセット状態にするので、以降
はカード処理装置側からの起動信号によりICカード制
御部のリセット状態を解除してICカード制御部は正常
動作を開始できる。しかし暴走した場合、リセット回路
を動作させICカード制御部をリセット状態にできなく
なるので暴走は止まらなくなる。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、製作時の手操作によるリセット作業を不用と
し、暴走も停止できる非接触ICカードのリセット方式
を提供することを目的とする。
もので、製作時の手操作によるリセット作業を不用と
し、暴走も停止できる非接触ICカードのリセット方式
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。カード処理装置側の電波や光による起動信号によ
り動作するリセット回路を有する非接触ICカードのリ
セット方式において、リセット回路はICカードの制御
部を通常リセット状態にするように構成し、カード処理
装置側からの起動信号によりリセット状態を解除してI
Cカードを動作させると、前記ICカードの制御部は正
常動作中一定周期で動作信号を出力してリセット回路が
前記ICカードの制御部をリセット状態にすることを阻
止するようにしたものである。
ある。カード処理装置側の電波や光による起動信号によ
り動作するリセット回路を有する非接触ICカードのリ
セット方式において、リセット回路はICカードの制御
部を通常リセット状態にするように構成し、カード処理
装置側からの起動信号によりリセット状態を解除してI
Cカードを動作させると、前記ICカードの制御部は正
常動作中一定周期で動作信号を出力してリセット回路が
前記ICカードの制御部をリセット状態にすることを阻
止するようにしたものである。
【0010】また、前記制御部が、リセット回路がこの
制御部をリセット状態にすることを阻止している期間は
カード処理装置側からの起動信号を無視するようにした
ものである。
制御部をリセット状態にすることを阻止している期間は
カード処理装置側からの起動信号を無視するようにした
ものである。
【0011】また、前記起動信号が所定のパルス幅以上
の場合のみリセット状態を解除するようにしたものであ
る。
の場合のみリセット状態を解除するようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】リセット回路は、ICカードが製作されるとI
Cカードの制御部を常時リセット状態にするよう構成さ
れている。このため1枚づつリセット状態にする必要は
ない。カード処理装置側のアンテナから起動信号を受信
するとリセット回路は一定時間OFF(ICカードの制
御部をリセットできない状態)とするように働く。リセ
ットOFF状態とすることによりICカードの制御部プ
ログラム動作が開始され、カード処理装置側と通信を行
いながら、一定周期で動作信号をリセット回路に出力し
てリセット回路がICカードの制御部をリセット状態と
することを阻止している。カード処理装置側との通信が
終了し、正常動作で終了すると動作信号が出されなくな
るので、リセット回路はICカードの制御部をリセット
状態とし、再びカード処理装置側からの起動信号でIC
カードの制御部のプログラム動作が開始される。ICカ
ードが暴走状態となった場合は、ICカードの制御部か
ら動作信号が出されなくなるのでリセット回路はICカ
ードの制御部をリセット状態とし、停止状態とするので
暴走は停止する。
Cカードの制御部を常時リセット状態にするよう構成さ
れている。このため1枚づつリセット状態にする必要は
ない。カード処理装置側のアンテナから起動信号を受信
するとリセット回路は一定時間OFF(ICカードの制
御部をリセットできない状態)とするように働く。リセ
ットOFF状態とすることによりICカードの制御部プ
ログラム動作が開始され、カード処理装置側と通信を行
いながら、一定周期で動作信号をリセット回路に出力し
てリセット回路がICカードの制御部をリセット状態と
することを阻止している。カード処理装置側との通信が
終了し、正常動作で終了すると動作信号が出されなくな
るので、リセット回路はICカードの制御部をリセット
状態とし、再びカード処理装置側からの起動信号でIC
カードの制御部のプログラム動作が開始される。ICカ
ードが暴走状態となった場合は、ICカードの制御部か
ら動作信号が出されなくなるのでリセット回路はICカ
ードの制御部をリセット状態とし、停止状態とするので
暴走は停止する。
【0013】また、ICカードの制御部が動作信号を一
定周期で出力して、リセット回路がICカードの制御部
をリセット状態にすることを阻止している間は、カード
処理装置側からの起動信号を無視するようにする。この
ようにしないと、リセット解除中( ICカード動作中)
に行われるデータ通信においてカード処理装置からのコ
マンドが起動信号と似ているとコマンド受信の度にリセ
ットされてしまいデータ通信ができなくなるためであ
る。
定周期で出力して、リセット回路がICカードの制御部
をリセット状態にすることを阻止している間は、カード
処理装置側からの起動信号を無視するようにする。この
ようにしないと、リセット解除中( ICカード動作中)
に行われるデータ通信においてカード処理装置からのコ
マンドが起動信号と似ているとコマンド受信の度にリセ
ットされてしまいデータ通信ができなくなるためであ
る。
【0014】カード処理装置側とICカードとは電波等
により通信しているので外乱が混入しやすい。このため
起動信号として所定パルス幅以下のものは雑音とし、こ
の雑音によってリセット状態を解除しないようにする。
により通信しているので外乱が混入しやすい。このため
起動信号として所定パルス幅以下のものは雑音とし、こ
の雑音によってリセット状態を解除しないようにする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本実施例の構成を示すブロック図である。
1はICカードであり、2はICカード1を処理するカ
ード処理装置の制御装置である。ICカード1は、制御
装置2のアンテナ20と交信するアンテナ10と、このアン
テナ10から入力する信号を復調し、このアンテナ10から
出力する信号を変調する変復調回路11と、通常はMPU
16をリセット状態としておくが、制御装置2からの起動
信号および後述するMPU16からの動作信号があるとき
はMPU16をリセット状態にしないように動作するリセ
ット回路12と、入力するシリアルデータをパラレルデー
タに変換し、出力するパラレルデータをシリアルデータ
に変換するシリアル/パラレル変換器13と、プログラム
やデータを格納するROM14と、RAM15と、入力信号
に基づきプログラムを実行しその結果をアンテナ10より
出力させるMPU16と、ICカード1内にタイミングを
供給するクロック17と、電力を供給する電池18から構成
される。
する。図2は本実施例の構成を示すブロック図である。
1はICカードであり、2はICカード1を処理するカ
ード処理装置の制御装置である。ICカード1は、制御
装置2のアンテナ20と交信するアンテナ10と、このアン
テナ10から入力する信号を復調し、このアンテナ10から
出力する信号を変調する変復調回路11と、通常はMPU
16をリセット状態としておくが、制御装置2からの起動
信号および後述するMPU16からの動作信号があるとき
はMPU16をリセット状態にしないように動作するリセ
ット回路12と、入力するシリアルデータをパラレルデー
タに変換し、出力するパラレルデータをシリアルデータ
に変換するシリアル/パラレル変換器13と、プログラム
やデータを格納するROM14と、RAM15と、入力信号
に基づきプログラムを実行しその結果をアンテナ10より
出力させるMPU16と、ICカード1内にタイミングを
供給するクロック17と、電力を供給する電池18から構成
される。
【0016】図3はリセット回路12の回路図である。ま
た図4はリセット回路12のタイミングチャートである。
以下両図を参照してリセット回路12の動作を説明する。
リセット回路12はアンテナ20からのデータを受信して復
調した起動信号とMPU16が動作中一定周期で出力する
動作信号により制御される。
た図4はリセット回路12のタイミングチャートである。
以下両図を参照してリセット回路12の動作を説明する。
リセット回路12はアンテナ20からのデータを受信して復
調した起動信号とMPU16が動作中一定周期で出力する
動作信号により制御される。
【0017】ICカード1がリセット状態(リセット回
路12の通常の動作により生じる状態)にあるとき、変復
調回路11よりブレーク信号がAND条件を満たし、T2
=R2・C2で決まるパルス幅以上であると、OR条
件、NAND条件により、「動作中制御」信号がLO
W状態となる。同時に*STBYがHIGHとなるた
め、MPU16の発振動作が開始される。この発振動作が
安定するT1=R1・C1の時間後にリセットが解除さ
れ、プログラムの動作が可能となる。また1度「動作
中制御」信号がLOWとなると、アンテナ20からの信号
によるリセットを禁止するために、入力してくるブレー
ク信号にこのLOW信号をインバータ126,127 を介して
AND条件として入れ「リセット禁止」とする。
路12の通常の動作により生じる状態)にあるとき、変復
調回路11よりブレーク信号がAND条件を満たし、T2
=R2・C2で決まるパルス幅以上であると、OR条
件、NAND条件により、「動作中制御」信号がLO
W状態となる。同時に*STBYがHIGHとなるた
め、MPU16の発振動作が開始される。この発振動作が
安定するT1=R1・C1の時間後にリセットが解除さ
れ、プログラムの動作が可能となる。また1度「動作
中制御」信号がLOWとなると、アンテナ20からの信号
によるリセットを禁止するために、入力してくるブレー
ク信号にこのLOW信号をインバータ126,127 を介して
AND条件として入れ「リセット禁止」とする。
【0018】リセットが解除されるとMPU16は一定周
期(T1以下)で動作トリガをORゲート124 に出力
し、「動作中制御」信号をLOW状態に保つ。MPU
16が停止し、動作トリガが出力されなくなると、「
動作中制御」信号はT4=R4・C4時間後にHIGH
となりリセット状態となる。これにより、MPU16が停
止すればMPU16は必ずリセット状態になる。またプロ
グラムが暴走し、MPU16が動作トリガを出力しなく
なってもMPU16はリセット状態となるので暴走は停止
し、カード処理装置2からの起動信号待ちとなる。
期(T1以下)で動作トリガをORゲート124 に出力
し、「動作中制御」信号をLOW状態に保つ。MPU
16が停止し、動作トリガが出力されなくなると、「
動作中制御」信号はT4=R4・C4時間後にHIGH
となりリセット状態となる。これにより、MPU16が停
止すればMPU16は必ずリセット状態になる。またプロ
グラムが暴走し、MPU16が動作トリガを出力しなく
なってもMPU16はリセット状態となるので暴走は停止
し、カード処理装置2からの起動信号待ちとなる。
【0019】次に回路の各構成部の働きについて説明す
る。R2,C2で構成されるフィルタ回路は、アンテナ
20からの起動信号のパルス幅がT2=R2・C2の時定
数より小さい時はノイズであると見なし除去する。R
4,C4で構成される回路はT4=R4・C4の時定数
により、図4の「動作中制御」信号がHIGHとなる
時間を決定する。T4はICカードの制御動作により決
められる。短いとプログラムの負担となり、また長すぎ
ると再起動までの時間が長くなる。
る。R2,C2で構成されるフィルタ回路は、アンテナ
20からの起動信号のパルス幅がT2=R2・C2の時定
数より小さい時はノイズであると見なし除去する。R
4,C4で構成される回路はT4=R4・C4の時定数
により、図4の「動作中制御」信号がHIGHとなる
時間を決定する。T4はICカードの制御動作により決
められる。短いとプログラムの負担となり、また長すぎ
ると再起動までの時間が長くなる。
【0020】またR1,C1,D(ダイオード)で構成
される回路はT1=R1・C1の時定数により、MPU
16に対するリセット解除の時間を遅らせる。この時間に
よりクロックの発振・安定化を行う。またダイオードD
はMPU16を直ちに起動待ちの状態にし、次の起動信号
が来た場合にも、十分なクロック発振時間が取られるよ
うにしたものである。
される回路はT1=R1・C1の時定数により、MPU
16に対するリセット解除の時間を遅らせる。この時間に
よりクロックの発振・安定化を行う。またダイオードD
はMPU16を直ちに起動待ちの状態にし、次の起動信号
が来た場合にも、十分なクロック発振時間が取られるよ
うにしたものである。
【0021】なお、本装置の場合、ガード製作時の手操
作によるリセット操作が不用となるばかりでなく、電池
交換時の手操作によるリセット操作も不用となる。また
ICカードの周囲温度が低下すると電池電圧が低下し、
メモリのデータが破壊されることがある。この状態で温
度が上昇し、プログラムを動作させると暴走する可能性
があるが、この暴走に対してもリセット機能が働き停止
させることができる。
作によるリセット操作が不用となるばかりでなく、電池
交換時の手操作によるリセット操作も不用となる。また
ICカードの周囲温度が低下すると電池電圧が低下し、
メモリのデータが破壊されることがある。この状態で温
度が上昇し、プログラムを動作させると暴走する可能性
があるが、この暴走に対してもリセット機能が働き停止
させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、リセット回路がICカードの制御部を通常リセット
状態とするようにしておき、起動信号、MPUからの動
作信号によってリセットを解除するようにしたので、製
作後の手動によるリセット操作の必要がなく、暴走が発
生してもICカードの制御部をリセット状態にして停止
させることができる。
は、リセット回路がICカードの制御部を通常リセット
状態とするようにしておき、起動信号、MPUからの動
作信号によってリセットを解除するようにしたので、製
作後の手動によるリセット操作の必要がなく、暴走が発
生してもICカードの制御部をリセット状態にして停止
させることができる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図3】リセット回路図である。
【図4】本実施例のタイミングチャートである。
【図5】従来例の動作を示す図である。
1 ICカード 2 カード処理装置 10,20 アンテナ 11 変復調回路 12 リセット回路 13 シリアル/パラレル変換器 14 ROM 15 RAM 16 MPU 17 クロック 18 電池
Claims (3)
- 【請求項1】 カード処理装置側の電波や光による起動
信号により動作するリセット回路を有する非接触ICカ
ードのリセット方式において、リセット回路はICカー
ドの制御部を通常リセット状態にするように構成し、カ
ード処理装置側からの起動信号によりリセット状態を解
除してICカードを動作させると、前記ICカードの制
御部は正常動作中一定周期で動作信号を出力してリセッ
ト回路が前記ICカードの制御部をリセット状態にする
ことを阻止するようにしたことを特徴とする非接触IC
カードのリセット方式。 - 【請求項2】 前記制御部が、リセット回路がこの制御
部をリセット状態にすることを阻止している期間はカー
ド処理装置側からの起動信号を無視するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の非接触のICカードのリセ
ット方式。 - 【請求項3】 前記起動信号が所定のパルス幅以上の場
合のみリセット状態を解除するようにしたことを特徴と
する請求項1または2記載の非接触ICカードのリセッ
ト方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063777A JPH05266272A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 非接触icカードのリセット方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063777A JPH05266272A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 非接触icカードのリセット方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05266272A true JPH05266272A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13239148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063777A Withdrawn JPH05266272A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 非接触icカードのリセット方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05266272A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005066802A1 (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Sony Corporation | データ通信装置及びデータ通信装置のメモリ管理方法 |
JP2007034802A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Citizen Watch Co Ltd | 自動リセット機能を備えた無線識別システムの識別コード送信機および自動リセット機能を備えた無線識別システムの識別コード送信機を備えた無線識別システム |
JP2011100442A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-05-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 無線通信機能を有する半導体装置 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4063777A patent/JPH05266272A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005066802A1 (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Sony Corporation | データ通信装置及びデータ通信装置のメモリ管理方法 |
US7886970B2 (en) | 2004-01-06 | 2011-02-15 | Sony Corporation | Data communicating apparatus and method for managing memory of data communicating apparatus |
US8215547B2 (en) | 2004-01-06 | 2012-07-10 | Sony Corporation | Data communicating apparatus and method for managing memory of data communicating apparatus |
JP2007034802A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Citizen Watch Co Ltd | 自動リセット機能を備えた無線識別システムの識別コード送信機および自動リセット機能を備えた無線識別システムの識別コード送信機を備えた無線識別システム |
JP2011100442A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-05-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 無線通信機能を有する半導体装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5182442A (en) | Low power consumption non-contact integrated circuit card | |
US5291542A (en) | Mobile telephone having a power-conserving subroutine | |
US5220158A (en) | Non-contact ic card and method of using the same | |
US8038070B2 (en) | Noncontact data carrier | |
US4683568A (en) | Method of monitoring computer elements, particularly microprocessors | |
JPH0464189A (ja) | 非接触icカード | |
US6163851A (en) | Data processor | |
JP2001268788A (ja) | 遠隔制御受信装置及び方法 | |
JPH05266272A (ja) | 非接触icカードのリセット方式 | |
JP4734988B2 (ja) | Rfid | |
JPH08139635A (ja) | 無線通信装置 | |
JPH0830752A (ja) | 非接触icカード | |
JPS6113251B2 (ja) | ||
US20150045083A1 (en) | Wireless communication apparatus | |
US6813713B2 (en) | Data processing apparatus capable of dealing with illegal external input in an operative state and preventing useless power consumption in a stopped state | |
JPS5580134A (en) | Integrated circuit | |
CN111459555B (zh) | 一种休眠方法和装置 | |
JPH0710417Y2 (ja) | Cpu処理装置 | |
EP0173052A2 (en) | Microcomputer clock circuit | |
JPH07250383A (ja) | 車両用遠隔制御装置の受信機 | |
JPH04141793A (ja) | Icカード | |
CN115884144A (zh) | 近场通信的方法和装置、nfc芯片和nfc设备 | |
JP2935471B2 (ja) | 非接触型情報カード | |
CN115866523A (zh) | 一种模式切换方法、装置、系统及存储介质 | |
CN115202743A (zh) | 能够快速开关机的车载系统及车载系统快速开关机方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |