JP3404219B2 - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JP3404219B2
JP3404219B2 JP12959996A JP12959996A JP3404219B2 JP 3404219 B2 JP3404219 B2 JP 3404219B2 JP 12959996 A JP12959996 A JP 12959996A JP 12959996 A JP12959996 A JP 12959996A JP 3404219 B2 JP3404219 B2 JP 3404219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御装置に係
わり、特にスリープ状態と動作状態が切り換わる自動車
用電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の装置の構成図である。50
は電子制御装置である。54はアンテナであり、送信機
(本図では記載していない。)から出力される電波を受
信しチューナに信号を伝える。チューナはその信号を変
調しデジタル信号に変換しその信号をMPU(マイクロ
プロセシングユニット、すなわちマイクロコンピュー
タ)に伝えている。56はMPUであり、チューナから
の信号を判断しトランクリッドオープナモータ60など
を制御する。
【0003】58は低周波の発振回路であり、59は高
周波の発振回路である。通常動作時には演算処理を高速
に行うため59の発振回路のクロックでMPUは動作し
ているがスリープ時には消費電流を抑えるため低周波で
ある58の発振回路のクロックでMPUは動作してい
る。62,63はそれぞれ58,59の発振回路を停止
させる制御信号である。この例の場合は、スリープ時で
もMPUは低速度で動作してチューナの信号を常に監視
している。
【0004】また図3のような他の装置ではチューナの
信号をMPUとは別の処理回路65にて信号処理をして
MPUのウェイクアップ信号、かつ制御用信号としてM
PUに入力する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
電波を受信して制御を行うような制御ユニットでは、空
中にはあらゆる電波が存在するためチューナの出力は正
規の電波を受信しなくても信号を発生する。そのためス
リープ時にはチューナの電源を図2,図3の間欠電源5
3にて間欠的に供給してチューナが消費する電流を低減
したり、ノイズによってウェイクアップしないように、
チューナからの出力信号が正常かどうかの判断を間欠時
間よりも短い時間内の全体の信号の最初の一部だけで判
断し、正常だと判断すると図2の例ではMPUのクロッ
クを高周波の方にして通常動作に移行し、かつ間欠電源
を常時供給するようにする。また図3の例では処理回路
でチューナ信号が正常と判断したらMPUは動作を開始
し通常処理を行い、かつ間欠電源を常時供給するように
する。図4ではチューナ信号は正常でないと判断するた
め通常動作になることはないが、図5のような信号が入
力されると最初の1パルスが正常に入力されるとMPU
は通常動作になり、かつチューナに対する電源を常時供
給するようにする。このようにして消費電流を低減する
ようにしている。ただし、どちらの例においてもチュー
ナの信号が正常かどうかを判断するためには図2の例で
はMPUの発振回路が、図3の例では処理回路の発振回
路が必要であり、かつ図5のようにその後ノイズ波形と
なり起こす必要がなかった場合でも、一度正常と判断し
たあとは、通常制御になっているため、再度スリープさ
せるための手続きを行ったあとでないとスリープさせる
ことができない。したがって、従来の装置はスリープ中
でも低周波の発振回路は動作しており、かつ起きる必要
がないときでも全システムを通常動作としているため、
十分に消費電流を低減することができなかった。
【0006】また、図6のような多重通信システムにお
いては他の制御ユニットも通常動作に移行させるため、
再度スリープ状態にするためには他の制御ユニットに対
してスリープ命令を出して、他の制御ユニットをスリー
プさせてからしかスリープ状態に移行できないので前記
従来例以上に電流を流している時間が長くなり、消費電
流が増大する。特に、自動車などの場合は、消費電流が
多いとバッテリ電圧が低下し、始動できなくなるという
大きな問題となる。
【0007】本発明の目的は、ノイズが大きい使用環境
でも十分に消費電流を抑えることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ウェイクアップさせる信号が入力されたらそれがノ
イズでもまずはMPUを動作させるが、MPUはその信
号が正常かどうかの判断処理だけを行い、その信号が確
実に正規の信号と判断して初めて通常動作に移行するよ
うにする。また、正常と判断する以前にノイズ信号と判
断したらその時点で即刻スリープ状態に移行するように
する。
【0009】上記のようにすることにより、MPUが動
作を始めてもウェイクアップ信号が正常と判断するまで
通常制御に移行しない(ノイズと判断したらすぐスリー
プ状態になる)ので、MPUが動作している時間を最小
限に短くでき、ノイズが大きい状態でも消費電流を抑え
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。図6は全体構成図である。1は中央処
理装置CCUであり、3から5は端末処理装置である。
それぞれの装置の間は多重通信線7で結ばれており、そ
れぞれの装置に接続されたスイッチ類の入力情報やラン
プやモータなどのアクチュエータの出力情報が多重通信
でやり取りされて全体の制御を行っている。図1は中央
処理装置1の構成である。31はバッテリであり中央処
理装置に電源を供給すると共に図1の端末処理装置3,
4,5など車両全体にも電源を供給している。30は定
電圧電源回路でありMPU11や通信IC12などに電
源を供給している。32はバッテリ電圧を下流の回路に
供給するか、しないかをMPUからの信号によって切り
換える第2の電源回路(1)であり、33は定電圧電源
回路の出力を下流の回路に供給するか、しないかをMP
Uからの信号によって切り換える第2の電源回路(2)
である。35は中央処理装置に接続されたスイッチ類で
ありプルアップ抵抗34で第2の電源回路(1)または
(2)から電源は供給されている。36は中央処理装置
に接続されたウェイクアップ用スイッチ類でありプルア
ップ抵抗34でバッテリまたは電源回路30から電源は
供給されている。これらのスイッチ信号はMPUの入力
ポートに接続され、制御用に読み込まれる。37はキー
レスエントリー用のアンテナであり、アンテナ37から
の信号はチューナ38に入力され、チューナ38にて復
調された信号はMPU11に入力される。39はチュー
ナに供給する電源回路であり、MPU11からの制御信
号により、チューナに対して常時電源を供給したり、間
欠的に供給したりしている。またスイッチ類36の信号
およびチューナ38の出力信号は論理ゲート40に入力
され、論理ゲートの出力はMPU11にウェイクアップ
信号として接続される。これらの入力信号には図には記
載していないがハード的なフィルタ回路で非常に高周波
の信号は除去されるようにしている。41は発振回路で
あり、動作時には発振しており、スリープ時には発振を
停止して消費電流を低減している。12は他の端末処理
装置との間で通信バス7を介して多重通信を行うための
通信ICである。この通信ICはMPUに内蔵されてもな
んら問題はない。
【0011】図7は端末処理装置3の構成図である。8
は通信バス7を介して中央処理装置CCU1との間で多
重通信を行い、端末処理装置に接続されている入力のデ
ータを送信し、出力データをアクチュエータ類6に出力
する通信ICである。42は制御回路であり、送受信を
行っている。43は中央処理装置からのスリープ/ウェ
イクアップ信号を検出し、発振回路の動作,停止を制御
する発振回路制御回路であり、その信号で発振回路41
は発振したり、発振停止したりする。44は入出力のイ
ンターフェイス回路である。端末処理装置4,5も入出
力回路に接続されたスイッチ類,アクチュエータ類を除
き同じ構成となっている。
【0012】中央処理装置1のMPU11はスイッチ類
35,36やアンテナからの入力、その他センサ類、及
び他の端末処理装置からの入力信号を取り込み、中央処
理装置に接続されてるモータやランプ類、及び他の端末
処理装置のアクチュエータに対する制御データを演算
し、出力することにより全体の制御を行っている。この
ような自動車内のシステムにおいては車両を放置してい
るときにはバッテリの消費を低減させるためにMPUの
クロックの発振を停止させたり、第2の電源回路(1),
(2)をオフしたり、端末処理装置内のクロックを停止
させてスリープ状態にしている。スイッチ類36はドア
スイッチやキー差し込みスイッチやイグニッションスイ
ッチなどであり、スリープ状態から動作状態に移行させ
るためのスイッチであるのでスリープ状態でもスイッチ
の状態を検出する必要がある。そのため、スイッチはス
リープ状態でも常に電源を供給できるようにバッテリ電
圧または定電圧電源回路30にプルアップされている。
スイッチ類35は、例えばワイパースイッチやリアデフ
ォッガスイッチなどであり、これらのスイッチの状態が
スリープ状態のときに変化することはない。例えば、リ
アデフォッガスイッチの場合はイグニッションスイッチ
がONのときにしか動作しないので、リアデフォッガス
イッチがONになるときにはそれ以前にイグニッション
スイッチがONとなり、動作状態となっている。したが
って、スリープ状態のときはスイッチの状態を検出する
必要がないため、スイッチに供給する電源は、スリープ
時にはオフされる第2の電源回路32または第3の電源
回路33としている。キーレスチューナ39はスリープ
中でも動作する必要があるが常時電源を供給すると消費
電流が大きくなるため、スリープ中は間欠的に電源を供
給する間欠電源39より電源を供給している。間欠電源
はMPUが動作しているときは常時電源供給している。
スリープ状態から動作状態に移行させるウェイクアップ
処理用のスイッチ類36とチューナ信号はMPUへそれ
ぞれ入力されるのと並列に論理ゲートNOR40に接続
している。論理ゲートNOR40の出力はMPUのウェ
イクアップ要求端子に接続しており、この信号が入力さ
れると、MPUは発振回路41を起動しウェイクアップ
処理を開始する。
【0013】次に本実施例の動作について図11を用い
て説明する。システム全体がスリープ状態に有るとき、
ウェイクアップ要求端子に信号が入力されるとMPUは
図11のウェイクアップ処理を開始する。まず、ステッ
プ101でチューナからのウェイクアップ信号か、それ
以外のウェイクアップ信号かをウェイクアップ要求端子
以外に入力されているチューナ以外の信号により確認
し、チューナ以外からのウェイクアップ要求だと判断す
ると、ステップ105にて他の制御ユニット本実施例で
は端末処理装置3,4,5に対してウェイクアップ要求
を多重通信線を介して送信する。端末処理装置3,4,
5はウェイクアップ要求を受信すると発振を開始し動作
を開始する。次にステップ106にて、第2の電源回路
(1),(2)をONして全回路に電源の供給を開始す
る。この処理の後ステップ107より通常制御処理を開
始する。このように、チューナ信号以外のウェイクアッ
プ信号の場合は、信号にノイズが乗ることが少なく、ま
た高周波のノイズはハードのフィルタ回路で除去されて
いるので、ウェイクアップ要求端子に信号が入力されそ
の信号をステップ101で確認すれば、確実に正規信号
と判断できる。したがって、一度だけの確認で通常制御
に移っている。次に、ステップ101において、チュー
ナ以外の信号が入力されていないと判断すると、チュー
ナからのウェイクアップ要求だと判断しステップ102
を実行する。チューナへの電源はスリープ状態のときに
は間欠的にしか供給されていないので、ウェイクアップ
要求信号が入力されたら、常に供給するように切換信号
を出力する。このようにすることにより、その後の信号
が正しく入力されるかどうかの判断ができる。次にステ
ップ104でチューナ信号がすべて入力されたと判断す
るまでステップ103において、チューナ信号が正常か
どうかを判断する。本実施例でのチューナ信号は5ms
周期の50%デューティのヘッダ信号50m以上続き、
その後符号化されたIDコード,コマンドが入力される
ようになっている。この信号がすべて入力される前にチ
ューナ信号を異常と判断すると、ステップ108におい
てスリープ処理を行い、MPUは発振を停止し再びスリ
ープ状態となる。チューナ信号がすべて入力されると初
めて、ステップ105,106を実行し、他の制御ユニ
ットを起動させ、第2の電源回路32および第3の電源
回路33をONし、全回路に電源を供給し、ステップ1
07より通常制御処理を開始する。このように、チュー
ナ信号が全て正常に入力されたときに初めて全システム
が通常動作状態となる。本実施例では、チューナ信号が
すべて入力されたときとしたが、たとえば、ヘッダ信号
だけ入力されたら通常制御に移行するようにしてもよ
い。さらにヘッダすべてでなくても一部が入力されたと
きとしても良い。
【0014】次に本実施例での効果について説明する。
チューナの間欠電源が供給されていると空中にはあらゆ
る電波が存在するため、ノイズが入力されるが、通常は
周波数帯がずれているため正規信号より非常にパルス幅
が狭い信号のノイズであり、それはハードのフィルタ回
路で除去されるためMPUにはウェイクアップ要求信号
は入力されない。しかし、正規信号と同じようなパルス
幅の信号が入力されることもある。このようなときには
MPUはウェイクアップする。図8のようなノイズ波形
の場合は正規信号と同じようなパルス幅のノイズ信号が
入力されるとMPUにはウェイクアップ要求信号が入力
される。MPUは発振を開始して、図11のウェイクア
ップ処理を実行する。ところが、ウェイクアップ処理で
チューナ信号を監視してすぐノイズと判断するので、M
PUはすぐスリープ状態となり、端末処理装置はスリー
プ状態を保持したままであり、第2の電源回路もオフさ
れたままである。また、スリープ状態になるときにはチ
ューナへの間欠電源もオフするようにしているので通常
のスリープ状態よりもチューナへ供給される電源の時間
は短くなり、チューナの消費電流も抑えられる。また、
図9のように正規信号と同じような信号がしばらく続い
ても、キーレス信号すべてが入力されるまで、通常制御
に移行しないので、図8と同様に端末処理装置はスリー
プ状態を保持したままであり、第2及び第3の電源回路
32,33もオフされたままである。また、一度通常動
作状態にするとスリープ処理で端末処理装置をスリープ
させたり、実際に端末処理装置がスリープしたかどうか
の確認を行う必要が有るため通常制御に移行した後キー
レス信号が正常でないと判断してスリープ状態にしよう
としてもすぐには全システムがスリープ状態にならない
のに対し、本実施例ではキーレス信号が正規信号と判断
した後に通常動作状態に移行させているので、途中でキ
ーレス信号が正規信号でないと判断すると、すぐ全シス
テムをスリープ状態にできる。したがって、キーレス信
号が正規信号でない場合でもMPUが動作状態になると
同時にすべての制御を通常動作にするようにしていた従
来装置に対して、キーレス信号が正常のときだけしか端
末処理装置および第2の電源回路を起動しないので、消
費電流を抑えることができる。図10は正規なチューナ
信号が入力されているときの動作状態を表した図であ
る。
【0015】前に図5,図6,図7を用いて本発明の実
施例を述べたが、本発明を適用した自動車用電子制御装
置について更により詳細に説明する。図12は車両全体
のシステム構成図である。31はバッテリであり、車両
の電子制御装置に電源を供給している。50はイグニッ
ションキースイッチでありキーの位置により各電子制御
装置への電源供給が配電され、キーの位置がOFFの時
は、電源供給線90,91,92はバッテリ電源とは切
り離されており、電源は供給されず、キー位置がアクセ
サリ(以下ACC)の時には電源供給線90にのみ電源
が供給され、キー位置がイグニッション(以下IGN)
の時には、電源供給線90,91に電源が供給され、キ
ー位置がスタータ(以下START)の時には電源供給
線91,92に電源が供給され、電源供給線90は電源
とは切り離される様になっている。52はラジオであ
り、電源供給線90より電源が供給され動作する。51
はスタータモータであり、キーの位置がSTARTにな
ると電源供給線92より電源が供給されてスタータモー
タが回転し、エンジンを始動する。53は図示はしてい
ないが吸入空気量やエンジン回転数を計測するセンサな
どの入力により、燃料噴射弁(以下インジェクタ)56
や燃料ポンプ57などを駆動する燃料噴射制御や点火制
御を行うエンジン制御装置(以下ECM)である。54
はアンチロックブレーキシステム(以下ABS)制御装
置であり、ABSモータ58などを制御して急ブレーキ
をかけても車輪がロックしないようにしている。55は
ソレノイド59,60などを制御して車両の走行状態に
応じて自動的にトランスミッションのギヤ変速を行うオ
ートトランスミッション制御装置(以下A/T)であ
る。ECM53,ABS54,A/T55は電源供給線
91より電源供給され動作する。すなわち、イグニッシ
ョンキーがIGNまたはSTARTの時に動作するよう
になっている。
【0016】1は中央処理装置CCUであり、3,4,
5,69は端末処理装置である。それぞれの装置の間は
多重通信線7で結ばれており、それぞれの装置に接続さ
れたスイッチ類の入力情報やランプやモータなどのアク
チュエータの出力情報が多重通信でやり取りされて全体
の制御を行っている。これらの制御装置1,3,4,
5,69はバッテリから直接電源が供給されており、前
記イグニッションキースイッチの位置に無関係に電源が
供給されている。CCU1は、前記図5の定電圧電源回
路30,第2の電源回路32,第3の電源回路33で構
成されている電源回路67,前記図5のチューナ38な
どで構成されているI/Oインターフェイス66,MP
U11,通信IC12で構成されている。これらの動作
については前に説明しているので省略する。端末処理装
置3,4,5,69の構成は前記図7と同じであり、動
作も同じである。図12では特にキーレスエントリシス
テムに関連する構成部品を中心に記載している。68は
キーレスエントリシステム用の送信機である。37はそ
の送信機より送信された信号を受信するためのアンテナ
である。本実施例ではアンテナはCCU1の外部に記載
しているが、CCU1の内部に設置する場合もある。2
はトランクを開くためのモータであるトランクオープナ
モータ、61はキーが差して有るかどうかを検出するキ
ー差込スイッチ、62はドアの開閉を検出するドアスイ
ッチ、63はリアデフォッガのON/OFFを制御する
リアデフォッガスイッチ、64はワイパスイッチ、65
はリアデフォッガスイッチ63やワイパスイッチ64な
どのスイッチのためのイルミネーションランプである。
これらのスイッチやランプ,モータなどがCCU1には
接続されている。また、イグニッションキーの位置を検
出するためにACC,IGN,START信号も接続さ
れている。端末処理装置3,4,5,69はそれぞれ運
転席,助手席,後席右側,後席左側のドアに装着されて
おり、それぞれのドアのロック/アンロックを行うドア
ロックモータ71,75,79,83、窓の開閉を行う
パワーウィンドウモータ72,76,80,84が接続
されている。また運転席の端末処理装置3には全席のド
アのロック/アンロックを操作するドアロックスイッチ
73とパワーウィンドウスイッチ74や図示していない
が運転席以外のパワーウィンドウスイッチやドアがロッ
クされているかどうかを検出するドアロック検出スイッ
チなどが接続されている。助手席,後席右側,後席左側
の端末処理装置4,5,69にはパワーウィンドウスイ
ッチ77,81,85が接続されている。
【0017】次にキーレスエントリシステムの動作につ
いて説明する。キーレスエントリシステムとは、自動車
のドアをロックしたりアンロックしたり、トランクルー
ムを開けたりする事を無線装置の信号で遠隔操作するシ
ステムである。キーレスエントリシステムは遠隔操作す
るシステムであるという性格上、基本的には車両に人が
乗車していないとき動作する物である。キー差込スイッ
チがOFF、すなわちキーが差されていないときに送信
機のロックスイッチが押されると、送信機よりロック信
号が発信され(信号の詳細については後述する)その信
号をアンテナ37が受信し、CCU1がそれをロック信
号と判定すると、CCU1は通信IC12より多重通信線7
を介して端末処理装置3,4,5,69の通信IC8,
9,10,70にそれぞれのドアのドアロックモータ7
1,75,79,83をロック側に動作させるような信
号を発信する。その信号を受けた端末処理装置3,4,
5,69の通信IC8,9,10,70はそれぞれのド
アのドアロックモータ71,75,79,83にロック
信号を出力しドアをロックさせる。同様に送信機のアン
ロックスイッチを押すと各席のドアはアンロックされ
る。送信機のトランクスイッチを押すとCCU1は自分
に接続されているトランクオープナモータに信号を出力
し、トランクを開ける。
【0018】このような操作は、一般的には車両から降
車して車両を離れるときにドアロックスイッチを押した
り、車両に乗車するため車両に近付きながらドアアンロ
ックスイッチを押したり、買い物を終わり荷物をトラン
クに格納するため車両に近付きながらトランクスイッチ
を押したりする。そのため、前述したようにこれらに関
係する制御装置1,3,4,5,69はバッテリに直結
されて常に電源は供給されている。ところがキーレス信
号は車両を離れてすぐ入力されることも有るが、数時間
あるいは数日間も入力されないこともある。このような
ときのために常に制御装置が動作していては、消費電流
が大きいためバッテリの消費を抑えるためスリープ状態
にしている。具体的にはスリープにする条件は、イグニ
ッションキーがOFFまたはキーが差されていなくて、
ドアが閉まっていて、キーレスによる入力がなく、出力
している負荷が全くないときにスリープするようにして
いる。スリープしているときの動作やウェイクアップす
るときの動作については前述しているので省略する。
【0019】次にキーレスエントリシステムのより詳細
について説明する。図25は、システムの全体の構成を
示す図である。リモコン68から発せられた信号は、ア
ンテナ37で受けとめられ、親局であるCCU1に内蔵
されるチューナ38へと導かれる。ここで、入力された
信号は、図26に見られる様なハイ,ローのデジタル信
号に変換されMPU11のPI端子へ入力される。ここ
では、まず、リモコン信号の信号が解読され、キーコー
ドの抽出が行われる。CPU11で、キーコードの抽出
が完了された後、次に、そのキーコードが正しいものか
どうか判断される。ここでキーコードが正しいものと判
断された場合、通信IC12へモータ6を駆動する信号
を出力する。通信IC12は、多重通信線7により、子
局である複数のLCU3と接続され、半2重通信を行っ
ている。LCU3は、それぞれ重複しない固有のアドレ
スを持っており、このアドレスにより通信対象LCUを
選択できる様になっている。モータ6を駆動する信号
は、該当するLCUのアドレスと共に送信され、モータ
6を駆動する。
【0020】図26は、チューナ38から出力されるキ
ーコード信号を示している。信号のパターンは大きく分
けて3つの部分に分かれており、勿論リモコン68から
発せられるリモコン信号自体も3つの部分に分かれてい
る信号である。
【0021】A部は、“Hi”と“Lo”とが規則正し
く繰り返している波形からなるプリアンブル部である。
プリアンブル部は、CPU11がチューナ38から出力
された信号がノイズなのか、リモコン信号なのかの区別
や、チューナ回路の動作安定化のために用いる部分であ
る。
【0022】B部は、PWM信号(パルス幅変調)とな
っているデータ部である。このデータ部は、リモコン6
8が発したリモコン信号の指令部分(コマンド信号部
分)である。そして、B部は、データの先頭である事を
示すデータヘッドと、8ビット(ビット7からビット0
まで)からなるコマンド部と、パリティビットにより構
成されている。
【0023】コマンド部のビットの詳細は、図に示され
ている様に、パルス幅により“0”,“1”を区別する
波形となっている。それぞれ周期Tに対して、パルス幅
が(1/3)Tの場合は“0”であり、(2/3)Tの場
合は“1”であることを表現している。この“0”,
“1”の区別から指令を読む事を後述するコマンド信号
解析と言う。続くB′部は、B部と同様な信号であり、
MPU11がB部を信号解析した結果が本当に正しかっ
たかどうかを判定する為に、再度信号解析を行いB,
B′部の信号解析結果が一致するかどうかで、信号解析
の結果を生かすかどうか判断している。つまり、2連照
合している訳である。ここで、B,B′部は全く同一の
パターンとしなくても良く、たとえば、B部の反転信号
をB′部として反転2連照合としても良い。
【0024】図15は、リモコン信号を受信していない
時のチューナ38が出力する波形である。
【0025】図15(a)は、アンテナ37の受信する
周波数帯にノイズが無い場合である。チューナ38から
のプリアンブル部の波形は、常に“Lo”である連続波
形として出力される。
【0026】図15(b)は、ノイズがある場合であ
る。不規則なパルス状の波形が出力される。
【0027】以上に述べた規則正しい波形,連続波形お
よび不規則な細かいパルス状の波形の違いを“Hi”と
“Lo”のパルス周期やパルス幅の違いから検出し、リ
モコン信号が受信されたかどうか、あるいはリモコン信
号かノイズかなどの電波区別が行われる。
【0028】まず最初に、取り除こうとするノイズの種
類について説明する。図15に示したノイズは、リモコ
ン信号が入力されていない時に、チューナから出力され
るノイズで、通常ホワイトノイズと呼ばれるものであ
る。ちょうど、FMラジオにて、放送電波を受信してい
ない時に発生するザーという音のノイズである。受信装
置は、このノイズ信号と、リモコン信号を区別しなけれ
ばならない。次に、リモコン信号受信状態において、入
り込む高周波ノイズである。このノイズは、一般にエネ
ルギーが大きく、パルス幅が非常に狭いのが特徴であ
り、特に、自動車等のガソリン機関では、燃料の点火に
伴う点火ノイズが発生するため、この様なノイズが多
い。したがって、受信機は、ホワイトノイズと、単発的
な高周波ノイズの2つのノイズを除去しなければならな
い。
【0029】図16に、リモコン信号が入力された場合
のキーコード信号にノイズが無い場合、ある場合の波形
を示す。図で「ノイズあり」となっているものには、高
周波の幅の狭い信号が所々入力されており、元の信号が
汚染されている。このノイズは、先の説明での後者にあ
たるものである。
【0030】一般に、入力された信号の復元を行う場
合、サンプリング定理に基づいた手法により、入力信号
のサンプリングを行い、サンプリング周期により入力信
号の復元を行うが、ノイズの位置と、サンプリングのタ
イミングが一致してしまった場合、正しいサンプリング
が実行出来なかった事になる。その為、受信機の感度を
落とし、ノイズを拾わない様にしたりしている。しかし
ながら、この手法は、ノイズばかりではなく、正規信号
までも拾いにくくするため、得策とは言えないものがあ
った。そこで本発明に示すように、サンプリング周期で
サンプリングした後、サンプリング周期よりも十分短い
時間経過後に、再度入力信号を確認すれば、ノイズを簡
単に除去出来る様になる。
【0031】図17は、前記したサンプルタイミングと
ノイズが一致した場合の回避方法と、ホワイトノイズと
リモコン信号を区別するフローチャートである。基本的
に、定時間割込み処理200は、サンプリング定理に基
づき設定されたサンプリング周期毎に実行される処理で
あり、チューナ出力信号のプリアンブル部(A部)を監
視し、リモコン信号かホワイトノイズかの電波区別をす
る処理である。
【0032】ステップ201で、チューナ出力信号が入
力されるPI端子のレベルが“H”であった場合、ステ
ップ203で、所定の遅延時間が設定される。この遅延
時間は、取り除こうとしている高周波ノイズのパルス幅
に見合った十分長い時間に設定する必要がある。続いて
ステップ204で、再度PI端子の状態が確認される。
ここでPI端子の状態が“L”であった場合、つまり、
一度“H”であると認識した後、ステップ203での時
間経過後に状態が変化してしまった場合であるが、これ
は、ステップ201または、ステップ204で行ったP
I端子の状態確認が無効であるという事になる。つま
り、どちらかは、ノイズを捕らえてしまった事になる。
そこで、再度ステップ201に戻ってPI端子の状態の
確認をやり直す。したがって、ここまでの処理は、ステ
ップ203の遅延時間前後におけるPI端子の状態を2
連照合で一致するまで処理を繰り返すものである。よっ
て、この処理により、ステップ203で設定される遅延
時間よりも早い周波数(短いパルス幅)のノイズは、無
視されてしまう事がわかる。処理202,処理205も
同様で、PI端子の論理が逆になっているだけである。
続いて、具体的にどの様な信号になるか、図18を用い
て説明する。
【0033】図18は、それぞれPI端子の入力信号に
ノイズが入り、サンプルタイミングとノイズの位置が一
致してしまった場合における認識波形(抽出波形)の相
違を示している。図のa.本発明によらない場合の方
は、ノイズを信号と判断してしまう為、抽出波形が崩れ
てしまい正しい波形認識が行われていない。一方、b.
本発明による場合の方は、図17に示すステップ201
〜205による2連照合により正しい波形認識が行われ
ている。この様に本発明によれば、PI端子に高周波ノ
イズが入り込んでも2連照合で一致するまで信号の再確
認が行われるので、正しい波形認識が行われる事がわか
る。
【0034】図17の定時間割込み処理に戻って説明を
続ける。先にも説明した通り、この処理は、基本的にチ
ューナ出力信号のプリアンブル部(A部)を監視し、リ
モコン信号かホワイトノイズかの電波区別をする処理で
ある。サンプルタイミングとノイズが一致した場合の処
理を終えた、ステップ206で、カウンタCT1が0で
あるかどうかチェックされる。0ならば、ステップ20
7でフラグHIOKがクリアされる。
【0035】続いて、ステップ208で、カウンタCT
1がインクリメントされ、ステップ209で、カウンタ
CT2がクリアされる。ステップ210において、カウ
ンタCT1が4を越えていたならば、ステップ211
で、フラグHIOKがセットされる。
【0036】一方、ステップ205で“Hi”でなかっ
た場合、ステップ212で、カウンタCT2が0である
かどうかチェックされる。0ならば、ステップ213で
フラグLOOKがクリアされる。
【0037】続いて、ステップ214で、カウンタCT
2がインクリメントされ、ステップ215で、カウンタ
CT1がクリアされる。ステップ216において、カウ
ンタCT2が4を越えていたならば、ステップ217
で、フラグLOOKがセットされる。
【0038】ステップ218では、フラグHIOKとL
OOKとが共にセットされているかどうか判断される。
セットされていればステップ219で、フラグRCOK
がセットされる。すなわち、リモコン信号であると判断
する。そして、ステップ220で、定時間割込み処理の停
止が為される。
【0039】上記のように、電波区別は、定時間割込み
処理を利用し、前述したA部の“Hi”と“Lo”のパ
ルス幅やパルス周期から判断し行っている。本実施例で
は、“Hi”と“Lo”のパルス幅およびパルス周期が
規則正しく繰り返された場合をリモコン信号であると判
断するものである。
【0040】なお、MPU11には、PI端子に入力さ
れる信号の立ち上がりエッジと、立ち下がりエッジが入
力された時間を記憶するパルス幅測定機能があり、通常
は、この機能を用いてパルス幅や、パルス周期を正確に
計測する事ができる。図17に示す手法により、なぜ行
う必要があるかというと、ホワイトノイズが多量に入力
されると、パルス幅測定機能による処理が何度も繰り返
され、他の処理が実行できなくなるという問題を回避す
るためである。
【0041】以上の様に、本発明では、図17によりホ
ワイトノイズと、リモコン信号の分離を、まず実施した
後に、MPU11にあるパルス幅測定機能を使用してリ
モコン信号の解析を実施する様にしているため、ノイズ
環境の悪い所でも正確なリモコン信号の解析が行える利
点がる。尚、定時間割込み処理の定時間の間隔やカウン
タの回数等は、リモコン信号とノイズの波形の違いやサ
ンプリング法の違い等に合わせて、確実に電波区別が行
える様に調整する必要がある。
【0042】次に、リモコン信号解析処理について説明
する。図19は、MPU11に内蔵されるパルス幅測定
機能を用いてPI端子に入力されるリモコン信号のキー
コードを認識する為の処理である。この処理は、図17
のステップ219でセットされるRCOK=“1”によ
り自動的に起動される処理である。起動方法について
は、本発明に関係ないので、割愛する。
【0043】まず最初に、MPU11に内蔵されるパル
ス幅測定機能について説明する。図20は、パルス幅測
定機能の概略図である。エッジ検出器1010は、エッ
ジ選択器1011の指令により、立ち上がりエッジを捕
らえるのか、立ち下がりエッジを捕らえるのかの選択に
より、PI端子に入力される信号を常に観測している。
エッジ選択器への指令は、ソフトウェアにより任意に選
択可能になっている。ラッチ回路1012は、エッジ検
出器1010からのエッジ検出信号により、今現在のフ
リーランタイマ1013の値を保持するものである。フ
リーランタイマ1013は、常に一定時間(本実施例で
は、1μs)でカウントアップ動作を続ける16ビット
カウンタであり、$0000〜$FFFFまでカウント
動作をし、$FFFFを越えると、また$0000から
カウントアップを始める様になっている。つまり、エッ
ジ選択器1011から立ち上がりエッジを捕らえる様
に、エッジ検出器1010に指令が行くと、エッジ検出
器1010は、PI端子に入力される信号の立ち上がり
を監視する様になり、立ち上がりエッジが入力されると
その時のフリーランタイマ1013の値をラッチ回路1
012に保持するという動作を行うものである。
【0044】続いて、図21を用いてパルス幅の測定方
法を説明する。図21は、PI端子の入力信号と、フリ
ーランタイマ1013の値を示しており、PI端子の最
初の立ち上がり点Aのフリーランタイマの値を$F00
0、次の立ち下がり点Bの値を$8000、そして次の
立ち上がり点Cの値を$1000として捕らえている事
を示している。時間は左から右へと流れている事からP
I端子のレベルが“Hi”となっているパルス幅(T)
は、B点の値からA点の値を引いたカウント値になる。
同様に、“Lo”となっているパルス幅(T′)は、C点
の値からB点の値を引いたカウント値になる。フリーラ
ンタイマが1カウントするのに要する時間は、1μsで
あるので、カウント値に1μsの時間を乗算してやれ
ば、それぞれT,T′の時間が簡単にもとまる。したが
って、Tであれば、($8000)−($F000)=$
9000であり、同様にT′は、($1000)−($800
0)=$9000となる。この値は、16進数であるの
で、10進数に変換して時間換算すると、36.864
ms という時間が出てくる。あとは、PI端子の信号
の立ち下がり、立ち上がりを設定する事により、パルス
幅,パルス周期といった測定が自由に行われる事が理解
できる。
【0045】次に、図19の信号解析処理にもどり、リ
モコン信号の受信方法と、リモコン信号受信中に高周波
ノイズが入り込んできた場合のノイズ除去方法について
説明する。まず、信号解析処理について大まかな流れを
説明する。図17の定時間割込み処理により、リモコン
信号が入力された事がわかると、図19の信号解析処理
がスタートする。ステップ301で、信号解析が完了し
ている場合、ステップ306へ飛び、コマンド信号解析
処理を自ら停止し、ステップ307で、定時間割込み処
理が起動され終了する。つまり、リモコン信号待ちの状
態に戻る事になる。
【0046】信号解析が完了していない場合、ステップ
302で、A部(プリアンブル部)の解析が完了してい
るか判断される。完了していない場合、ステップ400
でA部の解析が引き続き実行される。ステップ400の
A部の解析は、図17で実施した電波区別が、本当に正
しいか再確認するものである。
【0047】A部の検出が完了している場合、ステップ
303で、B部(データ部)の解析が完了しているかチ
ェックされる。完了していない場合、ステップ500
で、B部の解析が引き続き実行される。実際にキーコー
ド解析が行われるのは、このステップ500の処理であ
る。
【0048】ステップ304では、波形のパルス幅,パ
ルス周期,パターンなどの相違やデータフレームの時間
オーバーなどと言った異常がチェックされる。異常があ
れば、ステップ305において、解析されたコマンドが
消去される。続いて、ステップ306で自らのコマンド
信号解析処理を停止し、ステップ307で、定時間割込
み処理が起動され終了する。
【0049】次に、ステップ400に示すプリアンブル
解析処理について説明する。この処理は、先に説明した
通り、リモコン信号のA部の解析を行う処理である。A
部は、図14に示した様にデューティ50%の規則正し
い方形波であり、本実施例では、この信号がある時間
(TM1)連続した場合のみリモコン信号の先頭である
と判断させている。
【0050】図22は、プリアンブル解析処理のフロー
チャートである。ステップ401で、まずタイマTMR
がクリアされる。このタイマは、図17の定時間割込み
処理とは別の定時間処理によってカウントアップされて
いるタイマで、結局のところ、PI端子に入力される信
号のエッジ間隔を測定している。図19の信号解析処理
は、入力信号があって初めて起動される処理であるた
め、信号がなくなると、いつまでも起動されないままと
なる。そこで、PI端子に信号が入力されなくなった
(つまり、リモコン信号が来なくなった)のを検出し
て、信号解析処理を中断し、処理を初期状態に戻すため
に使用している。この処理により、リモコン信号の信号
解析がスタートした後、リモコン信号が途切れてしまっ
ても、異常に気づくため、すぐに最初からやり直しが実
行できる様になるため、無駄時間の無い信号解析を行う
事ができる。
【0051】ステップ402では、入力エッジが立ち上
がりであるのか、立ち下がりであるのか判断され、立ち
上がりである場合、ステップ403で、ある時間が待た
される。続いて、ステップ404でPI端子の入力信号
レベルが確認される。ここで、信号レベルが“L”だっ
た場合、つまり、PI入力端子の入力信号の立ち上がり
を捕らえたにも係わらず信号が立ち上がっていない場
合、この捕らえた信号は高周波ノイズであると判断でき
るため、ここで処理を中断して新たな入力信号に備える
べくステップ400を終了させる。同様に、ステップ4
02で立ち下がりエッジであると判断された場合、ステ
ップ405で遅延時間が持たれ、ステップ406で、入
力信号レベルの確認が行われる。ここでも、立ち下がり
であるにも係わらず、信号レベルが“H”の場合、高周
波ノイズと判断しステップ400を終了させる。
【0052】次に、ここまでの処理を図23を用いて説
明する。図23は、PI端子に入力されるリモコン信号
に高周波ノイズ(自動車の点火ノイズ等)が乗ってしま
った場合の信号波形と、その拡大図、及び、各ステップ
での処理が、どのように効果を上げているか示してい
る。一般に高周波ノイズは、パルス状の幅の狭いノイズ
であるため、この特性を利用して除去している。図23
では、プリアンブル信号を解析中に、リモコン信号の立
ち上がりを検出したあと、次の立ち下がりを検出してパ
ルス幅の測定を行おうとしている時にノイズが入力され
てしまった場合を想定している。
【0053】PI端子に信号の立ち下がりが入力され、
図19の信号解析処理が起動されると、ステップ400
のプリアンブル解析処理が実行される。立ち下がりエッ
ジである事から、まずステップ405による遅延が行わ
れ、ある時間待たされる。この時間は、取り除こうとす
るノイズのパルス幅により可変すべきデータである為、
一概にいくつとは言えない。その後、ステップ406で
PI端子のレベルがチェックされる。そして、ステップ
400の起動条件、つまり、立ち下がりを捕らえたのだ
から、当然信号は、“L”となっていなければならない
にもかかわらず、“H”であった場合、ステップ405
での遅延時間よりも、短いパルスが入力された事が理解
できる。PI端子に入力されるリモコン信号の信号パタ
ーンは、受信装置側では、当然既知であるため、この様
な短い信号は、容易に異常信号(ノイズ)であると判断
することができる。したがって、高周波ノイズが複数回
入力されても、それがノイズであると判断できる。な
お、正しいリモコン信号のエッジ近傍にノイズがあった
場合、このノイズを正規信号と判断してしまう事がある
が、これによる誤差は遅延時間分であるため、問題にな
らないくらい短い時間である。たとえは、本実施例の場
合、正規リモコンのパルス幅は、約2msであり、取り
除こうとしているノイズの時間(遅延時間)は、約10
μsである。以上の様な処理をする事により、高周波ノ
イズを完全に分離できる様になるため、ノイズ環境に強
い信号解析の手法を提供できる。
【0054】図22に戻って説明を続ける。まず最初に
立ち上がりエッジを検出した場合、ステップ403から
ステップ404を通りステップ407で、TP2の計測
が行われる。一番最初の場合、前回の立ち上がりエッジ
の入力された時間SVFRCTにはデータがないため、TP2
の値はでたらめであり、ステップ408でNOとなり、
ステップ410が実行されTP2OK=“0”となる。
TP2OKは、パルス周期TP2が正規のものか否かを
判定するためのフラグである。そして、ステップ411
で図20に示すエッジ選択器1011に、立ち下がりエ
ッジを選択する様に切り換える。続いて、ステップ41
2で立ち上がりエッジの時刻をSVFRCTに格納する。これ
により、SVFRCTのデータは、PI端子に入力される信号
の立ち上がりエッジが入力された時刻である事がわか
る。そして、ステップ418で、TP1OK,TP2O
K共に“1”であるかどうか判断され、この場合NOで
あるので、ステップ420で、TM1がクリアされる。
TM1は、TP1OK,TP2OK共に“1”となった
時に起動されるタイマで、ステップ401のTMRと同様
にカウントアップされている。このタイマは、プリアン
ブルが、ある時間連続して検出された場合に初めてプリ
アンブル検出完了と判断するのに使用しており、また、
プリアンブル検出完了から、次の処理であるキーコード
解析処理が開始されるまでの時間をも規定している。本
実施例では、より確実にリモコン信号を認識するため
に、リモコン信号の途切れを検出するタイマ(TM
R),プリアンブル信号検出からキーコード解析開始ま
での時間制限を規定するタイマ(TM1)、キーコード
解析開始から解析完了までの時間制限を規定するタイマ
(TM2)を使用している。本実施例では記載していな
いが、TM1タイマが規定時間を越えた場合に、図19
のステップ302にあるプリアンブル部解析完了のサイ
ンが出され、次のステップ303への足がかりとなった
り、異常を検出して、信号解析処理を初期化し、短時間
で次のリモコン信号の入力に対応できる様に備えてい
る。
【0055】SVFRCTにデータが格納されたことで、基準
となる時刻が決定された。また、PI端子は、次の立ち
下がりエッジを捕らえる様に設定されたので、立ち下が
りエッジを待つようになる。
【0056】立ち下がりエッジが入力されると、今度
は、ステップ402からステップ405,ステップ406を
通り、ステップ413で、TP1の計測が行われる。I
CRは、図20のラッチ回路1012が捕らえたフリー
ランタイマの値である。したがって、ICRからSVFRCT
を減算すれば、立ち上がりエッジから立ち下がりエッジ
までの所要時間が求まり、これは、PI端子に入力され
た信号の“Hi”時間のパルス幅である事が理解でき
る。また、先ほどのTP2は、立ち上がりエッジから立
ち上がりエッジまでの時間、つまりパルスの周期データ
である事も容易に理解できる。さらに、TP1L,TP
1Hと、TP2L,TP2Hは、おのおのTP1,TP
2の正規信号であると判断する公差範囲の制限値であ
り、この公差範囲内にTP1,TP2がある場合、フラ
グTP1OK,TP2OKがセットされ、公差範囲から
外れている場合、クリアされる事もわかる。
【0057】各データ,制限値の関係を図24に示す。
この図から、TP1は、パルス幅であり、TP1H,T
P1Lは、その公差範囲。また、TP2は、パルス周期
であり、TP2H,TP2Lは、その公差範囲であり、
それぞれ、フリーランタイマのB点からA点の差分がT
P1、C点からA点の差分がTP2となり、以下順番に
計測が繰り返される。
【0058】以上から、図22は、ノイズ環境に強い、
プリアンブル部を解析,検出する処理である事が理解で
きる。
【0059】次に、図19のステップ500であるキー
コード解析処理について、説明する。最初にステップ5
01で、タイマTMRのクリア,タイマTM1のクリア
と、タイマTM2の起動判定処理が実行される。TMR
は、図22のステップ401で実行しているものと同様
のもので、同じ目的で使用されるものなので、説明を省
略する。ステップ502は、高周波ノイズの除去を行う
処理である。これも、図22から図23において、説明
した内容と同一内容なので、割愛する。次に、ステップ
503で、入力エッジの確認が行われ、立ち上がりエッ
ジなのか立ち下がりエッジなのか判断される。立ち下が
りの場合、図22で説明したようにパルス幅の測定が行
われる訳であるが、キーコードの場合、パルス幅の大き
さにより、データ“0”と、データ“1”の識別が追加
される。これは、図14で説明した通りである。ステッ
プ507からステップ511までは、立ち下がりエッジ
の位置が、どのエリア内にあるかにより、データ
“0”,“1”の認定を行っており、どちらのエリアに
もない場合、直ちに処理を終了させている。これは、判
定エリア範囲外の信号を無視している事になり、逆に言
えば、判定エリア内にあるデータであれば何でもデータ
として認識してしまうものである。ここで仮に、本実施
例に似た信号パターンのリモコン信号が入力された場
合、容易にデータとして認定する現象が発生する訳であ
るが、この不具合は、データ部を複数回繰り返し入力す
事により、対策している。つまり、取り込んだデータ部
のフレームを多連照合して本物か否かを判別しているの
である(図14に示す、B,B′部)。この様に、本実
施例では、リモコン信号に近似した信号を積極的に取り
込む事により、受信感度の能力向上を援助する形とし、
データの信頼性は、取り込んだデータを多連照合するこ
とで確保し、ノイズに強い受信装置を提供している。
【0060】ステップ503で立ち上がりと判断された
場合ステップ504からステップ506において、立ち
上がり位置が正常か否か判断される。正常の場合、フラ
グTD3OK=“1”となり、異常の場合TD3OK=
“0”となる。ステップ512で、前記フラグTD3O
Kと、パルス幅の認定結果がチェックされ、異常がある
場合は、ステップ518で初期化処理を実行し、図19
の信号解析処理は、最初からやり直される。ステップ5
12で正常だった場合、ステップ513で認定データの
格納が行われ、ステップ514で、タイマTM1のクリ
アと、タイマTM2の起動処理が行われる。TM1は、
図22のステップ419で起動されるタイマであり、プ
リアンブルの継続時間の規定と、キーコード認識が開始
されるまでの時間規定を行っているタイマであったの
で、認識が開始された、ここでクリアされる。タイマT
M2は、キーコード解析処理がスタートした時に、1度
だけ起動されるタイマで、キーコード解析開始から、キ
ーコードの抽出完了までの制限時間を規定するタイマで
ある。このタイマも同様に、定時間割込み処理とは別の
定時間処理によってカウントアップされているタイマ
で、キーコード検出が長引いたり、信号が途切れた場合
の異常を検出し、すぐに最初からやり直しが実行できる
様にしている。本実施例の様に、随所に処理を実行する
時間制限をするタイマを組み込む事により、異常があっ
た場合においても、無駄時間の無い信号解析を行う事が
できる。
【0061】次に、ステップ515において、すべての
データの取り込みが完了したかどうか判断され、完了し
ていた場合、ステップ516で、データの照合が行われ
る。ここでは、複数回取り込んだデータ部が同一データ
であるかどうか、多連照合の判断がなされる。この判定
結果がOKの場合、ステップ518で、キーコードの抽
出が行われ、モータ6を動作させる信号の基となる。N
Gの場合は、ステップ519で初期化され最初からやり
直しされる。
【0062】図26にPI端子入力信号に対する、デー
タ“0”,“1”,パルス周期のデータ値と、それらの
公差の関係を示す。ここでは、データ“0”が入力され
た場合について実線で示してあり、破線部は、データ
“1”が入力された場合の位置を示してある。基本的に
は、図24と同一内容である。
【0063】以上の様に、本実施例によれば、受信器の
感度を落とす事なく、ノイズと信号を分離できるので、
ノイズ環境の悪い場所においても、変わらぬ性能を発揮
できる遠隔操作装置を提供できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明によれば、リ
モートコントロールからのキーレス信号が正規信号かど
うかを判断してからしか通常動作に移行しないため、ノ
イズが多い信号が入力されても、消費電流を抑えること
ができる。請求項2に記載した本発明によれば、受信器
の感度を落とす事なく、ノイズと信号を分離でき、ノイ
ズ環境の悪い場所においても、変らぬ性能を発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の中央処理装置のブロ
ック図。
【図2】従来例。
【図3】従来例。
【図4】従来例のときの動作状態。
【図5】従来例のときの動作状態。
【図6】本発明を多重通信システムに適用したときのシ
ステム図。
【図7】図6の端末処理装置のブロック図。
【図8】実施例における動作状態を表す図。
【図9】実施例における動作状態を表す図。
【図10】実施例における動作状態を表す図。
【図11】動作説明流れ図。
【図12】自動車に適用したときの他の実施例。
【図13】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図14】本発明の動作原理を示すリモコンの信号波
形。
【図15】本発明の動作原理を示すリモコンの信号波
形。
【図16】本発明の動作原理を示すリモコンの信号波
形。
【図17】本発明の動作原理を示すフローチャート。
【図18】本発明の動作原理を示すタイミングチャー
ト。
【図19】本発明の動作原理を示すフローチャート。
【図20】本発明の動作原理を示すシステムの内部構成
図の一部。
【図21】本発明の動作原理を示すタイミングチャー
ト。
【図22】本発明の動作原理を示すフローチャート。
【図23】本発明の動作原理を示すタイミングチャー
ト。
【図24】本発明の動作原理を示すタイミングチャー
ト。
【図25】本発明の動作原理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…中央処理装置、2…中央処理装置に接続されている
負荷類、3,4,5…端末処理装置、6…端末処理装置
に接続された負荷類、7…多重通信線、8,9,10…
端末処理装置の通信IC、11…中央処理装置の通信I
C、12…MPU、30…電源回路、31…バッテリ、3
2,33…第2の電源回路、34…抵抗、35…スイッ
チ類、36…ウェイクアップ用スイッチ類、37…アン
テナ、38,55…チューナ、39…チューナ用電源回
路、40…論理ゲート、41…発振回路、42…通信制
御回路、43…発振制御回路、44…入出力インターフ
ェイス、50…従来の制御装置、53…チューナ用電源
回路、54…アンテナ、56…MPU、57…論理ゲー
ト、58,59…発振回路、65…処理回路、1010
…エッジ検出器、1011…エッジ選択器、1012…
ラッチ回路、1013…フリーランタイマ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 11/30 305 G06F 11/30 305B (56)参考文献 特開 平4−91534(JP,A) 特開 平7−125535(JP,A) 特開 平5−32142(JP,A) 特開 平4−310444(JP,A) 実開 平5−89106(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/00 - 23/02 B60R 16/02 E05B 65/12 G06F 11/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモートコントロール装置からの信号を受
    信して車載制御装置のマイクロコンピュータに所定の信
    号を出力するチューナを有するものにおいて、ウェーク
    アップ信号の発生によって、前記マイクロコンピュータ
    がウェークアップした際に、そのウェークアップ信号が
    チューナから与えられたものか否かを判断し、チューナ
    から与えられたものであれば、その信号がノイズによる
    ものか否かを判断する機能を実行し、ノイズによるもの
    ではないと判断した時、当該マイクロコンピュータによ
    って所定の機器が起動される様に構成したことを特徴と
    する自動車用電子制御装置。
  2. 【請求項2】リモートコントロール装置からの信号を受
    信するチューナを有し、このチューナの出力信号に応じ
    てマイクロコンピュータが車載機器を起動制御する自動
    車用電子制御装置であって、 前記チューナの出力信号に含まれる高周波ノイズを除去
    するノイズ除去装置を備え、且つ前記ノイズ除去装置
    が、前記マイクロコンピュータのソフトで実行されるも
    のにおいて、 前記マイクロコンピュータは前記チューナからマイクロ
    コンピュータに入力される信号を周期的にサンプリング
    するステップ、 このサンプリング周期より短く、前記除去しようとする
    高周波ノイズの周期より長い設定された期間後に、前記
    チューナからマイクロコンピュータに入力される信号を
    再度確認するステップ、 両ステップによって得られた信号の状態から、ノイズの
    有無を判定するステップを実行することを特徴とする自
    動車用電子制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載された自動車用電子制御装
    置において、 前記チューナはその出力が、前記マイク
    ロコンピュータをウェークアップさせる為の他のウェー
    クアップ信号線と共に、マイクロコンピュータのウェー
    クアップ端子に入力される出力系統と、前記マイクロコ
    ンピュータのディジタル信号入力端子に入力される出力
    系統との2系統の出力ラインを有することを特徴とする
    自動車用電子制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載された自動車用電子制御装
    置において、 前記マイクロコンピュータは、ウェークアップ後前記チ
    ューナへの電源供給を間欠電源供給から連続電源供給へ
    切り換える様に構成したことを特徴とする自動車用電子
    制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載された自動車用電子制御装
    置において、 前記チューナは、車両のシステムが停止中には、電源供
    給が低電力供給状態に制限されており、この時リモート
    コントロール装置が操作された場合、車両のシステムが
    停止中であっても当該チューナへの電源供給が通常の電
    力供給状態へ切り換えられる様に構成されていることを
    特徴とする自動車用電子制御装置。
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