JP3449386B2 - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
- Publication number
- JP3449386B2 JP3449386B2 JP24531195A JP24531195A JP3449386B2 JP 3449386 B2 JP3449386 B2 JP 3449386B2 JP 24531195 A JP24531195 A JP 24531195A JP 24531195 A JP24531195 A JP 24531195A JP 3449386 B2 JP3449386 B2 JP 3449386B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- recording
- guide
- recording paper
- printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタに関し、より詳
しくは、給紙口や排紙口からの騒音の漏れを抑える点に
特徴を有するプリンタに関する。 【０００２】 【従来の技術】印字ワイヤを記録紙に打接して印字す
る、いわゆるインパクト式のプリンタでは、記録書込み
時に生じる騒音を減らすために、これまで各種の手段が
構じられてきているが、記録紙の供給及び排出のために
必要な給紙口と排紙口からの騒音の漏れについては、こ
れまでに何らの対策も構じられてきていなかった。 【０００３】特開平７−１２５３５９号公報は、本出願
人がこの点に着目したもので、ここに開示したプリンタ
は、排紙口の縁部に記録紙を摺接させ、外装ケースの印
字ヘッド寄りの内部空間を記録紙により塞ぐことによっ
て、遮音効果を発揮させるようにしたものであるが、開
口部を単に紙で塞ぐというものであるため、より有効な
遮音を期待するにはさらに改善すべき余地が残されてい
た。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
記録紙を利用してさらに優れた遮音効果を発揮させる新
たなプリンタを提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのプリンタとして、プラテン
及び記録書込み手段を包被する外装ケースの内面に、記
録紙搬送経路上の記録紙と摺接する少くとも２個所の摺
接部を間隔をおいて設けるとともに、該各摺接部の間
に、記録紙を一方の壁面とするバッファ空間を形成し、
前記プラテン及び記録書込み手段で発生した打接音を、
前記バッファ空間に拡散させて圧力と周波数を低減させ
るようにしたものである。 【０００６】 【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図面は、連続紙を対象とするプリンタとして構成し
た本発明の一実施例を示したものである。 【０００７】図において符号１で示した外装カバーに
は、手前側に排紙口１２と給紙口３が上下に設けられ、
給紙口３から送り込んだ記録紙Ｓをプラテンローラ２１
の周面に沿わせて反転させ、この間に記録ヘッド２２に
よる記録書込み処理を施して排紙口１２より排出するよ
うに構成されている。 【０００８】つぎに、本発明の特徴部分をなす記録紙Ｓ
の搬送経路とその周辺の機構について説明すると、外装
ケース１の前面は、内部に向けてほぼ水平に延びるシー
トガイド２によって、排紙口１２と給紙口３が上下に区
画形成されている。 【０００９】給紙口３から外装ケース１の内部に延びる
給紙経路は、シートガイド２と、これに平行にその下方
に折曲げ形成された遮音板６とによって区画されてい
て、ここにはプッシュトラクタ２０が配設され、また、
前板５から遮音板６に移る角部は、記録紙Ｓを案内する
案内隅部７として形成され、さらに、遮音板６の内端８
は、プッシュトラクタ２０からプラテンローラ２１の周
面へ供給される記録紙Ｓの下面に近接位置して騒音の通
過隘路を形成し、上記した案内隅部７と遮音板６の内端
８との間には、記録紙Ｓを一方の壁面とするバッファ空
間Ａが構成されている。 【００１０】なお、図中符号１０は、記録紙Ｓをプッシ
ュトラクタ２０のもとへ導くべく、シートガイド３の下
面に突設した紙案内用のリブを示している。 【００１１】これに対して、プラテンローラ２１から排
紙口１２に致る排紙経路には、プラテンローラ２１の周
面からの記録紙Ｓをエッジガイド１３に向けて案内する
断面逆Ｌ字形の案内プレート１４が、記録書込み部２３
の上部を覆うようにして設けられていて、その排出側の
端部は、記録紙Ｓと摺接する案内端縁１５をなし、ま
た、この案内端縁１５と記録紙Ｓとによって囲まれた案
内プレート１４の内部は、排出側の第１のバッファ空間
Ｂを形成している。 【００１２】一方、上記したエッジガイド１３は、その
表面に接触した記録紙Ｓを外装カバー１の中間部内面に
設けた摺接部１６と、開口部端縁１７とに接触させる案
内部材として構成されており、この摺接部１６と上記し
た案内端縁１５によって囲まれた部分は排出側の第２の
バッファ空間Ｃを形成し、また、摺接部１６と開口部端
縁１７によって囲まれた部分は、排出側の第３のバッフ
ァ空間Ｄを構成している。 【００１３】このように構成されたプリンタに連続紙Ｓ
を送り込むと、連続紙Ｓは、前板５と遮音板６との境に
形成された案内隅部７に接触し、ついでエッジガイド２
下面の案内用のリブ１０に接触してプッシュトラクタ２
０のもとへ導びかれ、ここから、プラテンローラ２１の
周面に沿って半周した上、一対の排紙ローラ２５を通っ
て案内プレート１４の案内端縁１５に接触し、さらに、
エッジガイド１３に案内されて、外装ケース１の下面摺
接部１６に摺接しつつ開口端縁１７に接してケース１外
へ排出される。 【００１４】このため、記録書込み部２３で発生した高
い周波数の打接音は、プラテンローラ２１の周面を巡っ
て、一方は給紙経路を経て給紙口３へ漏出しようとする
が、この振動波は、はじめに、遮音板６の内端８と連続
紙Ｓとの間の隘路で絞り込まれて、遮音板６と連続紙Ｓ
により囲まれた広い給紙側のバッファ空間Ａ内に拡散し
つつ入り込み、この過程で大きく圧力を下げ、周波数を
低減して、ここから案内隅部７の隘路を経て外装ケース
１の外へと拡散しつつ漏出して、さらに過程で圧力及び
周波数を下げる。 【００１５】他方、排紙経路１８側へ流れ出た高い周波
数の振動波は、はじめに、一部が断面逆Ｌ字形の案内プ
レート１４内に入り込み、ここから連続紙Ｓと摺接する
案内端縁１５を絞り込まれて通過する過程で圧力を下
げ、ついで、第２の排紙側バッファ空間Ｃから外装ケー
ス１の内面摺接部１６へ、さらに、第２のバッファ空間
Ｃから開口部端縁１７を通る間に絞り込みと拡散作用を
受けて、圧力を低下させ、音量レベルを低下させた状態
で開口部から漏れ出す。 【００１６】本発明に係る装置と特開平７−１２５３５
９号公報に開示した上記装置を用い、これらを同じ条件
もとで実験した結果、本発明に係る装置においては、さ
らに騒音を１ｄｂ程度軽減できることが明らかとなっ
た。このことは、高い周波数の音を、隘路を介して、一
方の壁面が記録紙Ｓよりなる広い空間内へ導くことによ
り、バッファ効果あるいはラビリンス効果が働くこと
と、記録紙Ｓによる振動吸収作用が働く結果によるもの
と考えられる。 【００１７】なお、以上は、連続紙を対象とするプリン
タの例で本発明を説明したものであるが、単票紙を対象
とするプリンタにも本発明を適用し得ることは云うまで
もない。 【００１８】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
書込みの際に生じた騒音を、狭い摺接部からこれに続く
広いバッファ空間へ通すことにより、記録書込みのため
の記録紙を利用してその圧力と周波数を減少させ、騒音
を効果的に低下させることができる。
しくは、給紙口や排紙口からの騒音の漏れを抑える点に
特徴を有するプリンタに関する。 【０００２】 【従来の技術】印字ワイヤを記録紙に打接して印字す
る、いわゆるインパクト式のプリンタでは、記録書込み
時に生じる騒音を減らすために、これまで各種の手段が
構じられてきているが、記録紙の供給及び排出のために
必要な給紙口と排紙口からの騒音の漏れについては、こ
れまでに何らの対策も構じられてきていなかった。 【０００３】特開平７−１２５３５９号公報は、本出願
人がこの点に着目したもので、ここに開示したプリンタ
は、排紙口の縁部に記録紙を摺接させ、外装ケースの印
字ヘッド寄りの内部空間を記録紙により塞ぐことによっ
て、遮音効果を発揮させるようにしたものであるが、開
口部を単に紙で塞ぐというものであるため、より有効な
遮音を期待するにはさらに改善すべき余地が残されてい
た。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
記録紙を利用してさらに優れた遮音効果を発揮させる新
たなプリンタを提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのプリンタとして、プラテン
及び記録書込み手段を包被する外装ケースの内面に、記
録紙搬送経路上の記録紙と摺接する少くとも２個所の摺
接部を間隔をおいて設けるとともに、該各摺接部の間
に、記録紙を一方の壁面とするバッファ空間を形成し、
前記プラテン及び記録書込み手段で発生した打接音を、
前記バッファ空間に拡散させて圧力と周波数を低減させ
るようにしたものである。 【０００６】 【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図面は、連続紙を対象とするプリンタとして構成し
た本発明の一実施例を示したものである。 【０００７】図において符号１で示した外装カバーに
は、手前側に排紙口１２と給紙口３が上下に設けられ、
給紙口３から送り込んだ記録紙Ｓをプラテンローラ２１
の周面に沿わせて反転させ、この間に記録ヘッド２２に
よる記録書込み処理を施して排紙口１２より排出するよ
うに構成されている。 【０００８】つぎに、本発明の特徴部分をなす記録紙Ｓ
の搬送経路とその周辺の機構について説明すると、外装
ケース１の前面は、内部に向けてほぼ水平に延びるシー
トガイド２によって、排紙口１２と給紙口３が上下に区
画形成されている。 【０００９】給紙口３から外装ケース１の内部に延びる
給紙経路は、シートガイド２と、これに平行にその下方
に折曲げ形成された遮音板６とによって区画されてい
て、ここにはプッシュトラクタ２０が配設され、また、
前板５から遮音板６に移る角部は、記録紙Ｓを案内する
案内隅部７として形成され、さらに、遮音板６の内端８
は、プッシュトラクタ２０からプラテンローラ２１の周
面へ供給される記録紙Ｓの下面に近接位置して騒音の通
過隘路を形成し、上記した案内隅部７と遮音板６の内端
８との間には、記録紙Ｓを一方の壁面とするバッファ空
間Ａが構成されている。 【００１０】なお、図中符号１０は、記録紙Ｓをプッシ
ュトラクタ２０のもとへ導くべく、シートガイド３の下
面に突設した紙案内用のリブを示している。 【００１１】これに対して、プラテンローラ２１から排
紙口１２に致る排紙経路には、プラテンローラ２１の周
面からの記録紙Ｓをエッジガイド１３に向けて案内する
断面逆Ｌ字形の案内プレート１４が、記録書込み部２３
の上部を覆うようにして設けられていて、その排出側の
端部は、記録紙Ｓと摺接する案内端縁１５をなし、ま
た、この案内端縁１５と記録紙Ｓとによって囲まれた案
内プレート１４の内部は、排出側の第１のバッファ空間
Ｂを形成している。 【００１２】一方、上記したエッジガイド１３は、その
表面に接触した記録紙Ｓを外装カバー１の中間部内面に
設けた摺接部１６と、開口部端縁１７とに接触させる案
内部材として構成されており、この摺接部１６と上記し
た案内端縁１５によって囲まれた部分は排出側の第２の
バッファ空間Ｃを形成し、また、摺接部１６と開口部端
縁１７によって囲まれた部分は、排出側の第３のバッフ
ァ空間Ｄを構成している。 【００１３】このように構成されたプリンタに連続紙Ｓ
を送り込むと、連続紙Ｓは、前板５と遮音板６との境に
形成された案内隅部７に接触し、ついでエッジガイド２
下面の案内用のリブ１０に接触してプッシュトラクタ２
０のもとへ導びかれ、ここから、プラテンローラ２１の
周面に沿って半周した上、一対の排紙ローラ２５を通っ
て案内プレート１４の案内端縁１５に接触し、さらに、
エッジガイド１３に案内されて、外装ケース１の下面摺
接部１６に摺接しつつ開口端縁１７に接してケース１外
へ排出される。 【００１４】このため、記録書込み部２３で発生した高
い周波数の打接音は、プラテンローラ２１の周面を巡っ
て、一方は給紙経路を経て給紙口３へ漏出しようとする
が、この振動波は、はじめに、遮音板６の内端８と連続
紙Ｓとの間の隘路で絞り込まれて、遮音板６と連続紙Ｓ
により囲まれた広い給紙側のバッファ空間Ａ内に拡散し
つつ入り込み、この過程で大きく圧力を下げ、周波数を
低減して、ここから案内隅部７の隘路を経て外装ケース
１の外へと拡散しつつ漏出して、さらに過程で圧力及び
周波数を下げる。 【００１５】他方、排紙経路１８側へ流れ出た高い周波
数の振動波は、はじめに、一部が断面逆Ｌ字形の案内プ
レート１４内に入り込み、ここから連続紙Ｓと摺接する
案内端縁１５を絞り込まれて通過する過程で圧力を下
げ、ついで、第２の排紙側バッファ空間Ｃから外装ケー
ス１の内面摺接部１６へ、さらに、第２のバッファ空間
Ｃから開口部端縁１７を通る間に絞り込みと拡散作用を
受けて、圧力を低下させ、音量レベルを低下させた状態
で開口部から漏れ出す。 【００１６】本発明に係る装置と特開平７−１２５３５
９号公報に開示した上記装置を用い、これらを同じ条件
もとで実験した結果、本発明に係る装置においては、さ
らに騒音を１ｄｂ程度軽減できることが明らかとなっ
た。このことは、高い周波数の音を、隘路を介して、一
方の壁面が記録紙Ｓよりなる広い空間内へ導くことによ
り、バッファ効果あるいはラビリンス効果が働くこと
と、記録紙Ｓによる振動吸収作用が働く結果によるもの
と考えられる。 【００１７】なお、以上は、連続紙を対象とするプリン
タの例で本発明を説明したものであるが、単票紙を対象
とするプリンタにも本発明を適用し得ることは云うまで
もない。 【００１８】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
書込みの際に生じた騒音を、狭い摺接部からこれに続く
広いバッファ空間へ通すことにより、記録書込みのため
の記録紙を利用してその圧力と周波数を減少させ、騒音
を効果的に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例をなすプリンタの内部構成を
示した図である。 【符号の説明】 １ 外装ケース ３ 給紙口 ６ 遮音板 ７ 案内隅部 １４ 案内プレート １６ 摺接部 １７ 開口端縁 ２１ プラテンローラ ２２ 記録ヘッド Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ バッファ空間
示した図である。 【符号の説明】 １ 外装ケース ３ 給紙口 ６ 遮音板 ７ 案内隅部 １４ 案内プレート １６ 摺接部 １７ 開口端縁 ２１ プラテンローラ ２２ 記録ヘッド Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ バッファ空間
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B41J 15/04
B41J 13/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 プラテン及び記録書込み手段を包被する
外装ケースの内面に、記録紙搬送経路上の記録紙と摺接
する少くとも２個所の摺接部を間隔をおいて設けるとと
もに、該各摺接部の間に、記録紙を一方の壁面とするバ
ッファ空間を形成し、前記プラテン及び記録書込み手段
で発生した打接音を、前記バッファ空間に拡散させて圧
力と周波数を低減させることを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531195A JP3449386B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531195A JP3449386B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0966638A JPH0966638A (ja) | 1997-03-11 |
| JP3449386B2 true JP3449386B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17131792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24531195A Expired - Fee Related JP3449386B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3449386B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP24531195A patent/JP3449386B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0966638A (ja) | 1997-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030611 |
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