JPH0526569Y2 - - Google Patents

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JPH0526569Y2
JPH0526569Y2 JP1987042932U JP4293287U JPH0526569Y2 JP H0526569 Y2 JPH0526569 Y2 JP H0526569Y2 JP 1987042932 U JP1987042932 U JP 1987042932U JP 4293287 U JP4293287 U JP 4293287U JP H0526569 Y2 JPH0526569 Y2 JP H0526569Y2
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fiberscope
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internal combustion
intake
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、内燃機関の内部を監視するチヤン
バスコープに関する。
<従来の技術> 従来、内燃機関の内部たとえばピストン燃焼
面、吸排気弁の着座部あるいはシリンダライナの
摺動部等の状態を点検する場合は、シリンダカバ
ーを開放したり、ピストンや吸排気弁等を取り外
して目視あるいは撮影により点検していた。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、従来の方法では、上記シリンダ
カバーを開放したり、ピストンや吸排気弁等を取
り外して内部を点検しているため、内燃機関の保
全に時間がかかるという問題がある。また、点検
のたびにシリンダカバーを開放したり、ピストン
や吸排気弁等を取り外すため、上記内燃機関等の
耐久性や信頼性が低下するという問題がある。
そこで、この考案の目的は、シリンダカバーを
開放したり、ピストンや吸排気弁等を取り外した
りしない無開放の状態において、ピストン燃焼
面、吸排気弁の着座部あるいはシリンダライナの
摺動部等を目視したり、撮影することができる内
燃機関のチヤンバスコープを提供することにあ
る。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この考案のチヤンバ
スコープは、第1の部材と、上記第1の部材の一
端から所定距離を隔てた近傍部に、回転軸により
回転自在に一端部が取り付けられた第2の部材
と、上記第1の部材と上記第2の部材に保持され
て、上記第2の部材の他端部において受光部が開
口しているフレキシブルなフアイバースコープ
と、上記第2の部材を上記回転軸の回りに上記第
1の部材の他端部より回転させる回転機構とを備
えて、上記第1、第2の部材を一直線状にしてシ
リンダカバーの穴から燃焼室内に挿入し、一直線
の状態で、あるいは上記第2の部材を回転させて
折り曲げ、かつ上記第1の部材の一端をピストン
の頂面に当接させた状態で、上記フアイバースコ
ープにより燃焼室内面を観察できるようにしたこ
とを特徴としている。
<作用> たとえば、内燃機関の燃焼室内に、燃料噴射弁
を装着するためシリンダカバーの穴を通して、上
記第1、第2の部材を一直線状にして挿入し、上
記燃焼室の外部にある上記第1の部材の他端部か
ら上記第2の部材を回転軸の回りに回転機構で回
転させて折り曲げ、フアイバースコープの受光部
を燃焼室内の所望の位置に位置させる。こうする
ことによつて、燃焼室内の任意の箇所は、シリン
ダカバーの無開放の状態でチヤンバスコープを通
して、外部から目視したり、撮影することができ
る。
<実施例> 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
第1,2図において、Hは内燃機関のシリンダ
カバー、Cはシリンダライナ、Pはピストン、F
はシリンダカバーHの中心に設けられた燃料噴射
弁の取付穴に挿通したチヤンバスコープである。
上記チヤンバスコープFは角筒からなる第1の
部材1と、上記第1の部材1の一端から所定距離
を隔てた近傍部に、回転軸2aにより回転自在に
一端部が取り付けられた角筒からなる第2の部材
2を備える。
上記回転軸2aは第2の部材2と一体に形成
し、この回転軸に歯車20を固定している。一
方、上記第1の部材1の他端部に設けた回転軸2
1に歯車22を回転自在に取り付け、この歯車2
2を操作レバー23で回転できるようにしてい
る。上記歯車20と歯車22には歯付ベルト5を
巻回して、第1の部材1の他端部の操作レバー2
3によつて歯車22を回して、第2の部材2を回
転軸2aの回りに回転できるようにしている。上
記回転軸2a,21、歯車20,22および歯付
ベルト5で回転機構を構成している。
上記第1の部材1と上記第2の部材2の連結部
の詳細を第4図と第5図によつて説明する。第4
図は第2の部材2が第1の部材1の中心軸に対し
て略直角に回転した場合を示す図であり、第5図
は第4図の断面図である。第2の部材2の回転軸
2aは第5図に示すように、第1の部材1の一端
の近傍部に軸受3を介して回転自在に支持され、
回転軸2aの両端に歯車20,20を固定してい
る。
上記第2の部材2を第1の部材1に着脱するた
め、第4,6,8図に示すように軸受3を受ける
半円状の凹部9aを有するカバー9が、ヒンジ1
0により第1の部材1の本体部1aに回転自在に
取り付けられている。上記本体部1aの先端部は
半円状の凹部9bを備えて、この凹部9bとカバ
ー9の凹部9aとで軸受3の両側を支持してい
る。上記カバー9は本体部1aにネジ11,11
で固定している。第7図は上記第6図の断面図を
示している。第2の部材2を第1の部材1から離
脱する場合は第6図に示すように、ネジ11,1
1を外し、カバー9を開いた後、第2の部材2を
第1の部材1から離脱する。また、第2の部材2
を第1の部材1に装着する場合は、第8図に示す
ように、第2の部材2を第1の部材1に装着した
あとカバー9をネジ11,11によつて第1の部
材1に固定する。
また、第5図に示すように、第1の部材1およ
び第2の部材2の内部にはフレキシブルなフアイ
バスコープ7を挿通して、このフアイバスコープ
7の受光部8を第2の部材2の一端部に開口して
いる。すなわち、このフアイバスコープ7は第1
の部材1と第2の部材2によつて保持されてお
り、第2の部材2の回転に応じて自在に曲がる。
上記構成を有するこの考案のチヤンバスコープ
の動作を第2図と第3図により説明する。第2図
に示すように、第1の部材1の一端部に一直線状
に取り付けた第2の部材をシリンダカバーHの燃
料噴射弁用の穴を通して内燃機関の内部に挿入す
る。そして、操作レバー23を操作して歯付ベル
ト5および歯車20,20を介して第2の部材2
を第1の部材1に対して90度屈曲させる。その
後、上記第1の部材1の一端部をピストンPの頂
面に接して、クランク軸の回転角に応じてピスト
ンPを上下動させてチヤンバスコープ8の位置を
設定する。こうすることによつて、フアイバスコ
ープ7の受光部8を所望の位置に位置させる。シ
リンダライナCの内周面17を検査するときは、
上記第2の部材2を上記第1の部材1の回転によ
つて、上記第1の部材1の中心軸に垂直な平面内
で回転させて、受光部8で上記内周面17をスキ
ヤンする。
このようにして、上記シリンダカバーHの外部
にある上記第1の部材1の一端部からフアイバス
コープ7を通して上記シリンダライナCの摺動部
17の目視や撮影ができる。また、第3図に示す
吸排気弁18の着座部19および弁座部25は、
上記吸排気弁18の揚程駆動装置26を動作させ
て、上記着座部19や弁座部25の目視や撮影が
できる。したがつて、内燃機関の外部から内燃機
関を無開放の状態においてシリンダライナCの摺
動部17あるいは吸排気弁18の着座部19を目
視したり撮影することができる。また、第2の部
材2の第1の部材1に対する回転角は回転機構に
より任意に変え、たとえば第2の部材2を第1の
部材1と一直線に配置して、ピストンPの燃焼面
15をみてもよく、任意の角度にして他の位置を
みるようにしてもよい。
なお、上記第1の部材1はシリンダカバーHの
外部に設けられたゆれ止部13,14によつて第
1の部材1の中心軸に直角な方向に動かないよう
になつている。
上記実施例では、第1、第2の部材を筒形に
し、フアイバスコープをその中に入れたので、フ
アイバスコープを損傷することがない。なお、図
示しないが、第2の部材の先端に受光ダイオード
等の受光装置をつけてもよく、また、フアイバス
コープの一端より光を投射するようにしてもよ
い。
また、第1、第2の部材を中実の棒状にして、
フアイバスコープが外部に露出する形で第1、第
2の部材に保持してもよい。
<考案の効果> 以上より明らかなように、この考案のチヤンバ
スコープは、第1の部材の一端の近傍部に回転軸
を介して回転自在に一端部が取り付けられた第2
の部材を、上記第1の部材の他端部より回転機構
で回転させるとともに、上記第2の部材の他端部
に受光部が開口するようにしてフアイバスコープ
を、上記第1の部材と上記第2の部材に保持させ
ているので、内燃機関のピストン燃焼面、吸排気
弁の着座部あるいはシリンダライナの摺動部等を
シリンダカバーを開放したりピストンや吸排気弁
等の取り外したりしない無開放の状態において目
視したり撮影することができる。したがつて、こ
の考案のチヤンバスコープを用いれば、簡素かつ
安価な構成で、しかも容易かつ正確に燃焼室内を
観察でき、内燃機関の耐久性や信頼性を損なわず
に、短時間に内燃機関の検査を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のチヤンバスコー
プがシリンダカバーを貫通した状態を示す図、第
2図は上記実施例のチヤンバスコープの第2の部
材が第1の部材の一端部の回りに回転した状態を
示す図、第3図は吸排気弁と吸排気弁の揚程駆動
装置を示す図、第4図、第5図は上記実施例にお
ける第1の部材と第2の部材の連結部の詳細を示
す図、第6図、第7図および第8図は上記実施例
において第1の部材に第2の部材を着脱する方法
を示す図である。 1……第1の部材、2……第2の部材、2a…
…回転軸、7……フアイバスコープ、8……受光
部、F……チヤンバスコープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の部材と、 上記第1の部材の一端から所定距離を隔てた近
    傍部に、回転軸により回転自在に一端部が取り付
    けられた第2の部材と、 上記第1の部材と上記第2の部材に保持され
    て、上記第2の部材の他端部において受光部が開
    口しているフレキシブルなフアイバースコープ
    と、 上記第2の部材を上記回転軸の回りに上記第1
    の部材の他端部より回転させる回転機構とを備え
    て、 上記第1、第2の部材を一直線状にしてシリン
    ダカバーの穴から燃焼室内に挿入し、一直線の状
    態で、あるいは上記第2の部材を回転させて折り
    曲げ、かつ上記第1の部材の一端をピストンの頂
    面に当接させた状態で、上記フアイバースコープ
    により燃焼室内面を観察できるようにしたことを
    特徴とする内燃機関のチヤンバスコープ。
JP1987042932U 1987-03-23 1987-03-23 Expired - Lifetime JPH0526569Y2 (ja)

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JP1987042932U JPH0526569Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23

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JP1987042932U JPH0526569Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63150912U JPS63150912U (ja) 1988-10-04
JPH0526569Y2 true JPH0526569Y2 (ja) 1993-07-06

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ID=30859317

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JP1987042932U Expired - Lifetime JPH0526569Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61256316A (ja) * 1985-05-10 1986-11-13 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 遠隔点検装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61256316A (ja) * 1985-05-10 1986-11-13 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 遠隔点検装置

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JPS63150912U (ja) 1988-10-04

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