JP2000214959A - キ―ボ―ド組込型情報処理装置 - Google Patents

キ―ボ―ド組込型情報処理装置

Info

Publication number
JP2000214959A
JP2000214959A JP11013642A JP1364299A JP2000214959A JP 2000214959 A JP2000214959 A JP 2000214959A JP 11013642 A JP11013642 A JP 11013642A JP 1364299 A JP1364299 A JP 1364299A JP 2000214959 A JP2000214959 A JP 2000214959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
keyboard
main body
input operation
support member
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11013642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4085349B2 (ja
Inventor
Yoichi Uko
羊一 宇高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP01364299A priority Critical patent/JP4085349B2/ja
Publication of JP2000214959A publication Critical patent/JP2000214959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4085349B2 publication Critical patent/JP4085349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化且つ高密度実装されたノート型パーソ
ナルコンピュータの如きキーボード組込型情報処理装置
において、空冷ファンを設置せずとも発熱部品から発生
した発熱を通気口から放熱させることができるキーボー
ド組込型情報処理装置を提供する。 【解決手段】 発熱部品を内蔵する本体3と、本体3上
に配置されるキーボード2とを備えたキーボード組込型
情報処理装置において、キーボード2は、少なくとも一
部が本体3上面から一部浮上可能であり、一部浮上した
キーボード2が本体3上面に対して所定の入力操作姿勢
となるようにキーボード2を支持する支持部材7を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーボード組込型
情報処理装置に関し、特に、放熱のための構造を改良し
たキーボード組込型情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、使用量が増加しているノート型パ
ーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと記す)は、
内部にマイクロプロセッサやDC/DCコンバータ等の
発熱部品を有している。これら発熱部品からの発熱によ
りノートPC内部の温度が上昇し過ぎると、ノートPC
の内部部品に悪影響を及ぼす。そこで、発熱部品からの
発熱を放熱するためにノートPCの上面等の表面に通気
口を設けることが知られている。ところが、ノートPC
の上面等の表面に通気口を設けようとした場合、本体上
面にはキーボードが固定的に取り付けられ、本体側面や
背面にはフロッピーディスク用の挿入口や、CD−RO
Mの挿入口、或いは、コネクタ等が設置されていること
から、レイアウトが難しい。即ち、ノートPCの筐体表
面に通気口を設けるスペースがない場合が多い。しか
も、上記したように筐体表面に通気口を設けた場合であ
っても、最近のノートPCでは内部部品の実装密度が上
がり小型化が一層進んでいることから、内部の実装部品
等が障害物となり発熱部で発生した熱が通気口から排出
されず、内部に熱がこもってしまうという問題があっ
た。そこで、最近のノートPCとしては、放熱のために
マイクロプロセッサ上や筐体の側面等に空冷ファンを設
置するタイプのものが増加している。しかし、空冷ファ
ンを設置することは、その空冷ファンを設置するスペー
スの分だけ装置が大型化するという問題がある。大型化
すると持ち運びに不便であるという問題がある。また、
特開平7−153880号公報や、特開平8−2631
62号公報に記載されたように、ノートPC内に空冷フ
ァンと排気ダクトを設けることや、空冷ファンを設ける
と共に空間を確保する構造を用いることも知られてい
る。しかし、この場合も内部部品の実装密度が高いた
め、上記した空冷ファンと共に排気ダクトや空間をノー
トPC内に確保することが難しいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した如
き従来の課題を解決するためになされたものであって、
小型化且つ高密度実装されたノートPCの如きキーボー
ド組込型情報処理装置において、空冷ファンを設置せず
とも発熱部品から発生した熱を通気口から放熱させるこ
とができるキーボード組込型情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載のキーボード組込型情報処理装置
は、発熱部品を内蔵する本体と、本体上に配置されるキ
ーボードとを備えたキーボード組込型情報処理装置にお
いて、前記キーボードは、少なくとも一部が前記本体上
面から移動可能であり、移動したキーボードが本体上面
に対して所定の入力操作姿勢となるようにキーボードを
支持する支持部材を有することを特徴とする。請求項2
の本発明は、請求項1に記載のキーボード組込型情報処
理装置において、前記本体の上面には、前記支持部材に
より前記キーボードが所定の入力操作姿勢に保持された
ことを感知するスイッチを設け、前記スイッチによりキ
ーボードが所定の入力操作姿勢に支持されたことが検出
されない限り、キーボードを利用したキー入力がキャン
セルされるように構成したことを特徴とする。
【0005】請求項3の本発明は、請求項2に記載のキ
ーボード組込型情報処理装置において、前記スイッチに
よりキーボードが所定の入力操作姿勢に支持されたこと
が検出されない限り、発熱部品としてのマイクロプロセ
ッサ及びDC/DCコンバータの動作を制限し続けるこ
とにより、発熱部品からの発熱量を抑制することを特徴
とする。請求項4の本発明は、請求項1〜3の何れか1
項に記載のキーボード組込型情報処理装置において、前
記キーボードが前記本体上から移動した後の入力操作姿
勢を複数姿勢備え、前記支持部材は、複数の入力操作姿
勢の何れかを任意に選択可能とする構成を備えているこ
とを特徴とする。請求項5の本発明は、請求項1から4
の何れか1項に記載のキーボード組込型情報処理装置に
おいて、前記本体には、前後方向に開閉可能な蓋部が枢
支されており、該蓋部を閉じる動作に連動して、前記キ
ーボード部を本体上の収納位置に収納する機構を備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明に係る第1の実施形
態の概略を示す図である。図1に示したノートPCは、
LCD等の表示装置を備えるとともに本体3の後部によ
り前後方向に開閉可能に枢支された蓋部1と、多数の入
力用キーを備えたキーボード2と、マイクロプロセッサ
やDC/DCコンバータ等の発熱部品、その他の部品類
を内蔵する本体3とを備えている。また、第1の実施形
態におけるキーボード2は本体3とは別構造であり、本
体3上面から移動(浮上)した所定の入力操作姿勢にロ
ック可能であり、また、本体3の上面には、キーボード
2を浮上させた場合に本体3内部に異物等が進入してし
まう事態を防ぐ仕切板4が設けられている。更に、仕切
板4の近傍には放熱のための通気口5が形成されてい
る。また、蓋部1は、前後方向に開閉可能となるように
蝶番等により本体3に枢支されている。図1(a)は、
蓋部1を開けた状態であり、キーボード2が収納位置に
載置されている場合を示している。図2(b)は、キー
ボード2を入力操作姿勢に移動(浮上)させることによ
り、キーボード2と本体1との間に放熱用の空間が形成
された状態を示す図である。図1(c)は、キーボード
2が無い状態の本体3の上面を示す図である。尚、図1
(c)に記載したキーボード2が無い状態は、本体3の
上面を説明するために記載したものであり、実際に使用
される状態を示すものではない。図1(b)の如くキー
ボード2を手前側にスライド移動させると共に一部浮上
させて入力操作姿勢にロックさせた状態とするために、
第1の実施形態では支持具を用いている。以下、キーボ
ード2を一部浮上させた入力操作姿勢にロックさせるた
めの支持具等について説明する。
【0007】図2は、第1の実施形態の構成を示す側面
図である。図2に示したように、第1の実施形態におけ
るキーボード2は、キーボード2を本体1から一部浮上
(前方にスライドさせて後端を浮上)させた入力操作姿
勢でロックさせるための支持部材であるキーボード支持
部材7、及び、キーボードの前部分が本体3から脱落す
るのを防ぐための支持部材である支持具11により、操
作入力姿勢にロックされている。キーボード支持部材7
は、キーボード2に取り付けるための丸孔7aと本体3
に摺動自在に取り付けるための長孔7bを有し、長孔7
bは略「L」或は「J」字型に曲がっている。キーボー
ド支持部材7の丸孔7aは、キーボード2の奥側端の近
傍に回動自在に取り付けられ、キーボード支持部材7の
長孔7bは、本体3の側面に設置されているガイド突起
10に摺動自在に遊嵌される。前方に位置する支持部材
11も、キーボード2に回動自在に取り付けるための丸
孔11aと本体3に摺動自在に係合する長孔11bを有
する。支持部材11の長孔11bは例えば直線状であ
る。支持部材11の丸孔11aは、キーボード2の手前
側端の近傍に取り付けられ、支持部材11の長孔11b
は、本体3の側面に設置されているガイド突起40に摺
動自在に遊嵌される。支持部材11の長孔11bを直線
状とした理由は、キーボード2の手前側は、本体3の手
前側上角部6により支持された状態で、この部分を支点
としてキーボード2が単純に上下方向に回動するからで
ある。
【0008】図1(a)に示した収納位置にあるキーボ
ード2を入力操作姿勢にロックするための操作は、図1
(a)の如く本体上面にセットされたキーボード2を図
2の方向8へ持ち上げることにより行われる。その際、
キーボード支持部材7は、その長孔7bがガイド突起1
0を挟んだ状態で摺動する。図1(a)の状態ではキー
ボード支持部材7の長孔7bの上端部にガイド突起10
が接しており、キーボード2が浮上するにつれて、ガイ
ド突起10は相対的に長孔7b内を下に向かい最後に長
孔下部の屈曲穴に入り込んでその終端部で停止する。キ
ーボード支持部材7をこのように摺動させて長孔下部の
屈曲穴内にガイド突起を着座させることにより、キーボ
ード2は入力操作姿勢にロックされる。また、その際、
前方の支持部材11も、その長孔11bがガイド突起4
0を挟みつつ摺動する。支持部材11の摺動方向は、長
孔11bの上端から下端へ向かう方向である。図2に示
した入力操作姿勢にロックされたキーボード2を本体3
上の収納位置に戻すには、キーボード2を方向9の方へ
一旦持ち上げてから本体3上の収納位置に降ろす。その
場合もキーボード支持部材7は、その長孔7bがガイド
突起10を挟むように摺動する。その際のキーボード支
持部材7の摺動方向は、キーボード支持部材7の長孔7
bの屈曲穴内からガイド突起10が抜け出て長孔7b内
を上方向へ相対的に移動するように摺動する。キーボー
ド支持部材7がこのように動作することにより、キーボ
ード2は入力操作姿勢にロックされた位置から解除され
て図1(a)に示した本体3上の収納位置に収納され
る。また、その際、前方の支持部材11も、その長孔1
1bがガイド突起40に沿って摺動する。支持部材11
の移動方向は、長孔11bの下端から上端へ向かう方向
である。
【0009】このようにして、小型化且つ部品が高密度
収納されたキーボード組込型情報処理装置としてのノー
トPCであっても、内部発熱を放熱するための通気口を
確保することができる。また、これら通気口5は本体上
面の広い範囲に亙って設けられており、またこれを発熱
部品の近傍に配置することにより、内部の熱を有効に放
熱する上で有効に機能する。仮に、内部部品の密度が高
い為に発熱を通気口に導く経路が確保されないとしても
ノートPCは本来薄型であり、その本体上面に広範な面
積を有する通気口5を配置すれば、発熱部品からの発熱
を容易に通気口5に導いて廃熱することが可能となる。
特に、発熱部品の近傍位置に通気口5を適切に臨接配置
すれば、廃熱効果は十分なものとなる。次に、本体3の
上面に設けられたスイッチ12について説明する。スイ
ッチ12は、本体3上の収納位置に着座収納されていた
キーボード2が一部浮上して入力操作姿勢位置にロック
され、通気口5の上部に熱を排出させるための空間がで
きたことを検出するスイッチである。スイッチ12は、
入力操作姿勢におけるキーボード2の下面と本体3上面
との距離を検出する手段である。例えば、仮にスイッチ
12が無い場合を想定すると、キーボード2が本体3上
の収納位置に載置されたままであっても何らの制限も無
くキーボードを使用できることになる。すると、本体3
上の通気口5から放熱できない状態のまま、キーボード
2が使用されて装置内部の温度上昇や装置の誤動作を招
くおそれがでてくる。しかし、スイッチ12を設けて、
キーボード2が本体3上の収納位置から浮上して入力操
作姿勢にならない限り本装置を使用できないようにすれ
ば、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を避けることが
できる。以下に、スイッチ12により検出した信号を用
いる電気回路について説明する。
【0010】図3は、スイッチ12により検出した信号
を用いる電気回路の機能ブロック図である。図3に示し
た回路は、前記キーボード2とスイッチ12に加え、キ
ーボード組込型情報処理装置(以下、本処理装置とい
う)の内部に電源を供給するDC/DCコンバータ31
と、商用電源の電圧を直流変換してDC/DCコンバー
タ31に供給するACアダプタ32と、商用電源から電
圧が得られない場合に直流電圧を供給する電池32と、
DC/DCコンバータ31から本処理装置の内部に供給
する電源を管理するパワーコントロールマイコン34
と、本処理装置の内部装置全体を制御するCPU35
と、本処理装置の各内部装置間における信号経路である
バス36と、キーボード2の制御を行うキーボードマイ
コン37と、BIOSを格納したROM等のその他の周
辺デバイス38とを備えている。パワーコントロールマ
イコン34とDC/DCコンバータ31との間、パワー
コントロールマイコン34とCPU35とキーボードマ
イコン37とその他の周辺デバイス38との相互間は、
バス36により接続されている。次に、図3の動作につ
いて説明する。DC/DCコンバータ31は、パワーコ
ントロールマイコン34の制御により、本処理装置の各
内部装置に適した直流電圧VCCを供給する。
【0011】スイッチ12がキーボード2が入力操作姿
勢でない状態を検出している間は、パワーコントロール
マイコン34は、DC/DCコンバータ31からキーボ
ード2への電圧出力を停止するか、その他の周辺デバイ
ス38中のBIOSを格納したROMを用いてキーボー
ドマイコン37に対するキーボード2からの入力が無効
となるように制御することにより、キーボード2による
キー入力操作を無効にする。スイッチ12がキーボード
2が入力操作姿勢になったことを検出すると、パワーコ
ントロールマイコン34は、その検出信号をトリガーと
して、DC/DCコンバータ31からキーボード2への
電圧出力を開始するか、その他の周辺デバイス38中の
BIOSを格納したROMを用いてキーボードマイコン
37に対するキーボード2からの入力が有効であるよう
に制御することにより、キーボード2によるキー入力操
作を有効にする。このように動作させることにより、キ
ーボード2が入力操作姿勢にロックされていない時に
は、キーボード2を無効化することができる。その結
果、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を引き起こすお
それを無くすことができる。
【0012】ところで、上記のようにキーボード2を無
効化しても、キーボード組込型情報処理装置の起動プロ
グラムに自動動作する内容がプログラムされている場合
には、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を引き起こす
おそれが残るという問題がある。また、キーボード組込
型情報処理装置を短時間だけ使用したい場合等には、起
動時にキーボード2を入力操作姿勢にロックしてからで
なければキーボード組込型情報処理装置を使用できない
ので、操作者が不便を感じるという問題がある。そこ
で、本発明ではキーボード2が入力操作姿勢にない場合
には、キーボード2を用いたキー入力操作を無効にする
代わりに、キーボード組込型情報処理装置中の発熱部
(発熱部品)の動作を制限することにより、上記問題を
解決する。その場合の回路構成は図3と同一であるが、
動作内容は次のように異なる。即ち、スイッチ12によ
りキーボード2が入力操作姿勢でない状態を検出してい
る間は、パワーコントロールマイコン34は、DC/D
Cコンバータ31から本処理装置内の発熱部への電圧出
力を制限する。具体的には、DC/DCコンバータ31
からの電圧出力を制限したり、電池33への充電電流を
制限したり、CPU35の動作スピードを制限する。こ
の制限は、パワーコントロールマイコン34の指示によ
りその他の周辺デバイス38中のBIOSを格納したR
OMを用いて行う。スイッチ12がキーボード2が入力
操作姿勢になったことを検出すると、パワーコントロー
ルマイコン34は、その検出信号をトリガーとして、上
記制限を解除する。
【0013】このように動作させることにより、キーボ
ード2が入力操作姿勢にロックされていない時であって
も、キーボード組込型情報処理装置の動作内容を制限し
て動作させることができる。従って、起動プログラムに
自動動作する内容がプログラムされている場合であって
も、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を招くおそれを
無くすことができる。また、キーボード2が入力操作姿
勢になくても発熱部品の動作を制限した状態で操作はで
きるので、短時間使用する場合等には、すぐにキー操作
を始めることができ、操作者が感じる不便を無くすこと
ができる。ところで、上記第1の実施形態では、キーボ
ード2が入力操作姿勢でロックされる角度は1種類であ
る。しかし、個々の操作者毎により入力操作姿勢の好み
の角度は異なっているので、操作者によっては、キーボ
ード2の入力操作姿勢に不便を感じる人がいる。次に説
明する第2の実施形態では、キーボード2の入力操作姿
勢の角度を任意に変更設定できる機構を持たせることに
より、上記した問題を解決する。
【0014】(第2の実施形態)図4に示した第2の実
施形態は、キーボード2を一部浮上させ入力操作姿勢に
ロックさせるための支持部材に関して、図2に示した第
1の実施形態とは異なる。そこで、第1の実施形態と異
なる第2の実施形態の支持部材について、以下に説明す
る。図4は、第2の実施形態の構成を示す側面図であ
る。図4に示した構成と図2に示した構成との相違点
は、図2におけるキーボード支持部材7が、図4では、
形状の異なるキーボード支持部材13に変わっている点
のみであり、他の構成は同一である。従って、キーボー
ド支持部材13以外の構成の詳細な説明は省略する。キ
ーボード支持部材13は、キーボード2に取り付けるた
めの丸孔13aを有している点ではキーボード支持部材
7と同じであるが、本体3に摺動自在に取り付けるため
の「L」字型に曲がった長孔7bは無い。その代わり、
キーボード支持部材13では、各入力操作姿勢に対応し
て設けられた複数のロック位置を有した鋸歯状の長孔1
3bを有している。この長孔13bにおける鋸歯状の歯
13cの1個づつがガイド突起10により係止される位
置、即ち、入力操作姿勢のロック位置となる。キーボー
ド2を入力操作姿勢にロックするための操作は、キーボ
ード2を方向8へ持ち上げて、鋸歯状の任意に選択され
た歯13cの位置にガイド突起10を位置させてからキ
ーボード2を少し降ろすことにより、キーボード支持部
材13は、その鋸歯状の歯13cの位置でロックされ、
キーボード2もそれに従い任意に選択された入力操作姿
勢でロックされる。
【0015】任意に選択された入力操作姿勢でロックさ
れたキーボード2を本体3上の収納位置に戻す方法は、
第1の実施形態の場合と同一である。また、任意に選択
された入力操作姿勢でロックされたキーボード2を他の
入力操作姿勢でロックさせるには、キーボード2を方向
9の方へ一旦持ち上げてから、鋸歯状の別の歯13cの
位置にガイド突起10を位置させるようにキーボード2
を移動させてから少し降ろすようにすればよい。このよ
うにして、第2の実施形態では、キーボード2を任意の
入力操作姿勢でロックさせることができる。従って、第
2の実施形態では、個々の操作者毎に異なるキーボード
2の好ましい入力操作姿勢に合わせてキーボード2をロ
ックすることができ、その結果、キーボード2の操作性
が向上する。ところで、キーボード2を上記各実施形態
のように入力操作姿勢にロックすると、そのままでは蓋
部1が閉まらない。そのため、蓋部1を閉めるために
は、必ずキーボード2を手作業にて本体3上の収納位置
に戻さなければならず、操作者が不便を感じるという問
題がある。また、キーボード2が入力操作姿勢にロック
されているにもかかわらず、誤って蓋部1を閉めようと
すると、蓋部1に備えられたLCD等の表示装置を破損
する場合があるという問題がある。次に説明する第3の
実施形態では、蓋部1を閉める動作に連動して自動的に
キーボード2が本体3の収納位置に戻る機構を備えるこ
とにより、上記した問題を解決する。
【0016】(第3の実施形態)図5は、第3の実施形
態の概略の構成を示す側面図である。図5の第3の実施
形態は、蓋部1を支持する蝶番の軸または軸の延長上に
設けられて蓋部1と一体的に回動する扇形突出部14
と、上方に扇形突出部14と係合する鈎状の係合部15
aを有し且つ下方に斜辺部15bを備えると共に扇形突
出部14の回動に連動して上下に平行動作するL字型部
材15と、L字型部材15の斜辺部15bが上下に平行
動作することにより斜辺部16aを介して押圧されて水
平方向に動作する伝達部材16と、伝達部材16が水平
動作することによりキーボード2を方向9へ押し上げる
押し上げ部材23を有する。L字型部材15の下部に位
置する三角形状部には上下方向に延びる長孔15cが貫
通形成され、この長孔15c内には本体3から突出した
ガイド突起40が遊嵌されており、L字型部材15を所
定の上下方向経路で昇降させ得るように構成している。
必要に応じてL字型部材15を下方に弾性付勢してもよ
いし、上下方向に安定して移動させる為のガイドを設け
てもよい。また、伝達部材16の長孔16b内に本体3
から突出したガイド突起42が遊嵌しており、伝達部材
16を横方向へスライド自在にガイドしている。伝達部
材16はその斜辺部16aと斜辺部15bとの摺動によ
り発生する横方向へのスラスト荷重によって横方向へ進
退動作する。なお、必要に応じて伝達部材16を矢印1
8とは反対側の復帰方向に弾性付勢したり、水平姿勢を
維持したまま横方向に進退させる為のガイドを設けても
よい。
【0017】従って、蓋部1を閉める操作を行った時
に、扇形突出部14の反時計回り方向への回転動作→L
字型部材15の上方向17への動作→伝達部材16の方
向18への動作→押し上げ部材23の上昇動作及び回転
動作とが行われ、最終的にキーボード2を自動的に方向
9へ押し上げることになる。尚、押し上げ部材23の上
昇動作及び回転動作とは、押し上げ部材23の下端21
が伝達部材16により水平方向に押されることにより、
押し上げ部材23が本体3に固定された軸20を中心に
時計廻り方向へ回動しながら、押し上げ部材23自体が
その長辺方向に押し上げられる動作を意味する。方向9
へ移動した後のキーボード2は、最終的に自重等により
下降して本体3上の収納位置に着座する。このようにし
て、蓋部1を閉める動作に連動して自動的にキーボード
2を入力操作姿勢から本体3上の収納位置に戻すことが
できるので、蓋部1を閉めようとする時に操作者が感じ
る不便を無くすことができ、キーボード2が入力操作姿
勢にロックされている場合に誤って蓋部1を閉めようと
してもLCD等を破損させることが無くなる。尚、第3
の実施形態における動作の伝達方法は、他の伝達方法で
もよく、例えば、図5の扇形突出部14、L字型部材1
5及び伝達部材16に代えて、蓋部1にワイヤの一端を
固定し、ワイヤの他端を押し上げ部材23の下端21に
固定し、本体等に設けたプーリによりワイヤを所定の経
路に沿って導くことにより、蓋部1を閉止する動作に連
動してキーボードが収納位置に下降、着座するように構
成してもよい。
【0018】
【発明の効果】上記のように請求項1に記載の本発明で
は、小型化され且つ部品が高密度実装されたノートPC
の如きキーボード組込型情報処理装置であっても、内部
発熱を放熱するための通気口を確保することができる。
つまり、PC本体の上面に広い範囲に亙って通気口を設
けることができるようにキーボードを本体上面から浮上
させるように構成したので、キーボード使用時には必ず
通気口が開放した状態となり、内部発熱を確実に廃熱す
ることができることとなる。特に、ノートPC等は薄型
であり、内部の発熱部から通気口までの距離が僅かであ
る為、内部部品が緊密に詰め込まれていたとしても大き
な通気口を確保することにより、比較的効率よく内部熱
を放熱することができる。特に、発熱部品の配置箇所を
ねらって通気口を形成することにより、廃熱効率を更に
高めることができる。また、請求項2に記載の本発明で
は、スイッチにより、キーボードが本体上の収納位置か
ら一部浮上されて入力操作姿勢にならないとキーボード
組込型情報処理装置を使用できないようにしているの
で、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を避けることが
できる。
【0019】また、請求項3に記載の本発明では、キー
ボードが入力操作姿勢にロックされていない時であって
も、制限された動作内容ではあるが、キーボード組込型
情報処理装置を使用することができるので、操作者が感
じる不便を無くすことができると共に、起動プログラム
に自動動作する内容がプログラムされている場合であっ
ても、装置内部の温度上昇や装置の誤動作を引き起こす
おそれを無くすことができる。また、請求項4に記載の
本発明では、個々の操作者毎に異なるキーボードの好ま
しい入力操作姿勢に合わせてキーボードをロックするこ
とができ、その結果、キーボードの操作性が向上する。
また、請求項5に記載の本発明では、蓋部を閉める動作
に連動して自動的にキーボードを本体上の収納位置に戻
すことができるので、蓋部を閉めようとする時に操作者
が感じる不便を無くすことができ、キーボードが入力操
作姿勢にロックされている場合に、誤って蓋を閉めよう
としてもLCD等を破損させることが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)及び(c)は、本発明に係るの第
1の実施形態の概略を示す図である。
【図2】第1の実施形態の構成を示す側面図である。
【図3】スイッチにより検出した信号を用いる電気回路
の機能ブロック図である。
【図4】第2の実施形態の構成を示す側面図である。
【図5】第3の実施形態の概略の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・蓋部、2・・・キーボード、3・・・本体、4
・・・ガイド、5・・・通気口、6・・・本体3の手前
側、7、13・・・キーボード支持部材、8、9、1
7、18・・・方向、10、40・・・ガイド突起、1
1・・・ガイド突起、12・・・スイッチ、14・・・
扇形突出部、15・・・・L字型部材、16・・・伝達
部、31・・・DC/DCコンバータ、32・・・AC
アダプタ、33・・・電池、34パワーコントロールマ
イコン、35・・・CPU、36・・・バス、37・・
・キーボードマイコン、38・・・その他周辺デバイ
ス、23・・・押し上げ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部品を内蔵する本体と、本体上に配
    置されるキーボードとを備えたキーボード組込型情報処
    理装置において、 前記キーボードは、少なくとも一部が前記本体上面から
    移動可能であり、移動したキーボードが本体上面に対し
    て所定の入力操作姿勢となるようにキーボードを支持す
    る支持部材を有することを特徴とするキーボード組込型
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記本体の上面には、前記支持部材によ
    り前記キーボードが所定の入力操作姿勢に保持されたこ
    とを感知するスイッチを設け、前記スイッチによりキー
    ボードが所定の入力操作姿勢に支持されたことが検出さ
    れない限り、キーボードを利用したキー入力がキャンセ
    ルされるように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のキーボード組込型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチによりキーボードが所定の
    入力操作姿勢に支持されたことが検出されない限り、発
    熱部品としてのマイクロプロセッサ及びDC/DCコン
    バータの動作を制限し続けることにより、発熱部品から
    の発熱量を抑制することを特徴とする請求項2に記載の
    キーボード組込型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記キーボードが前記本体上から移動し
    た後の入力操作姿勢を複数姿勢備え、前記支持部材は、
    複数の入力操作姿勢の何れかを任意に選択可能とする構
    成を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項に記載のキーボード組込型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記本体には、前後方向に開閉可能な蓋
    部が枢支されており、該蓋部を閉じる動作に連動して、
    前記キーボード部を本体上の収納位置に収納する機構を
    備えたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に
    記載のキーボード組込型情報処理装置。
JP01364299A 1999-01-21 1999-01-21 キーボード組込型情報処理装置 Expired - Fee Related JP4085349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01364299A JP4085349B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 キーボード組込型情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01364299A JP4085349B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 キーボード組込型情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000214959A true JP2000214959A (ja) 2000-08-04
JP4085349B2 JP4085349B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=11838899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01364299A Expired - Fee Related JP4085349B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 キーボード組込型情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4085349B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265593A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Hitachi Ltd 情報処理装置
JPH08147082A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Ricoh Co Ltd 小型電子機器
JPH0991058A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 携帯型情報処理機器
JPH09185443A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Nec Corp 情報処理装置
JPH09305279A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Nec Eng Ltd キーボード装置
JPH10187317A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Toshiba Corp コンピュータシステム及び同システムに適用するキーボード制御装置
JPH10333777A (ja) * 1997-05-28 1998-12-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265593A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Hitachi Ltd 情報処理装置
JPH08147082A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Ricoh Co Ltd 小型電子機器
JPH0991058A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 携帯型情報処理機器
JPH09185443A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Nec Corp 情報処理装置
JPH09305279A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Nec Eng Ltd キーボード装置
JPH10187317A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Toshiba Corp コンピュータシステム及び同システムに適用するキーボード制御装置
JPH10333777A (ja) * 1997-05-28 1998-12-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4085349B2 (ja) 2008-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6091600A (en) Apparatus for tilting keyboard of portable computer
JP3581318B2 (ja) 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置
US5455746A (en) Compact electronic apparatus and method of assembling the same
US6414842B1 (en) Portable computer stand for enhanced cooling
US5781408A (en) Computer system having a motorized door mechanism
US5331508A (en) Portable electronic apparatus having a removable keyboard unit
US6064564A (en) Portable computer with vertically positionable keyboard
US6459573B1 (en) Mobile computer having a housing with openings for cooling
US6567360B1 (en) Case construction of memory apparatus using portable recording medium
US7652877B2 (en) Electronic apparatus
US5761034A (en) Portable main frame for a computer having upper and lower covers provided with computer components and pivotally connected together
US20130063889A1 (en) System and Method for Cooling Notebook Computer Surface
JP2005190316A (ja) 電子機器
JP5088250B2 (ja) 電子機器
JP5071275B2 (ja) 電子機器
JP2010009428A (ja) 電子機器
US7532464B2 (en) Access system for a portable device
JP5286975B2 (ja) 電子機器
JP4085349B2 (ja) キーボード組込型情報処理装置
JP4421011B2 (ja) 情報処理装置
JPH07311632A (ja) パソコン用載置台
KR101867771B1 (ko) 분리 하우징 구조의 컴퓨터 책상
JP2011138352A (ja) 電子機器
JP7323843B1 (ja) ノートブック型コンピュータ
JPH07325642A (ja) 小型電子計算機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees