JPH05261818A - 樹脂製圧力容器 - Google Patents

樹脂製圧力容器

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JPH05261818A
JPH05261818A JP6528592A JP6528592A JPH05261818A JP H05261818 A JPH05261818 A JP H05261818A JP 6528592 A JP6528592 A JP 6528592A JP 6528592 A JP6528592 A JP 6528592A JP H05261818 A JPH05261818 A JP H05261818A
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JP
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resin
pressure vessel
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outer peripheral
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JP6528592A
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JP3314402B2 (ja
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Junichi Tatara
准 一 多田羅
Minoru Yamamoto
本 稔 山
Kiyotaka Nakai
井 清 隆 中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、複数の樹脂製部材11,12から
成る樹脂製圧力容器10の締結構造を改善することを目
的とする。 【構成】 複数の樹脂性部材の締結部となる部分に接触
面を有するフランジを形成し、その外周面に凹凸部を形
成する。そして、樹脂製部材11,12の接触面同士を
接触させた状態にて樹脂モールドによりフランジ外周部
に外装部材19を成形する。この時、樹脂性部材の融点
は外装部材19の融点よりも低くしてあるので、樹脂モ
ールド時に凹凸部が外装部材19と溶着しあう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製圧力容器に関す
るもので、樹脂製の正圧または負圧タンクやインテーク
マニホールド等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】樹脂製圧力容器の従来技術として、特開
昭59−198116号公報に開示された「プラスチツ
クス材料の中空体」がある。この従来技術を図4に基づ
いて説明すると、2つの樹脂製部材71,72はそれぞ
れフランジ73,74の接触面75,76同士を接触さ
れ、加圧された状態で外装部材77がモールドされて樹
脂製部材71,72同士が分離しないように固定されて
いる。ここで、接触面73,74にはそれぞれ凹部7
8,79が形成されているので、前述の加圧によつてフ
ランジ73,74にはスプリング力が発生し、接触面7
5,76間の気密性が向上する。従つて、樹脂製部材7
1,72内の流体は外部へと漏れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2つの樹脂
製部材71,72は上述したような方法によつて締結さ
れあつているので、冷熱衝撃等の熱収縮等により締結部
に樹脂製部材71,72同士を引き離す方向に応力が加
わると、凹部78,79のスプリング効果が失われたり
締結が緩んだりするため気密性が損なわれるという不具
合を有している。
【0004】また、接触面75,76の寸法精度および
面精度を良くしなければ、ここでの気密性が十分に達成
されないという不具合も有している。
【0005】更には、凹部78,79が存在するために
最終的な製品サイズが小型化できないという不具合をも
有している。
【0006】そこで、本発明では、複数の樹脂製部材か
ら成る樹脂製圧力容器の締結構造改善を、その技術的課
題とする。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、接
触面を有するフランジが形成された複数の樹脂製部材
と、フランジの外周面に形成された凹凸部と、複数の樹
脂製部材の接触面同士が接触された状態にて樹脂モール
ドによりフランジ外周部に成形された外装部材とから樹
脂製圧力容器を構成し、樹脂性部材の融点は外装部材の
融点と同等または外装部材の融点よりも低く、樹脂モー
ルド時に凹凸部が外装部材と溶着しあうようにしたこと
である。
【0009】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、凹凸部
において樹脂製部材と外装部材とが部分的に溶着して、
複数の樹脂製部材が強固に密着すると共にその気密性が
向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1乃至図2に示す本発明第1実施例の樹
脂製圧力容器10において、この樹脂製圧力容器10を
構成する際には、まず、複数の樹脂製部材11,12に
それぞれ接触面13,14を有するフランジ15,16
を形成すると共に、フランジ15,16の外周面上にそ
れぞれ凹凸部17,18を形成する。次いで、接触面1
3,14同士を接触させた状態で、樹脂製部材11,1
2と同一材料または同一種類で樹脂製部材11,12と
融点が同じか高い樹脂材料をモールド成形することで、
フランジ15,16の外周部に外装部材19を成形し、
樹脂製部材11,12同士を締結する。ここで、樹脂製
部材11,12としては6−ナイロン等が用いられ、外
装部材19としては6−ナイロンまたは66−ナイロン
等が用いられる。
【0012】この外装部材19のモールド成形時におい
て、外装部材19は樹脂製部材11,12と融点が同じ
か高いので、特に薄肉化された凹凸部17,18にて互
いによく溶け合う。従つて、樹脂製部材11,12同士
が強固に密着すると共に、この締結部における気密性が
十分に確保,保持される。
【0013】尚、この凹凸部17,18が樹脂製圧力容
器10の気密性を確保する部分となるので、凹凸部1
7,18はそれぞれフランジ15,16外周面において
接触面13,14側の端部にできる限り近いことが望ま
しい。また、凹凸部17,18の形状は図2に示すよう
な鋭角状でも矩形状でもよく、外装部材19との溶着性
に優れた形状ならばどのようなものでもよい。
【0014】図1では樹脂製圧力容器10を図示しない
エンジンの負圧タンク28として用いた実施例であり、
樹脂性部材11は空洞部24を有する有底形状を呈し、
樹脂性部材12には第1,第2ポート21,22が形成
されている。そして、第1ポート21にはチエツクバル
ブ23が配設されると共に、例えばエンジンの図示しな
いインテークマニホールド等の負圧源に接続されてい
る。一方、第2ポート22には3方向弁25を介して、
例えばダイアフラム式のアクチユエータ26の負圧室2
7に接続されている。ここでは、樹脂性部材11,12
同士の締結が強固に行われていると共に気密性が確保さ
れているので、負圧タンク28内に蓄えられた負圧が漏
れるようなことがない。尚、チエツクバルブ23の向き
を逆とすれば正圧タンクとして作用することは勿論であ
る。
【0015】一方、図4では樹脂製圧力容器10をエン
ジンのインテークマニホールド29として用いた実施例
であり、樹脂製部材11,12によりインテークエア通
路30が形成される。
【0016】
【発明の効果】以上に示した様に本発明では、凹凸部に
おいて樹脂製部材と外装部材とが部分的に溶着し、複数
の樹脂製部材が強固に密着することで樹脂製圧力容器が
構成される。また、この溶着によつてその気密性が向上
するので、フランジの接触面の面粗度等に厳しい精度を
必要としない。
【0017】また、インテークマニホールド等複雑な形
状を有するものでは、従来中子型を溶解することなどに
よつて鋳造成形や射出成形等を行つていたため、その製
造コストが高くなつていたが、本発明により樹脂製部材
間の気密性確保の信頼性が高まり、部材間締結による製
造が不可能だつたものまで製造することが可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の樹脂製圧力容器の断面図を示
す。
【図2】図1における要部拡大断面図を示す。
【図3】本発明実施例の樹脂製圧力容器(インテークマ
ニホールド)の断面図を示す。
【図4】従来技術のプラスチツクス材料の中空体の要部
拡大断面図を示す。
【符号の説明】
10 樹脂製圧力容器、 11,12 樹脂製部材、 13,14 接触面、 15,16 フランジ、 17,18 凹凸部、 19 外装部材、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触面を有するフランジが形成された複
    数の樹脂製部材と、 前記フランジの外周面に形成された凹凸部と、 前記複数の樹脂製部材の接触面同士が接触された状態に
    て樹脂モールドにより前記フランジ外周部に成形された
    外装部材とを有し、 前記樹脂性部材の融点は前記外装部材の融点と同等また
    は前記外装部材の融点よりも低く、前記樹脂モールド時
    に前記凹凸部が前記外装部材と溶着しあうことを特徴と
    する樹脂製圧力容器。
  2. 【請求項2】 前記凹凸部は、前記フランジ外周面にお
    いて前記接触面側の端部に近い部分に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂製圧力容器。
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