JPH05263492A - 屋根の取付方法 - Google Patents

屋根の取付方法

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JPH05263492A
JPH05263492A JP4060585A JP6058592A JPH05263492A JP H05263492 A JPH05263492 A JP H05263492A JP 4060585 A JP4060585 A JP 4060585A JP 6058592 A JP6058592 A JP 6058592A JP H05263492 A JPH05263492 A JP H05263492A
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pillar
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Masaki Kikui
井 正 樹 菊
Satoru Nakagi
木 悟 中
Kazuo Sawada
田 一 夫 沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない人員で、短時間に、しかも安全に屋根
の取付け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供
する。 【構成】 金具10を介して屋根枠の一方側3を一方の
支柱2に取付け、金具10のボルト13を抜くことによ
って屋根枠を回動可能となし、屋根枠を傾斜させた状態
で屋根の組立てを行い、屋根の組立完了後に当該屋根を
上方に回動させて前記屋根枠の他方側を他方の支柱に固
定したのち、前記ボルト13を締め直すことによって金
具10を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカーポートやテ
ラス,自転車置場などの屋根を支柱に取付けるのに利用
される屋根の取付方法に係わり、詳しくは、高所作業を
減らすことができ、作業人員の削減と作業時間の短縮が
可能な屋根の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カーポートの施工にあた
っては、図13に示すような施工手順によって行われて
いた。
【0003】すなわち、図13は、片側支持式のカーポ
ート100の施工手順を示し、まず、図13(a)に示
すように、敷地内の所定の位置に基礎穴を掘り、梁10
1,101等の上部構造を組立てた支柱102,102
を前記基礎穴に立設する。
【0004】そして、図13(b)に示すように、前記
支柱102,102および梁101,101に樋付き枠
103および前枠104それぞれ取付けると共に、図1
3(c)に示すように、枠103および104に側枠1
05,105を取付ける。
【0005】次に、図13(d)に示すように、数本の
垂木106および中骨107をそれぞれ取付けた後、最
後に図13(e)に示すように、屋根パネル108およ
びパネル押さえを取付けるようにしていた。
【0006】なお、両側支持式のカーポートの場合は、
両側に立設した支柱に取付けた桁(前記枠103,10
4に相当)の前後端に妻垂木(前記側枠105に相当)
を取付け、さらに垂木および棟木(中骨107に相当)
を取付けた後、屋根パネルおよびパネル押さえを取付け
るものであって、片側支持式のカーポート100の場合
と基本的に相違するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の施工手順において、図13(b)に示した枠10
3,104の取付け作業以降は、すべて脚立に乗っての
高所作業になるため、多少の危険性が付随すると共に、
各部材の運搬や工具の交換のたびに脚立を乗り降りした
り、脚立を移動させたりするのにかなりの時間と労力が
費やされるという問題があって、人手不足と作業者の高
齢化という昨今の社会的環境に対応することができず、
これらの問題点を解決することが課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来のカーポートなどの屋根
の取付け施工における上記課題に着目してなされたもの
であって、高所作業の頻度を大幅に削減することがで
き、少ない人員で、短時間に、しかも安全に屋根の取付
け作業を行うことができる屋根の取付方法を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる屋根の取
付方法は、支柱に対して屋根枠の一方側のみを金具を介
して回動可能に取付け、前記屋根枠を下方に傾斜させた
状態で屋根の組立てを行い、屋根の組立完了後に当該屋
根を上方に回動させて前記屋根枠の他方側を所定の位置
に固定すると共に、前記屋根枠の一方側を前記支柱に固
定する構成としており、屋根の取付方法における上記構
成を従来の課題を解決するための手段としたことを特徴
としている。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わる屋根の取付方法において
は、屋根枠の一方側のみを支柱に回動可能に取付け、屋
根を斜めに立て掛けたような状態で屋根の垂木や中骨,
屋根パイルなどを取付けるようにしており、屋根の組立
て完了後に、屋根枠の他方側を持ち上げることによっ
て、屋根を屋根枠の一方側を中心に上方に回動させ、前
記屋根枠の他方側を所定の位置、すなわち、もう一方の
支柱(両側支持式屋根の場合)や前記支柱から延出させ
た梁材あるいは支持アームなど(片側支持式屋根の場
合)に固定すると共に、前記屋根枠の一方側を前記支柱
に固定するようにしている。 したがって、垂木や中
骨,屋根パイルなどの屋根部の組立てがほとんど地上で
行われるようになるため、高所作業の危険性が軽減さ
れ、脚立の乗り降りや脚立移動に要する時間や労力が減
少することになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいてより具体的
に説明する。
【0012】実施例1 図1ないし図3は本発明に係わる屋根の取付方法の第1
の実施例として、片側支持方式のカーポートの場合を説
明するものであって、図1(a)〜(f)はその施工手
順を示す斜視図である。
【0013】すなわち、図1(a)に示すように、ま
ず、敷地内の所定の位置に支柱立設用の基礎穴を掘り、
図示しないスチール製の基礎部品を埋め込んだのち、上
端部にアーム1,1を取付けた支柱2,2の下端部を前
記基礎穴中の基礎部品に差し込むことによって、支柱
2,2を立設する。 なお、このとき前記支柱2,2の
所定の位置には、図2に示すような取付金具10(金
具)を予め取付けておくことが必要である。
【0014】この取付金具10はアルミニウム合金の押
出し形材からなるものであって、図2に示すように、前
記支柱2に固定される支柱側部材11に、後述する樋付
き枠3に固定される屋根側部材12を2本のボルト13
および14によって固定した構造を有しており、前記2
本のうちのボルト13を抜くことによって前記屋根側部
材12がボルト14を軸にして回動可能となるようにし
たものである。
【0015】次に、図1(b)において、前記取付金具
10を介して前記支柱2,2に樋付き枠3(一方側の屋
根枠)を取付ける。
【0016】図3は、図1(b)に示した支柱2と樋付
き枠3との間の取付け状態を詳細に示すものであって、
ボルト13,14によって固定された状態の取付金具1
0を3本のボルト15によって前記支柱2に固定すると
共に、取付金具10に設けたボルト挿通孔12a,12
aに通したボルト16,16を樋付き枠3のガイド溝3
a内を通したスライド裏板3bのねじ孔に捩じ込むこと
によって当該取付金具10に樋付き枠3を固定するよう
にしている。 そして、この状態で前記ボルト13を取
り外すことによって、前記樋付き枠3が支柱2に対して
回動するようにしておく。
【0017】次いで、図1(c)示すように、前記樋付
き枠3に側枠4,4および前枠5(他方側の屋根枠)を
取付ける。 このとき、前記前枠5は地上に載置される
ことになるが、作業がしやすいように、あるいは屋根枠
が汚れたり、傷ついたりしないように段ボール箱などで
適当な処置をする。
【0018】そして次に、図1(d)に示すように、垂
木6および中骨7を取付けたのち、図1(e)に示すよ
うに屋根パネル8とともに図示しないパネル押さえを取
付けることによって、屋根部の組立てを終了する。
【0019】これら図1(c)〜(e)に示した屋根の
組立て作業は、屋根の片側のみを支柱に取付けた状態で
行われるので、ほとんど地上で行うことができ、高所作
業の危険が回避されるとともに、脚立の乗り降りや脚立
移動の頻度が大幅に減少して作業能率が向上する。
【0020】屋根部の組立てが終了したら、前記前枠5
の側を持ち上げることによって、前記取付金具10のボ
ルト14を軸にして、図1(f)に示すように屋根全体
を回動させ、アーム取付金具5a,5aによって前枠5
を前記支柱2の上端部から延出しているアーム1に固定
する。 なお、このとき必要に応じてウィンチなどを用
いて屋根を吊り上げてもよい。
【0021】そして最後に、取付金具10の屋根側部材
12が支柱側部材11に対して回動しないように、図1
(b)の過程で外しておいたボルト13を締め直すこと
によって、前記樋付き枠3が支柱2に固定され、片側支
持方式のカーポートが完成する。
【0022】実施例2 図4ないし図6は本発明に係わる屋根の取付方法の第2
の実施例として、前記実施例1と同じく片側支持方式の
カーポートの屋根を取付施工治具(金具)と従来タイプ
の屋根受け金具とを用いて取付ける場合を説明するもの
である。 なお、この実施例における施工手順は、取付
金具を除いて前記実施例1と何ら変わるところはなく、
施工手順については前記図1(a)〜(f)に基づいて
説明する。
【0023】まず、図1(a)に示すように、敷地内の
所定の位置に設けた基礎穴に、その上端部にアーム1,
1を取付けた支柱2,2を立設するが、それに先だっ
て、取付施工治具20(金具)を前記支柱2の所定の位
置に屋根受け金具25と共に取付けておく。
【0024】取付施工治具20は、図4に示すように、
屋根枠の他方側、すなわち前枠5が固定されるまでのあ
いだ前記支柱2に仮固定される支柱側部材21と、同じ
く前枠5が固定されるまでのあいだ樋付き枠3に仮固定
される屋根側部材22とをピン23によって回動可能に
連結したものであって、屋根の取付完了後には前記支柱
2および樋付き枠3から取り外されるようになっている
ものであり、前記支柱側部材21には当該支柱側部材2
1を支柱2に取付けるためのボルトを通す取付孔21a
が、屋根側部材22には当該屋根側部材22を樋付き枠
3に取付けるためのボルトを通す取付孔22a,22a
がそれぞれ設けてある。
【0025】この施工治具20の取付けに際しては、図
5に示すように、支柱2の所定の位置に、まず屋根受け
金具25をボルト26,26によって取付け、さらに前
記取付施工治具20の取付孔21aに挿通したボルト2
7を屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に捩じ込み、屋根受け金具25に重ねるようにして取
付ける。 なお、前記屋根受け金具25は、前記実施例
1において使用した取付金具10と同様の寸法,形状を
有し、アルミニウム合金の押出し形材から一体成形した
ものであって、屋根枠3を固定するためのねじ挿通孔2
5b,25bを備えている。
【0026】そして、図1(b)において、前記支柱
2,2に、前記施工治具20を介して樋付き枠3を取付
ける。 すなわち、図6に示すように、屋根受け金具2
5と共に支柱2に取付けた前記施工治具20の取付孔2
2a,22aに通したボルト28,28を樋付き枠3の
ガイド溝3a内を通したスライド裏板3b,3bのねじ
孔に捩じ込むことによって支柱2に樋付き枠3が回動可
能に取付けられる。
【0027】次に、前記樋付き枠3の回動状態を確認し
た後、図1(c)〜(e)において、前記実施例1と同
様の手順により屋根部の組立てを行い、屋根部の組立て
を終えたら、図1(f)に示すように前枠5の側を持ち
上げることによって、屋根全体を回動させ、アーム取付
金具5a,5aによって前枠5を前記支柱2の上端部か
ら延出しているアーム1に固定する。
【0028】そして、前枠5とアーム1との固定を終え
たら、施工治具20を支柱2および樋付き枠3に取付け
ていたボルト27およびボルト28,28をいったん抜
き、前記施工治具20を取り外したのち、ボルト27を
前記屋根受け金具25のねじ挿通孔25aに通して支柱
2に再度捩じ込むと共に、ボルト28,28を屋根受け
金具25のねじ挿通孔25b,25bに通してスライド
裏板3b,3bのねじ孔に再度捩じ込むことによって支
柱2に樋付き枠3を固定する。
【0029】実施例3 図7ないし図11は本発明に係わる屋根の取付方法の第
3の実施例として、両側支持方式のカーポートの場合を
説明するものであって、図7(a)〜(e)はその施工
手順を示す斜視図である。
【0030】すなわち、図7(a)に示すように、ま
ず、所定の敷地内の四隅に支柱立設用の基礎穴を掘り、
図示しないスチール製の基礎部品をそれぞれ埋め込んだ
のち、上端部に屋根受け金具30をそれぞれ取付けた支
柱31,31および32,32を前記基礎穴中の基礎部
品に差し込んで立設する。 なお、このとき前記各支柱
のうち、一方の側の支柱31,31の屋根受け金具30
には、後述する取付施工治具40(金具)を取付けてお
くと共に、他方側の支柱32,32は固定することなく
差し込んだままとし、図に示すように外側に傾けてお
く。
【0031】前記取付施工治具40は、図8に示すよう
に、前記支柱31に取付けられた屋根受け金具30に仮
固定される支柱側部材41と、後述する桁33に同じく
仮固定される屋根側部材42とを樹脂製(ポリアミド)
ワッシャ43を介してボルト44とナット45によって
回動可能に連結したものであって、前記実施例2の施工
治具20と同様に、屋根の取付完了後には前記支柱31
および桁33から取り外されるようになっており、前記
支柱側部材41には当該支柱側部材41を前記屋根受け
金具30に取付けるためのねじ孔41aが切ってあると
共に、屋根側部材42には当該屋根側部材42を桁33
に取付けるためのボルトを通す取付孔42aが設けてあ
る。
【0032】前記施工治具40は、図9に示すように、
支柱31に取付けられた屋根受け金具30に設けたボル
ト挿通孔30aに通したボルト46を支柱側部材41に
設けたねじ孔41aに捩じ込むことによって取付けられ
る。
【0033】そして、図7(b)において、予め地上で
妻垂木34,34を取付けておいた桁33(一方側の屋
根枠)を前記施工治具40を介して支柱31,31に取
付け、さらに桁35(他方側の屋根枠)を前記妻垂木3
4,34に取付ける。
【0034】図10は、このときの施工治具40と桁3
3との取付け状態を示すものであって、桁33に設けた
ガイド溝33a内にその頭部を通した四角ボルト47を
前記施工治具40の取付孔42aに挿通したうえでナッ
ト48を締め付けるようにしている。
【0035】次に、図7(c)に示すように、妻木36
および棟木37を取付けたのち、図7(d)において屋
根パネル38とともに図示しないパネル押さえを取付け
ることによって、屋根部の組立てを終了する。
【0036】屋根部の組立てが終了したら、前記桁35
の側を持ち上げることによって、図7(e)に示すよう
に,屋根全体を回動させ、図11に示すように、桁35
のガイド溝53a内にその頭部を通すとともに支柱32
に取付けた屋根受け金具30のボルト挿通孔30a,3
0aにそのねじ部を挿通した四角ボルト49,49にナ
ット50を締め付けることによって支柱32に前記桁3
5を固定する。
【0037】そして最後に、施工治具40を屋根受け金
具30および桁35に取付けていたボルト46およびナ
ット48を抜き取り、前記施工治具40を取り外したの
ち、図11と同じ要領で、前記四角ボルト47,47を
前記支柱31の屋根受け金具30のボルト挿通孔30
a,30aに通し、ナット48、48を締め直すことに
よって桁33が支柱31に固定され、両側支持方式のカ
ーポートが完成する。
【0038】この実施例に係わる屋根の取付方法は、前
記実施例2と同様に、安全性および作業能率の向上とい
う実施例1と同じ作用効果を有すると共に、従来タイプ
の屋根受け金具を使用することができ、完成状態におい
て従来の施工手順によるものとまったく同一の外観とな
るという特徴を有するものである。
【0039】なお、図12は、実施例3に示した両側支
持方式のカーポートに適用する取付施工治具の他の形状
例を示すものであって、図に示す施工治具60は、支柱
側部材61の両端に2個の屋根側部材62を設けてお
り、より大型の屋根の取付けに適したものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる取
付方法においては、屋根枠の一方側のみを支柱に回動可
能に取付けた状態で屋根の組立てを行い、屋根部の組立
て完了後に、屋根枠の他方側を持ち上げ、当該屋根枠の
他方側を所定の位置に固定すると共に、前記屋根枠の一
方側を前記支柱に固定するようにしたものであるから、
垂木や中骨,屋根パイルなどの屋根部の組立てをほとん
ど地上で行うことができるようになるため、脚立の乗り
降りや脚立移動に要する時間や労力が軽減されると共
に、高所作業の危険性が解消され、少ない人員で、短時
間に、しかも安全に屋根の取付け作業を行うことができ
るという極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は本発明に係わる屋根の取付方
法の実施例として片側支持式カーポートの施工手順を順
次説明する斜視図である。
【図2】図1に示した片側支持式カーポートの施工に使
用する取付金具の形状を示す斜視図である。
【図3】図2に示した取付金具の取付状態を示す斜視図
である。
【図4】図1に示した片側支持式カーポートの施工に使
用する取付施工治具の形状を示す斜視図である。
【図5】図4に示した取付施工治具の支柱への取付方法
を示す斜視図である。
【図6】図4に示した取付施工治具の屋根枠への取付方
法を示す斜視図である。
【図7】(a)〜(e)は本発明に係わる屋根の取付方
法の他の実施例として両側支持式カーポートの施工手順
を順次説明する斜視図である。
【図8】図7に示した両側支持式カーポートの施工に使
用する取付施工治具の形状を示す斜視図である。
【図9】図8に示した取付施工治具の支柱への取付方法
を示す斜視図である。
【図10】図8に示した取付施工治具の屋根枠への取付
方法を示す断面図である。
【図11】図7に示した両側支持式カーポートの施工に
おいて支柱と屋根枠との固定方法を示す斜視図である。
【図12】図7に示した両側支持式カーポートの施工に
使用する取付施工治具の他の形状例を示す斜視図であ
る。
【図13】(a)〜(f)は片側支持式カーポートの従
来の施工手順を順次説明する斜視図である。
【符号の説明】
2,31 支柱 3 樋付き枠(一方側の屋根枠) 5 前枠(他方側の屋根枠) 12 取付金具(金具) 20,40,60 取付施工治具(金具) 33 桁(一方側の屋根枠) 35 桁(他方側の屋根枠)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る屋根の取付方法は、互いに回動可能に支持された支柱
側部材と屋根側部材とからなる金具の前記支柱側部材を
支柱に固定するとともに当該金具の屋根側部材に屋根枠
の一方側のみを固定し、前記屋根枠を下方に傾斜もしく
は垂下させた状態で屋根の組立てを行い、屋根の組立後
に当該屋根を上方に回動させて前記屋根枠の他方側を所
定の位置に固定すると共に、前記金具の支柱側部材と屋
根側部材を回動不能に固定する構成としており、本発明
の請求項2に係わる屋根の取付方法は、互いに回動可能
に支持された支柱側部材と屋根側部材とからなる金具の
前記支柱側部材を支柱に一時的に固定するとともに当該
金具の屋根側部材に屋根枠の一方側のみを一時的に固定
し、前記屋根枠を下方に傾斜もしくは垂下させた状態で
屋根の組立てを行い、屋根の組立後に当該屋根を上方に
回動させて前記屋根枠の他方側を所定の位置に固定した
後、前記金具を前記支柱および屋根枠から取り外し、前
記屋根枠の一方側を前記支柱に固定する構成としてお
り、屋根の取付方法における上記構成を従来の課題を解
決するための手段としたことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の作用】本発明に係わる屋根の取付方法において
は、互いに回動可能に支持された金具の支柱側部材を支
柱に取付けるとともに前記金具の屋根側部材を屋根枠の
一方側に取付けることにより、屋根枠の一方側のみを支
柱に回動可能に取付け、屋根枠を斜めに立て掛けた状
態、あるいは垂下させたような状態(屋根の幅が小さい
場合)で屋根の垂木や中骨,屋根パネルなどを取付ける
ようにしており、屋根の組立て完了後に、屋根枠の他方
側を持ち上げることによって、屋根を屋根枠の一方側を
中心に上方に回動させ、前記屋根枠の他方側を所定の位
置、すなわち、もう一方の支柱(両側支持式屋根の場
合)や前記支柱から延出させた梁材あるいは支持アーム
など(片側支持式屋根の場合)に固定した後、前記金具
の支柱側部材と屋根側部材を回動不能に固定するか、あ
るいは前記金具を支柱および屋根枠から取り外して、前
記屋根枠の一方側を支柱に固定するようにしている。
したがって、垂木や中骨,屋根パネルなどの屋根部の組
立てがほとんど地上で行われるようになるため、高所作
業の危険性が軽減され、脚立の乗り降りや脚立移動に要
する時間や労力が減少することになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】屋根部の組立てが終了したら、前記前枠5
の側を持ち上げることによって、前記取付金具10のボ
ルト14を軸にして、図1(f)に示すように屋根全体
を回動させ、アーム取付金具5a,5aによって前枠5
を前記支柱2の上端部から延出しているアーム1に固定
する。 なお、このとき図14に示すように必要に応じ
てウィンチ18などの巻き上げ治具を用いて屋根を吊り
上げてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】なお、図12は、実施例3に示した両側支
持方式のカーポートに適用する取付施工治具の他の形状
例を示すものであって、図に示す施工治具60は、支柱
側部材61の両端に2個の屋根側部材62を設けてお
り、より大型の屋根の取付けに適したものである。ま
た、前述の各実施例においては、いずれも一体的に組立
てた屋根を回動させるようにした例を示したが、屋根を
分割構造として別々に持ち上げるようにすることによっ
て屋根の吊り上げ作業が容易となり、より大型の屋根の
取付け、あるいは作業人員のより一層の削減が可能とな
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる屋
根の取付方法においては、回動・固定可能な金具、ある
いは回動可能な仮固定金具を用いて、屋根枠の一方側の
みを支柱に回動可能に取付けた状態で屋根の組立てを行
い、屋根部の組立て完了後に、屋根枠の他方側を持ち上
げ、当該屋根枠の他方側を所定の位置に固定すると共
に、前記金具の回動を固定することによって、あるいは
前記仮固定金具を取り外したのち、前記屋根枠の一方側
を前記支柱に固定するようにしたものであるから、垂木
や中骨,屋根パネルなどの屋根部の組立てをほとんど地
上で行うことができるようになるため、脚立の乗り降り
や脚立移動に要する時間や労力が軽減されると共に、高
所作業の危険性が解消され、少ない人員で、短時間に、
しかも安全に屋根の取付け作業を行うことができるとい
う極めて優れた効果がもたらされる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 2,31 支柱 3 樋付き枠(一方側の屋根枠) 5 前枠(他方側の屋根枠) 10 取付金具(金具) 20,40,60 取付施工治具(金具) 11,21,41,61 支柱側部材 12,22,42,62 屋根側部材 33 桁(一方側の屋根枠) 35 桁(他方側の屋根枠)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に対して屋根枠の一方側のみを金具
    を介して回動可能に取付け、前記屋根枠を下方に傾斜さ
    せた状態で屋根の組立てを行い、屋根の組立完了後に当
    該屋根を上方に回動させて前記屋根枠の他方側を所定の
    位置に固定すると共に、前記屋根枠の一方側を前記支柱
    に固定することを特徴とする屋根の取付方法。
  2. 【請求項2】 前記金具が支柱に固定される支柱側部材
    と屋根枠に固定される屋根側部材からなるものであっ
    て、前記屋根枠の他方の側を固定した後に、前記支柱側
    部材と屋根側部材との間の回動を固定することを特徴と
    する請求項1記載の屋根の取付方法。
  3. 【請求項3】 前記金具が支柱に一時的に固定される支
    柱側部材と屋根枠に一時的に固定される屋根側部材から
    なるものであって、前記屋根枠の他方の側を固定した後
    に、当該金具を前記支柱および屋根枠から取り外すこと
    を特徴とする請求項1記載の屋根の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0988366A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Shin Nikkei Co Ltd 簡易車庫の屋根体支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56150275A (en) * 1980-04-21 1981-11-20 Shikoku Chem Construction of carport
JPH0354533U (ja) * 1989-09-27 1991-05-27

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