JPH0526565Y2 - - Google Patents

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JPH0526565Y2
JPH0526565Y2 JP1985064288U JP6428885U JPH0526565Y2 JP H0526565 Y2 JPH0526565 Y2 JP H0526565Y2 JP 1985064288 U JP1985064288 U JP 1985064288U JP 6428885 U JP6428885 U JP 6428885U JP H0526565 Y2 JPH0526565 Y2 JP H0526565Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内視鏡におけるイメージガイドやラ
イトガイドのような光学繊維束を保護する内視鏡
の光学繊維束保護ネツトに関するものである。
(従来の技術) 一般に、内視鏡は、第1図に示したように、可
撓性を有する観察対象部内への挿入部1と、該挿
入部1を手許において操作する操作部2とを備
え、挿入部1には、第2図に示したように、観察
対象部への証明光伝送用の光学繊維束からなるラ
イトガイド3および観察対象部の影像伝送用の光
学繊維束からなるイメージガイド4が内装される
とともに、鉗子チヤンネル5、送気送水管6、挿
入部1の上下方向および左右方向への湾曲操作用
の操作ワイヤー7,7,…などが内蔵せしめられ
ている。
そして、ライトガイド3およびイメージガイド
4は、それぞれ多数の光学繊維3a,3a,…お
よび4a,4a,…を有し、これらを金属製の螺
旋管や合成樹脂製のチユーブなどからなる外被
8,9で被覆することによつて、これら光学繊維
を保護するようになつている。
ところで、前述の如く可撓性のある挿入部1内
に挿通されているライトガイド3およびイメージ
ガイド4を構成する各光学繊維3a,4aは、極
めて脆弱なため、これらは外被8,9によつて保
護されるようになつているものの、他の内蔵物、
例えば鉗子チヤンネル5内に鉗子等の処置具を挿
入、あるいは抜き出す際に、該鉗子チヤンネル5
が屈曲せしめられて、ライトガイド3やイメージ
ガイド4と衝突したり、これらを圧迫したりする
ことがあり、このような場合に前述の外被8,9
のみによつては必ずしも光学繊維を有効に保護す
ることができないなどの欠点があつた。
そこで、前述の如き他の内蔵物により衝突、圧
迫等からライトガイドやイメージガイドを保護す
るために、この光学繊維束を覆うようにした保護
チユーブも知られている。これにより、他の内蔵
物との衝突や圧迫に対する緩衝作用が行なわれ、
その光学繊維束を有効に保護することができるよ
うにしてある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる公知の保護チユーブは、
主としてその両端がそれぞれ光学繊維束の各端部
に固着する構成となつており、このために、例え
ばイメージガイドを内視鏡に組付けるに際して、
その接眼側端面と入射側端面との間の位置を合わ
せるために、所謂マスク位置出しを行なう必要が
あるが、このマスク位置出しのために接眼部側端
部を回動させたときに、この回動力が保護チユー
ブにより吸収されて、入射側が円滑に追従回動し
ないおそれがあるという不都合が生じる。
また、内視鏡の使用中において、挿入部1の先
端部分を左右方向と上下方向とに複合的に湾曲操
作したときに、保護チユーブが捩れて光学繊維束
を圧迫することとなり、甚だしい場合には、光学
繊維の断線を生じさせるなどの欠点もあつた。
さらに、公知の保護チユーブには、その一端は
光学繊維束とともに先端部に固定され、他端は自
由端となされたものも知られているが、この保護
チユーブは光学繊維束の途中にて終端しているた
め、湾曲操作時に光学繊維束の外被チユーブと擦
れる場合があり、この部分において損傷するおそ
れがあつた。
そこで、本考案は、前述した従来技術の欠点を
解消するためになされたもので、内視鏡に装着さ
れる光学繊維束を確実に保護することができ、し
かも内視鏡の細径化を図ることができるようにし
た内視鏡の光学繊維束保護ネツトを提供すること
を、その目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 前述の目的を達成するために、本考案の内視鏡
の光学繊維束保護ネツトは、弾性を有する線材で
筒状の網体を形成し、該網体中に、多数の光学繊
維を外被チユーブに被包させてなる光学繊維束を
挿入し、前記網体の一端部は挿入部先端側に固定
し、他端部にはリングを固定し、該リングは操作
部内に配置した光学繊維束の口金の外周面に取付
けたスリーブ内に回転自在に配装したことを、そ
の特徴とするものである。
(作用) 筒状の網体中に、光学繊維束を挿入し、網体の
一端部は挿入部先端側に固着し、他端部にはリン
グを固定し、該リングは操作部内に配置した光学
繊維束の口金の外周面に取付けたスリーブ内に回
転自在に配装させることにより、可撓性を有する
挿入部における全長の光学繊維束を網体で保護
し、この網体は内視鏡の挿入部における鉗子チヤ
ンネル等の他の内蔵物が光学繊維束に直接、接触
することを防止するとともに、鉗子チヤンネル等
の他の内蔵物による衝撃や圧迫を充分に吸収、緩
衝することができるので、光学繊維の断線事故の
発生を確実に防止することができる。
また、挿入部を複合的に湾曲操作したときにお
いて、保護ネツトが光学繊維束の挿入部先端側へ
とずれることなく、光学繊維束を常に保護すると
ともに、網体に捩り力が加わつても、該保護ネツ
トの他端部側が光学繊維束に対して自由回転し得
るようになつているから、回動力が該網体に貯え
られて、光学繊維束を圧迫するおそれはない。
さらに、保護ネツトを網体で形成することによ
つて、肉薄にすることができるため、内視鏡の細
径化を図ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第3図に基づいて詳細
に説明するに、本実施例においては影像伝送用の
イメージガイドに装着された保護ネツトについて
説明することとする。
図において、11は多数の光学繊維12,1
2,…を密着状態で束ねて合成樹脂製の外被チユ
ーブ13に被包させてなる光学繊維束としてのイ
メージガイドを示し、該イメージガイド11の先
端部は観察対象部内への挿入部先端側に固定し、
観察対象部の影像を入射する入射側11bとなつ
ており、また他端部は操作部2の接眼部に到達す
る接眼側11aとなつている。
イメージガイド11の外被チユーブ13は、イ
メージガイド11の入射側11bにおいては口金
16に連設固着されており、接眼側11aにおい
ては、口金17に連設固着されており、該口金1
7の外周面にはスリーブ18が取付けられ、該ス
リーブ18の先端部内周面には、後述のリング1
9を回転自在に保持する円環状の係止用凹部18
aが形設されている。
次に、14は保護ネツトを形成する筒状の網体
を示し、該網体14は、潤滑処理されていて、し
かも弾性を有する直径0.003〜0.1mm程度の高強度
の線材を織成することによつて形成されたもので
ある。
そして、この網体14の一端部は、イメージガ
イド11の入射側11bにおいて外被チユーブ1
3を連設固着した口金16に嵌着固定せしめられ
たカバー15に接着、ろう付け等の手段で固着さ
れている。網体14の他端部には、その外周面に
リング19が接着、ろう付け等の手段で固着さ
れ、該リング19は前記スリーブ18内に嵌入さ
せ、係止用凹部18aによつて回転自在なるも逸
脱しないように保持されており、これによつて網
体14の接眼側部分はイメージガイド11に対し
て相対回転し得る状態となつている。そのほか、
図中の20,21はイメージガイド11を構成す
る光学繊維12の固定用のバンドを示す。
上述のように構成したものを、第1図に示した
ような内視鏡に装着して使用するのであるが、そ
の使用操作時に外部からイメージガイド11に対
して加わる衝撃や圧迫等の外力は、保護ネツトを
形成している網体14の弾性力により有効に緩衝
され、イメージガイド11を構成する光学繊維1
2が断線しないように保護される。ここで、保護
ネツトを形成している網体14によるイメージガ
イド11の保護を有効に行なわせるためには、第
3図に示した如く、網体14が自然状態でイメー
ジガイド11の外周面から所定間隔だけ離間して
いるか、軸方向において短寸となる方向に圧縮し
た状態に装着すればよい。そして、内視鏡におけ
るイメージガイド11の収容部の大きさに応じ
て、網体14の圧縮量を変えることにより、この
網体14により最適の緩衝作用を行なうことがで
きる。しかも、網体14は滑り性の良好な部材で
形成されているために、鉗子チヤンネル等他の内
蔵物が網体14と接触しても、この内蔵物の動き
が阻害されたり、大きな摩擦力が作用する等の不
都合を生じることのないことはいうまでもない。
そして、また使用中において、内視鏡の挿入部
1を上下方向および左右方向への湾曲操作を、同
時に複合的に行なうと、挿入部1全体が捩れ、こ
れに伴つてイメージガイド11も捩れるが、網体
14はその一端が自由回転し得るようになつてい
るから、それが捩れてイメージガイド11の外被
チユーブ13に圧着し、光学繊維束に圧迫を加え
るような不都合は生じない。
なお、本考案によるときは、内視鏡の組立調整
時において、マスク位置出しを行なうためにイメ
ージガイド11の接眼側11aを回動させると、
該イメージガイド11のこの部分は保護ネツトを
構成する網体14に対して自由回転し得るように
なつているから、該網体14に捩りを加えること
なく直接入射側11bにまで伝達され、該入射側
11bは円滑かつ迅速に追従回動せしめられるこ
とになり、マスク位置出しの作業性が良好とな
る。そして、入射側11bの回動により網体14
は捩られるが、該網体14の他端は自由回動し得
るようになつているから、この捩り力が網体14
に貯えられることはない。
また、前述の実施例では、本考案に係る保護ネ
ツトをイメージガイド11に装着したものについ
て説明したが、これは照明光学伝送用の光学繊維
束であるライトガイドにも装着することができ
る。
(考案の効果) 以上、詳述した如く、本考案に係る内視鏡の光
学繊維束保護ネツトは、可撓性を有する挿入部に
おける全長の光学繊維束を網体で保護し、内視鏡
の挿入部における鉗子チヤンネル等の他の内蔵物
が光学繊維束に直接、接触することを防止すると
ともに、鉗子チヤンネル等の内蔵物により衝撃や
圧迫を充分に吸収、緩衝することができるので、
光学繊維の断線事故の発生を確実に防止すること
ができるほか、さらに肉薄にすることができるた
め、内視鏡の細径化を図ることができるなどの優
れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般に用いられる内視鏡の外観図、
第2図は第1図の−断面図、第3図は本考案
の一実施例を示す保護ネツトをイメージガイドに
装着した状態を示す部分破断正面図である。 1……挿入部、2……操作部、11……イメー
ジガイド、12……光学繊維、13……外被チユ
ーブ、14……網体、16,17……口金、18
……スリーブ、19……リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性を有する線材で筒状の網体を形成し、該網
    体中に、多数の光学繊維を外被チユーブに被包さ
    せてなる光学繊維束を挿入し、前記網体の一端部
    は挿入部先端側に固定し、他端部にはリングを固
    定し、該リングは操作部内に配置した光学繊維束
    の口金の外周面に取付けたスリーブ内に回転自在
    に配装したことを特徴とする内視鏡の光学繊維束
    保護ネツト。
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