JPH05265593A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH05265593A
JPH05265593A JP4064170A JP6417092A JPH05265593A JP H05265593 A JPH05265593 A JP H05265593A JP 4064170 A JP4064170 A JP 4064170A JP 6417092 A JP6417092 A JP 6417092A JP H05265593 A JPH05265593 A JP H05265593A
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JP
Japan
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keyboard
lid
inclination
input section
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JP4064170A
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Hidechika Kigoshi
日出近 木越
Yuji Suganuma
優治 菅沼
Shigeru Matsuoka
繁 松岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄型化とキーボードの良好な操作性とを両立さ
せた情報処理装置を提供すること。 【構成】駆動用モータ14により、キ−ボ−ドの下側に
配置された偏心カム20を回動させる。これにより、キ
ーボード1の傾きを任意の位置に調整する。また、キー
ボード1を傾けたままの状態で蓋4を閉めようとする
と、解除スイッチ26のニ−ドル27が蓋4により押し
込まれる。これにより駆動要モ−タ14が作動し、キー
ボード1が水平状態に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラップトップ形のパー
ソナルコンピュータや日本語ワードプロセッサのような
情報処理装置に係り、特に本体の薄型化を維持しつつ、
操作性を向上した情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年急速に普及しているラップトップ形
のパーソナルコンピュータや日本語ワードプロセッサな
どの可搬形情報処理装置は、実開昭61ー160526
号に示されている如く、本体内部にキーボードなどの入
力装置を配置し、開閉可能な蓋に液晶表示装置を収納し
ている。
【0003】このような情報処理装置においては、最近
は可搬性を重視して装置全体の薄型軽量化が進められて
いる。その結果、キーボードを傾けることなく、水平に
配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来形の
ものにおいては、キーボードを水平に配置したため、キ
−ボ−ドの操作性が悪化していた。すなわち、キーボー
ドの操作性を考慮した場合には、キーボードを手前側に
傾けることが好ましいが、装置の薄型化を図った場合に
は、傾けるスペースがなかった。また、傾けるためには
本体高さを高くしなければならず、現状の本体高さを維
持できなかった。
【0005】本発明は、薄型化とキ−ボ−ドの操作性と
を両立させた情報処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その一態様としては、本体
と、前後方向の傾斜を変更可能に構成された入力手段
と、上記入力部をカバ−する蓋部と、上記入力部に傾斜
を与える機構と該入力部に外部から加えられる力により
該傾斜が変化するのを防ぐロック機構とを含んで構成さ
れる上記傾斜手段と、上記傾斜手段を作動させる指令を
入力する操作手段と、上記蓋の位置に応じて、上記ロッ
ク機構の作用を解除する機能解除手段と、を備えたこと
を特徴とする情報処理装置が提供される。
【0007】上記解除手段は、上記蓋部の位置を検出す
るセンサと、該センサの検出結果に応じて、上記傾斜手
段を作動させる指令を出力するスイッチ手段と、を含ん
で構成されることが好ましい。
【0008】上記傾斜手段は、ウォ−ムギアを含んで構
成されることが好ましい。
【0009】上記入力部の傾斜角度を検出する傾斜セン
サと、上記傾斜センサの検出結果に基づき、上記入力部
がある一定の傾斜に達していることを検知した場合、上
記操作手段の入力を無効化する停止手段と、を有するこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】操作手段、例えば、UPボタン、DOWNボタ
ンを操作することにより、傾斜手段に所定の指令を入力
する。傾斜手段は該指令に応じて、キ−ボ−ド等の入力
部に傾斜を与える。この場合、該傾斜がある一定の状
態、例えば、予め設定された最大傾斜状態あるいは水平
状態、に達すると、停止手段が操作手段からの指令を無
効化する。その結果、傾斜手段は停止される。
【0011】解除手段は、センサにより蓋部の角度を検
出している。そして、蓋がある一定の状態、例えば閉じ
られようとして本体と蓋との角度が小さくなった場合に
は、スイッチ手段により傾斜手段を作動させる。そし
て、入力部を水平に戻す。
【0012】あるいは、解除手段は、傾斜手段のウォ−
ムギアなどにより実現されるロック機構を解除する。こ
れにより、入力部は、自重等により、水平に戻る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】本実施例の情報処理装置の概要を、図1、
図2、図3に示す。本実施例の情報処理装置の本体の筐
体は本体上ケ−ス7と、本体下ケ−ス8とにより構成さ
れている。そして、本体上ケ−ス7の上面には、手前側
にキ−ボ−ド1が配置されている。また、該キ−ボ−ド
1の後方には、各種機能キ−2が配置されている。
【0015】本体の上面後端部には、該端部に設けられ
たヒンジ10を介して開閉可能な蓋4が設けられてい
る。また、該蓋4は、本体上面と略同一の形状を有して
おり、完全に閉じた状態においては、キ−ボ−ド完全に
覆い保護する構成となっている。該蓋4の内部には液晶
表示装置が組み込まれており、該蓋4の閉じた状態にお
いてキ−ボ−ドとあい対する面には、液晶パネル5が配
置されている。従って、閉じた状態においては、該液晶
パネル5の保護も可能な構成となっている。なお、上記
ヒンジ10は、任意の角度に固定できるようになってお
り、蓋4を所望の角度に調整できる。
【0016】本体内部には、右側側面に接してフロッピ
ディスクドライブ等の記憶装置6が配置されている。ま
た、その左側には、本体下ケース8の下部には装置全体
を制御するための制御基板9が配置されている。
【0017】本実施例の情報処理装置は以上説明したよ
うな一般的な構成に加えて、使用時にはキ−ボ−ドの後
部を上方にせりださせて、キ−ボ−ドを傾斜させるため
の機構(以下「自動傾斜機構」という)を有している。
これ以降の説明においては、この点を中心に述べる。
【0018】本実施例の自動傾斜機構11は、図2、図
3、図4に示すとおり、本体内部に配置された、駆動用
モ−タ14と、歯車15,16,17,19からなる歯
車機構と、回転軸18と、偏心カム20とにより主に構
成されている。
【0019】回転軸18は、キ−ボ−ド1の後部下側位
置において、本体下ケース8に両端を支持されて、左右
方向に配置されている。そして、該回転軸18の左右両
端部と略中央部とには、上記偏心カム20が取り付けら
れている。該回転軸18、すなわち偏心カム20は、上
記歯車15等を介して伝えられる上記駆動用モ−タ14
の駆動力により回動し、キ−ボ−ド1の後部を押し上げ
る構成となっている。
【0020】なお、図5に示すとおり、偏心カム20
は、その外周部が左右に突出した突出部23を有してお
り、ここにキーボード1の両端に設けられた押さえピン
22がかけられている。これにより、キーボード1と偏
心カム20とが離れない構成となっている。
【0021】駆動用モ−タ14は、キ−ボ−ド1を上下
させるための駆動力を発生するためのものである。該駆
動用モ−タ14の制御の詳細は後ほど説明する。
【0022】駆動用モ−タ14の力を伝える歯車機構
は、いわゆるウォ−ムギア方式を採用している。すなわ
ち、駆動用モータ14の回転軸に切られている歯車15
が、該回転軸と直角方向に設けられた小歯車16を回転
させる構成となっている。そして、小歯車16の回転
は、減速用の大歯車17を介して、該回転軸18に取り
付けられた歯車19に伝えられる。これにより、回転軸
18が回転される構成である。なお、ウオームギア方式
を採用したのは、キーボード1からの押し付け負荷よる
駆動用モータ14への回転負荷を少なくするためであ
る。すなわち、該ウォ−ムギアを含んだ歯車自体が、キ
−ボ−ド1に与えられた傾斜を維持するためのロック機
構として作用するものである。
【0023】キ−ボ−ド1は、前側左右両端部にヒンジ
21が設けられている。従って、該キ−ボ−ド1は、該
ヒンジ21を支点として回動可能な構成となっている
(図2、図3参照)。また、その後部下側面には上述し
た押さえピン22が設けられている(図5参照)。
【0024】該駆動用モ−タ14の制御系を図6を用い
て説明する。駆動用モ−タ14の動作は、UPボタン1
2、DOWNボタン13、解除スイッチ26からの入力
に対応して、図1、図2には示していないモ−タドライ
バ30により制御されている。つまり、該駆動用モ−タ
14は、UPボタン12およびDOWNボタン13から
の入力に応じて作動する。当然ながら、該駆動用モ−タ
14は、UPボタン12とDOWNボタン13とのいず
れを操作するかによりその回転方向が逆転する。また、
駆動用モ−タ14は、蓋4の角度に応じてON/OFF
される解除スイッチ26により、動作を開始する構成と
なっている。すなわち、使用後に、蓋4が閉じられる場
合には、駆動用モ−タ14はキ−ボ−ド1を下げるよう
に自動的に作動する構成となっている。なお、UPボタ
ン12、解除スイッチ26等の詳細については後ほど説
明する。
【0025】さらに、該駆動用モ−タ14は、後述する
傾斜センサ24からの検出結果に基づき動作を自動停止
する構成となっている。該制御は、傾斜センサ24の検
出結果に応じて動作するリレ−32によって、上記モ−
タドライバ30とUPボタン12等との間の回路を遮断
することにより、すなわち、UPボタン12の未操作状
態を強制的に作り出すことによりなされる。このような
回路構成上、当然、該傾斜センサ24からの検出結果に
基づく制御は、上記UPボタン12、DOWNボタン1
3、解除スイッチ26からの入力に基づく制御よりも優
先して行われることになる。すなわち、キ−ボ−ド1が
予め設定された最大角度になっている場合には、UPボ
タン12からの入力を受け付けない(図6(a)参
照)。逆に、キ−ボ−ド1が既に水平に戻っている場合
には、DOWNボタン13、解除スイッチ26からの入
力を受け付けない(図6(b)参照)。但し図6に示し
た制御回路は単なる一例であって、これに限るものでは
ない。
【0026】解除スイッチ26を図2,図3を用いて説
明する。制御基板9上にが設けられている解除スイッチ
26は、上方に突出したニ−ドル27を有しており、該
ニ−ドル27が押し込まれるとONとなる構成となって
いる。該ニ−ドル27は、本体上ケースに開けられた孔
28から外部に突出しており、蓋4が閉じられると、押
し込まれる構成となっている。すなわち、ニ−ドル27
により蓋4が閉じられるのを検知し、駆動用モ−タ14
を作動させる構成である。但し、解除スイッチ26の具
体的構成はこれに限定されるものではない。
【0027】UPボタン12、DOWNボタン13は、
本体上ケ−ス7の上面に配置されている(図1,図2参
照)。これらのボタンは、使用者自身が操作するもので
あり、押されている間だけON状態となり、離されると
OFF状態となるものである。なお、これ等のボタンは
必ずしも専用のボタンを必要とするものではなく、キ−
ボ−ドのキ−を用いて行うこともできる。但し、この場
合には、キ−ボ−ドの状態を検知する回路をモ−タドラ
イバ30との間に介在させる必要がある。
【0028】傾斜センサ24を図7を用いて説明する。
傾斜センサ24は、キ−ボ−ド1が水平になったことを
検知する24aと、最大傾斜になったことを検知する2
4bとの二つが設けられており、それぞれがセンサブロ
ック29と遮光板25とにより構成されている。センサ
ブロック29は、その中央に溝部を有しており、該溝部
の壁面には、一対の発光素子と受光素子とが向かいあっ
て設けられている。遮光板25は、回転軸18に設けら
れており、該回転軸18と共に回転する。遮光板25の
取り付けられている角度位置は、キ−ボ−ド1の所定の
傾斜角(遮光板25aは水平、遮光板25bは最大傾斜
角)に対応した角度位置となっている。また、該遮光板
25とセンサブロック29とは、遮光板25がセンサブ
ロック29の上記溝部を通過するように配置されてい
る。つまり、該遮光板25により上記発光素子の発する
光が遮られているか否かを監視することにより、回転軸
28、つまり、キ−ボ−ド1が一定の傾斜角に達してい
るか否かを検知する構成となっている。従って、傾斜セ
ンサ24aと傾斜センサ24bとの両方において光が遮
断されない範囲においてのみキ−ボ−ド1の傾斜を調整
しうる構成である。なお、最大傾斜角を変更したい場合
には、遮光板25bの取り付けられている角度位置を変
更することにより容易に可能である。
【0029】自動傾斜機構11の動作および操作を図8
ないし図11を用いて説明する。
【0030】まず、蓋4を開けて、液晶パネル5が所望
の角度になるようにする(図8参照)。
【0031】つづいて、UPボタン12を押すことによ
り、駆動用モータ14を作動させ、キ−ボ−ド1を傾斜
させる。なお、駆動用モ−タ14は、UPボタン12を
押している間だけ作動するため、所望の角度になるまで
押しつづける。
【0032】この間、駆動用モ−タ14の回転は、上述
した歯車機構により回転軸18に伝えられ、偏心カム2
0が回転される。該偏心カム20は、その回転に伴って
キ−ボ−ド1の後部を押し上げる。その結果、キ−ボ−
ド1はヒンジ21を中心として上方に回動し、傾斜を有
することになる。
【0033】そして、キ−ボ−ド1が好みの角度になっ
た時点で、UPボタン12を離す。誤ってキ−ボ−ド1
の傾斜をつけすぎた場合には、DOWNボタン13を同
様に操作して傾斜をゆるやかにする。このように、UP
ボタン12およびDOWNボタン13を必要に応じて使
いわけることにより、所望の傾斜を与えることができる
(図9参照)なお、キーボード1の傾斜角は傾斜センサ
24により監視されており、最大傾斜になると、自動的
に駆動用モ−タ14が停止される。従って、UPボタン
12を必要以上に押し続けても、駆動用モ−タ14等を
いためることはない。また、同様に、キ−ボ−ド1が水
平になると、駆動用モ−タ14は自動的に停止され、D
OWNボタン13の操作は受け付けられなくなる。
【0034】使用後、キ−ボ−ド1を傾けたままの状態
で、蓋4を閉めようとすると、蓋4のケース面が解除ス
イッチ26のニ−ドル27と接触し、これを押し込む
(図10参照)。すると、解除スイッチ26がONとな
り、駆動用モ−タ14作動させられる。その結果、キ−
ボ−ド1は、自動的に下げられる(図11参照)。この
場合、キ−ボ−ド1が水平になった時点で、駆動用モ−
タ14が停止されるのは上述した場合と同様である。
【0035】本実施例においては、蓋4を閉じた場合の
キ−ボ−ド1の傾斜の解除は、基本的にはDOWNボタ
ン13を操作した場合と同様の方法によりなされる。し
かし、これを歯車等の噛み合いを機械的に切り離して解
除する構成とすることもできる。このような実施例を次
に説明する。
【0036】本実施例の解除機構は、図12、図13に
示すとおり、ヒンジ10に設けられた回転カム50と、
駆動用モ−タ14等を載せたベ−ス60とにより主に構
成されている。なお、解除機構以外は上記実施例と同様
である。
【0037】回転カム50は、ヒンジ10と同軸に取り
付けられており、蓋4の角度に応じて回動する構成とな
っている。該回転カム50には、その回転の軸をその中
心とした円弧状のピン受け孔52が設けられている。該
ピン受け孔52の円周方向の位置および長さは、キ−ボ
−ド1の傾斜の解除を実行する蓋4の角度に応じて設定
されている。
【0038】駆動用モ−タ14、歯車15、16,17
が配置されたベ−ス60は、本体下ケ−ス8の上に配置
されている。但し、該ベ−ス60は、本体下ケ−ス8に
固定されているものではなく、該本体下ケ−ス8上を回
転軸18と垂直な方向に移動可能に構成されている。そ
して、該ベ−ス60は、大歯車17と回転軸18に設け
られている歯車19とが噛み合う向きに、バネ66によ
り付勢されている。また、ベ−ス60は、その後部に回
転カム50に延びたア−ム62を有している。そして、
該ア−ム62の先端には上記ピン受け孔52にはめられ
るピン64を有している。すなわち、ベ−ス60は、バ
ネ66から受ける力と、ピン64を介して回転カム50
から受ける力とにより、回転軸18に垂直な方向の位置
を決定される構成となっている。
【0039】動作を説明する。
【0040】通常の使用状態、すなわち、蓋4がある程
度以上開かれた状態においてはピン64は、ピン受け孔
52の円周方向の縁部には当接しない。従って、この状
態では、蓋4の角度を変更しても、ピン64は回転カム
50により、図13における右方向に引かれることはな
い。そのため、ベ−ス60は、バネ66に回転軸18に
近づく方向にひっぱられ、大歯車17と歯車19とが噛
み合った状態に保たれる(図13(a)参照)。その結
果、キ−ボ−ド1の操作時等において外部から加わる力
等によって傾斜角が変化することはない。
【0041】装置の使用後、蓋4を閉めようとすると、
ヒンジ10の回動に伴い、回転カム50が回転する。そ
して、蓋4の開きがある一定の角度になると、ピン受け
孔52の円周方向の縁と、ピン62とが当接する(図1
3(b)参照)。そして、これ以上蓋4を閉めると、バ
ネ66の力にさからって、回転カム50がピン64を後
方(図13における右方向)にひっぱる。その結果、ベ
−ス60が後方向(図13における右方向)に移動し、
大歯車17と歯車19との噛み合わせが外れる。この状
態では、ウォ−ムギアによるロック機構は機能せず、回
転軸18、すなわちカム20は容易に回転するため、キ
−ボ−ド1の重み等により、偏心カム20の最突出部が
水平となり、キ−ボ−ド1の傾斜が解除される(図13
(c)参照)。
【0042】なお、この実施例においては、キ−ボ−ド
1の最大傾斜は、回転軸18と該偏心カム20の最突出
部とを結ぶ直線が、キ−ボ−ド1の裏面と垂直になる前
に達する構成としている。これは、上記直線と、キ−ボ
−ド1とが垂直になった状態においては、キ−ボ−ド1
からの力では偏心カム20が回転しにくいからである。
また、傾斜の解除時に、振動のような衝撃等を受ける
と、偏心カム20が反対方向に回転してしまう恐れがあ
る(偏心カム20が反対側に回ってしまうと、UPボタ
ン12とDOWNボタン13との機能が逆になってしま
う。)。そのため、本実施例においては、これを防ぐた
め、キ−ボ−ド1の裏面に図示しないストッパを設けて
いる。
【0043】以上説明したように、本実施例において
は、使用時のみキ−ボ−ド1を傾けることができるた
め、操作性と薄型化とを両立させることができる。ま
た、自動傾斜機構11は、駆動用モ−タ14により作動
するものであるため、角度変更の操作が容易である。ま
た、ウォ−ムギア方式を採用していることにより、キ−
ボ−ド1を使用する際に外部から受ける力により、該傾
斜角が変化してしまう恐れもなく、且つ、駆動用モ−タ
14に余分な力が加わることもない。なお、ロック機構
としての役割を、他の形態、例えば、駆動用モ−タ14
に該機能を与えること、により実現できれば、ウォ−ム
ギア方式以外の歯車構成であっても構わない。
【0044】また、キ−ボ−ド1の傾斜を機械的に解除
する例においては、解除動作がすばやいため、蓋4を急
に閉じても十分対応できる。なお、上記歯車の噛み合わ
せを解除する具体的な構成は、上述したものに限られる
ものではない。
【0045】上記説明においては、キ−ボ−ドのみを例
として説明したが、他の入力装置、例えばペン入力装置
を備えた情報処理装置に適用し、ペン入力面を傾斜させ
ることも同様に可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明の情報処理装置においては、使用
時のみキーボードが飛び出し、本体収納時にキーボード
を本体内に沈み込ませる構造にしたことにより、本体の
薄型化とキーボードの操作性とを両立させることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の外観図である。
【図2】本発明の情報処理装置の構造図である。
【図3】本発明の情報処理装置の構造図である。
【図4】自動傾斜機構の要部を示す斜視図である。
【図5】偏心カム20の詳細を示す説明図である。
【図6】駆動用モ−タ14の制御回路図である。
【図7】傾斜センサ24の詳細を示す説明図である。
【図8】キ−ボ−ド1を水平にした状態を示す側面透視
図である。
【図9】キ−ボ−ド1を傾斜させた状態を示す側面透視
図である。
【図10】キ−ボ−ド1を傾斜させたまま、蓋4を閉じ
ようとしている状態を示す側面透視図である。
【図11】解除機構によりキ−ボ−ド1の傾斜が解除さ
れた状態を示す側面透視図である。
【図12】他の解除機構を適用した実施例を示す側面透
視図である。
【図13】解除機構の他の構成例を示す説明図である。
【図14】解除機構の動作原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1…キーボード、 3…液晶表示装置、 4…蓋、 5
…液晶パネル、 6…記憶装置、 7本体上ケース、
8…本体下ケース、 9…制御基板、 10…ヒンジ、
11…自動傾斜装置、 12…UPボタン、 13…
DOWNボタン、 14…駆動用モータ、 15…歯
車、 16…小歯車、 17…大歯車、18…回転軸、
19…歯車、 20…偏心カム、 21…ヒンジ、
22…押さえピン、 23…突出部、 24…傾斜セン
サ、 25…遮光板、 26…解除スイッチ、 27…
ニ−ドル、 28…孔、 29…センサブロック、 3
0…モ−タドライバ、 32…リレ−、 50…回転カ
ム、 52…ピン受け孔、60…ベ−ス、 62…ア−
ム、 64…ピン、 66…バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、 前後方向の傾斜を変更可能に構成された入力部と、 上記入力部をカバ−する蓋部と、 上記入力部に傾斜を与える機構と該入力部に外部から加
    えられる力により該傾斜が変化するのを防ぐロック機構
    とを含んで構成される上記傾斜手段と、 上記傾斜手段を作動させる指令を入力する操作手段と、 上記蓋の位置に応じて、上記ロック機構の作用を解除す
    る機能解除手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】上記解除手段は、 上記蓋部の位置を検出するセンサと、 該センサの検出結果に応じて、上記傾斜手段を作動させ
    る指令を出力するスイッチ手段と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】上記傾斜手段は、ウォ−ムギアを含んで構
    成されることを特徴とする請求項1または3記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】上記入力部の傾斜角度を検出する傾斜セン
    サと、 上記傾斜センサの検出結果に基づき、上記入力部がある
    一定の傾斜に達していることを検知した場合、上記操作
    手段の入力を無効化する停止手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
JP4064170A 1992-03-19 1992-03-19 情報処理装置 Pending JPH05265593A (ja)

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JP4064170A JPH05265593A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 情報処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182083A (ja) * 1993-12-21 1995-07-21 Nec Corp キーボード装置
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