JP2012218656A - 車両用制御ユニット - Google Patents

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誠人 田中
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Abstract

【課題】低消費電力モード及び通常消費電力モードへの移行を短時間で行うことによって、車両の主電源が遮断された後の消費電力をより低く抑えることができる車両用制御ユニットを提供すること。
【解決手段】車両用制御ユニット1を、第1CPU2と第2CPU3とを電気的に接続するモード伝達ライン24と、車両のIG電源(主電源)14が遮断されたことを検出可能な電源遮断検出手段16と、該電源遮断検出手段16によって検出される前記IG電源14の遮断状態に応じて前記第1CPU2の消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第1モード切替手段21と、前記第1CPU2から前記モード伝達ライン24に出力される電位の値に応じて前記第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第2モード切替手段25と、を含んで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された電子機器を制御する複数のCPUを備えた車両用制御ユニットに関するものである。
車両の空調装置等の車載機器はそれぞれ専用の制御ユニットによって制御されているが、近年の高機能化に伴って電子的に制御される車載機器の数が増大している。このような事態に鑑み、制御ユニット内に複数のCPUを設け、各CPUに処理負荷を分散させることによって高機能化に対応するようにしている。
ここで、各制御ユニットはそれぞれ車載バッテリから電力供給を受けて動作するが、イグニッションキーが引き抜かれて車両が休止状態にある場合には、各制御ユニットの消費電力を低く抑えなければならない。
特許文献1には、車両が休止状態にある場合には、制御ユニット内のCPUをスリープ状態(低消費電力状態)に切り替えることによって消費電力を低く抑えるようにした車両用消費電力制御装置が提案されている。これによれば、或る1つのCPUにおいて車両の休止状態を認識した場合には、他のCPUにスリープ状態(低消費電力状態)へ移行することの移行指令を送信し、この移行指令を受信した各CPUはスリープ状態に移行するようにしている。これによって、多数のCPUを有する制御ユニットであっても、車両が休止状態にあるときには各CPUをスリープ状態に移行させて消費電力を低く抑えることができる。
又、各CPUは、イグニッションスイッチの状態(車両が休止状態にあるか否か)を検出するための電源監視回路をそれぞれ備えており、イグニッションスイッチがONした場合には、各CPUがそれぞれスリープ状態からウェークアップ状態(動作状態)に移行するよう構成されている。
特開平7−044209号公報
しかしながら、特許文献1において提案された車両用消費電力制御装置によれば、通信線によってスリープ状態への移行指令を受信側CPUに送信するようにしているため、移行指令の送信に時間を要するとともに、送信側CPUは受信側CPUが移行指令を受け取ったことを確認するまでスリープ状態への移行ができないためにスリープ状態への移行に時間が掛かるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、低消費電力モード及び通常消費電力モードへの移行を短時間で行うことによって、車両の主電源が遮断された後の消費電力をより低く抑えることができる車両用制御ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車両に搭載された電子機器を制御する複数のCPUを備えた車両用制御ユニットを、
第1CPUと第2CPUとを電気的に接続するモード伝達ラインと、
車両の主電源が遮断されたことを検出可能な電源遮断検出手段と、
該電源遮断検出手段によって検出される前記主電源の遮断状態に応じて前記第1CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第1モード切替手段と、
前記第1CPUから前記モード伝達ラインに出力される電位の値に応じて前記第2CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第2モード切替手段と、
を含んで構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源遮断検出手段を前記第1CPUのみに設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を前記第1CPUのみに設けるとともに、該電源電圧検出手段によって検出される電源の電圧値に応じて前記第1CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第3モード切替手段を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記第1CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記第2CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段を設けたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記第1CPUをユニット間通信ラインを介して外部の車両用制御ユニットに接続するとともに、通信ラインを介して前記第2CPUと接続したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1CPUは自身の消費電力モードの切り替えに応じてモード伝達ラインの電位を切り替え、第2CPUはモード伝達ラインの電位の認識によって低消費電力モード又は通常消費電力モードに素早く移行することができる。従って、第1CPUと第2CPUの消費電力モードを同期して素早く短時間で切り替えることができ、車両の主電源が遮断された後の消費電力をより低く抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、電源遮断検出手段を第1CPUのみに設け、主電源の遮断状態を第1CPUによって判断するとともに、第2CPUの消費電力モードを第1CPUに同期して切り替えるよう構成しているため、第2CPUに電源遮断検出手段を設ける必要がなく、当該車両用制御ユニットの構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を第1CPUのみに設け、電源の電圧を第1CPUによって判断し、例えば電源(バッテリ)の劣化時においてエンジン始動のためのクランキング動作が行われたために電源電圧が急激に低下し、車両用制御ユニットに供給される電源電圧も低下した場合には、第3モード切替手段によって第1CPUの消費電力モードを低消費電力モードに切り替えれば、これに同期して第2CPUの消費電力モードも低消費電力モードに切り替えられるため、第1及び第2CPUに記憶されているメモリが消去されてしまうという不具合の発生が防がれる。因みに、クランキング動作等によって電源電圧が急激に低下した場合に第1及び第2CPUの消費電力モードが通常消費電力モードに維持されると、電源に接続されているコンデンサに蓄えられている電荷が消費され、CPUに記憶されているメモリが消去される可能性がある。
又、第2CPUの消費電力モードの切り替えは第1CPUに同期してなされるため、第2CPUに電源電圧検出手段を設ける必要がなく、当該車両用制御ユニットの構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、第1CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替えるようにしたため、車両用制御ユニット全体の消費電力を一層低く抑えることができる。
請求項5記載の発明によれば、第2CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替えるようにしたため、車両用制御ユニット全体の消費電力を一層低く抑えることができる。又、モード伝達ラインを介して第1CPUから第2CPUへの消費電力モードの切替指示を行うようにしたため、負荷回路への電源の供給又は遮断を短時間で行うことができ、電源の消費電力を一層低く抑えることができる。
請求項6記載の発明によれば、外部の車両用制御ユニットとのユニット間通信ラインを第1CPUに設け、第2CPUは第1CPUを介して外部の車両用制御ユニットと通信を行うようにしたため、第2CPUにユニット間通信ラインを設ける必要がなく、当該車両用制御ユニットの構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
本発明に係る車両用制御ユニットの構成図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用制御ユニットの構成図であり、図示の車両用制御ユニット(ECU)1は、車両の空調装置等の車載機器を制御するためのものであって、第1CPU2と第2CPU3を備えている。
上記第1CPU2と第2CPU3はバッテリ電源4によってそれぞれ動作するものであって、これらの第1CPU2と第2CPU3は消費電力モードとして低消費電力モード(スリープモード)と通常消費電力モード(ウェークアップモード)を備えている。そして、バッテリ電源4と第1CPU2及び第2CPU3を接続する電源供給ライン5にはダイオード6とコンデンサ7,8及び定電圧回路9が設けられている。尚、定電圧回路9は、バッテリ電源4から供給される12Vの電圧を5Vに下げる機能を果たす。
上記電源供給ライン5のダイオード6とコンデンサ7の間から分岐する電源電圧検出ライン10は、第1CPU2に設けられた電源電圧検出手段11に入力回路12を介して接続されている。ここで、電源電圧検出手段11は、バッテリ電源4の電圧値を検出するためのものであって、第1CPU2には、電源電圧検出手段11によって検出されるバッテリ電源4の電圧値に応じて第1CPU2の消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第3モード切替手段13が設けられている。
又、主電源であるイグニッション電源(以下、「IG電源」と称する)14から延びる電源遮断検出ライン15は、第1CPU2に設けられた電源遮断検出手段16に接続されており、電源遮断検出ライン15にはダイオード17と入力回路18が設けられている。
ここで、第1CPU2は、ヒータコントロール制御を行うものであって、これには車両用制御ユニット1外に設けられた負荷回路としての外部回路19に含まれる複数の温度センサ(サーミスタ)20が接続されている。そして、この第1CPU2は、温度センサ20によって検出される内気温度及び日射量等の情報を受信する。又、第1CPU2は、ユニット間通信ライン31及び通信回路33を介して外部の車両用制御ユニットよりエンジン水温、イグニッション状態、ライトON/OFF状態、エンジン種別等の情報を受信し、空調装置のコンプレッサのON/OFF要求等を送信する。
而して、第1CPU2には、前記電源遮断検出手段16によって検出されるIG電源14の遮断状態に応じて第1CPU2の消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第1モード切替手段21が設けられている。
ところで、前記外部回路19に設けられた複数の温度センサ20は、電源供給ライン5から分岐する電源供給ライン22から電源供給を受けて動作するが、電源供給ライン22には、第1CPU2の消費電力モードの切り替えに応じて外部回路19への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段としての第1電源遮断回路23が設けられている。
他方、前記第2CPU3は、Clock(時計制御)及び表示制御を行うものであって、該第2CPU3と第1CPU2とはモード伝達ライン24によって電気的に接続されている。ここで、モード伝達ライン24は、第1CPU2の消費電力モードを第2CPU3に伝達するものであって、第2CPU3には、第1CPU2からモード伝達ライン24に出力される電位の値に応じて当該第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第2モード切替手段25が設けられている。
ここで、第2CPU3は、ワーニングランプの点灯情報、ライトON/OFF状態等の情報を受信し、ワーニングランプの点灯状態を表示デバイス(LCD)26に対して送信するものであって、これには当該車両用制御ユニット1内に設けられた負荷回路としての内部回路27に含まれる複数の操作スイッチ28が接続されている。
上記内部回路27に設けられた複数の操作スイッチ28は、電源供給ライン5から分岐する電源供給ライン29から電源供給を受けて動作するが、電源供給ライン29には、第2CPU3の消費電力モードの切り替えに応じて内部回路27への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段としての第2電源遮断回路30が設けられている。
ところで、第1CPU2はユニット間通信ライン31を介して外部の別の車両用制御ユニット(不図示)に接続されており、該第1CPU2と第2CPU3とはシリアル通信ライン32を介して互いに接続されている。尚、ユニット間通信ライン31には通信回路33が設けられている。
以上のように構成された車両用制御ユニット1において、IG電源14がON状態(IG電源14の電圧がH(High)の場合)には、そのことが電源遮断検出手段16によって検出され、このとき、第1モード切替手段21は第1CPU2の消費電力モードを通常消費電力モードに維持する。すると、この第1CPU2の通常消費電力モードに同期してモード伝達ライン24の電位はHとなるため、第2CPU3に設けられた第2モード切替手段25は第2CPU3の消費電力モードを通常消費電力モードに維持する。尚、電源電圧検出手段11によって検出されるバッテリ電源4の電圧が所定値(例えば、7V)以上である場合には、第1CPU2に設けられた第3モード切替手段13は第1CPU2の消費電力モードを通常消費電力モードに維持するため、第2CPU3の消費電力モードも通常消費電力モードに維持される。
そして、上述のように第1CPU2と第2CPU3の消費電力モードが共に通常消費電力モードにあるときには、第1電源遮断回路23と第2電源遮断回路30はバッテリ電源4から外部回路19と内部回路27への電源供給を許容するため、外部回路19の温度センサ20に通電されるとともに、内部回路27の操作スイッチ28にも通電され、温度センサ20や操作スイッチ28からの入力がモニターされる。
次に、上記状態からIG電源14がOFFされると(IG電源14の電圧がHからL(Low)になると)、そのことが電源遮断検出手段16によって検出され、第1モード切替手段21は第1CPU2の消費電力モードを通常消費電力モードから低消費電力モードに切り替える。すると、第1電源遮断回路23は、第1CPU2からのOFF信号によってバッテリ電源4から外部回路19への電源供給を遮断する。
又、第1CPU2の低消費電力モードへの切り替えに同期してモード伝達ライン24の電位はHからLへと切り替わるため、第2CPU3に設けられた第2モード切替手段25は第2CPU3の消費電力モードを通常消費電力モードから低消費電力モードへと切り替える。すると、第2電源遮断回路30は、第2CPUからのOFF信号によってバッテリ電源4から内部回路27への電源供給を遮断する。
そして、上記状態からIG電源14が再びONされると(IG電源14の電圧がLからHになると)、そのことが電源遮断検出手段16によって検出され、第1モード切替手段21は第1CPU2の消費電力モードを低消費電力モードから通常消費電力モードに切り替える。すると、第1電源遮断回路23は、第1CPU2からのON信号によってバッテリ電源4から外部回路19への電源供給を再開するため、外部回路19の温度センサ20への通電がなされる。
又、第1CPU2の通常消費電力モードへに切り替えに同期してモード伝達ライン24の電位はLからHへと切り替わるため、第2CPU3に設けられた第2モード切替手段25は第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モードから通常消費電力モードへと切り替える。すると、第2電源遮断回路30は、第2CPU3からのON信号によってバッテリ電源4から内部回路27への電源供給を再開するため、内部回路27の操作スイッチ28への通電がなされる。
そして、IG電源14をONした状態でエンジン始動のためにクランキング動作が行われた場合であって、特にバッテリ電源4が劣化しているときには、バッテリ電源4の電圧が急激に低下し、車両用制御ユニット1に供給される電源電圧も低下する。このような状態で第1CPU2と第2CPU3の消費電力モードを通常消費電力モードに維持しておくと、バッテリ電源4に接続されたコンデンサ7,8に蓄えられている電荷が消費され、第1CPU2と第2CPU3に記憶されているメモリが消去されてしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、第1CPU2に設けられた電源電圧検出手段11によって検出されるバッテリ電源4の電圧が所定値(例えば、7V)以下であれば、第3モード切替手段13が第1CPU2の消費電力モードを通常消費電力モードから低消費電力モードに切り替えるよう構成している。すると、モード伝達ライン24の電位がHからLになるため、第2モード切替手段25は第2CPU3の消費電力モードを通常消費電力モードから低消費電力モードへと切り替える。
以上のように、バッテリ電源4の電圧が急激に低下した場合には第1CPU2及び第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替えることによって第1CPU2と第2CPU3の消費電力が低く抑えられるため、バッテリ電源4の消耗が低減され、第1CPU2と第2CPU3に記憶されているメモリが消去されてしまうという不具合の発生が防がれる。
以上のように、本発明に係る車両用制御ユニット1によれば、第1CPU2は自身の消費電力モードの切り替えに応じてモード伝達ライン24の電位を切り替え、第2CPU3はモード伝達ライン24の電位の認識によって低消費電力モード又は通常消費電力モードに素早く移行することができるため、第1CPU2と第2CPU3の消費電力モードを同期して素早く短時間で切り替えることができ、車両のIG電源14が遮断された後の消費電力をより低く抑えることができる。
又、本実施の形態では、電源遮断検出手段16を第1CPU2のみに設け、IG電源14の遮断状態を第1CPU2によって判断するとともに、第2CPU3は第1CPU2に同期して消費電力モードを切り替えるよう構成したため、第2CPU3に電源遮断検出手段16を設ける必要がなく、当該車両用制御ユニット1の構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
更に、本実施の形態によれば、バッテリ電源4の電圧値を検出する電源電圧検出手段11を第1CPU2のみに設け、バッテリ電源4の電圧を第1CPU2によって判断し、例えばバッテリ電源4の劣化時においてエンジン始動のためのクランキング動作が行われたために電源電圧が急激に低下し、車両用制御ユニット1に供給される電源電圧も低下した場合には、第3モード切替手段13によって第1CPU2の消費電力モードを低消費電力モードに切り替えれば、これに同期して第2CPU3の消費電力モードも低消費電力モードに切り替えられるため、第1及び第2CPU2,3に記憶されているメモリが消去されてしまうという不具合の発生が防がれる。そして、第2CPU3の消費電力モードの切り替えは第1CPU2に同期してなされるため、第2CPU3に電源電圧検出手段11を設ける必要がなく、当該車両用制御ユニット1の構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
又、本実施の形態では、第1CPU2の消費電力モードの切り替えに応じて外部回路19及び内部回路27へのバッテリ電源4の供給又は遮断を切り替えるようにしたため、車両用制御ユニット1全体の消費電力を一層低く抑えることができる。
更に、本実施の形態では、第2CPU3の消費電力モードの切り替えに応じて内部回路27への電源の供給又は遮断を切り替えるようにしたため、車両用制御ユニット1全体の消費電力を一層低く抑えることができる。そして、モード伝達ライン24を介して第1CPU2から第2CPU3への消費電力モードの切替指示を行うようにしたため、内部回路27への電源の供給又は遮断を短時間で行うことができ、バッテリ電源4の消費電力を一層低く抑えることができる。
その他、本実施の形態では、外部の車両用制御ユニットとのユニット間通信ライン31を第1CPU2に設け、第2CPU3はシリアル通信ライン32及び第1CPU2を介して外部の車両用制御ユニットと通信を行うようにしたため、第2CPU3にユニット間通信ライン31を設ける必要がなく、当該車両用制御ユニット1の構成を単純化してコストダウンを図ることができるという効果も得られる。
尚、以上の実施の形態では、IG電源14のOFF時に第1CPU2と第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替えるようにしたが、IG電源14がOFFであって、且つ、別の条件が成立した場合に第1CPU2と第2CPU3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替えるよう構成しても良い。この場合の別の条件としては、例えば以下のような条件が考えられる。
1.IG電源14のOFF後に外部の(他の)車両用制御ユニットとの通信によって低消費電力モードへの移行を互いに確認し、外部の車両用制御ユニットの低消費電力モードへの移行が可能(スリープ許可信号受信)、且つ、自己の低消費電力モードへの移行が可能であれば、第1及び第2CPU2,3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替える。
2.IG電源14のOFF後、所定時間、外部からの信号が受信できない場合に第1及び第2CPU2,3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替える。
3.車両において、ユーザーによって所定の操作が行われた場合に第1及び第2CPU2,3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替える。例えば、車両のドアがロックされた場合に、そのロック完了信号を外部の車両用制御ユニットから受信した場合に第1及び第2CPU2,3の消費電力モードを低消費電力モードに切り替える。
1 車両用制御ユニット(ECU)
2 第1CPU
3 第2CPU
4 バッテリ電源(電源)
5 電源供給ライン
6 ダイオード
7,8 コンデンサ
9 定電圧回路
10 電源電圧検出ライン
11 電源電圧検出手段
12 入力回路
13 第3モード切替手段
14 IG電源(主電源)
15 電源遮断検出ライン
16 電源遮断検出手段
17 ダイオード
18 入力回路
19 外部回路(負荷回路)
20 温度センサ
21 第1モード切替手段
22 電源供給ライン
23 第1電源遮断回路(回路電源遮断手段)
24 モード伝達ライン
25 第2モード切替手段
26 表示デバイス(LCD)
27 内部回路(負荷回路)
28 操作スイッチ
29 電源供給ライン
30 第2電源遮断回路(回路電源遮断手段)
31 ユニット間通信ライン
32 シリアル通信ライン
33 通信回路

Claims (6)

  1. 車両に搭載された電子機器を制御する複数のCPUを備えた車両用制御ユニットであって、
    第1CPUと第2CPUとを電気的に接続するモード伝達ラインと、
    車両の主電源が遮断されたことを検出可能な電源遮断検出手段と、
    該電源遮断検出手段によって検出される前記主電源の遮断状態に応じて前記第1CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第1モード切替手段と、
    前記第1CPUから前記モード伝達ラインに出力される電位の値に応じて前記第2CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第2モード切替手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用制御ユニット。
  2. 前記電源遮断検出手段を前記第1CPUのみに設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用制御ユニット。
  3. 電源の電圧値を検出する電源電圧検出手段を前記第1CPUのみに設けるとともに、該電源電圧検出手段によって検出される電源の電圧値に応じて前記第1CPUの消費電力モードを低消費電力モード又は通常消費電力モードに切り替える第3モード切替手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用制御ユニット。
  4. 前記第1CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用制御ユニット。
  5. 前記第2CPUの消費電力モードの切り替えに応じて負荷回路への電源の供給又は遮断を切り替える回路電源遮断手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両用制御ユニット。
  6. 前記第1CPUをユニット間通信ラインを介して外部の車両用制御ユニットに接続するとともに、通信ラインを介して前記第2CPUと接続したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用制御ユニット。
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