JPH07250383A - 車両用遠隔制御装置の受信機 - Google Patents

車両用遠隔制御装置の受信機

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Publication number
JPH07250383A
JPH07250383A JP4098194A JP4098194A JPH07250383A JP H07250383 A JPH07250383 A JP H07250383A JP 4098194 A JP4098194 A JP 4098194A JP 4098194 A JP4098194 A JP 4098194A JP H07250383 A JPH07250383 A JP H07250383A
Authority
JP
Japan
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signal
remote control
control signal
microcomputer
vehicle
Prior art date
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Application number
JP4098194A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Koni
満 紺井
Tatsuya Yoshida
龍也 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固有のリモコン信号を受信したときのみ、マイ
コンによる処理を実行し受信機に電源を投入し、安価で
消費電力の少ない経済的な車両用リモコン装置を提供す
る。 【構成】リモコン送信機3から発せられたリモコン信号
は、アンテナ2にて受信されチューナ5によってPWM
信号19に変換され、PI端子に入力される。そして、
該PWM信号19に付加された識別情報がMPU4のパ
ルス幅測定機能により解読され、固有のリモコン信号か
またはノイズなどの他の信号かが識別される。そして、
固有のリモコン信号であると識別された後に、リモコン
信号のコマンド情報が解読されるので、マイコンの処理
負担が軽減される。また、チューナ5に出力電源信号1
8を供給する間欠電源6は、ノイズなどの他の信号の場
合は連続通電状態から間欠通電状態に切り替わるので、
無駄に電力は消費されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用遠隔制御装置の
受信機に係り、特に、同様な受信機を内蔵している車両
用キーレス負荷作動制御装置またはキーレス負荷作動を
制御する機能を備える車両用多重通信制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】遠隔制御すなわちリモートコントロール
(以下、リモコンと言う。)を用いて、車両の各種機器
を遠隔制御する装置の代表的なものとしては、ドアの旋
錠等を遠隔制御する車両用キーレス負荷作動制御装置が
ある。この装置はそれ自体が独立していてキーレス負荷
作動制御のみを行うものであるが、特開平4−3628
98号公報に開示されているように、車両用多重通信制
御装置と一体となったものもある。
【0003】そして、これらの装置には、リモコン通信
用のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う。)
が使われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
リモコン通信用のマイコンは、遠隔制御信号(以下、リ
モコン信号と言う。)に含まれている制御指令を解読す
る演算処理のために用いられている。そして、リモコン
信号を解読する方法は、リモコン信号の立ち上がりや立
ち下がりのエッジを検出し演算処理するものである。そ
のため、リモコン信号にノイズが混じっている場合、マ
イコンは該ノイズの細かいエッジも検出し、頻繁に解読
のための演算処理を行ってしまうものである。
【0005】その結果、ノイズを含む他の信号の解読演
算だけでマイコンの処理能力が一杯となり、専用のマイ
コンが必要であるという問題があった。
【0006】また、ノイズを含む他の信号を固有のリモ
コン信号と誤認し連続して解読演算するので、その間連
続して電源が供給されており、受信機などで無駄に電力
を消費するものであった。
【0007】従って、本発明の第一の目的は、受信機が
間違い無く受信機に向けて送信されて来た固有のリモコ
ン信号であると識別したときマイコンに制御指令の解読
処理を開始させて、マイコンの処理負担を軽減すること
にある。
【0008】また、第二の目的は、受信機が固有のリモ
コン信号でないと識別したら、受信機の電源供給状態を
間欠通電状態とし、省エネルギに結び付けることにあ
る。
【0009】そして、第三の目的は、受信機が固有のリ
モコン信号でないと識別し、且つ、マイコンの作動を停
止してもよいと言う所定の条件が成立するとき、マイコ
ンの作動を停止し、省エネルギに結び付けることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第一の目的は、送
信された遠隔制御信号を受信し内蔵のマイクロコンピュ
ータで遠隔制御信号に含まれている制御指令を解読し車
両機器を遠隔制御する車両用遠隔制御装置の受信機にお
いて、遠隔制御信号は該遠隔制御信号を特定するための
識別情報と車両機器を遠隔制御するための指令情報とを
含み、マイクロコンピュータに識別情報を解読させ受信
した遠隔制御信号が特定された信号であるか否かを識別
する信号識別手段と、信号識別手段により遠隔制御信号
が特定された信号であると識別したときマイクロコンピ
ュータに指令情報の解読を開始させる解読開始手段とを
設けることにより達成される。
【0011】また、第二の目的を達成する車両用遠隔制
御装置の受信機は、遠隔制御信号は少なくとも該遠隔制
御信号を特定するための識別情報を含み、マイクロコン
ピュータに該識別情報を解読させ受信した遠隔制御信号
が特定された信号であるか否かを識別する信号識別手段
と、信号識別手段により遠隔制御信号が特定された信号
以外であると識別したとき受信機の電源供給状態を連続
通電状態から間欠通電状態へ切り替える電源切替手段と
を設けたものである。
【0012】そして、第三の目的を達成する車両用遠隔
制御装置の受信機は、送信された遠隔制御信号を受信し
スリープ状態にあった内蔵のマイクロコンピュータをウ
ェイクアップ状態にし遠隔制御信号に含まれている制御
指令を解読し車両機器を遠隔制御する車両用遠隔制御装
置の受信機において、遠隔制御信号は少なくとも該遠隔
制御信号を特定するための識別情報を含み、マイクロコ
ンピュータに該識別情報を解読させ受信した遠隔制御信
号が特定された信号であるか否かを識別する信号識別手
段と、信号識別手段により遠隔制御信号が特定された信
号以外であると識別したとき一旦ウェイクアップ状態に
させられたマイクロコンピュータを再びスリープ状態に
戻す再スリープ手段とを設けたものである。
【0013】
【作用】リモコン信号は、少なくとも、固有のリモコン
信号であると特定するための識別情報と、遠隔制御に必
要な指令情報(以下、コマンド情報と言う。)とからな
る形体(フレーム)とする。そして、マイコンは、コマ
ンド情報を解読する前に、識別情報を解読する処理を実
行する。
【0014】識別情報を先に解読することにより、マイ
コンは固有のリモコン信号とノイズを含む他の信号との
違いを認識し、それらを区別することができる。即ち、
受信機は、受信した信号が間違い無く受信機に向けて送
信されて来た固有のリモコン信号であると識別すること
ができる。そして、識別した後に、マイコンがコマンド
情報を解読するようにする。
【0015】このようにすれば、リモコン信号にノイズ
を含む他の信号が混じっていても、ノイズ等の影響を受
け無駄に何度も解読処理が実行されることが回避され、
解読処理は必要なときのみ実行される。即ち、マイコン
の処理能力に余裕が生じる。
【0016】従って、このマイコンの余剰能力を、例え
ば、カーエアコンの温度制御に兼用することができる。
また、キーレス負荷作動制御用と多重通信制御用の2つ
のマイコンを持つ制御装置であれば、例えば多重通信制
御用のマイコンにキーレス負荷作動制御を行わせ、1つ
のマイコンに統一することもできる。
【0017】一方、受信したリモコン信号が固有のリモ
コン信号でなく、ノイズを含む他の信号であると識別で
きれば、その時点で、受信機の電源供給状態を間欠通電
状態にするまたはマイコンの作動を停止することができ
る。これにより、無駄に電力を消費することが防止され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明による一実施例について図面を
用いて説明する。図1は、本発明による一実施例のキー
レス負荷作動制御機能を備える車両用多重通信制御装置
を用いた通信システムの構成を示す図である。通信シス
テムは、車両用多重通信制御装置である制御装置1(含
む受信機)、リモコン送信機3、通信線16、複数の子
局20などから構成されている。
【0019】尚、キーレス負荷作動制御の代表的なもの
としては、ドアの旋錠制御(ロックおよびアンロック制
御)がある。また、リアウィンド除霜ヒータ制御、エン
ジン始動制御などがある。
【0020】親局である制御装置1は、多重通信用の通
信線16を介して子局20と結ばれており、子局からデ
ータ信号を受けると該当する子局へ制御信号を送り返
し、また、リモコン送信機3から発せられたリモコン信
号をアンテナ2にて受信したら、チューナ5によってパ
ルス幅変調信号19(以下、PWM信号19と言う。)
に変換し、最終的には子局20へコマンドを送信する装
置である。
【0021】制御装置1の内部構成は、次の通りであ
る。間欠電源6は、通常、チューナ5に間欠的な電源で
ある出力電源信号18を供給するものである。そして、
マイクロコンピュータ4(以下、MPU4と言う。)か
ら所定の電源制御信号15を受けた時、間欠電源6は連
続的な電源となった出力電源信号18を供給する。
【0022】通信IC7は、通信線16と接続されてい
る通信専用のICであり、データバス14を介して、M
PU4と子局20間のデータ信号と制御信号との遣り取
りを担っている。通信IC7は、子局へ向け制御信号を
送信した後待機状態にあり、次に子局からのデータ信号
の割込みを受けた時点で、割込み信号11を出力する。
この割込み信号は、MPU4の外部割込み端子(以下、
IRQ端子と言う。)と論理積回路8とに入力される。
【0023】また、チューナ5で変換されたPWM信号
19は、一方はMPU4に内蔵されるパルス幅測定機能
付き端子(以下、PI端子と言う。)に、他方は帯域通
過フィルタ回路17(以下、BPF回路17と言う。)
を通してチューナ出力信号12となり、論理積回路8へ
入力される。
【0024】上記のパルス幅測定機能とは、入力信号の
立ち上がり点または立ち下がり点または両方を捕らえ、
MPU4自身が内蔵しているタイマにより、それらの点
の時刻を記憶し、それらの時刻差などから入力信号のパ
ルス周期やパルス幅を測定すると言った機能である。そ
して、本実施例の制御装置においては、PWM信号19
のパルス周期やパルス幅を測定することにより、アンテ
ナ2で受信された電波が固有のリモコン信号かまたはノ
イズを含む他の信号かを識別する「電波識別」と、コマ
ンド内容の解読の両方に、この機能を利用している。
【0025】さらに、論理積回路8と、スイッチ回路9
と、切替信号10と、MPU4のノンマスカブル割込み
端子(以下、NMI端子と言う。)に入力され、低消費
電流モード(以下、スリープモードと言う。)を解除す
るNMI信号13とで構成された切替回路が内蔵されて
いる。
【0026】上記のスリープモードについて説明する。
一般にマイコンは、自らのエネルギ消費を抑える機能を
持っている。この機能は、マイコンがある命令を受けた
らマイコンの全ての機能を司るクロックを停止し、マイ
コンの作動を停止させてしまうと言う、動物の冬眠(ス
リープ)に似た機能である。これは、常にエネルギが供
給されている様なシステムにとり、省エネルギの点から
無くてはならない機能である。本実施例の制御装置にお
いても、ある条件が整ったら積極的にスリープさせ、バ
ッテリの電力消費を軽減するためにこの機能を利用して
いる。
【0027】一方、眠ったら起こすことも必要である。
次に、図2〜図4を用いて、スリープモードから通常モ
ードに起こすための前述の切替回路について説明する。
【0028】図2は、本発明による一実施例の切替回路
の主なる回路構成を示す図である。論理積回路8に入力
された割込み信号11またはチューナ出力信号12は、
スイッチ回路9に導かれる。そして、スイッチ回路9
は、MPU4から入力される切替信号10により、それ
らの信号を堰止めたり(OFF)、堰止めなかったり
(ON)する。ON時の場合、それらの信号はNMI信
号13となりスイッチ回路9から出力される。スイッチ
回路9の出力側にプルアップされている抵抗は、スイッ
チ回路9のOFF時にNMI信号13を”Hi”に固定
するものである。
【0029】図3は、切替信号が”Hi”である場合の
各信号のタイミングチャートを示す図である。切替信号
が”Hi”であれば、スイッチ回路9はONになってい
る。そして、割込み信号11およびチューナ出力信号1
2は”Hi”であり、NMI信号13も”Hi”である
とする。
【0030】この状態において、論理積回路8にチュー
ナ出力信号12または割込み信号11の”Lo”が入力
されると、その”Lo”に同期し、NMI信号13は”
Lo”になる。即ち、それらの信号の影響を受け、NM
I信号13が変化する。
【0031】図4は、切替信号が”Lo”である場合の
各信号のタイミングチャートを示す図である。切替信号
が”Lo”であれば、スイッチ回路9はOFFしてい
る。この状態では、論理積回路8に入力されたチューナ
出力信号12または割込み信号11はスイッチ回路9で
堰止められる。従って、それらの信号の影響を受けず、
NMI信号13は、常に”Hi”のままであり変化しな
い。
【0032】一方、マイコンがスリープモードにある
時、ある信号がマイコンに入力されると、マイコンは自
動的に通常モードに復帰する機能も備えている。このス
リープモードから通常モードに復帰することを「ウェイ
クアップ」と言う。この機能も一般にマイコンが内蔵し
ている機能で本実施例においてもそれを利用している。
【0033】従って、上記の切替回路は、MPU4がス
リープモードにある時、チューナ出力信号12または割
込み信号11によって変化するNMI信号をマイコンに
入力し、スリープを解除する、即ちウェイクアップさせ
る回路である。
【0034】図5と図6は、チューナから出力されるP
WM信号の形体(フレーム)を示す図である。図5は、
リモコン信号を受信している時のPWM信号のフレーム
を示している。
【0035】PWM信号は、前半のA部と後半のB部と
からなるフレームを持つ信号として出力されるようにな
っている。勿論、リモコン送信機3から発せられるリモ
コン信号自体も同様にA部とB部とに分かれているフレ
ームを持つ信号である。
【0036】A部は、”Hi”と”Lo”とが規則正し
く繰り返している波形からなるプリアンブル部(識別情
報部)である。プリアンブル部は、前述した電波識別や
チューナ回路の動作安定化のために用いる部分である。
【0037】B部は、不規則な波形となっているデータ
部(コマンド情報部)である。このデータ部は、リモコ
ン送信機3が発したリモコン信号のコマンド部分であ
る。
【0038】尚、コマンドとしては、ID番号、ドアの
ロックやアンロック指令、ヒータONOFF指令、スタータO
N指令などがある。
【0039】そして、B部は、データの先頭であること
を示すデータヘッドと、8ビット(ビット7からビット
0まで)からなるコマンド部と、パリティビットとから
構成されている。コマンド部のビットの詳細は、図に示
されているように、パルス幅により”0”、”1”を区
別する波形となっている。それぞれ周期Tに対して、パ
ルス幅が 1/3Tの場合は”0”であり、2/3Tの
場合は”1”であることを表現している。この”
0”、”1”の区別からコマンド部の信号内容を解読す
る処理を後述する「コマンド信号解析処理」と言う。そ
してこのコマンド信号解析処理は、従来より、マイコン
のパルス幅測定機能により演算処理されているものであ
る。
【0040】図6は、リモコン信号を受信していない時
のPWM信号のフレームを示す図である。プリアンブル
部とデータ部の区別はない。
【0041】図6(a)は、アンテナ2の受信する周波
数帯にノイズが無い場合である。チューナ5からの波形
は、常に”Hi”である連続波形として出力されてい
る。図6(b)は、ノイズがある場合である。不規則で
細かいパルス状の波形が出力されている。特に、自動車
などのようなガソリン機関を用いた車両においては、燃
料点火に伴うノイズの影響により、このような波形を示
している。
【0042】以上に述べた規則正しい波形、連続波形お
よび不規則で細かいパルス状の波形の違いを”Hi”
と”Lo”とのパルス周期やパルス幅の違いから検出
し、固有のリモコン信号が入力されているかどうか、あ
るいは他のリモコン信号かノイズかなどの電波識別が行
われる。
【0043】この電波識別の演算処理にも、マイコンの
パルス幅測定機能を利用している。従って、まず電波識
別の演算処理を実行させ、この演算終了後に、前述のコ
マンド信号解析処理を実行させることになる。
【0044】ところで、図6(b)のように細かいパル
スがPI端子に入力されると、従来技術であれば、MP
U4のパルス幅測定機能が間断なく作動し、パルス周期
やパルス幅を測定する演算処理がのべつ幕無しに実行さ
れる。これに対し本発明では、電波識別を行い固有のリ
モコン信号であると識別した時のみ、パルス幅測定機能
を作動させるようにするものである。すなわち、マイコ
ンがのべつ幕無しに演算処理するのを、必要な時のみ演
算処理するようにして、マイコンの演算処理能力に余裕
を作り出すものである。
【0045】さらにまた、図1に戻って、図に示された
BPF回路17は、上記のような不規則で細かいノイズ
を取り除きリモコン信号の周波数帯域のみをチューナ出
力信号12として通過させるフィルタ回路である。この
ようにして、MPU4がノイズをチューナ出力信号12
と判断し、誤ってウェイクアップしないようにしている
ものである。ノイズによるウェイクアップが防止される
ので、マイコンによる無駄な電力消費がなくなる。
【0046】図7は、間欠電源における電源制御信号と
出力電源信号を示す図である。図に示されているよう
に、m部において、電源制御信号15は”Lo”であ
る。この時、間欠電源6は、所定時間t1と所定周期t2
で、MPU4と独立して、間欠的な出力電源信号18を
チューナ5に出力している。この場合、受信機のチュー
ナ5の受信体勢は、間欠的にt1 時間 作動する間欠通
電の状態である。
【0047】MPU4から”Hi”の電源制御信号15
が出力されているn部においては、間欠電源6は、連続
的に出力電源信号18を出力する連続通電の状態にあ
る。固有のリモコン信号が受信されていて、MPU4が
作動しチューナ5の受信体勢が整えられている状態であ
る。そして、所定の条件が成立すれば、再び、m部の状
態に戻される。
【0048】ところで、従来技術の場合、ノイズが入っ
て来ている間も、前述のようにマイコンは作動する。こ
れに伴い、チューナ5も連続通電状態にあり、マイコン
やチューナ5にて無駄に電力が消費されるものであっ
た。
【0049】これに対し本発明によれば、t1 時間の間
にノイズなどの信号が入り、一時的にMPU4が作動し
電波識別により固有のリモコン信号でないことが識別さ
れたとき間欠通電状態にする場合、あるいは、コマンド
信号解析が終了し連続通電状態から間欠通電状態に戻す
場合に、”Lo”信号が出力され、間欠電源の状態とす
るものである。これにより、チューナ5で消費される電
力が抑えられる。チューナ5の消費電流は比較的大きい
ので、ノイズが入って来ている間休ませるだけも、かな
り電力は節約される。
【0050】尚、上記の所定時間t1や所定周期t2は、
リモコン信号の識別情報部分の送信時間t3やMPU4
の識別演算時間t4を考慮して設定されるものである。
【0051】例えば、t3=30msとし、t4=5msとす
る。尚、後に示す図13に、t3とt4を参考として図示
している。t3は、A部(プリアンブル部)の時間長さ
である。t4は、定時間割込み処理の信号識別演算時間
である。
【0052】そして、所定時間t1の間、間欠電源は通
電状態にあり、チューナ5は作動している。この間に、
MPU4はリモコン信号か否かを識別情報部分から解読
する必要がある。従って、タイムラグが全くなければ、
t1≧t4=5msとなる。
【0053】これより、間欠電源時の通電時間である所
定時間t1は、MPU4が識別情報を解読する演算時間
よりも長くする必要がある。
【0054】また、(t2−t1)時間は、チューナ5が
休止している時間である。この間に、識別情報部分の送
信時間t3が素通りしてしまうと、全くリモコン信号を
捕まえることができなくなる。さらに、識別演算時間t
4も考慮する必要がある。
【0055】従って、この場合もタイムラグが全くなけ
れば、(t3−t4)≧(t2−t1)となる。仮りに、t
1=t4とすれば、t3≧t2となる。また、間欠であると
いう条件は、t2≧t1である。即ち、t3≧t2≧t4。
【0056】これより、全てにタイムラグがない最良条
件の場合を考えると、間欠電源の周期t2は、MPU4
が識別情報を解読する演算時間t4よりも長く、リモコ
ン信号の識別情報部分の送信時間t3よりも短い周期で
あると言える。
【0057】図8から図12は、1つのマイコンで、キ
ーレス負荷作動制御と多重通信制御とを処理する方法に
ついて説明するフローチャートの図である。
【0058】まず、多重通信制御が行われMPU4が通
常モードにある状態におけるリモコン信号の処理方法に
ついて説明する。続いて、多重通信制御がシステムダウ
ンされMPU4がスリープモードにある状態におけるリ
モコン信号の処理方法について説明する。
【0059】通常モードにおいては、通常、MPU4は
バックグランド処理(以下、BGJ処理と言う。)を実
行している。
【0060】図8は、BGJ処理のフローチャートを示
す図である。BGJ処理(ステップ100)は、通信I
C7が取り込んだデータを基に、通信線16に接続され
ている各子局がどのような制御を望んでいるかを判断す
る。そして、その制御に合った制御信号を生成する処理
が、処理1(ステップ101)から処理n(ステップ1
03)まで順次実行される。この処理内容は本発明に直
接関係しないので説明を割愛する。
【0061】続いて、RCCTL処理(ステップ40
0)が実行される。このRCCTL処理の内容は後述す
る。RCCTLは、Remo−Con Controlの略である。
【0062】次に、ステップ104において、再スリー
プ要求がセットされたかを判断する。 再スリープ要求
がない場合、ステップ105において、スリープモード
の条件が整っているかを判断する。スリープモードの条
件としては、通信線に接続されているすべての子局から
何の制御要求がなく、且つ、MPU4がその時点で制御
信号生成処理を実行していない場合などである。条件が
非成立の場合、ステップ101に戻りRCCTL処理が
繰り返される。条件が成立すれば、スリープモードにす
るステップ106に進む。
【0063】再スリープ要求がある場合はステップ10
6に進む。再スリープ要求は、例えば、MPU4がスリ
ープモードにある状態でチューナ出力信号12により、
一旦はウェイクアップさせられたが、コマンド信号解析
の結果固有のリモコン信号でないと判断され、再び、ス
リープさせるような場合である。この場合、次ぎのステ
ップ106で、電源制御信号15を”Lo”とし、出力
電源信号18を間欠電源とし、チューナ5の消費電力が
節約される。
【0064】また、ステップ106では、切替信号10
が”Hi”にセットされ、スイッチ回路9がONとさ
れ、次のウェイクアップに備えられる。
【0065】続いて、ステップ107で、定時間割込み
処理とコマンド信号解析処理の停止が実行される。これ
らの停止は、スリープ直前になってこれらの処理が再実
行されると言うような不要な処理の繰返しを回避するた
めのものである。尚、停止させられたこれらの処理は、
次のウェイクアップで自動的に再起動される。そして、
ステップ108で、MPU4がスリープに入る。
【0066】図9は、定時間割込み処理のフローチャー
トを示す図である。定時間割込み処理は、BGJ処理と
は別に、MPU4がウェイクアップすれば、随時実行さ
れる処理である。PWM信号19のプリアンブル部(A
部)を監視し、固有のリモコン信号かあるいはノイズを
含む他の信号かの「電波識別」をしている処理である。
【0067】ステップ301で、PWM信号19が”H
i”である場合、ステップ303で、カウンタCT1が
0であるかチェックされる。0ならば、ステップ304
でフラグHIOKがクリアされる。
【0068】続いて、ステップ305で、カウンタCT
1がインクリメントされ、ステップ306で、カウンタ
CT2がクリアされる。ステップ307において、カウ
ンタCT1が4を越えていたならば、ステップ308
で、フラグHIOKがセットされる。
【0069】”Hi”の次に、ステップ302で”L
o”である場合、ステップ309で、カウンタCT2が
0であるかチェックされる。0ならば、ステップ310
でフラグLOOKがクリアされる。
【0070】続いて、ステップ311で、カウンタCT
2がインクリメントされ、ステップ312で、カウンタ
CT1がクリアされる。ステップ313において、カウ
ンタCT2が4を越えていたならば、ステップ314
で、フラグLOOKがセットされる。
【0071】ステップ315では、フラグHIOKとL
OOKとが共にセットされているかどうか判断される。
セットされていればステップ316で、フラグRCOK
がセットされる。即ち、固有のリモコン信号であると判
断される。そして、ステップ317で、定時間割込み処
理の停止が実行される。
【0072】上記のように、電波識別は、MPU4のパ
ルス幅測定機能を利用し、前述したプリアンブル部のパ
ルス周期やパルス幅から電波信号の違いを認識し、区別
するものである。本実施例では、”Hi”と”Lo”の
数が交互に4つづつ繰り返されているかをカウントし、
固有のリモコン信号であると識別するものである。
【0073】尚、定時間割込み処理のサンプリング間隔
やカウンタの回数等は、リモコン信号のフレームパター
ンとノイズや他の電波パターンとの違い、サンプリング
の取り方などに合わせて、確実に電波の識別が行えるよ
うに考慮する必要がある。
【0074】図10は、RCCTL処理のフローチャー
トを示す図である。ステップ400のRCCTL処理
は、前述したようにBGJ処理の1つの処理ステップで
ある。RCCTL処理の1つの働きは、定時間割込み処
理でリモコン信号であると識別したらコマンド信号解析
をスタートさせるものである。
【0075】まず、ステップ401で、多重通信網がス
リープ中かを判定する。スリープ中でなければ、ステッ
プ402でコマンド信号解析中であるかチェックされ
る。コマンド信号解析中でない場合、ステップ403
で、フラグRCOKがセットされているかチェックされ
る。図9のステップ316においてセットされたフラグ
RCOKで、リモコン信号が受信されているかどうかが
ここで判定される。受信されていない場合、ENDステ
ップへ行き終了する。
【0076】ステップ403において、フラグRCOK
がセットされていた場合、即ちリモコン信号が受信され
ていた場合、ステップ404で、コマンド信号解析がス
タートされる。このようにリモコン信号であると識別
し、識別されたときのみリモコン信号の解読のためのコ
マンド信号解析処理が起動させられるものである。
【0077】これにより、ノイズが原因でパルス幅測定
機能が働き、コマンドの解読処理が何度も繰り返し実行
されて本来の多重通信処理が実行できなくなるという能
力不足の問題が回避される。
【0078】一旦コマンド信号解析がスタートされると
その後は信号解析中となる。その場合、ステップ402
を経てステップ405で、解析完了がチェックされる。
そして、解析が完了するまで待機させられる。
【0079】コマンド信号解析が完了し、ステップ40
6でB部のコマンド信号の正誤を判断し、正規信号であ
ると判断された場合、ステップ407で、解析されたコ
マンドが格納される。
【0080】何らかの原因により、正規信号でないと判
断された場合、ステップ416において、定時間割込み
処理が起動され元に戻る。つまり、ここまでの処理は、
定時間割込み処理でリモコン信号であると識別し、次に
説明するコマンド信号解析処理(ステップ500)をス
タートさせ、コマンド信号の正誤を判断し、正規信号で
なかったならば、再度、定時間割込み処理から繰り返し
処理するものである。
【0081】図11は、コマンド信号解析処理のフロー
チャートを示す図である。ステップ500のコマンド信
号解析処理は、前述のデータ部(B部)のコマンドがど
ういう内容かを解読するステップである。解読法の詳細
内容は本発明に直接関係しないので説明を割愛する。
【0082】ステップ501で、信号解析が完了してい
る場合、ステップ508へ飛びコマンド信号解析処理を
自ら停止する。そして、ステップ509で、引き続き電
波監視をするために、定時間割込み処理が起動され終了
する。
【0083】信号解析が完了していない場合、ステップ
502で、プリアンブル部(A部)の解析が完了してい
るか判断される。完了していない場合、ステップ503
で、A部の解析が実行される。ステップ503のA部の
解析は、前に実施した電波識別が正しいかを再確認する
ものである。
【0084】A部の解析が完了している場合、ステップ
504で、データ部(B部)の解析が完了しているかチ
ェックされる。完了していない場合、ステップ505
で、B部の解析が引き続き実行される。
【0085】ステップ506で、波形のパルス周期、パ
ルス幅、パターンなどの相違やデータフレームの時間オ
ーバーなどと言った異常がチェックされる。異常があれ
ば、ステップ507において、解析されたコマンドが消
去される。続いて、ステップ508で自らのコマンド信
号解析処理を停止し、ステップ509で、定時間割込み
処理が起動され終了する。
【0086】図12は、データ割込み処理のフローチャ
ートを示す図である。通信IC7が多重通信の通信線1
6を介してデータを受信した場合、その処理が起動され
る。このデータ割込み処理は、BGJ処理に割込む形で
実行されるので、データ割込み処理が実行されている
間、BGJ処理は中断させられている。そして、データ
割込み処理が終了した後、BGJ処理は中断させられた
点から再実行される。
【0087】前述のBGJ処理が繰り返し実行されてい
る状態において、通信IC7から割込み信号11がMP
U4のIRQ端子に割込んで来ると、ステップ200の
データ割込み処理が起動される。
【0088】ステップ201において、通信IC7が受
け取ったデータをデータバス14を介して取り込み、ス
テップ202において、次にアクセスする子局を選定
し、ステップ203において、必要なデータ(BGJ処
理で生成された制御信号)をデータバス14を介して通
信IC7に送信する。さらに通信IC7から転送された
制御信号を該当する子局が受け取ると、受け取った子局
はデータを送り返してくるので、通信IC7は、再度割
込み信号11を出力する。このように処理が順次に繰り
返され、多重通信制御が実施される。
【0089】図13は、上記図8から図11までの演算
処理のタイミングチャートの一例を示す図である。BG
J処理の実行中に、別途、実行されている定時間割込み
処理にてリモコン信号が受信されたと判定され、RCC
TL処理によりコマンド信号解析処理が起動された例で
ある。
【0090】上段に、ノイズとリモコン信号が混じった
PWM信号波形のタイミングチャートが示されている。
中段に、定時間割込み処理およびコマンド信号解析処理
における、PWM信号の波形を検出するサンプルタイミ
ングのチャートが示されている。下段に、定時間割込み
処理と、コマンド信号解析処理と、RCCTL処理を含
むBGJ処理の実行タイミングが示されている。
【0091】定時間割込み処理では、一定の間隔で、P
WM信号波形のサンプリングが実行されている。そのサ
ンプリングのタイミングは、リモコン信号と他のノイズ
などとの識別が可能なように定められた所定間隔であ
る。そして図に示されているように、ノイズに続いてリ
モコン信号が受信されたとする。A部の規則正しいパル
ス幅により”Hi”と”Lo”が4つづつカウントされ
るので、定時間割込み処理は固有のリモコン信号である
と識別する。その時点が、の時点である。
【0092】従って、の時点で、ステップ316とス
テップ317が実行されRCOK=”1”となり、定時
間割込み処理が停止される。定時間割込み処理が停止さ
れるのは、固有のリモコン信号であると識別した後は、
この処理を継続する必要がないからである。少しでもマ
イコンの処理負担を軽減するものである。
【0093】別途、BGJ処理の中でRCCTL処理が
繰返し実行されている。従って、の時点で、このRC
CTL処理のステップ403に引っかかり、ステップ4
04でコマンド信号解析処理が起動される。コマンド信
号解析処理が起動されると、の時点からコマンドの内
容が解読される。コマンド信号解析処理では、PWM信
号波形の立上りや立ち下がりのエッジ点が捕らえられ
て、解読が実行されている。以上が主なる処理の流れの
一例である。
【0094】このように、固有のリモコン信号であると
識別し該リモコン信号の解読が必要であると判断した時
のみコマンド解読の演算処理が実行されるので、全体の
演算処理が軽減し、マイコンの処理能力に余裕が生じ
る。
【0095】従って、車両用リモコン装置に使われてい
る通信用マイコンを他の制御用に兼用することができ
る。例えば、キーレス負荷作動制御のマイコンを、エア
コン温度制御に兼用することができる。また、1つのマ
イコンによって、キーレス負荷作動制御と多重通信制御
の両方を制御することも可能である。
【0096】以上が、通常モードにおけるリモコン信号
の処理方法についての説明である。次に、スリープモー
ドにおけるリモコン信号の処理方法について説明する。
【0097】スリープモードとなっている状態でリモコ
ン信号が入って来た場合についての説明である。NMI
信号13の”Lo”が入力されると、通常モードに復帰
し、即ちウェイクアップすることは、前述した通りであ
る。そして、その動機として、リモコン信号の受信すな
わちチューナ出力信号12の入力と、割込み信号11の
入力の2つのケースがある。そして、これらのウェイク
アップにより、BGJ処理および定時間割込み処理はス
タートする。
【0098】図10に示されたRCCTL処理に戻って
説明する。RCCTL処理のもう1つの働きは、多重通
信網のスリープ中にウェイクアップさせられた場合、そ
のウェイクアップの正誤を判定し、誤ったウェイクアッ
プであれば再びスリープさせるものである。
【0099】ステップ401において、多重通信網がス
リープ中と判断された場合、ステップ408で、割込み
信号11によるウェイクアップかどうかが判断される。
【0100】割込み信号はMPU4のIRQ端子にも入
力されるので、IRQ端子に割込み信号があれば、割込
み信号によるウェイクアップであると判定される。そし
て、ステップ414へ飛び、多重通信制御の通信が実施
される。
【0101】ステップ408で、割込み信号以外の信号
によるウェイクアップであると判断された場合、ステッ
プ409で、コマンド信号解析中かチェックされる。
【0102】そして、解析されていない場合、ステップ
410で、コマンド信号解析処理がスタートされる。
【0103】次に、コマンド信号解析中ならば、ステッ
プ411で、解析完了がチェックされる。そして、解析
が完了するまで待機させられる。解析が完了すると、ス
テップ412で、解析結果の正誤がチェックされ、正規
信号であればステップ413で、コマンドが格納され、
ステップ414で、キーレス負荷作動制御の通信が実施
される。
【0104】ステップ412で、コマンド信号が正規信
号でないと判断された場合は、チューナ出力信号12な
どによってウェイクアップさせられたこと自体が何かの
間違いであったと言うことになる。従って、再度、スリ
ープモードに戻す必要がある。そして、この再スリープ
処理は、素早くやればやるほど電力消費が少なくて済む
ため、ステップ415にて、再スリープ要求がセットさ
れ終了する。
【0105】ここでセットされた再スリープ要求によ
り、前述のBGJ処理のステップ104からステップ1
06へ飛び、再びスリープモードになる。
【0106】以上のように、チューナ出力信号12によ
って、一旦はウェイクアップさせられるが、固有のリモ
コン信号でないと識別した場合、積極的にスリープモー
ドに戻すものである。チューナ5に供給される電源は間
欠通電状態である。これにより、消費電力を少なくする
ことができる。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、マイコンの処理負担が
軽減されるので、車両用遠隔制御装置の受信機に使われ
ている通信用マイコンを他の制御用に用いることができ
る。例えば、キーレス負荷作動制御の通信用マイコン
を、エアコン温度制御に兼用することができる。また、
1つのマイコンによって、キーレス負荷作動制御と多重
通信制御の両方を制御することも可能である。従って、
安価な装置を提供することができる。
【0108】また、受信したリモコン信号が固有のもの
でない時は、受信機の電源を間欠通電状態とするまたは
マイコンの作動を停止するので、バッテリの消費電力は
少なくなり経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のキーレス負荷作動制御
機能を備える車両用多重通信制御装置を用いた通信シス
テムの構成を示す図である。
【図2】本発明による一実施例のスリープモードから通
常モードに切り替えるための切替回路の主なる回路構成
を示す図である。
【図3】切替信号が”Hi”である場合の、各信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【図4】切替信号が”Lo”である場合の、各信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【図5】リモコン信号を受信している時のPWM信号の
フレームを示している。
【図6】リモコン信号を受信していない時のPWM信号
のフレームを示す図である。
【図7】間欠電源における電源制御信号と出力電源信号
を示す図である。
【図8】BGJ処理のフローチャートを示す図である。
【図9】定時間割込み処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図10】RCCTL処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図11】コマンド信号解析処理のフローチャートを示
す図である。
【図12】データ割込み処理のフローチャートを示す図
である。
【図13】図8から図11までの演算処理のタイミング
チャートの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…制御装置(含む受信機)2…アンテナ、3…リモコ
ン送信機、4…マイクロコンピュータ、5…チューナ、
6…間欠電源、7…通信IC、8…論理積回路、9…ス
イッチ回路、10…切替信号、11…割込み信号、12
…チューナ出力信号、13…NMI信号、14…データ
バス、15…電源制御信号、16…通信線、17…帯域
通過フィルタ回路、18…出力電源信号、19…PWM
信号、20…子局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 龍也 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信された遠隔制御信号を受信し内蔵のマ
    イクロコンピュータで前記遠隔制御信号に含まれている
    制御指令を解読し車両機器を遠隔制御する車両用遠隔制
    御装置の受信機において、 前記遠隔制御信号は該遠隔制御信号を特定するための識
    別情報と前記車両機器を遠隔制御するための指令情報と
    を含み、 前記マイクロコンピュータに前記識別情報を解読させ受
    信した前記遠隔制御信号が特定された信号であるか否か
    を識別する信号識別手段と、前記信号識別手段により前
    記遠隔制御信号が特定された信号であると識別したとき
    前記マイクロコンピュータに前記指令情報の解読を開始
    させる解読開始手段とを設けたことを特徴とする車両用
    遠隔制御装置の受信機。
  2. 【請求項2】送信された遠隔制御信号を受信し内蔵のマ
    イクロコンピュータで前記遠隔制御信号に含まれている
    制御指令を解読し車両機器を遠隔制御する車両用遠隔制
    御装置の受信機において、 前記遠隔制御信号は少なくとも該遠隔制御信号を特定す
    るための識別情報を含み、 前記マイクロコンピュータに前記識別情報を解読させ受
    信した前記遠隔制御信号が特定された信号であるか否か
    を識別する信号識別手段と、前記信号識別手段により前
    記遠隔制御信号が特定された信号以外であると識別した
    とき前記受信機の電源供給状態を連続通電状態から間欠
    通電状態へ切り替える電源切替手段とを設けたことを特
    徴とする車両用遠隔制御装置の受信機。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記間欠通電状態の通
    電時間は、前記マイクロコンピュータの前記識別情報を
    解読する演算時間よりも長いものであることを特徴とす
    る車両用遠隔制御装置の受信機。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記間欠通電状態の周
    期は、前記マイクロコンピュータの前記識別情報を解読
    する演算時間よりも長く前記遠隔制御信号における前記
    識別情報部分の送信時間よりも短いものであることを特
    徴とする車両用遠隔制御装置の受信機。
  5. 【請求項5】送信された遠隔制御信号を受信しスリープ
    状態にあった内蔵のマイクロコンピュータをウェイクア
    ップ状態にし前記遠隔制御信号に含まれている制御指令
    を解読し車両機器を遠隔制御する車両用遠隔制御装置の
    受信機において、前記遠隔制御信号は少なくとも該遠隔
    制御信号を特定するための識別情報を含み、 前記マイクロコンピュータに前記識別情報を解読させ受
    信した前記遠隔制御信号が特定された信号であるか否か
    を識別する信号識別手段と、前記信号識別手段により前
    記遠隔制御信号が特定された信号以外であると識別した
    とき一旦ウェイクアップ状態にさせられた前記マイクロ
    コンピュータを再びスリープ状態に戻す再スリープ手段
    とを設けたことを特徴とする車両用遠隔制御装置の受信
    機。
  6. 【請求項6】送信された遠隔制御信号を受信し内蔵のマ
    イクロコンピュータで前記遠隔制御信号に含まれている
    制御指令を解読し車両用ドアの旋錠等を遠隔制御する車
    両用キーレス負荷作動制御装置おいて、 前記遠隔制御信号は該車両用キーレス負荷作動制御装置
    を特定するための識別情報と前記車両用ドアの旋錠等を
    遠隔制御するための指令情報とを含むものであって、 前記マイクロコンピュータに前記識別情報を先に解読さ
    せ受信した前記遠隔制御信号が前記車両用キーレス負荷
    作動制御装置に向けられた信号であるか否かを識別する
    信号識別手段と、前記信号識別手段により前記車両用キ
    ーレス負荷作動制御装置に向けられた信号であると識別
    したとき、前記マイクロコンピュータに前記指令情報を
    後から解読させる指令解読手段とを設けたことを特徴と
    する車両用キーレス負荷作動制御装置。
  7. 【請求項7】送信された遠隔制御信号を受信し内蔵のマ
    イクロコンピュータで前記遠隔制御信号に含まれている
    制御指令を解読しキーレス負荷作動を遠隔制御する機能
    を備える車両用多重通信制御装置おいて、 前記遠隔制御信号は該車両用多重通信制御装置を特定す
    るための識別情報と前記キーレス負荷作動を遠隔制御す
    るための指令情報とを含むものであって、 前記マイクロコンピュータに前記識別情報を先に解読さ
    せ受信した前記遠隔制御信号が前記車両用多重通信制御
    装置に向けられた信号であるか否かを識別する信号識別
    手段と、前記信号識別手段により前記車両用多重通信制
    御装置に向けられた信号であると識別したとき、前記マ
    イクロコンピュータに前記指令情報を後から解読させる
    指令解読手段とを設けたことを特徴とする車両用多重通
    信制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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