JPH05261662A - パッド装着装置 - Google Patents

パッド装着装置

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JPH05261662A
JPH05261662A JP9362292A JP9362292A JPH05261662A JP H05261662 A JPH05261662 A JP H05261662A JP 9362292 A JP9362292 A JP 9362292A JP 9362292 A JP9362292 A JP 9362292A JP H05261662 A JPH05261662 A JP H05261662A
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JP
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pad
mounting
tool holder
disk
clamp
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JP9362292A
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Yoshiro Hirose
義郎 広瀬
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 取付ベース33に、ユニバーサルジョイント
39を介して昇降用シリンダ43の下端部を取付け、こ
の昇降用シリンダ43のピストンロッド43aの先端に
パッド22を載置する載置体53を固定し、この載置体
53の筒部54内周面に、載置体53の上昇によりパッ
ド取付円板16のマジックファスナ31に案内され、載
置体53がパッド取付円板16の偏心中心Qに対し、求
心的に水平移動する案内面55を設けた。 【効果】 パッド交換時に、回転主軸を定位置停止させ
ることなくパッドを装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動研磨装置を構成す
るパッド装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパッド装着装置は、回転主軸への
パッド装着位置下方に、円形研磨パッドを載置する載置
体を昇降手段に連結し、パッド装着時に昇降手段により
載置体を上昇させ、回転主軸に設けたパッド取付円板の
反主軸側面に円形研磨パッドをフックとループの係合を
利用した面ファスナ等の着脱手段を介して装着するよう
になっていた。
【0003】ところで、回転主軸の1回転でより広い範
囲の研磨を行ない得るように、パッド取付円板は、回転
主軸に対して偏心して設けてある。従ってワークの研磨
中に摩耗したパッドを交換するために回転主軸の回転を
停止すると、パッド取付円板の中心即ち円形研磨パッド
の中心は、回転主軸の回転中心に対して回転方向にどの
角度位置に止まるのかが一定しない。そのため従来で
は、回転主軸の回転角度を検出するエンコーダからの検
出値により回転主軸を回転させる駆動モータを所定回転
角度位置に、パッド取付円板の中心が絶えず一定位置と
なるように停止させて、円形研磨パッドを取り去り、そ
の中心と同一軸芯に載置体中心を設けておいて円形研磨
パッドをパッド取付円板に中心を合わせて装着したり、
あるいは回転主軸とパッド取付円板間に偏心補正機構を
設けてパッド装着に先立ち一旦パッド取付円板の軸心を
回転主軸の軸心と一致させ、回転主軸と同一軸心上に中
心を設けた載置体の上昇により円形研磨パッドを装着し
たりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転主軸の回転方向定
位置停止を伴う従来技術は、エンコーダ等の回転主軸回
転方向位置検出手段が必要とな成り、制御が煩わしい問
題があり、また、偏心補正機構を持つものでは機構が複
雑化する上に、偏心補正のための動作時間だけパッド交
換時間が長くなる問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
の本発明では、回転主軸へのパッド装着位置下方に、円
形研磨パッドを載置する載置体を昇降手段に連結して設
け、パッド装着時に昇降手段により載置体を上昇させ、
回転主軸に偏心して設けたパッド取付円板の反主軸側面
に円形研磨パッドを装着するようにしたパッド装着装置
において、前記載置体を固定ベースに対して水平方向移
動自在に設け、この載置体に載置体の上昇によりパッド
取付円板の周面に案内され、載置体をパッド取付円板の
偏心中心に対し求心的に移動させる案内面を設けたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】パッド装着時に、パッド装着位置に位置する回
転主軸のパッド取付円板が回転主軸の芯軸に対して任意
の角度位置にあっても、昇降手段により円形研磨パッド
を載置した載置体を上昇させると、載置体は、その案内
面がパッド取付円板の周面に案内され、パッド取付円板
の偏心中心に対し求心的に水平移動し、パッド取付円板
には円形研磨パッドの中心を正確に一致させて取付けら
れる。
【0007】
【実施例】次に、図面において本発明の実施例について
説明する。図1において自動研磨装置1は、工具ホルダ
2を三次元方向に移動させるロボット3,パッド装着装
置4及びパッド剥取装置5より構成されている。先ず、
ロボット3について説明すると、支持台6上に旋回自在
に支持されたロボット本体8には、図2に示すように、
その先端に水平体9を揺動自在に支持した長支持棒10
の基端が回動可能かつ昇降可能とされている。この長支
持棒10の略中央部には、その基端が前記長支持棒10
と同様にしてロボット本体8に回動可能かつ昇降可能に
支持された短支持棒11の先端が回動自在に支持されて
いる。前記水平体9は常に水平状態を保つようになって
おり、この水平体9の下面には、垂直軸線回りに回動可
能に傾斜体12が支持してあり、この傾斜体12の傾斜
面には、この傾斜面と直交する軸線回りに回動可能に手
首13が支持されている。この手首13の先端には、工
具ホルダ2が取付けられており、この工具ホルダ2は、
回転主軸14を回動自在に支持し、この回動主軸14を
回動駆動させる駆動モータ15を備えている。回転主軸
14には、図4に示すようにその軸心と偏心5してパッ
ト取付円板16が固定され、このパット取付円板16に
は後述の円形研磨パッド22が装着されるようになって
いる。また、駆動モータ15及びロボット3の各可動部
の駆動手段は、前記水平体9に設けた制御装置18に接
続され、この制御装置18の指令により駆動モータ15
及び各駆動手段が駆動されパッド22を回転させるとと
もにロボット3が駆動され工具ホルダ2を三次元方向に
移動させ、加工位置Aにおいて載置台19上の治具20
により固定されたワークWを多角度から研磨加工し、工
具ホルダ2は加工位置A、パッド剥取位置B及びパッド
装着位置C間を移動するようになっている。
【0008】次に、図3,4において割出テーブル2
1、円形研磨パッド22(以後パッドと略記する)につ
いて説明する。円周方向に所定角度で複数(図面上10
コ)のパッド22が載置される割出テーブル21は、図
示しない割出手段により所定角度づつ旋回割出しを行な
いパッド装着時にパッド装置位置C下方に新品のパッド
22が割り出されるようになっている。この割出テーブ
ル21には、円周方向に所定角度でパッド22の直径よ
り大きなパッド載置用孔23が穿設され、また、割出テ
ーブル21上には、1つのパッド載置用孔23に対して
4つのL形支持部材24が取付けられ、各L形支持部材
24の先端部は、パッド載置用孔23内に入り込み、こ
れらの4つの先端部上にパッド22が載置されるように
なっている。
【0009】前記パッド22は、研磨ペーパ25上に、
後述の第1クランプ片75がくい込むことができる厚さ
を有し、弾性体として示すスポンジ26が取付けられ、
このスポンジ26上にフック27とループ31から成る
面ファスナの一方、例えばフック27を取付けて成る三
重構造となっている。また、このパッド22が装着され
る前記パッド取付円板16は、回転主軸14に偏心して
固定された金属円板29の下面にスポンジ30が取付け
られ、このスポンジ30の下面には、前記パッド22の
フック27と着脱するループ31を取付けて成されてい
る。
【0010】次に、前記パッド装着位置C下方に設けら
れたパッド装着装置4について説明する。取付ベース3
3上にねじ止めされた取付ブロック34上には、球部材
35及び可動部材36から成るユニバーサルジョイント
37が螺着されている。この可動部材36は球部材35
に対して両部材の球面を介して三次元方向に傾動自在に
嵌装されている。この可動部材36には、その外周に形
成されたねじ38により支持ブラケット39がねじ止め
され、この支持ブラケット39はボルト40により支持
円板42下面に取付けられている。この支持円板42に
は、昇降手段として示す昇降用シリンダ43の下大径部
44と、下端部にねじ止めされたナット45との間で挾
持された挾持板46がねじ止めされ、昇降用シリンダ4
3は支持円板42に一体に取付けられている。
【0011】前記支持円板42上の4箇所には、付勢体
48がねじ止めされている。この付勢体48は内蔵され
たバネにより突出方向に付勢された付勢ピン49を有
し、この付勢ピン49は支持円板42下面より下方に向
かって突出している。前記取付ベース33上には、この
付勢体48と対応する位置に、支持ブロック50が螺着
され、この支持ブロック50上面に穿設された支持孔5
1に前記付勢ピン49が嵌入し、付勢体48内のバネ力
によって支持円板42及び昇降用シリンダ43は、図に
示すようにパット装着装置4が待機した状態で直立状態
を保つようになっている。
【0012】また、取付ベース33上には、支持円板4
2と対向する6ヵ所の位置に規制ボルト52がねじ止め
され、この規制ボルト52は、前記したように支持円板
42が直立状態のとき、支持円板42下面との間に隙間
を持ち、後述の作用で説明するようにパッド装着時に昇
降用シリンダ43及び支持円板42が傾動する際、支持
円板42下面と当接し、所定の傾斜角度以上傾動しない
ように規制するようになっている。
【0013】前記昇降用シリンダ43のピストンロッド
43a先端には、前記L形支持部材24の先端部24a
と対応する部分が切欠かれパッド22と略同じ直径を有
する受皿状の載置体53がねじ止めされている。この載
置体53の筒部54内周面には、上方に向かって広がっ
て傾斜する案内面55が形成されている。また、昇降用
シリンダ43の作用により載置体53を上昇させると、
載置体53は、図4において仮想線で示す中間位置Dで
パッド載置用孔23内に入り込みL形支持部材24上に
載置されたパッド22を受け取り、上昇端位置Eでパッ
ド装着位置Cに位置する工具ホルダ2のパッド取付円板
16にパッド22を互いのフック,ループ27,31を
介して装着するようになっている。また、図4において
パッド装着位置Cに位置する工具ホルダ2の回転主軸1
4の軸心Pは直立状態の載置体53の中心と一致し回転
主軸14に偏心して固定されたパッド取付円板16の外
周の一部は、前記案内面55の一部と対向するようにな
っており、載置体53の上昇により載置体53の案内面
55がパッド取付円板16のフック31の外周面に案内
され載置体53はユニバーサルジョイント37の作用に
よりパッド取付円板16の偏心中心に対し水平方向に移
動しつつ求心的に傾動するのでパッド取付円板16にパ
ッド22が互いの取付面を完全に一致して装着される。
【0014】次に、図5,6,7,8,9,10におい
てパッド剥取装置5について説明する。パッド剥取位置
B下方の取付ベース59上には、断面凹状の支持ブラケ
ット60が溶着され、この支持ブラケット60の後面に
は軸受ケース61が取付けられている。この軸受ケース
61内には、軸受部材62を介してクランプロッド63
が上下方向移動自在に支持されている。このクランプロ
ッド63の下端部には、連結アーム64が取付けられ、
この連結アーム64の先端に穿設した挿入孔65には、
前記取付ベース59上に固定されたクランプ用シリンダ
66のピストンロッド66a先端に取付けられた連結ロ
ッド68が挿入されている。この連結ロッド68上端に
螺着したナット69と連結アーム64との間には圧縮バ
ネ70が介在されている。また前記クランプロッド63
上端部には、クランプケース71が固定され、このクラ
ンプケース71内には、可動バー72が前後方向移動自
在に支持されるとともにクランプケース71との間に介
在したバネ73により前方に付勢されている。この可動
バー72の前端部には、断面L字形のクランプ部材74
がねじ止めされ、このクランプ部材74の前面には、パ
ッド装着時にパッド22のスポンジ26周面にくい込
み、パッド22と同心円弧状の第1クランプ片75が設
けられている。従ってクランプ用シリンダ66の作用に
より第1クランプ片75は上下移動を行ない後述の第2
クランプ片85との間でパッド22をクランプ、アンク
ランプするようになっている。また、後述の作用で説明
するように図9に示すように工具ホルダ2の回転停止時
にパッド取付円板16の偏心中心Qが回転主軸14の軸
心Pと第1クランプ片75との間の直線上に位置してい
る場合、この状態でロボット3により工具ホルダ2がパ
ッド剥取位置Bに向かって移動すると第1クランプ片7
5がパッド22のスポンジの26周面にくい込んだ後、
第1クランプ片75及び可動バー72はバネ73の付勢
力に抗して偏心量Sの2倍だけ後退し、この位置でパッ
ド22は第1,2クランプ片75,85間でクランプさ
れるようになっている。
【0015】また、前記支持ブラケット60の左右の支
持片76,76間には支持軸77が取付けられ、この支
持軸77には、断面T字状の揺動部材78の略中央部に
取付けた筒部材79が回動自在に支持されている。この
揺動部材78の下端部後面は、支持ブラケット60に取
付けられ、前記付勢体48と同様にして内蔵したバネに
より突出方向に付勢された付勢ピン81を備えた付勢体
82により前方に付勢され、揺動78は図6において時
計回りに揺動するように付勢されている。また、支持ブ
ラケット60に取付けられた取付板83には、揺動部材
78下端部前面と対向する規制ボルト87が螺着され、
この規制ボルト87により揺動部材78の時計回りの揺
動が規制されるようになっている。また、揺動部材78
の上端に溶着された取付部材84上には、パッド装着時
にパッド22の研磨ペーパ25の反主軸側面と重なり、
前記第1クランプ片75と対向するクランプ片85が固
定されている。この第2クランプ片85の後面は、前記
クランプ部材74の前面と当接し、バネ73と付勢体8
2との付勢力のつりあいにより揺動部材78及び可動バ
ー72は図6に示すような状態を保つようになってい
る。
【0016】また、前記ロボット3の制御装置18に
は、パッド剥ぎ取り時に前記第1,2クランプ片75,
85間でパッド22をクランプした状態でパッド22か
らパッド取付円板16を剥がすように前記手首13を移
動させる指令手段86(図2に示す)が備えられ、この
指令手段86とパッド22のクランプ、アンクランプを
行う第1,2クランプ片75,85とによりパッド剥取
装置5は成されている。
【0017】また、図5,7において88は、前記軸受
ケース61の側面に取付けたブラケット89を介して固
定されたパッド着脱確認用のリミットスイッチである。
このリミットスイッチ88のスイッチレバー90先端に
取付けた係合板91上方を工具ホルダ2を通過させるこ
とにより、工具ホルダ2にパッド22が装着されている
とき、パッド22が係合板91と係合しリミットスイッ
チ88は、ON状態となり、また工具ホルダ2にパッド
22が装着されていないとき、係合板91には何も係合
せずリミットスイッチ88はOFF状態のままである。
【0018】次に、以上のように構成された自動研磨装
置1の作用について説明する。工具ホルダ2にパッド2
2を装着した状態で制御装置18の作用により駆動モー
タ15及びロボット3が駆動され、回転するパッド22
で多角度から加工位置AでワークWの研磨加工が行われ
る。先ず、パッド剥ぎ取り動作について説明すると、こ
の研磨加工中にパッド22が摩耗し、この摩耗パッド2
2を交換するに際して、制御装置18によりロボット3
を制御して工具ホルダ2を図2の実線で示すような直立
状態とするとともに駆動モータ15の駆動を止めパッド
22の回転を停止させる。この時、パッド22が装着さ
れたパッド取付円板16は工具ホルダ2に対して任意の
位置で停止しており、例えば図8に実線で示す状態で停
止しているものとする。
【0019】その後、制御装置18によりロボット3を
移動して工具ホルダ2をパッド剥取位置Bに向かって移
動させる。そして工具ホルダ2が第1,2クランプ片7
5,85に向かって正面から近づき、第2クランプ片7
5上面にパッド22の研磨ペーパ25の下面が重なり、
図8に示す第1クランプ片75の円弧面の上部分とスポ
ンジの周面が当接し、さらに工具ホルダ2が移動するの
でパッド取付円板16及び回転主軸14は図8において
反時計回りに回転し実線で示す状態から仮想線で示す状
態まで移動し、この状態でさらに工具ホルダ2の移動に
より図5,6で示すように第1クランプ片75はパッド
22のスポンジ26周面にくい込んだ状態で工具ホルダ
2は移動を止める。
【0020】その後、クランプ用シリンダ66のピスト
ンロッド66aを没入させると、圧縮バネ70及び連結
アーム64を介してクランプロッド63とともにクラン
プケース71及びスポンジ26にくい込んだ状態の第1
クランプ片75が下方に移動し、第1,2クランプ片7
5,85間で研磨ぺーぱ25を挾持し、パッド22のク
ランプを行う。そしてこのクランプ状態を保ったまま、
制御装置18に設けた指令手段86により手首13が移
動して工具ホルダ2は、パッド22に対してクランプ部
より順次離れる方向に移動し、図10の実線で示す位置
に到ったのち仮想線で示す位置でパッド取付円板16か
らパッド22が完全に剥ぎ取られる。このパッド22が
剥ぎ取られた工具ホルダ2は、確実にパッド22が剥ぎ
取られたかどうかを確認するため制御装置18によりロ
ボット3が制御され図5に示すようにリミットスイッチ
88上方を通過し、リミットスイッチ88がOFF状態
のままなら制御装置18はパッド剥取完了と判断し、工
具ホルダ2を新しいパッド22装着のためパッド装着位
置Cに向かって移動させ、またリミットスイッチ88が
ON状態となると制御装置18はパッド剥取未完了と判
断し、工具ホルダ2を、再びパッド剥取位置Bに向かっ
て移動させる。また、パッド剥取完了後に第1,2クラ
ンプ片75,85間にクランプされた摩耗パッド22
は、クランプ用シリンダ66の作用によりアンクランプ
されると第2クランプ片75下方に落下し、図示しない
収集ボックス内に回収される。
【0021】次に、前記したようにパッド摩耗交換のた
め、制御装置18により工具ホルダ2の駆動モータ15
が駆動を止め回転主軸14の回転が停止したとき、図9
に示すように回転主軸14の軸心Pと第1クランプ片7
5間を結ぶ直線上にパッド取付円板16の偏心中心Qが
位置する状態で工具ホルダ2に対してパッド取付円板1
6が停止した場合のパッド剥取動作について説明する。
ロボット3の移動により工具ホルダ2は第1,2クラン
プ片75,85に向かって正面から近づき、第2クラン
プ片85上面に研磨ペーパ25の下面が重なり、第1ク
ランプ片75の円弧面全体がスポンジ26周面と当接す
る。そしてさらに工具ホルダ2が移動するがパッド取付
円板16は、その偏心中心Qが回転主軸14の軸心Pと
第1クランプ片75とを結ぶ直線上にあるのでパッド取
付円板16は回転して逃げることができず、その状態の
ままスポンジ26周面に第1クランプ片75がくい込
み、さらに工具ホルダ2が移動し、この移動とともにこ
のくい込み状態の第1クランプ片75及び可動バー72
はバネ73の付勢力に抗して偏心Sの2倍長さだけ後退
移動し、工具ホルダ2はパッド剥取位置Bに到る。この
後退移動にともなってクランプ部材74の前面に第2ク
ランプ片85の後面が当接した状態を保つように、付勢
体82の付勢力により揺動部材78は図6において時計
回りに揺動する。そしてその状態でパッド22は第1,
2クランプ片75,85間でクランプされ、工具ホルダ
2の移動によりパッド取付円板16より摩耗パッド22
は剥ぎ取られる。
【0022】次に、パッド装着動作について説明する
と、パッド装着位置C下方には割出テーブル21の旋回
割出しによりL形支持部材24上に載置された新しいパ
ッド22が割り出されており、リミットスイッチ88に
よりパッド剥取り完了が確認された工具ホルダ2はパッ
ド装着位置Cまで移動する(図4に示す)。その後昇降
用シリンダ43のピストンロッド43aを突出させる
と、載置体53は真直上昇し、図4に想像線で示す中間
位置Dで割出テーブル21からパッド22を受け取り、
さらに上昇する。そして載置体53の案内面55がパッ
ド取付円板16のループ31周面と係合し、載置体53
は、ユニバーサルジョイント37の作用でパッド取付円
板16の偏心中心Qに対し、求心的に傾動しながら上昇
をつづける。この傾動時に載置体53とともに支持円板
42は、その傾動側の付勢体48がその付勢力に抗して
傾動する。その後載置体53は上昇端位置Eに到り、こ
の位置でパッド取付円板16にパッド22が互いのフッ
ク,ループ27,31を介し互いの中心を完全に一致し
て装着される。
【0023】その後、昇降用シリンダ43のピストンロ
ッド43aを没入させると、載置体53は下降をし始
め、その案内面55が、パッド取付円板16に装着した
パッド22の研磨ペーパ25との係合を止めると、付勢
体48により支持円板42,昇降用シリンダ43ととも
に載置体53は、直立状態にもどり待機位置まで下降す
る。そしてパッド22の装着された工具ホルダ2は確実
にパッド22が装着されたかどうかを確認するため、制
御装置18によりロボット3が制御され、図5に示すよ
うにリミットスイッチ88上方を通過し、リミットスイ
ッチ88がON状態となれば制御装置18はパッド装着
完了を判断し、工具ホルダ2を研磨加工のため加工位置
Aに向かって移動させ、またリミットスイッチ88がO
FF状態のままであると制御装置18はパッド装着未完
了を判断し、工具ホルダ2を再びパッド装着位置Cに向
かって移動させる。
【0024】以上のように、本実施例の自動研磨装置1
ではパッド剥取装置58において、パッド剥取位置Bに
位置する工具ホルダ2の摩耗パッド22を第1,2クラ
ンプ片75,85間でクランプし、このクランプ状態の
パッド22に対して、制御装置18の指令手段86によ
りロボット3を移動させ、工具ホルダ2が剥ぎ取り方向
に移動し、工具ホルダ2から摩耗パッド22を剥ぎ取る
ようにしたので、従来のようにパッド剥取位置Bに停止
したままの工具ホルダ2に対して、この工具ホルダ2の
摩耗パッド22をクランプした第1,2クランプ片7
5,85を剥ぎ取り方向に移動させるものに比べ、第
1,2クランプ片75,85を移動させる移動手段を必
要とせず、装置自体を簡素化できる。
【0025】また、パッド剥取装置58において、パッ
ド剥取位置Bに向かって移動する工具ホルダ2に対して
パッド取付円板16がどんな位置に停止していても、特
に工具ホルダ2に対してパッド取付円板16が、その偏
心中心Qが回転主軸14の軸心Pと第1クランプ片75
との間を結ぶ直線上に位置する位置に停止していても、
工具ホルダ2の移動と共に第1クランプ片75は後退
し、その後第2クランプ片85との間で確実にパッド2
2をクランプし、工具ホルダ2から摩耗パッド22を剥
ぎ取ることができ、また、パッド装着装置32におい
て、パッド装着位置Cに位置する工具ホルダ2に対して
パッド取付円板16がどんな位置に停止していても、昇
降用シリンダ43により上昇する載置体53は、その案
内面55がパッド取付円板16のループ31外周に係合
すると、ユニバーサルジョイント37の作用でパッド取
付円板16の偏心中心Qに対して求心的に傾動しながら
上昇し、工具ホルダ2に確実に新しいパッド22を装着
することができ、従来のように工具ホルダ2の回転主軸
14を定位置停止させる手段を必要とせず、装置全体と
して簡素化できる。
【0026】
【発明の効果】以上により本発明のパッド装着装置で
は、パッド装着位置下方で昇降手段に連結され、円形研
磨パッドが載置された載置体を固定ベースに対して水平
方向移動自在に設け、この載置体の上面に、載置体の上
昇によりパッド取付円板の周面に案内され載置体をパッ
ド取付円板の偏心中心に対し求心的に移動させる案内面
を設けたので、回転主軸に対してパッド取付円板が任意
の位置に停止していても、パッド取付円板にパッドを確
実に取り付けることができ、従来のようにパッド取付円
板を所定の停止位置に割り出す必要がなく、また偏心補
正機構などを用いることもないのでその分装置を簡素化
でき、安価に実施することができる上にパッド装着時間
を短くし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自動研磨装置の平面図である。
【図2】ロボットの側面図である。
【図3】パッド装着装置の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】パッド剥取装置の平面図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】図5の正面図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
【符号の説明】
4 パッド装着装置、 14 回転主軸、 16 パッ
ド取付円板、22 円形研磨パッド、 43 昇降用シ
リンダ、 53 載置体、55 案内面、 C パッド
装着位置、 Q パッド取付円板の偏心中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転主軸へのパッド装着位置下方に、円
    形研磨パッドを載置する載置体を昇降手段に連結して設
    け、パッド装着時に昇降手段により載置体を上昇させ、
    回転主軸に偏心して設けたパッド取付円板の反主軸側面
    に円形研磨パッドを装着するようにしたパッド装着装置
    において、前記載置体を固定ベースに対して水平方向移
    動自在に設け、この載置体に載置体の上昇によりパッド
    取付円板の周面に案内され、載置体をパッド取付円板の
    偏心中心に対し求心的に移動させる案内面を設けたこと
    を特徴とするパッド装着装置。
JP9362292A 1992-03-18 1992-03-18 パッド装着装置 Pending JPH05261662A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110355664A (zh) * 2019-07-17 2019-10-22 广州创研智能科技有限公司 一种打磨装置
JP2021137920A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 トヨタ自動車株式会社 自動水研装置

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