JPH05264844A - 光ファイバアレイおよびその基板 - Google Patents

光ファイバアレイおよびその基板

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JPH05264844A
JPH05264844A JP4066196A JP6619692A JPH05264844A JP H05264844 A JPH05264844 A JP H05264844A JP 4066196 A JP4066196 A JP 4066196A JP 6619692 A JP6619692 A JP 6619692A JP H05264844 A JPH05264844 A JP H05264844A
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JP
Japan
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optical fiber
substrate
optical fibers
groove
fiber array
Prior art date
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Pending
Application number
JP4066196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Ichiki
武典 一木
Tetsuhisa Abe
哲久 阿部
Tetsuya Ejiri
哲也 江尻
Takashi Ota
隆 太田
Nobutsugu Fukuyama
暢嗣 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】心数の少ない光ファイバであっても、各光ファ
イバを確実かつ高精度に保持することができ、この光フ
ァイバの光学的特性を有効に維持することを可能にす
る。 【構成】基板22と、受圧棒材24と、押さえ部材26
とを備える。この基板22の一面部28には、二本の光
ファイバ30を整列して収容するための第1V溝32
a、32bと、この第1V溝32a、32bと同一形状
でかつこれらの外方に互いに平行に設けられる第2V溝
34a、34bとが形成される。受圧棒材24は、光フ
ァイバ30と同一直径を有し、実際上この光ファイバ3
0と同様の光ファイバで構成されている。押さえ部材2
6は、光ファイバ30と受圧棒材24の外周面に当接
し、基板22と共働してこれらを三点支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ファイバを整
列して固定するための光ファイバアレイおよびその基板
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ファイバ通信システムにおい
て、複数の光ファイバを所定の間隔ずつ離間して配列固
定するために、光ファイバアレイが使用されている。こ
の光ファイバアレイは、通常、図3に示すように基板2
と押さえ部材4とを備えており、この基板2の一面部2
aに所定間隔ずつ離間して、例えば二つのV溝6が形成
されている。そして、基板2のV溝6に光ファイバ8が
配設された後、押さえ部材4が図示しない治具を介して
この基板2側に押圧された状態で、樹脂系接着剤を介し
て前記基板2と光ファイバ8と押さえ部材4とが一体的
に固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
8は、基板2のV溝6を構成する両傾斜壁面6a、6b
と押さえ部材4とで三点支持されており、上記の固着作
業時に、押さえ部材4が図示しない治具を介して基板2
側に押圧されると、その押圧力が直接前記光ファイバ8
に作用する。この場合、特に光ファイバ8の心数が二本
であるため、各光ファイバ8に付与される応力が大きな
ものとなり、光ファイバ8のコア8aが変形されて前記
光ファイバ8の光学的損失の増大、例えば光の伝搬損失
の増大が発生するという問題がある。
【0004】しかも、図3の二点鎖線で示すように、押
さえ部材4に対する押圧力の作用位置がずれた場合、特
に二本の光ファイバ8が互いに近接して配列されている
と、この押さえ部材4が傾斜してしまい、各光ファイバ
8を確実に保持することが困難となる。
【0005】さらに、図4に示すように、光ファイバと
して偏波保持ファイバ10が使用される場合がある。こ
の偏波保持ファイバ10は、コア12の両側に設けられ
た応力付与部14a、14bを介して所定の方向に偏波
面を形成している。従って、図3に示す基板2と押さえ
部材4との間に偏波保持ファイバ10を固着する場合
に、押さえ部材4への押圧力によってコア12が変形
し、所望の偏波面を保持することができないというおそ
れがある。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、心数の少ない光ファイバであっても、各光ファイ
バを確実かつ高精度に保持することができ、この光ファ
イバの光学的特性を有効に維持することが可能な光ファ
イバアレイおよびその基板を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、基板に形成されたV溝に光ファイバを
整列して収容し、前記光ファイバを前記基板と押さえ部
材とにより三点支持して一体的に固着される光ファイバ
アレイであって、前記基板は、前記V溝とは別に溝部を
有するとともに、前記溝部に、前記光ファイバと一体的
に前記押さえ部材に係合して固着される受圧棒材が配設
されることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、複数の光ファイバを整
列して収容し、前記光ファイバを押さえ部材と一体的に
三点支持する光ファイバアレイの基板であって、前記基
板は、前記光ファイバと一体的に前記押さえ部材に係合
して固着される受圧棒材を収容すべく、前記V溝とは別
の溝部を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の本発明に係る光ファイバアレイおよびそ
の基板では、各光ファイバが基板のV溝に収容されると
ともに、受圧棒材がこの基板の溝部に収容された後、こ
の光ファイバおよび受圧棒材に押さえ部材が載設され、
これらが接着剤等を介して一体的に接合される。その
際、光ファイバの心数が少ない場合でも、溝部に収容さ
れている受圧棒材を含めて実質的に多心光ファイバアレ
イが構成されるため、押さえ部材に作用する押圧力が、
各光ファイバおよび受圧棒材に分散されて特定の光ファ
イバに前記押圧力が集中することを阻止できる。しか
も、実質的に多心構造となるため、押さえ部材に対する
押圧力の作用位置が多少ずれても、この押さえ部材が傾
斜することがなく、光ファイバをV溝内に確実に保持す
ることが可能になる。
【0010】
【実施例】本発明に係る光ファイバアレイおよびその基
板について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【0011】図1および図2において、参照符号20
は、本実施例に係る光ファイバアレイを示す。この光フ
ァイバアレイ20は、基板22と、受圧棒材24と、押
さえ部材26とを備える。この基板22は、略平板状を
有しており、その一面部28に二本の光ファイバ30を
整列して収容するための第1V溝32a、32bと、こ
の第1V溝32a、32bと同一形状でかつこれらの外
方に互いに平行に設けられる第2V溝34a、34bと
を備える。この第1V溝32a、32bおよび第2V溝
34a、34bの端部に凹部33が連通しており、この
凹部33には、光ファイバ30の樹脂製被覆部分35と
受圧棒材24の端部とが挿入される。受圧棒材24は、
光ファイバ30と同一直径を有し、実際上この光ファイ
バ30と同様の光ファイバで構成されており、第2V溝
34a、34bに収容されるとともに、この第2V溝3
4a、34bより所定の長さだけ長尺である。
【0012】押さえ部材26は、平板状を有しており、
基板22の第1V溝32a、32bと第2V溝34a、
34bに収容されている光ファイバ30と受圧棒材24
の外周面に当接する。このため、光ファイバ30と受圧
棒材24とは、第1V溝32a、32bと第2V溝34
a、34bを形成する両傾斜壁面36a、36bと38
a、38bおよび押さえ部材26により三点支持されて
おり、この押さえ部材26と基板22の一面部28との
間に間隙Hが形成されている(図2参照)。
【0013】この光ファイバ30は、偏波保持ファイバ
であり、クラッド40の中央部にコア42が設けられる
とともに、このコア42の両側に応力付与部44a、4
4bが配設されている。
【0014】次に、このように構成される光ファイバア
レイ20を組み立てる作業について説明する。
【0015】まず、基板22の第1V溝32a、32b
に樹脂製被覆部分35が所定の長さだけ除去された二本
の光ファイバ30が収容される一方、この基板22の第
2V溝34a、34bに二本の受圧棒材24が収容され
る。次いで、押さえ部材26が二本の光ファイバ30と
二本の受圧棒材24の外周面上端に当接されるととも
に、第1V溝32a、32b、第2V溝34a、34b
および凹部33に樹脂系接着剤が充填される。ここで、
図2に示すように、押さえ治具50が、押さえ部材26
の上面に係合してこの押さえ部材26に所定の押圧力を
付与し、この状態を樹脂系接着剤が硬化するまで維持す
る。
【0016】これにより、光ファイバ30および受圧棒
材24が、基板22と押さえ部材26で三点支持された
状態で、一体的に固着される。
【0017】この場合、本実施例では、基板22に二本
の光ファイバ30を整列固定するための第1V溝32
a、32bの他、この第1V溝32a、32bと同一形
状の第2V溝34a、34bが設けられるとともに、こ
の第2V溝34a、34bには前記光ファイバ30と同
一直径の受圧棒材24が収容される。このため、基板2
2には、実質的に四本の光ファイバ列が構成されること
になり、接着作業時に押さえ部材26に押さえ治具50
を介して所定の押圧力が付与される際、この押圧力が光
ファイバ30と受圧棒材24とに分散される。従って、
基板22と押さえ部材26とにより三点支持されている
各光ファイバ30に必要以上に大きな応力が作用するこ
とがなく、この光ファイバ30の変形等を有効に阻止す
ることができる。特に偏波保持ファイバである光ファイ
バ30のコア42が不要に変形されることがなく、その
偏波面を高精度に確保することが可能になるという効果
が得られる。
【0018】さらに、光ファイバ30同士が近接して配
列されている場合、この光ファイバ30の外方に受圧棒
材24が配置されることにより、押さえ部材26と光フ
ァイバ30との接点間隔L1に比べてこの押さえ部材2
6と受圧棒材24との接点間隔L2が相当に大きくなる
(図2参照)。このため、押さえ治具50が、押さえ部
材26に対して接点間隔L1の範囲外で当接しても(図
2中、二点鎖線参照)、接点間隔L2の範囲内であれば
この押さえ部材26が傾斜することがない。従って、光
ファイバ30同士を相当に近接して配列させる際にも、
この光ファイバ30を基板22と押さえ部材26とによ
り確実に三点支持することができるとともに、前記光フ
ァイバ30の固着作業が一挙に容易かつ高精度に遂行さ
れるという効果が得られる。
【0019】なお、本実施例では、二本の受圧棒材24
を使用する場合について説明したが、特定の光ファイバ
30に必要以上に大きな押圧力が作用することを有効に
防止可能であればこれに限定されるものではなく、例え
ば一本の受圧棒材24を用意し、この受圧棒材24を二
本の光ファイバ30の間に配設したり、あるいは三以上
の受圧棒材24を用いてもよい。
【0020】また、本実施例では、受圧棒材24を収容
するための溝部として、第1V溝32a、32bと同一
形状の第2V溝34a、34bを用いて説明したが、押
さえ部材26に作用する押圧力をこの受圧棒材24を介
して分散可能であればよく、当該受圧棒材24の直径や
この溝部の形状等を種々選択することができる。
【0021】さらにまた、本実施例では、光ファイバ3
0として偏波保持ファイバを使用する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、偏波保持特性
を有しない一般的な光ファイバ、例えば、図3に示す光
ファイバ8を使用することもできる。この光ファイバ8
では、コア8aの変形を有効に防止して光の伝搬損失の
増大等の不具合を生ずることがないという利点が得られ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバアレイおよびそ
の基板によれば、以下の効果が得られる。
【0023】基板のV溝に光ファイバが収容されるとと
もに、この基板の溝部に受圧棒材が収容されてこれらが
一体的に固着されるため、この受圧棒材を含めて実質的
に多心光ファイバアレイが構成される。従って、押さえ
部材に作用する押圧力が、各光ファイバおよび受圧棒材
に分散され、特定の光ファイバに前記押圧力が集中する
ことを阻止でき、この光ファイバの変形による光学的損
失の増大、例えば光の伝搬損失の増大や、偏波保持能力
の低下等を惹起することがない。しかも、実質的に多心
構造となるため、押さえ部材に対する押圧力の作用位置
が多少ずれても、この押さえ部材が傾斜することがな
く、光ファイバをV溝内に確実に保持することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光ファイバアレイの分解
斜視説明図である。
【図2】前記光ファイバアレイの正面拡大図である。
【図3】従来技術に係る光ファイバアレイの正面拡大図
である。
【図4】一般的な偏波保持ファイバの正面拡大図であ
る。
【符号の説明】
20…光ファイバアレイ 22…基板 24…受圧棒材 26…押さえ部材 28…一面部 30…光ファイバ 32a、32b、34a、34b…V溝 36a、36b、38a、38b…傾斜壁面 42…コア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に形成されたV溝に光ファイバを整列
    して収容し、前記光ファイバを前記基板と押さえ部材と
    により三点支持して一体的に固着される光ファイバアレ
    イであって、 前記基板は、前記V溝とは別に溝部を有するとともに、 前記溝部に、前記光ファイバと一体的に前記押さえ部材
    に係合して固着される受圧棒材が配設されることを特徴
    とする光ファイバアレイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ファイバアレイにおい
    て、前記基板に設けられる溝部は、前記V溝と同一形状
    のV溝であり、 前記受圧棒材は、前記光ファイバと同一直径を有するこ
    とを特徴とする光ファイバアレイ。
  3. 【請求項3】複数の光ファイバを整列して収容し、前記
    光ファイバを押さえ部材と一体的に三点支持する光ファ
    イバアレイの基板であって、 前記基板は、前記光ファイバと一体的に前記押さえ部材
    に係合して固着される受圧棒材を収容すべく、前記V溝
    とは別の溝部を有することを特徴とする光ファイバアレ
    イの基板。
  4. 【請求項4】請求項3記載の基板において、前記溝部
    は、前記V溝と同一形状のV溝であることを特徴とする
    光ファイバアレイの基板。
JP4066196A 1992-03-24 1992-03-24 光ファイバアレイおよびその基板 Pending JPH05264844A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768861B2 (en) * 2000-12-14 2004-07-27 Ngk Insulators, Ltd. Fiber array, and waveguide device
JP2009169448A (ja) * 2004-06-16 2009-07-30 Hitachi Chem Co Ltd 光導波路構造体、光導波路型光モジュール、及び光ファイバーアレイ
JP2016079162A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日本ジェネリック株式会社 安定なロスバスタチンカルシウム錠剤

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JPS6419310A (en) * 1987-07-15 1989-01-23 Fujikura Ltd Multiple optical fiber arraying base for optical fiber welding and connecting device

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