JPH052587A - 文書作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 初心者でも容易に文書処理操作が可能な文書
作成装置を提供する。 【構成】 ワープロ等の文書作成装置において、随時起
動可能なヘルプ機能の機能説明手段８を設け、特にその
ヘルプ画面である機能説明画面は、文書処理画面表示手
段４にウインドウ形式で表示する構成とし、かつ、その
表示は機能説明画面で説明した操作の完了により自動消
滅し、または要求によって取消される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はワープロ等の文書作成装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、文書作成装置、いわゆるワープロ
の普及が目覚しい。

【０００３】一般に文書作成装置には不慣れな取扱者の
ために、操作を表示画面上で教示するヘルプ機能といわ
れる機能説明手段を有している。

【０００４】図４は、そのような機能説明手段を有する
従来の文書作成装置によって、不慣れな操作者が機能説
明手段を起動して文書を作成する場合を例示するフロー
チャートである。

【０００５】この図において操作者は、まずキーボード
等の入力手段から文字データをキー入力し、それに基づ
いて文書の作成または編集手段によって文書作成画面に
より文書作成を処理する(ステップ１、以下、ステップ
をＳと略記する)。途中で入力操作が不明で不能になる
と(Ｓ２・Ｎｏ)、ヘルプの機能説明手段を起動して(Ｓ
３)、不明な操作の機能説明を画面に表示させ(Ｓ４)、
操作者はそれを読んで操作方法を理解して操作入力した
後、機能説明を終了し(Ｓ５)、その後、Ｓ１にもどって
避難させていた文書作成画面を再び表示して文書作成を
続行する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような操作の機能説明は初心者にとっては極めて便利な
機能ではあるが、操作方法が判らなくなる度に機能説明
手段を呼出さなければならず、その呼出しのたびに作成
中の文書作成画面は一時画面から避難して、その間の文
書の作成、編集は不能になる。また、機能説明画面の読
了後、文書処理を続行するには、そのたびに処理中の文
書作成画面を呼出す操作が必要となる。

【０００７】したがって、機能説明手段の利用は手間と
時間を多く必要とするとともに、処理中の文書作成画面
を再呼出しすることになるから文書処理が遅くなる欠点
にもなる。

【０００８】本発明は上述の文書処理中の、とくに、ヘ
ルプ機能の機能説明手段を利用する場合の上記の問題点
を排除した文書作成装置の提供を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、ワープロ等の
文書作成装置において、その操作機能を説明する機能説
明手段を備え、文書処理中随時、前記機能説明手段を起
動して操作説明文を文書作成画面にウインドウ表示で
き、かつ、そのウインドウ表示は表示説明した機能の操
作完了によって自動消滅し、または要求により取消すよ
うにしたことを特徴とする。

【００１０】

【作用】本発明によれば、文書処理中の文書処理画面に
ウインドウ形式で機能説明画面が表示されるから、その
画面を参照しながらキー入力することが可能になり、不
慣れな操作者でも容易に文書処理をすることが可能にな
る。また、キー操作回数や表示画面の切換え回数が減少
するので文書処理時間が短縮できる。

【００１１】

【実施例】図１は本発明の一実施例の文書作成装置の機
能構成を示すブロック図で、文書作成装置は、文字デー
タを入力する入力手段１と、得られた文字データを基に
して文書を作成する作成手段２と、既に作成された文書
を編集する編集手段３と、入力した文字データを表示す
る表示手段４と、作成または編集された文書を印字する
印字手段５と、文書を記録媒体に保存する保存手段６
と、保存された文書を呼び出す呼出手段７と、前記各手
段の機能、または操作を説明する機能説明手段８と、全
体を統括する統括手段９から構成されている。

【００１２】このように構成された文書処理装置におい
て、まず、入力手段１により文字データが入力される
と、入力済みの情報が統括手段９に転送される。統括手
段９は常時、他の手段の状況を監視しているが、前記の
情報が入力されると、作成手段２または編集手段３に文
書作成または編集命令情報を転送する。作成手段２また
は編集手段３は文書の作成または編集処理を行ない、統
括手段９経由で表示手段４に表示命令情報を転送し、文
字データを画面上に表示するように依頼する。この動作
の繰り返しで通常の文書の作成または編集処理が行なわ
れる。

【００１３】ところが、オペレータが機能説明を参照す
るために、例えば、機能表示キーを押すと、入力手段１
は機能説明を表示させる表示依頼情報を統括手段９経由
で機能説明手段８に送出する。これを受けた機能説明手
段８は、上記表示依頼情報に機能説明を付加し、統括手
段９を経由して表示手段４に機能説明のメニュー表示を
行なわせる。

【００１４】機能説明を読んだ操作者は、説明の指示に
従い特定の項目を選択する。この選択項目を入力手段１
が入手し、入力済みの情報として統括手段９に転送す
る。前記入力済みの情報は、統括手段９により文書作成
または編集命令情報に変換され、作成手段２または編集
手段３に転送される。それを受けた作成手段２または編
集手段３は選択された機能を実行し、処理結果を表示す
るよう統括手段９経由で表示手段４に依頼する。入力手
段１から機能説明の表示取消情報が入力されるか、また
は表示中の機能の実行が完了するまで、上記動作は繰り
返される。

【００１５】図２は図１の動作を示すフローチャートで
あり、これは図４とほぼ同じで、ただＳ４において、機
能説明画面と文書作成画面が同時に表示される点が異な
る。

【００１６】図３は図１の構成を有する本発明の動作画
面の展開図である。

【００１７】図３(a)のように文書作成画面(イ)に表示
して文書処理中、文中の行間隔を変更する必要を生じ、
その行間隔変更操作が不明なとき、機能説明を求めるた
めキーボードのヘルプキーを押下する。それによって図
３(b)のようにメインヘルプメニュー(ロ)が文書処理画
面(イ)にウインドウ形式で表示され、この画面上で必要
な分野、この場合Ｆorm欄をカーソルにより選択する
と、図３(c)のように、上記分野Ｆormのサブメニュー
(ハ)がウインドウ表示される。さらに、変更したい行間
隔をカーソルで選択すると、機能と操作方法の説明画面
(ニ)が図３(d)のように表示されることになる。

【００１８】なお、上記、メニュー画面(ロ)、(ハ)、ま
たは説明画面(ニ)は操作機能の完了で自動消滅し、また
は要求によって取消される。

【００１９】以上のように本発明は、文書処理中であっ
ても機能説明を呼出して参照できるから、これを参照す
ることにより不明な文書処理操作が可能になる。

【００２０】

【発明の効果】以上、説明したように本発明の文書作成
装置は、文書処理中に操作方法が不明であっても、機能
説明手段を呼出すことにより文書処理画面は消えること
なく、それと同一画面に機能説明画面がウインドウ表示
されるから、それを参照して直ちに不明な文書処理が容
易に可能になる。また、文書処理画面を表示させるキー
入力等が不用になるから、文書処理が効率化される効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の機能構成を示すブロック図
である。

【図２】図１の動作を示すフローチャートである。

【図３】本発明の一実施例における動作画面表示の展開
図である。

【図４】従来の文書作成装置の動作を示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１…入力手段、 ２…作成手段、 ３…編集手段、 ４
…表示手段、 ５…印字手段、 ６…保存手段、 ７…
呼出手段、 ８…機能説明手段、 ９…統括手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ワープロ等の文書作成装置において、そ
   の操作機能を説明する機能説明手段を備え、文書処理中
   随時、前記機能説明手段を起動して操作説明文を文書作
   成画面にウインドウ表示でき、かつ、そのウインドウ表
   示は表示説明した機能の操作完了によって自動消滅し、
   または要求により取消すようにしたことを特徴とする文
   書作成装置。