JPH05264656A - 回路機能検査処理方式 - Google Patents

回路機能検査処理方式

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Publication number
JPH05264656A
JPH05264656A JP4064263A JP6426392A JPH05264656A JP H05264656 A JPH05264656 A JP H05264656A JP 4064263 A JP4064263 A JP 4064263A JP 6426392 A JP6426392 A JP 6426392A JP H05264656 A JPH05264656 A JP H05264656A
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JP
Japan
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circuit
scan
flip
flop
inspected
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4064263A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Nakahara
英利 中原
Yasuhiro Ono
恭裕 大野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、スキャンパス法に従って被検査回路
ブロックの回路機能を検査する回路機能検査処理方式に
関し、テストデータ数の低減を目的とする。 【構成】被検査回路ブロックの入出力段に設けられるス
キャン・フリップフロップのグループ対応に備えられ、
これらのスキャン・フリップフロップへの入力スキャン
パスと、これらのスキャン・フリップフロップからの出
力スキャンパスとを入力として、指示される選択モード
に従っていずれか一方のスキャンパスを選択して後段の
スキャン・フリップフロップのスキャンパスに接続する
セレクタ手段4と、セレクタ手段4の選択モードの制御
信号を発生する制御手段5とを備え、制御手段5の発生
する制御信号に従ってセレクタ手段4を制御すること
で、スキャンパスに接続されるスキャン・フリップフロ
ップの個数を変化させつつ、被検査回路ブロックの回路
機能を検査していくように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャンパス法に従っ
て被検査回路ブロックの回路機能を検査する回路機能検
査処理方式に関し、特に、テストデータ数の低減を実現
できるようにする回路機能検査処理方式に関するもので
ある。
【0002】スキャンパス法は、ディジタル論理LSI
の回路機能の一検査手法であって、ディジタル論理LS
Iの内部フリップフロップ回路をスキャン・フリップフ
ロップ回路に変換し、これらのスキャン・フリップフロ
ップ回路を接続するスキャンパスを設ける構成を採っ
て、テストモード時には、これらのスキャン・フリップ
フロップ回路をシリアルシフトレジスタに置き換えて、
スキャンパス入力によりディジタル論理LSIにテスト
データを入力してシングルステップのテストを行い、デ
ィジタル論理LSIより出力されるそのテスト結果をス
キャンパス出力により観測していくことで、ディジタル
論理LSIの回路機能の検査を実行していく構成を採る
ものである。
【0003】このスキャンパス法に従って、ディジタル
論理LSIの回路機能を検査していく場合には、テスト
データ(テストベクタ)を生成していく必要があるが、
ディジタル論理LSIの回路機能の検査を効率的に実行
するためには、このテストデータの生成数の低減を実現
していく必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来のスキャンパス法では、ディジタル
論理LSIのスキャン・フリップフロップ回路を1本の
スキャンパスでもって接続するという構成を採り、複数
のディジタル論理LSIの回路機能が検査対象となる場
合にあっても、全てのスキャン・フリップフロップ回路
を1本のスキャンパスでもって接続するという構成を採
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スキャンパスに接続さ
れるスキャン・フリップフロップ回路の総数をNとする
場合、テストデータを設定するためのシフトレジスタの
動作数は2×Nとなり、スキャン・フリップフロップ回
路の状態設定総数は2N となることから、テストデータ
の総数は、 (2×N)×(2N )=2N+1 ×N となる。
【0006】このように、生成すべきテストデータの総
数は、スキャンパスに接続されるスキャン・フリップフ
ロップ回路の個数とともに急激に増加することになる。
このようなテストデータ数の増大は、Dアルゴリズム等
のテストデータ生成アルゴリズムの併用によりある程度
押さえることができるものの限界がある。
【0007】これから、全てのスキャン・フリップフロ
ップ回路を1本のスキャンパスでもって接続するという
従来技術に従っていると、スキャン・フリップフロップ
回路の個数が多くなるに従って生成すべきテストデータ
の総数が膨大なものとなってくることで、ディジタル論
理LSIの検査を効率的に実行できないという問題点が
あったのである。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、スキャンパス法に従って被検査回路ブロック
の回路機能を検査する回路機能検査処理方式にあって、
テストデータ数の低減を実現できるようにする新たな回
路機能検査処理方式の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1及び図2に本発明の
原理構成を図示する。図1中、1-i(i=1〜n)は検
査対象となる複数の被検査回路ブロック、2は被検査回
路ブロック1-iの入出力段に設けられるスキャン・フリ
ップフロップ回路、3はスキャン・フリップフロップ回
路2をシリアル接続するスキャンパスである。
【0010】4-i(i=1〜n+1)は同一の入出力段
に備えられるスキャン・フリップフロップ回路2のグル
ープ対応に備えられて、そのグループのスキャン・フリ
ップフロップ回路2への入力スキャンパス3と、そのグ
ループのスキャン・フリップフロップ回路2からの出力
スキャンパス3とを入力として、指示される選択モード
に従っていずれか一方のスキャンパス3を選択して後段
のスキャン・フリップフロップ回路2のスキャンパス3
に接続するセレクタ手段、5はセレクタ手段4-iの選択
モードを制御する制御信号を発生する制御手段である。
【0011】6はテストデータを発生するテストデータ
発生手段、7は最終段のセレクタ手段4-(n+1)から出力
されてくるテスト結果の出力データを検査する出力デー
タ検査手段である。
【0012】図2に原理構成を示す本発明は、例えば、
既存LSIを組み合わせてより大きなシステムを集積す
る図6に示すようなスーパーインテグレーション等に適
用されるものである。この図2の原理構成は、図6に示
すスーパーインテグレーションに対しての適用例でもっ
て示してあり、図中、図1で説明したものと同じものに
ついては同一の記号で示してある。
【0013】この図2に示す本発明では、図1に示す本
発明と異なって、スキャン・フリップフロップ回路2
は、被検査回路ブロック1-i(i=1〜4)の外部接続
ピンに設けられる構成が採られ、セレクタ手段4-i(i
=1〜4)は、被検査回路ブロック1-i対応に備えられ
て、対応する被検査回路ブロック1-iのスキャン・フリ
ップフロップ回路2への入力スキャンパス3と、そのス
キャン・フリップフロップ回路2からの出力スキャンパ
ス3とを入力として、指示される選択モードに従ってい
ずれか一方のスキャンパス3を選択して後段のスキャン
・フリップフロップ回路2のスキャンパス3に接続する
構成が採られる。
【0014】
【作用】図1に原理構成を示す本発明では、第j番目の
被検査回路ブロック1-jの回路機能を検査する場合に
は、最初に、制御手段5は、その被検査回路ブロック1
-jの入力段側のスキャン・フリップフロップ回路2に対
応付けて設けられるセレクタ手段4-jと、出力段側のス
キャン・フリップフロップ回路2に対応付けて設けられ
るセレクタ手段4-(j+1)とに対して、スキャン・フリッ
プフロップ回路2からの出力スキャンパス3を選択する
制御信号を送出するとともに、その他のスキャン・フリ
ップフロップ回路2に対応付けて設けられるセレクタ手
段4-iに対して、スキャン・フリップフロップ回路2へ
の入力スキャンパス3を選択する制御信号を送出する。
【0015】この制御信号の送出処理に従って、テスト
データ発生手段6から出力データ検査手段7に到るスキ
ャンパス3には、第j番目の被検査回路ブロック1-jの
入出力段に接続されるスキャン・フリップフロップ回路
2のみがシリアルに接続されることになる。
【0016】続いて、スキャンクロックによるスキャン
モードに入って、スキャンパス3に接続されるスキャン
・フリップフロップ回路2は、テストデータ発生手段6
より転送されてくるシリアルデータを順次後段のスキャ
ン・フリップフロップ回路2に転送していくので、テス
トデータ発生手段6は、このスキャンモードに従って、
第j番目の被検査回路ブロック1-jの入力段側のスキャ
ン・フリップフロップ回路2にテストデータをセットす
る。
【0017】このセット処理を受けて、第j番目の被検
査回路ブロック1-jは、セットされたテストデータに対
する出力データを出力段側のスキャン・フリップフロッ
プ回路2に出力していくので、続いて、サンプリングク
ロックによるラッチモードに入って、これらの出力段側
のスキャン・フリップフロップ回路2は、このテストデ
ータに応答して出力される出力データをラッチしてい
く。
【0018】続いて、スキャンクロックによるスキャン
モードに入って、スキャンパス3に接続されるスキャン
・フリップフロップ回路2は、前段のスキャン・フリッ
プフロップ回路2より転送されてくるシリアルデータを
順次後段のスキャン・フリップフロップ回路2に転送し
ていくので、出力データ検査手段7は、このスキャンモ
ードに従って、第j番目の被検査回路ブロック1-jの出
力段側のスキャン・フリップフロップ回路2にラッチさ
れた出力データを収集して、その収集した出力データが
テストデータに対応する所望のものとなっているか否か
を検査していくことで、第j番目の被検査回路ブロック
1-jの回路機能の検査を実行する。
【0019】そして、このような第j番目の被検査回路
ブロック1-jの回路機能の検査処理を、i=1からi=
nの被検査回路ブロック1-iに対して順次実行していく
ことで、n個ある被検査回路ブロック1-iの回路機能の
検査を実現する。
【0020】図2に原理構成を示す本発明では、第j番
目の被検査回路ブロック1-jの回路機能を検査する場合
には、最初に、制御手段5は、その被検査回路ブロック
1-jに対応付けて設けられるセレクタ手段4-jに対し
て、スキャン・フリップフロップ回路2からの出力スキ
ャンパス3を選択する制御信号を送出するとともに、そ
の他の被検査回路ブロック1-iに対応付けて設けられる
セレクタ手段4-iに対して、スキャン・フリップフロッ
プ回路2への入力スキャンパス3を選択する制御信号を
送出する。
【0021】この制御信号の送出処理に従って、テスト
データ発生手段6から出力データ検査手段7に到るスキ
ャンパス3には、第j番目の被検査回路ブロック1-jの
外部接続ピンに接続されるスキャン・フリップフロップ
回路2のみがシリアルに接続されることになる。
【0022】続いて、スキャンクロックによるスキャン
モードに入って、スキャンパス3に接続されるスキャン
・フリップフロップ回路2は、テストデータ発生手段6
より転送されてくるシリアルデータを順次後段のスキャ
ン・フリップフロップ回路2に転送していくので、テス
トデータ発生手段6は、このスキャンモードに従って、
第j番目の被検査回路ブロック1-jの外部接続ピンに接
続されるスキャン・フリップフロップ回路2にテストデ
ータをセットする。
【0023】このセット処理を受けて、第j番目の被検
査回路ブロック1-jは、セットされたテストデータに対
する出力データを外部接続ピンに接続されるスキャン・
フリップフロップ回路2に出力していくので、続いて、
サンプリングクロックによるラッチモードに入って、こ
れらの外部接続ピンに接続されるスキャン・フリップフ
ロップ回路2は、このテストデータに応答して出力され
る出力データをラッチしていく。
【0024】続いて、スキャンクロックによるスキャン
モードに入って、スキャンパス3に接続されるスキャン
・フリップフロップ回路2は、前段のスキャン・フリッ
プフロップ回路2より転送されてくるシリアルデータを
順次後段のスキャン・フリップフロップ回路2に転送し
ていくので、出力データ検査手段7は、このスキャンモ
ードに従って、第j番目の被検査回路ブロック1-jの外
部接続ピンに接続されるスキャン・フリップフロップ回
路2にラッチされた出力データを収集して、その収集し
た出力データがテストデータに対応する所望のものとな
っているか否かを検査していくことで、第j番目の被検
査回路ブロック1-jの回路機能の検査を実行する。
【0025】そして、このような第j番目の被検査回路
ブロック1-jの回路機能の検査処理を、i=1からi=
nの被検査回路ブロック1-iに対して順次実行していく
ことで、n個ある被検査回路ブロック1-iの回路機能の
検査を実現する。
【0026】このように、図1及び図2に原理構成を示
す本発明では、スキャンパス3に接続されるスキャン・
フリップフロップ回路2の全てを一度にスキャンパス3
に接続するのではなくて、セレクタ手段4-iにより構成
されるバイパス経路に従って、これらの一部を接続する
構成を採って、その接続されるスキャン・フリップフロ
ップ回路2を用いて、スキャンパス法により被検査回路
機能ブロック1-iの回路機能の検査を実行していく構成
を採るものである。
【0027】これから、スキャンパス3に接続される可
能性のあるスキャン・フリップフロップ回路2の総数が
Nであって、例えば、均等にM個に分割する例で説明す
るならば、最大テストデータ数は、“2N/M+1 ×N/
M”となり、従来の“2N+1 ×N”と比べて、 (2N+1 ×N)/(2N/M+1 ×N/M)=2N(M-1)/M×M となることからも分かるように、本発明を用いること
で、テストデータ数を大幅に削減することができるよう
になるのである。
【0028】そして、図2に原理構成を示す本発明は、
スーパーインテグレーションの回路機能検査に対して適
用することが可能であって、この適用を実行すると、ス
ーパーインテグレーションを構成する既存LSIのテス
トデータの入出力関係をそのまま流用可能になることか
ら、スーパーインテグレーションの回路機能検査を極め
て効率的に実行できるようになるのである。
【0029】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図3に、本発明の一実施例を図示する。図中、図1
で説明したものと同じものについては同一の記号で示し
てあり、この実施例では、3個の被検査回路ブロック1
-i(i=1〜3)の回路機能を検査対象とするもので開
示してある。
【0030】4a-i(i=1〜4)は図1のセレクタ手
段4-iに相当するセレクタ回路であって、後述する制御
回路5aから信号レベル“1”の制御信号が与えられる
ときには、対応付けられるスキャン・フリップフロップ
回路2の出力する信号を選択して出力するとともに、信
号レベル“0”の制御信号が与えられるときには、それ
らのスキャン・フリップフロップ回路2に入力される信
号を選択して出力するよう動作する。すなわち、セレク
タ回路4a-iは、制御回路5aから信号レベル“0”の
制御信号が与えられるときには、対応付けられるスキャ
ン・フリップフロップ回路2をバイパスするよう動作す
ることになる。
【0031】ここで、最前段の被検査回路ブロック1-1
の入力段側のスキャン・フリップフロップ回路2は、図
に示すように、スキャンパス3を介して、SI端子に接
続される構成が採られている。
【0032】5aは図1の制御手段5に相当する制御回
路であって、各セレクタ回路4a-iに対して“1”か
“0”の信号レベルの制御信号を送出するものである。
この制御回路5aは、この制御信号の送出処理を実行す
るために、4個のフリップフロップ回路8-i(i=1〜
4)を備える構成を採って、前段のフリップフロップ回
路8-iの出力値をD端子に入力(最前段のフリップフロ
ップ回路8-1のD端子には、SI端子からの信号が入
力)することで、これらのフリップフロップ回路8-iを
シリアル接続するとともに、各フリップフロップ回路8
-iの出力値を制御信号として対応のセレクタ回路4a-i
に与える構成を採っている。
【0033】この制御回路5aを構成するフリップフロ
ップ回路8-iは、TEN端子より与えられるイネーブル
信号(“1”のときイネーブル状態を指示する)により
イネーブル状態に設定されて、TCK端子より与えられ
るクロックに従って、前段のフリップフロップ回路8-i
の出力値をラッチしていくことでシフトレジスタとして
動作することになり、TEN端子よりイネーブル信号が
与えられなくなると、そのまま出力値をホールドしてい
くよう動作する。
【0034】9は出力セレクタ回路であって、最終段の
セレクタ回路4a-4の出力する出力信号と、制御回路5
aの最終段のフリップフロップ回路8-4の出力する出力
信号とを入力として、TEN端子より信号レベル“0”
のディスイネーブル信号が与えられるときには、最終段
のセレクタ回路4a-4の出力する出力信号を選択してS
O端子に出力するとともに、信号レベル“1”のイネー
ブル信号が与えられるときには、制御回路5aの最終段
のフリップフロップ回路8-4の出力する出力信号を選択
してSO端子に出力するよう動作する。
【0035】次に、図4及び図5を参照しつつ、このよ
うに構成される図3の実施例の動作処理について詳細に
説明する。テスト処理全体の制御処理を司る図示しない
テスト制御機構は、先ず最初に、第1番目の被検査回路
ブロック1-1の回路機能の検査を実行する場合には、図
4に示すように、TEN端子から信号レベル“1”のイ
ネーブル信号を送出することで、制御回路5aのフリッ
プフロップ回路8-iをイネーブル状態に設定して、TC
K端子よりクロックを与えながら、SI端子より“0→
0→1→1”の信号レベルの信号を与えることで、最前
段のフリップフロップ回路8-1が“1”をラッチし、第
2番目のフリップフロップ回路8-2が“1”をラッチ
し、第3番目のフリップフロップ回路8-3が“0”をラ
ッチし、第4番目のフリップフロップ回路8-4が“0”
をラッチするよう制御して、このラッチ状態を実現でき
ると、TEN端子から信号レベル“0”のディスイネー
ブル信号を送出することで、このラッチ状態をホールド
していく。
【0036】このようにして、制御回路5aは、最前段
のセレクタ回路4a-1に対して信号レベル“1”の制御
信号を送出し、第2番目のセレクタ回路4a-2に対して
信号レベル“1”の制御信号を送出し、第3番目のセレ
クタ回路4a-3に対して信号レベル“0”の制御信号を
送出し、第4番目のセレクタ回路4a-4に対して信号レ
ル“0”の制御信号を送出していくよう動作するので、
図5中の破線で示すように、SI端子を起点としてSO
端子を終点とするスキャンパス3には、第1番目の被検
査回路ブロック1-1の入出力段に接続されるスキャン・
フリップフロップ回路2のみがシリアルに接続されるこ
とになる。
【0037】次に、図示しないテスト制御機構は、スキ
ャンモードに入って、スキャンパス3に接続されるこれ
らのスキャン・フリップフロップ回路2に対してスキャ
ンクロックを与えながら、SI端子よりテストデータの
信号を与えることで、第1番目の被検査回路ブロック1
-1の入力段側のスキャン・フリップフロップ回路2がテ
ストデータをラッチするよう制御する。
【0038】このようにして、入力段のスキャン・フリ
ップフロップ回路2にテストデータがセットされると、
第1番目の被検査回路ブロック1-1は、それが持つ回路
機能に従って、セットされたテストデータに対する出力
データを出力段側のスキャン・フリップフロップ回路2
に出力していくので、図示しないテスト制御機構は、こ
れらのスキャン・フリップフロップ回路2にサンプリン
グクロックを与えることで、これらのスキャン・フリッ
プフロップ回路2がこの出力データをラッチするよう制
御する。
【0039】続いて、図示しないテスト制御機構は、再
びスキャンモードに入って、スキャンパス3に接続され
るスキャン・フリップフロップ回路2に対してスキャン
クロックを与えることで、第1番目の被検査回路ブロッ
ク1-1の出力段のスキャン・フリップフロップ回路2の
ラッチする出力データをSO端子から読み出して、この
読み出したテスト結果の出力データがテストデータに対
応する所望のものとなっているか否かを検査していく。
【0040】図示しないテスト制御機構は、このように
して、第1番目の被検査回路ブロック1-1に対して、ス
キャンモードに従ってテストデータをセットし、シング
ルステップテストを実行して、スキャンモードに従って
テスト結果を読み出していくことを繰り返していくこと
で、それが持つ回路機能の検査を終了すると、次に、制
御回路5aを制御することで、SI端子を起点としてS
O端子を終点とするスキャンパス3に、第2番目の被検
査回路ブロック1-2の入出力段のスキャン・フリップフ
ロップ回路2のみがシリアルに接続されるよう制御す
る。
【0041】そして、この第2番目の被検査回路ブロッ
ク1-2に対して、上述のように、スキャンモードに従っ
てテストデータをセットし、シングルステップテストを
実行して、スキャンモードに従ってテスト結果を読み出
していくことを繰り返していくことで、それが持つ回路
機能の検査を実行してその検査が終了すると、次に、制
御回路5aを制御することで、SI端子を起点としてS
O端子を終点とするスキャンパス3に、第3番目の被検
査回路ブロック1-3の入出力段のスキャン・フリップフ
ロップ回路2のみがシリアルに接続されるよう制御す
る。
【0042】そして、この第3番目の被検査回路ブロッ
ク1-3に対して、上述のように、スキャンモードに従っ
てテストデータをセットし、シングルステップテストを
実行して、スキャンモードに従ってテスト結果を読み出
していくことを繰り返していくことで、それが持つ回路
機能の検査を実行する。
【0043】このようにして、本発明では、スキャンパ
ス法に従って被検査回路ブロック1-iの回路機能の検査
を実行するときにあって、スキャンパス3に接続される
スキャン・フリップフロップ回路2の全てを一度にスキ
ャンパス3に接続するのではなくて、検査対象となる被
検査回路ブロック1-iの持つスキャン・フリップフロッ
プ回路2のみをスキャンパス3に接続する構成を採っ
て、その接続されるスキャン・フリップフロップ回路2
を用いて、スキャンパス法により被検査回路機能ブロッ
ク1-iの回路機能の検査を実行していく構成を採るもの
である。
【0044】これから、スキャンパスに接続されるスキ
ャン・フリップフロップ回路2の総数が減少すること
で、生成すべきテストデータ数を大幅に削減することが
できるようになるのである。
【0045】この図3の実施例は、パイプライン構成の
演算ユニットの回路機能の検査に対してもそのまま適用
できるものである。すなわち、演算ユニット間に備えら
れるパイプライン・フリップフロップ回路をスキャン・
フリップフロップ回路で構成することで、各演算ユニッ
トの回路機能を検査することが可能になる。
【0046】また、図2に原理構成を示した本発明をス
ーパーインテグレーションの回路機能の検査処理に対し
て適用すると、スーパーインテグレーションを構成する
既存LSIのテストデータの入出力関係をそのまま流用
可能になることで、スーパーインテグレーションの回路
機能検査を極めて効率的に実行できるようになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャンパス法に従って被検査回路ブロックの回路機能
を検査するときにあって、生成すべきテストデータ数を
大幅に削減できるようになることから、回路機能の検査
を短い時間でもって効率的に実行できるようになるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施例である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【図5】実施例の動作説明図である。
【図6】スーパーインテグレーションの説明図である。
【符号の説明】
1 被検査回路ブロック 2 スキャン・フリップフロップ回路 3 スキャンパス 4 セレクタ手段 5 制御手段 6 テストデータ発生手段 7 出力データ検査手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる複数の被検査回路ブロッ
    クの入出力段にスキャン・フリップフロップ回路を設け
    るとともに、該スキャン・フリップフロップ回路をシリ
    アル接続するスキャンパスを設け、入力段のスキャン・
    フリップフロップ回路にテストデータを与えて、該テス
    トデータに応答して出力されて出力段のスキャン・フリ
    ップフロップ回路にセットされる出力データを、該スキ
    ャンパスを介して読み出していくことで、被検査回路ブ
    ロックの回路機能を検査していく構成を採る回路機能検
    査処理方式において、 被検査回路ブロックの入出力段に設けられるスキャン・
    フリップフロップ回路のグループ対応に備えられ、該グ
    ループのスキャン・フリップフロップ回路への入力スキ
    ャンパスと、該スキャン・フリップフロップ回路からの
    出力スキャンパスとを入力として、指示される選択モー
    ドに従っていずれか一方のスキャンパスを選択して後段
    のスキャン・フリップフロップ回路のスキャンパスに接
    続するセレクタ手段(4) と、 上記セレクタ手段(4) の選択モードを制御する制御信号
    を発生する制御手段(5) とを備え、 上記制御手段(5) の発生する制御信号に従って上記セレ
    クタ手段(4) を制御することで、スキャンパスに接続さ
    れるスキャン・フリップフロップ回路の個数を変化させ
    つつ、被検査回路ブロックの回路機能を検査していくよ
    う処理することを、 特徴とする回路機能検査処理方式。
  2. 【請求項2】 検査対象となる複数の被検査回路ブロッ
    クの外部接続ピンにスキャン・フリップフロップ回路を
    設けるとともに、該スキャン・フリップフロップ回路を
    シリアル接続するスキャンパスを設け、該スキャン・フ
    リップフロップ回路を介して被検査回路ブロックに対し
    てテストデータを与えて、該テストデータに応答して出
    力されて該スキャン・フリップフロップ回路にセットさ
    れる出力データを、該スキャンパスを介して読み出して
    いくことで、被検査回路ブロックの回路機能を検査して
    いく構成を採る回路機能検査処理方式において、 被検査回路ブロック対応に備えられ、対応する被検査回
    路ブロックのスキャン・フリップフロップ回路への入力
    スキャンパスと、該スキャン・フリップフロップ回路か
    らの出力スキャンパスとを入力として、指示される選択
    モードに従っていずれか一方のスキャンパスを選択して
    後段のスキャン・フリップフロップ回路のスキャンパス
    に接続するセレクタ手段(4) と、 上記セレクタ手段(4) の選択モードを制御する制御信号
    を発生する制御手段(5) とを備え、 上記制御手段(5) の発生する制御信号に従って上記セレ
    クタ手段(4) を制御することで、スキャンパスに接続さ
    れるスキャン・フリップフロップ回路の個数を変化させ
    つつ、被検査回路ブロックの回路機能を検査していくよ
    う処理することを、 特徴とする回路機能検査処理方式。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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