JPH05262009A - プリンタ用ケース - Google Patents

プリンタ用ケース

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JPH05262009A
JPH05262009A JP6487692A JP6487692A JPH05262009A JP H05262009 A JPH05262009 A JP H05262009A JP 6487692 A JP6487692 A JP 6487692A JP 6487692 A JP6487692 A JP 6487692A JP H05262009 A JPH05262009 A JP H05262009A
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JP
Japan
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sound
printer
platen
print head
paper
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Pending
Application number
JP6487692A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Niimura
素行 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH05262009A publication Critical patent/JPH05262009A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタの発生する騒音を、プリンタ諸機能
に影響を与えず低減する。 【構成】 開閉可能なウィンドウ15の内側に、印字ヘ
ッド1の行方向の移動可能範囲を囲むように遮音壁15
aを設け、印字ヘッド1背面側に存在する遮音壁15a
の一部が、インクリボンカートリッジ12に接し、印字
ヘッド1のプラテン2側に存在する遮音壁15aの一部
が、プラテン2側に弾接する。 【効果】 印字機構上部を直接遮音壁にて囲うことによ
り、用紙経路である開口部に騒音対策用のカバー等を用
いずに済むため、用紙経路に影響を与えず、プリンタの
騒音をケース内部で減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタの外
装ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサーの普及にともない、その記録手段として使
用されるプリンタの騒音が、オフィスや一般家庭に於い
てクローズアップされてきている。そのためプリンタに
於いて騒音を発生させないようにするための工夫や、発
生した騒音を外部に放射させないようにするための技術
が様々開発されている。そのなかで後者の技術として、
プリンタ印字装置の周囲を囲む外装ケースやカバー類で
音の放射を防ぐものが多々存在する。
【0003】シリアルプリンタ、特にインパクトドット
プリンタに於いては、印字ヘッドに内蔵した印字ワイヤ
をインクリボン、用紙を介してプラテンに打ちつけ印字
する際に大きな騒音が発生し、印字ヘッド、プラテン、
用紙の全てが音源となり得る。特に印字ヘッドに内蔵さ
れる印字ワイヤが、インクリボンを介して用紙、プラテ
ンを打撃する際に、用紙やプラテンが振動して音を発生
させる。また印字ヘッド自体も内部部品の作動により音
を発生している。印字ヘッドやプラテン、用紙の発生さ
せる騒音は分離しにくいが、それらを足し合わせたとき
の騒音は、プリンタ騒音の5割以上、特にインパクトド
ッドタイプでは8割以上を占めることもある。この音を
ケース内で吸音し、さらに開口部より漏れる音を軽減す
るために、以下の従来技術が存在する。
【0004】例えば、図6に示す特開昭60−4628
2にみられるように、給紙・排紙開口部21・14に用
紙9を挟むかたちで対になった圧接ローラ22・23を
設けて用紙9の振動を抑え、かつ圧接ローラ22・23
が隙間を塞いで音の漏れを防ぐもの、図7に示す特開昭
60−171186にみられるように、給紙・排紙開口
部21・14に吸音材や振動減衰材24を設け、音の漏
れを防ぐもの、また図8に示す実開昭61−19805
5、および実開昭61−198056のようにケース1
3と開閉式ウィンドウ15の隙間から漏れる音を二重の
カバー25によって遮断するものなどがみられる。いず
れもプリンタの開口部や隙間から漏れる音を遮断しよう
とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】給紙・排紙開口部21
・14やプリンタケース13の隙間は、プリンタに必要
不可欠なものである。というのは、用紙9をプリンタ内
に供給し、印字後の用紙9をプリンタ外に排出する必要
性、およびインクリボンの交換やプリンタのメンテナン
スを行うためにプリンタケース13の一部を可動とする
必要性があるからである。これらの部分から漏れる音は
プリンタケース13を通り抜けてくる音に較べて大き
く、従来技術が行った給紙・排紙開口部21・14、隙
間の防音・消音対策は有効なものであった。
【0006】しかしながら、用紙9の供給・排出のため
の開口部21・14形状は、紙送り精度や用紙9の取り
回し、用紙種類等、個々のプリンタの基本性能を特徴づ
ける用紙経路構造により機能面から決定されるため、開
口部21・14の形状に関する設計自由度は少なく、逆
に遮音性能を優先させる場合は、用紙搬送に関する諸性
能、機能に制約を課することとなる。
【0007】また上記技術のうち、プリンタケース13
やカバーの隙間を覆うカバーの取付は、リボンカートリ
ッジの交換や、プリンタ内部の清掃等のメンテナンス時
に必要なカバー開閉の操作を煩雑にし、さらに本来、プ
リンタ内部の印字状態を把握するために設けたウィンド
ウ25の視野を妨げるという課題を伴う。
【0008】そこで本発明では、従来のこのような問題
を解決し、プリンタの基本性能を損ねることなく、低騒
音のプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のプリンタ用ケースは、往復運動するキャリ
アに固定した印字ヘッドと、その印字ヘッドと対向した
位置にプラテンを有し、印字ヘッドとプラテンの間を用
紙が通過する際に印字が行われるシリアルプリンタに於
いて、プリンタの外装カバーの内側に遮音壁を設け、印
字ヘッドの行方向の移動可能範囲を外装カバーの外の空
間に対して隔離することを特徴とする。また遮音壁のう
ち印字ヘッドの背面側の一部が、インクリボンケースに
接することを特徴とする。また、遮音壁のうち印字ヘッ
ドよりプラテン寄りの一部が、プラテンに用紙を介して
弾接することを特徴とする。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を以下に、各図面に基づいて
説明する。
【0011】本発明を適用するシリアルプリンタのメカ
ニカルな部分の構造を示した斜視図である図1を用い、
インパクトドットタイプのシリアルプリンタを例にとっ
て説明する。
【0012】シリアルプリンタは印字ヘッド1と対向し
た位置にプラテン2を備えている。本実施例では回転式
のプラテン2を用いているが、固定された平面のプラテ
ンを用いたものでも構わない。印字ヘッド1は、プラテ
ン2と平行に移動して印字を行うためにキャリア3に固
定され、キャリア3はキャリア駆動モータ4とキャリア
駆動ベルトプーリー6との間に張り渡されたキャリア駆
動ベルト5の動作より、キャリアガイド7に倣って左右
に往復移動する。
【0013】用紙9は用紙案内10に沿ってプラテン2
に巻き付けられ、プラテン2が回転することで用紙9が
搬送される。キャリア3の左右往復運動に伴い印字ヘッ
ド1が一行ずつ印字を行っていくが、キャリア3が移動
して一行の印字が終了するたびにプラテン2が一定量回
転し、用紙9の一行分の送りが完了した後にキャリア3
が逆方向に移動して再び印字を行う。
【0014】次に本発明のヘッド上部にケースの一部と
して置かれるウィンドウと遮音壁の斜視断面図である図
2、および本発明を適用したシリアルプリンタの第1実
施例を示す断面図である図3を用いて本発明に基づく第
1実施例を説明する。実施対象プリンタはインパクトド
ットタイプである。
【0015】第1実施例では、印字ヘッド1の上部に設
けられたプリンタ用ケースの一部を成す開閉式ウィンド
ウ15に、遮音壁15aを一体成形し、遮音壁15aに
て印字ヘッド1、プラテン2の印字部分、用紙9の印字
部分を囲み、印字ヘッド1の行方向の移動可能範囲を開
閉式ウインドウ15の外の空間に対して閉じた空間とし
てある。
【0016】遮音壁15aのうち、印字ヘッド1の背面
側に位置する遮音壁15aの先端は、インクリボンカー
トリッジ12に接し、対するインクリボンカートリッジ
12の遮音壁15aが接する部分は凹状にへこみ、遮音
壁15a先端が差し込まれる。遮音壁15aのうち、印
字ヘッドよりプラテン2寄りに位置する遮音壁15a
は、先端にプラテン2に接して回転する紙送りローラー
16が取り付けられている。紙送りローラー16は遮音
壁15aの一部として機能し、プラテン2側に弾接す
る。
【0017】また図3に於けるウィンドウ15の両端に
位置する、つまり印字ヘッド1がキャリア3に固定され
移動する範囲の左右両側に存在する遮音壁15aの縁
は、フレーム8と接することによって印字部上面を隙間
なく囲うことができる。
【0018】次に本発明を適用したシリアルプリンタの
第2実施例を示す断面図である図4を用いて第2実施例
について説明する。
【0019】第2実施例では、印字ヘッド1の背面に位
置する遮音壁15aの先端に、弾性部材17を貼付ける
ことによって、遮音壁15aは弾性部材17を介してイ
ンクリボンカートリッジ12と弾性的に接し、インクリ
ボンカートリッジ12にへこみがなくても遮音壁15a
とインクリボンカートリッジ12の間の隙間をなくする
ことができる。印字ヘッド1よりプラテン2寄りに位置
する遮音壁15aの先端には、フィルム状の遮音シート
18を貼付け、遮音シート18のもう一方の先端はプラ
テン2側に弾性的に接する。遮音シート18は弾性体で
あるため、プラテン2の側に接触後、上方へしなること
ができ、用紙9の通過に際しても大きな負荷になること
なく、かつ遮音壁15aの一部としてプラテン2との隙
間を密閉できる。
【0020】図5は本発明を適用したシリアルプリンタ
の第3実施例を示した断面図である。 第3実施例で
は、開閉式ウィンドウ15と一体成形された遮音壁15
aに囲まれた空間の上面に吸音材19が貼付してある。
この吸音材19により、プリンタケース13内に隔離さ
れた印字ヘッド1の騒音が吸収され、それにともない遮
音壁15を透過していく絶対音量が減少して、吸音材1
9がない場合よりさらに低騒音化が図れる。
【0021】
【発明の効果】本発明のプリンタ用ケースに於ては以上
説明したように、印字機構から発生する音を、印字ヘッ
ド上部に位置するカバーに備えた遮音壁により直接遮閉
することが可能なため、プリンタケースの開口部に於け
る大がかりな騒音低減手段を用いることなく、プリンタ
外部への音の放射を軽減できる。故に、開口部に対して
行う防音・遮音・消音手段の弊害である紙送り精度、用
紙の取り回し、用紙種類への制約なしに低騒音プリンタ
を得ることができるという効果がある。
【0022】また、特別な防音カバーなど、新たに大き
な部品を外付けする必要もないため、プリンタが大型化
することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するシリアルプリンタのメカニカ
ルな部分の構造を示した斜視図。
【図2】本発明の第1実施例の印字ヘッド上部にケース
の一部として置かれるウィンドウと遮音壁の斜視断面
図。
【図3】本発明を適用したシリアルプリンタの第1実施
例を示す断面図。
【図4】本発明を適用したシリアルプリンタの第2実施
例を示す断面図。
【図5】本発明を適用したシリアルプリンタの第3実施
例を示す断面図。
【図6】特開昭60−46282で示される従来技術の
断面図。
【図7】特開昭60−171186で示される従来技術
の断面図。
【図8】実開昭61−198055で示される従来技術
の断面図。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 プラテン 5 キャリア駆動ベルト 7 キャリアガイド 8 フレーム 9 用紙 10 用紙案内 11 インクリボン 12 インクリボンカートリッジ 13 プリンタケース 14 排紙開口部 15 開閉式ウィンドウ 15a 遮音壁 16 紙送りローラ 17 弾性部材 18 遮音シート 19 吸音材 20 プリンタカバー 21 給紙開口部 22 第1圧接ローラ 23 第2圧接ローラ 24 振動減衰材 25 二重カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動するキャリアに固定した印字ヘ
    ッドと、前記印字ヘッドと対向した位置にプラテンを有
    し、前記印字ヘッドと前記プラテンの間を用紙が通過す
    る際に印字が行われるシリアルプリンタに於いて、プリ
    ンタの外装カバーの内側に遮音壁を設け、前記印字ヘッ
    ドの行方向の移動可能範囲を前記外装カバーの外の空間
    に対して隔離することを特徴とするプリンタ用ケース。
  2. 【請求項2】 前記遮音壁のうち前記印字ヘッドの背面
    側の一部が、インクリボンケースに接することを特徴と
    する、請求項1記載のプリンタ用ケース。
  3. 【請求項3】 前記遮音壁のうち前記印字ヘッドよりプ
    ラテン寄りの一部が、前記プラテンに、用紙を介して弾
    接することを特徴とする、請求項1記載のプリンタ用ケ
    ース。
JP6487692A 1992-03-23 1992-03-23 プリンタ用ケース Pending JPH05262009A (ja)

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JP6487692A JPH05262009A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 プリンタ用ケース

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JP6487692A JPH05262009A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 プリンタ用ケース

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ID=13270773

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JP6487692A Pending JPH05262009A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 プリンタ用ケース

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JP (1) JPH05262009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08318654A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nec Corp プリンタ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08318654A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nec Corp プリンタ装置

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