JPH0417309Y2 - - Google Patents

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JPH0417309Y2
JPH0417309Y2 JP12011687U JP12011687U JPH0417309Y2 JP H0417309 Y2 JPH0417309 Y2 JP H0417309Y2 JP 12011687 U JP12011687 U JP 12011687U JP 12011687 U JP12011687 U JP 12011687U JP H0417309 Y2 JPH0417309 Y2 JP H0417309Y2
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swing arm
support
arm
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tool
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は工作機械の旋回アームに関し、特に倒
れを防止するようにした工作機械の旋回アームに
関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) ワークの所定箇所に加工を施す工作機械には、
ワークに対して前後動するテーブル上に支持体を
設け、該支持体に回動自在な旋回アームを取付け
るとともにこの旋回アームの前面にワーク加工用
の工具を取付けて構成したものがあり、斯かる工
作機械でワークの所定箇所に加工を施すには旋回
アームを所定位置まで回動させるとともにテーブ
ルをワーク側へ前進させて行う。
斯る工作機械にあつては、ワーク加工中におい
て旋回アームにワーク加工の反作用として後方へ
の力が作用し、これがために旋回アームに倒れが
生じることがあり、従来より簡単な構造でしかも
旋回アームのどの回動位置にあつてもこの倒れを
有効に防止することのできる工作機械が望まれて
いた。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため本考案は、ワークWに
対して前後動自在なテーブル7と、該テーブル7
に固定した支持体10の前方に垂直面内で回動自
在に取付けられる旋回アーム12と、該旋回アー
ム12の前面に取付けられるスピンドル等のワー
ク加工用工具13とから成る工作機械において、
前記支持体10の前面に、前記工具13の回動軌
跡に略等しい円環形状の支持リング15を設け、
前記旋回アーム12後面の前記工具13取付位置
近傍より後方へ延出して前記支持リング15に摺
接する支持部材129を設けたことを特徴とす
る。
(作用) 支持体の前面に円環形状の支持リングを設ける
とともに旋回アーム後面の工具取付位置近傍より
後方へ延出して前記支持リングに摺接する支持部
材を設けたので、旋回アームがどの位置に回動し
ても旋回アームは支持部材を介して支持リングに
支持されることになり、これにより簡単な構造で
いかなる回動位置でも旋回アームの倒れを有効に
防止することのできる工作機械を得ることができ
る。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る工作機械の正面図、第2
図は同工作機械の側面図、第3図は同工作機械の
平面図であり、床上に固設されたベツド1には左
右方向のレールに設けられ、このレール2にXテ
ーブル3が係合し、またベツド1上にはモータ4
が設けられ、このモータ4によつて回転するボー
ルネジ5にXテーブル3の一部を螺合し、モータ
4の駆動によりXテーブル3がレール2に沿つて
往復動するようにしている。
またXテーブル3上面にはレール6が設けら
れ、このレール6にZテーブル7が係合してい
る。このZテーブル7の一部はXテーブル3に固
設したモータ8によつて回転するボールネジ9に
螺合し、モータ8の駆動によりZテーブル7はレ
ール6に沿つて、つまり水平面内において前記X
テーブル3の移動方向と直交する方向に往復動す
るようにしている。
Zテーブル7には上方に向つて支持体10が一
体的に設けられ、この支持体10内に固設した旋
回用モータ11にて旋回アーム12を垂直面内に
おいて旋回するようにしている。そして旋回アー
ム12の一端にはスピンドル装置13を取付け、
アーム12他端の裏側には支持部14を固着しこ
の支持部14を受ける支持リング15を旋回用モ
ータ11周囲の支持体10前面に設ける。前記支
持部14先端はこの支持リング15に摺接してお
り、これにより作業中における旋回アーム他端側
の倒れを防止するようになつている。
ところで前記支持リング15の半径は旋回アー
ム12の回動中心から前記支持部14までの距離
に等しく、このために旋回アーム12が回動して
も常に支持部14の支持リングに摺接し、これに
より旋回アーム他端側は常に確実に支持されるよ
うになつている。
尚、旋回アーム12の一端側、即ちスピンドル
装置13側の倒れ防止は後述する支持部材12
9,129により行われる。
支持体10の背面側にはスピンドル装置13の
スピンドル軸を回転するためのスピンドルモータ
16を取付け、またベツド1の前方部分にはスピ
ンドル装置13によつて加工されるワークWを支
持する固定台17を設け、ベツド1の後方部分に
は操作盤を備えた制御ボツクス18を設け、制御
ボツクス18下方の床上にはクーラントユニツト
19を配置している。
以上においてワークWにタツピング等の加工を
施すにはワークWを固定台17に固定し、ワーク
Wの加工位置に合せてモータ4,8,11を駆動
する。ここでスピンドル装置13の横方向の移動
はモータ4の駆動で、前後方向の移動はモータ8
の駆動で、更に上下方向の移動はモータ11の駆
動により行う。尚、モータ11の駆動によりスピ
ンドル装置13は横方向に移動することとなる
が、この量は予め計算し、モータ4の駆動量を調
節する。
前記Xテーブル3からは第1図に示すように斜
め上方に向つて支持アーム20を延出し、この支
持アーム20の中間から水平に分岐アーム21を
延出し、この分岐アーム21の先端にツールマガ
ジン22を回転自在に支持している。ツールマガ
ジン22はその周囲に複数の異なる工具を等間隔
で着脱自在に保持している。また前記支持アーム
20の先端には交換装置の一部をなす交換アーム
23を取付け、この交換アーム23を交換アーム
23の後方に配置したモータ24により垂直面内
において回転するようにしている。
ここで交換アーム23の回転中心O1は前記旋
回アーム12の中心O2とツールマガジン22の
回転中心O3を結ぶ線上にあるようにし、工具を
交換する位置は、第1図に示す状態から旋回アー
ム12が時計方向に略45°回転した位置、つまり
中心O2,O3を結ぶ線上にスピンドル装置13
の中心がきた位置とする。このようにすることで
交換アーム23の長さを最短のものとすることが
できる。
次に前記旋回用モータ11、旋回アーム12及
びスピンドル装置13の構造を第4図乃至第6図
に基づいて説明する。
旋回用モータ11は筒状をなす固定部材110
内に同じく筒状をなす回転部材111を設けたダ
イレクトドライブモータを採用しており、支持体
10に固定部材110が取付けられ、回転部材1
11に旋回アーム12が取付けられている。
また、スピンドルモータ16は支持体10の背
面側に支持プレート160を介して取付けられ、
この支持プレート160の前部は筒状部161と
され、この筒状部161は旋回アーム12側に取
付けられたクーラントジヨイント162内に挿入
され、クーラントジヨイント162は筒状部16
1に対して回転自在とされ、支持プレート160
及びクーラントジヨイント162内には互いに連
通する冷却液流路163,164が形成されてい
る。
また支持プレート160内にはスピンドルモー
タ16によつて回転せしめられるスピンドルモー
タ軸165の基端部が回転自在に支承され、この
スピンドルモータ軸165の先端部は旋回アーム
12内において回転自在に支承されている。そし
てスピンドルモータ軸165の先部にはプーリ1
66が嵌着され、このプーリ166とスピンドル
装置13のスピンドル軸131に嵌着したプーリ
132間にタイミングベルト167を張設し、ス
ピンドルモータ16の回転をスピンドル装置13
に伝達するようにしている。尚、旋回アーム12
内にも前記クーラントジヨイント162の流路1
64と連通する冷却液流路127を形成してい
る。
スピンドル装置13の構造は拡大図である第5
図にも示すように、旋回アーム12に前方に突出
するケース130を固着し、このケース130内
に筒状スピンドル軸131を回転自在に支承し、
このスピンドル軸131内にチヤツキングユニツ
ト133の本体134とクーラントジヨイント1
35を設けている。
チヤツキングユニツト本体134及びクーラン
トジヨイント135には冷却液流路136,13
7が形成され、クーラントジヨイント135の流
路137はロータリジヨイント138に形成した
流路139及び図示しないチユーブを介して前記
旋回アーム12の流路127に連通し、チヤツキ
ングユニツト本体134の流路136はスピンド
ル軸131に形成した流路140を介してスピン
ドル軸131前端に設けた環状液室141に連通
している。そして、この液室141内には環状の
ピストン142が摺動自在に設けられている。
一方前記チヤツキングユニツト133は本体1
34とこの本体134の外周に装着される外筒1
43とからなり、本体134の先部には前方に向
つて拡開するテーパ状凹部144が形成され、更
に本体134の先部には径方向の貫通穴145が
形成され、この貫通穴145内にはスチールボー
ル146保持されている。また外筒143はフラ
ンジ部147を有し且つスプリング148にて前
方へ付勢されている。
ここで、外筒143はスプリング148の弾発
力の他に環状ピストン142によつても前方に付
勢される。つまりスピンドル軸131に設けた液
室141には流路163,164,127,13
9,137,136,140を介してクーラント
ユニツト19から供給される冷却液の一部が供給
され、この冷却液の液圧によつてピストン142
を前方へ押し出すようにしているため、環状ピス
トン142はスプリング148の弾発力に液室1
41の液圧を加えた力で前方に付勢され、外筒1
43は強く前方へ押し出され、この外筒143の
前方への移動によりスチールボール146がツー
ルホルダー150のテーパ部に設けた穴151に
強く係合し、ツールホルダー150をチヤツキン
グユニツト133によつて確実に保持する。
一方、前記旋回アーム12の背面側には板バネ
等の撓曲可能な構造の環状デイスク121がネジ
120によつて取付けられ、支持体10側には環
状デイスク121を挟持して旋回アーム12を所
定位置にて固定する固定装置122を設けてい
る。この固定装置122はデイスク121の背面
側が当たる受座123とこの受座123との間で
デイスク121を挟持する押圧片124とからな
り、押圧片124はロツド126の先端部に設け
られ、このロツド126の後端側は後方へ延出し
て支持体10後面に固着した円筒部材170内に
収納されている。又ロツド126に固設したばね
受171と支持体10間には皿ばね125を設け
てロツド126を後方へ付勢し、押圧片124と
受座123でデイスク121を挟持し、これによ
り旋回アーム12を固定するようにしている。
又、支持体10の円筒部材170側方には取付
部材172を固設して該取付部材172にアクチ
ユエーター173を取付け、このアクチユエータ
ー173の作動で前後動するロツド173aの先
端にはリンク174の一端を取付ける。そして該
リンク174の他端を前記ロツド126の後端に
ピン175で枢着するとともにリンク174の他
端寄りを円筒部材170に設けたアーム176に
ピン177で枢着する。以上のアクチユエーター
173、ロツド173a、リンク174等により
固定解除機構180を構成する。而してアクチユ
エーター173の作動によりロツド173aは図
中A方向に摺動し、これによりリンク174はピ
ン177を中心に反時計回り方向に回動し、ロツ
ド126が前進即ち図中B方向へ摺動して押圧片
124と受座123によるデイスク121の挟持
を解放する。
ワークの所定箇所を加工する場合、旋回アーム
12を該箇所まで回動した後、押圧片124と受
座123でデイスク121を挟持して旋回アーム
12を固定するが、この際デイスク121は撓曲
可能なので押圧片124、受座123等から前後
方向の力が加わつたとしてもこの力はデイスク1
21の撓曲により吸収されてしまい、旋回アーム
12まで伝わることがなく、これにより旋回アー
ム12の倒れを防止し、ワークWに正確な加工を
行うことができる。
ところで前記旋回アーム12裏面のロータリー
ジヨイント138両側には第9図(第2図−
矢視図)に示すように円柱状の支持部材129,
129が該旋回アーム12と一体的に形成されて
おり、この支持部材129,129の先端は前記
支持リング15に摺接し、これによりワーク加工
中における旋回アーム12のスピンドル装置13
側の倒れを防止するようにしている。前記ロータ
リージヨイント138と前記スピンドル装置13
とは同軸なので、前方もしくは後方より視て前記
支持部材129,129はスピンドル装置13の
略左右位置近傍に配置されることになり、この位
置はスピンドル装置13軸心の回動軌跡lに略等
しい。そしてスピンドル装置13軸心の回動軌跡
lは支持リング15と略一致しているので旋回ア
ーム12が回動しても支持部材129,129の
先端は常に支持リング15に摺接し、これにより
旋回アーム12は確実に支持されることになる。
(考案の効果) 以上に述べたように本考案によれば、支持体の
前面に円環形状の支持リングを設けるとともに旋
回アーム後面の工具取付位置近傍より後方へ延出
して前記支持リングに摺接する支持部材を設けた
ので、旋回アームがどの位置に回動しても旋回ア
ームは支持部材を介して支持リングに支持される
ことになり、これにより簡単な構造でいかなる回
動位置でも旋回アームの倒れを有効に防止するこ
とのできる工作機械を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る工作機械の正面図、第2
図は同工作機械の側面図、第3図は同工作機械の
平面図、第4図は同工作機械の要部拡大断面図、
第5図及び第6図はスピンドル装置の拡大断面
図、第7図は第2図矢視図、第8図は第2図
矢視図、第9図は第4図−矢視図、第10図
は第8図−断面図である。 尚、図面中、7はテーブル、10は支持体、1
2は旋回アーム、13はワーク加工用の工具、1
5は支持リング、129は支持部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークに対して前後動自在なテーブルと、 該テーブルに固定した支持体の前方に垂直面内
    で回動自在に取付けられる旋回アームと、 該旋回アームの前面に取付けられるスピンドル
    等のワーク加工用工具とから成る工作機械におい
    て、 前記支持体の前面に、前記工具の回動軌跡に略
    等しい円環形状の支持リングを設け、 前記旋回アーム後面の前記工具取付位置近傍か
    ら後方へ延出して前記支持リングに摺接する支持
    部材を設けたことを特徴とする工作機械の旋回ア
    ーム。
JP12011687U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH0417309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12011687U JPH0417309Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12011687U JPH0417309Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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Publication Number Publication Date
JPS6426134U JPS6426134U (ja) 1989-02-14
JPH0417309Y2 true JPH0417309Y2 (ja) 1992-04-17

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ID=31365936

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JP12011687U Expired JPH0417309Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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JPS6426134U (ja) 1989-02-14

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