JP2838458B2 - 集積回路装置 - Google Patents

集積回路装置

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JP2838458B2
JP2838458B2 JP4142314A JP14231492A JP2838458B2 JP 2838458 B2 JP2838458 B2 JP 2838458B2 JP 4142314 A JP4142314 A JP 4142314A JP 14231492 A JP14231492 A JP 14231492A JP 2838458 B2 JP2838458 B2 JP 2838458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路装置に関
し、特に集積回路装置内部ならびに集積回路装置間の接
続検査を行なうことのできる集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の表面実装技術の進歩により、プリ
ント基板における(主にインサーキットテスト)が困難
となってきている。インサーキットテストは、チップを
ボードに実装した後、数mmの間隔で配置されたばね式
プローブで基板の裏の表面を圧着し、すべてのチップを
個別にテストすることによりボードのテストを行なうと
いうものである。しかし、最近の表面実装技術の進歩に
よりチップの端子にプローブを立てられなくなったり、
治工具を作成するとコストがかかりすぎるという問題が
ある。
【0003】こうした問題の解決のために、ボードレベ
ルのテスト設計がIEEEによって標準化されている。
これは、従来チップ内部のテスト容易化のために用いて
きたスキャンデザインをボードレベルに拡張したもので
あり、IEEE std.1149.1−1990に詳
細に示されている。
【0004】図5は、前記文献に示されたバウンダリス
キャン設計によって構成されたテスト回路のブロック図
である。
【0005】図5に示すテスト回路は、ボード1に搭載
される。このテスト回路は複数のチップ2、シフトパス
6、システム信号線7、システムデータ入出力端子8、
スキャン入力端子9、スキャン出力端子10、テストモ
ードを指定するための端子TMS、およびテストクロッ
ク信号を入力するための端子TCKを含む。
【0006】システム信号線7は、通常時システムデー
タの伝搬を行なう。すなわちチップ2にシステムデータ
を与えるとともに、チップ2の出力データを他のチップ
あるいはデータ入出力端子8に与える。データ入出力端
子8はボード1のエッジに設けられ、外部からのデータ
を入力するとともにチップ2からのデータを外部に出力
する。
【0007】スキャン入力端子9は、外部からのテスト
データをシフトパス6に入力する。スキャン出力端子1
0は、シフトパス6を伝搬したテスト結果を外部に出力
する。
【0008】各チップ2は内部論理回路3と、チップ相
互間でデータの入出力を行なうためのデータ入出力端子
4と、データ入出力端子4と内部論理回路3との間に接
続される複数のバウンダリスキャンレジスタ15と、バ
ウンダリスキャンレジスタ15を制御するための制御回
路16とを備える。
【0009】制御回路16はテストモード信号TMS、
およびクロック信号TCKに応答して、バウンダリスキ
ャンレジスタ15を制御する。テスト制御信号には、後
述するモード信号M、シフト/ロード信号SL、クロッ
ク信号CKA、およびクロック信号CKBが含まれる。
これらの信号を組合せることにより、シフトパス6を完
成してスキャン入力端子9とスキャン出力端子10との
間を接続するための信号、およびデータ入出力端子4と
内部論理回路3とを接続するための制御信号などを作成
する。
【0010】内部論理回路3は、バウンダリスキャンレ
ジスタ15を介して与えられたデータを処理し、処理し
たデータをバウンダリスキャンレジスタ15を介してデ
ータ入出力端子4に出力する。
【0011】各バウンダリスキャンレジスタ15は、制
御回路16により制御され、シフトパス6の完成、デー
タ入出力端子4と内部論理回路3との接続などを行な
う。シフトパス6の完成により、テストデータが各シフ
トレジスタ15に伝搬される。そしてデータ入出力端子
4と内部論理回路3との接続により、テストデータが内
部論理回路3に与えられ、内部論理回路3により処理さ
れたデータがシフトパス6に与えられる。シフトパス6
は、与えられたデータをスキャン出力端子10に伝搬す
る。
【0012】このようにして、内部論理回路3のテスト
を実行することができる。
【0013】また、システム信号線7の検査は、一方の
チップの出力端子に接続されるバウンダリスキャンレジ
スタ15から他方のチップの入力端子に接続されるバウ
ンダリスキャンレジスタ15を用いてテストデータを伝
搬することにより行なうことができる。
【0014】以上のようにして、ボード1のエッジに設
けられたスキャン入力端子9から直接ボード1上の特定
のチップにアクセスすることができる。このため高価な
テスタ(インサーキットテスタ)を用いることなくボー
ド上のチップをテストすることができる。
【0015】図6は図5に示したバウンダリスキャンレ
ジスタ15の回路図である。図6においてバウンダリス
キャンレジスタ15は制御端子M、SL、CKA、CK
Bと、データ入力端子DIと、データ出力端子DOと、
スキャン入力端子SIと、スキャン出力端子SOと、2
入力1出力のセレクタ回路11および12と、フリップ
フロップ回路13および14とを備える。
【0016】各制御端子の符号は、入出力される信号の
名称と一致させている。すなわち制御信号Mは、モード
信号Mを入力する。制御端子SLは、シフト/ロード信
号SLを入力する。制御端子CKAは、クロック信号C
KAを入力する。制御端子CKBはクロック信号CKB
を入力する。
【0017】データ入力端子DIは、データ入力端子4
または内部論理回路3の出力に接続され、データ出力端
子DOは、データ入力端子4または内部論理回路3の入
力に接続される。スキャン入力端子SIは、隣接のバウ
ンダリスキャンレジスタ15からのテストデータを受け
る。スキャン出力端子SOはテストデータを隣接のバウ
ンダリスキャンレジスタに出力する。
【0018】セレクタ回路11はシフト/ロード信号S
Lに応答してデータ入力端子DIまたはスキャン入力端
子SIを選択しフリップフロップ回路13の入力端子I
Dに与える。フリップフロップ回路13は、クロック信
号CKAに応答して、保持していたデータをセレクタ回
路11からのデータに更新し、スキャン出力端子SOお
よびフリップフロップ回路14の端子IDに与える。フ
リップフロップ回路14はクロック信号CKBに応答し
て、保持していたデータを更新し、セレクタ回路12に
与える。セレクタ回路12はその一方の入力端子がデー
タ入力端子DIに接続され、その他方の入力端子がフリ
ップフロップ回路14の出力に接続され、その出力端子
がデータ出力端子DOに接続される。セレクタ回路12
は、モード信号M“1”に応答して、フリップフロップ
回路14からのデータを選択し、モード信号M“0”に
応答して、データ入力端子DIからのデータを選択す
る。
【0019】動作においてバウンダリスキャンレジスタ
15は、テストデータのシフト、テストデータの供給、
テスト結果の取込みを行なう。
【0020】まずシフト動作はシフト/ロード信号SL
を“1”に設定し、クロック信号CKAをフリップフロ
ップ回路13に供給することによって行なわれる。セレ
クタ12はシフト/ロード信号SLに応答してスキャン
入力端子SIを選択し、フリップフロップ回路13に与
える。フリップフロップ回路13はクロック信号CKA
に応答して選択されたデータをスキャン出力端子SOに
与える。このようにして、テストデータが直列的に接続
されたバウンダリスキャンレジスタ15に伝搬されてい
く。
【0021】次にテストデータの供給はモード信号Mを
“1”に設定し、クロック信号CKBをフリップフロッ
プ回路14に供給することにより行なわれる。そしてフ
リップフロップ回路14は、保持していたデータをフリ
ップフロップ回路13からのテストデータに更新し、セ
レクタ回路12はフリップフロップ回路14より更新さ
れたテストデータをデータ出力端子DOに出力する。そ
れにより、データを内部論理回路3に与えることができ
る。
【0022】テスト結果の取込みは、シフト/ロード信
号SLを“0”に設定し、クロック信号CKAを供給す
ることによって行なわれる。すなわち“0”のシフト/
ロード信号SLに応答して、セレクタ回路11はデータ
入力端子DIを選択しこの端子に入力されたデータをフ
リップフロップ回路13に与える。フリップフロップ回
路13はクロック信号CKAに応答して、セレクタ回路
11の出力データを取込む。この取込まれたデータは、
シフトパス6を通してボード1のスキャン出力端子10
に伝搬される。
【0023】なお、通常動作時はモード信号Mを“0”
に設定しセレクタ回路12にデータ入力端子DIを選択
させる。こうすることによりバウンダリスキャンレジス
タ15を単なるドライバとして動作させる。
【0024】図7は図5の破線で示した部分の詳細を示
す回路図である。図7において、太い実線61は、シフ
ト動作におけるテストデータの伝搬経路であり、二重線
62はテストデータの供給動作におけるテストデータの
伝搬経路であり、破線63はテストデータの取込み動作
におけるテストデータの伝搬経路である。また、4I
は、チップ2のデータ入力端子であり、4Oはチップ2
のデータ出力端子である。
【0025】図7を参照して内部論理回路3の動作テス
トを説明する。まず、シフト/ロード信号SLを“1”
に設定し、クロック信号CKAをバウンダリスキャンレ
ジスタ15に与える。それによりスキャン入力端子9と
スキャン出力端子10との間におけるシフトパスが完成
される。
【0026】そしてボード1のスキャン入力端子9に入
力されたテストデータが所望のバウンダリスキャンレジ
スタ15aのフリップフロップ回路13aに保持され
る。
【0027】次に、モード信号Mを“1”に設定し、ク
ロック信号CKBをバウンダリスキャンレジスタ15a
に供給する。それにより、内部論理回路3にテストデー
タを供給するための経路62が形成される。内部論理回
路3は、この経路62を介して与えられるデータを処理
しデータ出力端子4に接続されるバウンダリスキャンレ
ジスタ15bに与える。
【0028】次に、シフト/ロード信号SLを“0”に
設定し、クロック信号CKAをバウンダリスキャンレジ
スタ15bに与える。これにより、テスト結果取込みの
ための経路63が形成されテスト結果はフリップフロッ
プ回路13bに保持される。
【0029】以上のようにして取込まれたテスト結果
は、テストパス6を介してボード1のスキャン出力端子
10に与えられる。この結果に基づいて内部論理回路3
の良否を判断することができる。
【0030】図8は、図5の一点鎖線で囲んだ部分の詳
細を示す回路図である。
【0031】図7を参照して、システム信号線7の接続
テスト動作を説明する。
【0032】シフト/ロード信号SLを“1”に設定
し、クロック信号CKAをバウンダリスキャンレジスタ
15に与える。それにより、ボード1のスキャン入力端
子9とバウンダリスキャンレジスタ15cとの間にシフ
トパスが形成され、フリップフロップ回路13cにテス
トデータが保持される。
【0033】次に、モード信号Mを“1”に設定し、ク
ロック信号CKBを供給する。それにより、テストデー
タを供給するための経路62が形成され、テストデータ
はデータ出力端子4O−システム信号線7−データ入力
端子4Iを介してバウンダリスキャンレジスタ15dに
与えられる。
【0034】次に、シフト/ロード信号SLを“0”に
設定するとともに、クロック信号CKAをバウンダリス
キャンレジスタ15dに与える。それにより、テスト結
果取込み経路63が形成されてテスト結果がフリップフ
ロップ回路13dに取込まれる。取込まれたテスト結果
は、シフト動作により、ボード1のスキャン出力端子1
0に伝搬される。この伝搬されたテスト結果に基づい
て、システム信号線の良否を判定することができる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したバウンダ
リスキャンレジスタ15は、フリップフロップ回路13
および14によってレジスタを構成しているので、通常
データの伝搬経路としてデータ入力端子DI−セレクタ
回路12−データ出力端子DOのみが許される。今、図
7に示した集積回路装置においてデータ入力端子4I−
セレクタ回路12a間のA点あるいは図8に示したデー
タ入力端子4I−セレクタ回路13d間のB点が故障し
た場合、通常データ伝搬経路が故障したことになるの
で、この集積回路装置は一連のテスト動作を行なえるが
通常動作を行なわせることが不可能となる。すなわちテ
ストのために付加したテスト回路の不良によってシステ
ム全体の動作を行なわせることができなくなる。また、
テストデータのシフト、テストデータの供給、テスト結
果の取込みからなる一連のテストによっては、不良ヶ所
を検出することができないという問題もある。
【0036】この発明の1つの目的は集積回路装置にお
いて、通常データ伝搬経路が故障したときにも通常動作
を行なわせることを可能にすることである。
【0037】この発明のもう1つの目的は集積回路装置
において、テストを行なうための回路自身のテストを可
能にすることである。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明にかかる集積回路装置は、テスト入力
端子とテスト出力端子の間に直列的に複数のスキャンレ
ジスタ手段を接続した集積回路装置であって、前記スキ
ャンレジスタ手段の各々は、システムデータを入力する
ための第1の入力端子と、システムデータを出力するた
めの第1の出力端子と、テストデータを入力するための
第2の入力端子と、テストデータを出力するための第2
の出力端子と、前記第1および第2の入力端子に接続さ
れ、第1および第2の入力端子の一方を選択する第1の
選択手段と、前記第1の選択手段の出力を、前記2の
出力端子にシフトアウトするシフトアウト手段と、前記
シフトアウト手段の出力をラッチするラッチ手段と、前
記第1の入力端子および前記ラッチ手段の出力に接続さ
れ、前記入力端子および前記ラッチ手段の出力のいずれ
か一方を前記第1のデータ出力端子に出力する第2の選
択手段と、前記第1および第2の選択手段、シフトアウ
ト手段、ラッチ手段を制御して、第1の入力端子と第1
の出力端子との間を第2の選択手段を介して接続する第
1の経路と、第1の入力端子と第1の出力端子との間を
第1の選択手段、シフトアウト手段、ラッチ手段および
第2の選択手段により接続する第2の経路と、第2の入
力端子と第2の出力端子との間を第1の選択手段および
シフトアウト手段により接続する第3の経路と、第2の
入力端子と第1出力端子との間を第1の選択手段、シフ
トアウト手段、ラッチ手段および第2の選択手段により
接続する第4の経路とを形成する制御手段とを含む。
【0039】請求項2の発明に係る集積回路装置は、請
求項1の発明と同様に、複数のスキャンレジスタ手段と
制御手段とを含み、制御手段は、各前記スキャンレジス
タ手段を個別に制御して、前記第1の経路と第2経路と
発生する。
【0040】
【作用】請求項1の発明に係る集積回路装置では、各ス
キャンレジスタ手段は制御手段により制御され、第1な
いし第4の経路を形成する。第1の経路および第2の経
路はシステムデータを伝搬することができる。また、第
3の経路はテストデータをシフトアウトすることができ
る。さらに第4の経路は、テストデータをシステム論理
回路に与えることができる。
【0041】したがって、この集積回路装置は、第1お
よび第2の経路という通常データを伝搬することのでき
る2つの経路をもつことができる。この結果第1の経路
が故障した場合には、第2の経路をシステムデータ伝搬
経路として用いることができる。
【0042】また、請求項2の発明に係る集積回路装置
では、各スキャンレジスタ手段を個別に制御し、第1の
経路と第2の経路とを発生することができるので、各ス
キャンレジスタ手段を個別にテストすることができ、い
ずれのスキャンレジスタ手段の第1の経路に故障がある
か容易に判断することができる。すなわちテスト回路自
身の故障を検出することができるのである。
【0043】
【実施例】図1は、この発明にかかる集積回路装置20
のブロック図である。
【0044】図1に示す集積回路装置20は説明を簡略
化するために4つのバウンダリスキャンレジスタのみを
示す。図1を参照して集積回路装置20はモード信号
M、シフト/ロード信号SL、クロック信号CKA1、
クロック信号CKA2およびクロック信号CKBを発生
する制御回路50と、制御回路50からの制御信号に応
答して、テストデータをシフトするための経路61、シ
フトデータを供給する経路62、テストデータを取込む
経路63、システムデータを伝搬する経路P1およびP
2を形成するバウンダリスキャンレジスタ5とを含む。
その他の回路については図に示した集積回路装置2と
同様であり、同一符号を付してその説明は適宜省略す
る。
【0045】制御回路50は(1)テストデータをシフ
トするための経路61を形成するために、シフト/ロー
ド信号SLを“1”にし、クロック信号CKA1、CK
A2を各バウンダリスキャンレジスタ5に与え、(2)
テストデータを供給する経路62を形成するためにモー
ド信号Mを“1”に設定し、クロック信号CKA1、C
KA2をバウンダリスキャンレジスタ5に供給し、
(3)テストデータを取込む経路63を形成するため
に、シフト/ロード信号SLを“0”に設定し、クロッ
ク信号CKBをバウンダリスキャンレジスタ15に供給
し、(4)システムデータ伝搬経路P1を形成するため
に、モード信号Mを“0”に設定し、(5)システムデ
ータ伝搬経路P2を形成するために、モード信号Mを
“1”、シフト/ロード信号SLを“1”、クロック信
号CKA1、CKA2およびCKBを高レベルにする。
【0046】各バウンダリスキャンレジスタ5は上記
(1)の制御信号に応答して経路61を形成し、スキャ
ン入力端子SIに与えられたデータをシフトパス6に伝
搬し、上記(2)の制御信号に応答して経路62を形成
しスキャン入力端子SIに与えられたデータをデータ出
力端子DOに出力し上記(3)の制御信号に応答して、
経路63を形成し、データ入力端子DIに与えられたデ
ータを取込み、シフトパス6に出力し、上記(4)の制
御信号に応答して経路P1を形成し、入力端子DIに与
えられるシステムデータをデータ出力端子DOに出力す
る。ただし、この経路P1が故障した場合には、上記
(5)の制御信号を受け、経路P2を形成し、経路P1
に代わりシステムデータをデータ出力端子DOに出力す
る。
【0047】こうすることにより経路P1に故障が生じ
ても、システムデータの伝搬経路を確保することができ
る。
【0048】図2は、図1に示したバウンダリスキャン
レジスタ5の回路図である。図5に示したバウンダリス
キャンレジスタ5と異なるところは、フリップフロップ
回路13および14に代えてノンオーバラップな2相の
クロック信号CKA1ならびにCKA2によって、シフ
ト動作を行なうレジスタ回路23と、ラッチ回路24と
が設けられていることである。
【0049】図3は図2に示したレジスタ回路23の一
具体例を示す回路図である。
【0050】レジスタ回路23はレシオ型ラッチ回路3
1aならびに31bにより構成される。レジスタ回路2
3は端子T1ならびにT2にノンオーバラップな2相の
クロック信号を入力することによって、ID−Q間をシ
フト動作させる。さらに、端子TIならびに端子T2の
両方に高レベルクロック信号を供給することによって、
入力端子ID−出力端子Q間をデータ非反転のドライバ
として作用させることができる。
【0051】図2に示したバウンダリスキャンレジスタ
5は、図6に示したバウンダリスキャンレジスタ5の動
作に加えて、モード信号Mを“1”、シフト/ロード信
号SLを“0”、クロック信号をCKA1、CKA2お
よびCKBを高レベルに設定することによって、通常動
作以外に通常データ伝搬経路を確保することができる。
すなわち、図2に示したバウンダリスキャンレジスタを
システム論理回路間に介挿することによって、従来の通
常データ伝搬経路が故障した場合に、新たな通常データ
伝搬経路を形成することができる。それにより、テスト
回路に故障が生じた場合でも、正常なシステム動作を行
なわせることが可能となる。
【0052】図4は、この発明の集積回路装置の1つの
実施例を示す回路図である。
【0053】図4に示した集積回路装置はバウンダリス
キャンレジスタ5をシステム論理間に介挿し、さらに2
つのモード信号M1,M2によってバウンダリスキャン
レジスタを制御したものである。図4の集積回路装置に
おいては、モード信号M1ならびにM2によって各々の
バウンダリスキャンレジスタが制御されている。各々の
バウンダリスキャンレジスタの通常データ伝搬路は、各
々のモード信号M1,M2によって制御可能なので、通
常データ伝搬経路の故障が生じた場合に、どのバウンダ
リスキャンレジスタで故障が生じたかを容易に解析する
ことができる。
【0054】
【発明の効果】以上の発明にかかる集積回路装置によれ
ば、システムデータを伝搬する経路として、第1および
第2の伝搬経路を用いることができる。そのため、シス
テムデータ伝搬経路(第1の経路)に故障が生じた場合
には、制御手段によりシフトレジスタ手段を制御し、シ
ステムデータ伝搬経路(第1の経路)に代えて第2の経
路を用い、通常動作を行なわせることができる。
【0055】また、制御手段により第1の入力端子に接
続されるスキャンレジスタ手段と第1の出力端子に接続
されるスキャンレジスタ手段とを独立に制御することに
より、いずれのスキャンレジスタ手段の第1の経路に故
障が生じているかをテストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の集積回路装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示したバウンダリスキャンレジスタの回
路図である。
【図3】図2に示したレジスタ回路の一具体例を示す回
路図である。
【図4】この発明のもう1つの実施例を示す回路図であ
る。
【図5】バウンダリスキャン設計により構成されるテス
ト回路のブロック図である。
【図6】図5に示したバウンダリスキャンレジスタの従
来例を示した回路図である。
【図7】図5の破線で囲んだ部分の詳細を示す回路図で
ある。
【図8】図5の一点鎖線で囲んだ部分の詳細を示す回路
図である。
【符号の説明】
2 チップ 3 内部論理回路 4 データ入出力端子 5 バウンダリスキャンレジスタ 6 シフトパス 7 システム信号線 11,12 セレクタ回路 13,14 フリップフロップ回路 23 レジスタ回路 24 ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G06F 11/22 - 11/26 310 H01L 27/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト入力端子とテスト出力端子の間に
    直列的に複数のスキャンレジスタ手段を接続した集積回
    路装置であって、 前記スキャンレジスタ手段の各々は、 システムデータを入力するための第1の入力端子と、 システムデータを出力するための第1の出力端子と、 テストデータを入力するための第2の入力端子と、 テストデータを出力するための第2の出力端子と、 前記第1および第2の入力端子に接続され、第1および
    第2の入力端子の一方を選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段の出力を、前記2の出力端子にシ
    フトアウトするシフトアウト手段と、 前記シフトアウト手段の出力をラッチするラッチ手段
    と、 前記第1の入力端子および前記ラッチ手段の出力に接続
    され、前記入力端子および前記ラッチ手段の出力のいず
    れか一方を前記第1のデータ出力端子に出力する第2の
    選択手段と、 前記第1および第2の選択手段、シフトアウト手段、ラ
    ッチ手段を制御して、第1の入力端子と第1の出力端子
    との間を第2の選択手段を介して接続する第1の経路
    と、第1の入力端子と第1の出力端子との間を第1の選
    択手段、シフトアウト手段、ラッチ手段および第2の選
    択手段により接続する第2の経路と、第2の入力端子と
    第2の出力端子との間を第1の選択手段およびシフトア
    ウト手段により接続する第3の経路と、第2の入力端子
    と第1の出力端子との間を第1の選択手段、シフトアウ
    ト手段、ラッチ手段および第2の選択手段により接続す
    る第4の経路とを形成する制御手段と、を含むことを特
    徴とする集積回路装置。
  2. 【請求項2】 テスト入力端子とテスト出力端子の間に
    直列的に複数のスキャンレジスタ手段を接続した半導体
    集積回路装置であって、 前記スキャンレジスタ手段の各々は、 システムデータを入力するための第1の入力端子と、 システムデータを出力するための第1の出力端子と、 テストデータを入力するための第2の入力端子と、テス
    トデータを出力するための第2の出力端子と、 前記第1および第2の入力端子に接続され、第1および
    第2の入力端子の一方を選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段の出力を、前記2の出力端子にシ
    フトアウトするシフトアウト手段と、 前記シフトアウト手段の出力をラッチするラッチ手段
    と、 前記第1の入力端子および前記ラッチ手段の出力に接続
    され、前記入力端子および前記ラッチ手段の出力のいず
    れか一方を前記第1のデータ出力端子に出力する第2の
    選択手段と、 前記第1および第2の選択手段、シフトアウト手段、ラ
    ッチ手段を制御して、第1の入力端子と第1の出力端子
    との間を第2の選択手段を介して接続する第1の経路
    と、第1の入力端子と第1の出力端子との間を第1の選
    択手段、シフトアウト手段、ラッチ手段および第2の選
    択手段により接続する第2の経路と、第2の入力端子と
    第2の出力端子との間を第1の選択手段およびシフトア
    ウト手段により接続する第3の経路と、第2の入力端子
    と第1の出力端子との間を第1の選択手段、シフトアウ
    ト手段、ラッチ手段および第2の選択手段により接続す
    る第4の経路とを形成する制御手段とを含み、 前記制御手段は、各前記スキャンレジスタ手段を個別に
    制御して、前記第1の経路と第2の経路とを発生するこ
    とを特徴とする集積回路装置。
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