JPS6335171Y2 - - Google Patents

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JPS6335171Y2
JPS6335171Y2 JP1981162110U JP16211081U JPS6335171Y2 JP S6335171 Y2 JPS6335171 Y2 JP S6335171Y2 JP 1981162110 U JP1981162110 U JP 1981162110U JP 16211081 U JP16211081 U JP 16211081U JP S6335171 Y2 JPS6335171 Y2 JP S6335171Y2
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JP
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crankshaft
crankcase
gear
wall
camshaft
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JP1981162110U
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JPS5866117U (ja
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は片持クランクシヤフト式の4サイクル
エンジンに関するものである。
(従来の技術) 4サイクルの内燃機関は一般的にクランクシヤ
フトはその軸方向両端部で支持される両持ちクラ
ンクシヤフトが採用され、動弁機構はクランクシ
ヤフトを支持する二個の軸受間に配設される。
(考案が解決しようとする課題) ところでエンジンの簡易化、軽量化、コンパク
ト化を図るべく片持クランクシヤフトを用いた場
合、軸受部が一箇所では反力の支持上最良とはい
い難く、又4サイクルエンジンでは動弁機構を必
要とすることからこれのレイアウト、正確な作動
の保障を必要とする。
本考案は以上に鑑みなされたもので、その目的
とする処は、片持クランクシヤフト式の4サイク
ルエンジンを簡易、小型に構成し、円滑で反力の
少ない機関運転ができ、動弁機構の駆動が正確
で、その配置をスペース上合理的にすることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案は、前記クラ
ンクシヤフト21上方のクランクケース部にクラ
ンクシヤフト21の出し入れを自在とし、且つカ
バー7で閉塞される開口部6を設け、前記クラン
クシヤフト21は前記上端の下方に続く上部21
eを大径状に形成し、前記上部21eに続く中間
部を前記上部21eよりも小径状に形成してギヤ
21gを形成し、前記中間部に続く下部21fを
前記中間部よりも小径状に形成し、前記下部21
fの下端を前記クランクケース部4の下壁部4b
よりも下方に突出させ、前記ギヤ21gに噛合す
るギヤ34を有するカムシヤフト33を前記クラ
ンクシヤフト21に対し直交して設け、該カムシ
ヤフト33によつて駆動される動弁系のプツシユ
ロツド32を収めるハウジング9をシリンダブロ
ツク部3の下部に一体に形成し、前記クランクケ
ース部4の下壁部4bに上方へ突出する壁部4c
を形成し、該壁部4cに取着した軸受26,26
で前記クランクシヤフト上部21eを支承し、前
記クランクケース部4の下壁部4bに取着した軸
受27,27で前記クランクシヤフト下部21f
を支承すると共に、前記下壁部4bにシール部材
28,28を配設して前記クランクシヤフト21
を液密に支承し、前記クランクケース部4の下部
が潤滑油を貯留するケースとなるようにしたもの
である。
(作用) 上記手段によれば、片持クランクシヤフト式の
4サイクルエンジンでありながら円滑な機関運転
ができ、反力も少ない。
(実施例) 次に本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
第1図は本考案の第1実施例を示し、クランク
シヤフト縦置式のものを示しているが、横置式の
ものに実施することができる。
第1図においては内燃機関1はシリンダブロツ
ク部3及びクランクケース部4を一体に鋳造等し
て成形したメインブロツク2と、シリンダブロツ
ク部3上のシリンダヘツド5と、メインブロツク
2のシリンダブロツク部3の下部の一部からクラ
ンクケース部4の底の一部開放された開口部6を
閉じるカバー7とからなり、シリンダブロツク部
3の既述の開口部6の反対側にはこれの冷却フイ
ン8……の一部と連続する如くプツシユロツドの
ハウジング9がメインブロツク2の一部をなす如
く一体に成形され、ハウジング9の下部は開口部
6とは反対方向に延出したクランクケース部4の
軸支承部4aに連続し、内部のシリンダ軸方向へ
の通路9aは軸支承部4a内に連通している。シ
リンダヘツド5の同方向側部にはハウジング部9
の延長部10が一体に設けられ、シリンダヘツド
の周りには冷却フイン11が設けられている。以
上のシリンダヘツド5をシリンダブロツク部3の
頂部に接合し、カバー7で開口部6を閉塞する如
く接合し、かかる外側部材に内装部材を組み付け
る。
クランクシヤフト21はウエブ21aの一側に
のみ軸部21bを延出した片持式で、シリンダ内
径部3aに嵌挿したピストン22のコンロツド2
3大端部23aに形成した孔部23bにウエブ2
1aの偏心位置端面に設けたピン部21cに軸方
向から嵌合し、ストツパ24,ボルト25を介し
てコンロツド大端部の軸方向を結合する。クラン
クシヤフト21の軸部21bはこの端部21dを
出力部としてクランクケース部4の外端壁4b外
方に延出し、シリンダ内径の直下一部の隔壁4c
と端壁4bには同心的に軸方向に離間した軸受部
12,13を設け、ここに軸受26,27を嵌装
し、クランクシヤフト21の軸部21bのウエブ
21aに隣接した第1ジヤーナル部21e及び出
力部21dに近い第2ジヤーナル部21fを支持す
る。
かくすることにより片持クランクシヤフト21
は軸方向に離間した二点で支持され、反力を有効
に支持し、軸回転の円滑を保障することができ、
又一方がシリンダに近いクランクウエブに近い部
分で支持され、中心に近いため荷重負担は軽減さ
れる。尚図中28はオイルシールで、このオイル
シール28によつてクランクケース部4の下部は
潤滑油を貯溜するケースとなる。
シリンダヘツド5の一部には点火栓29を装着
し、又燃焼室と吸、排気通路を開閉する弁30が
設けられ、図は吸、排気弁の一方のみを示し、こ
れのステム30aがシリンダヘツド5上に突出
し、バルブロツカーアーム31の一端と係合し、
ロツカーアーム31の他端はプツシユロツド32
の一端と係合する。プツシユロツド32はハウジ
ング延長部10内の通路10a及びハウジング9
内の通路9aを通つてクランクシヤフト21の軸
部21b方向に延出され、軸部21bの既述の軸
受26,27で支持される部分21e,21f間
の外周にはギヤ21gを形成し、これに直交する
如くカムシヤフト33を設け、これのギヤ34を
ギヤ21gと噛合せしめる。上記プツシユロツド
32の他端はリフタ35に係合し、リフタ35の
外表面をカムシヤフト33のカム部33aに係合
し、かくして動弁機構を構成し、かくすることに
より吸、排気弁を駆動し、軸部21bは二点で支
持されているため円滑な回動が保障され、カムシ
ヤフト駆動によるバルブの作動を正確に行わしめ
る。尚図中14はシリンダヘツドの動弁機構を覆
うカバーである。
以上の如く本実施例によれば、クランクシヤフ
ト21上方のクランクケース部4にクランクシヤ
フト21の出し入れを自在とした開口部6を設
け、クランクシヤフト21上部21eを大径状に
形成し、上部21eに続く中間部を上部21eよ
りも小径状に形成してギヤ21gを形成し、中間
部に続く下部21fを中間部よりも小径状となる
ように形成したので、クランクシヤフト21を開
口部6からクランクケース部4内に容易に出し入
れできる。
又、クランクシヤフト21の上部21eと下部
21fを夫々軸受26,27で支承してクランク
ケース部4の下部に臨む中間部にギヤ21gを形
成し、このギヤ21gに噛合するギヤ34を有す
るカムシヤフト33をクランクシヤフト21に直
交して設けたので、動弁部をシリンダ下部に並設
でき、又、弁、吸排気系をシリンダヘツド5に対
して左右に振り分けることができ、エンジン1の
高さや熱の影響を押えることができる。更にクラ
ンクシヤフト21の支持性が向上する。そしてク
ランクケース部4の下壁部4bにシール部材2
8,28を配設してクランクシヤフト21を液密
に支承し、クランクケース部4の下部が潤滑油を
貯留するケースとなるようにしたので、このクラ
ンクケース部4の下部に貯留した潤滑油によつて
ギヤ34,21gを潤滑することができる。更に
クランクシヤフト21の回転反力を効率良く受け
て円滑な運転をすることができるとともに、動弁
系を確実に駆動することができ、これらを軽量化
したコンパクトな構成で達成できる。
更にギヤ34をカムシヤフト33と一体に形成
したので、部品点数を削減して組立て作業を簡易
に行うことができる。
更に又、上記に加え、動弁系のハウジング9を
シリンダブロツク部3と一体に形成しので、エン
ジン1本体の剛性及び動弁系の支持性を向上する
ことができる。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、簡易、小
型の4サイクルエンジンが得られ、片持クランク
でありながら円滑な運転を期し、反力の少ない機
関運転が行え、且つ動弁機構の駆動も正確を期す
ことができ、又動弁機構の駆動機構もクランクシ
ヤフト軸部の軸受部間に配設したため、配置、ス
ペース上も合理的である等多大の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はオーバーヘツドバルブタイプの縦断面図であ
る。 尚図面中、1は内燃機関、21はクランクシヤ
フト、26,27は軸受部、21g,34,3
3,32は動弁機構の駆動機構である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダブロツク部及びクランクケース部を一
    体に成形し、クランクシヤフトを前記クランクケ
    ース部内で上下方向に配設し、前記クランクシヤ
    フト上端のクランクピンをコンロツドに連結し、
    前記クランクシヤフト上端に続く下方の部分をク
    ランクケース部側で支承したバーチカル型片持ク
    ランクシヤフト式の4サイクルエンジンにおい
    て、 前記クランクシヤフト上方のクランクケース部
    にクランクシヤフトの出し入れを自在とし、且つ
    カバーで閉塞される開口部を設け、 前記クランクシヤフトは前記上端の下方に続く
    上部を大径状に形成し、 前記上部に続く中間部を前記上部よりも小径状
    に形成してギヤを形成し、 前記中間部に続く下部を前記中間部よりも小径
    状に形成し、 前記下部の下端を前記クランクケース部の下壁
    部よりも下方に突出させ、 前記ギヤに噛合するギヤを有するカムシヤフト
    を前記クランクシヤフトに対し直交して設け、 該カムシヤフトによつて駆動される動弁系のプ
    ツシユロツドを収めるハウジングを前記シリンダ
    ブロツク部の下部に一体に形成し、 前記クランクケース部の下壁部に上方へ突出す
    る壁部を形成し、 該壁部に取着した軸受で前記クランクシヤフト
    上部を支承し、 前記クランクケース部の下壁部に取着した軸受
    で前記クランクシヤフト下部を支承すると共に、
    前記下壁部にシール部材を配設して前記クランク
    シヤフトを液密に支承し、前記クランクケース部
    の下部が潤滑油を貯留するケースとなるようにし
    たことを特徴とするバーチカル型片持クランクシ
    ヤフト式の4サイクルエンジン。
JP16211081U 1981-10-30 1981-10-30 バーチカル型片持クランクシャフト式の4サイクルエンジン Granted JPS5866117U (ja)

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JPS5866117U JPS5866117U (ja) 1983-05-06
JPS6335171Y2 true JPS6335171Y2 (ja) 1988-09-19

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JPS6050231A (ja) * 1983-08-29 1985-03-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd V型2気筒エンジン
JPS60192234U (ja) * 1984-05-31 1985-12-20 川崎重工業株式会社 内燃機関
JP2816517B2 (ja) * 1992-12-28 1998-10-27 リョービ株式会社 縦軸エンジン
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR571479A (fr) * 1923-06-22 1924-05-17 Ano Nima De Los Motores Ricart Perfectionnements apportés aux moteurs à combustion interne

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FR571479A (fr) * 1923-06-22 1924-05-17 Ano Nima De Los Motores Ricart Perfectionnements apportés aux moteurs à combustion interne

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