JPH05264843A - 多心光ファイバアレイおよびその整列機構 - Google Patents
多心光ファイバアレイおよびその整列機構Info
- Publication number
- JPH05264843A JPH05264843A JP4066191A JP6619192A JPH05264843A JP H05264843 A JPH05264843 A JP H05264843A JP 4066191 A JP4066191 A JP 4066191A JP 6619192 A JP6619192 A JP 6619192A JP H05264843 A JPH05264843 A JP H05264843A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- groove
- substrate
- grooves
- fiber
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光ファイバに不要な応力が作用することを確実
に阻止することができ、この光ファイバの光学的特性を
有効に確保することを可能にする。 【構成】基板２２と、押さえ部材２４とを備え、この基
板２２は、一平面部２６に複数の光ファイバ２８を整列
して収容するための複数のＶ溝３０を設けるとともに、
この押さえ部材２４は、前記一平面部２６に接合されて
この光ファイバ２８を前記Ｖ溝３０に対して保持する。
このＶ溝３０は、各Ｖ溝３０を構成する両傾斜壁面３６
ａ、３６ｂに光ファイバ２８が係合する際、この光ファ
イバ２８の外周面全体が、一平面部２６を連ねる仮想平
面Ｓと前記Ｖ溝３０とで形成される開口部内に収容され
るように、その寸法が設定される。
に阻止することができ、この光ファイバの光学的特性を
有効に確保することを可能にする。 【構成】基板２２と、押さえ部材２４とを備え、この基
板２２は、一平面部２６に複数の光ファイバ２８を整列
して収容するための複数のＶ溝３０を設けるとともに、
この押さえ部材２４は、前記一平面部２６に接合されて
この光ファイバ２８を前記Ｖ溝３０に対して保持する。
このＶ溝３０は、各Ｖ溝３０を構成する両傾斜壁面３６
ａ、３６ｂに光ファイバ２８が係合する際、この光ファ
イバ２８の外周面全体が、一平面部２６を連ねる仮想平
面Ｓと前記Ｖ溝３０とで形成される開口部内に収容され
るように、その寸法が設定される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ファイバを整
列して固定するための多心光ファイバアレイおよびその
整列機構に関する。
列して固定するための多心光ファイバアレイおよびその
整列機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、光ファイバ通信システムにおい
て、複数の光ファイバを所定の間隔ずつ離間して配列さ
せ、多心光ファイバアレイとして一体的に固定するため
に、種々の整列機構が使用されている。この整列機構
は、一般的に図３に示すように、基板２と押さえ部材４
とを備えており、この基板２の一平面部２ａに所定間隔
ずつ離間して複数のＶ溝６が形成されている。そして、
基板２のＶ溝６に光ファイバ８が配設された後、押さえ
部材４がこの光ファイバ８の端部に当接した状態で、樹
脂系接着剤９を介して前記基板２と光ファイバ８と押さ
え部材４とが一体的に固着されている。
て、複数の光ファイバを所定の間隔ずつ離間して配列さ
せ、多心光ファイバアレイとして一体的に固定するため
に、種々の整列機構が使用されている。この整列機構
は、一般的に図３に示すように、基板２と押さえ部材４
とを備えており、この基板２の一平面部２ａに所定間隔
ずつ離間して複数のＶ溝６が形成されている。そして、
基板２のＶ溝６に光ファイバ８が配設された後、押さえ
部材４がこの光ファイバ８の端部に当接した状態で、樹
脂系接着剤９を介して前記基板２と光ファイバ８と押さ
え部材４とが一体的に固着されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
８は、基板２のＶ溝６を構成する両傾斜壁面６ａ、６ｂ
と押さえ部材４とで三点支持されており、この押さえ部
材４と基板２の一平面部２ａとの間に隙間Ｈが存在して
いる。このため、樹脂系接着剤９が硬化する際の収縮に
よって、押さえ部材４が基板２の一平面部２ａ側に引張
され、この押さえ部材４に接合されている光ファイバ８
に圧縮応力が作用してしまう（図３中、矢印参照）。こ
れにより、光ファイバ８のコア８ａが変形され（図３
中、二点鎖線参照）、このコア８ａの屈折率が変化して
この光ファイバ８の光学的損失の増大、例えば光の伝搬
損失の増大が発生するという問題がある。
８は、基板２のＶ溝６を構成する両傾斜壁面６ａ、６ｂ
と押さえ部材４とで三点支持されており、この押さえ部
材４と基板２の一平面部２ａとの間に隙間Ｈが存在して
いる。このため、樹脂系接着剤９が硬化する際の収縮に
よって、押さえ部材４が基板２の一平面部２ａ側に引張
され、この押さえ部材４に接合されている光ファイバ８
に圧縮応力が作用してしまう（図３中、矢印参照）。こ
れにより、光ファイバ８のコア８ａが変形され（図３
中、二点鎖線参照）、このコア８ａの屈折率が変化して
この光ファイバ８の光学的損失の増大、例えば光の伝搬
損失の増大が発生するという問題がある。
【０００４】さらに、図４に示すように、光ファイバと
して偏波保持ファイバ１０が使用される場合がある。こ
の偏波保持ファイバ１０は、コア１２の両側に設けられ
た応力付与部１４ａ、１４ｂを介して所定の方向に偏波
面を形成している。従って、図３に示す基板２と押さえ
部材４との間に偏波保持ファイバ１０を固着する場合
に、樹脂系接着剤９の硬化に伴って、例えば図４中、矢
印方向に圧縮応力が作用し、コア１２が変形して所望の
偏波面を保持することができないという問題が指摘され
ている。
して偏波保持ファイバ１０が使用される場合がある。こ
の偏波保持ファイバ１０は、コア１２の両側に設けられ
た応力付与部１４ａ、１４ｂを介して所定の方向に偏波
面を形成している。従って、図３に示す基板２と押さえ
部材４との間に偏波保持ファイバ１０を固着する場合
に、樹脂系接着剤９の硬化に伴って、例えば図４中、矢
印方向に圧縮応力が作用し、コア１２が変形して所望の
偏波面を保持することができないという問題が指摘され
ている。
【０００５】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、光ファイバに不要な応力が作用することを確実に
阻止することができ、この光ファイバの光学的特性を有
効に確保することが可能な多心光ファイバアレイおよび
その整列機構を提供することを目的とする。
あり、光ファイバに不要な応力が作用することを確実に
阻止することができ、この光ファイバの光学的特性を有
効に確保することが可能な多心光ファイバアレイおよび
その整列機構を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、基板の一平面部に形成された複数のＶ
溝に光ファイバが整列して収容されるとともに、前記一
平面部に押さえ部材が配設されて前記基板と光ファイバ
と押さえ部材とが一体的に固着された多心光ファイバア
レイであって、前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記
光ファイバが係合する際、前記光ファイバの外周面全体
が、前記一平面部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成
される開口部内に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が
設定されることを特徴とする。
めに、本発明は、基板の一平面部に形成された複数のＶ
溝に光ファイバが整列して収容されるとともに、前記一
平面部に押さえ部材が配設されて前記基板と光ファイバ
と押さえ部材とが一体的に固着された多心光ファイバア
レイであって、前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記
光ファイバが係合する際、前記光ファイバの外周面全体
が、前記一平面部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成
される開口部内に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が
設定されることを特徴とする。
【０００７】さらに、本発明は、一平面部に複数の光フ
ァイバを整列して収容するための複数のＶ溝が形成され
た基板と、前記一平面部に接合され、前記光ファイバを
前記Ｖ溝に対して保持するための押さえ部材とを備え、
前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記光ファイバが係
合する際、前記光ファイバの外周面全体が、前記一平面
部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成される開口部内
に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が設定されること
を特徴とする。
ァイバを整列して収容するための複数のＶ溝が形成され
た基板と、前記一平面部に接合され、前記光ファイバを
前記Ｖ溝に対して保持するための押さえ部材とを備え、
前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記光ファイバが係
合する際、前記光ファイバの外周面全体が、前記一平面
部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成される開口部内
に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が設定されること
を特徴とする。
【０００８】
【作用】上記の本発明に係る多心光ファイバアレイおよ
びその整列機構では、各光ファイバが基板のＶ溝に収容
された後にこの基板の一平面部に押さえ部材が配設さ
れ、これらが接着剤を介して一体的に接合される。ここ
で、Ｖ溝が、光ファイバの外周面全体を収容可能な寸法
に設定されているため、押さえ部材と基板の一平面部と
が直接接合され、接着剤の硬化時における収縮が発生し
ても、この押さえ部材により光ファイバに圧縮応力が作
用することを防止できる。
びその整列機構では、各光ファイバが基板のＶ溝に収容
された後にこの基板の一平面部に押さえ部材が配設さ
れ、これらが接着剤を介して一体的に接合される。ここ
で、Ｖ溝が、光ファイバの外周面全体を収容可能な寸法
に設定されているため、押さえ部材と基板の一平面部と
が直接接合され、接着剤の硬化時における収縮が発生し
ても、この押さえ部材により光ファイバに圧縮応力が作
用することを防止できる。
【０００９】
【実施例】本発明に係る多心光ファイバアレイおよびそ
の整列機構について実施例を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
の整列機構について実施例を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【００１０】図１および図２において、参照符号２０
は、本実施例に係る多心光ファイバアレイを示す。この
多心光ファイバアレイ２０は、整列機構である基板２２
および押さえ部材２４と、複数の光ファイバ２８とを備
え、この基板２２は、一平面部２６に前記光ファイバ２
８を整列して収容するための複数のＶ溝３０を設けると
ともに、この押さえ部材２４は、前記一平面部２６に直
接接合されてこの光ファイバ２８を前記Ｖ溝３０に対し
て保持する。
は、本実施例に係る多心光ファイバアレイを示す。この
多心光ファイバアレイ２０は、整列機構である基板２２
および押さえ部材２４と、複数の光ファイバ２８とを備
え、この基板２２は、一平面部２６に前記光ファイバ２
８を整列して収容するための複数のＶ溝３０を設けると
ともに、この押さえ部材２４は、前記一平面部２６に直
接接合されてこの光ファイバ２８を前記Ｖ溝３０に対し
て保持する。
【００１１】基板２２は、略平板状を有しており、その
一平面部２６に複数のＶ溝３０が互いに平行に設けられ
るとともに、このＶ溝３０の端部に連通して光ファイバ
２８の樹脂製被覆部分３２を挿入するための凹部３４が
形成される（図２参照）。このＶ溝３０は、各Ｖ溝３０
を構成する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに光ファイバ２８
が係合する際にこの光ファイバ２８の外周面全体が、一
平面部２６を連ねる仮想平面Ｓと前記Ｖ溝３０とで形成
される開口部内に収容されるように、その寸法が設定さ
れる。具体的には、図１に示すように、光ファイバ２８
をＶ溝３０内に収容した状態で、この光ファイバ２８の
外周面上端が、基板２２の一平面部２６を連ねる仮想平
面Ｓと同一平面上、あるいはこの仮想平面ＳからＶ溝３
０内に１μｍ程度離間して配置されている。
一平面部２６に複数のＶ溝３０が互いに平行に設けられ
るとともに、このＶ溝３０の端部に連通して光ファイバ
２８の樹脂製被覆部分３２を挿入するための凹部３４が
形成される（図２参照）。このＶ溝３０は、各Ｖ溝３０
を構成する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに光ファイバ２８
が係合する際にこの光ファイバ２８の外周面全体が、一
平面部２６を連ねる仮想平面Ｓと前記Ｖ溝３０とで形成
される開口部内に収容されるように、その寸法が設定さ
れる。具体的には、図１に示すように、光ファイバ２８
をＶ溝３０内に収容した状態で、この光ファイバ２８の
外周面上端が、基板２２の一平面部２６を連ねる仮想平
面Ｓと同一平面上、あるいはこの仮想平面ＳからＶ溝３
０内に１μｍ程度離間して配置されている。
【００１２】押さえ部材２４は、平板状を有しており、
基板２２の凹部３４およびＶ溝３０に連通する接着剤注
入口３８が設けられている。
基板２２の凹部３４およびＶ溝３０に連通する接着剤注
入口３８が設けられている。
【００１３】光ファイバ２８は、樹脂製被覆部分３２を
除去することにより所定の長さだけ外部に露呈してお
り、その直径が、例えば１２５μｍ程度に設定されてい
る。この光ファイバ２８は、偏波保持ファイバからな
り、クラッド４０の中央部にコア４２が設けられるとと
もに、このコア４２の両側に応力付与部４４ａ、４４ｂ
が配設されている。なお、この光ファイバ２８として、
図３に示す光ファイバ８を使用することもできる。
除去することにより所定の長さだけ外部に露呈してお
り、その直径が、例えば１２５μｍ程度に設定されてい
る。この光ファイバ２８は、偏波保持ファイバからな
り、クラッド４０の中央部にコア４２が設けられるとと
もに、このコア４２の両側に応力付与部４４ａ、４４ｂ
が配設されている。なお、この光ファイバ２８として、
図３に示す光ファイバ８を使用することもできる。
【００１４】次に、このように構成される多心光ファイ
バアレイ２０を組み立てる作業について説明する。
バアレイ２０を組み立てる作業について説明する。
【００１５】まず、光ファイバ２８を覆っている樹脂製
被覆部分３２が所定の長さだけ除去された後、この外部
に露呈する光ファイバ２８が基板２２のＶ溝３０に対応
して配設される。このため、光ファイバ２８の外周面が
Ｖ溝３０を構成する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに係合す
る一方、樹脂製被覆部分３２がこのＶ溝３０に連通する
凹部３４に配設される。そして、押さえ部材２４が基板
２２の一平面部２６に直接当接された状態で、この押さ
え部材２４の接着剤注入口３８から樹脂系接着剤が充填
されると、この樹脂系接着剤は、基板２２、光ファイバ
２８および押さえ基板２４を一体的に固着するととも
に、樹脂製被覆部分３２を凹部３４内に固定する。
被覆部分３２が所定の長さだけ除去された後、この外部
に露呈する光ファイバ２８が基板２２のＶ溝３０に対応
して配設される。このため、光ファイバ２８の外周面が
Ｖ溝３０を構成する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに係合す
る一方、樹脂製被覆部分３２がこのＶ溝３０に連通する
凹部３４に配設される。そして、押さえ部材２４が基板
２２の一平面部２６に直接当接された状態で、この押さ
え部材２４の接着剤注入口３８から樹脂系接着剤が充填
されると、この樹脂系接着剤は、基板２２、光ファイバ
２８および押さえ基板２４を一体的に固着するととも
に、樹脂製被覆部分３２を凹部３４内に固定する。
【００１６】この場合、本実施例では、Ｖ溝３０を構成
する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに光ファイバ２８の外周
面が係合する際、このファイバ２８の外周面上端が、基
板２２の一平面部２６を連ねる仮想平面Ｓと同一平面
上、あるいはこの仮想平面ＳからＶ溝３０内に１μｍ程
度離間して配置されるように、このＶ溝３０の寸法が設
定されている。このため、図１に示すように、光ファイ
バ２８がＶ溝３０に収容された状態で、押さえ部材２４
が基板２２の一平面部２６に直接載設されている。
する両傾斜壁面３６ａ、３６ｂに光ファイバ２８の外周
面が係合する際、このファイバ２８の外周面上端が、基
板２２の一平面部２６を連ねる仮想平面Ｓと同一平面
上、あるいはこの仮想平面ＳからＶ溝３０内に１μｍ程
度離間して配置されるように、このＶ溝３０の寸法が設
定されている。このため、図１に示すように、光ファイ
バ２８がＶ溝３０に収容された状態で、押さえ部材２４
が基板２２の一平面部２６に直接載設されている。
【００１７】従って、押さえ部材２４は、基板２２の一
平面部２６に保持されるため、この基板２２と押さえ部
材２４との間に樹脂系接着剤が充填された後、この樹脂
系接着剤が硬化して収縮する際に、前記押さえ部材２４
を介して光ファイバ２８がＶ溝３０内に押圧されること
がない。これにより、光ファイバ２８に圧縮応力が作用
することを確実に阻止することができ、特に偏波保持フ
ァイバである光ファイバ２８のコア４２が不要に変形さ
れることがなく、その偏波面を高精度に確保することが
可能になるという効果が得られる。
平面部２６に保持されるため、この基板２２と押さえ部
材２４との間に樹脂系接着剤が充填された後、この樹脂
系接着剤が硬化して収縮する際に、前記押さえ部材２４
を介して光ファイバ２８がＶ溝３０内に押圧されること
がない。これにより、光ファイバ２８に圧縮応力が作用
することを確実に阻止することができ、特に偏波保持フ
ァイバである光ファイバ２８のコア４２が不要に変形さ
れることがなく、その偏波面を高精度に確保することが
可能になるという効果が得られる。
【００１８】なお、本出願人は、従来の三点支持による
多心光ファイバアレイと本実施例に係る多心光ファイバ
アレイ２０とを用いて、偏波保持能力を比較する実験を
行った。この多心光ファイバアレイ２０では、光ファイ
バ２８の外周面上端が基板２２の一平面部２６を連ねる
仮想平面Ｓと同一平面上になるよう構成された。この実
験により、従来の多心光ファイバアレイの偏光クロスト
ークが２５ｄＢであるのに対して本実施例に係る多心光
ファイバアレイ２０の偏光クロストークが略４０ｄＢと
なり、偏光クロストークの劣化が著しく低減されるとい
う結果が得られた。
多心光ファイバアレイと本実施例に係る多心光ファイバ
アレイ２０とを用いて、偏波保持能力を比較する実験を
行った。この多心光ファイバアレイ２０では、光ファイ
バ２８の外周面上端が基板２２の一平面部２６を連ねる
仮想平面Ｓと同一平面上になるよう構成された。この実
験により、従来の多心光ファイバアレイの偏光クロスト
ークが２５ｄＢであるのに対して本実施例に係る多心光
ファイバアレイ２０の偏光クロストークが略４０ｄＢと
なり、偏光クロストークの劣化が著しく低減されるとい
う結果が得られた。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る多心光ファイバアレイおよ
びその整列機構によれば、以下の効果が得られる。
びその整列機構によれば、以下の効果が得られる。
【００２０】各光ファイバが配設される基板のＶ溝が、
光ファイバの外周面全体を収容可能な寸法に設定されて
いるため、押さえ部材と基板の一平面部とが直接接合さ
れ、接着剤の硬化時における収縮が発生しても、この押
さえ部材により光ファイバに圧縮応力が作用することを
防止できる。従って、光ファイバのコアが変形されるこ
とを確実に阻止して、光学的損失の増大、例えば光の伝
搬損失の増大や、偏波保持能力の低下等を惹起すること
がない。
光ファイバの外周面全体を収容可能な寸法に設定されて
いるため、押さえ部材と基板の一平面部とが直接接合さ
れ、接着剤の硬化時における収縮が発生しても、この押
さえ部材により光ファイバに圧縮応力が作用することを
防止できる。従って、光ファイバのコアが変形されるこ
とを確実に阻止して、光学的損失の増大、例えば光の伝
搬損失の増大や、偏波保持能力の低下等を惹起すること
がない。
【図１】本発明の実施例に係る多心光ファイバアレイの
正面拡大図である。
正面拡大図である。
【図２】前記多心光ファイバアレイの要部分解斜視説明
図である。
図である。
【図３】従来技術に係る多心光ファイバアレイの正面拡
大図である。
大図である。
【図４】一般的な偏波保持ファイバの正面拡大図であ
る。
る。
２０…多心光ファイバアレイ ２２…基板 ２４…押さえ部材 ２６…一平面部 ２８…光ファイバ ３０…Ｖ溝 ３６ａ、３６ｂ…傾斜壁面 ４２…コア Ｓ…仮想平面
Claims (4)
- 【請求項１】基板の一平面部に形成された複数のＶ溝に
光ファイバが整列して収容されるとともに、前記一平面
部に押さえ部材が配設されて前記基板と光ファイバと押
さえ部材とが一体的に固着された多心光ファイバアレイ
であって、 前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記光ファイバが係
合する際、前記光ファイバの外周面全体が、前記一平面
部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成される開口部内
に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が設定されること
を特徴とする多心光ファイバアレイ。 - 【請求項２】請求項１記載の多心光ファイバアレイにお
いて、前記一平面部に押さえ部材が接合される際に、前
記Ｖ溝内に収容された光ファイバの外周面が当該押さえ
部材に略当接することを特徴とする多心光ファイバアレ
イ。 - 【請求項３】請求項１または２記載の多心光ファイバア
レイにおいて、前記光ファイバは、偏波保持ファイバで
あることを特徴とする多心光ファイバアレイ。 - 【請求項４】一平面部に複数の光ファイバを整列して収
容するための複数のＶ溝が形成された基板と、 前記一平面部に接合され、前記光ファイバを前記Ｖ溝に
対して保持するための押さえ部材とを備え、 前記各Ｖ溝を構成する両傾斜壁面に前記光ファイバが係
合する際、前記光ファイバの外周面全体が、前記一平面
部を連ねる仮想平面と前記Ｖ溝とで形成される開口部内
に収容されるように、当該Ｖ溝の寸法が設定されること
を特徴とする多心光ファイバアレイの整列機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4066191A JPH05264843A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 多心光ファイバアレイおよびその整列機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4066191A JPH05264843A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 多心光ファイバアレイおよびその整列機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05264843A true JPH05264843A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13308712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4066191A Pending JPH05264843A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 多心光ファイバアレイおよびその整列機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05264843A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023239A1 (fr) * | 2000-09-04 | 2002-03-21 | Ngk Insulators, Ltd | Réseau de fibres optiques et procédé de production |
| WO2002086567A1 (fr) * | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Ngk Insulators, Ltd. | Reseau de fibres optiques |
| KR20030037285A (ko) * | 2001-11-01 | 2003-05-14 | 삼성전자주식회사 | 응력 집중을 최소화한 광섬유 블럭용 글래스 커버 및 이를채용한 접합 장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3090902B2 (ja) * | 1996-12-05 | 2000-09-25 | マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト | 動力走行車用摩擦クラッチ |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4066191A patent/JPH05264843A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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