JP2789883B2 - 吸気管又は排気管の騒音低減装置 - Google Patents

吸気管又は排気管の騒音低減装置

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JP2789883B2
JP2789883B2 JP3251953A JP25195391A JP2789883B2 JP 2789883 B2 JP2789883 B2 JP 2789883B2 JP 3251953 A JP3251953 A JP 3251953A JP 25195391 A JP25195391 A JP 25195391A JP 2789883 B2 JP2789883 B2 JP 2789883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸気管や排気管から
発せられる騒音を低減する方法及び装置に関し、特に、
騒音と制御音とを重畳させることにより騒音低減を図る
方法及び装置において、制御音の出力を小さくできるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、例えば、
実開昭62−117213号公報に記載されたものがあ
り、この従来技術の概要を、図33に従って説明する。
即ち、この従来の騒音低減装置は、エンジン100に接
続された排気管101の排気口から発せられる排気音を
低減する装置であって、排気管101の中途部に通じた
導波管102の逆端部に、排気管101側を向いたスピ
ーカ103を装着するとともに、導波管102が通じる
位置よりもエンジン100側の排気管101内の音圧を
測定する圧力センサ104を有していて、コントローラ
105が、この圧力センサ104の測定結果に応じて、
排気管101内の音圧波とは逆位相の音圧波がスピーカ
103から発せられるように、スピーカ103に接続し
た音圧波発生器106を制御していた。
【0003】これにより、エンジン100で発生して排
気管101を伝わる排気音と、スピーカ103で発生し
て導波管102を伝わる制御音とが、排気管101及び
導波管102の接続位置で重畳するから、その重畳点に
おいて排気音が制御音によって打ち消されて、排気管1
01の排気口から発せられる排気音が消音又は低減す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置にあっては、導波管102は、排気管101内
の排気流の熱害からスピーカ103を保護するために設
けられたものであって、排気管101と導波管102と
の接続位置や、導波管102の形状等については特に考
慮されておらず、このため、排気管101と導波管10
2との音響的なマッチングが図られず、排気音を制御音
で打ち消すためにはスピーカ103に大出力が要求され
るという問題点があり、特にスペース的な制約が大きい
車両等には実現が困難であった。
【0005】この発明は、このような従来の技術が有す
る未解決の課題に着目してなされたものであって、制御
音を発生する装置の小出力化が図られる吸気管又は排気
管の騒音低減方法及び騒音低減装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、騒音源に通じた吸気管又は
排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導
波管と、この導波管に前記制御音を発生する制御音源
と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低減装置におい
て、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長
手方向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一
の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なし
た場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳
点までを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合
に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源
から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から
前記一の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又
は略一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他
の重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周
波数と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経
路の共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記
騒音の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれか
を選択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段を
設けた。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝
わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、こ
の導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた
吸気管又は排気管の騒音低減装置において、前記騒音源
から前記制御音の重畳点までを当該重畳点にて開口する
管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源
から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを、一致
又は略一致させ、そして、前記騒音の周波数に応じて前
記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数
を変化させる制御音源側共鳴周波数可変手段を設けた。
【0008】そして、請求項3記載の発明は、騒音源に
通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可
能に配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発
生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低
減装置において、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又
は排気管の長手方向の複数位置に設けるとともに、前記
騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口す
る管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源
から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そし
て、前記騒音の周波数に応じて前記複数の重畳点の内の
いずれかを選択して前記制御音源に通じさせる重畳点切
換手段と、前記騒音の周波数に応じて前記制御音源から
前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数を変化させる制
御音源側共鳴周波数可変手段と、を設けた。
【0009】さらに、請求項4記載の発明は、騒音源に
通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可
能に配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発
生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低
減装置において、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又
は排気管の長手方向の複数位置に設けるとともに、前記
騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口す
る管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源
から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そし
て、前記騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点に
て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
記制御音源から前記一の重畳点に至る間の経路の共鳴周
波数とを一致又は略一致させ、前記騒音源から他の重畳
点までを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合
に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記他の重畳
点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略一致さ
せ、さらに、前記騒音の周波数に応じて前記複数の重畳
点の内のいずれかを選択して前記制御音源に通じさせる
重畳点切換手段と、騒音の周波数に応じて制御音源から
重畳点に至る間の経路の共鳴周波数を変化させる制御音
源側共鳴周波数可変手段と、を設けた。また、請求項5
記載の発明は、騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
気管又は排気管の騒音低減装置において、前記騒音源か
ら前記制御音の重畳点までを当該重畳点にて開口する管
と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源か
ら前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを、一致又
は略一致させ、そして、前記騒音の周波数に応じて前記
騒音源から前記重畳点までを当該重畳点にて開口する管
と見なした場合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音源
側共鳴周波数可変手段を設けた。
【0010】そして、請求項6記載の発明は、騒音源に
通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可
能に配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発
生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低
減装置において、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又
は排気管の長手方向の複数位置に設けるとともに、前記
騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口す
る管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源
から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そし
て、前記騒音の周波数に応じて前記複数の重畳点の内の
いずれかを選択して前記制御音源に通じさせる重畳点切
換手段と、前記騒音の周波数に応じて前記騒音源から前
記重畳点までを当該重畳点にて開口する管と見なした場
合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音源側共鳴周波数
可変手段と、を設けた。 また、請求項7記載の発明は、
騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音
を重畳可能に配設された導波管と、この導波管に前記制
御音を発生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管
の騒音低減装置において、前記制御音の重畳点を、前記
吸気管又は排気管の長手方向の複数位置に設けるととも
に、前記騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点に
て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
記騒音源から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口
する管と見なした場合に定まる共鳴周波数とを異なら
せ、そして、前記騒音源から一の重畳点までを当該一の
重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波
数と、前記制御音源から前記一の重畳点に至る間の経路
の共鳴周波数とを一致又は略一致させ、前記騒音源から
他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と見な
した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
他の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略
一致させ、さらに、前記騒音の周波数に応じて前記複数
の重畳点の内のいずれかを選択して前記制御音源に通じ
させる重畳点切換手段と、前記騒音の周波数に応じて前
記騒音源から前記重畳点までを当該重畳点にて開口する
管と見なした場合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音
源側共鳴周波数可変手段と、を設けた。
【0011】そして、請求項記載の発明は、騒音源に
通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可
能に配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発
生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低
減装置において、前記騒音源から前記制御音の重畳点ま
でを当該重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる
共鳴周波数と、前記制御音源から前記重畳点に至る間の
経路の共鳴周波数とを、一致又は略一致させ、そして、
前記騒音の周波数に応じて前記制御音源から前記重畳点
に至る間の経路の共鳴周波数を変化させる制御音源側共
鳴周波数可変手段と、前記騒音の周波数に応じて前記騒
音源から前記重畳点までを当該重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音源側
共鳴周波数可変手段と、を設けた。 さらに、請求項9記
載の発明は、騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わる
騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この導
波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸気
管又は排気管の騒音低減装置において、前記制御音の重
畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方向の複数位置に
設けるとともに、前記騒音源から一の重畳点までを当該
一の重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴
周波数と、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
とを異ならせ、そして、前記騒音の周波数に応じて前記
複数の重畳点の内のいずれかを選択して前記制御音源に
通じさせる重畳点切換手段と、前記騒音の周波数に応じ
て前記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周
波数を変化させる制御音源側共鳴周波数可変手段と、前
記騒音の周波数に応じて前記騒音源から前記重畳点まで
を当該重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共
鳴周波数を変化させる騒音源側共鳴周波数可変手段と、
を設けた。
【0012】また、請求項10記載の発明は、騒音源
通じた吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可
能に配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発
生する制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低
減装置において、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又
は排気管の長手方向の複数位置に設けるとともに、前記
騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口す
る管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源
から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そし
て、前記騒音源から一の重畳点までを当該一の重畳点に
て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
記制御音源から前記一の重畳点に至る間の経路の共鳴周
波数とを一致又は略一致させ、前記騒音源から他の重畳
点までを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合
に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記他の重畳
点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略一致さ
せ、さらに、前記騒音の周波数に応じて前記複数の重畳
点の内のいずれかを選択して前記制御音源に通じさせる
重畳点切換手段と、前記騒音の周波数に応じて前記制御
音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数を変化
させる制御音源側共鳴周波数可変手段と、前記騒音の周
波数に応じて前記騒音源から前記重畳点までを当該重畳
点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数を
変化させる騒音源側共鳴周波数可変手段と、を設けた。
そして、請求項11記載の発明は、上記請求項2乃至請
求項4、請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の発
明において、制御音源側共鳴周波数可変手段の構成要素
として、制御音源と重畳点との間に設けられた容積室
と、騒音の周波数に応じて前記容積室の容積を変化させ
る容積可変手段と、を設けた
【0013】さらに、請求項12記載の発明は、上記請
求項5乃至請求項10のいずれかに記載の発明におい
て、騒音源側共鳴周波数可変手段の構成要素として、騒
音源と重畳点との間の吸気管又は排気管の2位置を当該
吸気管又は排気管とは別の経路で通じさせるバイパス管
と、騒音の周波数に応じて前記吸気管又は排気管と前記
バイパス管との間で吸気又は排気の経路を切り換える経
路切換手段と、を設けた。 また、請求項13記載の発明
は、上記請求項乃至請求項12のいずれかに記載の発
明を、車両のエンジンに通じた吸気管又は排気管から発
せられる騒音を低減する装置に適用したものであって
畳点切換手段、制御音源側共鳴周波数可変手段、騒
源側共鳴周波数可変手段、容積可変手段、経路切換手段
のそれぞれの手段が切換や変化等の判断に必要である騒
音の周波数を検出する手段として、エンジン回転数検出
手段を設けた。
【0014】さらに、請求項1記載の発明は、上記請
求項乃至請求項13のいずれかに記載の発明におい
て、重畳点は、吸気管又は排気管の開口端に位置させ
た。また、請求項15記載の発明は、騒音源に通じた吸
気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可能に配設
された導波管と、この導波管に前記制御音を発生する制
御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低減装置に
おいて、前記騒音源から前記制御音の重畳点までを当該
重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波
数と、前記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共
鳴周波数とを、一致又は略一致させ、そして、前記重畳
点は、前記吸気管又は排気管の開口端に位置するように
した。 そして、請求項16記載の発明は、騒音源に通じ
た吸気管又は排気管を伝わる騒音に制御音を重畳可能に
配設された導波管と、この導波管に前記制御音を発生す
る制御音源と、を備えた吸気管又は排気管の騒音低減装
置において、前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排
気管の長手方向の複数位置に設けるとともに、前記騒音
源から一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管
と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から
他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口する管と見な
した場合に定まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前
記騒音の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれ
かを選択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段
を設け、さらに、前記重畳点は、前記吸気管又は排気管
の開口端に位置するようにした。 さらに、請求項17記
載の発明は、騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わる
騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この導
波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸気
管又は排気管の騒音低減装置において、前記制御音の重
畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方向の複数位置に
設けるとともに、前記騒音源から一の重畳点までを当該
一の重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴
周波数と、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
とを異ならせ、そして、前記騒音源から一の重畳点まで
を当該一の重畳点にて開口する管と見なした場合に定ま
る共鳴周波数と、前記制御音源から前記一の重畳点に至
る間の経路の共鳴周波数とを 一致又は略一致させ、前記
騒音源から他の重畳点までを当該他の重畳点にて開口す
る管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音
源から前記他の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを
一致又は略一致させ、さらに、前記騒音の周波数に応じ
て前記複数の重畳点の内のいずれかを選択して前記制御
音源に通じさせる重畳点切換手段を設けるとともに、前
記重畳点のうちの一つは、前記吸気管又は排気管の開口
端に位置するようにした。
【0015】
【作用】先ず、図2(a)に示すように、一端に騒音源
Nが与えられた直管Tの他端側から発生する騒音を、重
畳点Sa 及びSb に直接入力される制御音によって消音
する場合に、それら制御音として必要な入力値を、直管
Tの他端において騒音と制御音との合成音が零となるよ
うに境界条件を与えて逆問題として解析的に求めたとこ
ろ、図3に示すように、重畳点Sa については特性aと
なり、重畳点Sb については特性bのようになった。な
お、図3の縦軸が1よりも大きい場合は、制御音の入力
値を騒音源の値よりも大きくする必要があることを示し
ている。また、図3の横軸は、騒音源Nで発生する騒音
が採りうる周波数領域に対応している。
【0016】この結果によれば、重畳点Sa に制御音を
入力する場合には、周波数fa1及びfa2近傍において大
出力が必要であり、また、重畳点Sb に制御音を入力す
る場合には、周波数fb1近傍において大出力が必要であ
ることが判る。ここで、図2(a)に示した重畳点Sa
及びSb は、直管Tの共鳴周波数f1 (=C/4L:L
は直管Tの長さ、Cは音速である。)、f2 (=3C/
4L)、f3 (=5C/4L)、…、の内、2次の共鳴
周波数f2 の音圧モードの腹及び節(図2(b)参照)
であり、図3に示した特性aは、周波数f2 において制
御音として入力する必要のある値が極小となっており、
また、特性bは、周波数f2 において極大となってい
る。
【0017】しかし、特性aは、周波数fa1及びfa2
おいて極大値を示しており、直管Tの一端に騒音源Nを
与えた場合の重畳点Sa における周波数応答である図4
に示すように、確かに周波数f2 は音圧の腹となってい
るが、周波数fa1及びfa2は腹でも節でもない。つま
り、図3に示した特性において極大値を示す周波数は、
必ずしも、音圧の節と重なるためではない。
【0018】そして、発明者による解析の結果、図3に
示した特性において極大値を示す周波数は、騒音源Nか
ら制御音の重畳点Sa ,Sb までを、その重畳点Sa
b において開口する管と見なした場合に定まる共鳴周
波数であることが判った。例えば、騒音源Nから重畳点
a までの直管Tの距離をLa とすると、fa1=C/4
a 、fa2=3C/4La となる。
【0019】次に、図5に示すように、一端に騒音源N
が与えられた直管Tの重畳点Sa に、音波増幅装置Aを
介して制御音を入力して、直管Tの他端から発生する騒
音を消音する場合に、その制御音として必要な入力値
を、上記と同様に解析的に求めたところ、図6に示すよ
うな特性となった。図6の結果では、図3の特性aと同
様に周波数fa1及びfa2において極大値になるという点
は同様であるが、周波数fa2における値が更に大きくな
り、また、周波数fc において極めて低い値となってい
る点が異なる。
【0020】これは、音波増幅装置Aを介して制御音を
重畳させたことによる影響であり、音波増幅装置Aの挿
入損失(出力に対する入力の比)を示す図7の特性と、
図3の特性aとを重ね合わせた結果が、図6に示す特性
になることからも明らかである。そして、図6に示す特
性において極めて低い値を示す周波数fc が、図7に示
すように、音波増幅装置Aの共鳴周波数fc (=C/2
π(s/lv)1/2 :sは音波増幅装置Aの管部分の断
面積、lはその管部分の長さ、vは音波増幅装置Aの室
部分の容積である。)であるから、この周波数fc 近傍
においては、制御音の出力は小さくて済むのである。
【0021】従って、騒音源Nから制御音の重畳点Sa
までをその重畳点Sa にて開口する管と見なした場合に
定まる共鳴周波数fa1,fa2と、制御音を伝える導波管
の共鳴周波数fc とが、一致又は略一致するようなチュ
ーニングを行えば、音響的なマッチングを図らない場合
には大きな出力が必要な共鳴周波数fa1,fa2近傍にお
いても、非常に小さな出力で騒音が打ち消されることに
なる(第1前提)
【0022】同様に、騒音源Nから制御音の重畳点Sa
までをその重畳点Sa にて開口する管と見なした場合に
定まる共鳴周波数fa1,fa2と、制御音源から重畳点S
a に至る間の経路の共鳴周波数fc とを、一致又は略一
致させているから、小さな出力で騒音が打ち消される
(第2前提)。ここで、再び図3の特性a及び特性bに
着目すると、重畳点Sa に制御音を入力した場合には、
周波数fa1及びfa2の近傍においては大出力が必要であ
るが、それら周波数fa1及びfa2から離れた周波数であ
れば、比較的小さな出力で騒音が打ち消され、同様に、
重畳点Sb に制御音を入力した場合には、周波数fb1
おいては大出力が必要であるが、その周波数fb1から離
れた周波数であれば、比較的小さな出力で騒音が打ち消
される。
【0023】このようなことから、制御音の重畳点を複
数の位置に設け、且つ、騒音源Nから一の重畳点Sa
でをその重畳点Sa にて開口する管と見なした場合に定
まる共鳴周波数fa1,fa2と、騒音源Nから他の重畳点
b までをその重畳点Sb にて開口する管と見なした場
合に定まる共鳴周波数fb1とを異ならせ、そして、重畳
点切換手段が、騒音の周波数に応じて、それら重畳点の
内のいずれかを選択して制御音源に通じさせる構成とす
れば(例えば、周波数fb1の近傍では重畳点Sa を選択
し、周波数fa1,fa2の近傍では重畳点Sb を選択する
ことにより)、広範囲において、比較的小さな出力で騒
音が打ち消される(第3前提)
【0024】そして、請求項記載の発明は、上記第3
前提と同様に、複数の重畳点と、重畳点切換手段とを設
けるとともに、複数の重畳点のそれぞれについて、上記
第2前提と同様の構成としているため、上記第2前提
りも広範囲において、上記第3前提よりも小さな出力
で、騒音が打ち消される。
【0025】また、請求項2〜4記載の発明にあって
は、騒音の周波数に応じて、制御音源から重畳点に至る
間の経路の共鳴周波数が変化するので、消音させたい周
波数領域内に複数の共鳴周波数が存在する場合でも、そ
れら共鳴周波数と、上記経路の共鳴周波数とを一致又は
略一致させることが可能となり、小さな出力で騒音が打
ち消される。
【0026】そして、請求項5〜7記載の発明にあって
は、騒音の周波数に応じて、騒音源から重畳点までをそ
の重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周
波数、即ち、制御音源に大出力が必要となる周波数の値
が変化するから、例えば、大出力が必要となる周波数
と、騒音の周波数とが一致しないようにすれば、小さな
出力で騒音が打ち消される。
【0027】さらに、請求項8〜10記載の発明にあっ
ては、騒音の周波数に応じて、制御音源から重畳点に至
る間の経路の共鳴周波数と、騒音源から重畳点までをそ
の重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周
波数とが変化するので、上記請求項2〜4記載の発明
と、請求項5〜7記載の発明の両方の作用が得られ、
更に小さな出力で騒音が打ち消される。
【0028】請求項11記載の発明にあっては、容積可
変手段が騒音の周波数に応じて容積室の容積を変化させ
ると、容積室は、制御音源と重畳点との間に設けられて
いるため、制御音源から重畳点に至る間の経路の共鳴周
波数が変化する。また、請求項12記載の発明にあって
は、経路切換手段が騒音の周波数に応じて、吸気又は排
気の経路をバイパス管側に切り換えると、騒音源から重
畳点までをその重畳点にて開口する管と見なした場合に
定まる共鳴周波数は、バイパス管の寸法によって決ま
り、吸気又は排気の経路を吸気管又は排気管側に切り換
えると、その共鳴周波数は、その吸気管又は排気管の寸
法によって決まるから、結局、経路切換手段が経路を切
り換えることにより、その共鳴周波数が変化する。
【0029】そして、車両のエンジンに通じた吸気管又
は排気管を伝わる騒音は、エンジンの回転数によって決
まるから、請求項1記載の発明のように、エンジン回
転数検出手段がエンジンの回転数を検出すると、騒音の
周波数が検出されたことになる。さらに、請求項14〜
17記載の発明のように、重畳点を吸気管又は排気管の
開口端に位置させる構成であると、導波管の長さが比較
的自由になり、制御音源から重畳点に至る間の経路の共
鳴周波数の値の調整が比較的自由になされる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例を示す図であり、
これは、本発明に係る吸気管又は排気管の騒音低減装置
を、車両のエンジンに接続された排気管から発せられる
排気音を低減する装置に適用したものである。
【0031】先ず、構成を説明すると、騒音源としての
エンジン1には、排気マニホールド2が取り付けられ、
この排気マニホールド2の下流側は、中途部分に触媒4
が設けられたフロントチューブ3に接続されている。そ
して、フロントチューブ3の下流側は、センタチューブ
5及び連結管6を介してテールチューブ7に接続され、
そのテールチューブ7の下流側端部が開口端となってい
て、その開口端から排気ガスが外部に流出する。
【0032】即ち、本実施例では、排気マニホールド
2,フロントチューブ3,触媒4,センタチューブ5,
連結管6及びテールチューブ7によって排気管が構成さ
れていて、これら排気管を構成するものの内、連結管6
は、センタチューブ5及びテールチューブ7間を通じさ
せるとともに、その中途部に導波管8の一端側が通気可
能に連結されている。
【0033】そして、導波管8の他端側は、容積室9に
通じていて、その容積室9には、容積室9の内側を向い
た制御音源としてのスピーカ10が取り付けられてい
る。従って、本実施例では、連結管6と導波管8との連
結部が、重畳点Sとなる。容積室9内は、バルブ11a
を有するバッフル11bによって、第1の容積室9a及
び第2の容積室9bの二つに分割されている。ただし、
導波管8は、第1の容積室9a側に連通し、且つ、スピ
ーカ10は、第1の容積室9aに取り付けられている。
【0034】バルブ11aは、アクチュエータ12によ
って開閉するバルブであって、その開閉動作によって、
第1の容積室9a及び第2の容積室9b間を連通若しく
は遮断することができる。そして、アクチュエータ12
は、制御装置13からの指令信号に応じてバルブ11a
を作動させるアクチュエータであって、制御装置13
は、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数検出
手段としてのエンジン回転数センサ14から供給される
エンジン回転数N1 と、導波管8内の温度を測定する温
度センサ15から供給される温度T1 とに基づいて、バ
ルブ11aの開閉を決定し、それに応じた信号をアクチ
ュエータ12に出力する。
【0035】さらに、エンジン回転数センサ14及び温
度センサ15の出力は、スピーカ10を作動させるアン
プ10aを制御する演算処理装置16にも供給され、ま
た、この演算処理装置16には、制御装置13の出力信
号及びテールチューブ7の開口端から発せられる残留騒
音を測定するマイクロフォン17の出力も供給されてい
る。
【0036】そして、演算処理装置16は、エンジン回
転数センサ14が検出したエンジン回転数N1 を基準信
号、マイクロフォン17が検出した残留騒音若しくはそ
の自乗和を評価関数としたLMSアルゴリズムを実行
し、スピーカ10から発せられる制御音を決定する適応
型ディジタルフィルタの係数を更新し、重畳点Sにおい
て排気音が相殺されるような適応制御を実行する。な
お、演算処理装置16に、LMSアルゴリズムの実行に
必要なエンジン回転数N1 及び残留騒音とともに、制御
装置13の出力及び温度T1 をも供給しているのは、バ
ルブ11aの開閉状態及び導波管8内の気体の温度によ
ってスピーカ10からマイクロフォン17までの伝達関
数が変化するから、その伝達関数に対応して設定される
フィルタを適宜変更する必要があるからである。
【0037】ここで、重畳点Sを、図2に示した重畳点
a と同様に、排気管の2次の共鳴周波数の腹の位置で
あるとすると、図3において説明したように、エンジン
1から重畳点Sまでを、この重畳点Sにて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数は、消音させたい周波
数領域に周波数fa1及びfa2の二つ存在することにな
る。
【0038】一方、バルブ11aを開閉することより容
積室9内の状態が二段階に変化することから、導波管8
及び容積室9からなる音波増幅装置Aの挿入損失は、図
8に示すように、例えばバルブ11aを開けた状態では
特性e、バルブ11aを閉じた状態では特性fというよ
うに、二通り採ることになり、従って、音波増幅装置A
の共鳴周波数、即ち、スピーカ10から重畳点Sに至る
間の経路の共鳴周波数も、周波数fe 及びff の二つ存
在することになる。
【0039】そこで、本実施例では、バルブ11aを開
けた状態での共鳴周波数fe を共鳴周波数fa1に一致又
は略一致させ、且つ、バルブ11aを閉じた状態での共
鳴周波数ff を共鳴周波数fa2に一致又は略一致させ、
そして、図8に示した挿入損失の特性e及びfの大小関
係が反転する周波数fg を境にバルブ11aを開閉する
ことにより、共鳴周波数fa1,fa2若しくはそれらの近
傍の周波数の排気音が発生している状況においても、小
さな出力で排気音を相殺できるようにする。
【0040】つまり、制御装置13は、エンジン回転数
1 から排気音の周波数を認識し、その排気音の周波数
が、周波数fg よりも低い領域にある場合にはバルブ1
1aが開状態となり、周波数fg よりも高い領域にある
場合にはバルブ11aが閉状態となるように、アクチュ
エータ12に信号を出力するという制御を実行する。た
だし、図8に示した特性e及びfは、導波管8内の温度
の影響を受けるため、温度T1 が所定温度よりも低い場
合には低回転側へ、温度T1 が所定温度よりも高い場合
には高回転側へ、周波数fg を補正するものとする。
【0041】次に、本実施例の作用を説明する。図10
は、本実施例の機能構成を示したブロック図である。即
ち、制御装置13は、エンジン回転数センサ14から供
給されるエンジン回転数N1 と、温度センサ15から供
給される温度T1 とに基づいて、テーブル13aを参照
して、バルブ11aの開閉判断を行い、その判断結果に
応じてアクチュエータ12に信号を出力し、バルブ11
aを開状態又は閉状態とする。
【0042】バルブ11aを開状態とすると、第1の容
積室9aと第2の容積室9bとの間が連通して、音波増
幅装置Aの挿入損失は、図8の特性eとなり、逆にバル
ブ11aを閉状態とすると、第1の容積室9aと第2の
容積室9bとの間が遮断されて、音波増幅装置Aの挿入
損失は、図8の特性fとなる。一方、制御装置13での
判断結果は、演算処理装置16にも供給され、この演算
処理装置16では、バルブ11aの状態と、エンジン回
転数N1 と、温度T1 とに基づき、テーブル16aを参
照して、スピーカ10からマイクロフォン17までの伝
達関数に対応するCフィルタを読み込み、そして、この
Cフィルタで基準信号x(n)をディジタルフィルタ計
算することにより、処理信号γ(n)を求める。
【0043】処理信号γ(n)が求められたら、この処
理信号γ(n)と、マイクロフォン17から供給される
残留信号e(n)とに基づき、適応型ディジタルフィル
タのフィルタ係数の更新計算を行って適応型ディジタル
フィルタを更新し、そして、基準信号x(n)をその新
たな適応型ディジタルフィルタで処理し、その処理され
た信号y(n)をアンプ10aに出力してスピーカ10
から制御音を発生させる。
【0044】そして、本実施例では、バルブ11aの開
閉によって、音波増幅装置Aの挿入損失は、図8の特性
e及びfの内の低い方の値、即ち、周波数fg よりも低
い領域では特性eを、周波数fg よりも高い領域では特
性fを採るから、排気音を消音するために必要な制御音
は、その挿入損失と、図3に示した特性aとを重ね合わ
せた図9に示すように、広い範囲で小さく抑えることが
でき、大出力が不要であれば、スピーカ10やアンプ1
0aは小型で済み、搭載スペース上の制約が大きい車両
であっても実現が容易である。
【0045】なお、制御装置13のテーブル13aに
は、排気音が最大となる全負荷時にエンジン1から重畳
点Sまでの排気系の共鳴周波数に一致又は略一致するよ
うに音波増幅装置Aの特性を定めた状態で制御音の出力
が最小となるようなバルブ開閉を切り換える時期を記憶
させておくが、全負荷時以外でも制御音の出力を小さく
できるように、エンジン回転数N1 及び温度T1 に基づ
いた記憶テーブルを作成してテーブル13aに記憶させ
ておくことが望ましい。
【0046】ここで、本実施例では、容積室9,バルブ
11a,バッフル11b,アクチュエータ12,制御装
置13及びエンジン回転数センサ14によって制御音源
側共鳴周波数可変手段が構成され、バルブ11a,バッ
フル11b,アクチュエータ12,制御装置13及びエ
ンジン回転数センサ14によって容積可変手段が構成さ
れる。
【0047】図11は、本発明の第2実施例を示す図で
あり、これも、本発明を車両のエンジン1に接続された
排気管から発せられる排気音を低減する装置に適用した
ものである。即ち、本実施例では、上記第1実施例で用
いていたマイクロフォン17を使用しない一方で、エン
ジン1の吸入空気量AINを測定する吸入空気量センサ2
0、センタチューブ5内の排気温度T2 を測定する温度
センサ21及び排気マニホールド2内の排気温度T3
測定する温度センサ22を新たに設け、演算処理装置1
6は、エンジン回転数N1 、吸入空気量AIN,温度
1 ,T2 ,T3 及び制御装置13からの信号に基づい
て、排気音が最小となるように予め作成しておいたマッ
プを参照して、アンプ10aに出力する信号を求め、そ
して、その信号を出力してアンプ10aを作動させてス
ピーカ10から制御音を発生させるものである。
【0048】このような構成とすることで、比較的高価
なマイクロフォン17が不要となるから、コストの低減
が図られるとともに、排気流にさらさせるマイクロフォ
ン17が不要であれば、その分、信頼性の高い装置にな
るという利点がある。その他の作用効果は、上記第1実
施例と同様である。図12は、本発明の第3実施例を示
す図であり、これも、本発明を車両のエンジン1に接続
された排気管から発せられる排気音を低減する装置に適
用したものである。
【0049】即ち、本実施例では、容積室9内を、バル
ブ11aを有するバッフル11bと、バルブ11cを有
するバッフル11dとによって、第1の容積室9a,第
2の容積室9b及び第3の容積室9cの三つに分割し、
そして、制御装置13によって、それらバルブ11a及
び11cを開閉するアクチュエータ12を制御するよう
にしたものである。
【0050】従って、容積室9内の状態は、バルブ11
aを閉じた状態、バルブ11aを開け且つバルブ11c
を閉じた状態、並びに、バルブ11a及びバルブ11c
の両方を開けた状態というように三段階に変化するか
ら、それら三つの状態に対応して、音波増幅装置Aの挿
入損失も、図13に示すように、特性j,i及びhとい
うように、三つの状態を採り、スピーカ10から重畳点
Sに至る間の経路の共鳴周波数も、周波数fj ,fi
びfh というように、三つ存在する。
【0051】そこで、上記第1実施例と同様に、エンジ
ン1から重畳点Sまでを、この重畳点Sにて開口する管
と見なした場合に定まる共鳴周波数が、消音させたい周
波数領域に周波数fa1及びfa2の二つ存在する場合に
は、例えば、周波数fh を周波数fa1に一致又は略一致
させ、周波数fj を周波数fa2に一致又は略一致させ、
そして、周波数fh ,fi 及びfj の大小関係が反転す
る周波数fk 及びfl を境に、特性h,i及びjの内で
最も小さい特性の状態となるようにバルブ11a及び1
1cの開閉を切り換えれば、図3の特性aと、図13の
特性h,i及びjの内で最も小さい特性とを重ね合わせ
た図14に示すように、上記第1実施例よりも、更に小
さな出力で排気音を消音することができる。
【0052】図15は、本発明の第4実施例を示す図で
あり、これも、本発明を車両のエンジン1に接続された
排気管から発せられる排気音を低減する装置に適用した
ものである。即ち、本実施例では、導波管8の制御音出
力側の端部を、テールチューブ7の開口端近傍に位置さ
せ、これにより、重畳点Sを、テールチューブ7の開口
端に位置させたものである。さらに、テールチューブ7
には、マフラ7aを取り付けている。
【0053】このような構成とすると、音波増幅装置A
は排気流の影響をほとんど受けなくて済むので、排気ガ
スによる熱害が避けられ、また、上記第1実施例のよう
に導波管8内の温度によってバルブ11a,11cの開
閉時期を補正する必要がないという利点がある。そし
て、重畳点Sよりも上流側にマフラ7aが設けられてい
るので、スピーカ10の出力を更に小さくすることがで
きるという効果がある。
【0054】また、連結管6が不要であるから、既存の
車両であっても容易に実現できるという利点もある。そ
の他の作用効果は、上記第3実施例と同様である。図1
6は、本発明の第5実施例を示す図であり、これも、本
発明を車両のエンジン1に接続された排気管から発せら
れる排気音を低減する装置に適用したものである。
【0055】即ち、本実施例では、センタチューブ5と
連結管6との間にセンタチューブ25を介在させるとと
もに、センタチューブ25に、その長手方向の2位置を
迂回して通じさせるバイパス管26を取り付け、さら
に、センタチューブ25とバイパス管26との上流側の
連通部に、排気流の経路をそれらセンタチューブ25及
びバイパス管26間で切り換えるバルブ27を設けたも
のである。
【0056】そして、制御装置13によって、それらバ
ルブ27を開閉するアクチュエータ28を制御するよう
にしたものである。このような構成であると、エンジン
1から重畳点Sまでを、その重畳点Sにて開口する管と
見なした場合に定まる共鳴周波数は、バルブ27の切り
換えによって、センタチューブ25を通じる場合とバイ
パス管26を通じる場合とで、二種類存在することにな
る。
【0057】そこで、制御装置13では、排気音の周波
数が、エンジン1からセンタチューブ25を通じて重畳
点Sに至る排気系をその重畳点Sにて開口する管と見な
した場合に定まる共鳴周波数の近傍にある場合には、バ
イパス管26を通じて排気が行われるようにバルブ27
を切り換える一方、排気音の周波数が、エンジン1から
バイパス管26を通じて重畳点Sに至る排気系をその重
畳点Sにて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波
数の近傍にある場合には、センタチューブ25を通じて
排気が行われるようにバルブ27を切り換える制御を実
行する。ただし、バルブ27を切り換える時期は、排気
音の伝達特性が排気音によって変化することから、セン
タチューブ5に設けた温度センサ21が測定した温度T
2 によって補正することが望ましい。この結果、音波増
幅装置A側の共鳴周波数を変化させなくても、広い範囲
において、小さな出力で排気音を低減することができ
る。
【0058】ここで、本実施例では、制御装置13,エ
ンジン回転数センサ14,センタチューブ25,バイパ
ス管26,バルブ27及びアクチュエータ28によって
騒音源側共鳴周波数可変手段が構成され、制御装置1
3,エンジン回転数センサ14,バルブ27及びアクチ
ュエータ28によって経路切換手段が構成される。図1
7は、本発明の第6実施例を示す図であり、これは、上
記第1実施例及び第5実施例の両方の構成を兼ね備えた
ものである。
【0059】即ち、上記第1実施例と同様に、スピーカ
10から重畳点Sに至る間の経路の共鳴周波数を、バル
ブ11aの開閉によって変化させ、上記第6実施例と同
様に、エンジン1から重畳点Sまでを重畳点Sにて開口
する管と見なした場合に定まる共鳴周波数を、バルブ2
7を切り換えることにより変化させるものである。この
ような構成であれば、上記第1実施例及び第6実施例の
両方の作用効果が得られるから、上記第1実施例及び第
6実施例よりも更に小さな出力で排気音を低減すること
ができる。
【0060】図18は、本発明の第7実施例を示す図で
あり、これも、本発明を車両のエンジン1に接続された
排気管から発せられる排気音を低減する装置に適用した
ものである。即ち、本実施例では、フロントチューブ3
とテールチューブ7との間に、センタチューブ5A,5
B及び連結管6A,6Bを交互に介在させ、連結管6A
と容積室9とを導波管8Aを介して通じさせ、連結管6
Bと容積室9とを導波管8Bを介して通じさせることに
より、排気系の二箇所に重畳点S1 及びS2 を設けてい
る。
【0061】そして、導波管8A及び8Bと容積室9と
の結合部分に、その容積室9を導波管8A又は導波管8
Bの何れか一方に連通させるバルブ30を取り付け、制
御装置13によって、そのバルブ30を開閉するアクチ
ュエータ31を制御するようにしたものである。ここ
で、図2に示したモデルにおいては、重畳点Sa 又はS
b に直接制御音を入力して排気音を消音するためには、
図3に示した特性a又は特性bのような制御音が必要と
なり、重畳点Sa に入力する場合には、周波数fa1及び
a2の近傍において大出力が必要となり、重畳点Sb
入力する場合には、周波数fb の近傍において大出力が
必要となることは上述の如くであるが、エンジン回転数
1 から判る排気音の周波数が周波数fb近傍の値であ
る場合には、重畳点Sa で制御音と排気音とが重畳さ
れ、排気音の周波数が周波数fa1及びfa2近傍の値であ
る場合には、重畳点Sb で制御音と排気音とが重畳され
るように、図3に示した特性a及びbの大小関係が反転
する周波数fab1 及びfab2 を境に重畳点Sa 及びSb
を変えることにより、騒音源に対する制御音の入力値
は、図19に示すように、比較的小さな値となる。
【0062】一方、本実施例の構成において、図18に
示した重畳点S1 又はS2 に直接制御音を入力した場合
に排気音を消音するために必要な制御音を解析的に求め
ると、図20の特性m又は特性nに示すようになる。そ
して、重畳点S1 に制御音を入力する場合に極大値とな
る周波数fm1,fm2は、エンジン1から重畳点S1 まで
をその重畳点S1 にて開口する管と見なした場合に定ま
る共鳴周波数であり、重畳点S2 に制御音を入力する場
合に極大値となる周波数fn は、エンジン1から重畳点
2 までをその重畳点S2 にて開口する管と見なした場
合に定まる共鳴周波数であるが、本実施例では、重畳点
1 及びS2 の長手方向の位置を適宜選定することによ
り、周波数fm1,fm2と、周波数fn とが異なるように
している。
【0063】次に、音波増幅装置Aの挿入損失を考える
と、バルブ30を切り換えることにより、導波管8Aを
使用した場合には図21に示す特性pとなり、導波管8
Bを使用した場合には図21に示す特性qとなる。従っ
て、導波管8Aを介して制御音を重畳させる場合に必要
な出力は、図20の特性mと図21の特性pとを重ね合
わせた図22の特性mpとなり、導波管8Bを介して制
御音を重畳させる場合に必要な出力は、図20の特性n
と図21の特性qとを重ね合わせた図22の特性nqと
なる。
【0064】そこで、制御装置13では、図22に示す
特性mp及びnqの内の低い方の値が常に選択されるよ
うに、それら特性mp及びnqの大小関係が反転する周
波数fr ,fs ,ft 及びfu を境にバルブ30が切り
換わるようにアクチュエータ31に指令信号を出力す
る。ただし、バルブ30を切り換える時期は、排気音の
伝達特性が排気音によって変化することから、センタチ
ューブ5に設けた温度センサ21が測定した温度T2
よって補正することが望ましい。
【0065】このような制御を実行すると、排気音を消
音するためにスピーカ10に必要な出力は、図23に示
すように、広い範囲において小さく抑えることができ
る。さらに、本実施例においては、スピーカ10から導
波管8Aを介して重畳点S 1 に至る間の経路の共鳴周波
数f p が、上記共鳴周波数f m1 若しくはf m2 に一致又は
略一致し、スピーカ10から導波管8Bを介して重畳点
2 に至る間の経路の共鳴周波数f q が、上記共鳴周波
数f n に一致又は略一致するように、導波管8A及び8
Bの寸法等を適宜選定する。その結果、更に小さな出力
で排気音を消音することが可能となっている。
【0066】ここで、本実施例では、導波管8A,8
B,制御装置13,エンジン回転数センサ14,バルブ
30及びアクチュエータ31によって、重畳点切換手段
が構成される。
【0067】図24は、本発明の第8実施例を示す図で
ある。即ち、本実施例では、上記第7実施例で用いてい
たマイクロフォン17を使用しない一方で、エンジン1
の吸入空気量AINを測定する吸入空気量センサ20、セ
ンタチューブ5内の排気温度T2 を測定する温度センサ
21及び排気マニホールド2内の排気温度T3 を測定す
る温度センサ22を新たに設け、演算処理装置16は、
エンジン回転数N1 、吸入空気量AIN,温度T1
2 ,T3 及び制御装置13からの信号に基づいて、排
気音が最小となるように予め作成しておいたマップを参
照して、アンプ10aに出力する信号を求め、そして、
その信号を出力してアンプ10aを作動させてスピーカ
10から制御音を発生させるものである。
【0068】このような構成とすることで、比較的高価
なマイクロフォン17が不要となるから、コストの低減
が図られるとともに、排気流にさらさせるマイクロフォ
ン17が不要であれば、その分、信頼性の高い装置にな
るという利点がある。その他の作用効果は、上記第7実
施例と同様である。図25は、本発明の第9実施例を示
す図である。
【0069】即ち、本実施例は、図18に示した上記第
7実施例と略同様の構成であり、異なる点は、容積室9
内を、バルブ11aを有するバッフル11bにより第1
の容積室9a及び第2の容積室9bの二つに分割し、そ
のバルブ11aを開閉するアクチュエータ31を、制御
装置13で制御するようにした点である。このような構
成であると、バルブ11a及びバルブ30の開閉動作に
より、音波増幅装置Aの挿入損失を四段階に変化させる
ことができる。
【0070】即ち、バルブ30によって導波管8Aを選
択し、バルブ11aを開状態とした場合には、図26に
示す特性vとなり、バルブ11aを閉状態とした場合に
は、図26に示す特性wとなる。また、バルブ30によ
って導波管8Bを選択し、バルブ11aを開状態とした
場合には、図27に示す特性xとなり、バルブ11aを
閉状態とした場合には、図27に示す特性yとなる。
【0071】そこで、図20に示した特性mと図26に
示す特性v,wとをそれぞれ重ね合わせ、図20に示し
た特性nと図27に示す特性x,yとをそれぞれ重ね合
わせ、それら重ね合わせた新たな特性の大小関係が反転
する周波数で適宜バルブ11a又は30を切り換える制
御を制御装置13で実行することにより、排気音を消音
するためにスピーカ10に必要な出力は、図28に示す
ように、図23に示した上記第7実施例の出力よりも、
特に高周波の領域において、更に小さくすることができ
る。
【0072】図29は、本発明の第10実施例を示す図
である。即ち、本実施例は、上記第7実施例と略同様の
構成であるが、導波管8A及び8Bをそれぞれ単独に容
積室9に連通させ、それら導波管8A及び8Bを単独に
連通状態又は遮断状態とするバルブ35及び36を設
け、そして、それらバルブ35及び36を開閉するアク
チュエータ31を、制御装置13によって制御するよう
にしたものである。
【0073】このような構成であると、導波管8A及び
8Bの容積室9側の端部を、その容積室9内に挿入する
ことができるから、容積室9の設置位置や、導波管8
A,8Bの長さが比較的自由となり、音波増幅装置Aの
挿入損失の選定が比較的自由に行え、また、車両のよう
に搭載スペース上の制約が大きい場合でも実現が容易で
ある。その他の作用効果は、上記第7実施例と同様であ
る。
【0074】ここで、本実施例では、導波管8A,8
B,制御装置13,エンジン回転数センサ14,バルブ
35,36及びアクチュエータ37によって、重畳点切
換手段が構成される。図30は、本発明の第11実施例
を示す図である。この実施例も、上記第7実施例と略同
様の構成であるが、容積室9内に可変バッフル37を設
け、この可変バッフル37を変位させるアクチュエータ
38を、制御装置13によって制御するようにしたもの
である。
【0075】このような構成であると、容積室9内の容
積が多段階に又は連続して可変となるから、音波増幅装
置Aの挿入損失は、図31に示すように、特性z1 〜z
6 というように、多くの状態を採ることができ、それに
対応して、スピーカ10から重畳点S1 ,S2 に至る間
の経路の共鳴周波数も、多くの値を採る。そして、制御
装置13において、それら特性z1 〜z6 の内で最も低
い値となるように、エンジン回転数N1 に基づいてアク
チュエータ38を駆動させれば、排気音を消音するため
にスピーカ10に必要な出力は、更に低い値に抑えるこ
とができる。
【0076】ここで、本実施例では、容積室9,制御装
置13,エンジン回転数センサ14,可変バッフル37
及びアクチュエータ38によって、制御音源側共鳴周波
数可変手段が構成される。図32は、本発明の第12実
施例を示す図である。即ち、本実施例では、導波管8A
の制御音出力側の端部を、テールチューブ7の開口端近
傍に位置させて、上記第7実施例における一方の重畳点
1 を、テールチューブ7の開口端に位置させたもので
ある。
【0077】このような構成であれば、容積室9の配設
位置と導波管8Aの長さとの関係が比較的自由になるか
ら、音波増幅装置Aの挿入損失の調整が比較的自由にな
り、また、搭載スペース上の制約が大きい場合であって
も実現が比較的容易になるという利点がある。その他の
作用効果は、上記第7実施例と同様である。
【0078】なお、上記各実施例では、本発明の係る吸
気管又は排気管の騒音低減装置を、車両のエンジンに接
続された排気管から発せられる排気音を低減する装置に
適用した場合について説明したが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、エンジンの吸気系であ
ってもよいし、或いは、その他の送気ダクトであっても
よい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、発明によれば、
制御音を重畳する位置や、制御音源から重畳点までの経
路の共鳴周波数等を、音響的なマッチングを考慮した上
で選定する構成であるから、騒音を低減するために制御
音源に必要な出力を小さく抑えることができ、従って、
大出力のスピーカ等が不要であるという効果がある。
【0080】特に、請求項2〜4記載の発明では、制御
音源から重畳点に至る間の経路の共鳴周波数が可変であ
るから、消音させたい周波数領域内に複数の共鳴周波数
が存在する場合であっても、それら共鳴周波数と、制御
音源側の経路の共鳴周波数とを一致させることができ、
更に良好な音響的なマッチングが図られるという効果が
ある。
【0081】また、請求項5〜7記載の発明では、制御
音源に大出力が必要となる周波数が変化するから、更に
小さな出力で騒音を低減できるという効果がある。そし
て、請求項8〜10記載の発明であれば、上記請求項
〜4記載の発明と、請求項5〜7記載の発明の両方の
構成を兼ね備えているから、両方の効果が得られる。ま
た、請求項14〜17記載の発明では、制御音源の配設
位置と導波管の長さとの関係が比較的自由になるから、
制御音源から重畳点に至る間の経路の共鳴周波数の調整
が比較的自由になり、また、搭載スペース上の制約が大
きい場合であっても実現が比較的容易になるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】騒音源が与えられた直管のモデルを示す図であ
る。
【図3】図2の構成において騒音源に対する制御音の入
力値を示すグラフである。
【図4】図2の重畳点Sa の周波数応答を示す図であ
る。
【図5】音波増幅装置を設けた直管のモデルを示す図で
ある。
【図6】図5の構成において騒音源に対する制御音の入
力値を示すグラフである。
【図7】図5に示す音波増幅装置の挿入損失を示すグラ
フである。
【図8】図1に示す構成の音波増幅装置の挿入損失を示
すグラフである。
【図9】第1実施例における騒音源に対する制御音の入
力値を示すグラフである。
【図10】第1実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図12】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図13】第3実施例の音波増幅装置の挿入損失を示す
グラフである。
【図14】第3実施例における騒音源に対する制御音の
入力値を示すグラフである。
【図15】本発明の第4実施例の構成を示す図である。
【図16】本発明の第5実施例の構成を示す図である。
【図17】本発明の第6実施例の構成を示す図である。
【図18】本発明の第7実施例の構成を示す図である。
【図19】図2に示す構成で重畳点を切り換えた場合の
騒音源に対する制御音の入力値を示すグラフである。
【図20】第7実施例で重畳点に直接制御音を入力する
場合の騒音源に対する制御音の入力値を示すグラフであ
る。
【図21】第7実施例の音波増幅装置の挿入損失を示す
グラフである。
【図22】図20と図21とに示す特性を重ね合わせた
グラフである。
【図23】第7実施例における騒音源に対する制御音の
入力値を示すグラフである。
【図24】本発明の第8実施例の構成を示す図である。
【図25】本発明の第9実施例の構成を示す図である。
【図26】第9実施例において重畳点S1 を選択した場
合の音波増幅装置の挿入損失を示すグラフである。
【図27】第9実施例において重畳点S2 を選択した場
合の音波増幅装置の挿入損失を示すグラフである。
【図28】第9実施例における騒音源に対する制御音の
入力値を示すグラフである。
【図29】本発明の第10実施例の構成を示す図であ
る。
【図30】本発明の第11実施例の構成を示す図であ
る。
【図31】第11実施例における音波増幅装置の挿入損
失を示すグラフである。
【図32】本発明の第12実施例の構成を示す図であ
る。
【図33】従来の騒音低減装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン(騒音源) 2 排気マニホールド 3 フロントチューブ 5,5A,5B センタチューブ 6,6A,6B 連結管 7 テールチューブ 8,8A,8B 導波管 9 容積室 10 スピーカ(制御音源) 11a,11c バルブ 13 制御装置 14 エンジン回転数センサ(エンジン回
転数検出手段) 16 演算処理装置 30,35,36 バルブ S,S1 ,S2 重畳点

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源から
    一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見な
    した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
    一の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略
    一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
    畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
    と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記騒音
    の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選
    択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段を設け
    たことを特徴とする吸気管又は排気管の騒音低減装置
  2. 【請求項2】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記騒音源から前記制御音の重畳点までを当該重畳点に
    て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
    記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数
    とを、一致又は略一致させ、そして、前記騒音の周波数
    に応じて前記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴周波数可変手段
    を設けたことを特徴とする吸気管又は排気管の騒音低減
    装置。
  3. 【請求項3】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音の周波
    数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選択して
    前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、前記騒音
    の周波数に応じて前記制御音源から前記重畳点に至る間
    の経路の共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴周波数
    可変手段と、を設けたことを特徴とする吸気管又は排気
    管の騒音低減装置。
  4. 【請求項4】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源から
    一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見な
    した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
    一の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略
    一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
    畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
    と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記騒音
    の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選
    択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、騒
    音の周波数に応じて制御音源から重畳点に至る間の経路
    の共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴周波数可変手
    段と、を設けたことを特徴とする吸気管又は排気管の騒
    音低減装置。
  5. 【請求項5】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記騒音源から前記制御音の重畳点までを当該重畳点に
    て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
    記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数
    とを、一致又は略一致させ、そして、前記騒音の周波数
    に応じて前記騒音源から前記重畳点までを当該重畳点に
    て開口する管と見なした場合に定まる共 鳴周波数を変化
    させる騒音源側共鳴周波数可変手段を設けたことを特徴
    とする 吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  6. 【請求項6】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音の周波
    数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選択して
    前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、前記騒音
    の周波数に応じて前記騒音源から前記重畳点までを当該
    重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波
    数を変化させる騒音源側共鳴周波数可変手段と、を設け
    ことを特徴とする吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  7. 【請求項7】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源から
    一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見な
    した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
    一の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略
    一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
    畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
    と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記騒音
    の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選
    択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、前
    記騒音の周波数に応じて前記騒音源から前記重畳点まで
    を当該重畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共
    鳴周波数を変 化させる騒音源側共鳴周波数可変手段と、
    を設けたことを特徴とする吸気管又は排気管の騒音低減
    装置。
  8. 【請求項8】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記騒音源から前記制御音の重畳点までを当該重畳点に
    て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
    記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数
    とを、一致又は略一致させ、そして、前記騒音の周波数
    に応じて前記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴周波数可変手段
    と、前記騒音の周波数に応じて前記騒音源から前記重畳
    点までを当該重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数を変化させる騒音源側共鳴周波数可変手
    段と、を設けたことを特徴とする 吸気管又は排気管の騒
    音低減装置。
  9. 【請求項9】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝わ
    る騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、この
    導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた吸
    気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音の周波
    数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選択して
    前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、前記騒音
    の周波数に応じて前記制御音源から前記重畳点に至る間
    の経路の共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴周波数
    可変手段と、前記騒音の周波数に応じて前記騒音源から
    前記重畳点までを当該重畳点にて開口する管と見なした
    場合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音源側共鳴周波
    数可変手段と、を設けたことを特徴とする 吸気管又は排
    気管の騒音低減装置。
  10. 【請求項10】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝
    わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、こ
    の導波管に前記制御音を発生する制御音源と 、を備えた
    吸気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源から
    一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見な
    した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
    一の重畳点に至る間の経路の共鳴周波数とを一致又は略
    一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
    畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
    と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記騒音
    の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選
    択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段と、前
    記騒音の周波数に応じて前記制御音源から前記重畳点に
    至る間の経路の共鳴周波数を変化させる制御音源側共鳴
    周波数可変手段と、前記騒音の周波数に応じて前記騒音
    源から前記重畳点までを当該重畳点にて開口する管と見
    なした場合に定まる共鳴周波数を変化させる騒音源側共
    鳴周波数可変手段と、を設けたことを特徴とする 吸気管
    又は排気管の騒音低減装置。
  11. 【請求項11】 制御音源側共鳴周波数可変手段は、制
    御音源と重畳点との間に設けられた容積室と、騒音の周
    波数に応じて前記容積室の容積を変化させる容積可変手
    段と、を有する請求項2乃至請求項4、請求項8乃至
    求項10のいずれかに記載の吸気管又は排気管の騒音低
    減装置。
  12. 【請求項12】 騒音源側共鳴周波数可変手段は、騒音
    源と重畳点との間の吸気管又は排気管の2位置を当該吸
    気管又は排気管とは別の経路で通じさせるバイパス管
    と、騒音の周波数に応じて前記吸気管又は排気管と前記
    バイパス管との間で吸気又は排気の経路を切り換える経
    路切換手段と、を有する請求項5乃至請求項10のいず
    れかに記載の吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  13. 【請求項13】 騒音源としての車両のエンジンに通じ
    た吸気管又は排気管から発せられる騒音を低減する装置
    であって、騒音の周波数を検出する手段として、エンジ
    ン回転数検出手段を有する請求項1乃至請求項12のい
    ずれかに記載の吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  14. 【請求項14】 重畳点は、吸気管又は排気管の開口端
    に位置する請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の
    吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  15. 【請求項15】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝
    わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、こ
    の導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた
    吸気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記騒音源から前記制御音の重畳点までを当該重畳点に
    て開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数と、前
    記制御音源から前記重畳点に至る間の経路の共鳴周波数
    とを、一致又は略一致させ、そして、前記重畳点は、前
    記吸気管又は排気管の開口端に位置することを特徴とす
    る吸気管又は排気管の騒音低減装置。
  16. 【請求項16】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝
    わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、こ
    の導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた
    吸気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音の周波
    数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選択して
    前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段を設け、さら
    に、前記重畳点は、前記吸気管又は排気管の開口端に位
    置することを特徴とする吸気管又は排気管の騒音低減装
    置。
  17. 【請求項17】 騒音源に通じた吸気管又は排気管を伝
    わる騒音に制御音を重畳可能に配設された導波管と、こ
    の導波管に前記制御音を発生する制御音源と、を備えた
    吸気管又は排気管の騒音低減装置において、 前記制御音の重畳点を、前記吸気管又は排気管の長手方
    向の複数位置に設けるとともに、前記騒音源から一の重
    畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見なした場
    合に定まる共鳴周波数と、前記騒音源から他の重畳点ま
    でを当該他の重畳点にて開口する管と見なした場合に定
    まる共鳴周波数とを異ならせ、そして、前記騒音源から
    一の重畳点までを当該一の重畳点にて開口する管と見な
    した場合に定まる共鳴周波数と、前記制御音源から前記
    一の重畳点に至る間の経路の共鳴 周波数とを一致又は略
    一致させ、前記騒音源から他の重畳点までを当該他の重
    畳点にて開口する管と見なした場合に定まる共鳴周波数
    と、前記制御音源から前記他の重畳点に至る間の経路の
    共鳴周波数とを一致又は略一致させ、さらに、前記騒音
    の周波数に応じて前記複数の重畳点の内のいずれかを選
    択して前記制御音源に通じさせる重畳点切換手段を設け
    るとともに、前記重畳点のうちの一つは、前記吸気管又
    は排気管の開口端に位置することを特徴とする吸気管又
    は排気管の騒音低減装置。
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