JPH05263989A - オイルシールのグリス充填装置 - Google Patents

オイルシールのグリス充填装置

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JPH05263989A
JPH05263989A JP4055788A JP5578892A JPH05263989A JP H05263989 A JPH05263989 A JP H05263989A JP 4055788 A JP4055788 A JP 4055788A JP 5578892 A JP5578892 A JP 5578892A JP H05263989 A JPH05263989 A JP H05263989A
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JP
Japan
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grease
oil seal
annular groove
nozzle
hole
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JP4055788A
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Inventor
Eiji Ishibashi
英次 石橋
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】汎用モータに使用されるオイルシールの環状の
溝にグリスを自動的に一定量充填する。 【構成】異なる大きさのオイルシール1を取付けるオイ
ルシールの大きさに応じた大きさの回転板3を、回転装
置4の回転軸11に取付け、グリス供給器13のノズル
14を空気圧シリンダ16の下死点に位置させ、ノズル
14が各オイルシール1の環状の溝2に面するようにス
ライドボード20を移動させ、スライドボード20に設
けた孔と固定されたポイントボード27に設けた孔とに
わたってピン26を挿入してスライドボード20の位置
を固定し、グリス供給器13から一定流量のグリスを吐
出してオイルシール1の一回転の間に環状の溝2にグリ
スを充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルシール、特に汎
用モータに使用されるオイルシールの環状の溝にグリス
を充填するオイルシールのグリス充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用モータの回転子の軸がケーシングを
貫通する両軸端の貫通部には、内部を密封するためにオ
イルシールが挿入される。そしてオイルシールの環状の
溝にグリスを充填してオイルシール部で軸が摩擦を少な
くして回転するようにしている。
【0003】ところで、オイルシールの環状の溝には、
従来作業者がはけを使用して手作業でグリスを充填して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにグリスを
手作業でオイルシールの環状の溝に充填するのは、各オ
イルシールに対して常に一定量のグリスが充填できず、
また手作業のグリス充填では手間がかかるという欠点が
ある。本発明の目的は、グリスをオイルシールの環状の
溝に自動的に一定量を充填できるオイルシールのグリス
充填装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によればオイルシールのグリス充填装置は、
環状の溝を有するオイルシールをこの溝の開口を上向き
にして着脱自在に取付け、オイルシールの大きさに応じ
た大きさを有し、前記環状の溝と同心に回転する回転板
と、この回転板を回転させる回転装置と、オイルシール
の環状の溝に面し、グリスを吐出してこの環状の溝に充
填するノズルを備えるグリス供給器と、このグリス供給
器を上下方向に移動させる上下移動装置と、この移動装
置が設置され、平行する2本の真直ぐなレールに案内さ
れて左右方向に移動し、異なる大きさのオイルシールの
数と同数の第1の孔を一方のレールの方向に位置をずら
して設けたスライドボードと、このスライドボードの下
位に配設され、スライドボードを左右方向に移動させた
とき、オイルシールの大きさに応じて前記ノズルが環状
の溝に面する位置で第1の孔と重なる第2の孔が設けら
れるポインボードと、第1の孔と第2の孔とにわたって
挿入されるピンとからなるものとする。
【0006】また、グリス供給器を一定位置にしてこの
供給器のノズルがオイルシールの上面に来るように異な
る大きさのオイルシールに応じて異なる厚さの回転板を
備えるものとする。また、グリス供給器はグリスの一定
吐出流量を有し、回転装置は可変速手段を有してなり、
回転板の回転速度をオイルシールの大きさに応じてオイ
ルシールが一回転する間にグリスが前記一定吐出流量で
オイルシールの環状の溝に充填できる回転速度にするも
のとする。
【0007】
【作用】回転装置により回転する回転板に取付けられた
オイルシールは回転板とともに回転する。この際グリス
供給器を上下移動装置により上下方向に動かし、グリス
供給器のノズルの先端がオイルシールの環状の溝に面に
する位置にしてグリス供給器のノズルからグリスを吐出
することにより、前記回転するオイルシールの環状の溝
にグリスを充填することができる。
【0008】ここで、異なる大きさのオイルシールにグ
リスを充填するときには、このオイルシールの大きさに
対応してグリス供給器のノズルの先端が下記の方法によ
りオイルシールの環状の溝に面するようにする。グリス
供給器を上下する上下移動装置が設置されるスライドボ
ードを平行する2本の真直ぐなレール上を左右方向に移
動できるようにし、さらにスライドボードに異なる大き
さのオイルシールの数と同数の第1の孔を一方のレール
の方に向かって位置がずれるように設ける。そしてこの
スライドボードの下位に固定されて設置されたポイント
ボードに第2の孔を設ける。この第2の孔はスライドボ
ードをレール上を左右方向に移動させてグリス供給器の
ノズルが直径の異なるオイルシールの環状の溝に面する
位置に来るポイントボードの位置に設けられる。
【0009】したがって異なる大きさのオイルシールを
回転板に取付けた後、スライドボードを左右方向に移動
して第1の孔をこの大きさのオイルシールに対応するポ
イントボードの第2の孔に重ね、この第1と第2の孔と
にわたってピンを挿入することにより、グリス供給器の
ノズルは回転板に取付けられたオイルシールの環状の溝
に面する。したがって回転装置により回転板を回転し、
グリス供給器のノズルからグリスを吐出すれば、グリス
はオイルシールの環状の溝に充填できる。
【0010】なお、グリス供給器の位置を上下移動装置
により一定位置に設定する場合、回転板に取付ける異な
る高さのオイルシールに対しては回転板の厚さを調整す
ることにより、グリス供給器のノズル先端は、オイルシ
ールの高さが異なっても常にオイルシールの上面に来る
ことができ、良好なグリスの充填ができる。また、グリ
ス供給器はグリスの一定吐出流量を有し、回転装置は可
変速手段を備えさせ、グリス供給器のノズルから一定吐
出流量のグリスを吐出し、回転板の回転速度を可変速手
段によりオイルシールの一回転の間にオイルシールの環
状の溝に過不足なくグリスを充填する速度にすることに
より、一定量のグリスをオイルシールに充填することが
できる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例によるオイルシールの
グリス充填装置の斜視図である。図1において、オイル
シール1は環状の溝2の開口を上向きにして回転板3に
着脱自在に取付けられる。回転装置4は、電圧制御等に
より回転速度の制御可能な可変モータ5と伝達ベルト6
により回転が伝達されるプーリとからなり、可変モータ
5は架台7の台板8の下面に設置され、台板8を貫通し
て台板8の上方に突出する回転軸にプーリ9が取付けら
れている。伝達ベルト6は、ボックス10に回転自在に
内設される図示しないプーリに掛けられており、このプ
ーリに嵌合される回転軸11はボックス10を貫通して
ボックス10から突出している。
【0012】ここで、回転板3は後述する方法により回
転軸11の端部に着脱自在に取付けられる。グリス供給
器13はオイルシール1の環状の溝2に充填するグリス
を吐出するノズル14を備え、ノズル14から一定の吐
出流量のグリスを吐出する。上下移動装置としての空気
圧シリンダ16は、シリンダ軸17が作動空気により上
下方向に移動し、シリンダ軸17は上死点と下死点との
間を上下する。そしてシリンダ軸17に取付けられた支
持板18に取付けられた連結板19にグリス供給器13
が取付けられ、シリンダ軸17の動きによりグリス供給
器13は上下方向に移動する。
【0013】スライドボード20は、高精度に製作され
た図9に示すスライド21とレール22とからなるガイ
ドレール23により、スライドボード20の下面に取付
けられたスライド21が台板8に設置された平行する2
本の真直ぐなレール22に案内されて左右方向に移動す
る。また、スライドボード20には図2に示すように空
気圧シリンダ16が設置されるとともに複数個の同径の
第1の孔25a,25b,25cが一方のレール22に
対して垂直方向に位置がずれて設けられている。ここで
第1の孔25a,25b,25cの数は回転板3に取付
ける異なる大きさのオイルシールの数と同数である。な
お、26は第1の孔と後述する第2の孔とにわたって挿
入される頭付のピンである。
【0014】図3はスライドボード20に設けた第1の
孔25a,25b,25cの位置とグリス供給器13の
ノズル14とオイルシール1の環状の溝2との位置関係
を示す図である。図3においてグリス供給器13のノズ
ル14の先端中心はオイルシール1の環状の溝2にグリ
スを充填するために環状の溝2の溝中心円2a上に来る
ように配される。ここで、ノズル14の先端中心はオイ
ルシール1の回転中心L1から溝中心円2aの右端の円
上にあり、第1の孔25a,25b,25cは左右方向
に直角方向のノズル先端中心の中心線29上に直列に設
けられる。なお二点鎖線部は油圧シリンダ16の設置位
置である。
【0015】ポイントボード27は2本のレール22の
間の台板8にスライドボード20の下位にこのスライド
ボード20に接近して配設される。この際ポイントボー
ド27の左端面27aはオイルシール1の回転中心L1
(図3参照)の位置に来るようにしている。そしてポイ
ントボード27には第2の孔28a,28b,28c
が、スライドボード20を左右方向に移動したときそれ
ぞれ第1の孔25a,25b,25cに重なる位置でポ
イントボード27の左端面27aからスライドボード2
0が左右方向に移動する方向にそれぞれ距離l1,2,
3,の位置に設けられる。
【0016】ここで、距離l1,2,3,は回転板3に取
付ける異なる大きさのオイルシール1の環状の溝2のそ
れぞれの溝中心円の半径である。図5及び図9に示す頭
付のピン26は、スライドボード20がレール22上を
左右方向に移動し、図6に示すようにスライドボード2
0に設けられた第1の孔25aがポイントボード27の
第2の孔28aに重ねられたとき、あるいは図7に示す
第1の孔25bが第2の孔28bに、図8に示す第1の
孔25cが第2の孔28cに重ねられたときに第1の孔
と第2の孔とにわたって挿入されてスライドボード20
が位置決めされる。
【0017】この位置決めにより、グリス供給器13の
ノズル14の先端中心は、前述のように異なる大きさの
オイルシール1の環状の溝2の溝中心円2a上に来る。
なお、ピン26の直径d1 は図10に示すように第1の
孔25a,25b,25cと第2の孔28a,28b,
28cとの直径d2 より小さすぎると、スライドボード
20の位置決めが不正確になり、グリス供給器13のノ
ズル14の先端が正確にオイルシール1の環状の溝2の
溝中心円2a上に来ないので、ピン26は第1の孔と第
2の孔とに隙間なく挿入される直径を有するのがよい。
【0018】図11,12,13はそれぞれ異なる大き
さのオイルシール1a,1b,1cを異なる大きさの回
転板3a,3b,3cに着脱自在に取付けるときの回転
板の形状及び取付状態を示す。図11において回転板3
aは底面にプーリの回転軸11の端部が挿入される溝3
0と、上面に軸が嵌合されるオイルシール1aの内円部
35が挿入される凸部31とが設けられ、凸部31の中
央から溝30の底面に開口し、ボルト33が挿入される
孔34が設けられている。
【0019】このような構成により、回転板3aの溝3
0をプーリの回転軸11に挿入し、ボルト33を回転軸
11の端部に螺合させて回転板3aを固定する。そして
オイルシール1aの内円部35を回転板3aの凸部31
に挿入して回転板3aにオイルシール1aを取り付け
る。なお、図12,図13においてオイルシール1b,
1cを回転板3b,3cに取付ける方法は上記と同じで
ある。
【0020】ここで図14に示すように空気圧シリンダ
16の上下動のストローク36を形成する上死点と下死
点のうち、下死点の位置を一定にして、グリス供給器1
3のノズル14の先端が回転板3aに取付けられるオイ
ルシール1aの上面に来るようにすることにより、ノズ
ル14から吐出されるグリスが直接環状の溝2に充填さ
れるので、良好なグリスの充填ができる。
【0021】この場合、図11に示すように回転板3a
の厚さをTa ,オイルシールの高さをta とすれば、回
転板3aの底面からオイルシール1aの上面、すなわち
グリス14の先端までの高さHは Ta +ta =H となる。
【0022】したがってオイルシール1b,1cをそれ
ぞれ回転板3b,3cに取付ける場合でも図12,図1
3に示すように回転板3b,3cの厚さをそれぞれ
b ,T c 及びオイルシール1b,1cの高さをそれぞ
れtb ,tc とすれば前述のようにグリスの良好な充填
を得るためには、 Tb +tb =H Tc +tc =H になるようにして回転板3b,3cの厚さはそれぞれT
b ,Tc にする必要がある。
【0023】したがって異なる高さのオイルシールに対
してこれが取付けられる回転板の厚さを変えることによ
り、オイルシールの高さが異なってもグリスの良好な充
填ができる。このような構成によりオイルシール1の環
状の溝2にグリスを充填する方法は下記のようにして行
なわれる。
【0024】異なる大きさのオイルシール1a,1b,
1cのうち、例えばオイルシール1aの環状の溝2にグ
リスを充填する場合、図1において回転板3を図11に
示す回転板3aにし、回転板3aを回転軸11に前述の
ように取付け、オイルシール1aを回転板3aの凸部3
1に嵌込む。次にスライドボード20をレール22上を
移動させてスライドボード20の第1の孔25aとポイ
ントボード27の第2の孔28aとを一致させ、この点
でピン26を第1の孔25aと第2の孔28aとにわた
って挿入してスライドボード20を固定する。
【0025】この状態で、グリス供給器13のノズル1
4の先端は前述のようにオイルシール1aの環状の溝2
の溝中心円2a上に来る。次に空気圧シリンダ16のシ
リンダ軸17を上下移動させてグリス供給器13のノズ
ル14の先端がオイルシール1aの上面に来るようにシ
リンダ軸17の下死点の位置を設定する。
【0026】次に可変モータ5を駆動すれば、伝達ベル
ト6により回転板3aとオイルシール1aとは回転す
る。この状態で図15に示すように回転するオイルシー
ル1aの環状の溝2に油供給器13のノズル14からグ
リスを吐出すれば、グリスはオイルシール1aの環状の
溝2に充填される。なお充填が完了すれば可変モータ5
を停止し、オイルシール1aを回転板3aから取外す。
【0027】オイルシール1aと異なる大きさのオイル
シール、例えばオイルシール1b(図12参照)の環状
の溝2にグリスを充填するときには、図12に示す回転
板3bを回転板3aと交換して回転軸11に取付け、オ
イルシール1bを回転板3bに取付ける。そしてスライ
ドボード20をレール22上を移動してスライドボード
20の第1の孔25bとポイントボード27の第2の孔
28bとを一致させ、ピン26を第1の孔25bと第2
の孔28bとにわたって挿入してスライドボード20を
固定する。
【0028】こうすることにより、前述と同様にグリス
供給器13のノズル14の先端はオイルシール1bの環
状の溝2の溝中心円2a上に来る。また、回転板3bの
厚さとオイルシール1bの高さとの和Tb +tb は、回
転板3aの厚さとオイルシール1aの高さとの和Ta
a と同じ高さHにしているので、グリス供給器13の
ノズル14の先端はオイルシール1aの場合と同様にオ
イルシール1bの上面に来る。
【0029】この状態でオイルシール1aの場合と同じ
方法によりグリスをオイルシール1bの環状の溝2に充
填することができる。なお、オイルシール1cの場合も
上記と同様な方法によりグリスを充填できる。ここで、
ノズル14からのグリスの吐出流量が一定であるグリス
供給器13を使用するので、可変モータ5の回転速度を
調整することにより、回転板3、すなわちオイルシール
1が一回転する間にオイルシール1の環状の溝2に常に
一定量のグリスを充填できる。すなわち、オイルシール
1の環状の溝2の断面積をS,その溝の中心半径をR,
グリスの単位時間当たりの供給量をQ,回転板3の一回
転に要する時間をTとすると、回転板3の一回転により
グリスが充填されるので、 2πRs=QT (1) となる。したがって、オイルシール1の環状の溝2の溝
中心の周速度Vは V=2πR/T (2) したがって(1)式から V=Q/S (3) したがって(3)式から可変モータ5の回転速度を設定
し、この回転速度によりオイルシール1の環状の溝2に
常に一定量のグリスを充填できる。
【0030】ここで、グリス供給器13のノズル14か
らのグリスの一定吐出流量Qを毎分8000mm3 ,オイ
ルシール1aの環状の溝2の断面積をSamm2 とすれば
オイルシール1aにグリスを充填するときのオイルシー
ル1aの環状の溝2の溝中心の周速度Vaは Va=8000/Sa mm/min となり、これに基づいて可変モータ5の回転速度を設定
できる。
【0031】本実施例ではスライドボード20の第1の
孔25a,25b,25cをレール22の直角方向に位
置をずらして設けたが、第1の孔25a,25b,25
cの位置は直角方向ではなく一方のレールの方にずれて
いればよい。この場合ポイントボード27に設ける第2
の孔28a,28b,28cは、スライドボード20を
移動させたときオイルシール1a,1b,1cの環状の
溝2の溝中心円2a上にグリス供給器13のノズル14
の先端が来る位置に設ければよい。
【0032】なお、本実施例ではグリス供給器13の位
置を空気圧シリンダ16の下死点にして、異なる高さの
オイルシール1に対して回転板3の厚さを変えてグリス
供給器13のノズル14の先端が常にオイルシール1の
上面に来るようにしているが、回転板3の厚さを一定に
して空気圧シリンダ16のストロークを調整してグリス
供給器13のノズル14の先端が異なる高さのオイルシ
ール1の上面に来るようにしてもよい。
【0033】また、本実施例ではグリス供給器13の吐
出流量を一定にして回転板3の回転速度を調整して異な
る大きさのオイルシール1が一回転する間にグリスを環
状の溝2に充填するようにしているが、回転板3の回転
速度を異なる大きさのオイルシールに対して一定にし、
グリス供給器13のグリス吐出流量を異なる大きさのオ
イルシール1が一回転する間に環状の溝2に充填するよ
うに調整してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以上の構成により、異なる大きさのオイルシー
ルに対してグリス供給器のノズルの先端はオイルシール
の環状の溝に面して溝中心円上に来るので、自動的にグ
リスを環状の溝に充填できる。そして異なる大きさのオ
イルシールの高さに対して回転板の厚さを調整してグリ
ス供給器のノズルの先端がオイルシールの上面に来るよ
うにしたので、グリス供給器のノズルの先端はオイルシ
ールの高さが異なっても常にオイルシールの上面に来る
ので、良好なグリスの充填ができる。
【0035】なお、グリス供給器から吐出するグリスの
一定吐出流量に応じてオイルシールが取付けられる回転
板の回転速度を調整することにより、異なる大きさのオ
イルシールが一回転する間にグリスを環状の溝に充填す
るので、常に一定量のグリスを充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるオイルシールのグリス充
填装置の斜視図
【図2】図1のオイルシールのグリス充填装置における
スライドボードとポイントボード部のA矢視部分図
【図3】図1のオイルシールのグリス充填装置において
オイルシールの環状の溝の上面に位置するグリス供給器
のノズルとスライドボードとの関係を示す図
【図4】図3のスライドボードに組合わされるポイント
ボードの平面図
【図5】図1のオイルシールのグリス充填装置において
スライドボードの孔とポイントボードの孔とにピンを挿
入したときの部分破砕断面図
【図6】図1のオイルシールのグリス充填装置のスライ
ドボードとポイントボードとの重ね合わせを示す平面図
【図7】図6のスライドボードとポイントボードとの異
なる重ね合わせを示す平面図
【図8】図6のスライドボードとポイントボードとの他
の異なる重ね合わせを示す平面図
【図9】図7のB矢視図
【図10】図1のオイルシールのグリス充填装置におい
てスライドボードの孔とポイントボードの孔とにピンが
隙間を有して挿入された状態を示す部分断面図
【図11】図1のオイルシールのグリス充填装置におい
てオイルシールを取付けた回転板を回転軸に取付けた状
態を示す断面図
【図12】図11のオイルシールと異なる大きさのオイ
ルシールを取付けた回転板を回転軸に取付けた状態を示
す正面図
【図13】図11のオイルシールと他の異なる大きさの
オイルシールを取付けた回転板を回転軸に取付けた状態
を示す正面図
【図14】図1のオイルシールのグリス充填装置におい
て、グリス供給器のノズルが回転板に取付けたオイルシ
ールの上面に位置する状態を示す正面図
【図15】図14のグリス供給器のノズルからグリスを
オイルシールの環状の溝に充填する状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 オイルシール 1a オイルシール 1b オイルシール 1c オイルシール 2 環状の溝 3 回転板 3a 回転板 3b 回転板 3c 回転板 4 回転装置 5 可変モータ 13 グリス供給器 14 ノズル 16 空気圧シリンダ 20 スライドボード 22 レール 25a 第1の孔 25b 第1の孔 25c 第1の孔 26 ピン 27 ポイントボード 28a 第2の孔 28b 第2の孔 28c 第2の孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の溝を有するオイルシールをこの溝の
    開口を上向きにして着脱自在に取付け、オイルシールの
    大きさに応じた大きさを有し、前記環状の溝と同心に回
    転する回転板と、この回転板を回転させる回転装置と、
    オイルシールの環状の溝に面し、グリスを吐出してこの
    環状の溝に充填するノズルを備えるグリス供給器と、こ
    のグリス供給器を上下方向に移動させる上下方向移動装
    置と、この移動装置が設置され、平行する2本の真直ぐ
    なレールに案内されて左右方向に移動し、異なる大きさ
    のオイルシールの数と同数の第1の孔を一方のレールの
    方向に位置をずらして設けたスライドボードと、このス
    ライドボードの下位に配設され、スライドボードを左右
    方向に移動させたとき、オイルシールの大きさに応じて
    前記ノズルが環状の溝に面する位置で第1の孔と重なる
    第2の孔が設けられるポイントボードと、第1の孔と第
    2の孔とにわたって挿入されるピンとからなることを特
    徴とするオイルシールのグリス充填装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、グリス供給
    器を一定位置にしてこの供給器のノズルがオイルシール
    の上面に来るように異なる大きさのオイルシールに応じ
    て異なる厚さの回転板を備えたことを特徴とするオイル
    シールのグリス充填装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のものにおいて、グリ
    ス供給器はグリスの一定吐出流量を有し、回転装置は可
    変速手段を有してなり、回転板の回転速度をオイルシー
    ルの大きさに応じてオイルシールが一回転する間にグリ
    スが前記一定吐出流量でオイルシールの環状の溝に充填
    できる速度にすることを特徴とするオイルシールのグリ
    ス充填装置。
JP4055788A 1992-03-16 1992-03-16 オイルシールのグリス充填装置 Pending JPH05263989A (ja)

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