JPH05259806A - 一次ハイパスフィルタ - Google Patents

一次ハイパスフィルタ

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Publication number
JPH05259806A
JPH05259806A JP5241992A JP5241992A JPH05259806A JP H05259806 A JPH05259806 A JP H05259806A JP 5241992 A JP5241992 A JP 5241992A JP 5241992 A JP5241992 A JP 5241992A JP H05259806 A JPH05259806 A JP H05259806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
pass filter
gain
capacitor
resistor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5241992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yabe
久 矢部
Hidetoshi Hisa
英俊 久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP5241992A priority Critical patent/JPH05259806A/ja
Publication of JPH05259806A publication Critical patent/JPH05259806A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断周波数の小さな一次ハイパスフィルタを
得る。 【構成】 コンデンサ1の一端を入力端子に接続し、そ
のコンデンサ1の他端と出力端子の間に抵抗器2を接続
し、増幅器3をその入力側がコンデンサ1の側となるよ
うに抵抗器2に並列に接続されて一次ハイパスフィルタ
が構成され、抵抗器2と増幅器3の出力側との接続点と
出力端子との間には利得調整用増幅器4が挿入される。
増幅器3の利得は1より小さいがなるべく1に近い値と
され、この利得をAとするとき、利得調整用増幅器4の
利得は1/Aとされる。これにより一次ハイパスフィル
タの遮断周波数が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路、抵抗器及
びコンデンサ等で構成される一次ハイパスフィルタ、特
に小さな遮断周波数を持つ一次ハイパスフィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の技術による一次ハイパスフ
ィルタの代表的な例を示す。入力端子11aと出力端子
12aとの間にコンデンサ23が接続され、出力端子1
2aとコンデンサ23との接続点に抵抗器24の一端が
接続され、抵抗器24の他端が入力端子11b及び出力
端子12bに接続されている。この回路でコンデンサ2
3の容量をCファラッドとし、抵抗器24の抵抗値をR
オームとするとこの一次ハイパスフィルタの遮断周波数
は1/(C×R)秒で与えられる。1/(C×R)を十
分に小さくするには、製造及び精度上の制約から、Cと
Rの双方をそれなりに大きくしなければならない。抵抗
値Rを大きくしても抵抗器の物理的なサイズは大きく変
化しないが、容量Cを大きくする場合には、製造技術上
の制約から、そのコンデンサの物理的なサイズがほぼ比
例して大きくなる。従って、十分に小さな遮断周波数を
有する一次ハイパスフィルタが必要な場合には、物理的
なサイズの大きいものを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の技術では、十分に小さな遮断周波数を有する一次ハ
イパスフィルタにはその物理的なサイズが大きいという
欠点があり、その利用には実装スペースの制限を受けて
いた。この発明の目的は従来の欠点を除去し、狭い実装
スペースにも収納可能で且つ十分に小さな遮断周波数を
有する一次ハイパスフィルタを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、入力端子
にコンデンサの一端を接続し、そのコンデンサの他端と
出力端子の間に抵抗器を接続し、利得が1より小さい増
幅器をその入力側がコンデンサ側となるように抵抗器と
並列に接続する。
【0005】
【実施例】次にこの発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明による一次ハイパスフィルタの
ブロック図であり、コンデンサ1の一端が入力端子11
aに接続され、そのコンデンサ1の他端と出力端子12
aとの間に抵抗器2が接続され、増幅器3がその入力側
がコンデンサ1の側となるように抵抗器2と並列に接続
され、抵抗器2と増幅器3の出力側との接続点と出力端
子12aとの間に必要に応じて利得調整用増幅器4が挿
入される。増幅器3の利得は1より小さいものである。
また、増幅器3の利得をAとすると、利得調整用増幅器
4の利得は1/Aとされる。いま、コンデンサ1の容量
をCファラッド、抵抗器2の抵抗値をRオームとする。
【0006】図2は図1に示す一次ハイパスフィルタの
伝達関数を計算するときの原理図を示す。この図では、
図1における利得調整用増幅器4は省略してある。入力
端子11aに印加される交流信号の電圧をE1、角周波
数をωとし、増幅器3の入力側の電圧をE2、増幅器3
の出力側の電圧をE3、コンデンサ1のインピーダンス
1/(jωC)をZa、抵抗器2のインピーダンスRを
Zbとする。
【0007】図1に示す一次ハイパスフィルタの遮断周
波数はその伝達関数を計算することで間接的に求めるこ
とができる。図2で、増幅器3の入力インピーダンスは
極めて大きく、その出力インピーダンスはZa、Zbに
比してはるかに小さいものと仮定して伝達関数を計算す
る。増幅器3の入力インピーダンスは極めて大きいの
で、コンデンサ1に流れる電流iは全て抵抗器2を流れ
るから E1−E2=Za・i ・・・・・・・・・・・・・・・(1) E2−E3=Zb・i ・・・・・・・・・・・・・・・(2) が成立する。また、増幅器3の利得がAであるから E3=A・E2 ・・・・・・・・・・・・・・・(3) が導かれる。式(1)、(2)、(3)よりE2とiを
消去すると、伝達関数として E3/E1=A/(1+(1−A)(Za/Zb)) ・・・(4) が得られる。式(4)にZa=1/(jωC)、Zb=
Rを代入すると E3/E1=A/(1+1/((jωCR)/(1−A))) ・・・(5) が言える。例えば、利得A=0.99を式(5)に代入
すると E3/E1=0.99/(1+1/(jωCR×100)) ・・・(6) となる。
【0008】また、図4に示した従来の一次ハイパスフ
ィルタの伝達関数は、入力端子に印加される角周波数ω
の交流電圧をe1、出力端子に現れる電圧をe2とする
と e2/e1=1/(1+1/(jωCR)) ・・・・・(7) となることは良く知られている。式(6)と(7)に表
された二つの伝達関数を比較すれば、これらは類似の形
式を有するから、図1に示す回路は一次ハイパスフィル
タと同様に動作することがわかる。図4に示した一次ハ
イパスフィルタの遮断周波数は1/(C×R)であり、
従って、図1に示した一次ハイパスフィルタの等価な遮
断周波数は1/(100×C×R)となる。つまり、図
1に示す一次ハイパスフィルタの遮断周波数は図4に示
す一次ハイパスフィルタの遮断周波数1/(C×R)の
100分の1になっていることが了解される。なお、式
(6)と(7)からわかるように、増幅器3の影響で総
合利得が変化するので、必要に応じて図1に示したよう
に利得調整用増幅器4を(利得を1/Aとして)使用す
る。
【0009】図3は増幅器3を具体化したこの発明の施
例を示し、図1と対応する部分に同一符号を付けてあ
る。増幅器3は演算増幅器5〜8が縦続接続されて構成
され、初段の演算増幅器5は出力端が反転入力端に直結
され、非反転入力端を入力端子とする利得1の回路で、
入力インピーダンスを極めて大きくする目的で使用され
ている。演算増幅器6は、入力抵抗器13と、負帰還抵
抗器14とが接続されて利得が−Aの反転増幅回路とさ
れている。抵抗器13の抵抗値をR1、抵抗器14の抵
抗値をR2とすると利得−Aは−R2/R1で与えられ
るので、例えば、R1=10Kオーム、R2=9.9K
オームとすると利得が−0.99となる。演算増幅器7
は入力抵抗器15と負帰還抵抗器16とが接続され、利
得−1の反転増幅回路とされ、これは前段の利得−Aの
増幅回路の利得符号を反転する目的で用いられている。
終段の演算増幅器8は出力端と反転入力端とが直結され
て利得1の回路とされ、出力インピーダンスを小さくす
るために使用されている。このようにして入力インピー
ダンスが大きくて出力インピーダンスが小さく、且つ利
得が1×(−A)×(−1)×1=Aの増幅器3が構成
されることになる。
【0010】なお、図3に示した実施例は、利得が1よ
り小さく且つ非常に1に近い増幅器3を演算増幅器を用
いて実現した一つの例であり、演算増幅器を用いた他の
回路構成、または他の回路素子を用いても実現可能であ
ると考えられる。
【0011】
【発明の効果】増幅器の作用により、増幅器を使用しな
い従来の一次ハイパスフィルタに比較して、十分に小さ
な遮断周波数を有する一次ハイパスフィルタが得られ、
しかもコンデンサとして容量の小さい小型のものを用い
ることができ、また増幅器3としてはIC化された小型
のものを使用すれば、一次ハイパスフィルタ全体として
小さなものとする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一次ハイパスフィルタのブロッ
ク図。
【図2】図1に示した一次ハイパスフィルタの伝達関数
を計算するための原理図。
【図3】この発明による一次ハイパスフィルタの一実施
例を示す図。
【図4】従来技術による一次ハイパスフィルタの一例を
示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に1端が接続されたコンデンサ
    と、 そのコンデンサの他端と出力端子との間に接続された抵
    抗器と、 入力側が上記コンデンサ側となるように上記抵抗器と並
    列に接続され、利得が1より小さい増幅器と、 よりなる一次ハイパスフィルタ。
JP5241992A 1992-03-11 1992-03-11 一次ハイパスフィルタ Withdrawn JPH05259806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5241992A JPH05259806A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 一次ハイパスフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5241992A JPH05259806A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 一次ハイパスフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05259806A true JPH05259806A (ja) 1993-10-08

Family

ID=12914269

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5241992A Withdrawn JPH05259806A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 一次ハイパスフィルタ

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JP (1) JPH05259806A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5565812A (en) * 1995-03-23 1996-10-15 Texas Instruments Incorporated Increased sensitivity signal shaper circuit to recover a data stream coming from a digitally modulated channel

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19990518