JPH05257482A - 吸気ダクト用消音装置 - Google Patents

吸気ダクト用消音装置

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Publication number
JPH05257482A
JPH05257482A JP4057763A JP5776392A JPH05257482A JP H05257482 A JPH05257482 A JP H05257482A JP 4057763 A JP4057763 A JP 4057763A JP 5776392 A JP5776392 A JP 5776392A JP H05257482 A JPH05257482 A JP H05257482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake duct
volume
engine
resonator
resonance space
Prior art date
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Pending
Application number
JP4057763A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Abe
孝治 阿部
Kenji Sato
憲治 佐藤
Mitsuhide Sasaki
光秀 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4057763A priority Critical patent/JPH05257482A/ja
Publication of JPH05257482A publication Critical patent/JPH05257482A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジン回転数に対応し、かつ温度などの環境
変化に対応した良好な消音効果を得る。 【構成】エンジン回転数の回転数検出装置と、エンジン
の吸気ダクト内を流れる流体の流体脈動検出装置と、吸
気ダクトに開口し、この吸気ダクトに連通する共鳴空間
を形成するレゾネータと、回転数検出装置と脈動検出装
置の出力信号に基づいてレゾネータの共鳴空間の容積を
可変にする容積制御装置、または開口の面積を可変にす
る開口面積制御装置と、制御装置をコントロールするユ
ニットから構成され、エンジン回転数に対応した共鳴周
波数に制御し、微少なずれは脈動信号を用いて補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気ダクト
内を流れる流体の流体脈動の騒音に対しレゾネータによ
って共鳴させ、騒音を消音する装置に係わり、特に、温
度など環境の変化による前記騒音の周波数がレゾネータ
の共鳴周波数からずれたときに起こる消音効果低減を回
避するのに好適な吸気ダクト用消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸気ダクト用消音装置は、例えば
実公昭60−195961号公報に示されるようにエンジンの回
転速度により共鳴室の容積や前記開口部の面積を制御し
たものや、実公昭61−179365号公報に示されるように吸
気ダクトの脈動を検出して共鳴室の容積や前記開口部の
面積を制御したものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術、例えば
実公昭60−195961号公報に示されるレゾネータでは、温
度など環境の変化によって、吸気ダクト内を流れる流体
の流体脈動の周波数が、レゾネータの共鳴周波数よりず
れたとき時、最適な消音効果が得られないという問題が
ある。また実公昭61−179365号公報に示されるレゾネー
タでは、もしエンジン回転数に無関係な振動を拾ってし
まった場合、その振動の周波数に共鳴するようにレゾネ
ータが調整されるため、全体を見れば一番消音したいエ
ンジンの回転数に同期した騒音を消音できずに、最適な
消音効果が得られないという問題が残る。
【0004】本発明の目的は、レゾネータの共鳴周波数
が前記流体脈動の周波数からずれることのない吸気ダク
ト用消音装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、吸気ダクトに開口し、共鳴空間の容
積が変化するレゾネータを配置する吸気ダクト用消音装
置において、エンジンの回転数検出装置と前記吸気ダク
ト内を流れる流体の流体脈動検出装置と前記共鳴空間の
容積を可変にする容積制御装置から構成され、前記エン
ジン回転数の情報と前記流体脈動の情報をコントロール
ユニットに取り込んで、前記共鳴空間の容積を制御した
ものである。
【0006】また、第2の発明は、前記開口部の面積が
変化するレゾネータを配置する吸気ダクト用消音装置に
おいて、前記回転数検出装置と前記流体脈動検出装置と
前記開口部を可変にする面積制御装置から構成され、前
記エンジン回転数の情報と前記流体脈動の情報をコント
ロールユニットに取り込んで、前記開口面積を制御した
ものである。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、エンジン回転数と吸気ダ
クト内を流れる流体の流体脈動の2つの情報を得て、前
記回転数の情報によってレゾネータの共鳴空間の容積を
変化させ、前記流体脈動の情報によって前記共鳴空間の
容積変化を微調整するので、温度などの環境が変化して
も、前記流体脈動の周波数と前記レゾネータの共鳴周波
数がずれること無く制御でき、どんな状況においても吸
気騒音を消音することができる。
【0008】また、第2の発明によれば、前記回転数の
情報によって前記共鳴空間の開口部の面積を変化させ、
前記流体脈動の情報によって前記開口部の面積変化を微
調整するので、温度などの環境が変化しても、前記流体
脈動の周波数と前記レゾネータの共鳴周波数がずれるこ
と無く制御でき、どんな状況においても吸気騒音を消音
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1に従って第1の発明の概要を説明す
る。エンジン1は回転数検出装置3が取り付けられてい
る。エンジン1は吸気ダクト4より燃焼用空気を吸入す
る。吸気ダクト4の途中には流体脈動検出装置2(ここ
では例としてエアーフローセンサーとする)とレゾネー
タ6が連結されている。レゾネータ6は後述する容積制
御装置によってその共鳴空間の容積16を制御する。
【0011】前記燃焼用空気を吸入するとき、吸気ダク
ト4において流体脈動が発生し、それが吸気騒音とな
る。故に吸気騒音は、エンジンの回転数に応じて大きく
変化する。そこで、コントロールユニットに、エンジン
回転数検出装置3より前記回転数を得て、図2に示す容
積制御装置によって共鳴空間の容積16を制御する。し
かし、前記騒音の周波数は温度,湿度等環境の変化によ
って変化する。そこで、エアーフローセンサー2より吸
気ダクト内の流体脈動を検出し、コントロールユニット
5を介し、前記共鳴空間の容積を微調整し、共鳴周波数
を補正する。
【0012】図2に従って容積制御装置を説明する。容
積制御装置はいろいろ考えられるが、ここでは、例とし
てステップモーターを使用したものを説明する。レゾネ
ータ6は円柱状になっており、その一端にステップモー
ター7が接続されている。ステップモーター7の軸上に
円柱の半径と短辺が等しい長方形の仕切板8の長辺が接
続されている。コントロールユニット5からの信号によ
って、ステップモーター7が仕切板8を回転させ共鳴空
間の容積16を変化させる。
【0013】次に、図3に従って第2の発明の概要を説
明する。エンジン1は回転数検出装置3が取り付けられ
ている。エンジン1は吸気ダクト4より燃焼用空気を吸
入する。吸気ダクト4の途中には流体脈動検出装置9
(例としてエアーフローセンサーを用いる)とレゾネー
タ6が連結されている。レゾネータ6は後述する開口面
積制御装置によってその開口部面積17を制御される。
【0014】前記開口部面積17は、エンジン回転数検
出装置3より前記回転数を得て、コントロールユニット
5を介し、図4に示す開口部面積制御装置によって変化
する。しかし、前記騒音の周波数は温度、湿度等環境の
変化によって変化する。そこで、エアーフローセンサー
9より吸気ダクト内の流体脈動を検出し、コントロール
ユニット5を介し、前記開口部の面積を微調整し、共鳴
周波数を補正する。
【0015】図4に従って開口面積制御装置を説明す
る。開口面積制御装置はいろいろ考えられるが、ここで
は、例としてステップモーターを使用したものを説明す
る。レゾネータ6の開口部は筒状の導管10になってい
る。導管10には、2枚の直方体可変遮蔽物11とそれ
を動かすステップモーター12がギア,てこを介してつ
ながっている。コントロールユニット5からの信号によ
って、ステップモーター12が棒13を押し引きする。
この時支点14を矢印方向に可変にしておけば、可変遮
蔽物11は支点15を中心に開閉し開口面積17を変化
させる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの回転数,環
境変化によって変わる吸気騒音を安定して消音できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例に係わる吸気ダクト用消音
装置の全体構成図である。
【図2】第1の発明の実施例に係わる吸気ダクト用消音
装置の容積制御装置を示す図である。
【図3】第2の発明の実施例に係わる吸気ダクト用消音
装置の全体構成図である。
【図4】第2の発明の実施例に係わる吸気ダクト用消音
装置の開口面積制御装置を示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…エアーフローセンサー、3…エンジ
ン回転数検出装置、4…吸気ダクト、5…コントロール
ユニット、6…レゾネータ、7…ステップモーター、8
…仕切板、9…エアーフローセンサー、10…導管、1
1…可変遮蔽物、12…ステップモーター、13…動作
棒、14…動作棒支点、15…遮蔽物支点、16…共鳴
空間容積、17…開口面積。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン回転数検出装置と、エンジンの吸
    気ダクト内を流れる流体の流体脈動検出装置と、前記吸
    気ダクトに開口し、この吸気ダクトに連通する共鳴空間
    を形成するレゾネータと、前記回転数検出装置と前記脈
    動検出装置の出力信号に基づいて前記レゾネータの共鳴
    空間の容積を可変にする容積制御用アクチュエータと前
    記アクチュエータを制御するコントロールユニットとか
    ら成る事を特徴とする吸気ダクト用消音装置。
  2. 【請求項2】エンジン回転数検出装置と、エンジンの吸
    気ダクト内を流れる流体の流体脈動検出装置と、前記吸
    気ダクトに開口し、この吸気ダクトに連通する共鳴空間
    を形成するレゾネータと、前記回転数検出装置と前記脈
    動検出装置の出力信号に基づいて前記レゾネータの前記
    開口の面積を可変にする開口面積制御用アクチュエータ
    と前記アクチュエータを制御するコントロールユニット
    とから成る事を特徴とする吸気ダクト用消音装置。
JP4057763A 1992-03-16 1992-03-16 吸気ダクト用消音装置 Pending JPH05257482A (ja)

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JP4057763A JPH05257482A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 吸気ダクト用消音装置

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JPH05257482A true JPH05257482A (ja) 1993-10-08

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ID=13064923

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JP4057763A Pending JPH05257482A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 吸気ダクト用消音装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020046537A (ko) * 2000-12-15 2002-06-21 이계안 가변식 인 매니폴드 레조네이터
US6494290B1 (en) * 1997-10-01 2002-12-17 Filterwerk Mann & Hummel Gmbh Noise suppressor with a bypass resonator
CN102536551A (zh) * 2012-01-20 2012-07-04 重庆长安汽车股份有限公司 试验用可调容积空气滤清器谐振腔
CN113470605A (zh) * 2021-06-10 2021-10-01 西安交通大学 一种连续可调的吸声结构

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