JPH0526024Y2 - - Google Patents

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JPH0526024Y2
JPH0526024Y2 JP1988100423U JP10042388U JPH0526024Y2 JP H0526024 Y2 JPH0526024 Y2 JP H0526024Y2 JP 1988100423 U JP1988100423 U JP 1988100423U JP 10042388 U JP10042388 U JP 10042388U JP H0526024 Y2 JPH0526024 Y2 JP H0526024Y2
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JP1988100423U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回路基板上に電子回路を形成した
いわゆる電子ブロツクなどの搬送を行うための通
い箱に関する。
〔従来の技術〕
回路基板に電子部品などを取付けて、照明器具
の電子スタータやインバータ回路などの電子回路
を形成した電子ブロツクを、たとえば電子機器の
生産工場間で搬送する場合には、いわゆる通い箱
が用いられる。従来から用いられている通い箱の
基本的な構成は第6図および第7図に示されてい
る。この通い箱は段ボールなどを用いて作成され
ており、外装箱61内に仕切り62,63を相互
に嵌め合わせて収納し、そのようにして外装箱6
1内の空間を複数の収納空間64に分割して、各
収納空間64に電子ブロツク65が1個ずつ収納
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の通い箱では、仕切り62,6
3を嵌め合わせる作業が必要であるため取扱いが
面倒であるとともに、電子ブロツク65の組立作
業現場には複数個の通い箱が組み立てられて置か
れることになるので、この通い箱を収容するため
にむやみに大きなスペースが必要となる。また、
収納空間64の寸法は、電子ブロツク65の収納
作業が容易であつてしかも搬送時の振動などによ
る電子ブロツク65の破損が生じないように選ば
れなければならないので、仕切り62,63の設
計が難しい。さらに、外装箱61はたとえばテー
プ貼りやステープラーを用いるなどして組立てら
れており、その分解および組立てには手間がかか
るため、この外装箱61は組立てられた状態でた
とえば生産工場間を搬送され、したがつて復路
(通い箱のみの搬送)に要する運賃が往路(電子
ブロツク65を収納した通い箱の搬送)に要する
運賃に等しく、きわめて無駄が多い。さらに仕切
り62,63は外装箱61と一体ではないので、
この仕切り62,63が紛失しやすいという問題
がある。
この考案の目的は、設計および取扱いが容易で
あつて、しかも不使用時における小型化を実現し
た通い箱を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の通い箱は、矩形状の底板と、この底
板の短手方向の両端に起倒自在に設けられる一対
の側板と、前記底板の長手方向の両端で前記側板
と前記底板によつて挟持される一対の端板と、前
記一対の側板および端板の外周に嵌めてこれらを
締めつけるバンドとを備え、前記一対の側板の対
向する各内面に回路基板の縁部を保持するための
保持溝を形成したものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、側板の内側に保持溝
を設けて側板を底板から立て、側板間に端板を介
在しバンドを掛けることにより容易に組立でき、
かつバンドを外すことにより解体も容易にでき
る。また組立てた状態で一対の側板の内側の保持
溝に回路基板の縁部を係止することにより電子ブ
ロツクをがたつきなく収納でき、回路基板に実装
される電子部品などの大きさをさほど厳密に考慮
する必要がないので、通い箱の設計が容易であ
る。この結果、電子ブロツクの収納搬送が容易に
できるとともに、通い箱を返却するとき解体する
ことによりコンパクト化できるため、低コスト化
および省スペース化できる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例の通い箱10の斜
視図である。この通い箱10は段ボールなどを用
いて溝形に構成され、通い箱10の長手方向に延
びる矩形状の底板1と、この底板1の短手方向の
両端に起倒自在に設けられる一対の側板2,3と
を備えている。また前記底板1の長手方向両端部
には、各端部に関して起倒自在に端板4,5がそ
れぞれ取付けられる。
前記一対の側板2,3において、相互に対向す
る各内面には、相互に略平行であつて通い箱10
の長手方向に交差する方向に延びる複数の保持溝
6,7がそれぞれ形成されている。この保持溝
6,7には電子部品8などを取付けた回路基板9
の縁部が挿入される。このようにして、回路基板
9上に電子部品8などを取付けて照明器具の電子
スタータやインバータ回路などの電子回路を構成
した電子ブロツク11が通い箱10内に収納され
る。すなわち、一対の側板2,3を起立し端板
4,5を側板2,3間に介在してこれらの周囲に
無端状のバンド12を巻掛けると通い箱10が組
立てられ、電子ブロツク11は回路基板9の縁部
が保持溝6,7に挿入されるように通い箱10に
収納される。このように回路基板9の縁部が各保
持溝6,7に挿入されているので、この通い箱1
0の搬送時に振動などが生じても回路基板9が通
い箱10の長手方向に移動することはなく、した
がつて電子ブロツク11ががたつくことはない。
第2図は、通い箱10の展開図である。この通
い箱10は前述のように段ボールを用いて作成さ
れ、第2図の破線部分を谷折りにして第3図図示
のように折り曲げてバンド12を巻掛けることに
よつて容易に第1図図示の状態に組立てることが
できる。この通い箱10の展開は前記無端状のバ
ンド12を取り外すことによつて容易に行うこと
ができる。
この実施例においては、側板2は、支持板2a
と、この支持板2aの通い箱10の長手方向に平
行な一辺に連なりスリツト13が形成されたスリ
ツト部2bとによつて構成される。スリツト部2
bを参照符l1で示される破線部分で谷折りに
し、支持板2aに重ね合わせた状態で前述の保持
溝6が形成される。側板3も同様に支持板3a
と、スリツト14が形成されたスリツト部3bと
によつて構成される。
この実施例の通い箱10は、電子ブロツク11
の組立作業現場において随時組立てられて用いら
れる。この通い箱10の組立て作業は前述のよう
に比較的容易であるので、むやみに手間がかかる
ことはない。したがつて、電子ブロツク11の組
立作業現場において、この通い箱10が展開した
状態であつても支障がないので、複数の通い箱1
0は比較的小さなスペースに収容することができ
る。また、電子ブロツク11をたとえば或る生産
工場から他の生産工場へ運び、通い箱10だけを
再びもとの生産工場に搬送する場合に、復路では
通い箱10を展開して搬送するようにすれば、復
路での運賃は格段に低減される。しかも、通い箱
10の展開は前述のように極めて容易であるの
で、このようなことを電子ブロツク11の搬送の
たび毎に行つてもさほど労力が増大することはな
い。
さらにまた、電子ブロツク11の「がたつき」
などは、回路基板9の縁部を保持溝6,7に挿入
するようにしているので確実に防がれる。したが
つてこの通い箱10の設計時に電子ブロツク11
の大きさをさほど厳密に考慮する必要がないの
で、この通い箱10の設計は比較的容易である。
第4図はこの考案の他の実施例の通い箱20の
展開図であり、この実施例は前述の第1実施例に
類似するので対応する部分には同一の参照符を付
して示す。この通い箱20では側板2のスリツト
部2bが支持板2aの長手方向に連つて設けられ
ている。側板3についても同様である。また、一
方の端板4に連つて底板1と同様な形状を有する
上板15が設けられている。第4図に示される展
開図において、破線部分を谷折りにすることによ
つて第1図に示された通い箱10の電子ブロツク
11の収納空間を上板15によつて蓋をした状態
の通い箱20を組立てることができる。
第5図は、この考案のさらに他の実施例の通い
箱30の斜視図である。第5図において、第1図
に示された通い箱10と同等の部分には同一の参
照符を付して示す。この実施例の通い箱30では
端板4,5は底板1に連なつて設けられるのでは
なく、分離した別部品とされる。この端板4,5
は電子ブロツク11よりも外方側の保持溝6,7
に挿入され、そのようにして、この端板4,5よ
りも内方側を通い箱30の収納空間としている。
この実施例の通い箱30では先に端板4,5をた
とえば通い箱30の長手方向両端部に位置する保
持溝6,7に挿入してバンド12を巻掛けるよう
にすれば、その形状を確定させることができるの
で、その後の電子ブロツク11の収納作業を良好
な作業性で行うことができる。
前述の実施例においては、側板2,3において
そのスリツト部2b,3bは支持板2a,3aに
連なつて設けられ、スリツト部2b,3bを折り
曲げて支持板2a,3aに重ね合わせるようにし
たけれども、スリツト部2b,3bを支持板2
a,3aから分離した別の部品とし、このスリツ
ト部2b,3bを支持板2a,3aにたとえば接
着剤などで貼り付けるようにして保持溝6,7を
形成するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の通い箱によれば、側板の内側に保持
溝を設けて側板を底板から立て、側板間に端板を
介在しバンドを掛けることにより容易に組立で
き、かつバンドを外すことにより解体も容易にで
きる。また組立てた状態で一対の側板の内側の保
持溝に回路基板の縁部を係止することにより電子
ブロツクをがたつきなく収納でき、回路基板に実
装される電子部品などの大きさをさほど厳密に考
慮する必要がないので、通い箱の設計が容易であ
る。この結果、電子ブロツクの収納搬送が容易に
できるとともに、通い箱を返却するとき解体する
ことによりコンパクト化できるため、低コスト化
および省スペース化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の通い箱10の斜
視図、第2図は前記通い箱10の展開図、第3図
は通い箱10の組立て方法を説明するための斜視
図、第4図はこの考案の他の実施例の展開図、第
5図はこの考案のさらに他の実施例の斜視図、第
6図は典型的な先行技術の分解斜視図、第7図は
その組み立て状態を示す斜視図である。 1……底板、2,3……側板、4,5……端
板、6,7……保持溝、8……電子部品、9……
回路基板、10……通い箱、11……電子ブロツ
ク、12……バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形状の底板と、この底板の短手方向の両端に
    起倒自在に設けられる一対の側板と、前記底板の
    長手方向の両端で前記側板と前記底板によつて挟
    持される一対の端板と、前記一対の側板および端
    板の外周に嵌めてこれらを締めつけるバンドとを
    備え、前記一対の側板の対向する各内面に回路基
    板の縁部を保持するための保持溝を形成した通い
    箱。
JP1988100423U 1988-07-26 1988-07-26 Expired - Lifetime JPH0526024Y2 (ja)

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JPS6024724B2 (ja) * 1980-05-13 1985-06-14 三菱重工業株式会社 圧延機のロ−ル駆動装置
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