JPH0570957A - プラズマ気相成長装置 - Google Patents
プラズマ気相成長装置Info
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Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高周波放電によるプラズマ気相成長装置におい
て、微細で段差のきびしいパターンでも、その段差部の
平坦部と側壁部の膜質ご等しい膜を形成する。 【構成】上部電極板4と基板台8の間に、半導体基板に
対して平行な方向に電界が発生するように、側部電極板
7を備え、低周波電源6によりこの側部電極板7に低周
波電源を印加する。
て、微細で段差のきびしいパターンでも、その段差部の
平坦部と側壁部の膜質ご等しい膜を形成する。 【構成】上部電極板4と基板台8の間に、半導体基板に
対して平行な方向に電界が発生するように、側部電極板
7を備え、低周波電源6によりこの側部電極板7に低周
波電源を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマ気相成長装置
(以下プラズマCVD装置と称する)に関し、特に平行
に配置される電極板に高周波電圧を印加し、プラズマ放
電させ、薄膜を形成するプラズマCVD装置に関する。
(以下プラズマCVD装置と称する)に関し、特に平行
に配置される電極板に高周波電圧を印加し、プラズマ放
電させ、薄膜を形成するプラズマCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のプラズマCVD装置
は、低温の薄膜形成が可能なため、半導体製造工程にお
いて、金属配線層間膜やガバー膜等の絶縁膜形成に利用
されている。
は、低温の薄膜形成が可能なため、半導体製造工程にお
いて、金属配線層間膜やガバー膜等の絶縁膜形成に利用
されている。
【0003】図8は従来の一例を示すプラズマCVD装
置の模式断面図である。従来、このプラズマCVD装置
は、図8に示すように、半導体基板10を載置する基板
台8と、この基板台8及び半導体基板10を収納すると
ともに反応ガスが導入されるガス供給口1をもつ反応室
2と、この反応室2内にあって半導体基板10に対向す
る上部電極板4と、反応室2内のガス圧を一定にし、排
気する真空排気系11と、基板台10と上部電極板4と
の間に高周波電圧を印加する高周波電源5とを有してい
た。
置の模式断面図である。従来、このプラズマCVD装置
は、図8に示すように、半導体基板10を載置する基板
台8と、この基板台8及び半導体基板10を収納すると
ともに反応ガスが導入されるガス供給口1をもつ反応室
2と、この反応室2内にあって半導体基板10に対向す
る上部電極板4と、反応室2内のガス圧を一定にし、排
気する真空排気系11と、基板台10と上部電極板4と
の間に高周波電圧を印加する高周波電源5とを有してい
た。
【0004】次に、このプラズマCVD装置の動作を半
導体基板に窒化シリコン膜を形成する場合を例にとって
説明する。まず、加熱源9により半導体基板10を加熱
する。次に、所定の温度に加熱された半導体基板10上
に原料ガスのモノシラン,アンモニア及びキャリアガス
の窒素をガス供給口1より反応室2に導入する。次に、
真空排気系11により、反応室を所定の圧力状態に保持
しながら電極板4に高周波電圧印加する。このことによ
りプラズマ放電を起し、半導体基板10に窒化シリコン
膜が形成される。この窒化シリコ膜は二酸化シリコン膜
に比べて耐湿性に優れているため、主にカバー膜に用い
られている。
導体基板に窒化シリコン膜を形成する場合を例にとって
説明する。まず、加熱源9により半導体基板10を加熱
する。次に、所定の温度に加熱された半導体基板10上
に原料ガスのモノシラン,アンモニア及びキャリアガス
の窒素をガス供給口1より反応室2に導入する。次に、
真空排気系11により、反応室を所定の圧力状態に保持
しながら電極板4に高周波電圧印加する。このことによ
りプラズマ放電を起し、半導体基板10に窒化シリコン
膜が形成される。この窒化シリコ膜は二酸化シリコン膜
に比べて耐湿性に優れているため、主にカバー膜に用い
られている。
【0005】また、上記のプラズマCVD装置は、プラ
ズマ電位と基板電位の差から生じるイオン衝撃により膜
質のコントロールを行うことが、このイオン衝撃は成長
圧力や高周波パワー等によりコントロールできる。例と
して、ガバー用窒化シリコン膜においては耐湿性が良く
信頼性の高い膜を形成するために高周波パワーを変えて
イオン衝撃の強さをコントロールすることにより膜応力
が小さく、カバレッジの良好な膜を形成することが出来
る。
ズマ電位と基板電位の差から生じるイオン衝撃により膜
質のコントロールを行うことが、このイオン衝撃は成長
圧力や高周波パワー等によりコントロールできる。例と
して、ガバー用窒化シリコン膜においては耐湿性が良く
信頼性の高い膜を形成するために高周波パワーを変えて
イオン衝撃の強さをコントロールすることにより膜応力
が小さく、カバレッジの良好な膜を形成することが出来
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプラズ
マCVD装置では、半導体基板に対して垂直な方向を持
つイオン衝撃がほとんど、現在の微細でアスペクト比の
大きいパターンでは、段差上部が受けるイオン衝撃に比
べ、段差側部が受けるイオン衝撃は非常に少ないものと
なる。従って、パターンの平坦部と段差側部での膜質が
異なりカバー膜においては平坦部では耐湿性が良くても
側壁部では悪く膜応力の差からクラックの入る恐れもあ
り信頼性上問題となる。
マCVD装置では、半導体基板に対して垂直な方向を持
つイオン衝撃がほとんど、現在の微細でアスペクト比の
大きいパターンでは、段差上部が受けるイオン衝撃に比
べ、段差側部が受けるイオン衝撃は非常に少ないものと
なる。従って、パターンの平坦部と段差側部での膜質が
異なりカバー膜においては平坦部では耐湿性が良くても
側壁部では悪く膜応力の差からクラックの入る恐れもあ
り信頼性上問題となる。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消すべ
く、パターンの平坦部及び段差側面部も均一な膜質の成
長膜を形成するプラズマCVD装置を提供することであ
る。
く、パターンの平坦部及び段差側面部も均一な膜質の成
長膜を形成するプラズマCVD装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマCVD
装置は高周波放電により、半導体表面に薄膜を形成する
プラズマ気相成長装置において、前記半導体基板に対し
て平行な方向に電界を発生する水平方向電界発生機構
と、前記半導体基板に対して垂直な方向に電界を発生さ
せる垂直方向電界発生機構を備えている。
装置は高周波放電により、半導体表面に薄膜を形成する
プラズマ気相成長装置において、前記半導体基板に対し
て平行な方向に電界を発生する水平方向電界発生機構
と、前記半導体基板に対して垂直な方向に電界を発生さ
せる垂直方向電界発生機構を備えている。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1(a)及び(b)は本発明の一実施例
を示すプラズマCVD装置の模式縦断面図及び模式横断
面図である。このプラズマCVD装置は、図1に示すよ
うに、半導体基板10と上部電極板4と平行に電界を発
生させるために半導体基板10の横方向に側部電極板7
を配置し、この側部電極板7に低周波電圧を印加する低
周波電源6を設けたことである。
を示すプラズマCVD装置の模式縦断面図及び模式横断
面図である。このプラズマCVD装置は、図1に示すよ
うに、半導体基板10と上部電極板4と平行に電界を発
生させるために半導体基板10の横方向に側部電極板7
を配置し、この側部電極板7に低周波電圧を印加する低
周波電源6を設けたことである。
【0011】次に、このプラズマCVD装置の動作を説
明する。まず、加熱源9により加熱された半導体基板1
0に原料ガスをガス供給口1より反応室2に導入し、真
空排気系11により反応室2内を所定の圧力状態に保持
する。次に、上部電極4に例えば1356メガヘルツの
高周波電圧を印加し、所定時間経過後に上部電極4の高
周波電圧を切り側部電極7に例えば、50キロヘルツの
低周波電圧を印加する。このような電圧印加動作を基板
8を回転しながら、交互に繰り返す。このことにより膜
成形中に半導体基板10が受けるイオン衝撃は垂直方向
成分だけでなく水平方向成分も存在するため、微細でア
スペクト比の大きいパターン上での側壁部にも平坦部と
同程度のイオン衝撃が起こる。このことは平坦部と側壁
部で膜質の変わらない薄膜が得られる。
明する。まず、加熱源9により加熱された半導体基板1
0に原料ガスをガス供給口1より反応室2に導入し、真
空排気系11により反応室2内を所定の圧力状態に保持
する。次に、上部電極4に例えば1356メガヘルツの
高周波電圧を印加し、所定時間経過後に上部電極4の高
周波電圧を切り側部電極7に例えば、50キロヘルツの
低周波電圧を印加する。このような電圧印加動作を基板
8を回転しながら、交互に繰り返す。このことにより膜
成形中に半導体基板10が受けるイオン衝撃は垂直方向
成分だけでなく水平方向成分も存在するため、微細でア
スペクト比の大きいパターン上での側壁部にも平坦部と
同程度のイオン衝撃が起こる。このことは平坦部と側壁
部で膜質の変わらない薄膜が得られる。
【0012】図2は実験に使用した半導体基板の断面部
分図、図3(a)及び(b)は本発明のプラズマCVD
装置及び従来のCVD装置を使用して図2の半導体基板
に窒化膜を成長させた状態を示す断面部分図、図4
(a)及び(b)は図3の半導体基板をエッチングした
状態を示す断面部分図である。ここで、膜質の差異を確
認する意味で、本発明のプラズマCVD装置と従来のプ
ラズマCVD装置と従来のプラズマCVD装置で、図3
に示す半導体基板に窒化膜を成長させてみて比較してみ
た。
分図、図3(a)及び(b)は本発明のプラズマCVD
装置及び従来のCVD装置を使用して図2の半導体基板
に窒化膜を成長させた状態を示す断面部分図、図4
(a)及び(b)は図3の半導体基板をエッチングした
状態を示す断面部分図である。ここで、膜質の差異を確
認する意味で、本発明のプラズマCVD装置と従来のプ
ラズマCVD装置と従来のプラズマCVD装置で、図3
に示す半導体基板に窒化膜を成長させてみて比較してみ
た。
【0013】まず、本発明のプラズマCVD装置で、例
えば、その条件を温度375℃,圧力1.8Torr,
モノシラン350cc/min,アンモニア2000c
c/min,窒素3000cc/minとし、上部高周
波電力800Wを6秒かけ引き続き側部低周波電力30
0Wを3秒間印加し、基板回転速度200rpsとして
行った。また、試料として使用した3種類の半導体基板
は、図2に示すように、アルミ配線13の線幅1.5μ
m段差1.0μm間隔1.0,1.5,2.0μmの段
差形状を持つものである。
えば、その条件を温度375℃,圧力1.8Torr,
モノシラン350cc/min,アンモニア2000c
c/min,窒素3000cc/minとし、上部高周
波電力800Wを6秒かけ引き続き側部低周波電力30
0Wを3秒間印加し、基板回転速度200rpsとして
行った。また、試料として使用した3種類の半導体基板
は、図2に示すように、アルミ配線13の線幅1.5μ
m段差1.0μm間隔1.0,1.5,2.0μmの段
差形状を持つものである。
【0014】この結果、本発明のプラズマCVD装置で
得られた窒化膜16は、図3(a)に示すように、一様
な膜厚で成長していた。また、従来のプラズマCVD装
置も同様の結果が得られた。しかしながら、これら半導
体基板を30倍に希釈されたバッファードフッ酸により
5分間エッチングしたところ、本発明のプラズマCVD
装置を使用して窒化膜を成長させた半導体基板は、図4
(a)に示すように、段差部の平坦部及び側壁部は一様
にエッチングされており、窒化膜16aの膜厚も一様で
ある。
得られた窒化膜16は、図3(a)に示すように、一様
な膜厚で成長していた。また、従来のプラズマCVD装
置も同様の結果が得られた。しかしながら、これら半導
体基板を30倍に希釈されたバッファードフッ酸により
5分間エッチングしたところ、本発明のプラズマCVD
装置を使用して窒化膜を成長させた半導体基板は、図4
(a)に示すように、段差部の平坦部及び側壁部は一様
にエッチングされており、窒化膜16aの膜厚も一様で
ある。
【0015】一方、従来のプラズマCVD装置を使用し
て窒化膜を成長させた半導体基板は、図4(b)に示す
ように側壁部はオーバーエッチングされ、窒化膜17a
の厚さは一様ではなかった。
て窒化膜を成長させた半導体基板は、図4(b)に示す
ように側壁部はオーバーエッチングされ、窒化膜17a
の厚さは一様ではなかった。
【0016】図5は半導体基板上の窒化膜のエッチング
レートを示すグラフである。このように、半導体基板よ
りの窒化膜がエッチングされた状態の試料を配線間隔別
に測定した結果、図5に示すように、段差部の平坦部は
共にエッチングレートはほとんど変化しないものの、側
壁部では、従来、プラズマCVD装置により形成された
窒化膜のエッチングレートは非常に速く、特に配線間隔
が狭いほど速くなっている。これに対して本発明のプラ
ズマCVD装置による窒化膜では、側壁部のエッチング
レートは平坦部のエッチングレートに近い値であり平坦
部と側壁部の膜質に大きな差はないことを示している。
レートを示すグラフである。このように、半導体基板よ
りの窒化膜がエッチングされた状態の試料を配線間隔別
に測定した結果、図5に示すように、段差部の平坦部は
共にエッチングレートはほとんど変化しないものの、側
壁部では、従来、プラズマCVD装置により形成された
窒化膜のエッチングレートは非常に速く、特に配線間隔
が狭いほど速くなっている。これに対して本発明のプラ
ズマCVD装置による窒化膜では、側壁部のエッチング
レートは平坦部のエッチングレートに近い値であり平坦
部と側壁部の膜質に大きな差はないことを示している。
【0017】また、図4に示す半導体基板を耐湿性試験
を行ったところ、従来法による窒化膜は200時間でク
ラックが観測されたが、本発明による窒化膜は1000
時間以上でもクラックは観測されなかった。
を行ったところ、従来法による窒化膜は200時間でク
ラックが観測されたが、本発明による窒化膜は1000
時間以上でもクラックは観測されなかった。
【0018】図6は本発明の他の実施例を示すプラズマ
CVD装置の模式横断面図である。このプラズマCVD
装置は、図6に示すように、前述の実施例のように、基
板台を回転させず、基板台の周囲に複数対の側部電極板
7を設けたことである。
CVD装置の模式横断面図である。このプラズマCVD
装置は、図6に示すように、前述の実施例のように、基
板台を回転させず、基板台の周囲に複数対の側部電極板
7を設けたことである。
【0019】この水平方向に複数の側部電極板7を設
け、これらに交互に低周波電圧を印加すれば、前述の実
施例における基板台を回転させて比べ、高速に切りかえ
が可能である。このことは、側壁部へのイオンの衝突回
数も増すことから、平坦部と側壁部で膜質の変わらない
膜が得られるという利点がある。
け、これらに交互に低周波電圧を印加すれば、前述の実
施例における基板台を回転させて比べ、高速に切りかえ
が可能である。このことは、側壁部へのイオンの衝突回
数も増すことから、平坦部と側壁部で膜質の変わらない
膜が得られるという利点がある。
【0020】図7は半導体基板上の窒化膜のエッチング
レートを示すグラフである。このプラズマCVD装置に
より図2に示す半導体基板に窒化膜を形成してみた。そ
のときの成長条件は、圧力1.8Torr,温度375
℃,モノシラン350cc/min,アンモニア200
0cc/min及び窒素3000cc/minとし、上
部高周波電力を800Wを6秒かけ、さらに各側部電極
板7に低周波電力300Wを3秒間ずつ交互に印加し、
1秒間に10回切り変えを行った。
レートを示すグラフである。このプラズマCVD装置に
より図2に示す半導体基板に窒化膜を形成してみた。そ
のときの成長条件は、圧力1.8Torr,温度375
℃,モノシラン350cc/min,アンモニア200
0cc/min及び窒素3000cc/minとし、上
部高周波電力を800Wを6秒かけ、さらに各側部電極
板7に低周波電力300Wを3秒間ずつ交互に印加し、
1秒間に10回切り変えを行った。
【0021】このようにして得られた半導体基板上の窒
化膜を前述の実施例と同様に30倍に希釈したバッファ
ード酸により5分間エッチングを行い、エッチングレー
トを調べた結果、図7に示すように、平坦部と側壁部と
では、ほほ同じ結果を示し、平坦部と側壁部で膜質の変
わらない薄膜を形成することができた。
化膜を前述の実施例と同様に30倍に希釈したバッファ
ード酸により5分間エッチングを行い、エッチングレー
トを調べた結果、図7に示すように、平坦部と側壁部と
では、ほほ同じ結果を示し、平坦部と側壁部で膜質の変
わらない薄膜を形成することができた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体基
板に対して平行な方向と垂直な方向に電界を発生させる
機構を備えることにより、半導体基板に対して水平方向
成分のイオン衝撃を多く発生させることができるため、
微細なパターンでの段差部において平坦部と側壁部の膜
質が均一に形成できるプラズマCVD装置が得られると
いう効果がある。
板に対して平行な方向と垂直な方向に電界を発生させる
機構を備えることにより、半導体基板に対して水平方向
成分のイオン衝撃を多く発生させることができるため、
微細なパターンでの段差部において平坦部と側壁部の膜
質が均一に形成できるプラズマCVD装置が得られると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すプラズマCVD装置の
模式縦断面図及び横断面図である。
模式縦断面図及び横断面図である。
【図2】実験に使用した半導体基板を示す断面部分図で
ある。
ある。
【図3】(a)は本発明のプラズマCVD装置で図2の
半導体基板に窒化膜を成長させた状態を示し、(b)は
従来のプラズマCVD装置で図2の半導体基板に窒化膜
を成長させた状態を示す断面部分図である。
半導体基板に窒化膜を成長させた状態を示し、(b)は
従来のプラズマCVD装置で図2の半導体基板に窒化膜
を成長させた状態を示す断面部分図である。
【図4】図3(a)及び(b)の半導体基板をエッチン
グした状態を示す断面部分図である。
グした状態を示す断面部分図である。
【図5】半導体基板上の窒化膜のエッチングレートを示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例を示すプラズマCVD装置
の模式横断面図である。
の模式横断面図である。
【図7】半導体基板上の窒化膜のエッチングレートを示
すグラフである。
すグラフである。
【図8】従来の一例を示すプラズマCVD装置の模式断
面図である。
面図である。
1 ガス供給口 2 反応室 3 排気口 4 上部電極板 5 高周波電源 6 低周波電源 7 側部電極板 8 基板台 9 加熱源 10 半導体基板 11 真空排気系 12 回転機構 13 アルミ配線 14 シリコン酸化膜 15 シリコン基板 16,16a,17,17a 窒化膜
Claims (3)
- 【請求項1】 高周波放電により半導体表面に薄膜を形
成するプラズマ気相成長装置において、前記半導体基板
に対して平行な方向に電界を発生する水平方向電界発生
機構と、前記半導体基板に対して垂直な方向に電界を発
生させる垂直方向電界発生機構を備えていることを特徴
とするプラズマ気相成長装置。 - 【請求項2】 前記水平方向電界発生機構は、前記半導
体基板を回転する基板台と、前記半導体基板の外周囲に
配置される一対の電極板とを有することを特徴とする請
求項1記載のプラズマ気相成長装置。 - 【請求項3】 前記水平方向電界発生機構は、前記半導
体基板を固定する台と、前記半導体基板の外周囲に配置
される複数対の電極板とを有することを特徴とする請求
項1記載のプラズマ気相成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23852991A JPH0570957A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | プラズマ気相成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23852991A JPH0570957A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | プラズマ気相成長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570957A true JPH0570957A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17031612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23852991A Pending JPH0570957A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | プラズマ気相成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0570957A (ja) |
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- 1991-09-19 JP JP23852991A patent/JPH0570957A/ja active Pending
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