JPH05257384A - 現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置Info
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- JPH05257384A JPH05257384A JP5797792A JP5797792A JPH05257384A JP H05257384 A JPH05257384 A JP H05257384A JP 5797792 A JP5797792 A JP 5797792A JP 5797792 A JP5797792 A JP 5797792A JP H05257384 A JPH05257384 A JP H05257384A
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- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オートトナープローブに光を照射しその反射
率から現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー
比濃度を検出するようにした装置において、簡単かつ安
価な構造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確に
検出でき、常に良好な画質を維持することが可能な現像
装置とこの装置を備えた画像形成装置を提供することを
目的とする。 【構成】 オートトナープローブ61の外径を感光体ド
ラム20の外径とほぼ同一径として現像剤磁気ブラシD
bが良好に当たるようにするとともに、オートトナープ
ローブ61に印加されたバイアス電圧がグランドへ流出
するのを防止するために、感光体ドラム20とオートト
ナープローブ61との間に介在させた絶縁性フランジ6
5の鍔部65cの幅Wを、感光体ドラム20の素管20
aとオートトナープローブ61間の電位差の大気の絶縁
破壊距離より大きくした。
率から現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー
比濃度を検出するようにした装置において、簡単かつ安
価な構造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確に
検出でき、常に良好な画質を維持することが可能な現像
装置とこの装置を備えた画像形成装置を提供することを
目的とする。 【構成】 オートトナープローブ61の外径を感光体ド
ラム20の外径とほぼ同一径として現像剤磁気ブラシD
bが良好に当たるようにするとともに、オートトナープ
ローブ61に印加されたバイアス電圧がグランドへ流出
するのを防止するために、感光体ドラム20とオートト
ナープローブ61との間に介在させた絶縁性フランジ6
5の鍔部65cの幅Wを、感光体ドラム20の素管20
aとオートトナープローブ61間の電位差の大気の絶縁
破壊距離より大きくした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーとキャリアから
なる二成分系現像剤の磁気ブラシを像担持体の被現像部
に搬送することにより像担持体に形成された潜像を現像
する現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置に関
する。
なる二成分系現像剤の磁気ブラシを像担持体の被現像部
に搬送することにより像担持体に形成された潜像を現像
する現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタ等の画像形成装
置は、像担持体としての感光体ドラムの周囲に、帯電,
潜像形成(露光),現像,転写,剥離,清掃等の電子写
真プロセスを実行する各手段を配置し、前記像担持体上
にトナー像を形成して、このトナー像を用紙に転写する
ような構成となっている。
置は、像担持体としての感光体ドラムの周囲に、帯電,
潜像形成(露光),現像,転写,剥離,清掃等の電子写
真プロセスを実行する各手段を配置し、前記像担持体上
にトナー像を形成して、このトナー像を用紙に転写する
ような構成となっている。
【0003】通常、この種の画像形成装置においては、
像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置と
して、トナーとキャリアからなる二成分系現像剤の磁気
ブラシを像担持体の被現像部に搬送することにより像担
持体に形成された潜像を現像する現像装置が用いられて
いる。また、この現像装置は、トナー補給装置を備えて
おり、現像により消費したトナーの量に見合った量のト
ナーがトナー補給装置を介して現像剤収納部に適宜補給
され、常に安定した現像動作が行えるようになってい
る。
像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置と
して、トナーとキャリアからなる二成分系現像剤の磁気
ブラシを像担持体の被現像部に搬送することにより像担
持体に形成された潜像を現像する現像装置が用いられて
いる。また、この現像装置は、トナー補給装置を備えて
おり、現像により消費したトナーの量に見合った量のト
ナーがトナー補給装置を介して現像剤収納部に適宜補給
され、常に安定した現像動作が行えるようになってい
る。
【0004】上記トナー補給装置の動作タイミングは、
現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃度
を検出するトナー比濃度検出手段での検出信号に基づい
て行われる。このトナー比濃度検出手段は、像担持体の
端部に絶縁部材を介してトナー比濃度被検知部材として
のオートトナープローブ(オートトナーセンサリング)
を取付けて、この部分にトナーを付着させ、このトナー
の付着したオートトナープローブに光を照射し、その反
射率から前記現像剤収容部に収容された二成分現像剤の
トナー比濃度を検出するようになっている。
現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃度
を検出するトナー比濃度検出手段での検出信号に基づい
て行われる。このトナー比濃度検出手段は、像担持体の
端部に絶縁部材を介してトナー比濃度被検知部材として
のオートトナープローブ(オートトナーセンサリング)
を取付けて、この部分にトナーを付着させ、このトナー
の付着したオートトナープローブに光を照射し、その反
射率から前記現像剤収容部に収容された二成分現像剤の
トナー比濃度を検出するようになっている。
【0005】図10は、このトナー比濃度検出のための
従来の構成を示す。すなわち、従来は、金属製のキャッ
プからなるオートトナープローブaを、絶縁チューブb
を介して円筒状像担持体としての感光体ドラムcに冠着
させた構成となっている。
従来の構成を示す。すなわち、従来は、金属製のキャッ
プからなるオートトナープローブaを、絶縁チューブb
を介して円筒状像担持体としての感光体ドラムcに冠着
させた構成となっている。
【0006】このため、オートトナープローブaの外径
は、感光体ドラムcの外径に比べて、オートトナープロ
ーブaおよび絶縁チューブbの肉厚分だけ太くなった状
態となり、感光体ドラムcと現像スリーブdとの間の隙
間(ドラムースリーブギャップ)G1 に比べ、感光体ド
ラムcとオートトナープローブaとの間の隙間(ドラム
ープローブギャップ)G2 が狭くなり、この部分におい
て現像剤磁気ブラシの搬送不良が生じるといった問題が
あった。
は、感光体ドラムcの外径に比べて、オートトナープロ
ーブaおよび絶縁チューブbの肉厚分だけ太くなった状
態となり、感光体ドラムcと現像スリーブdとの間の隙
間(ドラムースリーブギャップ)G1 に比べ、感光体ド
ラムcとオートトナープローブaとの間の隙間(ドラム
ープローブギャップ)G2 が狭くなり、この部分におい
て現像剤磁気ブラシの搬送不良が生じるといった問題が
あった。
【0007】その対策手段として、従来は、現像剤磁気
ブラシの厚み(高さ)を規制する現像剤規制部材である
ドクタeに段部fを設け、ドクタeと現像スリーブdと
の隙間(ドクタースリーブギャップ)G3 に比べてオー
トトナープローブaに相対する部分の隙間(ドクタース
リーブギャップ)G4 を狭くして、現像スリーブdによ
り搬送される現像剤磁気ブラシの厚みをオートトナープ
ローブaに当たる部分だけ薄くしていた。
ブラシの厚み(高さ)を規制する現像剤規制部材である
ドクタeに段部fを設け、ドクタeと現像スリーブdと
の隙間(ドクタースリーブギャップ)G3 に比べてオー
トトナープローブaに相対する部分の隙間(ドクタース
リーブギャップ)G4 を狭くして、現像スリーブdによ
り搬送される現像剤磁気ブラシの厚みをオートトナープ
ローブaに当たる部分だけ薄くしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにドクタeに段部fを設けてオートトナープローブ
に相対する部分の現像剤磁気ブラシの厚みを薄くするこ
とは、現像剤磁気ブラシの搬送不良を解消することはで
きるものの、通常、現像剤磁気ブラシの厚みは感光体ド
ラムcとの当りが最適になるような条件に設定されたも
のであり、現像剤磁気ブラシとオートトナープローブa
との当たりが不安定になる。このため、オートトナープ
ローブaに、現像剤中のトナー比濃度に応じたトナーを
安定的に付着させることができない。
ようにドクタeに段部fを設けてオートトナープローブ
に相対する部分の現像剤磁気ブラシの厚みを薄くするこ
とは、現像剤磁気ブラシの搬送不良を解消することはで
きるものの、通常、現像剤磁気ブラシの厚みは感光体ド
ラムcとの当りが最適になるような条件に設定されたも
のであり、現像剤磁気ブラシとオートトナープローブa
との当たりが不安定になる。このため、オートトナープ
ローブaに、現像剤中のトナー比濃度に応じたトナーを
安定的に付着させることができない。
【0009】したがって、トナー比濃度検出手段gによ
り、このトナーの付着したオートトナープローブaに光
を照射し、その反射率からトナー比濃度を検出しても、
その値は現像剤収容部に収容された現像剤のトナー比濃
度を正確に検出したとはいえず、この情報に基づいてト
ナー補給を行っても現像に適した適正なトナー比濃度に
調節できないものであった。このため、良好な画質を安
定して維持できないといった問題があった。また、従来
はドクタeに段部fを設けるために、その製作コストが
上昇するという問題があった。
り、このトナーの付着したオートトナープローブaに光
を照射し、その反射率からトナー比濃度を検出しても、
その値は現像剤収容部に収容された現像剤のトナー比濃
度を正確に検出したとはいえず、この情報に基づいてト
ナー補給を行っても現像に適した適正なトナー比濃度に
調節できないものであった。このため、良好な画質を安
定して維持できないといった問題があった。また、従来
はドクタeに段部fを設けるために、その製作コストが
上昇するという問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、簡単かつ安価な構造でありながら、現像剤のトナー
比濃度を正確に検出でき、常に良好な画質を維持するこ
とが可能な現像装置とこの装置を備えた画像形成装置を
提供することを目的とする。
で、簡単かつ安価な構造でありながら、現像剤のトナー
比濃度を正確に検出でき、常に良好な画質を維持するこ
とが可能な現像装置とこの装置を備えた画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、トナーとキャリヤとから
なる二成分現像剤の磁気ブラシを円筒状像担持体の被現
像部に連続的に搬送することにより像担持体に形成され
た潜像をトナーによって現像する現像装置であって、前
記二成分現像剤を収容する現像剤収容部を有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記像担持体の被現
像部に対向するように配置され周面に磁気ブラシを形成
して該磁気ブラシを回転に伴って前記被現像部に搬送す
るとともに前記像担持体の端部に絶縁部材を介して取付
けられたトナー比濃度被検知部材にトナーを付着させる
べく搬送する現像剤搬送手段と、前記トナーの付着した
トナー比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前
記現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃
度を検出するトナー比濃度検出手段とを具備してなり、
前記像担持体とトナー比濃度被検知部材の径を同一径と
するとともに前記絶縁部材により仕切られた像担持体と
前記トナー比濃度被検知部材との間の軸方向における距
離をW[mm]、像担持体とトナー比濃度被検知部材の電
位差をΔE(V)、大気の単位距離での絶縁破壊電圧を
N[V/mm]、安全率をK(1以上)としたとき、W≧
ΔE/N×Kの値を満足するように設定したものであ
る。
するための第1の手段として、トナーとキャリヤとから
なる二成分現像剤の磁気ブラシを円筒状像担持体の被現
像部に連続的に搬送することにより像担持体に形成され
た潜像をトナーによって現像する現像装置であって、前
記二成分現像剤を収容する現像剤収容部を有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記像担持体の被現
像部に対向するように配置され周面に磁気ブラシを形成
して該磁気ブラシを回転に伴って前記被現像部に搬送す
るとともに前記像担持体の端部に絶縁部材を介して取付
けられたトナー比濃度被検知部材にトナーを付着させる
べく搬送する現像剤搬送手段と、前記トナーの付着した
トナー比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前
記現像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃
度を検出するトナー比濃度検出手段とを具備してなり、
前記像担持体とトナー比濃度被検知部材の径を同一径と
するとともに前記絶縁部材により仕切られた像担持体と
前記トナー比濃度被検知部材との間の軸方向における距
離をW[mm]、像担持体とトナー比濃度被検知部材の電
位差をΔE(V)、大気の単位距離での絶縁破壊電圧を
N[V/mm]、安全率をK(1以上)としたとき、W≧
ΔE/N×Kの値を満足するように設定したものであ
る。
【0012】また、第2の手段として、円筒状かつ端部
に絶縁部材を介してトナー比濃度被検知部材が取付けら
れた像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成する静
電潜像形成手段と、この静電潜像形成手段により形成さ
れた静電潜像にトナーとキャリヤとからなる二成分現像
剤の磁気ブラシを連続的に搬送することにより像担持体
に形成された潜像をトナーによって現像する現像装置
と、この現像装置により現像されたトナー像を被転写材
に転写する転写手段と、前記トナーの付着した前記トナ
ー比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現
像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃度を
検出するトナー比濃度検出手段と、このトナー比濃度検
出手段による検知結果からトナーが不足しているとされ
た場合に前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装
置とを具備してなり、前記像担持体とトナー比濃度被検
知部材の径を同一径とするとともに前記絶縁部材により
仕切られた像担持体と前記トナー比濃度被検知部材との
間の軸方向における距離をW[mm]、像担持体とトナー
比濃度被検知部材の電位差をΔE(V)、大気の単位距
離での絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1以
上)としたとき、W≧ΔE/N×Kの値を満足するよう
に設定したものである。
に絶縁部材を介してトナー比濃度被検知部材が取付けら
れた像担持体と、この像担持体に静電潜像を形成する静
電潜像形成手段と、この静電潜像形成手段により形成さ
れた静電潜像にトナーとキャリヤとからなる二成分現像
剤の磁気ブラシを連続的に搬送することにより像担持体
に形成された潜像をトナーによって現像する現像装置
と、この現像装置により現像されたトナー像を被転写材
に転写する転写手段と、前記トナーの付着した前記トナ
ー比濃度被検知部材に光を照射しその反射率から前記現
像剤収容部に収容された二成分現像剤のトナー比濃度を
検出するトナー比濃度検出手段と、このトナー比濃度検
出手段による検知結果からトナーが不足しているとされ
た場合に前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装
置とを具備してなり、前記像担持体とトナー比濃度被検
知部材の径を同一径とするとともに前記絶縁部材により
仕切られた像担持体と前記トナー比濃度被検知部材との
間の軸方向における距離をW[mm]、像担持体とトナー
比濃度被検知部材の電位差をΔE(V)、大気の単位距
離での絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1以
上)としたとき、W≧ΔE/N×Kの値を満足するよう
に設定したものである。
【0013】
【作用】第1の手段による現像装置においては、像担持
体とトナー比濃度被検知部材をほぼ同一径にしたから、
現像剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現像剤
磁気ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になるよう
な条件に設定されるため、現像剤のトナー比濃度を正確
に検出でき、消費に見合った確実なトナー補給動作が可
能となる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの厚み
を規制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良い。
体とトナー比濃度被検知部材をほぼ同一径にしたから、
現像剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現像剤
磁気ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になるよう
な条件に設定されるため、現像剤のトナー比濃度を正確
に検出でき、消費に見合った確実なトナー補給動作が可
能となる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの厚み
を規制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良い。
【0014】また、像担持体とトナー比濃度被検知部材
との間に絶縁層を設け、この絶縁層の幅は像担持体とト
ナー比濃度被検知部材間の電位差の大気の絶縁破壊距離
より大きくしてある。つまり絶縁幅WがW≧ΔE/N×
Kを満たすことにより像担持体はトナー比濃度被検知部
材と完全に絶縁でき、トナー比濃度被検知部材に印加さ
れたバイアス電圧がグランドに流出するのを防止できト
ナーの付着が安定して行える。これらにより、簡単かつ
安価な構造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確
に検出でき、常に良好な画質を維持することが可能とな
る。また、第2の手段によれば、上記作用を有する現像
装置を備えた画像形成装置の提供が可能となる。
との間に絶縁層を設け、この絶縁層の幅は像担持体とト
ナー比濃度被検知部材間の電位差の大気の絶縁破壊距離
より大きくしてある。つまり絶縁幅WがW≧ΔE/N×
Kを満たすことにより像担持体はトナー比濃度被検知部
材と完全に絶縁でき、トナー比濃度被検知部材に印加さ
れたバイアス電圧がグランドに流出するのを防止できト
ナーの付着が安定して行える。これらにより、簡単かつ
安価な構造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確
に検出でき、常に良好な画質を維持することが可能とな
る。また、第2の手段によれば、上記作用を有する現像
装置を備えた画像形成装置の提供が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を一実施例を図1ないし図9を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0016】まず、図1、図5ないし図9を参照して本
発明の画像形成装置としてのレーザープリンタの構成に
ついて説明する。図5は、本発明の画像形成装置として
のレーザープリンタの外観を示し、図6はその内部構成
を示す。
発明の画像形成装置としてのレーザープリンタの構成に
ついて説明する。図5は、本発明の画像形成装置として
のレーザープリンタの外観を示し、図6はその内部構成
を示す。
【0017】図中1は装置本体であり、この装置本体1
内の中央部には主制御基板2が配置されており、この主
制御基板2の後方(図6の状態において右側方向)に
は、画像を形成するための画像形成手段3が配置されて
いるとともに、その前方下部には機能追加用制御基板4
…が収容された制御基板収容部5が設けられている。
内の中央部には主制御基板2が配置されており、この主
制御基板2の後方(図6の状態において右側方向)に
は、画像を形成するための画像形成手段3が配置されて
いるとともに、その前方下部には機能追加用制御基板4
…が収容された制御基板収容部5が設けられている。
【0018】また、装置本体1の前方上部には、排紙部
6が形成された状態となっているとともに、最下段に位
置する機能追加用制御基板4の前端縁部側には、ICカ
ード用コネクタ7に機能追加用ICカード8が挿入され
るようになっている。装置本体1内の下部には、カセッ
ト収容部10が形成されており、被転写材である用紙P
を収容した給紙カセット11が収容されている。
6が形成された状態となっているとともに、最下段に位
置する機能追加用制御基板4の前端縁部側には、ICカ
ード用コネクタ7に機能追加用ICカード8が挿入され
るようになっている。装置本体1内の下部には、カセッ
ト収容部10が形成されており、被転写材である用紙P
を収容した給紙カセット11が収容されている。
【0019】前記排紙部6は、装置本体1の前部上面に
形成されたて凹所からなり、その前端縁部には、排紙ト
レイ12が設けられているとともに、排紙部6の左側に
位置する装置本体1の左枠部1aの上面には、表示用L
ED13、2桁の状態表示用セグメント14、及びスイ
ッチ15を配置したコントロールパネルからなる操作入
力/表示手段16が配置されている。一方、前記装置本
体1の後端面側には、手差しトレイ17が装着されてい
る。つぎに、帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び
定着等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3の
構成について説明する。
形成されたて凹所からなり、その前端縁部には、排紙ト
レイ12が設けられているとともに、排紙部6の左側に
位置する装置本体1の左枠部1aの上面には、表示用L
ED13、2桁の状態表示用セグメント14、及びスイ
ッチ15を配置したコントロールパネルからなる操作入
力/表示手段16が配置されている。一方、前記装置本
体1の後端面側には、手差しトレイ17が装着されてい
る。つぎに、帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び
定着等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3の
構成について説明する。
【0020】図6に示すように、装置本体1内のユニッ
ト収容部のほぼ中央部に位置して像担持体としての感光
体ドラム20が配置されている。この感光体ドラム20
の周囲には、その回転方向に沿って、帯電手段としての
スコロトロンからなる帯電装置21、静電潜像形成手段
としてのレーザー露光装置22の露光部22a、現像手
段としての磁気ブラシ式の現像装置23、転写手段とし
てのスコロトロンからなる転写装置24、清掃手段とし
てのクリーナ装置25、及び前露光手段としての前露光
26がそれぞれ順次配設されている。
ト収容部のほぼ中央部に位置して像担持体としての感光
体ドラム20が配置されている。この感光体ドラム20
の周囲には、その回転方向に沿って、帯電手段としての
スコロトロンからなる帯電装置21、静電潜像形成手段
としてのレーザー露光装置22の露光部22a、現像手
段としての磁気ブラシ式の現像装置23、転写手段とし
てのスコロトロンからなる転写装置24、清掃手段とし
てのクリーナ装置25、及び前露光手段としての前露光
26がそれぞれ順次配設されている。
【0021】また、前記装置本体1内には、前記給紙カ
セット11から給紙手段27を介して給紙された用紙P
及び手差しトレイ17から手差し給紙された用紙Pを前
記感光体ドラム20と転写装置24との間の画像転写部
28を経て装置本体1の上面側に設けられた排紙部6に
導く用紙搬送路29が形成されている。この用紙搬送路
29の画像転写部28より上流側には、搬送ローラ対3
0、アライニングローラ対31、及びアライニングスイ
ッチ32が配置され、その下流側には、定着ユニット3
3及び排紙ローラユニット34が配置されている。
セット11から給紙手段27を介して給紙された用紙P
及び手差しトレイ17から手差し給紙された用紙Pを前
記感光体ドラム20と転写装置24との間の画像転写部
28を経て装置本体1の上面側に設けられた排紙部6に
導く用紙搬送路29が形成されている。この用紙搬送路
29の画像転写部28より上流側には、搬送ローラ対3
0、アライニングローラ対31、及びアライニングスイ
ッチ32が配置され、その下流側には、定着ユニット3
3及び排紙ローラユニット34が配置されている。
【0022】しかして、この様に構成されたレーザプリ
ンタにあっては、次のような画像形成動作が行われる。
すなわち、ホストシステムにより印字開始信号を受ける
と感光体ドラム20が回転するとともに、感光体ドラム
20は帯電装置21により一様に帯電される。次に、ホ
ストシステムからのドットイメージデータを受けて変調
されたレーザービームRがレーザー露光装置22を介し
て前記感光体ドラム20上に走査露光される。これによ
って、前記感光体ドラム20上に画像信号に対応した静
電潜像を形成される。この感光体ドラム20上の静電潜
像は、現像装置23の後述する現像剤磁気ブラシ中のト
ナーによって現像されトナー像が形成される。
ンタにあっては、次のような画像形成動作が行われる。
すなわち、ホストシステムにより印字開始信号を受ける
と感光体ドラム20が回転するとともに、感光体ドラム
20は帯電装置21により一様に帯電される。次に、ホ
ストシステムからのドットイメージデータを受けて変調
されたレーザービームRがレーザー露光装置22を介し
て前記感光体ドラム20上に走査露光される。これによ
って、前記感光体ドラム20上に画像信号に対応した静
電潜像を形成される。この感光体ドラム20上の静電潜
像は、現像装置23の後述する現像剤磁気ブラシ中のト
ナーによって現像されトナー像が形成される。
【0023】一方、このトナー像の形成動作に同期して
給紙カセット11から自動的、あるいは手差しトレイ1
7から手差し供給された用紙Pが、アライニングローラ
対31を介して画像転写部28に送り込まれる。そし
て、感光体ドラム20上に形成されたトナー像が転写手
段24の働きにより用紙Pに転写される。ついで、この
トナー像が転写された用紙Pは、用紙搬送路29を介し
て定着ユニット33に送り込まれ、ここで前記トナー像
が用紙Pに溶融定着され、この後、排紙ローラユニット
34を介して排紙部6に排出される。
給紙カセット11から自動的、あるいは手差しトレイ1
7から手差し供給された用紙Pが、アライニングローラ
対31を介して画像転写部28に送り込まれる。そし
て、感光体ドラム20上に形成されたトナー像が転写手
段24の働きにより用紙Pに転写される。ついで、この
トナー像が転写された用紙Pは、用紙搬送路29を介し
て定着ユニット33に送り込まれ、ここで前記トナー像
が用紙Pに溶融定着され、この後、排紙ローラユニット
34を介して排紙部6に排出される。
【0024】なお、用紙P上にトナー像を転写した後の
感光体ドラム20上に残った残留トナーは、クリーナ装
置25により除去されて搬送スパイラル35により後述
するキッド40の廃トナー収容装置42に移送されて回
収されるようになっている。
感光体ドラム20上に残った残留トナーは、クリーナ装
置25により除去されて搬送スパイラル35により後述
するキッド40の廃トナー収容装置42に移送されて回
収されるようになっている。
【0025】また、図1および図7に示すように、前記
感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23、およ
びクリーナ装置25は、一体的に組み込まれてプロセス
ユニット36を構造しており、このプロセスユニット3
6全体を装置本体1に対して着脱できるようになってい
るとともに、プロセスユニット36の一端側には、キッ
ト40が着脱自在となっている。
感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23、およ
びクリーナ装置25は、一体的に組み込まれてプロセス
ユニット36を構造しており、このプロセスユニット3
6全体を装置本体1に対して着脱できるようになってい
るとともに、プロセスユニット36の一端側には、キッ
ト40が着脱自在となっている。
【0026】キット40は、図7に示すように、プロセ
スユニット36の前記現像装置23にトナーtを補給す
るトナー補給機構を内蔵したトナー補給装置41と、ク
リーナ装置25で除去された廃トナーを収容する廃トナ
ー収容装置42とを一体的に構成したものであり、この
キット40をプロセスユニット36の一端側に装着した
状態にあるとき、前記現像ユニット23の補給トナー受
入口23aとトナー補給装置41のトナー補給口41a
とが連結されると同時にクリーナ装置25のトナー排出
口25aと廃トナー収容装置42の廃トナー受入口42
aとが接続されるようになっている。
スユニット36の前記現像装置23にトナーtを補給す
るトナー補給機構を内蔵したトナー補給装置41と、ク
リーナ装置25で除去された廃トナーを収容する廃トナ
ー収容装置42とを一体的に構成したものであり、この
キット40をプロセスユニット36の一端側に装着した
状態にあるとき、前記現像ユニット23の補給トナー受
入口23aとトナー補給装置41のトナー補給口41a
とが連結されると同時にクリーナ装置25のトナー排出
口25aと廃トナー収容装置42の廃トナー受入口42
aとが接続されるようになっている。
【0027】また、このキット40の着脱動作は、図8
に示すように、装置本体1のトップカバー37を装置本
体1の後端側上部に設けた支軸38(図6参照)を回動
支点として開くことにより行えるようになっている。キ
ット収容部43には、スイッチ44が設けられ、その装
着の有無を検出できるようになっている。
に示すように、装置本体1のトップカバー37を装置本
体1の後端側上部に設けた支軸38(図6参照)を回動
支点として開くことにより行えるようになっている。キ
ット収容部43には、スイッチ44が設けられ、その装
着の有無を検出できるようになっている。
【0028】図9は、レーザプリンタの制御系を概略的
に示すものであり、主制御基板2および機能追加用制御
基板4などで構成される制御手段としての制御部45に
は、前記帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び定着
等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3、前記
操作入力/表示手段16、前記トナー補給装置41、お
よび後述するトナー比濃度検出手段46等が接続されて
いて、全体をコントロールできるようになっている。
に示すものであり、主制御基板2および機能追加用制御
基板4などで構成される制御手段としての制御部45に
は、前記帯電、露光、現像、転写、剥離、清掃及び定着
等の電子写真プロセスを実行する画像形成手段3、前記
操作入力/表示手段16、前記トナー補給装置41、お
よび後述するトナー比濃度検出手段46等が接続されて
いて、全体をコントロールできるようになっている。
【0029】つぎに、前記現像装置23について、図1
〜図4を参照して詳細に説明する。現像装置23の全体
的な構成は、図1に示すように、トナー(着色粉)tと
キャリヤ(磁性粉)cとからなる二成分現像剤D現像剤
収容部50を有したユニット本体を兼用するケーシング
51内に、現像剤磁気ブラシDbを形成して感光体ドラ
ム20側に搬送して順次摺擦させる現像ローラ52と、
この現像ローラ52の表面に形成され現像剤磁気ブラシ
Dbの厚みを規制する現像剤規制部材であるドクタ53
と、前記現像剤収容部50内の現像剤Dを攪拌する第
1,第2の現像剤攪拌体54,55とを収容した構成と
なっている。
〜図4を参照して詳細に説明する。現像装置23の全体
的な構成は、図1に示すように、トナー(着色粉)tと
キャリヤ(磁性粉)cとからなる二成分現像剤D現像剤
収容部50を有したユニット本体を兼用するケーシング
51内に、現像剤磁気ブラシDbを形成して感光体ドラ
ム20側に搬送して順次摺擦させる現像ローラ52と、
この現像ローラ52の表面に形成され現像剤磁気ブラシ
Dbの厚みを規制する現像剤規制部材であるドクタ53
と、前記現像剤収容部50内の現像剤Dを攪拌する第
1,第2の現像剤攪拌体54,55とを収容した構成と
なっている。
【0030】現像ローラ52は、図示しない複数の磁極
部を有した磁力発生部材としての磁気ロール52aと、
この磁気ロール52aに外嵌されて回転する非磁性の現
像スリーブ52bとを有した構造となっている。そし
て、磁気ロール52aの磁極部から発生する磁力作用に
より現像スリーブ52bの表面に二成分現像剤Dの現像
剤磁気ブラシDbを形成するとともに現像スリーブ52
bの回転に伴って現像剤磁気ブラシDbを現像位置に連
続的に搬送するようになっている。
部を有した磁力発生部材としての磁気ロール52aと、
この磁気ロール52aに外嵌されて回転する非磁性の現
像スリーブ52bとを有した構造となっている。そし
て、磁気ロール52aの磁極部から発生する磁力作用に
より現像スリーブ52bの表面に二成分現像剤Dの現像
剤磁気ブラシDbを形成するとともに現像スリーブ52
bの回転に伴って現像剤磁気ブラシDbを現像位置に連
続的に搬送するようになっている。
【0031】また、この現像装置23は、前述したよう
にトナー補給装置41を備えており、現像により消費し
たトナーtの量に見合った量のトナーtがトナー補給装
置41を介して現像剤収納部50に適宜補給され、常に
安定した現像動作が行えるようになっている。
にトナー補給装置41を備えており、現像により消費し
たトナーtの量に見合った量のトナーtがトナー補給装
置41を介して現像剤収納部50に適宜補給され、常に
安定した現像動作が行えるようになっている。
【0032】このトナー補給装置41の動作タイミング
は、トナー比濃度検出手段46での検出信号に基づいて
行われる。このトナー比濃度検出手段46は、図2〜図
4、および図7に示すように、感光体ドラム20の端部
に絶縁部材60を介してトナー比濃度検出部材としての
オートトナープローブ(オートトナーセンサリング)6
1を同軸状に取付けて、この部分にトナーtを付着さ
せ、このトナーtの付着したオートトナープローブ61
に図2に示すように発光手段62から光を照射して受光
手段63で受けてその反射率から前記現像剤収容部50
に収容された二成分現像剤Dのトナー比濃度を検出する
ようになっている。前記絶縁部材60は、感光体ドラム
20の一端部をドラム駆動軸66に連結するための絶縁
性フランジ65からなる。
は、トナー比濃度検出手段46での検出信号に基づいて
行われる。このトナー比濃度検出手段46は、図2〜図
4、および図7に示すように、感光体ドラム20の端部
に絶縁部材60を介してトナー比濃度検出部材としての
オートトナープローブ(オートトナーセンサリング)6
1を同軸状に取付けて、この部分にトナーtを付着さ
せ、このトナーtの付着したオートトナープローブ61
に図2に示すように発光手段62から光を照射して受光
手段63で受けてその反射率から前記現像剤収容部50
に収容された二成分現像剤Dのトナー比濃度を検出する
ようになっている。前記絶縁部材60は、感光体ドラム
20の一端部をドラム駆動軸66に連結するための絶縁
性フランジ65からなる。
【0033】絶縁性フランジ65は、その外周面部に、
感光体ドラム20の内径部に圧入される第1の嵌合部6
5a、オートトナープローブ61が圧入される第2の嵌
合部65b、これら第1の嵌合部65aと第2の嵌合部
65bとを仕切る鍔部65cが形成されている。そし
て、組立られた状態において、前記感光体ドラム20、
オートトナープローブ61、および鍔部65cのそれぞ
れの外径が同一径になるようになっている。
感光体ドラム20の内径部に圧入される第1の嵌合部6
5a、オートトナープローブ61が圧入される第2の嵌
合部65b、これら第1の嵌合部65aと第2の嵌合部
65bとを仕切る鍔部65cが形成されている。そし
て、組立られた状態において、前記感光体ドラム20、
オートトナープローブ61、および鍔部65cのそれぞ
れの外径が同一径になるようになっている。
【0034】さらに、絶縁性フランジ65の軸心部に
は、軸嵌合穴65dが形成されていて、前記感光体ドラ
ム20を駆動するためのドラム駆動軸66が嵌合するよ
うになっており、図3に示すように、感光体ドラム20
およびオートトナープローブ61が現像ローラ52と平
行に支持されるようになっている。
は、軸嵌合穴65dが形成されていて、前記感光体ドラ
ム20を駆動するためのドラム駆動軸66が嵌合するよ
うになっており、図3に示すように、感光体ドラム20
およびオートトナープローブ61が現像ローラ52と平
行に支持されるようになっている。
【0035】また、図4に示すように、絶縁性フランジ
65には、軸嵌合穴65d内に一部が弾性的に突出する
状態に一対の導電性板ばね67,67が配設されてお
り、ドラム駆動軸66の先端部に形成された係止溝66
a,66aと係合するようになっている。なお、導電性
板ばね67,67は、導電性ホルダ68により弾性的に
保持されている。そして、導電性板ばね67,67と係
止溝66a,66aとの係合動作により、ドラム駆動軸
66が図示しない駆動ユニットより駆動されると感光体
ドラム20が一体的に回転するようになっている。
65には、軸嵌合穴65d内に一部が弾性的に突出する
状態に一対の導電性板ばね67,67が配設されてお
り、ドラム駆動軸66の先端部に形成された係止溝66
a,66aと係合するようになっている。なお、導電性
板ばね67,67は、導電性ホルダ68により弾性的に
保持されている。そして、導電性板ばね67,67と係
止溝66a,66aとの係合動作により、ドラム駆動軸
66が図示しない駆動ユニットより駆動されると感光体
ドラム20が一体的に回転するようになっている。
【0036】オートトナープローブ61は、その表面が
現像ローラ52の現像スリーブ52b上の現像剤磁気ブ
ラシDbに接することにより、現像剤D中のトナーtを
オートトナープローブ61の表面に付着させ、その付着
トナー量から現像剤D中のトナーtの量を検知し得る構
成となっている。このため、このオートトナープローブ
61には現像剤D中のトナー濃度に応じたトナーtを,
しかも、安定的に付着させる必要がある。そのため、オ
ートトナープローブ61には、現像スリーブ52と同電
位になるよう図示しないバイアス印加手段を介してバイ
アス電圧が印加されている。また、感光体ドラム20
は、図4に示すように、素管20aと、この素管20a
の外周面に形成された感光層20bからなっている。
現像ローラ52の現像スリーブ52b上の現像剤磁気ブ
ラシDbに接することにより、現像剤D中のトナーtを
オートトナープローブ61の表面に付着させ、その付着
トナー量から現像剤D中のトナーtの量を検知し得る構
成となっている。このため、このオートトナープローブ
61には現像剤D中のトナー濃度に応じたトナーtを,
しかも、安定的に付着させる必要がある。そのため、オ
ートトナープローブ61には、現像スリーブ52と同電
位になるよう図示しないバイアス印加手段を介してバイ
アス電圧が印加されている。また、感光体ドラム20
は、図4に示すように、素管20aと、この素管20a
の外周面に形成された感光層20bからなっている。
【0037】しかして、本発明のものは、感光体ドラム
20、オートトナープローブ61、および鍔部65cの
それぞれの外径が同一径になるようになっているため、
現像剤磁気ブラシDbの厚さは均一で良く、しかも、現
像剤磁気ブラシDbの厚みは感光体ドラム20との当り
が最適になるような条件に設定されるため、現像剤Dの
トナー比濃度を正確に検出でき、消費に見合った確実な
トナー補給動作が可能となる。また、従来のように現像
剤磁気ブラシDbの厚みを規制する部材であるドクタ5
3に段部を設ける必要がなく真直で良い。
20、オートトナープローブ61、および鍔部65cの
それぞれの外径が同一径になるようになっているため、
現像剤磁気ブラシDbの厚さは均一で良く、しかも、現
像剤磁気ブラシDbの厚みは感光体ドラム20との当り
が最適になるような条件に設定されるため、現像剤Dの
トナー比濃度を正確に検出でき、消費に見合った確実な
トナー補給動作が可能となる。また、従来のように現像
剤磁気ブラシDbの厚みを規制する部材であるドクタ5
3に段部を設ける必要がなく真直で良い。
【0038】なお、感光ドラム20の素管20aは、前
記導電性板ばね67,67およびこれら導電性板ばね6
7,67を保持する導電性ホルダ68を介してドラム駆
動軸66と電気的に導通しており、さらに、ドラム駆動
軸66は図示しない装置本体フレームを介して接地され
ている。そのため感光体ドラム20の素管20aは常に
接地状態にある。当然のことながら感光体ドラム20の
素管20aとオートトナープローブ61との間には現像
バイアスと同じ電位差が生じることになる。
記導電性板ばね67,67およびこれら導電性板ばね6
7,67を保持する導電性ホルダ68を介してドラム駆
動軸66と電気的に導通しており、さらに、ドラム駆動
軸66は図示しない装置本体フレームを介して接地され
ている。そのため感光体ドラム20の素管20aは常に
接地状態にある。当然のことながら感光体ドラム20の
素管20aとオートトナープローブ61との間には現像
バイアスと同じ電位差が生じることになる。
【0039】本発明にあっては、オートトナープローブ
61に印加されたバイアス電圧がグランドへ流出するの
を防止するために、感光体ドラム20とオートトナープ
ローブ61との間に絶縁性フランジ65の鍔部65cを
介在させ、この鍔部65cの幅Wを、感光体ドラム20
の素管20aとオートトナープローブ61間の電位差の
大気の絶縁破壊距離より大きくしてある。すなわち、絶
縁部材である鍔部65cにより仕切られた感光体ドラム
20と前記オートトナープローブ61との間の軸方向に
おける距離をW[mm]、感光体ドラム20とオートトナ
ープローブの電位差をΔE(V)、大気の単位距離での
絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1以上)、
としたとき、 W≧ΔE/N×K の値を満足するように設定した。
61に印加されたバイアス電圧がグランドへ流出するの
を防止するために、感光体ドラム20とオートトナープ
ローブ61との間に絶縁性フランジ65の鍔部65cを
介在させ、この鍔部65cの幅Wを、感光体ドラム20
の素管20aとオートトナープローブ61間の電位差の
大気の絶縁破壊距離より大きくしてある。すなわち、絶
縁部材である鍔部65cにより仕切られた感光体ドラム
20と前記オートトナープローブ61との間の軸方向に
おける距離をW[mm]、感光体ドラム20とオートトナ
ープローブの電位差をΔE(V)、大気の単位距離での
絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1以上)、
としたとき、 W≧ΔE/N×K の値を満足するように設定した。
【0040】これにより、感光体ドラム20の素管20
aとオートトナープローブ61とを完全に絶縁でき、オ
ートトナープローブ61に印加されたバイアス電圧がグ
ランドに流出するのを防止できトナーtの付着が安定し
て行える。これらにより、簡単かつ安価な構造でありな
がら、現像剤Dのトナー比濃度を正確に検出でき、常に
良好な画質を維持することが可能となる。なお、本発明
は、上記実施例に限定されないものであり、本発明の要
旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論であ
る。
aとオートトナープローブ61とを完全に絶縁でき、オ
ートトナープローブ61に印加されたバイアス電圧がグ
ランドに流出するのを防止できトナーtの付着が安定し
て行える。これらにより、簡単かつ安価な構造でありな
がら、現像剤Dのトナー比濃度を正確に検出でき、常に
良好な画質を維持することが可能となる。なお、本発明
は、上記実施例に限定されないものであり、本発明の要
旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、像担持体
とトナー比濃度検出部材をほぼ同一径にしたから、現像
剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現像剤磁気
ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になるような条
件に設定されるため、現像剤のトナー比濃度を正確に検
出でき、消費に見合った確実なトナー補給動作が可能と
なる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの厚みを規
制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良い。
とトナー比濃度検出部材をほぼ同一径にしたから、現像
剤磁気ブラシの厚さは均一で良く、しかも、現像剤磁気
ブラシの厚みは像担持体との当りが最適になるような条
件に設定されるため、現像剤のトナー比濃度を正確に検
出でき、消費に見合った確実なトナー補給動作が可能と
なる。また、従来のように現像剤磁気ブラシの厚みを規
制する部材に段部を設ける必要がなく真直で良い。
【0042】また、像担持体とトナー比濃度検出部材と
の間に絶縁層を設け、この絶縁層の幅は像担持体とトナ
ー比濃度検出部材間の電位差の大気の絶縁破壊距離より
大きくしてある。つまり絶縁幅WがW≧ΔE/N×Kを
満たすことにより像担持体はトナー比濃度検出部材と完
全に絶縁でき、トナー比濃度検出部材に印加されたバイ
アス電圧がグランドに流出するのを防止できトナーの付
着が安定して行える。これらにより、簡単かつ安価な構
造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確に検出で
き、常に良好な画質を維持することが可能となるといっ
た効果を奏する。
の間に絶縁層を設け、この絶縁層の幅は像担持体とトナ
ー比濃度検出部材間の電位差の大気の絶縁破壊距離より
大きくしてある。つまり絶縁幅WがW≧ΔE/N×Kを
満たすことにより像担持体はトナー比濃度検出部材と完
全に絶縁でき、トナー比濃度検出部材に印加されたバイ
アス電圧がグランドに流出するのを防止できトナーの付
着が安定して行える。これらにより、簡単かつ安価な構
造でありながら、現像剤のトナー比濃度を正確に検出で
き、常に良好な画質を維持することが可能となるといっ
た効果を奏する。
【図1】本発明に係わるレーザープリンタの一実施例の
主要部であるプロセスユニットの断面図。
主要部であるプロセスユニットの断面図。
【図2】図1に示す感光体ドラム部分とその端部近傍部
分を示す概略的斜視図。
分を示す概略的斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】本発明に係わるレーザープリンタの一実施例の
外観図。
外観図。
【図6】同じくレーザープリンタの内部構造を概略的に
示す説明図。
示す説明図。
【図7】プロセスユニットとこれに装着されるキットの
斜視図。
斜視図。
【図8】レーザープリンタのトップカバーを解放状態に
してキットを挿脱する状態を示す説明図。
してキットを挿脱する状態を示す説明図。
【図9】本発明の制御系を示すブロック図。
【図10】従来の現像装置の部分断面図。
20…感光体ドラム(像担持体)、20a…素管、20
b…感光層、22…レーザー露光装置(静電潜像形成手
段)、23…磁気ブラシ式現像装置(現像手段)、24
…転写装置(転写手段)、40…キット、41…トナー
補給装置、42…廃トナー収容装置、45…制御部、4
6…トナー比濃度検出手段、50…現像剤収容部、51
…ケーシング、52…現像ローラ、52a…磁気ロー
ル、52b…現像スリーブ、53…ドクタ(現像剤規制
部材)、60…絶縁部材、61…オートトナープローブ
(トナー比濃度検出部材)、62…発光手段、63…受
光手段、65…絶縁性フランジ、65c…鍔部、t…ト
ナー、c…キャリヤ、D…二成分現像剤、Db…磁気ブ
ラシ。
b…感光層、22…レーザー露光装置(静電潜像形成手
段)、23…磁気ブラシ式現像装置(現像手段)、24
…転写装置(転写手段)、40…キット、41…トナー
補給装置、42…廃トナー収容装置、45…制御部、4
6…トナー比濃度検出手段、50…現像剤収容部、51
…ケーシング、52…現像ローラ、52a…磁気ロー
ル、52b…現像スリーブ、53…ドクタ(現像剤規制
部材)、60…絶縁部材、61…オートトナープローブ
(トナー比濃度検出部材)、62…発光手段、63…受
光手段、65…絶縁性フランジ、65c…鍔部、t…ト
ナー、c…キャリヤ、D…二成分現像剤、Db…磁気ブ
ラシ。
Claims (2)
- 【請求項1】 トナーとキャリヤとからなる二成分現像
剤の磁気ブラシを円筒状像担持体の被現像部に連続的に
搬送することにより像担持体に形成された潜像をトナー
によって現像する現像装置であって、 前記二成分現像剤を収容する現像剤収容部を有する現像
装置本体と、 この現像装置本体内かつ前記像担持体の被現像部に対向
するように配置され周面に磁気ブラシを形成して該磁気
ブラシを回転に伴って前記被現像部に搬送するとともに
前記像担持体の端部に絶縁部材を介して取付けられたト
ナー比濃度被検知部材にトナーを付着させるべく搬送す
る現像剤搬送手段と、 前記トナーの付着したトナー比濃度被検知部材に光を照
射しその反射率から前記現像剤収容部に収容された二成
分現像剤のトナー比濃度を検出するトナー比濃度検出手
段と、を具備してなり、前記像担持体とトナー比濃度被
検知部材の径を同一径とするとともに前記絶縁部材によ
り仕切られた像担持体と前記トナー比濃度被検知部材と
の間の軸方向における距離をW[mm]、像担持体とトナ
ー比濃度被検知部材の電位差をΔE(V)、大気の単位
距離での絶縁破壊電圧をN[V/mm]、安全率をK(1
以上)としたとき、W≧ΔE/N×Kの値を満足するよ
うに設定したことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 円筒状かつ端部に絶縁部材を介してトナ
ー比濃度被検知部材が取付けられた像担持体と、 この像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段
と、 この静電潜像形成手段により形成された静電潜像にトナ
ーとキャリヤとからなる二成分現像剤の磁気ブラシを連
続的に搬送することにより像担持体に形成された潜像を
トナーによって現像する現像装置と、 この現像装置により現像されたトナー像を被転写材に転
写する転写手段と、 前記トナーの付着した前記トナー比濃度被検知部材に光
を照射しその反射率から前記現像剤収容部に収容された
二成分現像剤のトナー比濃度を検出するトナー比濃度検
出手段と、 このトナー比濃度検出手段による検知結果からトナーが
不足しているとされた場合に前記現像装置にトナーを補
給するトナー補給装置と、を具備してなり、前記像担持
体とトナー比濃度被検知部材の径を同一径とするととも
に前記絶縁部材により仕切られた像担持体と前記トナー
比濃度被検知部材との間の軸方向における距離をW[m
m]、像担持体とトナー比濃度被検知部材の電位差をΔ
E(V)、大気の単位距離での絶縁破壊電圧をN[V/
mm]、安全率をK(1以上)としたとき、W≧ΔE/N
×Kの値を満足するように設定したことを特徴とする画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5797792A JPH05257384A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5797792A JPH05257384A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05257384A true JPH05257384A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13071068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5797792A Pending JPH05257384A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 現像装置とこの現像装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05257384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021753A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Fujifilm Holdings Corp | インクジェットヘッド、それを用いるインクジェット記録装置およびインクジェット製版装置 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP5797792A patent/JPH05257384A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021753A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Fujifilm Holdings Corp | インクジェットヘッド、それを用いるインクジェット記録装置およびインクジェット製版装置 |
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