JP3083971B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JP3083971B2
JP3083971B2 JP07108816A JP10881695A JP3083971B2 JP 3083971 B2 JP3083971 B2 JP 3083971B2 JP 07108816 A JP07108816 A JP 07108816A JP 10881695 A JP10881695 A JP 10881695A JP 3083971 B2 JP3083971 B2 JP 3083971B2
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久明 中居
▲茂▼美 富樫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンカセット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドットインパクトプリンタに使用
されるリインキングタイプのインクリボンカセットに
は、インクリボンの印字部以外が接触して用紙を汚すこ
とがないように、薄いポリエステルフィルム製又は金属
製のリボンプロテクタが取り付けられるようになってい
る。
【0003】図2は従来のインクリボンカセットの斜視
図である。図において、11はリインキングタイプのイ
ンクリボンカセット、11aはリボンカセット本体、1
2は該リボンカセット本体11aに装填(そうてん)さ
れたインクリボン、13は前記リボンカセット本体11
aの前面に取り付けられた薄いポリエステルフィルム製
又は金属製のリボンプロテクタである。該リボンプロテ
クタ13の中央には穴14が形成される。
【0004】図3は従来のドットインパクトプリンタの
印字機構の断面図、図4は従来のドットインパクトプリ
ンタの印字部の断面図である。図において、11は図示
しないキャリッジに搭載されたインクリボンカセット、
12はインクリボン、13はリボンプロテクタ、15は
プラテン、16は該プラテン15の回転に伴って搬送さ
れる用紙、18は前記プラテン15と対向させて配設さ
れた印字ヘッド、21は図示しない用紙送り機構から搬
送されてきた前記用紙16をプラテン15に押し付ける
樹脂製の板ばね、22は搬送されてきた前記用紙16
を、印字ヘッド18、インクリボンカセット11及びプ
ラテン15を結ぶ直線上に形成された印字部、並びに図
示しない用紙排出機構に案内する用紙ガイドである。
【0005】前記構成の印字機構において、まず、用紙
16は、図示しない用紙送り機構からプラテン15に沿
って搬送され、前記板ばね21の先端とプラテン15と
の間を抜け、用紙ガイド22によって案内されて前記印
字部に送られる。そして、用紙16が前記印字部に到達
すると、図示しない制御部は図示しないホストコンピュ
ータから印字命令信号を受け、印字ヘッド18を駆動す
る。該印字ヘッド18は、前記インクリボン12を介し
て用紙16を打撃しながらプラテン15に沿って移動
し、用紙16に対して印字を行う。
【0006】ところで、前記印字部における印字ヘッド
18からプラテン15までの距離が短いほど印字速度を
高くすることができる。したがって、インクリボン1
2、リボンプロテクタ13及び用紙16を印字ヘッド1
8とプラテン15との間に置いたときに、わずかな隙間
(すきま)が残るように印字ヘッド18の位置が設定さ
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインクリボンカセットにおいては、搬送される用紙
16にミシン目、折り目等の変形部16aがあると、用
紙16がプラテン15から浮いた状態になり、印字ヘッ
ド18とプラテン15との間の余裕がなくなり、リボン
プロテクタ13における用紙16に接触する面に圧力が
加わってしまう。
【0008】したがって、薄いポリエステルフィルム製
のリボンプロテクタ13を使用する場合には、印字デュ
ーティーが高くなり、通常より印字動作が多くなると、
リボンプロテクタ13における用紙16に接触する面が
著しく摩耗してしまう。その結果、インクリボン12と
用紙16との間の距離がその分短くなって、インクリボ
ン12が用紙16に接触することが多くなり、用紙16
を汚してしまう。
【0009】一方、金属製のリボンプロテクタ13を使
用する場合には、次のような問題が発生する。すなわ
ち、板ばね21は、搬送されてきた用紙16を印字部に
円滑に送るために、弾性のある樹脂によって形成され、
先端が図4の点P1においてプラテン15に押し付けら
れるように配設される。したがって、搬送される用紙1
6に変形部16aがあると、用紙16が点P1を通過す
る際に、板ばね21が図4の実線位置に押され、リボン
プロテクタ13の下端部を印字ヘッド18側に押す。
【0010】この場合、前記リボンプロテクタ13は金
属製であるので剛性が高く、該リボンプロテクタ13と
印字ヘッド18との間にインクリボン12を押し付ける
ことになる。その結果、インクリボン12の走行不良が
発生してしまう。特に、用紙16が複写紙であり、前記
変形部16aにおける変形が大きいものほど、リボンプ
ロテクタ13と印字ヘッド18との間にインクリボン1
2を押し付ける力が大きくなり、該インクリボン12の
走行不良が発生しやすくなる。
【0011】本発明は、前記従来のインクリボンカセッ
トの問題点を解決して、リボンプロテクタが摩耗して用
紙を汚してしまうことがなく、インクリボンの走行不良
が発生することがないインクリボンカセットを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンクリボンカセットにおいては、リボンカセット本体
と、該リボンカセット本体に取り付けられたリボンプロ
テクタとを有する。そして、該リボンプロテクタは、印
字部に対応する位置に穴を備え、かつ、柔軟性の高い第
1部材、及び該第1部材の前面に取り付けられ、印字部
に対応する位置に穴を備え、かつ、耐摩耗性の高い第2
部材を備える。
【0013】本発明の他のインクリボンカセットにおい
ては、さらに、前記第1部材の下縁と第2部材の下縁と
の間に、外部からの力によって変形する変形領域が形成
される。
【0014】
【作用】本発明によれば、前記のようにインクリボンカ
セットにおいては、リボンカセット本体と、該リボンカ
セット本体に取り付けられたリボンプロテクタとを有す
る。そして、該リボンプロテクタは、印字部に対応する
位置に穴を備え、かつ、柔軟性の高い第1部材、及び該
第1部材の前面に取り付けられ、印字部に対応する位置
に穴を備え、かつ、耐摩耗性の高い第2部材を備える。
【0015】この場合、第2部材の耐摩耗性が高いの
で、キャリッジに搭載されたインクリボンカセット及び
印字ヘッドがプラテンに沿って左右に移動しても、前記
第2部材における用紙と接触する面が摩耗することはな
い。本発明の他のインクリボンカセットにおいては、さ
らに、前記第1部材の下縁と第2部材の下縁との間に、
外部からの力によって変形する変形領域が形成される。
【0016】この場合、搬送されてきた用紙の変形部が
プラテンと板ばねとの間を通過すると、板ばねの先端が
前記変形領域に当たる。ところが、該変形領域の柔軟性
が高いので、変形領域だけが変形させられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
インクリボンカセットの斜視図、図5は本発明の実施例
におけるリボンプロテクタの第1部材の平面図、図6は
本発明の実施例におけるリボンプロテクタの第2部材の
平面図、図7は本発明の実施例におけるリボンプロテク
タの平面図である。
【0018】図において、11はリインキングタイプの
インクリボンカセット、11aはリボンカセット本体、
12は該リボンカセット本体11aに装填されたインク
リボン、33は前記リボンカセット本体11aの前面に
取り付けられたリボンプロテクタである。該リボンプロ
テクタ33は、前記リボンカセット本体11aにリボン
プロテクタ33を取り付けるための第1部材35、及び
該第1部材35より印字ヘッド側において第1部材35
に固定された第2部材36から成り、該第2部材36の
中央には穴37が形成される。
【0019】前記第1部材35は柔軟性が高い、例え
ば、樹脂製のフィルムから成り、第2部材36は耐摩耗
性が高い、例えば、金属製のプレートから成る。次に、
図5〜7に基づいてリボンプロテクタ33について説明
する。前記第2部材36の下縁の中央には1個の下係止
部41が、両側縁の中央にはそれぞれ1個の横係止部4
2が、両側縁の上部にはそれぞれ1個の押さえ部43が
形成される。また、前記第2部材36の中央には、図示
しない印字ヘッドの印字ワイヤを通すための穴37が形
成され、該穴37の周囲に、わずかな高さを有する複数
の円筒状突起51が形成される。該円筒状突起51は、
印字が行われた後の図示しない用紙(印字媒体)が第2
部材36の表面によって擦られて印字汚れが生じるのを
防止するとともに、図示しないキャリッジを走行させて
印字ヘッドを左右に移動させたときに、用紙の両端が穴
37の周縁と干渉するのを防止する。
【0020】そして、第2部材36の下縁には傾斜領域
AR1が形成され、該傾斜領域AR1は、搬送されてき
た前記用紙と干渉しないように、印字ヘッド側に向けて
(図における紙面の奥側に向けて)傾斜させられる。ま
た、前記傾斜領域AR1は、搬送されてきた用紙と干渉
しないように、上方に向けて次第に幅が広くなるような
テーパが形成される。
【0021】一方、第1部材35の下部の中央には1個
の係止溝46が形成され、前記下係止部41を係止溝4
6に挿入した後、上方に折り曲げることによって第2部
材36を第1部材35に固定することができる。前記下
係止部41の幅w1は、搬送されてきた前記用紙の先端
が当たらないように、十分に狭く設定される。また、第
1部材35の中央には穴47が形成され、該穴47の両
側縁には、前記横係止部42に対応する形状及び寸法を
備えた切欠48がそれぞれ形成される。したがって、前
記各横係止部42を切欠48に挿入することによって第
2部材36を第1部材35に固定することができる。そ
のために、前記第2部材36の幅w2と第1部材35の
幅w2とが等しくされる。また、前記穴47の幅h1は
インクリボン12の幅と等しくされ、穴47によってイ
ンクリボン12を案内することもできる。
【0022】そして、第2部材36を第1部材35に固
定したときに、前記押さえ部43は左右に広がり第1部
材35の前面を覆う。この場合、搬送される用紙の先端
と押さえ部43とが干渉することがないように、押さえ
部43の下縁にはテーパが形成される。また、第2部材
36が第1部材35に取り付けられたとき、図7に示す
ように、第2部材36の下縁と第1部材35の下縁との
間に外部からの力によって変形する変形領域AR2が形
成される。
【0023】なお、50は前記リボンプロテクタ33を
リボンカセット本体11aに取り付けるための穴であ
る。次に、前記構成のリボンプロテクタ33をリボンカ
セット本体11aに取り付けたときの動作について説明
する。図8は本発明の実施例における印字部の第1の状
態図、図9は本発明の実施例における印字部の第2の状
態図、図10は本発明の実施例における用紙の第1の搬
送状態を示す平面図、図11は本発明の実施例における
用紙の第1の搬送状態を示す側面図、図12は本発明の
実施例における用紙の第2の搬送状態を示す平面図、図
13は本発明の実施例における用紙の第2の搬送状態を
示す側面図である。
【0024】図において、15はプラテン、16は該プ
ラテン15の回転に伴って搬送される用紙、18は前記
プラテン15と対向させて配設された印字ヘッド、11
は該印字ヘッド18を包囲して図示しないキャリッジに
搭載されたインクリボンカセット、21は図示しない用
紙送り機構から搬送されてきた前記用紙16をプラテン
15に押し付ける樹脂製の板ばね、22は搬送されてき
た前記用紙16を、印字ヘッド18、インクリボンカセ
ット11及びプラテン15を結ぶ直線上に形成される印
字部、並びに図示しない用紙排出機構に案内する用紙ガ
イド、33はリボンプロテクタである。
【0025】前記構成の印字機構において、まず、用紙
16は、用紙送り機構からプラテン15に沿って搬送さ
れ、前記板ばね21の先端とプラテン15との間を抜
け、用紙ガイド22によって案内されて前記印字部に送
られる。そして、用紙16が前記印字部に到達すると、
図示しない制御部は図示しないホストコンピュータから
印字命令信号を受け、印字ヘッド18を駆動する。該印
字ヘッド18は、前記インクリボン12を介して用紙1
6を打撃しながらプラテン15に沿って移動し、用紙1
6に対して印字を行う。
【0026】ところで、前記板ばね21は、用紙16が
通過すると印字ヘッド18側に押されるが、前記用紙1
6にミシン目、折り目等の変形部16aがあると、板ば
ね21の先端が変形領域AR2に当たる。該変形領域A
R2は第1部材35に形成されていて、柔軟性が高く薄
い樹脂製のフィルムから成るので、図9に示すように、
変形領域AR2だけが矢印E方向に変形させられ、他の
部分は変形しない。
【0027】したがって、第1部材35と印字ヘッド1
8との間に十分な隙間を維持することができるので、用
紙16が複写紙であり、前記変形部16aにおける変形
が大きくても、インクリボン12の走行不良が発生する
ことはない。また、用紙16と第2部材36とが接触す
るので、印字デューティーが高くなり、通常より印字動
作が多くなっても、第2部材36における用紙16に接
触する面は摩耗しない。したがって、インクリボン12
と用紙16とを隔てる距離を確保することができるの
で、インクリボン12が用紙16に接触することがな
く、用紙16を汚すことがない。
【0028】次に、図10〜13に基づいて、用紙16
を搬送したときの印字部の状態について説明する。前述
したように、前記下係止部41の幅w1(図5)は狭く
設定され、それに対応して係止溝46の幅も狭く設定さ
れるので、用紙16の先端が当たっても搬送の邪魔にな
らない。また、傾斜領域AR1が傾斜させられているの
で、板ばね21によって押された変形領域AR2と傾斜
領域AR1とにより形成される用紙走行ラインが滑らか
に連結される。したがって、用紙16はどこにも衝突す
ることなく印字部に搬送される。
【0029】ところで、印字動作中において、インクリ
ボンカセット11及び印字ヘッド18は図示しないキャ
リッジによってプラテン15に沿って左右に移動させら
れる。このとき、用紙16の両側縁が第2部材36の前
を繰り返し通過するが、穴37の周囲には、複数の円筒
状突起51が形成されているので、用紙16がプラテン
15側に跳ねのけられる。したがって、用紙16と穴3
7とが干渉することがない。また、インクリボン12が
用紙16に接触することがないので、用紙16を汚すこ
とがない。
【0030】次に、用紙16が逆方向に搬送されたとき
の搬送状態について説明する。図14は本発明の実施例
における用紙が逆方向に搬送されたときの搬送状態を示
す側面図である。図において、15はプラテン、16は
該プラテン15の回転に伴って搬送される用紙、16a
は変形部、35は第1部材、36は第2部材である。
【0031】この場合、該第2部材36の上縁とインク
リボンカセット11(図8)及びプラテン15を結ぶ直
線との距離xが十分に採ってあるので、用紙16が逆方
向 (図における矢印G方向) に搬送され、変形部16a
がプラテン15と第2部材36との間に送られたとき
に、変形部16aと第2部材36の上縁とが干渉するこ
とはない。
【0032】次に、インクリボンカセット11及び印字
ヘッド18が左右に移動したときの第2部材36の取付
状態について説明する。図15は本発明の実施例におけ
る第2部材の取付状態を示す図である。図において、3
5は第1部材、36は第2部材である。この場合、印字
動作中にインクリボンカセット11(図8)及び印字ヘ
ッド18が左右に移動させられると、第2部材36は印
字ヘッド18とプラテン15との間で用紙16に接触し
ているので、摩擦による力Fが左右の方向に加わる。と
ころが、前記横係止部42(図6)を切欠48(図5)
に挿入することによって、第2部材36を第1部材35
に取り付けるようになっているので、第2部材36が第
1部材35に対してずれることがない。
【0033】次に、第2部材36と用紙ガイド22との
関係について説明する。図16は本発明の実施例におけ
る第2部材と用紙ガイドとの関係を示す図である。図に
おいて、11はインクリボンカセット、22は用紙ガイ
ド、22aは印字部に対応させて形成された窓、35は
第1部材、36は第2部材である。
【0034】この場合、前記第2部材36の最大幅、す
なわち、押さえ部43(図6)の先端間の幅w3が前記
窓22aの幅より広く設定してあるので、インクリボン
カセット11を交換する際にリボンプロテクタ33(図
8)が窓22aの中に入り込んで引っ掛かることがな
い。したがって、インクリボンカセット11の交換が容
易になる。
【0035】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インクリボンカセットにおいては、リボンカセッ
ト本体と、該リボンカセット本体に取り付けられたリボ
ンプロテクタとを有する。そして、該リボンプロテクタ
は、印字部に対応する位置に穴を備え、かつ、柔軟性の
高い第1部材、及び該第1部材の前面に取り付けられ、
印字部に対応する位置に穴を備え、かつ、耐摩耗性の高
い第2部材を備える。
【0037】この場合、第1部材の柔軟性が高いので、
用紙の通過に伴って、第1部材と印字ヘッドとの間に十
分な隙間を維持することができる。したがって、インク
リボンの走行不良が発生することはない。また、第2部
材の耐摩耗性が高いので、第2部材における用紙と接触
する面が摩耗することはない。したがって、インクリボ
ンと用紙とを隔てる距離を確保することができるので、
インクリボンが用紙と接触することがなく、用紙を汚す
ことがない。本発明の他のインクリボンカセットにおい
ては、さらに、前記第1部材の下縁と第2部材の下縁と
の間に、外部からの力によって変形する変形領域が形成
される。
【0038】この場合、搬送されてきた用紙の変形部が
プラテンと板ばねとの間を通過すると、板ばねの先端が
前記変形領域に当たる。ところが、該変形領域の柔軟性
が高いので、変形領域だけが変形させられる。したがっ
て、第2部材と印字ヘッドとの間に十分な隙間を維持す
ることができるので、用紙が複写紙であって、かつ、前
記変形部における変形が大きくても、インクリボンの走
行不良が発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインクリボンカセット
の斜視図である。
【図2】従来のインクリボンカセットの斜視図である。
【図3】従来のドットインパクトプリンタの印字機構の
断面図である。
【図4】従来のドットインパクトプリンタの印字部の断
面図である。
【図5】本発明の実施例におけるリボンプロテクタの第
1部材の平面図である。
【図6】本発明の実施例におけるリボンプロテクタの第
2部材の平面図である。
【図7】本発明の実施例におけるリボンプロテクタの平
面図である。
【図8】本発明の実施例における印字部の第1の状態図
である。
【図9】本発明の実施例における印字部の第2の状態図
である。
【図10】本発明の実施例における用紙の第1の搬送状
態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施例における用紙の第1の搬送状
態を示す側面図である。
【図12】本発明の実施例における用紙の第2の搬送状
態を示す平面図である。
【図13】本発明の実施例における用紙の第2の搬送状
態を示す側面図である。
【図14】本発明の実施例における用紙が逆方向に搬送
されたときの搬送状態を示す側面図である。
【図15】本発明の実施例における第2部材の取付状態
を示す図である。
【図16】本発明の実施例における第2部材と用紙ガイ
ドとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 インクリボンカセット 11a リボンカセット本体 15 プラテン 18 印字ヘッド 35 第1部材 36 第2部材 37、47、50 穴 41 下係止部 42 横係止部 46 係止溝 48 切欠 51 円筒状突起 AR1 傾斜領域 AR2 変形領域 w1、w2 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−155875(JP,A) 特開 平7−32684(JP,A) 特開 平5−96841(JP,A) 実開 平3−79962(JP,U) 実開 平4−13373(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 32/00 B41J 32/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)リボンカセット本体と、 (b)該リボンカセット本体に取り付けられたリボンプ
    ロテクタとを有するとともに、 (c)該リボンプロテクタは、印字部に対応する位置に
    穴を備え、かつ、柔軟性の高い第1部材、及び該第1部
    材の前面に取り付けられ、印字部に対応する位置に穴を
    備え、かつ、耐摩耗性の高い第2部材を備えることを特
    徴とするインクリボンカセット。
  2. 【請求項2】 前記第1部材の下縁と第2部材の下縁と
    の間に、外部からの力によって変形する変形領域が形成
    される請求項1に記載のインクリボンカセット。
  3. 【請求項3】 (a)前記第部材の下縁に下係止部
    が、両側縁に横係止部がそれぞれ形成され、 (b)前記第部材の下部に前記下係止部が挿入される
    係止溝が、前記穴の両側縁に前記横係止部が挿入される
    切欠がそれぞれ形成される請求項に記載のインクリボ
    ンカセット。
  4. 【請求項4】 前記第部材の下縁は上方に向けて次第
    に幅が広くされ、かつ、印字ヘッド側に向けて傾斜させ
    た傾斜領域が形成される請求項に記載のインクリボン
    カセット。
  5. 【請求項5】 前記第2部材の穴の周囲に、わずかな高
    さを有する複数の突起が形成される請求項に記載のイ
    ンクリボンカセット。
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