JPS6320835Y2 - - Google Patents

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JPS6320835Y2
JPS6320835Y2 JP16360383U JP16360383U JPS6320835Y2 JP S6320835 Y2 JPS6320835 Y2 JP S6320835Y2 JP 16360383 U JP16360383 U JP 16360383U JP 16360383 U JP16360383 U JP 16360383U JP S6320835 Y2 JPS6320835 Y2 JP S6320835Y2
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JP
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gear
cylinder head
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camshaft
drive
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JP16360383U
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JPS6070727U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、オーバヘツドカムシヤフト(OHC)
方式のエンジンにおいて該カムシヤフトによりエ
ンジン補機を駆動するための補機駆動装置に関
し、特にその位置決め構造に関するものである。
(従来技術) 従来より、このようなOHC方式のエンジンの
補機駆動装置の一例として、実開昭51−43402号
公報に示されるように、カムシヤフトにより歯車
機構を介してエンジン補機としてのオイルポンプ
を駆動するようにしたものが知られている。
しかるに、この場合、カムシヤフト側の駆動歯
車と噛合し且つオイルポンプの駆動軸に連結され
る従動歯車の位置決めを正確にかつ確実に行わな
いと、エンジン補機(オイルポンプ)の作動安定
性、信頼性の低下を招くとともに、駆動騒音の増
大を招くという問題がある。
さりとて、上記位置決めを新たな部材を設けて
行うことは、エンジン周りの構造が複雑となり、
組付性が悪いものとなる。
(考案の目的) 本考案の目的は、かかる点に鑑み、上記従動歯
車の位置決めを既存の部材を利用して簡単な構造
でもつて行うことにより、エンジン補機の作動安
定性,信頼性の向上を図るとともに駆動騒音の低
減を図り、しかも組付性を向上させることにあ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、上述の如くシリンダヘツド上に配置されたカ
ムシヤフトによりスキユー歯車等の歯車機構を介
してオイルポンプ等のエンジン補機を駆動するよ
うにしたOHC方式エンジンの補機駆動装置にお
いて、上記カムシヤフト側の駆動歯車と噛合しか
つエンジン補機の駆動軸に連結される従動歯車
を、その歯車軸がシリンダヘツドに設けた嵌挿孔
に回転自在に嵌挿保持され、かつ該歯車軸の上端
部がシリンダヘツドに取付けられるカムキヤツプ
等の取付部材によつて軸方向に規制保持されて位
置決めするようにしたものである。
このことにより、従動歯車をシリンダヘツドの
嵌挿孔に嵌挿し、取付部材をシリンダヘツドに取
付けることによつて、従動歯車が所定位置に位置
決めされて組付けられるのである。
(考案の効果) したがつて、本考案のOHC方式エンジンの補
機駆動装置によれば、カムシヤフトの駆動力をエ
ンジン補機に伝達する歯車機構における従動歯車
をシリンダヘツドの嵌挿孔に嵌挿することおよび
シリンダヘツドへの既存の取付部材の取付けとい
う、新たな部材を要さない簡単な構造によつて従
動歯車を所定位置に正確にかつ確実に位置決めし
て組付けることができるので、エンジン補機の作
動安定性,信頼性の向上および駆動騒音の低減を
図ることができるとともに、組付性の向上を図る
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図はOHC方式の6気筒V型
エンジンにおけるオイルポンプに本考案を適用し
た実施例を示す。上記V型エンジン1は、V字状
に左右に配設された第1および第2のバンク2,
3を有し、各バンク2,3のシリンダブロツク4
下面にはオイルパン5が取付けられており、該オ
イルパン5とシリンダブロツク4下部とで構成さ
れるクランクケース6内には前後方向に延びるク
ランクシヤフト7が配置されている。また、上記
シリンダブロツク4において、第1バンク2には
偶数番目の3つのシリンダ8…が、第2バンク3
には奇数番目の3つのシリンダ8…が形成され、
各シリンダ8に嵌装されたピストン9がコンロツ
ド10を介してクランクシヤフト7に前方から順
に連結されている。また、上記第1および第2バ
ンク2,3の、シリンダブロツク4上面に気密接
合されたシリンダヘツド11,11には、上記各
シリンダ8に対応して各々該シリンダ8に連通す
る吸気ポート12および排気ポート13が形成さ
れており、各吸気ポート12には該吸気ポート1
2を開閉する吸気弁14が、各排気ポート13に
は該排気ポート13を開閉する排気弁15がそれ
ぞれ配設されている。
上記各バンク2,3のシリンダヘツド11,1
1上にはクランクシヤフト7と同方向(前後方
向)に延びるカムシヤフト16,16がそれぞれ
配設されており、該両カムシヤフト16,16は
その前端部においてタイミングベルト(図示せ
ず)を介してクランクシヤフト7に駆動連結され
ており、該クランクシヤフト7により同期して回
転駆動される。上記各カムシヤフト16は、該カ
ムシヤフト16と平行に延びる一対のロツカーシ
ヤフト17,18の各々に揺動自在に支持された
吸気用および排気用ロツカーアーム19,20を
介して吸気弁14および排気弁15に連係されて
おり、カムシヤフト16の回転により吸気弁14
および排気弁15を開閉制御する動弁機構21を
構成している。また、上記各カムシヤフト16
は、シリンダヘツド11に設けた半円形状の軸受
部11aとカムシヤフト16を覆うようにシリン
ダヘツド11に取付けられる取付部材としてのカ
ムキヤツプ22に設けた半円形状の軸受部22a
とによつて回転自在に支承されている。該カムキ
ヤツプ22上にシリンダヘツドカバー23が被冠
されている。
尚、上記各バンク2,3のシリンダ8は、図示
していないが、クランクシヤフト7の軸方向にお
いて互いに他のバンクのシリンダの間に位置して
おり、第1バンク2の3つのシリンダ8…は、第
2バンク3の3つのシリンダ8…よりも上記カム
シヤフト16の前端部から離隔するようにクラン
クシヤフト7の軸方向にずれて配置されている
が、各バンク2,3のシリンダブロツク4および
シリンダヘツド11,11は前後が基本的に同一
になるように形成されている。すなわち、第2バ
ンク3のシリンダブロツク4とシリンダヘツド1
1は第1バンク2のそれらの後端と同じになるよ
うに形成されている。
このようなOHC方式のV型エンジン1におい
て、オイルパン5内の前部にはエンジンの各種潤
滑部に潤滑用オイルを送給するエンジン補機とし
てのオイルポンプ24が配置され、ブラケツト2
5を介してシリンダブロツク4の下面に取付られ
ている。このオイルポンプ24は、スキユー歯車
機構26を介して第1バンク2のカムシヤフト1
6に駆動連結されていて、該カムシヤフト16に
より駆動される。すなわち、上記スキユー歯車機
構26は、第1バンク2におけるカムシヤフト1
6の前端部近傍に設けられた駆動スキユー歯車2
7と、該駆動スキユー歯車27と噛合し上記オイ
ルポンプ24の駆動軸24a上端に連結された従
動スキユー歯車28とからなり、上記カムシヤフ
ト16の回転と共に回転する駆動スキユー歯車2
7によつて従動スキユー歯車28が回転駆動され
てオイルポンプ24の駆動軸24aを回転駆動す
るように構成されている。
そして、上記従動スキユー歯車28は、第3図
に拡大詳示するように、その歯車軸28aの上下
方向中央部に外方に突出する係止部28bが形成
されており、該歯車軸28aは、第1バンク2の
シリンダヘツド11に設けられた嵌挿孔29内に
回転自在に、かつ上記係止部28bが該嵌挿孔2
9の上面周縁部に係止されることによつて軸方向
下方の動きが規制されて嵌挿保持されている。ま
た、該歯車軸28aの上端部は、第4図にも示さ
れるようにカムキヤツプ22の前部裏面に、凹陥
形成された軸受部22bにスラストワツシヤ30
を介して軸方向上方の動きが規制されて保持され
ており、このシリンダヘツド11の嵌挿孔29と
該シリンダヘツド11に取付けられるカムキヤツ
プ22の軸受部22bとによつて従動歯車28が
位置決めされて組付けられている。
さらに、上記カムキヤツプ22の軸受部22b
には、一端がロツカーシヤフト17の中芯に設け
たオイル通路31に連通するオイル通路32が開
口されているとともに、駆動スキユー歯車27と
従動スキユー歯車28との噛合部に向つて開口す
るオイル溝33が形成されていて、動弁系潤滑用
オイルの一部をオイル通路32を介して軸受部2
2bに導いて潤滑するとともに、その後オイル溝
33を介して両スキユー歯車27,28の噛合部
に導いて潤滑するようになされている。また、上
記両スキユー歯車27,28の噛合部下方におけ
るシリンダヘツド11上面には油溜り部11bが
凹陥形成されていて、該油溜り部11bはオイル
通路34を介して上記嵌挿孔29に連通されてお
り、上記両スキユー歯車27,28の噛合部を潤
滑したのちオイルを油溜り部11bからオイル通
路34を介して嵌挿孔29に導いて該嵌挿孔29
の内周面を潤滑するようになされている。
上記のような構成により、カムシヤフト16の
駆動力をオイルポンプ24の駆動軸24aに伝達
するスキユー歯車機構26の従動スキユー歯車2
8は、その歯車軸28aをシリンダヘツド11の
嵌挿孔29に嵌挿することによつて回転自在に嵌
挿保持されるとともに、カムキヤツプ22をシリ
ンダヘツド11に取付けることによつて該カムキ
ヤツプ22の軸受部22bで軸方向に規制保持さ
れて位置決めされるので、従動スキユー歯車28
の位置決めを簡単に、しかも正確にかつ確実に行
うことができ、よつて組付性を向上できるととも
に、オイルポンプ24の駆動を安定して信頼性良
く行うことができ、またその駆動に伴う騒音の発
生を低減することができる。
また、上記従動スキユー歯車28の位置決め溝
造は、シリンダヘツド11に嵌挿孔29を設け、
かつ該シリンダヘツド11に取付けられる既存の
カムキヤツプ22を利用したものであるので、新
たな部材を要さず構造が簡単であり、よつて組付
性の一層の向上を図ることができるとともに、容
易にかつ安価に実施することができる。
さらに、上記実施例では、従動スキユー歯車2
8を位置決め保持するカムキヤツプ22の軸受部
22bおよびシリンダヘツド11の嵌挿孔29に
潤滑用オイルを導いて潤滑するようにしたので、
上記作動安定性、信頼性の向上を一層図るととも
に耐久性の向上をも図ることができる。
しかも、V型エンジン1において必然的に生じ
るカムシヤフト11の前部の空いた部分を利用し
てオイルポンプ24を駆動するようにしたので、
エンジン1の全長を伸ばす必要がなく、エンジン
1の小型化を確保できる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例をも包含するものであ
る。例えば、エンジン補機としては、上記実施例
のオイルポンプ24の他に、デイストリビユー
タ、燃料ポンプ、インジエクシヨンポンプ(デイ
ーゼルエンジン)など、カムシヤフトにより駆動
されるものに適用できる。
また、上記実施例では、カムシヤフトの駆動力
をエンジン補機(オイルポンプ24)に伝達する
歯車機構としてスキユー歯車機構26を採用した
が、その他ウオームギヤ機構など種々の歯車機構
も採用可能である。さらに、V型エンジンの他
に、各種OHC方式のエンジンにも適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部を
切開したOHC方式のV型エンジンの正面図、第
2図はオイルポンプ駆動装置部分の縦断正面図、
第3図は第2図の要部拡大図、第4図はカムキヤ
ツプを裏面から見た部分平面図である。 11………シリンダヘツド、16……カムシヤ
フト、22……カムキヤツプ、22b……軸受
部、24……オイルポンプ、24a……駆動軸、
26……スキユー歯車機構、27……駆動スキユ
ー歯車、28……従動スキユー歯車、28a……
歯車軸、29……嵌挿孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツド上に配置されたカムシヤフトに
    より歯車機構を介してエンジン補機を駆動するよ
    うにしたエンジンの補機駆動装置であつて、上記
    カムシヤフト側の駆動歯車と噛合しかつエンジン
    補機の駆動軸に連結される従動歯車は、その歯車
    軸がシリンダヘツドに設けられた嵌挿孔に回転自
    在に嵌挿保持され、該歯車軸の上端部がシリンダ
    ヘツドに取付けられる取付部材によつて軸方向に
    規制保持されて位置決めされていることを特徴と
    するエンジンの補機駆動装置。
JP16360383U 1983-10-22 1983-10-22 エンジンの補機駆動装置 Granted JPS6070727U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16360383U JPS6070727U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 エンジンの補機駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16360383U JPS6070727U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 エンジンの補機駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS6070727U JPS6070727U (ja) 1985-05-18
JPS6320835Y2 true JPS6320835Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=30358928

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JP16360383U Granted JPS6070727U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 エンジンの補機駆動装置

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0218250Y2 (ja) * 1986-02-10 1990-05-22

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JPS6070727U (ja) 1985-05-18

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