JPH05259086A - 薄膜トランジスタアレイの製造装置 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイの製造装置

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JPH05259086A
JPH05259086A JP5121792A JP5121792A JPH05259086A JP H05259086 A JPH05259086 A JP H05259086A JP 5121792 A JP5121792 A JP 5121792A JP 5121792 A JP5121792 A JP 5121792A JP H05259086 A JPH05259086 A JP H05259086A
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JP
Japan
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heater
thin film
substrate
transistor array
film transistor
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Withdrawn
Application number
JP5121792A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Yamamori
秋喜 山守
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NEC Kagoshima Ltd
Original Assignee
NEC Kagoshima Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型基板上の薄膜トランジスタアレイの薄膜形
成工程で、基板の温度分布を向上させることにより、膜
厚分布,膜質分布の優れた薄膜を形成する。 【構成】成膜装置に用いられるヒータパネル2を第1の
ヒータ21と第2のヒータ22より構成する。これによ
り成膜時に基板周辺の温度が低下しないように制御し、
大面積でも膜厚膜質とも均一な優れた薄膜を形成するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタアレ
イの製造装置に関し、特に、薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示素子等に用いる300〜
400mm口程度の大型基板上の薄膜トランジスタアレ
イの製造工程で、アモルファスシリコン膜、シリコン窒
化膜,シリコン酸化膜等をプラズマCVDの技術を用い
て成膜する場合、図3に示すような装置を用いて行われ
ていた。図3に於いて、成膜室1は、中央のヒーターパ
ネル2をはさんで両側にある複数の被成膜ガラス基板5
が取り付けられた基板ホルダー3と、高周波電力,反応
ガスを供給する電極板4とより構成される。処理能力を
向上させるため、複数のガラス基板5が取り付けられた
800〜900mm口の大面積の基板ホルダー2枚を同
時に処理できるようになっている。
【0003】しかし、成膜面積が広いため、温度の均一
性等から±5%以上の膜厚分布を得ることは、非常に困
難である。特に基板温度は、ヒータパネル2の熱の輻射
により保温されているが、基板ホルダー3の周辺部は、
中央部に比べて、熱が逃げ易い。従って、周辺部の温度
が下り膜厚分布も±20%程度しか得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一対の大面積の
基板ホルダーを有する成膜装置では、一系統のヒータ線
が埋め込まれたヒーターパネルにより温度制御されてい
たため、熱が逃げ易い基板ホルダーの周辺部と中央部を
同じ温度に保つことは困難であった。従って、上述した
装置で成膜した場合、基板の温度分布が悪いため良好な
膜厚、膜質分布が得られないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タアレイの製造装置は、成膜時に基板の温度分布を均一
に保つため複数の領域から成り、それぞれの領域毎に制
御可能な単一のヒーターパネルを備えている。
【0006】
【作用】本発明によれば、単一のヒーターパネルで、中
央部と周辺部を独立に制御可能なため、熱の逃げ易い周
辺部のヒータのパワーを上げることにより中央部と同一
の温度となり、良好な膜厚分布、膜質分布が得られる。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を説明する図である。
図1(A)は、本発明のヒーターパネルを備えたアラズ
マCVD装置の断面図で、1は成膜室,2はヒーターパ
ネル,5はガラス基板,3は基板ホルダー,4は電極板
を示す。図1(A)に於けるヒーターパネルを拡大した
のが図1(B)で、中央部の第1のヒータ21と周辺部
の第2のヒータ22の2つの領域より構成され、それぞ
れのヒータは独立に制御可能である。従って、基板ホル
ダー3の温度分布は、図1(C)に示すように従来のヒ
ーターパネルに比べ均一である。
【0008】本発明の構造のプラズマCVD装置を用い
て、モノシラン(SiH4 ),アンモニア(NH3 ),
窒素(N2 )を用いて、基板温度300〜400℃、高
周波電力100Wでシリコン窒化膜を成膜した場合、膜
厚分布が従来±20%であるのに対し、±5%の分布を
得ることができた。さらに、基板温度に大きな依存性を
持つ、バファードフッ酸に対するエッチングレートも、
従来、周辺部は中央部に比べ約20%速かったが、ほと
んど差を無くすことができた。従って、本発明の構造の
ヒーターパネルを備えた成膜装置を用いることにより、
大型基板上に膜厚,膜質とも均一な薄膜を形成すること
ができる。
【0009】図2は本発明の第2の実施例のヒーターパ
ネル部分の平面図である。本実施例のヒーターパネル
は、図2に示すような第1のヒータ21,第2のヒータ
22,第3のヒータ23,第4のヒータ24および第5
のヒータ25より構成され、それぞれの領域が独立に制
御可能な単一のヒーターパネルを用いることにより、第
1の実施例と同様な優れた温度分布を実現することがで
きる。従って、上述したヒーターパネルを備えたプラズ
マCVD装置を用いても、第1の実施例と同様に、大型
基板上に膜厚,膜質とも均一な薄膜を形成することがで
きる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、成膜装置
に用いるヒータパネルにおいて、単一のヒーターパネル
を複数の領域毎に制御するため、熱の逃げ易い周辺部の
パワーを中央部より上げることにより、基板ホルダーの
温度分布つまり、被成膜基板の温度分布が均一となり、
膜厚均一性も従来±20%であったのに対し±5%に向
上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、(A)図は成膜
装置の断面図,(B)図はヒータパネルの平面図,
(C)図は温度分布を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施例のヒーターパネル部分の
平面図である。
【図3】従来技術を示す成膜装置の断面図である。
【符号の説明】 1 成膜室 2 ヒーターパネル 3 基板ホルダー 4 電極板 5 ガラス基板 21 第1のヒータ 22 第2のヒータ 23 第3のヒータ 24 第4のヒータ 25 第5のヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜室の中央のヒーターパネルをはさん
    で設置された基板ホルダーにガラス基板を取付け、成膜
    室内にガスを導入しプラズマ化学反応により前記ガラス
    基板上に成膜する薄膜トランジスタアレイの製造装置に
    おいて、複数の領域のヒータ部より構成される単一のヒ
    ーターパネルを具備することを特徴とする薄膜トランジ
    スタアレイの製造装置。
JP5121792A 1992-03-10 1992-03-10 薄膜トランジスタアレイの製造装置 Withdrawn JPH05259086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139068A (ja) * 2001-08-23 2011-07-14 Applied Materials Inc 薄膜均一性を制御する方法およびそれにより生産された製品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139068A (ja) * 2001-08-23 2011-07-14 Applied Materials Inc 薄膜均一性を制御する方法およびそれにより生産された製品
JP2014209641A (ja) * 2001-08-23 2014-11-06 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 薄膜均一性を制御する方法およびそれにより生産された製品

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