JPH04135355U - プリンタの防音構造 - Google Patents
プリンタの防音構造Info
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- JPH04135355U JPH04135355U JP4263291U JP4263291U JPH04135355U JP H04135355 U JPH04135355 U JP H04135355U JP 4263291 U JP4263291 U JP 4263291U JP 4263291 U JP4263291 U JP 4263291U JP H04135355 U JPH04135355 U JP H04135355U
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Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 印字時の騒音の外部への漏洩を確実に防止す
ることができ、しかも、用紙の搬送を防音板が阻害しな
いようにすること。 [構成] 用紙挿入用開口3Aならびに用紙排出用開口
3Bの少なくとも一方を遮蔽する弾性材料からなる防音
板8A,8Bを対応する開口の縁部に支持し、この防音
板8A,8Bに、用紙Sとの接触により撓んで退避する
ための薄肉部9A,9Bを形成し、防音板8A,8Bを
厚肉にして防音効果を向上しても、薄肉部9A,9Bを
介して防音板8A,8Bが容易に撓むようにして、用紙
Sの搬送を阻害しないようにしたもの。
ることができ、しかも、用紙の搬送を防音板が阻害しな
いようにすること。 [構成] 用紙挿入用開口3Aならびに用紙排出用開口
3Bの少なくとも一方を遮蔽する弾性材料からなる防音
板8A,8Bを対応する開口の縁部に支持し、この防音
板8A,8Bに、用紙Sとの接触により撓んで退避する
ための薄肉部9A,9Bを形成し、防音板8A,8Bを
厚肉にして防音効果を向上しても、薄肉部9A,9Bを
介して防音板8A,8Bが容易に撓むようにして、用紙
Sの搬送を阻害しないようにしたもの。
Description
【0001】
本考案は、ワイヤドットプリンタのように印字時に騒音の発生するプリンタに
係り、特に、その騒音の外部への伝達を防止するプリンタの防音構造に関する。
【0002】
一般に、ワイヤドットプリンタは、図3に示すように、ワイヤドットヘッド1
を収納しているケーシング2を有しており、このケーシング2には、用紙挿入用
開口3Aならびに用紙排出用開口3Bが、ほぼ同一水平面上に位置するようにそ
れぞれ形成されている。そして、これらの用紙挿入用開口3Aおよび用紙排出用
開口3B間には、前記ワイヤドットヘッド1の下端となる印字部4が位置するよ
うになっている。また、前記用紙挿入用開口3Aとワイヤドットヘッド1間なら
びにワイヤドットヘッド1と用紙排出用開口3B間には、用紙Sを搬送する各1
対の搬送ローラ5A,5A(5B,5B)が配設されている。さらに、前記ケー
シング2内の下部には、図示しないファンフォールド紙を前記印字部4に搬送す
るためのトラクタ6が配設されている。なお、用紙Sの搬送方向において搬送ロ
ーラ5A,5Aの上流側と、搬送ローラ5B,5Bの下流側のケーシング2には
、それぞれ上向きのガイド面7A(7B)が形成されている。
【0003】
前述した構成によれば、各対の搬送ローラ5A,5A(5B,5B)を駆動し
た状態において、用紙Sの先端を用紙挿入用開口3Aから挿入して搬送ローラ5
A,5A間に噛み込ませれば、搬送ローラ5A,5Aの駆動により用紙Sは4方
向に搬送され、ワイヤドットヘッド1により印字が行われ、その後、ワイヤドッ
トヘッド1の下流側の搬送ローラ5B,5Bによりさらに搬送されて用紙排出用
開口3Bから排出される。
【0004】
ところで、前記ワイヤドットヘッド1は、ワイヤの先端でインクリボンを介し
て用紙Sを打撃することにより印字を行うため、印字時に騒音が発生することに
なる。
【0005】
このため、従来、可撓製材料からなる防音板を用紙挿入用開口3Aおよび用紙
排出用開口3Bを被覆するようにして印字時の騒音が外部に漏洩するのを防止す
るようにしたプリンタが知られている。
【0006】
ところで、防音の効果は、防音板の肉厚に比例するので、良好な防音効果をう
るためには、防音板の肉厚を厚くしなくなければならない。
【0007】
しかしながら、防音板の肉厚を厚くすると、たとえ、防音板が可撓性材料によ
り形成されていても、防音板が用紙Sの搬送を阻害することになってしまう。
【0008】
本考案は、前述した点に鑑み、印字時の騒音の外部への漏洩を確実に防止する
ことができ、しかも、用紙の搬送を防音板が阻害しないようにしたプリンタの防
音構造を提供することを目的とする。
【0009】
前述した目的を達成するため本考案の請求項1のプリンタの防音構造は、用紙
挿入用開口ならびに用紙排出用開口をそれぞれ形成したケーシング内部に印字ヘ
ッドを設け、用紙挿入用開口からケーシング内に挿入した用紙に印字ヘッドによ
り印字を行い、印字後の用紙を用紙排出用開口から外部に排出するようにしたプ
リンタにおいて、前記用紙挿入用開口ならびに用紙排出用開口の少なくとも一方
を遮蔽する弾性材料からなる防音板を対応する開口の縁部に支持し、この防音板
に、用紙との接触により撓んで退避するための薄肉部を形成したことを特徴とし
ている。
【0010】
また、請求項2のプリンタの防音構造は、請求項1において、前記用紙と接触
する防音板の部位を、凸状の円弧としたことを特徴としている。
【0011】
さらに、請求項3のプリンタの防音構造は、請求項1または2において、少な
くとも用紙と接触する部位の前記防音板の表面をフッ素樹脂により被覆したこと
を特徴としている。
【0012】
前述した構成からなる本考案プリンタの防音構造によれば、防音板を厚肉にし
て防音効果を向上しても、薄肉部を介して防音板が容易に撓むので、用紙の搬送
を阻害することがない。
【0013】
また、用紙と接触する防音板の部位を、凸状の円弧とすれば、防音板の接線方
向に用紙が進行するので、用紙はさらに円滑に搬送されることになる。
【0014】
さらに、少なくとも用紙と接触する部位の前記防音板の表面をフッ素樹脂によ
り被覆すれば、フッ素樹脂は表面エネルギが小さいので、用紙はさらに円滑に搬
送されることになる。
【0015】
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。なお、前述した従来のもの
と同様の構成については、図面中に同様の符号を付し、その説明は省略する。
【0016】
図1は、本考案の防音構造を適用したワイヤドットヘッドを示すものであり、
図1において、用紙挿入用開口3Aおよび用紙排出用開口3Bの内側の上縁には
、それぞれ防音板8A(8B)の上端部が接着などにより支持されている。各防
音板8A(8B)は、各種ゴムのような可撓性を有する弾性材料により形成され
ており、各防音板8A(8B)の下端部は、凸状の円弧をなすように湾曲され、
用紙Sの搬送方向に対しほぼ直交する方向において前記各ガイド面7A(7B)
と直線状に線接触している。
【0017】
また、各防音板8A(8B)の上端部の前記ケーシング2に支持されている部
位より多少下方には、図2に詳示するように、両面からテーパ状に削落するよう
にして横方向に一端から他端に延在する薄肉部9A(9B)が形成されている。
なお、図2には、防音板8Aを示したが、防音板8Bも防音板8Aと同様の構成
なので、図2中に()を付して防音板8Bについての関連する符号も付しておく
。
【0018】
前記薄肉部9A(9B)の肉厚は、防音板8A(8B)の肉厚を1mmとしたと
きに、一例として0.2mmとされている。このように薄肉部9A(9B)を形成
したのは、防音板8A(8B)の肉厚を厚くして防音効果を高めるとともに、用
紙Sとの接触により防音板8A(8B)が容易に撓むようにするためである。
【0019】
さらに、各防音板8A(8B)の少なくとも用紙Sと接触しうる下端部の表面
は、表面エネルギの小さいポリ四フッ化エチレンのようなフッ化樹脂により被覆
されている。これは、表面エネルギの小さいフッ化樹脂により、各防音板8A(
8B)と用紙Sとの摩擦抵抗を減少するためである。
【0020】
前述した構成によれば、防音板8A(8B)の肉厚を厚くして印字時に発生す
る騒音のケーシング2外への漏洩を確実に防止することができる。また、防音板
8A(8B)には、それ自体を撓みやすくするための防音板8A(8B)が形成
されているばかりでなく、用紙Sと接触する部位は湾曲しており、しかも、用紙
Sと接触しうる下端部の表面が、表面エネルギの小さいフッ化樹脂により被覆さ
れているので、用紙Sを、図2に矢印で示すような通常の搬送方向あるいは反搬
送方向のいずれの方向へ搬送しても、防音板8A(8B)との接触により用紙S
が詰まるおそれがない。
【0021】
このように本実施例によれば、印字時に発生する騒音のケーシング2外への漏
洩を確実に防止することができるし、用紙Sを通常の搬送方向あるいは反搬送方
向のいずれの方向へ搬送しても、防音板8A(8B)との接触により用紙Sが詰
まるおそれもない。
【0022】
なお、本考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、必要に応じて種
々の変更が可能である。たとえば、騒音の発生のおそれのない場所においては、
防音板を用紙挿入用開口および用紙排出用開口のいずれか一方のみを遮蔽するよ
うに設けてもよい。本考案の防音構造が適用されるプリンタは、実施例で示した
ワイヤドットプリンタに限定されるものではない。
【0023】
以上説明したように本考案によれば、印字時の騒音の外部への漏洩を確実に防
止することができ、しかも、用紙の搬送を防音板が阻害することもない。
【図1】本考案の防音構造が適用されたワイヤドットプ
リンタの実施例を示す概略縦断面図
リンタの実施例を示す概略縦断面図
【図2】図1の要部の拡大図
【図3】従来のワイヤドットプリンタを示す概略縦断面
図
図
1 ワイヤドットヘッド
2 ケーシング
3A 用紙挿入用開口
3B 用紙排出用開口
4 印字部
8A,8B 防音板
9A,9B 薄肉部
Claims (3)
- 【請求項1】 用紙挿入用開口ならびに用紙排出用開口
をそれぞれ形成したケーシング内部に印字ヘッドを設
け、用紙挿入用開口からケーシング内に挿入した用紙に
印字ヘッドにより印字を行い、印字後の用紙を用紙排出
用開口から外部に排出するようにしたプリンタにおい
て、前記用紙挿入用開口ならびに用紙排出用開口の少な
くとも一方を遮蔽する弾性材料からなる防音板を対応す
る開口の縁部に支持し、この防音板に、用紙との接触に
より撓んで退避するための薄肉部を形成したことを特徴
とするプリンタの防音構造。 - 【請求項2】 前記用紙と接触する防音板の部位を、凸
状の円弧としたことを特徴とする請求項1に記載のプリ
ンタの防音構造。 - 【請求項3】 少なくとも用紙と接触する部位の前記防
音板の表面をフッ素樹脂により被覆したことを特徴とす
る請求項1または2に記載のプリンタの防音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4263291U JPH04135355U (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | プリンタの防音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4263291U JPH04135355U (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | プリンタの防音構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135355U true JPH04135355U (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=31923088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4263291U Withdrawn JPH04135355U (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | プリンタの防音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04135355U (ja) |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP4263291U patent/JPH04135355U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |