JPH05265330A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05265330A
JPH05265330A JP4058435A JP5843592A JPH05265330A JP H05265330 A JPH05265330 A JP H05265330A JP 4058435 A JP4058435 A JP 4058435A JP 5843592 A JP5843592 A JP 5843592A JP H05265330 A JPH05265330 A JP H05265330A
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JP
Japan
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toner
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developing
insulating
image
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JP4058435A
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English (en)
Inventor
Naoto Higure
直人 日暮
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オ−トトナ−プロ−ブに光を照射しその反射
率から現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−
比濃度を検出するようにした装置において、簡単かつ安
価な構造でありながら、現像剤のトナ−比濃度を正確に
検出でき、しかも、現像バイアス電圧のグランドへ流
出、現像剤の飛散等を防止して常に良好な画質を維持す
ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 オ−トトナ−プロ−ブ61の外径を感光体ド
ラム20の外径とほぼ同一径として現像剤磁気ブラシD
bが良好に当たるようにするとともに、感光体ドラム2
0とオ−トトナ−プロ−ブ61との間の絶縁部分を絶縁
性カバ−部材としての絶縁性テ−プ73で覆うことによ
り現像剤磁気ブラシDbが接触するのを防止し、これに
より、現像スリーブ52bに印加された現像バイアス電
圧のグランドへの流出を防止するとともに、現像剤Dが
付着しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナ−とキャリアから
なる二成分系現像剤の磁気ブラシを像担持体の被現像部
に搬送することにより像担持体に形成された潜像を現像
する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタ等の画像形成装
置は、像担持体としての感光体ドラムの周囲に、帯電,
潜像形成(露光),現像,転写,剥離,清掃等の電子写
真プロセスを実行する各手段を配置し、前記像担持体上
にトナ−像を形成して、このトナ−像を用紙に転写する
ような構成となっている。
【0003】通常、この種の画像形成装置においては、
像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像手段と
して、トナ−とキャリアからなる二成分系現像剤の磁気
ブラシを像担持体の被現像部に搬送することにより像担
持体に形成された潜像を現像する現像装置が用いられて
いる。また、この現像装置は、トナ−補給装置を備えて
おり、現像により消費したトナ−の量に見合った量のト
ナ−がトナ−補給装置を介して現像剤収納部に適宜補給
され、常に安定した現像動作が行えるようになってい
る。
【0004】上記トナ−補給装置の動作タイミングは、
現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度
を検出するトナ−比濃度検出手段での検出信号に基づい
て行われる。このトナ−比濃度検出手段は、像担持体の
端部に絶縁部材を介してオ−トトナ−プロ−ブを取付け
て、この部分にトナ−を付着させ、このトナ−の付着し
たオ−トトナ−プロ−ブに光を照射し、その反射率から
前記現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比
濃度を検出するようになっている。
【0005】図10は、このトナ−比濃度検出のための
従来の構成を示す。すなわち、従来は、金属製のキャッ
プからなるオートトナープロ−ブ(オートトナーセンサ
リング)aを、絶縁チューブbを介して円筒状像担持体
としての感光体ドラムcに冠着させた構成となってい
る。
【0006】このため、オートトナープローブaの外径
は、感光体ドラムcの外径に比べて、オートトナープロ
−ブaおよび絶縁チューブbの肉厚分だけ太くなった状
態となり、感光体ドラムcと現像スリ−ブdとの間の隙
間(ドラムースリーブギャップ)G1 に比べ、感光体ド
ラムcとオートトナープローブaとの間の隙間(ドラム
−プロ−ブギャップ)G2 が狭くなり、この部分におい
て現像剤磁気ブラシの搬送不良が生じるといった問題が
あった。
【0007】その対策手段として、従来は、現像剤磁気
ブラシの厚みを規制する部材であるドクタeに段部fを
設け、ドクタeと現像スリーブdとの隙間(ドクタース
リーブギャップ)G3 に比べてオートトナープローブa
に相対する部分の隙間(ドクタースリーブギャップ)G
4 を狭くして、現像スリーブdにより搬送される現像剤
磁気ブラシの厚みをオートトナープローブaに当たる部
分だけ薄くしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにドクタeに段部fを設けてオートトナープローブ
に相対する部分の現像剤磁気ブラシの厚みを薄くするこ
とは、現像剤磁気ブラシの搬送不良を解消することはで
きるものの、通常、現像剤磁気ブラシの厚みは感光体ド
ラムcとの当りが最適になるような条件に設定されたも
のであり、現像剤磁気ブラシとオートトナープローブa
との当たりが不安定になる。このため、オートトナープ
ローブaに、現像剤中のトナー比濃度に応じたトナーを
安定的に付着させることができない。
【0009】したがって、トナ−比濃度検出手段gによ
り、このトナ−の付着したオ−トトナ−プロ−ブaに光
を照射し、その反射率からトナー比濃度を検出しても、
その値は現像剤収容部に収容された現像剤のトナ−比濃
度を正確に検出したとはいえず、この情報に基づいてト
ナ−補給を行っても現像に適した適正なトナ−比濃度に
調節できないものであった。このため、良好な画質を安
定して維持できないといった問題があった。また、従来
はドクタeに段部fを設けるために、その製作コストが
上昇するという問題があった。
【0010】また、通常、感光ドラムcの表面は感光層
がコーティングされているが、ドラム端部にまでコーテ
ィングを施すことは非常に困難である。つまりドラム端
部は素管がむき出しになっており、しかもドラム素管は
常に接地状態にある。さらにオートトナープローブaと
現像スリーブdには現像バイアス電圧が印加されてお
り、バイアス電圧のグランドへの流出を防ぐためにはド
ラム端部がオートトナープローブaおよび現像スリーブ
dと完全に絶縁状態でなければならない。これについて
は感光体ドラムcの端部とオートトナープローブd間は
両者間に絶縁層を設けることで対処できる。
【0011】しかし、ドラム端部と現像スリーブdとの
間は、トナ−と磁性材(鉄粉)からなるキャリヤからな
る現像剤磁気ブラシが接触する以上、絶縁は不可能であ
る。このような場合、薄い絶縁性の粘着テープ等をドラ
ム端部に巻く方法が考えられるが、ここでも次のような
問題がある。帯電チャージャからから感光体ドラムcに
かかるチャージは前記絶縁部にもかかってしまう。しか
も,この絶縁部には除電をする有効な手段が無いためそ
の表面電位は上がる一方でやがては現像剤中のキャリア
を引いてしまい、そのキャリアを装置本体中に飛散させ
てしまうのである。
【0012】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、簡単かつ安価な構造でありながら、現像剤のトナ−
比濃度を正確に検出でき、しかも、現像バイアス電圧の
グランドへ流出、現像剤の飛散等を防止して常に良好な
画質を維持することが可能な画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、円筒状の像担持体と、こ
の像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられた像担
持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材と、このト
ナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記像担持体に
静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、この静電潜像
形成手段により形成された静電潜像にトナ−とキャリヤ
とからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連続的に搬送す
ることにより像担持体に形成された潜像をトナ−によっ
て現像するとともにトナ−比濃度被検知部材にトナ−を
付着させる現像手段と、この現像手段により搬送される
磁気ブラシの厚みを規制する現像剤規制部材と、前記現
像手段によってトナ−が付着された前記トナ−比濃度被
検知部材に光を照射しその反射率から前記現像剤収容部
に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を検出するト
ナ−比濃度検出手段と、このトナ−比濃度検出手段によ
る検知結果からトナ−が不足しているとされた場合に前
記現像手段にトナ−を補給するトナ−補給装置と、前記
像担持体とトナ−比濃度被検知部材との間の絶縁部分に
前記現像剤磁気ブラシが接触するのを防止する現像剤接
触防止手段とを具備して構成としたものである。
【0014】また、第2の手段として、円筒状の像担持
体と、この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けら
れた像担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材
と、このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記
像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、こ
の静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ−
とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連続
的に搬送することにより像担持体に形成された潜像をト
ナ−によって現像する現像手段と、この現像手段により
搬送される磁気ブラシの厚みを規制する現像剤規制部材
と、前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ
−比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現
像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を
検出するトナ−比濃度検出手段と、このトナ−比濃度検
出手段による検知結果からトナ−が不足しているとされ
た場合に前記現像手段にトナ−を補給するトナ−補給装
置と、前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体と
トナ−比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆う状態に
設けられ該絶縁部分に前記現像剤磁気ブラシが接触する
のを防止する絶縁性カバ−部材とを具備してなる構成と
したものである。
【0015】また、第3の手段として、円筒状の像担持
体と、この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けら
れた像担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材
と、このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記
像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、こ
の静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ−
とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連続
的に搬送することにより像担持体に形成された潜像をト
ナ−によって現像する現像手段と、この現像手段により
搬送される磁気ブラシの厚みを規制する現像剤規制部材
と、前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ
−比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現
像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を
検出するトナ−比濃度検出手段と、このトナ−比濃度検
出手段による検知結果からトナ−が不足しているとされ
た場合に前記現像手段にトナ−を補給するトナ−補給装
置と、前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体と
トナ−比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆うべく中
途部が巻き掛けられた状態に設けられた絶縁性のテ−プ
およびこの絶縁性テ−プが前記絶縁部分に密着するよう
に常時引張る引張り手段を有し前記磁気ブラシが前記絶
縁部分に接触するのを防止する手段とを具備してなる構
成としたものである。
【0016】また、第4の手段として、円筒状の像担持
体と、この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けら
れた像担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材
と、このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記
像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、こ
の静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ−
とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連続
的に搬送することにより像担持体に形成された潜像をト
ナ−によって現像する現像手段と、この現像手段により
搬送される磁気ブラシの厚みを規制する現像剤規制部材
と、前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ
−比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現
像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を
検出するトナ−比濃度検出手段と、このトナ−比濃度検
出手段による検知結果からトナ−が不足しているとされ
た場合に前記現像手段にトナ−を補給するトナ−補給装
置と、前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体と
トナ−比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆うべく中
途部が巻き掛けられた状態に設けられた絶縁性テ−プお
よびこの絶縁性テ−プが前記絶縁部分に密着するように
常時引張る引張り手段を有し前記磁気ブラシが絶縁部分
に接触するのを防止する手段とを具備してなるととも
に、前記絶縁性テ−プの厚さをT(mm)、像担持体と現
像手段との間の隙間の基準値をG1 (mm)、像担持体と
現像手段との間の隙間の許容最少値をG1′(mm)、現
像手段とドクタとの間の隙間の基準値をG3 (mm)、現
像手段とドクタとの間の隙間の許容最少値をG3 ′(m
m)としたとき、 T≦(G1 −G3 )−{(G1 −G1 ′)(G3 −G3 ′)}1/2 を満足するように設定したものである。
【0017】
【作用】上記各手段による画像形成装置においては、像
担持体とオートトナープローブをほぼ同一径にしたか
ら、現像剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現
像剤磁気ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になる
ような条件に設定されるため、現像剤のトナ−比濃度を
正確に検出でき、消費に見合った確実なトナ−補給動作
が可能となる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの
厚みを規制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良
い。
【0018】また、像担持体とトナ−比濃度被検知部材
との間の絶縁部分に現像剤磁気ブラシが接触するのを防
止でき、現像手段に印加された現像バイアス電圧はグラ
ンドへ流出することはない。また、前記絶縁部分周辺は
現像を阻害されるので絶縁部分はその表面の電位が上が
っても現像剤が付着しないため現像剤の飛散を防止する
ことが可能となる。
【0019】これらにより、簡単かつ安価な構造であり
ながら、現像剤のトナ−比濃度を正確に検出でき、しか
も、現像バイアス電圧のグランドへ流出、現像剤の飛散
等を防止して常に良好な画質を維持することが可能とな
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を一実施例を図1ないし図9を
参照して説明する。
【0021】まず、図1、図5ないし図9を参照して本
発明の画像形成装置としてのレーザープリンタの構成に
ついて説明する。図5は、本発明の画像形成装置として
のレーザープリンタの外観を示し、図6はその内部構成
を示す。
【0022】図中1は装置本体であり、この装置本体1
内の中央部には主制御基板2が配置されており、この主
制御基板2の後方(図6の状態において右側方向)に
は、画像を形成するための画像形成手段3が配置されて
いるとともに、その前方下部には機能追加用制御基板4
…が収容された制御基板収容部5が設けられている。
【0023】また、装置本体1の前方上部には、排紙部
6が形成された状態となっているとともに、最下段に位
置する機能追加用制御基板4の前端縁部側には、ICカ
ード用コネクタ7に機能追加用ICカード8が挿入され
るようになっている。装置本体1内の下部には、カセッ
ト収容部10が形成されており、被転写材である用紙P
を収容した給紙カセット11が収容されている。
【0024】前記排紙部6は、装置本体1の前部上面に
形成されたて凹所からなり、その前端縁部には、排紙ト
レイ12が設けられているとともに、排紙部6の左側に
位置する装置本体1の左枠部1aの上面には、表示用L
ED13、2桁の状態表示用セグメント14、及びスイ
ッチ15を配置したコントロールパネルからなる操作入
力/表示手段16が配置されている。一方、前記装置本
体1の後端面側には、手差しトレイ17が装着されてい
る。つぎに、帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び
定着等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3の
構成について説明する。
【0025】図6に示すように、装置本体1内のユニッ
ト収容部のほぼ中央部に位置して像担持体としての感光
体ドラム20が配置されている。この感光体ドラム20
の周囲には、その回転方向に沿って、帯電手段としての
スコロトロンからなる帯電装置21、静電潜像形成手段
としてのレーザー露光装置22の露光部22a、現像手
段としての磁気ブラシ式の現像装置23、転写手段とし
てのスコロトロンからなる転写装置24、清掃手段とし
てのクリ−ナ装置25、及び前露光手段としての前露光
26がそれぞれ順次配設されている。
【0026】また、前記装置本体1内には、前記給紙カ
セット11から給紙手段27を介して給紙された用紙P
及び手差しトレイ17から手差し給紙された用紙Pを前
記感光体ドラム20と転写装置24との間の画像転写部
28を経て装置本体1の上面側に設けられた排紙部6に
導く用紙搬送路29が形成されている。この用紙搬送路
29の画像転写部28より上流側には、搬送ローラ対3
0、アライニングローラ対31、及びアライニングスイ
ッチ32が配置され、その下流側には、定着ユニット3
3及び排紙ローラユニット34が配置されている。
【0027】しかして、この様に構成されたレ−ザプリ
ンタにあっては、次のような画像形成動作が行われる。
すなわち、ホストシステムにより印字開始信号を受ける
と感光体ドラム20が回転するとともに、感光体ドラム
20は帯電装置21により一様に帯電される。次に、ホ
ストシステムからのドットイメージデータを受けて変調
されたレーザービームRがレーザー露光装置22を介し
て前記感光体ドラム20上に走査露光される。これによ
って、前記感光体ドラム20上に画像信号に対応した静
電潜像を形成される。この感光体ドラム20上の静電潜
像は、現像装置23の後述する現像剤磁気ブラシ中のト
ナーによって現像されトナ−像が形成される。
【0028】一方、このトナー像の形成動作に同期して
給紙カセット11から自動的、あるいは手差しトレイ1
7から手差し供給された用紙Pが、アライニングローラ
対31を介して画像転写部28に送り込まれる。そし
て、感光体ドラム20上に形成されたトナー像が転写手
段24の働きにより用紙Pに転写される。ついで、この
トナ−像が転写された用紙Pは、用紙搬送路29を介し
て定着ユニット33に送り込まれ、ここで前記トナー像
が用紙Pに溶融定着され、この後、排紙ローラユニット
34を介して排紙部6に排出される。
【0029】なお、用紙P上にトナー像を転写した後の
感光体ドラム20上に残った残留トナーは、クリ−ナ装
置25により除去されて搬送スパイラル35により後述
するキッド40の廃トナ−収容装置42に移送されて回
収されるようになっている。
【0030】また、図1および図7に示すように、前記
感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23、およ
びクリ−ナ装置25は、一体的に組み込まれてプロセス
ユニット36を構造しており、このプロセスユニット3
6全体を装置本体1に対して着脱できるようになってい
るとともに、プロセスユニット36の一端側には、キッ
ト40が着脱自在となっている。
【0031】キット40は、図7に示すように、プロセ
スユニット36の前記現像装置23にトナ−tを補給す
るトナ−補給機構を内蔵したトナ−補給装置41と、ク
リ−ナ装置25で除去された廃トナ−を収容する廃トナ
−収容装置42とを一体的に構成したものであり、この
キット40をプロセスユニット36の一端側に装着した
状態にあるとき、前記現像ユニット23の補給トナ−受
入口23aとトナ−補給装置41のトナ−補給口41a
とが連結されると同時にクリ−ナ装置25のトナー排出
口25aと廃トナ−収容装置42の廃トナー受入口42
aとが接続されるようになっている。
【0032】また、このキット40の着脱動作は、図8
に示すように、装置本体1のトップカバー37を装置本
体1の後端側上部に設けた支軸38(図6参照)を回動
支点として開くことにより行えるようになっている。キ
ット収容部43には、スイッチ44が設けられ、その装
着の有無を検出できるようになっている。
【0033】図9は、レ−ザプリンタの制御系を概略的
に示すものであり、主制御基板2および機能追加用制御
基板4などで構成される制御手段としての制御部45に
は、前記帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び定着
等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3、前記
操作入力/表示手段16、前記トナ−補給装置41、お
よび後述するトナ−比濃度検出手段46等が接続されて
いて、全体をコントロ−ルできるようになっている。
【0034】つぎに、前記現像装置23について、図1
〜図4を参照して詳細に説明する。現像装置23の全体
的な構成は、図1に示すように、トナー(着色粉)tと
キャリヤ(磁性粉)cとからなる二成分現像剤D現像剤
収容部50を有したユニット本体を兼用するケーシング
51内に、現像剤磁気ブラシDbを形成して感光体ドラ
ム20側に搬送して順次摺擦させる現像ローラ52と、
この現像ローラ52の表面に形成され現像剤磁気ブラシ
Dbの厚みを規制する現像剤規制部材であるドクタ53
と、前記現像剤収容部50内の現像剤Dを攪拌する第
1,第2の現像剤攪拌体54,55とを収容した構成と
なっている。
【0035】現像ローラ52は、図示しない複数の磁極
部を有した磁力発生部材としての磁気ロール52aと、
この磁気ロール52aに外嵌されて回転する非磁性の現
像スリーブ52bとを有した構造となっている。そし
て、磁気ロール52aの磁極部から発生する磁力作用に
より現像スリーブ52bの表面に二成分現像剤Dの現像
剤磁気ブラシDbを形成するとともに現像スリーブ52
bの回転に伴って現像剤磁気ブラシDbを現像位置に連
続的に搬送するようになっている。
【0036】また、この現像装置23は、前述したよう
にトナ−補給装置41を備えており、現像により消費し
たトナ−tの量に見合った量のトナ−tがトナ−補給装
置41を介して現像剤収納部50に適宜補給され、常に
安定した現像動作が行えるようになっている。
【0037】このトナ−補給装置41の動作タイミング
は、トナ−比濃度検出手段46での検出信号に基づいて
行われる。このトナ−比濃度検出手段46は、図2〜図
4、および図7に示すように、感光体ドラム20の端部
に絶縁部材60を介してトナ−比濃度被検知部材として
のオ−トトナ−プロ−ブ(オートトナーセンサリング)
61を同軸状に取付けて、この部分にトナ−tを付着さ
せ、このトナ−tの付着したオ−トトナ−プロ−ブ61
に図2に示すように発光手段62から光を照射して受光
手段63で受けてその反射率から前記現像剤収容部50
に収容された二成分現像剤Dのトナ−比濃度を検出する
ようになっている。前記絶縁部材60は、感光体ドラム
20の一端部をドラム駆動軸66に連結するための絶縁
性フランジ65からなる。
【0038】絶縁性フランジ65は、その外周面部に、
感光体ドラム20の内径部に圧入される第1の嵌合部6
5a、オ−トトナ−プロ−ブ61が圧入される第2の嵌
合部65b、これら第1の嵌合部65aと第2の嵌合部
65bとを仕切る鍔部65cが形成されている。そし
て、組立られた状態において、前記感光体ドラム20、
オ−トトナ−プロ−ブ61、および鍔部65cのそれぞ
れの外径が同一径になるようになっている。
【0039】さらに、絶縁性フランジ65の軸心部に
は、軸嵌合穴65dが形成されていて、前記感光体ドラ
ム20を駆動するためのドラム駆動軸66が嵌合するよ
うになっており、図3に示すように、感光体ドラム20
およびオ−トトナ−プロ−ブ61が現像ローラ52と平
行に支持されるようになっている。
【0040】また、図4に示すように、絶縁性フランジ
65には、軸嵌合穴65d内に一部が弾性的に突出する
状態に一対の導電性板ばね67,67が配設されてお
り、ドラム駆動軸66の先端部に形成された係止溝66
a,66aと係合するようになっている。なお、導電性
板ばね67,67は、導電性ホルダ68により弾性的に
保持されている。そして、導電性板ばね67,67と係
止溝66a,66aとの係合動作により、ドラム駆動軸
66が図示しない駆動ユニットより駆動されると感光体
ドラム20が一体的に回転するようになっている。
【0041】オ−トトナ−プロ−ブ61は、その表面が
現像ローラ52の現像スリーブ52b上の現像剤磁気ブ
ラシDbに接することにより、現像剤D中のトナーtを
オ−トトナ−プロ−ブ61の表面に付着させ、その付着
トナー量から現像剤D中のトナーtの量を検知し得る構
成となっている。このため、このオ−トトナ−プロ−ブ
61には現像剤D中のトナー濃度に応じたトナーtを,
しかも、安定的に付着させる必要がある。そのため、オ
−トトナ−プロ−ブ61には、現像スリーブ52と同電
位になるよう図示しないバイアス印加手段を介してバイ
アス電圧が印加されている。また、感光体ドラム20
は、図4に示すように、素管20aと、この素管20a
の外周面に形成された感光層20bからなっている。
【0042】しかして、本発明のものは、感光体ドラム
20、オ−トトナ−プロ−ブ61、および鍔部65cの
それぞれの外径が同一径になるようになっているため、
現像剤磁気ブラシDbの厚さは均一で良く、しかも、現
像剤磁気ブラシDbの厚みは感光体ドラム20との当り
が最適になるような条件に設定されるため、現像剤Dの
トナ−比濃度を正確に検出でき、消費に見合った確実な
トナ−補給動作が可能となる。また、従来のように現像
剤磁気ブラシDbの厚みを規制する部材であるドクタ5
3に段部を設ける必要がなく真直で良い。
【0043】なお、感光ドラム20の素管20aは、前
記導電性板ばね67,67およびこれら導電性板ばね6
7,67を保持する導電性ホルダ68を介してドラム駆
動軸66と電気的に導通しており、さらに、ドラム駆動
軸66は図示しない装置本体フレームを介して接地され
ている。そのため感光体ドラム20の素管20aは常に
接地状態にある。当然のことながら感光体ドラム20の
素管20aとオ−トトナ−プロ−ブ61との間には現像
バイアスと同じ電位差が生じることになる。
【0044】本発明にあっては、オ−トトナ−プロ−ブ
61に印加されたバイアス電圧がグランドへ流出するの
を防止するために、感光体ドラム20とオートトナープ
ローブ61との間に絶縁性フランジ65の鍔部65cを
介在させ、この鍔部65cの幅Wを、感光体ドラム20
の素管20aとオ−トトナ−プロ−ブ61間の電位差の
大気の絶縁破壊距離より大きくしてある。すなわち、絶
縁部材である鍔部65cにより仕切られた感光体ドラム
20と前記オ−トトナ−プロ−ブ61との間の軸方向に
おける距離をW[mm]、感光体ドラム20とオ−トトナ
−プロ−ブの電位差をΔE(V)、大気の単位距離での
絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1以上)、
としたとき、 W≧ΔE/N×K の値を満足するように設定した。
【0045】これにより、感光体ドラム20の素管20
aとオ−トトナ−プロ−ブ61とを完全に絶縁でき、オ
−トトナ−プロ−ブ61に印加されたバイアス電圧がグ
ランドに流出するのを防止できトナ−tの付着が安定し
て行える。
【0046】しかし、ここで問題になるのは絶縁部分と
しての鍔部65cにも現像剤磁気ブラシDbが接してい
ることである。本実施例では磁性の二成分現像剤Dを使
用しており、その電気的抵抗が低いため、感光体ドラム
20の素管20aとオートトナープロ−ブ61の隙間が
狭い場合,その隙間に入り込んだ現像剤Dが感光体ドラ
ム20とオートトナープロ−ブ61を電気的に導通させ
てしまう虞れがある。そのため、絶縁幅Wは0.3mm以
上は必要となることが実験的に明らかになった。
【0047】しかし、そこでも問題がある。鍔部65c
からなる絶縁部分にも帯電装置21からのチャージがか
かる。しかも、この絶縁部分は除電をする有効な手段が
無いためその表面の電位は上がる一方で、やがては現像
剤D中のキャリアcを引いてしまうことになる。
【0048】この絶縁層を表面に露出させない手段とし
て,従来は図10に示すように絶縁チューブをオートト
ナープロ−ブで覆う構成としていたが、従来例で述べた
ような問題点がある。
【0049】本実施例では、感光体ドラム20の外径2
0mm、 ドラムースリーブギャップG1 が1mm、ドクタ
ースリーブギャップG3 を0.75mmに設定した。ドク
タースリーブギャップG3 は、現像の際に感光体ドラム
20に磁気ブラシDbが理想的に当たるよう実験的に求
めた数値である。これは現像剤D中のトナー濃度を検出
する際にも同じことが言える。このため、オ−トトナ−
プロ−ブ61に付着するトナー量が安定し、トナー濃度
を正確に検出することができた。
【0050】理想的には感光体ドラム20、オートトナ
ープロ−ブ61、および、これら両者間の絶縁部分とし
ての鍔部65cの外径が同一であり、ドクタ53のエッ
ジは真直であることが望ましい。
【0051】ただし、前述したようにオートトナープロ
−ブ61に印加したバイアス電圧のグランドへの流出
と、オートトナープロ−ブ61と感光体ドラム20との
間の絶縁部分のキャリア引きを防止する手段が必要であ
る。
【0052】それを解決するために本実施例では前記絶
縁部分、すなわち鍔部65cおよびこの周辺に現像剤磁
気ブラシDbが接触するのを防止する現像剤接触防止手
段70を設けた。
【0053】この現像剤接触防止手段70について、図
1ないし図3を参照して説明する。図1に示すようにド
クタ53の上部に取り付けられたブラケット71の先端
部71aには、樹脂製の止め具72を介して絶縁性カバ
−部材としての薄いテ−プ状の絶縁体(以後、絶縁性テ
−プと呼ぶ)73の一端が固定されている。この絶縁性
テ−プ72は、その中途部が感光体ドラム20と現像ス
リーブ52bとの間を通り、かつ図2に示すように感光
体ドラム20とオートトナープロ−ブ61との間の絶縁
部分、すなわち鍔部65cおよびこの周辺を完全に覆う
位置を感光体ドラム20に巻掛けられている。また、絶
縁性テ−プ72の他端はケ−シング51に掛止された引
張り手段としての引張りコイルバネ74に連結されてい
る。
【0054】これにより絶縁性テ−プ73の中途部は、
感光体ドラム20に常時押し付けられ双方は互いに密着
する。ブラケット71の材質は現像スリーブ53の磁力
の影響を受けないよう非磁性材を用いた。本実施例では
オーステナイト系ステンレス鋼板を使用している。
【0055】絶縁性テ−プ73は、感光体ドラム20と
オートトナープロ−ブ61の間の鍔部65cからなる絶
縁部分およびこの周辺を完全に覆う位置に備えられてい
るため、絶縁部分およびこの周辺は図3に示すように現
像剤磁気ブラシDbに接触することがない。このため、
現像剤磁気ブラシDbが感光体ドラム20の素管20a
とオートトナープロ−ブ61を電気的に導通させること
はない。
【0056】また、鍔部65cからなる絶縁部分が、帯
電装置21からチャージを受けてその表面電位が上が
り、現像剤D中のキャリアcを引こうとしても、絶縁部
分である鍔部65cには、現像剤磁気ブラシDbが接触
することがないため、キャリアcを引くことはない。こ
れで絶縁部分はその幅Wを制限されないため、実施例の
ように、絶縁部分をドラムフランジ65に一体成形され
た鍔部65cで形成するようにしても十分な強度を確保
できる。このことは絶縁のための専用部品が不要になり
コスト面の利点が生じるのみならず部品精度を確保する
うえでも有利になる。このように絶縁性テ−プ73を追
加することで、前記の種々な問題点を解決することがで
きた。
【0057】なお、絶縁性テ−プ73を設けると、図3
に示すドラムースリーブギャップG1 が絶縁性テ−プ7
3の厚み分狭くなり現像剤Dの搬送不良を起こす虞れが
ある。事実、本実施例装置を用いて実験した結果、絶縁
層テ−プ73の厚さが0.2mmを越えた場合、現像剤D
の搬送不良が発生したが、厚さが0.2mm以下では不具
合は見られなかった。
【0058】ただこれは、絶縁性テ−プ73に厚さにの
み起因しているものではなく感光体ドラム20と現像ス
リ−ブ52bとの隙間(ドラムースリーブギャップ)G
1 および現像スリ−ブ52bとドクタ53との間の隙間
(ドクタースリーブギャップ)G3 にも関係している。
絶縁性テ−プ73の厚さや前記各ギャップを変え求めた
実験式を以下に示す。そして、 T :絶縁性テ−プ73の厚さ(mm) G1 :ドラムースリーブギャップの基準値(mm) G1 ′:ドラムースリーブギャップの許容最少値(mm) G3 :ドクタースリーブギャップの基準値(mm) G3 ′:ドクタースリーブギャップ)の許容最少値(m
m)としたとき、 T≦(G1 −G3 )−{(G1 −G1 ′)(G3 −G3 ′)}1/2 を満足すればよい。本実施例では絶縁性テ−プ厚は0.
2mm以下であればよいことになるが、安全を見て0.1
mmとした。
【0059】また材質は薄く屈曲性があり、また引張り
強さも備えていなければならない。しかも、感光体ドラ
ム20に密着させるため、感光体ドラム20を傷付けな
いことが要求される。本実施例ではウレタンゴムを採用
したが、前記条件を満たしているものであれば使用でき
る。その他の材質を試験した結果ではウレタンゴムの他
にポリエステル、高分子ポリエチレンが良好であった。
【0060】図3に示すように用紙Pは、そのいかなる
サイズの用紙Pを使用した場合でもオートトナープロ−
ブ61および絶縁部分である鍔部65cに触れないよう
にしてある。その理由として、まず、オートトナープロ
−ブ61の外周面には常にトナーtが付着しており、そ
こに、用紙Pが触れるとオートトナープロ−ブ61の外
周面のトナーtが用紙Pに転写されてしまい用紙Pを汚
損してしまう。
【0061】つぎに、鍔部65cからなる絶縁部分であ
るが、この周辺は絶縁性テ−プ73の働きにより現像剤
磁気ブラシDbに接触することがないため、トナーtが
付着せず清浄である。しかし、実際はこの絶縁部分の周
辺も周囲に飛散している空中のトナーtを巻き込んでお
り目視では確認できない程度の量のトナーtの付着があ
る。しかも、鍔部65cからなる絶縁部分とオートトナ
ープロ−ブ61および感光体ドラム20との継ぎ目には
10〜20μm 程度の隙間が生じてしまい、その隙間に
もトナーが入り込みその量が蓄積される。そこへ用紙P
が触れると前記隙間部のトナーtは用紙Pに転写してし
まい用紙Pを汚損することになる。以上の理由により用
紙Pはいかなる場合でもオートトナープロ−ブ61およ
び鍔部65cからなる絶縁部分に触れないようにしてあ
り、用紙Pは汚損することはない。
【0062】これにより感光体ドラム20の端部は現像
剤磁気ブラシDbと完全に絶縁されるため現像スリーブ
52bに印加された現像バイアス電圧はグランドへ流出
することはない。また、前記絶縁部周辺は現像を阻害さ
れるので絶縁部分はその表面の電位が上がってもトナ−
tが付着しない。
【0063】また、絶縁性カバ−部材としての絶縁性テ
−プ73は、薄く屈曲性があるため感光体ドラム20に
密着でき現像剤Dが入り込むことはない。さらに、前記
テープ材料は感光体ドラム20を傷付けることはない。
さらに、前記テープ厚さTは、 T≦(G1 −G3 )−{(G1 −G1 ′)(G3 −G3 ′)}1/2
【0064】を満たすことにより、テープがその厚さ分
だけ感光体ドラム20と現像スリーブ52bとの間の隙
間(ドラムースリーブギャップ)を減らしても現像剤D
の搬送を阻害することはない。
【0065】これらにより、簡単かつ安価な構造であり
ながら、現像剤Dのトナ−比濃度を正確に検出でき、し
かも、現像バイアス電圧のグランドへ流出、現像剤の飛
散等を防止して常に良好な画質を維持することが可能と
なる。なお、本発明は、上記実施例に限定されないもの
であり、本発明の要旨を変えない範囲で種々変更実施可
能なことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、像担持体
とオートトナープローブをほぼ同一径にしたから、現像
剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現像剤磁気
ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になるような条
件に設定されるため、現像剤のトナ−比濃度を正確に検
出でき、消費に見合った確実なトナ−補給動作が可能と
なる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの厚みを規
制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良い。
【0067】また、像担持体とトナ−比濃度被検知部材
との間の絶縁部分に現像剤磁気ブラシが接触するのを防
止でき、現像手段に印加された現像バイアス電圧はグラ
ンドへ流出することはない。また、前記絶縁部分周辺は
現像を阻害されるので絶縁部分はその表面の電位が上が
っても現像剤が付着しないため現像剤の飛散を防止する
ことが可能となる。
【0068】これらにより、簡単かつ安価な構造であり
ながら、現像剤のトナ−比濃度を正確に検出でき、しか
も、現像バイアス電圧のグランドへ流出、現像剤の飛散
等を防止して常に良好な画質を維持することが可能とな
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザープリンタの一実施例の
主要部であるプロセスユニットの断面図。
【図2】図1に示す感光体ドラム部分とその端部近傍部
分を示す概略的斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】本発明に係わるレーザープリンタの一実施例の
外観図。
【図6】同じくレーザープリンタの内部構造を概略的に
示す説明図。
【図7】プロセスユニットとこれに装着されるキットの
斜視図。
【図8】レーザープリンタのトップカバーを解放状態に
してキットを挿脱する状態を示す説明図。
【図9】本発明の制御系を示すブロック図。
【図10】従来の現像装置の部分断面図。
【符号の説明】
20…感光体ドラム(像担持体)、20a…素管、20
b…感光層、22…レーザー露光装置(静電潜像形成手
段)、23…磁気ブラシ式現像装置(現像手段)、24
…転写装置(転写手段)、40…キット、41…トナ−
補給装置、42…廃トナ−収容装置、45…制御部、4
6…トナ−比濃度検出手段、50…現像剤収容部、51
…ケーシング、52…現像ローラ、52a…磁気ロー
ル、52b…現像スリーブ、53…ドクタ(現像剤磁気
ブラシの厚み規制部材)、60…絶縁部材、61…オ−
トトナ−プロ−ブ、62…発光手段、63…受光手段、
65…絶縁性フランジ、65c…鍔部、70…現像剤接
触防止手段、71…ブラケット、72…樹脂製の止め
具、73…絶縁性テ−プ(絶縁性カバ−部材)、74…
引張りコイルバネ(引張り手段)、t…トナ−、c…キ
ャリヤ、D…二成分現像剤、Db…磁気ブラシ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の像担持体と、 この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられた像
    担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材と、 このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記像担
    持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ
    −とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連
    続的に搬送することにより像担持体に形成された潜像を
    トナ−によって現像するとともにトナ−比濃度被検知部
    材にトナ−を付着させる現像手段と、 この現像手段により搬送される磁気ブラシの厚みを規制
    する現像剤規制部材と、 前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ−比
    濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現像剤
    収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を検出
    するトナ−比濃度検出手段と、 このトナ−比濃度検出手段による検知結果からトナ−が
    不足しているとされた場合に前記現像手段にトナ−を補
    給するトナ−補給装置と、 前記像担持体とトナ−比濃度被検知部材との間の絶縁部
    分に前記現像剤磁気ブラシが接触するのを防止する現像
    剤接触防止手段と、を具備してなることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の像担持体と、 この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられた像
    担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材と、 このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記像担
    持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ
    −とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連
    続的に搬送することにより像担持体に形成された潜像を
    トナ−によって現像する現像手段と、 この現像手段により搬送される磁気ブラシの厚みを規制
    する現像剤規制部材と、 前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ−比
    濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現像剤
    収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を検出
    するトナ−比濃度検出手段と、 このトナ−比濃度検出手段による検知結果からトナ−が
    不足しているとされた場合に前記現像手段にトナ−を補
    給するトナ−補給装置と、 前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体とトナ−
    比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆う状態に設けら
    れ該絶縁部分に前記現像剤磁気ブラシが接触するのを防
    止する絶縁性カバ−部材と、を具備してなることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 円筒状の像担持体と、 この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられた像
    担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材と、 このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記像担
    持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ
    −とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連
    続的に搬送することにより像担持体に形成された潜像を
    トナ−によって現像する現像手段と、 この現像手段により搬送される磁気ブラシの厚みを規制
    する現像剤規制部材と、 前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ−比
    濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現像剤
    収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を検出
    するトナ−比濃度検出手段と、 このトナ−比濃度検出手段による検知結果からトナ−が
    不足しているとされた場合に前記現像手段にトナ−を補
    給するトナ−補給装置と、 前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体とトナ−
    比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆うべく中途部が
    巻き掛けられた状態に設けられた絶縁性のテ−プおよび
    この絶縁性テ−プが前記絶縁部分に密着するように常時
    引張る引張り手段を有し前記磁気ブラシが前記絶縁部分
    に接触するのを防止する手段と、を具備してなることを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 円筒状の像担持体と、 この像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられた像
    担持体とほぼ同一径のトナ−比濃度被検知部材と、 このトナ−比濃度被検知部材が取り付けられた前記像担
    持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ
    −とキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連
    続的に搬送することにより像担持体に形成された潜像を
    トナ−によって現像する現像手段と、 この現像手段により搬送される磁気ブラシの厚みを規制
    する現像剤規制部材と、 前記現像手段によってトナ−が付着された前記トナ−比
    濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現像剤
    収容部に収容された二成分現像剤のトナ−比濃度を検出
    するトナ−比濃度検出手段と、 このトナ−比濃度検出手段による検知結果からトナ−が
    不足しているとされた場合に前記現像手段にトナ−を補
    給するトナ−補給装置と、 前記像担持体と現像手段の間かつ前記像担持体とトナ−
    比濃度被検知部材との間の絶縁部分を覆うべく中途部が
    巻き掛けられた状態に設けられた絶縁性テ−プおよびこ
    の絶縁性テ−プが前記絶縁部分に密着するように常時引
    張る引張り手段を有し前記磁気ブラシが絶縁部分に接触
    するのを防止する手段と、を具備してなるとともに、前
    記絶縁性テ−プの厚さをT(mm)、像担持体と現像手段
    との間の隙間の基準値をG1 (mm)、像担持体と現像手
    段との間の隙間の許容最少値をG1 ′(mm)、現像手段
    とドクタとの間の隙間の基準値をG3 (mm)、現像手段
    とドクタとの間の隙間の許容最少値をG3 ′(mm)とし
    たとき、 T≦(G1 −G3 )−{(G1 −G1 ′)(G3 −G3 ′)}1/2 を満足するように設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021753A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp インクジェットヘッド、それを用いるインクジェット記録装置およびインクジェット製版装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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