JPH10315014A - 旋盤の刃物台 - Google Patents

旋盤の刃物台

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JPH10315014A
JPH10315014A JP13755197A JP13755197A JPH10315014A JP H10315014 A JPH10315014 A JP H10315014A JP 13755197 A JP13755197 A JP 13755197A JP 13755197 A JP13755197 A JP 13755197A JP H10315014 A JPH10315014 A JP H10315014A
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JP
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turret
tool post
lathe
tool
drive source
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JP13755197A
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English (en)
Inventor
Taku Shimada
卓 島田
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q2220/00Machine tool components
    • B23Q2220/002Tool turrets

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱変位が少なく、強制潤滑の必要がなく、騒音
も少ない旋盤の刃物台を提供する。 【構成】刃物台本体と、前記刃物台本体に旋回自在に支
持され、外周側の所定の位置に工具を取り付けるための
複数の工具取付部が形成されたタレット3と、前記タレ
ットと前記刃物台本体の間に跨って係合および離脱可能
に設けられ、係合したときに前記刃物台本体に対して前
記タレットを所定の位置に位置決めする位置決め手段3
5と、前記タレットを所定の角度位置に旋回させるタレ
ット旋回用駆動源5と、前記刃物台本体の外部に取り付
けられ、前記位置決め手段を係合または離脱させて、前
記刃物台本体に対して前記タレットをクランプ状態また
はアンクランプ状態とするクランプ用駆動源4とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC(数値制御)
旋盤等の旋盤において使用される旋回可能なタレットを
有する刃物台に関するものであり、特に、熱変位が少な
く、強制潤滑の必要がなく、騒音も少ない旋盤の刃物台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NC旋盤においては、旋回可能なタレッ
トを有する刃物台が使用されているが、このような刃物
台としては、特開平7−328817号公報、実開昭5
7−149903号公報等に記載されているようなもの
が知られていた。特開平7−328817号公報には、
当該公報図1のようにタレット1をラック21とピニオ
ン11の機構によって駆動し、タレットクランプ用の駆
動源である油圧シリンダ7を備えたものが記載されてい
る。この刃物台では、ピニオン11および油圧シリンダ
7は刃物台の内部に設けられている。また、当該公報図
3のように、タレットの旋回機構の歯車103が刃物台
の外部に設けられ、タレットクランプ用の駆動源である
油圧シリンダが刃物台の内部に設けられているものも記
載されている。
【0003】実開昭57−149903号公報には、当
該公報図1のようにタレット旋回用の駆動機構である歯
車21と、クランプ用の駆動源である第1圧力室9およ
び第2圧力室10が刃物台の内部に設けられているもの
が記載されている。このように、従来知られていた刃物
台においては、旋回駆動機構、旋回駆動源、クランプ駆
動源等の機構が刃物台の内部に設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のタレット刃物台
は、刃物台の内部にタレットの旋回駆動機構、旋回駆動
源、クランプ駆動源等の機構が設けられていたので、こ
れらの駆動源、駆動機構が発生する熱により、刃物台本
体等が熱変位を生じていた。この熱変位は直接工作物の
加工精度に影響するため、可能な限り熱変位を減少させ
る必要がある。また、旋回駆動機構が歯車機構の場合
は、騒音が発生し、作業環境が悪化していた。旋回駆動
機構が刃物台内部に設けられているものでは、旋回駆動
機構のための強制潤滑系統が必要となり、潤滑油の廃油
が発生し、その廃油により作業環境が悪化していた。さ
らに、廃油処理のコストにより、NC旋盤の維持コスト
が増大していた。
【0005】そこで、本発明は、刃物台外部に旋回駆動
機構、旋回駆動源、クランプ駆動源を配置することによ
り、熱変位が少なく、強制潤滑の必要がなく、騒音も少
ない旋盤の刃物台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の旋盤の刃物台は、刃物台本体と、前記刃物
台本体に旋回自在に支持され、外周側の所定の位置に工
具を取り付けるための複数の工具取付部が形成されたタ
レットと、前記タレットと前記刃物台本体の間に跨って
係合および離脱可能に設けられ、係合したときに前記刃
物台本体に対して前記タレットを所定の位置に位置決め
する位置決め手段と、前記タレットを所定の角度位置に
旋回させるタレット旋回用駆動源と、前記刃物台本体の
外部に取り付けられ、前記位置決め手段を係合または離
脱させて、前記刃物台本体に対して前記タレットをクラ
ンプ状態またはアンクランプ状態とするクランプ用駆動
源とを有する。
【0007】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
タレット旋回用駆動源は、前記刃物台本体の外部に取り
付けられ、前記タレットをタレット外方より駆動するも
のであることが好ましい。
【0008】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
タレット旋回用駆動源は、前記刃物台本体より延在した
取付面部に取り付けられ、前記クランプ用駆動源は、前
記刃物台本体の前記タレットの支持面とは反対側の外面
に取り付けられていることが好ましい。
【0009】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
刃物台本体にはタレット支持軸が前記タレット側に突出
するように固定されており、前記タレットは、前記タレ
ット支持軸に旋回可能に支持されていることが好まし
い。
【0010】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
タレットと、前記タレット旋回用駆動源との間にはベル
ト・プーリ機構が設けられ、前記タレット旋回用駆動源
の駆動出力を前記ベルト・プーリ機構で伝達して前記タ
レットを旋回させることが好ましい。
【0011】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
ベルト・プーリ機構は、前記タレット旋回用駆動源の出
力軸および前記タレットに設けられた歯付プーリと、そ
の歯付プーリ間に巻き回された歯付ベルトであることが
好ましい。
【0012】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
クランプ用駆動源は、前記刃物台本体の外方に取り付け
られた流体圧シリンダであり、連結部材を介して前記位
置決め部材を係合または離脱させるものであることが好
ましい。流体圧シリンダとしては、例えば油圧シリンダ
が使用できる。
【0013】また、上記の旋盤の刃物台において、前記
連結部材に、前記刃物台本体外方に突出するように被検
出部材を取り付け、前記刃物台本体の外側面に、前記被
検出部材の位置を検出する検出部材を取り付け、前記検
出部材により、前記クランプ用駆動源によるクランプ状
態またはアンクランプ状態を検出することが好ましい。
ここで検出部材としては、リミットスイッチ、近接スイ
ッチ等が使用可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明のNC旋盤の刃物
台の側面図である。図1は、刃物台のタレット3を正面
とした場合の右側から見た側面図である。刃物台本体1
は基台2上に固設され、基台2はNC旋盤のベッド等の
固定部材上に設けられたガイド22に沿って、スライダ
21により滑らかに案内されて移動可能である。ガイド
22とスライダ21に案内されるとともに、図示しない
サーボモータ、ボールねじ等の駆動機構により、刃物台
全体が工作物への切り込み方向に移動でき、工作物の中
心軸に接近離反可能となっている。
【0015】刃物台本体1には、タレット3が旋回自在
に支持されており、タレット3の周辺部に取り付けられ
た工具を、加工位置に割り出し、かつ、加工位置でクラ
ンプすることができる。流体圧シリンダである油圧シリ
ンダ4は、工具を加工位置に位置決めまたは割り出し可
能にするためにタレット3をクランプ状態またはアンク
ランプ状態にするためのものである。油圧シリンダ4は
刃物台本体1の外側に取り付けられており、かつ、タレ
ット3の支持面とは反対側の外面に取り付けられてい
る。
【0016】油圧シリンダ4をこのようにタレット3と
離して配置することにより、油圧シリンダ4で発生した
熱がタレット3まで伝導しにくくなり、工具位置の熱変
位量が減少する。油圧シリンダ4は、取付面部41を除
いて周囲の空気によって直に冷却されるようになってお
り、発生した熱が空冷で除去されるようになっている。
また、油圧シリンダ4と刃物台本体1との間に断熱効果
のある部材をはさむとさらに好適となる。流体圧シリン
ダとしては、油圧シリンダ4に限らず他の圧力流体によ
って動作するものでもよい。
【0017】図2は、タレット3の正面図である。タレ
ット3の周辺部には、複数の工具取付部が形成されてお
り、その工具取付部に種々のバイト等の外径工具31、
内径工具32が取り付けられている。タレット3は中心
軸の周りに旋回可能であり、所定の角度(例えば30
度)の角度ごとに工具を加工位置に割り出し、その加工
位置でクランプすることができるように構成されてい
る。
【0018】図3は、刃物台の平面図である。図3は、
図1における上方向から見た図である。刃物台本体1に
は、取付面部11が一体的に延在して形成されている。
その取付面部11には旋回駆動モータ5が取り付けられ
ている。旋回駆動モータ5は、タレット3を駆動して旋
回運動させるためのものであり、所定の工具を加工位置
または加工位置近傍に割り出すものである。旋回駆動モ
ータ5が取付面部11に取り付けられ、刃物台本体1と
は分離して設けられているので、旋回駆動モータ5で発
生した熱が刃物台本体1およびタレット3まで伝導しに
くくなり、工具位置の熱変位量が減少する。
【0019】被検出部材61は油圧シリンダ4の出力軸
に連動する棒取付部材44、連結部材43等に取り付け
られており、検出部材であるリミットスイッチ62およ
びリミットスイッチ63と当接する位置まで延在してい
る。被検出部材61およびリミットスイッチ62、63
によってタレット3が現在クランプ状態にあるのかアン
クランプ状態にあるのかを確認することができる。なお
検出部材としては、リミットスイッチ以外に近接スイッ
チ等であってもよく、被検出部材61の移動を検出でき
るものであればよい。
【0020】図4は、刃物台の旋回機構およびクランプ
機構の概略図である。タレット3は、刃物台本体1にボ
ルト121で固定されたタレット支持軸12の軸部12
2により旋回自在に支持されている。また、タレット3
は、軸線方向には移動しないように、刃物台本体1の端
面部17と、刃物台本体1にボルト16で固定された押
さえ部材15とにより案内されており、支持軸12の回
りに旋回自在になっている。軸受部にはオイレス軸受を
使用したり、グリス溜まりを設けることにより、強制潤
滑が不要となる。タレット3には歯付プーリ33がボル
ト37により固定されており、タレット3と歯付プーリ
33とは一体に回転する。
【0021】一方、刃物台の外部に設けられた旋回駆動
モータ5の出力軸51には歯付プーリ52が固定されて
おり、歯付プーリ52と歯付プーリ33との間には歯付
ベルト53が巻き回されている。この歯付ベルトと歯付
プーリによるベルト・プーリ機構により、旋回駆動モー
タ5の回転出力がタレット3に伝達される。タレット3
の外周側から歯付プーリ33により旋回駆動され、刃物
台内部に旋回駆動機構を持たないため、駆動機構の発生
熱による熱変位も少なく、刃物台内部の歯車機構への強
制潤滑の必要もなくなる。また、歯車機構がないために
駆動機構の発生する騒音も減少する。
【0022】油圧シリンダ4はタレット3を所定の角度
位置でクランプするための駆動源である。油圧シリンダ
4の出力軸42は図4の矢印方向に駆動される。出力軸
42の運動は連結部材43を介して棒取付部材44に伝
達され、さらに連結棒45を介して位置決め部材35を
駆動する。連結棒45は、刃物台本体1、タレット支持
軸12に設けられた貫通孔を通して、棒取付部材44と
位置決め部材35とを連結固定するものであり、図4に
は示されていないが、円周方向に均等に複数本(例え
ば、3本)の連結棒45が設けられている。
【0023】図5は、タレット3のクランプ機構の部分
拡大図である。タレット3はタレット支持軸12の軸部
122に旋回自在に支持されており、歯付プーリ33に
よって旋回駆動される。この歯付プーリ33の内周側端
面部には旋回凹凸部34が設けられている。旋回凹凸部
34は円周方向に均等に複数個(例えば、6個)の凹部
342および凸部341を有するものである。タレット
支持軸12の固定部123には、旋回凹凸部34に隣接
して、固定凹凸部13が形成されている。固定凹凸部1
3にも旋回凹凸部34と同じ角度間隔で凹部132およ
び凸部131が設けられている。
【0024】また、連結棒45の先端に固定された位置
決め部材35の、固定凹凸部13および旋回凹凸部34
に対向する面には、複数個(例えば、12個)の凹部お
よび凸部を有する位置決め凹凸部36が設けられてい
る。位置決め凹凸部36は、固定凹凸部13と旋回凹凸
部34との位相がそろった状態および位置が30度ずれ
た状態で、固定凹凸部13および旋回凹凸部34にちょ
うどはまり合う相補形状の凹凸部となっている。このこ
とにより、タレット3の30度ごとの位置決めが可能に
なっている。
【0025】タレット3が所定の回転位置に割り出さ
れ、連結棒45および位置決め部材35が図5の右方向
に駆動されると、位置決め凹凸部36と固定凹凸部13
および旋回凹凸部34とが嵌合し、タレット3は回転不
能に位置決めされ、クランプ状態となる。連結棒45お
よび位置決め部材35が図5の左方向に駆動されると、
位置決め凹凸部36と固定凹凸部13および旋回凹凸部
34との嵌合が外れ、タレット3が割り出し動作可能な
アンクランプ状態となる。
【0026】図6は、刃物台の正面図であり、図1にお
けるA−A矢視図である。歯付プーリ52、歯付プーリ
33および歯付ベルト53の位置関係が示されている。
また、歯付プーリ33の内周部には旋回凹凸部34が形
成されている。旋回凹凸部34の内側にある固定凹凸部
13は刃物台本体1に固定されている。旋回凹凸部34
および固定凹凸部13には円周方向の60度の角度ごと
に凸部が形成されている。また、中央の固定部123を
貫通して、円周方向に均等に3本の連結棒45が配置さ
れている。
【0027】図7は、刃物台の側面図であり、図6にお
けるB−B矢視図である。被検出部材61は、根元部分
が棒取付部材44に固定されており、先端部分が図7の
ようにリミットスイッチ62およびリミットスイッチ6
3に係合可能となるように設置されている。被検出部材
61は位置決め部材35と連動した位置に移動するの
で、被検出部材61の位置をリミットスイッチ62、6
3によって検出することにより、位置決め部材35がク
ランプ位置あるいはアンクランプ位置に移動したことを
確実に検出することができる。
【0028】刃物台本体1、タレット支持軸12、タレ
ット3等には、切削油剤を各工具近傍に設けられたノズ
ル73より噴出するための切削油剤路70,71,72
が形成されている。図示しない切削油剤供給装置から切
削油剤がジョイント74に供給され、加工位置に割り出
された工具近傍のノズル73より切削油剤を工具の刃先
部近傍に噴出する。
【0029】以上のような実施の形態では、タレット3
の旋回駆動源である旋回駆動モータ5が刃物台本体1の
外部に設けられており、タレット3の旋回駆動機構であ
るベルト・プーリ機構も刃物台本体1の外側に設けられ
ている。さらに、クランプ用駆動源である油圧シリンダ
4も刃物台の外部に取り付けられている。このため、こ
れらの駆動源や駆動機構で発生した熱が外部に発散しや
すく、刃物台の内部には熱の発生源がないために、工具
位置の熱変位量が著しく減少する。また、刃物台内部で
の強制潤滑の必要がなく、廃油の処理等のコストが減少
する。さらに、タレット3の旋回駆動機構が、ベルト・
プーリ機構のため発生する騒音が極めて少ない。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0031】クランプ用駆動源が刃物台の外部に設けら
れているため、クランプ用駆動源が発生した熱が外部に
発散しやすく、工具位置の熱変位量が減少する。
【0032】タレット旋回用駆動源および旋回駆動機構
が刃物台の外部に設けられており、クランプ用駆動源も
刃物台の外部に設けられているため、これらの駆動源や
駆動機構で発生した熱が外部に発散しやすく、刃物台の
内部には熱の発生源がないために、工具位置の熱変位量
が著しく減少する。また、刃物台内部での強制潤滑の必
要がなく、廃油の処理等の維持コストが減少する。
【0033】タレット旋回用駆動源を取付面部に取り付
け、刃物台本体とは分離して設けているので、タレット
旋回用駆動源で発生した熱が刃物台本体およびタレット
まで伝導しにくくなり、工具位置の熱変位量が減少す
る。クランプ用駆動源をタレットと反対側の外面に配置
することにより、クランプ用駆動源で発生した熱がタレ
ットまで伝導しにくくなり、工具位置の熱変位量が減少
する。
【0034】刃物台本体に固定されたタレット支持軸
に、タレットが旋回自在に支持されている構造により、
タレット支持構造が簡単なものとなり、強制潤滑が不要
となるため、製造コストおよび維持コストが減少する。
【0035】タレットがベルト・プーリ機構により旋回
駆動されるため、旋回駆動機構の発生する騒音も極めて
小さくなり、作業環境が改善される。
【0036】タレットが外周側から歯付ベルト、歯付プ
ーリにより旋回駆動され、刃物台内部に旋回駆動機構を
持たないため、駆動機構の発生熱による熱変位も少な
く、刃物台内部の強制潤滑の必要もなくなる。さらに、
駆動機構の発生する騒音も極めて小さく、作業環境が改
善される。しかも、滑りもないためにタレットの割り出
し制御が確実に行える。
【0037】クランプ用駆動源と位置決め部材とを連結
部材により連結することにより、刃物台内部には熱の発
生源がなくなり、工具位置の熱変位量が減少する。
【0038】位置決め部材と連動した位置に移動する被
検出部材を設け、被検出部材の位置を検出することによ
り、位置決め部材がクランプ位置あるいはアンクランプ
位置に移動したこと、すなわちタレットのクランプ状態
およびアンクランプ状態を確実に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のNC旋盤の刃物台の側面図で
ある。
【図2】図2は、タレットの正面図である。
【図3】図3は、NC旋盤の刃物台の平面図である。
【図4】図4は、刃物台の旋回機構およびクランプ機構
の概略図である。
【図5】図5は、タレットのクランプ機構の部分拡大図
である。
【図6】図6は、刃物台の正面図である。
【図7】図7は、刃物台の側面図である。
【符号の説明】
1…刃物台本体 2…基台 3…タレット 4…油圧シリンダ 5…旋回駆動モータ 12…タレット支持軸 21…スライダ 22…ガイド 33…歯付プーリ 35…位置決め部材 43…連結部材 44…棒取付部材 45…連結棒 52…歯付プーリ 53…歯付ベルト 61…被検出部材 62…リミットスイッチ 63…リミットスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃物台本体(1)と、 前記刃物台本体(1)に旋回自在に支持され、外周側の
    所定の位置に工具を取り付けるための複数の工具取付部
    が形成されたタレット(3)と、 前記タレット(3)と前記刃物台本体(1)の間に跨っ
    て係合および離脱可能に設けられ、係合したときに前記
    刃物台本体(1)に対して前記タレット(3) を所定の位置に位置決めする位置決め手段(35)と、 前記タレット(3)を所定の角度位置に旋回させるタレ
    ット旋回用駆動源(5)と、 前記刃物台本体(1)の外部に取り付けられ、前記位置
    決め手段(35)を係合または離脱させて、前記刃物台
    本体(1)に対して前記タレット(3)をクランプ状態
    またはアンクランプ状態とするクランプ用駆動源(4)
    とを有する旋盤の刃物台。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した旋盤の刃物台におい
    て、 前記タレット旋回用駆動源(5)は、前記刃物台本体
    (1)の外部に取り付けられ、前記タレット(3)をタ
    レット外方より駆動するものである旋盤の刃物台。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した旋盤の刃物台におい
    て、 前記タレット旋回用駆動源(5)は、前記刃物台本体
    (1)より延在した取付面部(11)に取り付けられ、 前記クランプ用駆動源(4)は、前記刃物台本体(1)
    の前記タレット(3)の支持面とは反対側の外面に取り
    付けられている旋盤の刃物台。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した旋盤の刃物台におい
    て、 前記刃物台本体(1)にはタレット支持軸(12)が前
    記タレット(3)側に突出するように固定されており、 前記タレット(3)は、前記タレット支持軸(12)に
    旋回可能に支持されている旋盤の刃物台。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれか1つに記載した旋
    盤の刃物台において、 前記タレット(3)と、前記タレット旋回用駆動源
    (5)との間にはベルト・プーリ機構(33,52,5
    3)が設けられ、 前記タレット旋回用駆動源(5)の駆動出力を前記ベル
    ト・プーリ機構(33,52,53)で伝達して前記タ
    レット(3)を旋回させる旋盤の刃物台。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した旋盤の刃物台におい
    て、 前記ベルト・プーリ機構は、前記タレット旋回用駆動源
    (5)の出力軸(51)および前記タレット(3)に設
    けられた歯付プーリ(52,33)と、その歯付プーリ
    (52,33)間に巻き回された歯付ベルト(53)で
    ある旋盤の刃物台。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載した旋
    盤の刃物台において、 前記クランプ用駆動源は、前記刃物台本体(1)の外方
    に取り付けられた流体圧シリンダ(4)であり、連結部
    材(43〜45)を介して前記位置決め部材(35)を
    係合または離脱させるものである旋盤の刃物台。
  8. 【請求項8】請求項7に記載した旋盤の刃物台におい
    て、 前記連結部材(43〜45)に、前記刃物台本体(1)
    外方に突出するように被検出部材(61)を取り付け、 前記刃物台本体(1)の外側面に、前記被検出部材(6
    1)の位置を検出する検出部材(62,63)を取り付
    け、 前記検出部材(62,63)により、前記クランプ用駆
    動源(4)によるクランプ状態またはアンクランプ状態
    を検出する旋盤の刃物台。
JP13755197A 1997-05-13 1997-05-13 旋盤の刃物台 Pending JPH10315014A (ja)

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