JP2557164B2 - ファイバアレイ及びその製造方法 - Google Patents
ファイバアレイ及びその製造方法Info
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Description
バを整列固定し、光学素子との接続に使用されるファイ
バアレイ及びその製造方法に関するものである。
れる従来のファイバアレイは、図4に示されるようにV
溝基板50と上基板51とから構成されたもので、V溝基板
50には裸ファイバを収納するV溝52とファイバの被覆部
を収納するための座ぐり部53とが形成され、また上基板
51にもファイバの被覆部を収納するための座ぐり部54を
形成したものであった。
部材はジルコニアセラミックスや結晶化ガラスのような
硬質の脆性材料からなるものであり、座ぐり部53、54を
超音波加工法により加工していたため、加工にかなりの
時間と熟練とを必要としていた。また一つずつ加工する
必要があるために製造能率が低く、かつ寸法及び位置精
度が悪いので確実にファイバの被覆部を収納させるため
に寸法を大きく取る必要があった。組立はまずV溝基板
50に光ファイバを載せ、上基板51で押さえて固定する
が、その際、座ぐり部53、54の寸法が大きめであるの
で、座ぐり部53にファイバの被覆部を置いても裸ファイ
バはV溝52に確実にのるとは限らず、また光ファイバ自
体に巻きぐせがあるためV溝52に裸ファイバを位置させ
た後、V溝基板50より数cm後方で光ファイバを何らか
の方法で固定する必要があった。その後、上基板51を載
せ押さえて固定するが、その際にV溝基板50に対して上
基板51がずれ易く、V溝基板50のV溝52に対する被覆収
納部の相対的な位置ずれ不良を生じ易いという欠点があ
った。
の問題点を解決し、加工が容易であり、しかも組立時に
おける光ファイバ収納部の正確な位置決めができるファ
イバアレイ及びその製造方法を提供するために完成され
たものである。
めになされた本発明のファイバアレイは、裸ファイバを
収納するV溝が形成された上部平面とこれに段差を介し
て接する下部平面とを持つV溝基板と、このV溝基板の
上部平面に載せられて裸ファイバを固定するファイバ固
定基板と、下面に被覆部を収納する凹溝を備えかつV溝
基板の上記段差に接してV溝基板の下部平面に載せられ
て被覆部を固定する上基板とからなることを特徴とする
ものである。また本発明のファイバアレイの製造方法に
よれば、V溝基板の下部平面及び上基板の凹溝が研削加
工及びプレス加工により形成される。
なりV溝基板には裸ファイバを収納するV溝と上部平面
とこれに段差を介して接する下部平面とを形成すればよ
く、上基板には被覆部を収納する凹溝のみを形成すれば
よい。このためにこれらのV溝及び凹溝は従来の座ぐり
部とは異なり、研削砥石等を利用した機械加工法によっ
て容易にかつ精度良く加工することができる。また本発
明のファイバアレイはV溝基板の段差の部分に上基板の
端面を密着させることによって両者の位置決めを容易に
行うことができ、V溝基板のV溝に対する被覆収納部の
相対的な位置ずれ不良を減少させることができる。以下
に本発明を実施例によって更に詳細に説明する。
1はV溝基板、2はファイバ固定基板、3は上基板であ
る。これらは例えばセラミックス、ガラス、結晶化ガラ
ス等の脆性材料からなるもので、少なくともファイバ固
定基板2及び上基板3は光ファイバの配列状態を外部か
ら見ることができるように、また組立において紫外線硬
化型接着剤を使用する場合があるので、透明材料からな
るものとしておくことが好ましい。
これに段差5を介して接する下部平面6とからなるもの
で、上部平面4には裸ファイバを収納するためのV溝7
が研削砥石等を利用した機械加工法により形成されてい
る。なお一般に光ファイバの被覆部の外径は0.4mm 程度
であるから、この段差5の高さを0.2 mm程度としてお
き、光ファイバの被覆部を下部平面6に載せたときに裸
ファイバがV溝7の中心に位置するようにしておくもの
とする。
面4の上面に密着し、裸ファイバをV溝7の中心に固定
するためのものである。このために表面が平らな平板が
用いられる。また上基板3はV溝基板1の下部平面6の
上に載せられるもので、その下面には光ファイバの被覆
部を収納するための凹溝8が形成されている。この凹溝
8も研削砥石等を利用した機械加工法により容易かつ精
度良く加工することができる。なお、これらのファイバ
固定基板2や上基板3には、樹脂注入口を適宜形成して
おくことができる。
イバアレイにより光ファイバの組立を行うには、まずV
溝基板1の下部平面6に上基板3を載せ、上基板3の端
面をV溝基板1の段差5に密着させる。これにより両部
材の長手方向は位置決めされ、下部平面6と上基板3の
凹溝8とによってトンネル状の孔が形成される。上基板
3の凹溝中心の側面からの距離と、V溝基板1のV溝中
心の同側側面からの距離とを一致させておけば、側面を
一致させておくだけでV溝7に対する被覆収納部の相対
的な位置が一致し、その内部に外側から光ファイバを挿
入すれば、光ファイバの裸ファイバがV溝基板1の上部
平面4に形成されたV溝7の中心に一致する。ここで被
覆収納部は凹溝8がファイバの被覆に合わせ精度よく加
工されているため、一度挿入された光ファイバはこの状
態で維持されている。そこでV溝基板1の上部平面4上
にファイバ固定基板2を載せて裸ファイバを押さえたう
え、熱硬化性樹脂等を注入して裸ファイバの接着固定を
行えばよい。
溝基板1のV溝7や上基板3の凹溝8を機械加工により
容易にかつ精度良く形成することができ、製造工数を大
幅に低減させることができる。また組立時には上基板3
をV溝基板1の段差5に密着させるだけで容易に位置決
めすることができ、従来に比べV溝基板のV溝に対する
被覆収納部の相対的な位置ずれを低減することができる
ので、光ファイバの組立を正確に行うことができる。
で、ファイバ固定基板2と上基板3との端部に、V溝基
板1の幅方向に対する位置決め部9、10を形成した点
のみが第1の実施例と相違している。このような位置決
め部9、10をV溝基板1の端面に密着させることによ
り、他のジグを必要とせずにV溝基板1の幅方向に対す
る位置決めが容易に行えることとなり、V溝基板1の長
手方向の位置決めが段差5を利用して行えることと相ま
って、使用時の位置決め精度を一段と向上させることが
できる。
あり、V溝基板1の上部平面4に複数のV溝7を形成す
るとともに、上基板3の下面にも複数の凹溝11を形成
したものである。第3の実施例のファイバアレイは、図
示のように複数本の光ファイバの接続を同時に行う際に
使用されるもので、極めて細くかつ透明な光ファイバを
セットする際に個々の光ファイバの裸ファイバを各V溝
7に確実にセットすることができ、また一度セットした
後は複数本の光ファイバの被覆部を上基板3の下面の凹
溝11によりそれぞれ固定できるので、作業性を大幅に
向上させることができる利点がある。なお、この複数の
凹溝11はV溝7のようなサブミクロンの精度は要求さ
れないので、プレス加工等による成形も可能である。ま
た上基板3自体を樹脂や金属製とすることもできる。更
に、光ファイバが多芯テープである場合には、上基板3
の下面の凹溝11は図1のように幅の広い単数の凹溝と
することができる。
バアレイは従来のように超音波加工によって座ぐり部を
形成する必要がなく、研削加工及びプレス加工により容
易に製作することができる。また組立においては、V溝
基板の段差を利用することで長手方向の位置決めは容易
になる。更に上基板の位置決めが終われば、上基板の凹
溝の寸法及び位置精度がよいので、光ファイバを後から
挿入するだけで容易に裸ファイバがV溝に位置し、かつ
一度挿入した光ファイバは被覆部で固定されるため外部
で光ファイバを固定する必要もなく、容易に組立が行え
る利点がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 裸ファイバを収納するV溝が形成された
上部平面とこれに段差を介して接する下部平面とを持つ
V溝基板と、このV溝基板の上部平面に載せられて裸フ
ァイバを固定するファイバ固定基板と、下面に被覆部を
収納する凹溝を備えかつV溝基板の上記段差に接してV
溝基板の下部平面に載せられて被覆部を固定する上基板
とからなることを特徴とするファイバアレイ。 - 【請求項2】 ファイバ固定基板と上基板との端部に、
V溝基板の幅方向に対する位置決め部を形成した請求項
1記載のファイバアレイ。 - 【請求項3】 V溝基板に複数のV溝を形成するととも
に、上基板の下面にも凹溝を形成した請求項1記載のフ
ァイバアレイ。 - 【請求項4】 V溝基板の下部平面及び上基板の凹溝を
研削加工及びプレス加工により形成することを特徴とす
る請求項1記載のファイバアレイの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142682A JP2557164B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | ファイバアレイ及びその製造方法 |
US08/070,619 US5379360A (en) | 1992-06-03 | 1993-06-02 | Optical fiber connector and method of manufacturing the same |
EP93304295A EP0573288B1 (en) | 1992-06-03 | 1993-06-03 | Optical fiber connector and method of manufacturing the same |
DE69320541T DE69320541T2 (de) | 1992-06-03 | 1993-06-03 | Faseroptischer Stecker und seine Herstellungsmethode |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4142682A JP2557164B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | ファイバアレイ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05333225A JPH05333225A (ja) | 1993-12-17 |
JP2557164B2 true JP2557164B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=15321076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4142682A Expired - Lifetime JP2557164B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | ファイバアレイ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557164B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3333843B2 (ja) * | 1993-03-11 | 2002-10-15 | 日本碍子株式会社 | 光コリメータアレイの光軸合わせ方法 |
JPH11202155A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-07-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバコネクタ |
JP4115440B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2008-07-09 | 古河電気工業株式会社 | 光ケーブルホルダ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5548716A (en) * | 1978-10-05 | 1980-04-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Manufacture of multicore connector plate of optical fiber |
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JPS58130310A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Fujitsu Ltd | 多芯光フアイバコネクタ |
JPH02280104A (ja) * | 1989-03-18 | 1990-11-16 | Iot Entwickl G Fur Integrierte Opt Technol Mbh | 接続端子台 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP4142682A patent/JP2557164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05333225A (ja) | 1993-12-17 |
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