JP2530640Y2 - 吸気量制御バルブ - Google Patents

吸気量制御バルブ

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JP2530640Y2
JP2530640Y2 JP1990104969U JP10496990U JP2530640Y2 JP 2530640 Y2 JP2530640 Y2 JP 2530640Y2 JP 1990104969 U JP1990104969 U JP 1990104969U JP 10496990 U JP10496990 U JP 10496990U JP 2530640 Y2 JP2530640 Y2 JP 2530640Y2
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valve
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rubber
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愼 森川
博史 岸田
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、自動車等のエンジンが吸気する空気量を
調整するために使用する吸気量制御バルブに関する。
「従来の技術」 従来、自動車等のエンジンに必要な空気量を調整する
ため、第3図に示す吸気量制御バルブを使用している。
この吸気量制御バルブは中央に貫通孔が設けられ、弁体
部分11a,11bの外周部で挟んで取付けるダイヤフラム12
によりケースに支持されている。この弁体11の貫通孔一
端には、その開口を開閉制御するピストン弁13が設けら
れ、弁体11が往復制御されることにより、エンジンの吸
気管の端部に設けた弁座14の開口部を開閉させている。
又、弁体11と接触するピストン弁13の端面や、弁座14の
開口と接触する弁体11の面には、それぞれゴムシール材
15が設けられ、当接面の気密性を保持している。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、従来の吸気量制御バルブでは、弁体と
接触するピストン弁の面や、弁座の開口と接触する弁体
の面に、それぞれ別個にゴムシール材を設けている。こ
のためゴムシール材を接着する工程等が複数となり、手
間がかかって面倒であるという問題がある。又、ゴム劣
化によってゴムシール材の交換が必要となる場合、複数
の部材を対象とするので手間とコストの面で問題があ
る。
この考案は、これらの問題を解決するために成された
ものであり、製造工程の省略化を図るとともに、低コス
トで保守管理ができる吸気量制御バルブを提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 この考案の吸気量制御バルブは、中心軸線方向に小径
の空気流通路を貫通させるとともに、その外周部をダイ
ヤフラムで支えた弁体と、弁体の空気流通路の一端開口
を開閉するように制御されるピストン弁と、弁体の空気
流通路の他端側外周のシール部に開閉制御される弁座と
を備えた吸気量制御バルブにおいて、弁体を構成する樹
脂製の弁体部材に、ピストン弁との接触面と弁座との接
触面とを連通させるゴム材注入路を設け、弁体部材のこ
れら接触面にゴム材注入路を介してゴムシール材を一体
に形成したものである。
「作用」 上記手段の吸気量制御バルブでは、ピストン弁及び弁
座と接触する弁体部材の接触面が、ゴム材注入路によっ
て連通されているので、弁体を製造する際、弁体成形型
にゴム材を注入すれば、ゴム材注入路を通って弁体部材
の必要な箇所にゴム材が充填され、それらの箇所にゴム
シール材が一体に形成される。このため、従来の吸気量
制御バルブのようにピストン弁等の他の部材にゴムシー
ル材を設ける必要がなくなり、製造がより簡単で、保守
管理等の手間が少なくなる。
[実施例] 以下、この考案の吸気量制御バルブの実施例を第1
図、第2図を使用して説明する。
吸気量制御バルブは、自動車等のエンジンに必要な空
気量を調整するために使用するもので、カバー1に固定
されたダイヤフラム2により支持される下方凸型の縦断
面形状をした弁体3と、弁体3の中心軸線方向に設けた
小径の空気流通路3aの一端開口を開閉制御するピストン
弁4aと、中心軸線方向に移動する弁体3のシール面との
接触で開閉する弁座5とから成っている。尚、ピストン
弁4aの外周には、ソレノイド4bが設けられて電磁弁4に
構成されており、弁体3の空気流通路3aをピストン弁4a
で開閉制御することにより、ダイヤフラム2に生じる空
気圧を適当に調整する働きをしている。又、ピストン弁
4aと弁座5とは、弁体3の空気流通路3aの両端側に配置
させてある。
弁体3は中心に貫通孔を有する樹脂製の弁体部材6の
2箇所にゴムシール材7を設けたものである。即ち、弁
体部材6において、ピストン弁4aとの接触面部所と、弁
座5との接触面部所とをゴム材注入路3bで連通させた構
造なっており、バルブの密閉性を確保するのに使用する
ゴムシール材7が弁体3の必要な箇所に一体に形成さ
れ、同時に弁体部材6に加硫接着されている。又、ダイ
ヤフラム2を取り付けるため、弁体部材6の外周には環
状の溝3cが設けられている。
尚、この弁体3を製造するためにゴムシール材7を成
形するには、ダイヤフラム2の成形及び、これらの加硫
接着を同時に行なう。この場合、適当な成形型を使用し
て弁体部材6を配置させるとともに、そこに適当なゴム
材を注入し、ゴム材注入路3bや環状溝3c等、弁体部材6
の必要な箇所にゴム材を充填させ、弁体部材6にゴムシ
ール材7を一体に形成するとともに、ダイヤフラム2を
取り付ける。
上記実施例では、吸気量制御バルブについての実施例
であったが、本考案は、弁体部材の2箇所にゴムシール
材を設ける弁体であればどのような制御バルブの弁体に
も適用できる。
「考案の効果」 この考案の吸気量制御バルブでは、弁体部材にゴム材
注入路を有するので、バルブの密閉性を確保するのに使
用するゴムシール材がゴム材注入路を介して弁体部材の
必要な箇所に一体成形で設けることができる。このた
め、吸気量制御バルブの製造に際して、ゴムシール材の
接着工程を省略できるとともに、ゴムシール材が取り付
けられる部材が1つになるのでゴム劣化等に対する保守
管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸気量制御バルブを示す断面図、第2図は同実
施例を示す要部断面図、第3図は従来の吸気制御バルブ
を示す断面図である。 2;ダイヤフラム、3;弁体 3b;ゴム材注入路、4;電磁弁 4a;ピストン弁、5;弁座 6;弁体部材、7;ゴムシール材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸線方向に小径の空気流通路を貫通さ
    せるとともに、その外周部をダイヤフラムで支えた弁体
    と、弁体の空気流通路の一端開口を開閉するように制御
    されるピストン弁と、弁体の空気流通路の他端側外周の
    シール部に開閉制御される弁座とを備えた吸気量制御バ
    ルブにおいて、弁体を構成する樹脂製の弁体部材に、ピ
    ストン弁との接触面と弁座との接触面とを連通させるゴ
    ム材注入路を設け、弁体部材のこれら接触面にゴム材注
    入路を介してゴムシール材を一体に形成したことを特徴
    とする吸気量制御バルブ。
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