JPH05265100A - 写真複写装置及びその操作方法 - Google Patents

写真複写装置及びその操作方法

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JPH05265100A
JPH05265100A JP4335358A JP33535892A JPH05265100A JP H05265100 A JPH05265100 A JP H05265100A JP 4335358 A JP4335358 A JP 4335358A JP 33535892 A JP33535892 A JP 33535892A JP H05265100 A JPH05265100 A JP H05265100A
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spool
hoisting
spools
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速複写出力のほぼ全自動操作が可能である
と共に作業員の付加的な監視作業を軽減できる写真複写
装置及びその操作方法を提供する。 【構成】 写真複写装置1の入口側3に2個の供給用ス
プール5、6を、出口側4に2個の巻上用スプール7、
8をそれぞれモータ駆動円板9、10上に配設する。一方
の供給用スプール5又は6、及び巻上用スプール7又は
8は通常作動位置に、他方の各スプールは待機位置に配
置される。ネガフィルムストリップNは、供給用スプー
ル5から複写装置1内の露光装置2を通過し巻上用スプ
ール7に接続される。一方の供給用スプール5が空にな
り、巻上用スプール7が満杯になると、両円板9、10が
回転して両スプールは待機位置に移動し、同時に待機位
置にあったスプール6、8が作動位置に移動し、作業を
再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真複写装置に関する。
さらに、そのような写真複写装置を操作するための方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の専門的写真処理施設において、例
えば、露光現像ネガの写真プリント(ペーパー画像)は
ほとんど自動写真複写装置、所謂プリンタによって作製
される。このような装置の場合、作業員は、基本的に監
視作業、制御、露光処理を行ない、できるだけ連続的な
作業処理を維持する。このため作業員は複写用材料、例
えば、未露光及び露光済印画紙に注意を払い、特に、更
なる処理のため十分な原板材料(露光済及び現像ネガフ
ィルム)が常に利用でき、又、写真複写装置の不必要な
作業中止時間を回避するため、複写装置からの処理済の
ネガフィルムが間に合うように移送できるようにしなけ
ればならない。進んでいる写真複写装置においては、さ
らに処理すべきネガフィルムはその端部が重ね合わされ
ネガフィルムの長いストリップ(帯状体)とされ、複写
装置の入口側の供給用スプールに巻かれる。
【0003】ネガフィルムのストリップは入口側からフ
ィルム移送路に通され、自動的に複写装置を通って移送
される。処理装置、例えば、ネガが未露光印画紙に露光
される露光装置を通過した後、ネガフィルムのストリッ
プは複写装置の出口側に配置された巻上用スプールに再
度巻かれる。ネガフィルムストリップの後端が供給用ス
プールを離れたとき、作業員はその空のスプールを満杯
のスプールと交換しなければならない。しかしながら、
とかくするうちにその後端も処理装置を通過し、フィル
ム移送路から引っ張られ、巻上用スプールに巻かれる。
そのため作業員は現在満杯の巻上用スプールをできるだ
け早く空のスプールと交換するように注意しなければな
らない。
【0004】複写装置の作業中止時間は本質的に作業員
の反応及び作業時間のみによる。従って、作業員は丁度
その時に準備するかもしくは複写装置をその不必要な時
間だけ停止することになる。現在作業員は同時に数台の
装置を操作しているのが普通であり、正確なタイミング
が必要で、作業員の側にとっても非常に高度な注意が要
求される。特に、入口側及び出口側のフィルムスプール
の充填の程度は正確に監視しなければならない。他の業
務、例えばペーパーカセットの交換のために残される時
間はほとんどない。特に、時間当たり15,000画像以上の
処理量の写真複写装置においては、例えば入口側のフィ
ルムスプールの交換には残りのネガフィルムストリップ
の複写装置通過時間より長くかかるため、それらの業務
はほとんど行なうことができない。
【0005】この問題を解決するため、米国特許第4,91
9,354 号(西独公開特許第3,737,788 号に対応)におい
て、複写装置の入口側及び出口側に2個の貯蔵用スプー
ルと2個の巻上用スプールを配設することが提案されて
いる。これらのスプールはフィルム移送面に対してミラ
ー画像面内に位置するスタッブ軸に相互に上部に設けら
れている。入口側の、各々の2個の供給用スプールには
それ自身用の供給案内装置が備えられている。各々の供
給案内装置は複写装置に固定的に取付けられた逆圧ロー
ラと前進ローラからなる1組のローラを有している。逆
圧ローラの間には楔の形状をしたスイッチが設けられて
いる。逆圧ローラに対向したスイッチの端部に旋回ロッ
カが配置されている。これは反対方向に駆動される前進
ローラを支持しており、その一方は常に、ロッカの各終
端位置において対応するカウンタローラに当接してい
る。例えばネガフィルムストリップが下部供給用スプー
ルから巻き取られている間、第2の供給用スプールは第
2の軸上に設置できる。ネガフィルムストリップの前端
はロッカ及び対応する逆圧ローラの間に手で挿入され
る。ロッカを駆動することにより、対応する前進ローラ
は逆圧ローラに対して旋回され、フィルムの前端がそこ
に締め付けられる。すべてのネガフィルムストリップが
下部供給スプールから巻き取られ、巻上用スプールに巻
上げられる。上部供給用スプールと対応する前進ローラ
が駆動されたときのみ、ネガフィルムストリップはフィ
ルム移送路を案内される。ネガフィルムストリップが上
部供給用スプールから巻き取られている間、他の供給用
スプールが同じ様な方法により下部スタッブ軸に設置さ
れる。
【0006】さらに、装置の出口側には、ネガフィルム
ストリップのために2個の巻上用スプールが設けられて
いる。これらはフィルム移送面に対するミラー画像面に
大体等しい面内の、2個のスタッブ軸に設置されてい
る。2個の巻上用スプールは特殊キャッチローラでなけ
ればならず、各々にはネガフィルムストリップの前端部
に対する旋回キャッチアームが具備されている。これら
のキャッチアームは特殊設計であり、フィルムの前端か
ら所要のキャッチスプールへ案内される。
【0007】入口側の2個の供給用スプール及び出口側
の2個の巻上用スプールが企図されたレイアウトによ
り、作業員は、作業中の供給用スプールから及びネガフ
ィルムストリップを巻き出している間及びネガフィルム
ストリップを巻上ている間のいつでも、空の第2スプー
ルを新しい満杯の供給用スプールと、又、第2の満杯の
巻上用スプールを新しい空のスプールとを交換すること
が可能であるが、企図された複写装置は改善しうる本質
的な欠点を有している。入口側の各供給用スプールには
独立した案内供給装置が必要であり、各々の案内供給装
置は逆圧ローラ及び前進ローラ、及びスイッチを含んで
いる。2個の前進ローラを支持するロッカは手動でリセ
ットするか、手動操作設定要素を設けなければならず、
これにより空圧逆転装置を駆動する。又、出口側におい
ては、複写装置の形態が複雑でもある。各巻上ローラが
フィルム前端を把持するため独立した旋回キャッチアー
ムが必要となる。又、キャッチアームを旋回するために
は独立した駆動モータ及び制御装置が必要である。従っ
て、入口側及び出口側のため複写装置の全体形状が複雑
になり、付加的な操作ステップに対して作業員の過度な
注意が必要となる。このほかに、作業員は、各々の瞬間
に正しい供給用又は巻上用スプールが交換するように
(即ち、上部スプールの後には下部スプールを交換する
等)常に注意していなくてはならない。非常に重大な欠
点は、キャッチスプールとして設計された特殊なスプー
ルのみが使用できるという事実である。しかしながら、
従来の複写装置のこの場合の本質的な欠点は、主に、処
理すべきネガフィルムが新しいネガフィルムがそこに案
内されてくる前に常に完全にフィルム移送路から引き出
されていなければならないことである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は公知の写真複写装置の上記欠点をなくすことであ
る。特に、高速複写出力のほぼ全自動操作を可能とする
と同時に作業員の付加的な監視作業を軽減することであ
る。フィルム用スプールは汎用的に使用できるべきであ
り、特に、巻上用スプールとして働く特殊なキャッチス
プールは不必要でなければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】長いストリップ、特にフィルムスプールに巻か
れたネガフィルムのストリップに粘着的に接合された複
写原板の長尺物を処理するための、本発明による写真複
写装置は移送路に沿って配置された露光装置を有してい
る。ネガフィルムストリップは未露光の写真用複写材、
特に未露光の印画紙に原板毎に露光される。未露光の印
画紙は複写装置内のペーパー用通路、好ましくは露光装
置を通るフィルム移送路の下方を通過する。複写装置に
は複写装置の入口側に配置された2個の供給用スプール
及び出口側に配置された2個の巻上用スプールが具備さ
れ、供給用スプールからネガフィルムストリップが選択
的に巻き出され、又、巻上用スプールには複写装置を通
過するその通路に続いてネガフィルムストリップが選択
的に巻き上げられる。これにより、常に1個の供給用ス
プールと巻上用スプールが処理されるネガフィルムと接
続され、一方、他のものは待機位置にある。本発明によ
る写真複写装置の構成は、主として、供給用及び巻上用
スプールを有し、これらは作動位置において処理される
ネガフィルムストリップと接続され、又、フィルム移送
路の略直線延長上に配置され、それに直接的に隣接して
待機位置にはフィルムスプールが作動位置のフィルムス
プールの後の略直線延長上に配置されている。
【0010】供給用及び巻上用スプールが作動位置に移
動でき、一方同時に待機位置に移動できることは特に好
都合である。このようにして、作業員にはどちらのスプ
ールが作動位置にあるか常に明白である。2個の供給用
スプール及び2個の巻上用スプールが複写装置の入口側
と出口側の両方に設けられたモータ駆動円板等に取付け
られ、この円板の回転軸がフィルム移送路に対して略直
交しているのが好ましい。円板の回転軸及びこの回転軸
から両側に等距離で配置されたフィルムスプール用の巻
上軸がフィルム移送路の略直線延長上で、フィルム移送
路により形成された平面内に配置されるように、回転軸
が略鉛直方向で複写装置の入口側及び出口側に取る付け
られていれば特に好都合である。従って、円板の回転軸
及びフィルムスプールの巻上軸は、フィルム移送路と同
一面に配置されている。もしフィルムスプールを移動す
る円板等がそれらの回転軸の回りに少なくとも180 度回
転すれば、待機位置にあるフィルムスプールは特に簡単
に作動位置に移動でき、又、その逆も簡単である。円板
はステップモータにより適当に、好ましくは時計回り方
向に駆動される。
【0011】複写装置の出口側には待機位置にあるフィ
ルムの前端を1組のフィルム引込ローラに移送する自動
フィルム供給装置が設けられているのが好ましい。特に
好都合な他の実施例において、このフィルム供給装置は
旋回アーム及びこの旋回アームの前端部に設けられたフ
ィルムクランプを有し、この中にフィルムの前端が挾持
される。これらは休止位置から移送位置に移動され、こ
こでフィルムはフィルム引込ローラに移送される。
【0012】旋回アームは、フィルム引込ローラの略下
方に配置されたモータ駆動クランクデスク上に偏心的に
取付けられ、案内孔内のフィルムクランプに対して旋回
アームの端部を案内するのが好ましい。
【0013】本発明による写真複写装置の特に好ましい
実施例において、フィルム引込ローラの下部逆圧ローラ
は分割されており、この結果、フィルムクランプを備え
た旋回アームは分割されたローラ間を移動でき、フィル
ムクランプの挾持隙間は略フィルム移送路の高さに案内
される。フィルム引込ローラの通過時、フィルム前端部
のフィルム引込ローラへの移動に続いて、フィルムクラ
ンプは自動的に解除される。
【0014】フィルムの前端がループを形成することな
くフィルム引込ローラに移動できるように、出口側の円
板の回転と、フィルム前端を挾持するフィルムクランプ
を備えた旋回アームの運動が連動すれば特に好都合であ
る。このようにして、ネガフィルムストリップの傷つき
易い表面のひっかきを確実に防止することができる。
【0015】作動位置にある供給用スプールの充填の程
度を監視する手段が設けられていることは作業員にとっ
て明らかに有利である。この手段は、供給用スプールを
移動する円板の駆動手段用制御装置及びフィルム供給装
置に接続されている。このようにして、供給用スプール
の位置の変更は容易に自動化することができる。
【0016】本発明の特に好ましい他の実施例におい
て、自動操作フィルム案内装置が複写装置の出口側に配
置されており、これにより、フィルムの前端がフィルム
移送路から作動位置にある巻上用スプールの巻上コアに
案内される。フィルム案内装置は、複写装置の出口側の
フィルム移送路の上方及び下方に取付けられた2個のス
プーン状のモータ駆動旋回アームを有しているのが好ま
しく、これらは一緒の旋回状態において作動位置にある
巻上用スプールの巻上コアを取り囲み、これによりフィ
ルム移送路から巻上コアに延びる、フィルム前端のため
の案内溝を形成する。
【0017】円板の回転終了に続いてスプーン状旋回ア
ームが内側に旋回されるためだけに、旋回アームの自動
運動と巻上用スプールを移動する円板の自動回転とが整
合されていることは特に有利である。
【0018】他の実施例において、スプーン状旋回アー
ムが相互に交換可能であることも非常に有利である。こ
れにより、巻上用スプールの巻上コア上のネガフィルム
の、時計回り方向又はその反対の巻上方向を非常に簡単
に選択できる。このようにして、被覆面を備えたネガフ
ィルムストリップを、必要に応じて外側又は内側に巻き
上げることができる。ネガフィルムの後端がゆるく垂れ
下がることや巻上用スプール上の巻上げられたフィルム
がゆるむのを防止するため、各巻上用スプールに対して
フィルム端部保持装置が設けられている。これは出口側
の円板上に配置され、作動中の巻上用スプールに対して
旋回する旋回アームに付勢するばねの形態をなしてい
る。ネガフィルムの後端が複写装置のフィルム移送路を
離れたことが検知されると、対応したフィルム保持装置
が関連したフィルムに対して旋回する。この目的のため
に、好ましくは、移送路の外側に設けられたフィルム端
部用検知器は、一方でフィルム端部保持装置用制御装置
に接続され、他方において、出口側の円板の駆動装置用
制御装置及びフィルム案内装置に接続されている。
【0019】安全対策として、待機位置の巻上用スプー
ルの有無を確認するため、巻上側の円板が監視装置、例
えば、光バリヤを有しているのが好ましい。
【0020】本発明による複写装置において、空の供給
用スプールが巻上用スプールとして使用できることは特
に有利である。
【0021】写真複写装置における、長いストリップ、
特にネガフィルムストリップに粘着的に接合された複写
原板の長尺物の、本発明による処理方法において、ネガ
フィルムストリップは、複写装置の入口側に配置された
2個の供給用スプールの任意の一方から巻き出され、フ
ィルム移送手段によりフィルム移送路に沿って移送され
る。露光装置において、ネガフィルムストリップ上の原
板は、複写装置内の、好ましくはフィルム移送路下方に
沿って延びる、写真複写材上、好ましくは未露光の印画
紙上に露光される。露光装置を通過した後、ネガフィル
ムストリップは、複写装置の出口側に配置された2個の
巻上用スプールの一方に選択的に巻かれる。このため
に、本発明により、使用中の供給用スプール及び選択さ
れた巻上用スプールは作動位置に移動される。これらは
この位置において、フィルム移送路の略直線延長上、か
つそれに非常に隣接して配置されている。他方におい
て、待機位置にある供給用スプール及び巻上用スプール
は、作動位置にあるフィルムスプールの後の、フィルム
移送路の略直線延長上に配置されている。
【0022】さらに、特に好ましい他の実施例が、図に
示された実施例に関する次の説明により明らかになるで
あろう。なお、図は部分的な概略図である。
【0023】
【実施例】図1において、本発明の写真複写装置が符号
1により示されている。特に、フィルムスプールに巻か
れた、特にネガフィルムストリップNの長いストリップ
に粘着的に接合された複写原板を処理するための写真複
写装置に関する。複写装置1はネガフィルムストリップ
Nの移送路Tに沿って露光装置2を有し、ここでネガフ
ィルムストリップは原板毎に未露光写真用材、特に未露
光印画紙Fに露光される。未露光印画紙は複写装置内、
通常フィルム移送路Tの下方に延びる印画紙用通路Pに
沿って露光装置2を通過する。
【0024】事実上、最近の設計によるすべての写真複
写装置は、この原理により操作されている。このような
装置は例えば米国特許第 4,919,354号及びその対応特許
である西独公開特許第3,737,788 号に記載されている。
そのため、本発明による写真複写装置の説明はこのタイ
プの装置と比較した本発明に対する相違点のみに限定さ
れる。
【0025】図1及び2において、複写装置1の入口3
には2個の供給用スプール5、6が配設され、そこから
ネガフィルムストリップが選択的に巻き取られる。複写
装置の出口4には2個の巻上用スプール7、8が示され
ているおり、その上には露光装置2を通過した後のネガ
フィルムストリップNが選択的に巻き込まれる。処理中
には、常に1個の供給用スプール5及び1個の巻上用ス
プール7が作動位置にあり、処理されるネガフィルムス
トリップNと連結されており、その間、第2のフィルム
用スプールは待機位置にある。
【0026】本発明による写真複写装置1の形態は、特
に、作動位置において、処理するネガフィルムストリッ
プNに連結され、フィルム移送路Tに極く隣接してその
略直線延長上に配置された供給用及び巻上用スプールか
らからなり、一方、フィルムスプール6、8は待機位置
においてフィルム移送路Tの略直線延長上の、作動位置
にあるフィルムスプール5、7の後に配置されている。
【0027】供給用スプール5が空で巻上用スプール7
が満杯の場合、これらフィルムスプール5、7が作動位
置から待機位置へ、好ましくは自動的に移動できるよう
に、写真複写装置1の入口側3に2個の供給用スプール
5、6が、出口側4に2個の巻上用スプール7、8が配
設されていることが特に有利である。処理中において、
前以て待機位置にある満杯の供給用スプール6と第2の
未だ空の巻上用スプール8が同時に作動位置へ移動され
る。
【0028】図1及び2において、2個の供給用スプー
ル5、6及び2個の巻上用スプール7、8は写真複写装
置1の入口側3及び出口側4に配置されたモータ駆動円
板9、10上に取り付けられている。円板の形態が単なる
一例であることは理解されるべきである。円板の代わり
に、フィルムスプール用のモータ駆動軸を具備した回転
多角体又は回転アームを設けることもできる。円板9、
10又は同様な手段の回転軸はフィルム移送路Tに対して
直交している。
【0029】円板9、10は、複写装置の入口及び出口側
に例えば水平に取り付けることもできる。しかしなが
ら、円板は図1及び2に示すように垂直に取り付けるの
が好ましい。特に、円板9、10の回転軸12、27及びこれ
ら回転軸の両側に等間隔に配置された巻上用軸51、61、
71、81は、フィルム移送路Tが形成する水平面内の略直
線延長上に配設されている。
【0030】円板9、10のそれらの回転軸12、27回りの
回転は、作動及び待機位置にあるフィルムスプールを交
換するため少なくとも 180度であることが好ましい。し
かしながら、360 度以上の完全な回転が好ましく、これ
はステッピング駆動により行われる。入口及び出口側の
円板9、10は通常のように時計回り方向に回転される。
【0031】図3は写真複写装置1の入口側3を示して
いる。入口側3の円板9の回転軸12及び供給用スプール
5、6の軸51、61がフィルム移送路の略直線延長上に配
置されていることが明瞭にわかる。又、入口側円板上の
巻上用軸51、61の上方と下方に配置されたフィルム逆転
ローラ11もはっきりと見える。これらは、作動位置の供
給用スプール5を越えた待機位置の後部供給用スプール
6の背後に保持された第2のネガフィルムストリップN
を案内しようとするものである。図3に示され、図4な
いし6に詳細に示されているように、写真複写装置に
は、フィルム移送路Tの入口に配置された1組のフィル
ム引込用ローラ24、25にフィルムの前端を移送するため
の自動フィルム供給装置13が備えられている。特に好都
合な形態において、フィルム供給装置13は旋回アーム14
及びこの旋回アームの前端に設けられたフィルムクラン
プ15を有している。フィルムの前端はフィルムクランプ
15のフィルムクランプ隙間26に挟持される。旋回アーム
は休止位置(図4)から移送位置(図5)まで移動さ
れ、この移送位置において、ネガフィルムストリップN
は1組のフィルム引込用ローラ24、25に通される。好ま
しい他の実施例において、図4及び5に示されるよう
に、旋回アームはクランクデスク20上に偏心的に取り付
けられている。クランクデスク20はモータ駆動されるの
が好ましい。例えば、示されているように、この目的の
ために駆動ピニオン22及びその上を走行する歯付きベル
ト23が設けられている。ガイドピン17がフィルムクラン
プに面する旋回アーム14の端部に配置され、このピンは
ガイド用スロット19内を摺動する。このように案内され
る回転アーム14は、クランクデスク20の回転の間に略楕
円形の通路を描き、その最高点は大体フィルム引込ロー
ラ24、25の領域に位置する。
【0032】特に好ましいフィルムクランプ15の変形例
は旋回アーム14自身の特殊な設計により実現される。特
に、旋回アーム14は2つの部分からなる。クランクデス
クに取り付けられた部分アーム14a は、その前端部にお
いてくちばし状に曲折されている。第2の部分アーム14
b は連結部において第1の部分アーム14a と連結されそ
の前端部は曲折され、フックに似せられている。第2の
部分アーム14b のフック状前端部は、例えばばねによっ
て、第1の部分アーム14a のくちばし状前端部の底部側
に押し付けられている。第2の部分アーム14b は、第1
の部分アーム14a に対するこのばね力の影響力に抗して
移動することができ、これによって、第1の部分アーム
14a のくちばし状前端部と第2の部分アーム14b のフッ
ク状前端部との間のフィルムクランプ隙間26を開くこと
ができる。フィルム供給装置13の操作において、フィル
ムクランプ隙間26は正確な瞬間に自動的に開かれる。こ
のため、回転ローラ18が第2の部分アーム14b の後端部
に配置されており、クランクデスク20上のカム21と係合
することができる。クランクデスク20の回転のある部分
においてローラ18はカム21を通り越す。第2の部分アー
ム14b はそれによって第1の部分アーム14a に対して後
退し、フィルムクランプ隙間26が開かれる。図示の例に
おいて、旋回アーム14がその移動通路に沿って略最高点
に到達したとき、フィルムクランプ隙間26が開かれるの
が好ましく、図5に示されるように、大体フィルム移送
路Tの高さに案内される。
【0033】フィルム引込ローラ24、25の下部逆圧ロー
ラ25は分割するのが特に好都合である。上部駆動摩擦ロ
ーラ24はゴムのビードを備えているのが好都合であり、
このビードは上部ローラ24の上の逆圧ローラに面して配
置されている。このようにして、旋回アーム24は逆圧ロ
ーラ25の半分同士の間を容易に移動でき、これによりフ
ィルムの前端部はフィルム引込ローラ24、25に挟持さ
れ、又、フィルムクランプ15は自動的に開放される。こ
の変形例は図6に示され、これは図5の矢印Pf1による
フィルム供給装置13の正面図である。
【0034】入口側の円板9の回転及びフィルムクラン
プ15を移動する旋回アーム14の回転は相互に整合されて
いることが理解されるであろう。フィルムの前端部がル
ープを形成せずにフィルム引込ローラ24、25に移送され
るように連続的な運動をするように互いに共働すること
は特に好都合である。
【0035】写真複写装置1(図3)の好ましい他の実
施例において、作動位置の供給用スプール5の充填の程
度を監視する手段41が入口側3に設けられている。例え
ばこの手段は従来の光検知器でもよく、又、円板6及び
フィルム供給装置13の図面に示さない駆動手段の、さら
に図面に示さない制御装置に接続されている。このよう
にして、フィルムスプール交換の全体的処理が容易に自
動化される。
【0036】図7ないし9には写真複写装置1の出口側
が示されている。入口側のように、円板10の回転軸27及
びこの回転軸の両側に略等間隔に配置された巻上用スプ
ール7、8の巻上軸71、81がフィルム移送路Tの略直線
延長上にに配置されている。複写装置1の外側にはフィ
ルム案内装置28が設けられ、これにより、フィルムの前
端部がフィルム移送路Tから作動位置の巻上用スプール
7の巻上コアに案内される。図7には開放状態のフィル
ム案内装置28が図示され、この状態はネガフィルムスト
リップNが複写している間通常維持される。
【0037】フィルム案内装置28は2個のスプーン状の
旋回アーム29、30を備えていることが好ましく、これら
は1組のフィルム排出用ローラ33、34に非常に隣接し
た、フィルム移送路Tの上方及び下方の複写装置上に取
りつけられている。旋回アーム29、30は特定しない手段
により自動的に旋回されるのが好ましい。旋回状態にお
いて、スプーン状旋回アーム29、30は作動位置にある巻
上用スプール7の巻上コアを取り囲み、かつ、フィルム
移送路T端部のフィルム排出用ローラ33、34から巻上コ
アまで直接的に延びるフィルム案内経路を形成する。ス
プーン状旋回アーム29、30は互いに交換することができ
る。このため、巻上用スプール7の巻上コア上における
ネガフィルムストリップNの巻上方向は簡単な方法で時
計回り又はの反対回りのいずれかに選択することができ
る。旋回アーム29、30は巻上コアの回りの正面領域に、
ゴムをコーティングしたローラ31、32を有しているのが
好ましく、これによりフィルムの前端部の挿入を容易に
するものである。モータ駆動による出口側円板10の回転
及びフィルム案内装置28の自動運動が相互に整合される
ことは理解されるべきである。スプーン状旋回アーム2
9、30は、出口側円板10の回転が終了した後だけ、内側
に旋回することができる。
【0038】図9は写真複写装置1の出口側4の他の実
施例を示したものである。この場合、各々の巻上用スプ
ールに対してフィルム保持装置が円板10上に設けられて
いる。フィルム保持装置はばね付勢の旋回アームの形態
であるのが好ましく、又、巻上用スプール7又は8に対
して旋回される。図9において、フィルム保持クランプ
の2か所の位置が一例としてのフィルム保持クランプ36
によって示されている。挟持の位置は一点鎖線により示
されている。旋回アーム36、37の前端にはローラ38、39
が備えられている。これらのローラにはネガフィルムス
トリップの表面の接触時の損傷を防止するためゴム等が
コーティングされているのが好ましい。
【0039】ネガフィルムストリップNの移送方向の、
フィルム排出ローラ33、34の直前にはネガフィルムスト
リップNの後端部に対する検知器35が設けられている。
検知器35は例えば光検知器の形態であり、かつ、フィル
ム保持手段36、37の図面に示さない制御手段、出口側の
円板10の再度図面に示さない駆動装置及びフィルム案内
装置28に接続されている。
【0040】図9において、出口側の円板10には待機位
置にあるフィルムスプール7又は8の存在を検知する監
視手段40が付加的に備えられている。監視手段は光バリ
ヤとして形成されるのが好ましい。このようにして、巻
上用スプールが作動位置にない時にはネガフィルムスト
リップが進行することを防止することができる。
【0041】操作において、本発明による写真複写装置
1は従来の装置の状態とは異なっており、特に、選択さ
れた、作動中の供給用スプール及び巻上用スプールは作
動位置に移動され、この位置において両スプールはフィ
ルム移送路の略直線延長上で、かつフィルム移送路の極
く隣接して配置されている。一方、待機位置に保持され
た供給用スプール及び巻上用スプールはフィルム移送路
の略直線延長上で、かつ常に作動位置のフィルムスプー
ルの後に配置されている。
【0042】通常の操作において、満杯の供給用スプー
ル5は複写装置の入口側3の作動位置にある。ネガフィ
ルムストリップNは、例えば最初にフィルムクリーナ
(図面に示さない)を通過し、空転中のフィルム引込ロ
ーラ24、25を通過する。ここから露光装置2に移送さ
れ、ここでその処理が行なわれる。供給用スプール5の
巻取駆動装置(図面に示さない)は時計回り方向又は反
時計回り方向に移動できるので、ネガフィルムストリッ
プNを引き込むことができる。ネガフィルムストリップ
Nの被覆側の上方又は下方の向きは供給用スプール5の
挿入により簡単に決めることができる。巻上速度は、通
常、スプールの直径とは無関係に360mm/s に達する。作
動位置の供給用スプール5が巻き出されている間、第2
の満杯のスプール6が後部巻上軸61にセットされる。フ
ィルムの前端は下部逆転ローラ11上を通過しフィルム供
給装置13に挾持される。後部巻上軸61に作用する摩擦ブ
レーキ(図面に示さない)は一方でフィルムの巻き出し
を可能とし、他方で意図しないフィルムのループの形成
を防止する。
【0043】作動位置にある供給用スプールが空になる
やいなや、検知器41はスプールの交換を行なわせる信号
を発する。フィルム引込ローラ24、25は所定の案内速度
で駆動される。フィルム供給装置13用駆動装置が駆動さ
れ、フィルムクランプ15のフィルムクランプ隙間26が大
体フィルム移送路Tの高さまで移動され、フィルムの前
端はフィルム引込ローラに移送される。フィルム供給装
置13はさらに移動され、フィルム移送路T下方の、略楕
円形状の通路に沿って通過して、最初に位置に戻る。駆
動装置は停止される。
【0044】フィルム供給装置13の運動と大体同時に、
供給用スプール5、6の自動交換作業が開始される。こ
のために、入口側の円板9が、好ましくはステッピング
駆動装置(図面に示さない)により時計回り方向に180
度回転する。この作業において、作動位置にあった供給
用スプール5は待機位置に移動し、一方、第2の満杯の
スプール6が待機位置から作動位置に移動する。ステッ
ピング駆動装置の駆動軸上には制御用カムが配置され、
これが、ステッピング駆動装置の係合前に、駆動レバー
を旋回点の回りに旋回させ、これにより、連結ピニオン
を巻上軸51の駆動ギヤから離脱させる一方、巻上軸51の
摩擦ブレーキを、入口側の円板9の機械式係止装置(図
面に示さない)と共に作用させる。円板9の回転は、ス
プール5、6の交換時に弛んだループが形成されないよ
うな方法で、自動フィルム供給装置13の運動と整合して
制御され、これによって、フィルムはスクラッチされ
る。入口側の円板9の回転段階が終了した後、制御用カ
ムが駆動レバーを内側に旋回する。この作業により、第
1に駆動ピニオンが再度連結され、第2に巻上軸61(現
在作動位置にある)の摩擦ブレーキが解除され、第3に
円板10が再度機械的に係止される(示されない)。現在
作動位置にある満杯の供給用スプール6は駆動装置によ
り作動され、通常の複写作業が続けられる。
【0045】写真複写装置の外側4において、ネガフィ
ルムストリップNはフィルム排出用ローラ33、34を通過
するフィルム移送路Tを通り、巻上軸71の作動位置にあ
る巻上用スプール7に巻上げられる。必要なフィルムの
テンションはスプールの径と無関係に制御される。巻上
軸71は必要な巻上方向に従って時計回り方向又はその反
対方向に駆動される。この操作において、第2の巻上用
スプールは第2の巻上軸81に配置される。
【0046】検知器35がネガフィルムストリップNの後
端部を検知するやいなや、それにより発生された信号が
作動位置にある巻上用スプール7の駆動装置(図に示さ
ない)を停止し、フィルム端部保持装置36の停止が解除
される。フィルム端部を挾持し巻き上げられたフィルム
の緩みを防止するため、フィルム端部保持装置36が現在
満杯の巻上用スプール7に対する制振運動のばね力によ
り旋回される。
【0047】巻上用スプール7、8の位置を交換するた
め、出口側の円板10がステッピング駆動装置(図面に示
さない)により時計回りに回転される。このために、最
初に、ステップ切換用歯車装置に配置された制御用カム
(図面に示さない)が駆動レバーを旋回点の回りに旋回
させる。これにより、駆動ピニオン(図面に示さない)
は巻上軸71の歯車から離脱され、出口側円板10に配置さ
れた巻上軸71の摩擦ブレーキが作動され、円板10のロッ
クが機械的に解除される。
【0048】出口側円板10の180 度の回転に続いて、待
機位置にあった空の巻上用スプール8が作動位置に移動
し、一方では同時に、満杯の巻上用スプール7が待機位
置に戻る。制御用カムが駆動レバーを逆に旋回する。駆
動ピニオン及び巻上軸81の歯車が係合し、巻上軸81の摩
擦ブレーキが解除され、出口側円板10が最終位置でロッ
クされる。次に新しい巻上用スプール8が駆動装置によ
り所望の巻上方向に移動される。待機位置にある巻上用
スプール7はフィルム端部保持装置36の好ましくは手動
のリセットに続いて巻上軸71から抜き取られ空の巻上用
スプールと交換される。例えば、前に入口側から取られ
た空の供給用スプールが出口側の新しい巻上用スプール
として使用される。
【0049】フィルム排出ローラ33、34の領域には、フ
ィルム案内装置28が配置されている。スプーン状旋回ア
ーム29、39が作動位置の空の巻上スプール8に対して旋
回し、その結果、その正面領域が巻上コアを取り囲む。
このようにして、ネガフィルムストリップNのための経
路が形成される。これはフィルム排出用ローラ33、34か
ら巻上用スプール8の巻上コアまで延びている。複写装
置1のフィルム移送路Tの上下に位置するスプーン状旋
回アームを互いに交換することにより、巻上方向を時計
回り又は反時計回りのいずれかに選択することができ
る。作動位置の巻上用スプール8は最初はネガフィルム
ストリップNの供給速度よりわずかに速い速度で駆動さ
れる。フィルムが巻上用スプールの巻上コアに約1巻半
から3巻巻かれるやいなや、フィルムと巻上コアとの摩
擦関係が自己ロックにより確立される。このことが検知
されると、スプーン状旋回アーム29、30は最初の位置に
戻され、巻上用ローラ8の巻上速度はネガフィルムスト
リップNの供給速度に適合される。これで出口側のスプ
ールの交換は完了し、写真複写装置の通常の作業が再開
される。
【0050】当業者には、本発明がその精神及び本質か
ら逸脱することなく他の特定の形態で実施できることが
理解されるであろう。したがって、ここに開示された実
施例は、すべてに関して、実例であって、限定されない
と考えられる。本発明の範囲は、発明の詳細な説明より
むしろ特許請求の範囲により示され、その同等品の意味
及び範囲に含まれるすべての変更は、その中に含まれる
ものである。
【0051】
【発明の効果】本発明の写真複写装置により作業員の作
業は容易になり、スプール交換の時間を十分にとること
ができる。特に、スプールを交換するのに要求される作
業は、単に空の供給用スプールを新しい満杯のスプール
と交換し、満杯の巻上用スプールを空のスプールと交換
することに限定される。入口側の空の供給用スプールを
出口側に挿入することさえ可能である。作業員はフィル
ムスプールの充填の程度の監視をする必要はもはやな
く、入口側又は出口側のスプールの交換が必要かどうか
をも確認する必要がない。本発明の写真複写装置は、例
えば、新しいネガフィルムストリップが入口側に案内さ
れる前に、先行のネガフィルムストリップが完全に移送
路を離れるまで待つ必要がないので、殆ど中断のない作
業を可能とすることができる。特に、このようなことに
より、生産性及び複写能力を大きくすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真複写装置の一実施例を示す概
略斜視図である。
【図2】入口側の供給用スプール及び出口側の巻上用ス
プールを有する写真複写装置のフィルム移送路を示す概
略斜視図である。
【図3】写真複写装置の入口側を示す詳細図である。
【図4】待機位置にあるフィルム供給装置を示す説明図
である。
【図5】移送位置にあるフィルム供給装置を示す説明図
である。
【図6】図5の矢印Pfから見た移送位置におけるフィル
ム供給装置の正面図である。
【図7】開放状態における、巻上用スプール及び巻上装
置を有する写真複写装置の出口側を示す詳細図である。
【図8】閉鎖状態における、旋回案内装置を備えた図7
の写真複写装置の出口側を示す詳細図である。
【図9】フィルム保持装置を備えた図7の写真複写装置
の出口側の他の実施例を示す詳細図である。
【符号の説明】
1 写真複写装置 2 露光装置 3 入口 4 出口 5 供給用スプール 6 供給用スプール 7 巻上用スプール 8 巻上用スプール 9 入口側円板 10 出口側円板 N ネガフィルムストリップ T フィルム移送路

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長いフィルムストリップに粘着的に接合
    された複写原板の長尺物を処理する写真複写装置であっ
    て、 該複写装置内を延びるペーパー通路に沿って通過する未
    露光の写真複写材にフィルムストリップが露光される、
    フィルムストリップのフィルム移送路に沿って配置され
    た露光装置と、 写真複写装置の入口側に配置され、フィルムストリップ
    が選択的に巻き出される2個の供給用スプールと、 フィルムストリップが複写装置を通過した後、フィルム
    ストリップを選択的に巻上げる、複写装置の出口側に配
    置された2個の巻上用スプールとを有し、 一方の供給用スプール及び一方の巻上用スプールが作動
    位置にあって処理するフィルムストリップと接続し、他
    方の供給用スプール及び巻上用スプールが待機位置に位
    置し、フィルムストリップと接続している前記スプール
    が前記フィルム移送路の略直線延長上で、かつ極く隣接
    して配置され、待機位置に位置する前記フィルムスプー
    ルが、作動位置にある前記フィルムスプールの後のフィ
    ルム移送路の略直線延長上に位置することを特徴とする
    写真複写装置。
  2. 【請求項2】 供給用スプールが空かもしくは巻上用ス
    プールが満杯のとき、作動位置のフィルムスプールが自
    動的に待機位置に移動し、同時に、待機位置にある満杯
    の供給用スプール及び第2の空のスプールが作動位置に
    移動するように、2個の供給用スプールが写真複写装置
    の入口側に、2個の巻上用スプールが出口側に配置され
    ていることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 2個の供給用スプール及び2個の巻上用
    スプールのそれぞれが写真複写装置の入口側及び出口側
    に設けられたモータ駆動円板に取付けられ、該円板の回
    転軸は前記フィルム移送路に対して略直交していること
    を特徴とする請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 円板の回転軸と、該回転軸の両側に等距
    離をおいて円板に取付けられたフィルムスプール巻上軸
    とは、フィルム移送路が形成する平面内の、かつその略
    直線延長上に配設されていることを特徴とする請求項3
    の装置。
  5. 【請求項5】 フィルムスプールを移動する円板は、待
    機位置にある供給用及び巻上用スプールが作動位置に移
    動できるように、又はその逆に移動できるように、それ
    らの回転軸の回りに少なくとも180 度回転されることを
    特徴とする請求項3又は4の装置。
  6. 【請求項6】 円板がステッピングモータにより駆動さ
    れることを特徴とする請求項3ないし5のうちいずれか
    の装置。
  7. 【請求項7】 フィルムストリップの前端を待機位置の
    供給側スプールからフィルム移送路の入口に設けられた
    1組のフィルム引込ローラに移送するために自動フィル
    ム供給装置が複写装置の入口側に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし6のうちいずれかの装置。
  8. 【請求項8】 フィルム供給装置はさらに、旋回アーム
    と、フィルムストリップの前端が挾持されるフィルムク
    ランプとを有し、該フィルムクランプが休止位置から、
    フィルムストリップがフィルム引込ローラに移送される
    移送位置に移動されることを特徴とする請求項7の装
    置。
  9. 【請求項9】 旋回アームはフィルム引込ローラの下方
    に配置されたモータ駆動クランクデスクに偏心的に取付
    けられ、フィルムクランプに対する旋回アームの端部が
    案内溝を案内されることを特徴とする請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 フィルム引込ローラの下部逆圧ローラ
    は、フィルムクランプを備えた旋回アームが分割された
    ローラの間を通るように、分割されており、フィルムク
    ランプのクランプ隙間は略フィルム移送路の高さに案内
    され、フィルム引込ローラを通過時にフィルムクランプ
    は自動的に解放され、フィルムストリップの前端がフィ
    ルム引込ローラに挾持されることを特徴とする請求項8
    又は9の装置。
  11. 【請求項11】 入口側のフィルム供給用スプールを移
    動する円板の回転及びフィルムの前端に対するフィルム
    クランプを備えた旋回アームの運動は連動され、その結
    果、フィルムストリップ前端がループを形成することな
    しにフィルム引込ローラに移送されることを特徴とする
    請求項8ないし10のうちいずれかの装置。
  12. 【請求項12】 更に作動位置にある供給用スプールの
    残量の程度を監視する手段を有し、該監視手段が供給用
    スプールを移動する円板を駆動する制御装置及びフィル
    ム供給装置に接続されていることを特徴とする請求項8
    ないし11のうちいずれかの装置。
  13. 【請求項13】 更に複写装置の出口側に自動操作フィ
    ルム案内装置を有し、該装置を通って、フィルムストリ
    ップの前端がフィルム移送路から作動位置の巻上用スプ
    ールの巻上コアに通過することを特徴とする請求項1な
    いし12のうちいずれかの装置。
  14. 【請求項14】 フィルム案内装置は更に、フィルム移
    送路の下方及び上方で、かつ1組のフィルム排出ローラ
    に極く近接して、複写装置の出口側に取付けられた2個
    のスプーン状旋回アームを有し、該旋回アームは内側へ
    の旋回状態において、作動位置の巻上用スプールの巻上
    コアを取り囲み、それにより、フィルム排出ローラから
    作動位置の巻上用スプールの巻上コアに延びる、フィル
    ムの前端に対する案内溝を形成することを特徴とする請
    求項13の装置。
  15. 【請求項15】 旋回アームが、円板の回転終了後のみ
    内側に旋回するように、スプーン状旋回アームの自動運
    動と、巻上用スプールを移動する円板の運動とが整合さ
    れていることを特徴とする請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 巻上スプールの巻上コア上のフィルム
    ストリップの巻上方向が時計回り方向もしくは反時計回
    り方向のどちらかであるように、スプーン状旋回アーム
    が複写装置のそれらの位置において相互に交換可能であ
    ることを特徴とする請求項13又は14の装置。
  17. 【請求項17】 巻上用スプールのそれぞれに対してフ
    ィルム端部保持装置が設けられ、該保持装置は出口側の
    円板上に配置され、巻上用スプールに対して旋回するば
    ね付勢の旋回アームを含むことを特徴とする請求項13な
    いし16の内のいずれかの装置。
  18. 【請求項18】 出口側の円板には、円板上の巻上用ス
    プールの有無を確認するための光バリヤ監視装置が備え
    られていることを特徴とする請求項13ないし17のうちい
    ずれかの装置。
  19. 【請求項19】 フィルム移送路の出口には、フィルム
    ストリップ端部の検知器が設けられ、一方はフィルム端
    部保持装置の制御装置に接続され、他方は出口側の円板
    の駆動装置及びフィルム案内装置の制御装置に接続され
    ていることを特徴とする請求項16又は18の装置。
  20. 【請求項20】 空の供給用スプールが巻上用スプール
    として使用されることを特徴とする請求項1ないし19の
    うちいずれかの装置。
  21. 【請求項21】 写真複写装置における、長いストリッ
    プに粘着的に接合された複写原板の長尺物を処理する方
    法において、 複写装置の入口側に配置された2個の供給用スプールの
    一方からフィルムストリップを巻き出し、 フィルムストリップをフィルム移送手段により複写装置
    を通るフィルム移送路に沿って移送し、 露光装置において、ネガフィルムストリップ上にある原
    板を複写装置内の、フィルム移送路下方を延びるペーパ
    ー通路に沿って移送される写真複写材に複写し、 露光装置を通過した後、フィルムストリップを、複写装
    置の出口側に配置された2個の巻上用スプールの一方に
    巻き付け、巻き出し及び巻上げる為に選択された供給用
    スプール及び巻上用スプールを、フィルム移送路の略直
    線延長上、かつそれに非常に隣接して配置された作動位
    置に移動し、待機位置に保持された供給用スプール及び
    巻上用スプールが、作動位置にあるフィルムスプールの
    後の、フィルム移送路の略直線延長上に配置されるステ
    ップを有することを特徴とする方法。
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