JPH05263046A - 被覆材組成物 - Google Patents

被覆材組成物

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JPH05263046A
JPH05263046A JP6198691A JP6198691A JPH05263046A JP H05263046 A JPH05263046 A JP H05263046A JP 6198691 A JP6198691 A JP 6198691A JP 6198691 A JP6198691 A JP 6198691A JP H05263046 A JPH05263046 A JP H05263046A
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正 五味
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕エチレン系不飽和モノマーの重合により製造さ
れた酸価20〜200の重合体を含む重合体エマルジョ
ンに、膜形成剤及び/又は可塑剤を添加した後、該重合
体の酸価に対して0.05〜0.9化学等量の多価金属化合
物を反応させることを特徴とする被覆材組成物の製造方
法。 〔効果〕上記方法によれば重合体の酸官能基と多価金属
の反応が比較的低温で進行するので有用である。得られ
た被覆材組成物は、長期にわたって安定であり、かつ金
属錯体を使用しないので塗布乾燥時に錯体分解によるア
ンモニア不快臭もない。該被覆材組成物の塗布乾燥によ
り得られる皮膜は強靱であり、光沢、レベリング性、除
去性等の諸性質に優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆材組成物の製造方法
に関し、さらに詳しくは床の表面に塗布した場合に強靱
で光沢に優れた皮膜を形成することができる安定な被覆
材組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木材、コンクリート、ビニルタイル、ラ
バータイル、リノリウムタイル等の床に被覆する被覆材
組成物には、塗布時に良好な作業性を有し、かつ乾燥後
に得られる皮膜が光沢に優れ、歩行時の靴によるブラッ
クヒールマークがつき難く、耐久性に優れたものである
ことが要求される。これらの性能の他に、通常の洗剤に
よる手入れでは光沢を保持し得る耐洗剤性の他、汚れや
損傷がひどくなった場合に、物理的除去ではなく化学的
手法により容易に除去される除去性が必要である。これ
らの相反する性質を両立させて、除去性に優れ、かつ強
靱な皮膜を形成させる目的で、乳化共重合体に多価金属
イオンや多価金属錯体を配合した被覆材組成物が提案さ
れてきた(特開平2−219863号公報、及び特公昭
47−15597号公報)。しかし、多価金属イオンを
重合体エマルジョンに直接添加すると、金属イオンの添
加時にエマルジョンの凝集が起こり易いので、多量の乳
化剤が必要になるという問題があり、多価金属錯体を使
用する場合にも、塗布後に乾燥して錯体が分解する際に
錯体の配位子であるアミンやアンモニアが揮発してアミ
ン臭やアンモニア臭を発生させるという問題があった。
【0003】被覆材組成物を塗布した際のアンモニア臭
やアミン臭を解決する方法として、重合体エマルジョン
に酸化亜鉛を分散させる方法が提案されている(特開昭
57−117552号公報)。この方法によれば、アク
リル系共重合体を含むエマルジョン中に、例えば攪拌混
合して酸化亜鉛を分散せしめることにより、安定で、か
つ乾燥時にアンモニア臭やアミン臭がしない被覆材組成
物が得られるが、酸化亜鉛が水に極めて不溶性であるた
めにエマルジョン中の重合体油滴中に酸化亜鉛が移行し
難く、エマルジョンを長時間放置すると酸化亜鉛が沈澱
するという問題があった。この問題点を解決するため
に、特定の温度下で遷移金属を重合体と反応させて得ら
れる組成物が提案されているが(特開平2−21986
3号公報)、樹脂のガラス転移温度(Tg)以上の加熱を
必要とする為にエネルギーの損失が大きく、またTg以上
で亜鉛等の金属を反応させた場合にはエマルジョン油滴
間で重合体架橋が形成されてしまうので、エマルジョン
の安定性を損なうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、重合
体との交差結合剤の反応を比較的低い温度下に完結せし
めることができ、塗布乾燥時にアンモニア臭やアミン臭
がない強靱な皮膜を形成する安定な被覆材組成物を提供
する被覆材組成物の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意検討した結果、亜鉛等の多価金属交差結
合剤を重合体エマルジョン中で反応させる前に、重合体
エマルジョンに膜形成剤及び/又は可塑剤を添加してエ
マルジョン油滴を膨潤させると、多価金属と重合体の反
応が極めて速やかに起こり、塗布乾燥後に強靱な皮膜を
形成することができる安定な被覆材組成物が得られるこ
とを見出し、本発明の方法を完成するに至った。すなわ
ち本発明は、エチレン系不飽和モノマーの重合により製
造された酸価20〜130の重合体を含む重合体エマル
ジョンに膜形成剤及び/又は可塑剤を添加した後、該重
合体の酸価に対して0.05〜0.9化学等量の多価金属を
反応させることを特徴とする、被覆材組成物の製造方法
を提供するものである。
【0006】本発明に使用される重合体は、エチレン系
不飽和モノマーの重合により製造された重合体であり、
水に溶解または分散することができ、かつ酸官能基を有
し酸価が20〜130の範囲のものであればいかなるも
のを使用してもよい。一般には酸性モノマーであるアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水
マレイン酸、ビニルフェノール等のエチレン系不飽和モ
ノマーを全モノマーに対して3〜20重量%で使用して
製造された重合体を使用することができる。上記のモノ
マーの他に使用されるモノマーは、用途に応じた諸特性
をもたらす様に適宜当業者により選択されるが、例えば
ラジカル触媒の存在下に軟質重合体若しくは硬質重合体
を形成できる重合性コモノマーを挙げることができる。
【0007】重合により軟質重合体を与えるコモノマー
の例としては、第一及び第二アルキルアクリレート、第
一及び第二アルキルメタクリレートや飽和モノカルボン
酸のビニルエステル等を挙げることができ、好ましいエ
チレン系不飽和化合物としてアクリレート、イタコネー
ト、メタクリレートを挙げることができ、好ましいエス
テルとしては炭素数8個以下のアルキル基を有するもの
を挙げることができる。軟質重合体を与えるモノマーと
して具体的には、以下の式:H2C=C(R1)-COOR2(式中、R
1は水素またはメチル基であり、R1がメチル基であると
きはR2は炭素原子数5ないし18の第一または第二アル
キル基を示し、R1が水素であるときはR2が炭素原子数が
18個以下、好ましくは2〜8個、特に好ましくは2〜
4個のアルキル基を示す)で示されるモノマーを挙げる
ことができ、さらに具体的には、エチルアクリレート、
プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−
ブチルアクリレート、アミルアクリレート、イソアミル
アクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、オクチルアクリレート、3,5,5
−トリメチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、セチルアクリレート、オク
タデシルアクリレート、オクタデセニルアクリレート、
n−アミルメタクリレート、sec−アミルメタクリレ
ート、ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、2−エチルブチルメタクリレート、オク
チルメタクリレート、3,5,5−トリメチルヘキシル
メタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメタ
クリレート、オクタデシルメタクリレート、及びブトキ
シエチルアクリレートまたはブトキシエチルメタクリレ
ートの様な置換アルキル基を有するものを挙げることが
できる。さらに軟質重合体を与えるモノマーとしてエチ
レン、プロピレン、ブタジエン、クロロプレン、イソブ
テン、及びイソプレンを挙げることができる。
【0008】重合により硬質重合体を与える重合性エチ
レン系不飽和モノマーとしては、炭素原子数4個以下の
アルキル基を有するアルキルメタクリレート、炭素原子
数2個以下のアルキル基を有するアルキルアクリレー
ト、tert−アミルメタクリレート、tert−ブチルまたは
tert−アミルアクリレート、シクロヘキシル、ベンジ
ル、またはイソボルニルアクリレートまたはメタクリレ
ート、アクリロニトリル、またはメタクリロニトリル、
スチレン、塩化ビニル、クロロスチレン、酢酸ビニル、
およびα−メチルスチレンを挙げることができる。より
具体的には、以下の式:H2C=C(R3)-X (式中、R3は水素
またはメチル基であり、Xはニトリル、フェニル、メチ
ルフェニル、およびエステル生成基、−COOR4 (ただし
R4はシクロヘキシル、メチル、エチル、または炭素原子
数4〜5のtert−アルキルである)、またはR3がメチル
であるときには炭素原子数2〜4個のアルキル基を示
す)で示されるモノマーを挙げることができ、さらに具
体的にはメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレ
ート、イソブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、sec−ブチルメタクリレート、及びtert−ブ
チルメタクリレートを挙げることができる。またアクリ
ルアミドやメタクリルアミドも有用である。
【0009】本発明に使用される重合体としては、以上
の重合体の他、ビニルホルメート、ビニルアセテート、
ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、及びビニル
ベルジテートの様なビニルアルコールのエステルの重合
体を挙げることができる。例えばポリ(ビニルアセテー
ト)及びビニルアセテートと、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクリレートまたはメタクリレー
トエステル等との共重合体を挙げることができる。
【0010】これらの重合体は、例えばブロック共重合
体、ランダム共重合体、グラフト共重合体、コアーシェ
ル重合体として、水若しくは有機溶媒の存在下に、例え
ば乳化重合、溶液重合により製造することができる。乳
化重合にあたりモノマーを乳化させるには、例えば米国
特許第2,754,280号や同第2,795,564
号等に記載された方法に従えばよく、乳化剤としてアニ
オン系、カチオン系、またはノニオン系の乳化剤、好ま
しくはアニオン系若しくはノニオン系の乳化剤を使用す
ればよい。例えばアルキルスルホン酸、アリールスルホ
ン酸、アルキルアリールスルホン酸、アルキル硫酸、ア
リール硫酸、及びアルキルアリール硫酸のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩やアミン塩等が好適に使用できる。
これらの乳化剤はモノマーの全量に対して0.5〜10重
量%の割合で使用すればよい。重合開始剤として過硫酸
アンモニウムや過硫酸カリウム等のラジカル開始剤を使
用する場合には、単独で、若しくは二亜硫酸カリウムや
チオ硫酸ナトリウムの様な促進剤と組合せて使用すれば
よい。これらの開始剤、促進剤はモノマーの全量に対し
て通常0.1〜5.0重量%で使用される。また、メルカプ
タン、ポリメルカプタン、ポリハロゲン化物を含む連鎖
移動剤を使用してもよい。これらはモノマーの全量に対
して通常0.01〜1.0重量%で使用される。
【0011】本発明に好適に使用される重合体は分子量
が約10,000〜1000,000の共重合体であり、酸価が20〜
130、好ましくは30〜80のものである。これらの
重合体は上記の方法により、通常pHが2〜4の範囲とな
る様に水性エマルジョンとして調製される。乳化共重合
によるアクリル系共重合体水性エマルジョンの例として
は、モノマー成分として (a)α,β−不飽和カルボン酸
を6〜10重量%、 (b)メタアクリル酸メチルを50〜
74重量%、 (c)炭素原子数2〜8個のアルキル基を有
するアクリル酸アルキルエステルを20〜40重量%等
を用いて、当業者に周知の乳化剤、重合開始剤を添加し
て乳化重合させて製造したものを挙げることができる。
【0012】本発明の方法では、上記の様にして製造さ
れた重合体エマルジョンに膜形成剤及び/又は可塑剤を
添加し、その後に該重合体を多価金属と反応させること
を特徴とする。本発明において膜形成剤とは、膜形成時
にのみ可塑機能を発揮して重合体の皮膜形成を助け、フ
ィルムが形成された後においては比較的速やかに蒸発揮
散してフィルムの機械的強度及びフィルム硬度を向上さ
せる作用を有するものであり、可塑剤とはそれ自体揮発
性がほとんどないが剛直な高分子に塑性を与え加工性を
改良する作用を有するものであり、いずれも床用被覆剤
組成物に汎用されているものである。
【0013】膜形成剤としては、例えば一般式A−O−
[−RO−]n −A’(式中、A、A’は同一でも異な
っていてもよく、炭素数1〜8の炭化水素基、炭素数1
〜4のアシル基、水素原子を示し、Rは炭素数2〜4の
アルキレン基を示し、nは1〜3の整数である)で示さ
れるオキシアルキレングリコール誘導体、例えばメチル
カルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、
プロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブ
チルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエー
テル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレ
ングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールタ
ーシャリーブチルエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールターシャリーブチルエーテ
ル、3−メチル−3−メトキシブタノール、トリプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレング
リコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールジメ
チルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエー
テル、トリプロピレングリコールジブチルエーテル、プ
ロピレングリコールジメチルエーテルアセテート、プロ
ピレングリコールジエチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールジブチルエーテルアセテート、ジプロピ
レングリコールジメチルエーテルアセテート、ジプロピ
レングリコールジエチルエーテルアセテート、ジプロピ
レングリコールジブチルエーテルアセテート、3−メチ
ル−3−メトキシブチルアセテート、エチレングリコー
ル、またはN−メチル−2−ピロリドン等を使用するこ
とができる。
【0014】可塑剤としては、例えばモノブトキシメチ
ルフォスフェート、モノブトキシエチルフォスフェー
ト、モノブトキシブチルフォスフェート、ジブトキシメ
チルフォスフェート、ジブトキシエチルフォスフェー
ト、ジブトキシブチルフォスフェート、トリブトキシメ
チルフォスフェート、トリブトキシエチルフォスフェー
ト、トリブトキシブチルフォスフェート、ジメチルフタ
レート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ジベンジルフタレート、ε−カプ
ロラクタム、2−ピロリドン、2,2,4−トリメチル
ペンタジオール−1,3−モノイソブチレート等を挙げ
ることができる。
【0015】膜形成剤及び可塑剤は上記に限定されるこ
とはなく、当業者に周知の膜形成剤及び可塑剤はすべて
使用することができる。これらのうち、膜形成剤として
メチルカルビトール、エチルカルビトール、ジプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、特に好ましくは
エチルカルビトール、可塑剤としてトリブトキシエチル
フォスフェート、ジブチルフタレート、2−ピロリドン
を使用することが好ましい。これらの膜形成剤及び/又
は可塑剤の添加量は重合体のTg及び最低皮膜形成温度に
より異なるが、一般に重合体100重量%に対して2〜
100重量%で使用され、好ましくは25〜50重量%
である。これらを重合体エマルジョンに添加するにあた
っては、重合体の乳化重合過程で添加してもよいが、製
造された重合体エマルジョンに添加することが好まし
い。例えば膜形成剤や可塑剤を2倍量(容量)以上の水
に溶解してよく攪拌しながら添加するか、若しくはこれ
らを数回に分割して添加すればよい。添加の方法は滴下
等の方法により5〜15分間にわたって行えばよい。該
膜形成剤及び/又は可塑剤を添加した後、重合体エマル
ジョンをさらに30分〜2時間攪拌することにより、エ
マルジョン中の重合体油滴が膨潤し、重合体の酸官能基
がミセルの表面に配向する様になり、その後に添加され
る多価金属によって酸官能基に容易に架橋が形成される
様になる。該攪拌操作は、膜形成剤及び/又は可塑剤を
添加した後の重合体エマルジョンの最低皮膜形成温度
が、膜形成剤及び/または可塑剤の添加前の重合体エマ
ルジョンの最低皮膜形成温度を5℃以上下回り、好まし
くは膜形成剤及び/又は可塑剤を添加した後の重合体エ
マルジョンの最低皮膜形成温度が室温以下となる様に行
えばよい。
【0016】被覆材組成物の製造に使用される多価金属
化合物は、例えば亜鉛、カルシウム、アルミニウム、ジ
ルコニウム、マグネシウム、ニッケル、コバルト、ベリ
リウム、ビスマス、鉛、銅、鉄等の金属の水酸化物、酸
化物、塩化物、硫化物、炭酸塩、酢酸塩、蟻酸塩、グル
タミン酸塩、サリチル酸塩、グリコール酸塩、オクトン
酸塩、安息香酸塩、グルコン酸塩、シュウ酸塩、乳酸
塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、グリシン塩、アラニン
塩、β−アラニン塩を挙げることができ、これらの混合
物を使用してもよい。上記の多価金属化合物は市販の粉
末状のものを使用すればよいが、好ましくは粒度が0.2
〜0.5ミクロンの微細グレードのものを使用すればよ
い。これらの多価金属化合物の使用量は、上記の重合体
の酸価に対し、0.05〜0.9化学等量、好ましくは0.3
〜0.6化学等量とすればよい。多価金属化合物の含有量
が上記の範囲を下回ると、得られる皮膜の強靱性が失わ
れるという問題が生じ、多価金属化合物の含有量が上記
の範囲を上回ると、製品安定性やレベリング性に問題が
生じる。上記の多価金属化合物を膜形成剤及び/又は可
塑剤の添加後の重合体エマルジョン中に分散させ、多価
金属化合物を重合体と反応させる方法としては、所定量
の粉末状多価金属化合物を重合体エマルジョンに添加し
て攪拌混合する方法の他、多価金属化合物の水性溶液若
しくは水性分散体を別途製造し、重合体エマルジョンに
添加する方法を挙げることができる。後者の方法におい
て使用される水性溶液若しくは水性分散体は、水性溶媒
に多価金属化合物を10〜50重量%で添加した後に、
攪拌溶解ないしは攪拌分散させればよい。攪拌にはホモ
ミキサー、ニーダー等を使用すればよい。
【0017】重合体と多価金属化合物の反応工程は、室
温ないしは加温下のいずれの温度においても行うことが
できるが、好ましくは多価金属化合物を添加した重合体
エマルジョンの温度が重合体のガラス転移温度(Tg)
以下となる様に維持しつつ行えばよい。反応温度が低す
ぎると多価金属化合物がエマルジョン中の重合体油滴に
取り込まれ難く、重合体との反応がおこなわれず多価金
属化合物が重合体エマルジョンに沈澱を生ずるという問
題が生じるので、例えば0℃以上の温度で反応を行うこ
とが好ましい。また、反応温度が重合体エマルジョンの
分解温度を上回ると被覆材組成物の製造が困難になるの
で好ましくない。反応は使用した多価金属化合物がエマ
ルジョン形態の被覆材組成物から沈澱しなくなるまで、
すなわち均一エマルジョン形態の被覆材組成物が得られ
るまで継続して行えばよいが、より具体的には、得られ
た被覆材組成物の最低皮膜形成温度が、膜形成剤及び/
又は可塑剤の添加後において多価金属化合物を含有しな
い重合体エマルジョンの最低皮膜形成温度を5℃以上、
好ましくは10℃以上高くなる様に継続して行うことが
好ましい。一般的には重合体中の酸官能基の40%以上
が多価金属で架橋された場合に、最低皮膜形成温度が1
0℃以上高くなる。
【0018】上記の製造工程において、膜形成剤及び/
又は可塑剤を添加した重合体エマルジョンに塩基を添加
してpHを6〜9、好ましくはpH7.5〜8.5となる様に調
整した後に、多価金属化合物と反応させてもよい。使用
する塩基としては、例えばアンモニア、アミンを例示す
ることができ、アミンとしてはジエチルアミノエタノー
ル、モノエタノールアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミン等を使用することができる。これらのうち、ジ
エチルアミノエタノールを使用することが好ましい。例
えばアンモニア水を添加する場合には10重量%以下の
アンモニアを含むアンモニア水を重合体エマルジョンの
pHが6〜8となる様に全量を一時に添加するか、若しく
は必要量を数回に分割して添加すればよい。添加の方法
は滴下等の方法により5〜15分間にわたって行えばよ
い。疎水性の強い重合体エマルジョンを使用する場合に
はpHを8〜9とすることが好ましく、親水性の強い重合
体エマルジョンを使用する場合にはpHを6〜8の範囲と
することが好ましい。該塩基を添加した後、重合体エマ
ルジョンをさらに30分〜2時間攪拌することにより、
該膜形成剤及び/又は可塑剤の作用と相まってエマルジ
ョン中の重合体油滴の膨潤が著しくなり、重合体の酸官
能基がミセルの表面に配向して多価金属化合物によって
容易に架橋が形成される様になる。塩基を添加した後の
重合体エマルジョンのpHが9を越えると、塩基として使
用したアンモニアやアミンの臭気が目立つ様になるので
好ましくない。
【0019】この様にして製造される被覆材組成物に
は、上記の成分の他に、公知成分であるパラフィン、モ
ンタン、ポリエチレンワックス等のワックス類;ロジン
変性マレイン酸樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂等のア
ルカリ可溶性樹脂;フッ素系界面活性剤等をさらに添加
してもよい。これらのうち、ワックス、アルカリ可溶性
樹脂成分は重合体に対して約5〜70重量%で使用され
る。また、上記の様にして製造された被覆剤組成物にさ
らに上記の膜形成剤や可塑剤を添加してもよい。さらに
添加される膜形成剤及び/又は可塑剤は重合体100重
量%に対して50重量%以下、好ましくは10重量%以
下である。これらの成分は、重合体エマルジョンに直接
混合するか、水性分散液として、単独で若しくは多価金
属化合物とともに添加される。この様にして製造される
被覆材組成物は、最終的にpH6〜8の範囲になる様に調
製されることが好ましい。pHが6を下回ると製品安定性
や塗布後に形成される皮膜のレベリング性が低下する傾
向があり、pHが8を上回ると被覆材組成物の再塗布性や
乾燥時のアンモニア臭やアミン臭が強いので好ましくな
い。被覆材組成物のpH調節には、上述した塩基の他、ア
ルカリ金属水酸化物、または炭酸ガスや酢酸等の酸を使
用すればよく、これらは多価金属化合物と重合体との反
応工程中で、若しくは反応終了後に必要量を適宜添加す
ればよい。
【0020】本発明により製造される被覆材組成物を使
用する場合には、木材、コンクリート、ラバータイル、
ビニルタイル、リノリウムタイル等の床面に対して、被
覆材組成物の総重量に対して重合体含有率が3〜40重
量%、総樹脂含有率が5〜50重量%となる様に調製し
た組成物を、一回ないしは複数回重ねて塗布し、最低皮
膜形成温度以上の温度で乾燥すればよい。このような塗
布方法により、光沢と耐久力に優れた樹脂皮膜が得られ
る。また、形成された皮膜を除去するにあたっては、ア
ミン、アルカリ金属水酸化物、キレート剤、界面活性剤
等を水に溶解した除去剤を剥離する被覆面に塗布し、パ
ット等を取り付けた電気ポリッシャー等で擦り洗浄する
ことにより容易に皮膜を除去することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明により製造される被覆材組成物
は、長期にわたって安定であり、かつ重金属を含有しな
いので環境汚染の心配がない。また、金属錯体を使用し
ないので塗布乾燥時に錯体分解によるアンモニア不快臭
もない。該被覆材組成物により得られる乾燥皮膜は、主
成分たる重合体に多価金属架橋がなされているので強靱
であり、光沢、レベリング性、除去性等の諸性質にも極
めて優れたものであるので有用である。
【0022】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるこ
とはない。尚、以下の実施例、比較例、及び参考例にお
いて「有効成分」とは、各樹脂の含有率(濃度)を示す
(単位:重量%)。
【0023】参考例1 水性アクリル系樹脂の製造 攪拌装置、還流冷却器、滴下ロート、温度計、及び窒素
導入管を備えた反応容器に窒素を封入後、脱イオン水、
乳化剤を加え、その後水浴中で60℃まで加温した。攪
拌中に触媒及びモノマーの他、必要に応じて分子量調節
剤(表1参照)を2時間かけて徐々に滴下して重合を完
了させ、有効成分40%のアクリル系樹脂エマルジョン
(A−F)を得た。
【0024】
【表1】
【0025】実施例
【表2】
【0026】
【表3】 (注4)イーストマン・コダック社製の溶剤(2,2,
2−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブ
チレート) (注5)49.0gの脱イオン水に10gの酸化亜鉛を加
え攪拌して分散させた。その分散液に22.0gの28%
アンモニア水を加えて攪拌し、さらにグリシンを19.0
g加え、透明溶液になるまで攪拌してグリシン亜鉛アン
モニア錯体を製造した(亜鉛含量:8.03%) (注6)55.0gの脱イオン水に10gの酸化亜鉛を加
え攪拌して分散させた。その分散液に18.0gの28%
アンモニア水を加え、さらに炭酸アンモニアを17.0g
加え、透明溶液になるまで攪拌して炭酸亜鉛アンモニア
錯体を製造した(亜鉛含量:8.03%) (注7)ロームアンドハース社製の低分子量アクリルエ
マルジョン(製品名:プライマルB−644、有効成分
43%) (注8)アライドケミカル社製の低分子量ポリエチレン
ワックス(Ac-392)を東邦化学工業株式会社でノニオン
系界面活性剤を用いて乳化したもの(有効成分40%) (注9)大日本インキ工業株式会社製のフッソ系界面活
性剤(製品名:メガファックF−812、有効成分15
%)
【0027】性能評価
【表4】
【0028】評価方法 (1) 注10〜注17については日本フロアーポリッシュ工業
会規格(JFPA)に準じて性能評価を行った。 製品安定性 :JFPA規格−13(貯蔵安定性) レベリング性:JFPA参考規格(1) 光沢度(%):JFPA規格−10(3回塗りの光沢度
を測定:%) 耐水性 :JFPA規格−13(白化現象の有無で
評価する) 耐洗剤性 :JFPA規格−14 除去性 :JFPA規格−15 再塗布性 :JFPA参考規格(2) 耐ブラックヒールマーク性:JFPA規格−11(ブラ
ックヒールマークの付着量を肉眼で観察し評価する) (2) 注18〜注20については以下の様に性能評価を行っ
た。 耐磨耗性は、JFPA規格−10と同様の作業方法によ
り5回塗りした試験片を常温下に168時間乾燥放置し
た後に、テーパー試験器にて磨耗度を測定して評価した
(磨耗輪:CS−17、200回転、磨耗量単位:g) 皮膜硬度は、JFPA規格−10と同様の作業方法によ
り5回塗りした試験片を常温下に168時間乾燥放置し
た後に、ヌープ硬度計にて測定した。臭気性評価は、1
65m2の室内で各組成物1リットルあたり100m2の割
合で塗布した後、測定者10人中の採点により評価した
(評価基準、3:臭わない;2:普通;1:臭い)。
【0029】本発明組成物1〜10が全ての評価項目で
優れた性質を示し、フロアーポリッシュとしての性能及
び臭気等のあらゆる点ですぐれた被覆材組成物であっ
た。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン系不飽和モノマーの重合により
    製造された酸価20〜130の重合体を含む重合体エマ
    ルジョンに膜形成剤及び/又は可塑剤を添加した後、該
    重合体の酸価に対して0.05〜0.9化学等量の多価金属
    化合物を反応させることを特徴とする、被覆材組成物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 多価金属化合物が亜鉛、カルシウム、ア
    ルミニウム、ジルコニウム、マグネシウム、ニッケル、
    コバルト、ベリリウム、ビスマス、鉛、銅、鉄の水酸化
    物、酸化物、塩化物、硫化物、炭酸塩、酢酸塩、蟻酸
    塩、グルタミン酸塩、サリチル酸塩、グリコール酸塩、
    オクトン酸塩、安息香酸塩、グルコン酸塩、シュウ酸
    塩、乳酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、グリシン塩、ア
    ラニン塩、β−アラニン塩から選ばれる請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 膜形成剤が、下記の一般式 A−O−[−RO−]n −A’ (式中、A、A’は同一でも異なっていてもよく、炭素
    数1〜8の炭化水素基、炭素数1〜4のアシル基、水素
    原子を示し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、
    nは1〜3の整数である)で示されるオキシアルキレン
    グリコール誘導体である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 膜形成剤がメチルカルビトール、エチル
    カルビトール、ジプロピレングリコールモノメチルエー
    テル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、プ
    ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
    リコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコー
    ルメチルエーテル、エチレングリコール、プロピレング
    リコールから選ばれる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 膜形成剤がN−メチル−2−ピロリドン
    である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 可塑剤がモノブトキシメチルフォスフェ
    ート、モノブトキシエチルフォスフェート、モノブトキ
    シブチルフォスフェート、ジブトキシメチルフォスフェ
    ート、ジブトキシエチルフォスフェート、ジブトキシブ
    チルフォスフェート、トリブトキシメチルフォスフェー
    ト、トリブトキシエチルフォスフェート、トリブトキシ
    ブチルフォスフェート、ジメチルフタレート、ジエチル
    フタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
    ト、ジベンジルフタレート、ε−カプロラクタム、2−
    ピロリドン、2,2,4−トリメチルペンタジオール−
    1,3−モノイソブチレートから選ばれる請求項1記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 該反応を該重合体のガラス転移温度より
    低い温度で行う請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 該重合体の分子量が10,000〜1000,000で
    ある請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
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