JPH05257357A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH05257357A
JPH05257357A JP4226043A JP22604392A JPH05257357A JP H05257357 A JPH05257357 A JP H05257357A JP 4226043 A JP4226043 A JP 4226043A JP 22604392 A JP22604392 A JP 22604392A JP H05257357 A JPH05257357 A JP H05257357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
sensor
photoconductor
adjustment value
sensor output
Prior art date
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Pending
Application number
JP4226043A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kajiwara
準一 梶原
Shigeji Maehara
繁治 前原
Shigeo Kusumoto
茂生 楠本
Satoru Morooka
了 諸岡
Jun Morimoto
潤 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JPH05257357A publication Critical patent/JPH05257357A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 光センサ51が故障して異常な出力を行う
と、制御系60のマスターCPU40は光センサ51の
出力に基づくプロセスフィードバック制御は行わず、代
わりにRAM48に記憶されている故障する直前の制御
結果に基づいてコピーランプ3、および帯電器22等の
画像形成器を制御する。 【効果】 光センサが故障しても直ちに複写機は使用不
能とはならず、引き続いて感光体の表面に鮮明な静電潜
像を形成することができる。複数枚の原稿を複写してい
る途中で光センサが故障しても、必要な複写が終了する
まで複写機を使用することができる。マスターCPUは
光センサの異常な出力に対してはプロセスフィードバッ
ク制御を行わないため、コピーランプや画像形成器、感
光体に損傷を引き起こさず、よって複写機が破損して使
用不能に陥ることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体の経時変化によ
る特性の劣化に対応して、光源ランプおよび画像形成器
を制御する制御手段を有することにより、感光体に静電
潜像を形成する、例えば複写機等の電子写真装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の電子写真装置では感光
体の表面に鮮明な静電潜像を得る方法として、感光体の
経時変化等による特性の劣化に対応するため、感光体の
表面電位を検出する電位センサ、あるいは感光体の表面
に形成された静電潜像が現像されて可視化されたトナー
像の濃淡を検出する光学式センサを使用して、このセン
サのセンサ出力により光源ランプおよび画像形成器の電
圧を制御する、いわゆるプロセスフィードバック制御を
行っている。
【0003】このプロセスフィードバック制御は、例え
ば複写機等に内蔵されているCPU(中央演算処理装
置)等で、上記センサのセンサ出力に基づいて演算処理
を行うことにより、光源ランプおよび画像形成器に印加
する電圧を求め、この結果に基づいて光源ランプの光強
度や感光体の表面電位等を制御して感光体の表面に鮮明
な静電潜像を得る制御方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御方法では、センサの故障あるいは感光体表面の
キズや帯電不良等により、センサがCPU等に通常では
あり得ない異常な出力を行った場合でも、CPU等はこ
の出力に対するプロセスフィードバック制御を行うた
め、光源ランプや画像形成器に印加する電圧が大きく変
化してしまい、感光体の表面に鮮明な静電潜像を形成す
ることができなくなるばかりか、光源ランプや画像形成
器、感光体に無理な電圧がかかり損傷を引き起こし、複
写機等の電子写真装置を破損して使用不能に陥らせると
いう問題を有している。
【0005】尚、プロセスフィードバック制御を行わず
に、光源ランプや画像形成器に印加する電圧を予め設定
しておき、この設定に基づいて光源ランプの光強度や感
光体の表面電位等を制御すると、感光体の経時変化等に
よる特性の劣化に対応できず、従って、感光体の表面に
長期間鮮明な静電潜像を形成することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし請求項5
の発明の電子写真装置は、上記の課題を解決するため
に、原稿の静電潜像が形成される感光体の経時変化によ
る特性の劣化を検出するためのセンサを備え、このセン
サのセンサ出力を基にして光源ランプおよび画像形成器
を制御する制御手段を有するものであり、下記の特徴を
有している。
【0007】即ち、請求項1の電子写真装置は、センサ
出力を基にして制御した制御結果を記憶する記憶手段を
有すると共に、上記センサ出力が予め設定された制御対
象範囲から逸脱している場合には、上記制御手段はセン
サ出力を基にした制御を行わずに、上記記憶手段に記憶
されている逸脱する直前の制御結果を基にして制御する
ことを特徴としている。
【0008】請求項2の電子写真装置は、センサ出力を
基にして制御した制御結果を記憶する記憶手段を有する
と共に、上記センサ出力が予め設定された制御対象範囲
から逸脱している場合には、上記制御手段はセンサ出力
を基にした制御を行わずに、上記記憶手段に記憶されて
いる逸脱する直前までの制御結果の平均値を基にして制
御することを特徴としている。
【0009】請求項3の電子写真装置は、光源ランプお
よび画像形成器の制御に用いる調整値を上記センサ出力
を基にして算出する算出手段を有すると共に、新たに算
出された調整値と直前の調整値との差が予め許容された
変化量の上限を越えている場合には、上記制御手段は新
たに算出された調整値を用いずに、直前の調整値に上記
変化量を加えて算出した調整値を用いて制御することを
特徴としている。
【0010】請求項4の電子写真装置は、変化量の上限
が、電源ON後予め設定された所定時間経過前と経過後
とで異なることを特徴としている。
【0011】請求項5の電子写真装置は、センサ出力を
基にして制御した制御結果および上記感光体の累積使用
回数を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された
前回までの制御結果および累積使用回数の履歴から、光
源ランプおよび画像形成器の次回の制御に用いる調整値
および制御対象範囲を算出する算出手段とを有すると共
に、上記センサ出力を基にして新たに算出された調整値
が上記制御対象範囲から逸脱している場合には、上記制
御手段は新たに算出された調整値を用いずに、上記記憶
手段の記憶を基にして算出された調整値を用いて制御す
ることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の構成によれば、センサの故障あるい
は感光体表面のキズや帯電不良等により、センサが制御
手段に通常ではあり得ない異常な出力を行い、このセン
サ出力が予め設定された制御対象範囲から逸脱している
場合には、上記制御手段はセンサ出力を基にした制御を
行わずに、代わりに記憶手段に記憶されている逸脱する
直前の制御結果を固定値として、以後この固定値で上記
光源ランプおよび画像形成器を制御する。
【0013】従って、センサが故障しても直ちに電子写
真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の表面
に鮮明な静電潜像を形成することができるため、センサ
が故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後に、
センサの修理あるいは交換を行うことができる。即ち、
複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障して
も、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用する
ことができる。
【0014】また、制御手段はセンサの異常な出力を基
にした制御を行わないため、センサの故障あるいは感光
体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光源ラ
ンプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって損傷
を引き起こすことはなく、制御手段による光源ランプお
よび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、電子
写真装置が破損して使用不能に陥ることはない。
【0015】請求項2の構成によれば、センサの故障あ
るいは感光体表面のキズや帯電不良等により、センサが
制御手段に通常ではあり得ない異常な出力を行い、この
センサ出力が予め設定された制御対象範囲から逸脱して
いる場合には、上記制御手段はセンサ出力を基にした制
御を行わずに、代わりに記憶手段に記憶されている逸脱
する直前までの制御結果の平均値を固定値として、以後
この固定値で上記光源ランプおよび画像形成器を制御す
る。
【0016】従って、センサが故障しても直ちに電子写
真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の表面
に鮮明な静電潜像を形成することができるため、センサ
が故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後に、
センサの修理あるいは交換を行うことができる。即ち、
複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障して
も、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用する
ことができる。
【0017】また、制御手段はセンサの異常な出力を基
にした制御を行わないため、センサの故障あるいは感光
体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光源ラ
ンプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって損傷
を引き起こすことはなく、制御手段による光源ランプお
よび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、電子
写真装置が破損して使用不能に陥ることはない。
【0018】請求項3の構成によれば、センサの故障あ
るいは感光体表面のキズや帯電不良等により、センサが
制御手段に通常ではあり得ない異常な出力を行い、新た
に算出された調整値と直前の調整値との差が予め許容さ
れた変化量の上限を越えている場合には、上記制御手段
は新たに算出された調整値を用いずに、直前の調整値に
上記変化量を加えて算出した調整値を用いて光源ランプ
および画像形成器を制御する。
【0019】従って、センサが故障しても直ちに電子写
真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の表面
に鮮明な静電潜像を形成することができるため、センサ
が故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後に、
センサの修理あるいは交換を行うことができる。即ち、
複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障して
も、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用する
ことができる。
【0020】また、制御手段はセンサの異常な出力を基
にした制御を行わないため、センサの故障あるいは感光
体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光源ラ
ンプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって損傷
を引き起こすことはなく、制御手段による光源ランプお
よび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、電子
写真装置が破損して使用不能に陥ることはない。
【0021】請求項4の構成によれば、請求項3の構成
における変化量の上限を、電源ON後予め設定された所
定時間経過前と経過後とで異なる数値に設定する。
【0022】従って、例えば電源ON直後の変化量の上
限を所定時間経過後の変化量の上限よりも大きな数値に
設定することにより、制御手段は電源ON直後の光源ラ
ンプおよび画像形成器を迅速に制御することができる。
即ち、電源ON直後の感光体感度が低下している状態に
おいても、感光体の表面に鮮明な静電潜像を形成するこ
とができ、電子写真装置を使用することができる。
【0023】請求項5の構成によれば、センサの故障あ
るいは感光体表面のキズや帯電不良等により、センサが
制御手段に通常ではあり得ない異常な出力を行い、セン
サ出力を基にして新たに算出された調整値が制御対象範
囲から逸脱している場合には、上記制御手段は新たに算
出された調整値を用いずに、記憶手段の記憶を基にして
算出された調整値を用いて光源ランプおよび画像形成器
を制御する。
【0024】従って、センサが故障しても直ちに電子写
真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の表面
に鮮明な静電潜像を形成することができるため、センサ
が故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後に、
センサの修理あるいは交換を行うことができる。即ち、
複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障して
も、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用する
ことができる。
【0025】また、制御手段はセンサの異常な出力を基
にした制御を行わないため、センサの故障あるいは感光
体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光源ラ
ンプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって損傷
を引き起こすことはなく、制御手段による光源ランプお
よび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、電子
写真装置が破損して使用不能に陥ることはない。
【0026】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図7
に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、本実施例
では、電子写真装置として複写機を例に挙げて説明す
る。
【0027】本実施例にかかる電子写真装置としての複
写機は、図4に示すように、複写機本体1の上面に透明
な原稿載置台を有しており、この原稿載置台には、複写
対象となる原稿を原稿載置台上に供給する自動原稿供給
装置27および原稿カバー26が設けられている。原稿
載置台の下方には、光学系2が配置されている。上記の
光学系2は、ハロゲンランプ等からなる光源ランプとし
てのコピーランプ3、複数枚の平面鏡4〜7およびズー
ムレンズ8から構成されており、これらは図示しないミ
ラーベース上に設置されている。
【0028】そして、複数枚の平面鏡4〜7は、コピー
ランプ3から照射された光が原稿載置台上に載置された
原稿で反射した反射光を、後述する感光体21表面に導
いて感光体21に露光させるように配置されており、ま
た、ズームレンズ8は、この反射光が感光体21表面で
鮮明な像を結ぶように、反射光を屈折・集光させる機能
を有している。
【0029】次に、光学系2の下方には、円筒状の感光
体21が回転自在に支持されて複写機本体1内に取り付
けられている。この感光体21の周囲には、周知の如
く、感光体21表面に所定の電圧を印加して静電潜像を
形成する帯電器(画像形成器)22、静電潜像をトナー
で現像してトナー像として可視化させる現像部(画像形
成器)23、このトナー像を用紙に転写させる転写器2
4、および感光体21表面の残存電荷を除去する除電器
25が所定の位置に配置されている。
【0030】さらに、感光体21表面の経時変化等によ
る特性の劣化を検出するためのセンサとして、例えばフ
ォトダイオードあるいはフォトトランジスタ等の光セン
サ51が感光体21の近傍に配置されている。この光セ
ンサ51は、LED(lightemitting diode)等の発光
素子52(図1)から感光体21表面に光を照射し、感
光体21表面で反射した反射光を光センサ51で受光す
ることによって感光体21表面に形成されたトナー像の
濃度を測定するセンサであるが、光センサ51の動作に
ついては後述する。
【0031】上記の感光体21に用紙が供給される側に
は、用紙の供給タイミングを設定するレジストローラ3
1および各サイズの用紙を収容可能な複数の給紙カセッ
トからなる給紙部30が配設されている。また、感光体
21から用紙が搬出される側には、用紙を載置して搬送
するベルト状の搬送装置32や用紙に転写されたトナー
を加熱して溶融させる定着部33、複写画像が形成され
た用紙を複数枚単位で載置可能な複数段の排出トレー3
4等が配設されている。さらに、感光体21の下方に
は、両面複写や合成複写をする際に使用される中間トレ
ー36、給紙ローラ38、および反転部37が用紙搬送
路35を介して配設されている。
【0032】そして、複写機本体1上部の原稿カバー2
6により覆われた原稿の複写を行う際は、先ず、感光体
21表面を帯電器22により所定の電位に帯電させた状
態で、上記の光学系2が設置された図示しないミラーベ
ースをA方向に移動させることにより、このミラーベー
ス上のコピーランプ3から照射された光を原稿の先端か
ら順次反射させ、そして、このように原稿で反射させた
反射光を、光学系2の複数枚の平面鏡4〜7およびズー
ムレンズ8を介して感光体21表面に露光させることに
より、感光体21表面に静電潜像を形成させる。
【0033】また、原稿カバー26により覆われた原稿
の複写を行う代わりに、複写機本体1上方に配置された
自動原稿供給装置27を使用して原稿の複写を行う場合
は、この自動原稿供給装置27に設けられた原稿搬送路
28内の搬送ドラム29a・29b等により原稿が搬送
される。そして、原稿搬送路28の途中の2ヶ所に設け
られた図示しないスリットを通して、コピーランプ3か
ら照射された光を原稿の先端から順次反射させ、同様に
この反射光を、光学系2の複数枚の平面鏡4〜7および
ズームレンズ8を介して感光体21表面に露光させるこ
とにより、感光体21表面に静電潜像を形成させる。
【0034】次いで、感光体21表面に形成された静電
潜像は、現像部23から供給されるトナーで現像するこ
とによりトナー像として可視化される。その後、複数の
給紙カセット等を備えた給紙部30から用紙が図示しな
い給紙クラッチ等によってレジストローラ31に送られ
る。この用紙は、感光体21表面に形成されたトナー像
とのタイミングを合わせるために、必要に応じてレジス
トローラ31により一旦停止させられた後、感光体21
と転写器24の間に供給される。
【0035】そして、上記の用紙を感光体21と転写器
24の間に挾装した後、転写器24に所定の電圧を印加
して転写器24を帯電させることによって、この用紙を
帯電させ、感光体21表面に形成されているトナー像を
転写する。その後、用紙は感光体21から剥離され、搬
送装置32により加熱ローラや加圧ローラ等からなる定
着部33に搬送されて加熱・加圧されることにより、ト
ナー像を用紙に定着させる。
【0036】続いて、用紙に対する上記複写が片面複写
であれば、用紙は定着部33からそのまま排出トレー3
4に排出される。一方、用紙に対する上記複写が合成複
写または両面複写であれば、用紙は定着部33から用紙
搬送路35に送られ、合成複写の場合はそのまま中間ト
レー36に排出され、両面複写の場合は反転部37によ
り用紙の表裏が反転させられた後に中間トレー36に排
出される。そして、中間トレー36に所定枚数の用紙が
蓄積されると、給紙ローラ38により中間トレー36の
最上部の用紙から順次給紙されて再び感光体21と転写
器24の間に送られ、引き続き複写が行われる。
【0037】上記構成の複写機に供される制御手段につ
いて図1ないし図3に基づいて以下に説明する。
【0038】図1に示すように、上記の複写機に供され
る制御系60は、マスターCPU(中央演算処理装置)
40、スレーブCPU41、マスターCPU用ROM
(読み出し専用メモリ)42、スレーブCPU用ROM
44およびRAM(随時書き込み読み出しメモリ)48
から構成されている。
【0039】マスターCPU(制御手段)40は、マス
ターCPU用ROM42に予め記憶されているプログラ
ムに従って、発光素子52を発光させる信号を発信する
と共に、光センサ51や図示しない各種操作キー等から
の信号を受信し、これらの信号に基づいてスレーブCP
U41に、図示しないミラーベースをA方向やその反対
方向に移動させる信号等を発信する。尚、マスターCP
U40の制御による発光素子52および光センサ51の
動作については後述する。
【0040】また同時に、マスターCPU40は、感光
体21表面に静電潜像を形成する際の制御装置としての
役割も有しており、トランジスタあるいはトライアック
等からなるコピーランプ点灯回路43を介して光学系2
のコピーランプ3への電圧供給の開始・停止を制御し、
このコピーランプ3へ印加する実効電圧レベルを調整す
ると共に、帯電器22への高電圧の供給を行うコンデン
サやトランジスタ等からなる帯電ユニット(画像形成
器)50や転写器24への高電圧の供給を行う図示しな
い高電圧ユニット等の制御を行う。
【0041】一方、スレーブCPU41は、光学系2の
制御等を行う制御装置としての役割を有しており、スレ
ーブCPU用ROM44に予め記憶されているプログラ
ムに従って、図示しないミラーベースの移動等を行うた
めの駆動装置としてのモータ18の回転速度を検出する
ロータリーエンコーダ(rotary encoder)45からの信
号およびミラーベースの位置を検出する図示しないホー
ムポジションセンサからの信号を受信し、これらの信号
に基づいて、トランジスタ等からなるドライバ46を介
してモータ18の回転速度を制御すると共に、レジスト
ローラ31に感光体21への用紙の供給時期を指令する
信号を発信する。
【0042】また、上記種々の制御結果を記憶する記憶
手段としてのRAM48は、直流電源49によりバック
アップされており、マスターCPU40に接続されて、
上記の制御結果を、後述する各調整値としてストアして
メモリを更新するようになっている。
【0043】次に、マスターCPU40の制御による発
光素子52および光センサ51の動作は、図3に示すよ
うに、先ず、マスターCPU40から発せられた発光素
子52を発光させる直流信号を、例えばトランジスタ等
からなる正帰還発振回路であるインバータ65で交流信
号に変換してパルス幅変調した後、可変抵抗68を介し
て発光素子52に発信する。すると、発光素子52は感
光体21表面に形成された、トナー像の濃度を測定する
際に使用される図示しないトナーパッチ(極小のトナー
像)に光を照射し、このトナーパッチで反射した反射光
は光センサ51に受光される。
【0044】光センサ51が反射光を受光すると、可変
抵抗69の両端で電圧が発生し、この電圧を例えばトラ
ンジスタ等からなるアンプ67でゲイン調整することに
より反射光の光強度に応じた信号に変換して、アンプ6
7はこの信号をマスターCPU40のA/D端子に発信
する。
【0045】尚、発光素子52は、マスターCPU40
から発信されたパルス幅変調した交流信号によって光を
照射しているため、アンプ67を介してマスターCPU
40のA/D端子に発信される光センサ51の信号も、
上記のパルス幅変調した交流信号に同期して発信され
る。また、ゲイン調整を行うアンプ67の制御は、マス
ターCPU40からゲイン調整用回路66を介して発信
された信号によって行われる。
【0046】上記構成の制御系60のマスターCPU4
0による制御機構を図2のフローチャートを参照して以
下に説明する。
【0047】先ず、複写機本体1の電源が投入されて複
写機が使用可能となった後、図示しないプリントスイッ
チを操作する(S1)。すると制御系60のマスターC
PU40は、コピーランプ3や、光センサ51でトナー
像の濃度を測定する際に使用されるトナーパッチを形成
するための図示しないブランクランプを制御すると共
に、帯電器22への高電圧の供給を行う帯電ユニット5
0や転写器24への高電圧の供給を行う図示しない高電
圧ユニット等を制御して、感光体21表面に光センサ5
1で濃度を測定するためのトナーパッチを形成する(S
2)。
【0048】その後、発光素子52を発光させ、光セン
サ51でトナーパッチの濃度を測定して、この結果をマ
スターCPU40に出力する(S3)。次に、マスター
CPU40は、このセンサ出力がマスターCPU用RO
M42に記憶されている予め設定された制御対象範囲に
入っているか否かを判断する(S4)。
【0049】光センサ51のセンサ出力が上記の制御対
象範囲に入っていれば、このセンサ出力に基づきマスタ
ーCPU40で演算処理して、帯電ユニット50や図示
しない高電圧ユニット等のメインチャージ(main charg
e )出力値、グリッド(grid)出力値、バイアス(bia
s)出力値、および、コピーランプ3の電圧値等の調整
値を算出する(S5)。そして、これらの調整値をRA
M48にストアしてメモリを更新する(S6)。従っ
て、後段のステップは、更新された各調整値を使用して
進められる。
【0050】一方、光センサ51のセンサ出力が上記の
制御対象範囲に入っていなければ、即ち、センサ出力が
予め設定された制御対象範囲から逸脱している場合に
は、マスターCPU40は上記の演算処理を行わず、代
わりにRAM48にストアされている前回の複写時の各
調整値を読み出す(S7)。従って、後段のステップ
は、前回の複写時の各調整値を使用して進められる。
【0051】次に、複写機本体1の図示しないメインモ
ータを駆動させ、感光体21表面を帯電器22により所
定の電位に帯電させる等の動作を行い(S8)、給紙部
30から用紙をレジストローラ31に送るために図示し
ない給紙クラッチを作動させる(S9)。そして、光学
系2が設置された図示しないミラーベースを移動させる
モータ18を駆動させ、感光体21表面に原稿からの反
射光を露光させることによりトナー像を形成させる(S
10)。これにタイミングを合わせてレジストローラ3
1を回転させて用紙を感光体21と転写器24の間に供
給して、感光体21表面のトナー像を用紙に転写させる
(S11)。
【0052】その後、光学系2が設置されたミラーベー
スを所定の位置に戻すためにモータ18を駆動させた
後、図示しないホームポジションセンサにより、光学系
2が設置されたミラーベースが所定の位置に戻ったか否
かチェックして(S12)、モータ18を停止させて光
学系2を停止させる(S13)。用紙は、定着部33に
搬送されて加熱・加圧されることによりトナー像が定着
され(S14)、排出トレー34に排紙されると共に、
図示しない排紙センサが用紙を確実に排紙したことを確
認する(S15)。
【0053】そして、続いて複写する原稿が自動原稿供
給装置27等になければ複写は終了し、S1に戻って待
機状態となる一方、引き続いて複写する原稿が自動原稿
供給装置27等にあればS8に戻って同様の操作・制御
を繰り返し行う(S16・17)。
【0054】以上の制御機構により、光センサ51が正
常な出力を行っている場合は、制御系60のマスターC
PU40はこのセンサ出力に基づいてプロセスフィード
バック制御を行う一方、光センサ51の故障あるいは感
光体21表面のキズや帯電不良等により光センサ51が
異常な出力を行い、このセンサ出力が予め設定された制
御対象範囲から逸脱している場合には、マスターCPU
40は上記のセンサ出力を基にしたプロセスフィードバ
ック制御は行わず、代わりにRAM48に記憶されてい
る逸脱する直前の光センサ51のセンサ出力による制御
結果を固定値として、以後、この固定値で上記コピーラ
ンプ3、および帯電器22等の画像形成器の制御を行
う。
【0055】従って、光センサ51が故障しても直ちに
複写機は使用不能とはならず、引き続いて感光体21の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、光
センサ51が故障した時点で残っている原稿の複写を終
えた後に、光センサ51の修理あるいは交換を行うこと
ができる。即ち、複数枚の原稿を複写している途中で光
センサ51が故障しても、必要な複写が終了するまで複
写機を使用することができる。
【0056】また、マスターCPU40は光センサ51
の異常な出力を基にした制御を行わないため、光センサ
51の故障あるいは感光体21表面のキズや帯電不良等
が発生した場合でも、コピーランプ3や感光体21、あ
るいは帯電器22等の画像形成器に無理な電圧がかかっ
て損傷を引き起こすことはなく、マスターCPU40に
よるコピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
の制御の信頼性が向上する。また、複写機が破損して使
用不能に陥ることはない。
【0057】また、制御系60のマスターCPU40に
よる制御機構において、例えば光センサ51が故障し
て、この光センサ51のセンサ出力が予め設定された制
御対象範囲から逸脱している場合、RAM48に記憶さ
れている逸脱する直前の光センサ51のセンサ出力によ
る制御結果を固定値として、以後この固定値でコピーラ
ンプ3および画像形成器の制御を行う代わりに、上記の
RAM48に記憶されている逸脱する直前までの光セン
サ51のセンサ出力による制御結果の平均値を固定値と
して、以後この固定値でコピーランプ3および画像形成
器の制御を行う構成であってもよい。
【0058】この場合の制御系60のマスターCPU4
0による制御機構について図5のフローチャートを参照
して以下に説明する。
【0059】先ず、複写機本体1の電源が投入されて複
写機が使用可能となった後、先述した制御機構と同様に
して、発光素子52を発光させ、光センサ51でトナー
パッチの濃度を測定して、この結果をマスターCPU4
0に出力する(S3)。
【0060】次に、マスターCPU40は、このセンサ
出力がマスターCPU用ROM42に記憶されている予
め設定された制御対象範囲に入っているか否かを判断す
る(S20)。
【0061】光センサ51のセンサ出力が上記の制御対
象範囲に入っていれば、このセンサ出力に基づきマスタ
ーCPU40で演算処理して、帯電ユニット50や図示
しない高電圧ユニット等のメインチャージ出力値、グリ
ッド出力値、バイアス出力値、および、コピーランプ3
の電圧値等の調整値を算出する(S21)。そして、こ
れらの調整値をRAM48にストアしてメモリを追加す
る(S22)。従って、後段のステップは、新しく追加
された各調整値を使用して進められる。尚、RAM48
のメモリ容量には限界があるが、メモリを追加する際に
この容量を越える場合は、一番古い調整値をクリアして
メモリを追加するようになっている。
【0062】一方、光センサ51のセンサ出力が上記の
制御対象範囲に入っていなければ、マスターCPU40
は上記の演算処理を行わず、代わりにRAM48にスト
アされている前回までの複写時の各調整値を読み出し
て、その平均値を求める(S23)。そして、これらの
平均値をRAM48にストアしてメモリする(S2
4)。このとき、上記の光センサ51の故障も一緒にR
AM48にメモリする。従って、後段のステップは、前
回までの複写時の各調整値の平均値を使用して進められ
る。
【0063】次に、複写機本体1の図示しないメインモ
ータを駆動させ、感光体21表面を帯電器22により所
定の電位に帯電させる等の動作を行い(S8)、以後は
先述した制御機構と同様に制御する。
【0064】尚、S24にて、RAM48に光センサ5
1の故障をメモリしているため、次回の複写からは光セ
ンサ51等を使用せずに、直ちにRAM48にメモリさ
れている前回までの複写時の各調整値の平均値を使用し
て複写が続けられる。
【0065】以上の制御機構により、光センサ51が正
常な出力を行っている場合は、制御系60のマスターC
PU40はこのセンサ出力に基づいてプロセスフィード
バック制御を行う一方、光センサ51の故障あるいは感
光体21表面のキズや帯電不良等により光センサ51が
異常な出力を行い、このセンサ出力が予め設定された制
御対象範囲から逸脱している場合には、マスターCPU
40は上記のセンサ出力を基にしたプロセスフィードバ
ック制御は行わず、代わりにRAM48に記憶されてい
る逸脱する直前までの光センサ51のセンサ出力による
制御結果の平均値を固定値として、以後、この固定値で
上記コピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
の制御を行う。
【0066】従って、光センサ51が故障しても直ちに
複写機は使用不能とはならず、引き続いて感光体21の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、光
センサ51が故障した時点で残っている原稿の複写を終
えた後に、光センサ51の修理あるいは交換を行うこと
ができる。即ち、複数枚の原稿を複写している途中で光
センサ51が故障しても、必要な複写が終了するまで複
写機を使用することができる。
【0067】また、マスターCPU40は光センサ51
の異常な出力を基にした制御を行わないため、光センサ
51の故障あるいは感光体21表面のキズや帯電不良等
が発生した場合でも、コピーランプ3や感光体21、あ
るいは帯電器22等の画像形成器に無理な電圧がかかっ
て損傷を引き起こすことはなく、マスターCPU40に
よるコピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
の制御の信頼性が向上する。また、複写機が破損して使
用不能に陥ることはない。
【0068】さらに、本実施例の複写機は、感光体21
の経時変化等による特性の劣化を検出するためのセンサ
として、光センサ51を備えた構成となっているが、光
センサ51の代わりに、図7に示すように、感光体21
の表面電位を検出する電位センサ55を感光体21の近
傍に備えた構成であってもよい。
【0069】この場合はマスターCPU40は、図6に
示すように、マスターCPU用ROM42に予め記憶さ
れているプログラムに従って、電位センサ55や図示し
ない各種操作キー等からの信号を受信し、これらの信号
に基づいて、スレーブCPU41に、図示しないミラー
ベースをA方向やその反対方向に移動させる信号等を発
信し、以下、光センサ51を使用したときと同様に制御
する。これにより、電位センサ55を使用した場合につ
いても、光センサ51を使用したときと同様の効果を得
ることができる。
【0070】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図1および図8に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。尚、前記の実施例1で示した構成部材と同一の構成
部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0071】図1に示すように、本実施例にかかる複写
機の制御系70のマスターCPU40は、コピーランプ
3、および帯電器22等の画像形成器の制御に用いる調
整値を光センサ51のセンサ出力を基にして算出する算
出手段としての機能をも有している。そして、上記のマ
スターCPU40は、例えば光センサ51の故障あるい
は感光体21表面のキズや帯電不良等により光センサ5
1が異常な出力を行い、このセンサ出力を基にして新た
に算出された調整値とRAM48に記憶されている直前
の調整値との差が予め許容された変化量の上限を越えて
いる場合には、新たに算出された調整値を用いずに、直
前の調整値に上記の変化量を加えて算出した調整値を用
いてコピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
を制御する構成となっている。また、マスターCPU4
0には図示しないタイマあるいはカウンタ等が接続され
ており、複写機本体1の電源をON後の経過時間を計測
するようになっている。その他の構成は、前記の実施例
1の構成と同一である。
【0072】上記構成の制御系70のマスターCPU4
0による制御機構を図8のフローチャートを参照して以
下に説明する。尚、以下の説明では、画像形成器である
帯電ユニット50や図示しない高電圧ユニット等のメイ
ンチャージ出力値、グリッド出力値、バイアス出力値、
および、コピーランプ3の電圧値等の各調整値のうち、
コピーランプ3の電圧値を制御する場合を一例に挙げて
説明する。
【0073】先ず、制御系70のマスターCPU40
は、発光素子52を発光させ、光センサ51でトナーパ
ッチの濃度を測定する(S31)。そして、光センサ5
1のセンサ出力に基づきマスターCPU40で演算処理
して、コピーランプ3の電圧Bを算出する(S32)。
【0074】次に、複写機本体1の電源がONされた
後、予め設定された所定時間が経過しているか否かが判
断される(S33)。尚、上記の所定時間は、マスター
CPU用ROM42に予め記憶されているプログラムで
設定され、また、その長さは種々の条件を考慮して決定
される。所定時間が経過していなければ、制御系70の
マスターCPU40は複写機本体1の電源がONされた
直後であると判断し、次に、S32にて算出された電圧
Bと、RAM48に記憶されている直前の電圧Aとの差
(A−B)が予め許容された電源ON直後の変化量±C
よりも小さいか否かが判断される(S34)。尚、上記
の変化量±Cは、マスターCPU用ROM42に予め記
憶されているプログラムで設定され、また、その数値は
種々の条件を考慮して決定されるが、電源ON直後の光
センサ51のセンサ出力は感光体21の温度あるいは感
度等により変化し易いので、後述の所定時間経過後の変
化量±Dよりも大きな数値に設定すればよい。
【0075】差(A−B)が許容された変化量±Cより
も小さければ、即ち、差(A−B)が変化量±Cの上限
を越えていなければ、電圧Bは制御対象範囲に入ってい
るので、制御系70のマスターCPU40は、コピーラ
ンプ3の電圧Aを電圧Bに変更して制御する(S3
5)。一方、差(A−B)が許容された変化量±Cより
も大きければ、即ち、差(A−B)が変化量±Cの上限
を越えていれば、電圧Bは制御対象範囲に入っていない
ので、マスターCPU40は、コピーランプ3の電圧A
を電圧Bに変更せず、代わりに電圧Aに上記の変化量±
Cを加えて算出した変更可能の上限である電圧(A±
C)に変更して制御する(S36)。
【0076】具体例を挙げて説明すると、例えば、予め
許容された電源ON直後の変化量±Cが±1Vに設定さ
れている場合、RAM48に記憶されている直前の電圧
Aが60Vで、マスターCPU40で算出された電圧B
が60.5Vであれば、差(A−B)は0.5Vとなり
変化量±C(±1V)よりも小さいので、電圧Bは制御
対象範囲に入る。よって、マスターCPU40は、コピ
ーランプ3の電圧A(60V)を電圧B(60.5V)
に変更して制御する(S35)。一方、RAM48に記
憶されている直前の電圧Aが60Vで、マスターCPU
40で算出された電圧Bが61.5Vであれば、差(A
−B)は1.5Vとなり変化量±C(±1V)よりも大
きく上限を越えるので、電圧Bは制御対象範囲に入らな
い。よって、マスターCPU40は、コピーランプ3の
電圧A(60V)を電圧B(61.5V)に変更せず、
代わりに電圧A(60V)に上記の変化量C(1V)を
加えて算出した変更可能の上限である電圧(A+C)
(61V)に変更して制御する(S36)。
【0077】上記のS33にて、所定時間が経過してい
れば、制御系70のマスターCPU40は複写機本体1
の電源がONされた直後ではないと判断し、次に、S3
2にて算出された電圧Bと、RAM48に記憶されてい
る直前の電圧Aとの差(A−B)が予め許容された所定
時間経過後の変化量±Dよりも小さいか否かが判断され
る(S37)。尚、上記の変化量±Dは、マスターCP
U用ROM42に予め記憶されているプログラムで設定
され、また、その数値は種々の条件を考慮して決定され
る。
【0078】差(A−B)が許容された変化量±Dより
も小さければ、即ち、差(A−B)が変化量±Dの上限
を越えていなければ、電圧Bは制御対象範囲に入ってい
るので、制御系70のマスターCPU40は、コピーラ
ンプ3の電圧Aを電圧Bに変更して制御する(S3
8)。一方、差(A−B)が許容された変化量±Dより
も大きければ、即ち、差(A−B)が変化量±Dの上限
を越えていれば、電圧Bは制御対象範囲に入っていない
ので、マスターCPU40は、コピーランプ3の電圧A
を電圧Bに変更せず、代わりに電圧Aに上記の変化量±
Dを加えて算出した変更可能の上限である電圧(A±
D)に変更して制御する(S39)。
【0079】具体例を挙げて説明すると、例えば、予め
許容された所定時間経過後の変化量±Dが±0.5Vに
設定されている場合、RAM48に記憶されている直前
の電圧Aが60Vで、マスターCPU40で算出された
電圧Bが60.3Vであれば、差(A−B)は0.3V
となり変化量±D(±0.5V)よりも小さいので、電
圧Bは制御対象範囲に入る。よって、マスターCPU4
0は、コピーランプ3の電圧A(60V)を電圧B(6
0.3V)に変更して制御する(S38)。一方、RA
M48に記憶されている直前の電圧Aが60Vで、マス
ターCPU40で算出された電圧Bが61Vであれば、
差(A−B)は1Vとなり変化量±D(±0.5V)よ
りも大きく上限を越えるので、電圧Bは制御対象範囲に
入らない。よって、マスターCPU40は、コピーラン
プ3の電圧A(60V)を電圧B(61V)に変更せ
ず、代わりに電圧A(60V)に上記の変化量D(0.
5V)を加えて算出した変更可能の上限である電圧(A
+D)(60.5V)に変更して制御する(S39)。
【0080】以上の制御機構により、光センサ51が正
常な出力を行い、このセンサ出力を基にして新たに算出
された調整値と、RAM48に記憶されている直前の調
整値との差が予め許容された変化量よりも小さい場合、
即ち、制御対象範囲に入っている場合には、制御系70
のマスターCPU40は新たに算出された調整値に基づ
いてプロセスフィードバック制御を行う一方、光センサ
51の故障あるいは感光体21表面のキズや帯電不良等
により光センサ51が異常な出力を行い、新たに算出さ
れた調整値が制御対象範囲から逸脱している場合には、
マスターCPU40は新たに算出された調整値を基にし
たプロセスフィードバック制御は行わず、代わりにRA
M48に記憶されている直前の調整値に変化量を加えて
算出した変更可能の上限である調整値に変更して、コピ
ーランプ3の制御を行う。
【0081】従って、光センサ51が故障しても直ちに
複写機は使用不能とはならず、引き続いて感光体21の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、光
センサ51が故障した時点で残っている原稿の複写を終
えた後に、光センサ51の修理あるいは交換を行うこと
ができる。即ち、複数枚の原稿を複写している途中で光
センサ51が故障しても、必要な複写が終了するまで複
写機を使用することができる。
【0082】また、マスターCPU40は光センサ51
の異常な出力を基にした制御を行わないため、光センサ
51の故障あるいは感光体21表面のキズや帯電不良等
が発生した場合でも、コピーランプ3や感光体21、あ
るいは帯電器22等の画像形成器に無理な電圧がかかっ
て損傷を引き起こすことはなく、マスターCPU40に
よるコピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
の制御の信頼性が向上する。また、複写機が破損して使
用不能に陥ることはない。
【0083】さらに、例えば電源ON直後の変化量の上
限を所定時間経過後の変化量の上限よりも大きな数値に
設定することにより、マスターCPU40は電源ON直
後のコピーランプ3を迅速に制御することができる。即
ち、電源ON直後の感光体21の感度が低下している状
態においても、感光体21の表面に鮮明な静電潜像を形
成することができ、複写機を使用することができる。
【0084】尚、本実施例においては、制御系70のマ
スターCPU40による制御機構を、コピーランプ3の
電圧値を制御する場合を一例に挙げて説明したが、勿
論、マスターCPU40は、画像形成器である帯電ユニ
ット50や図示しない高電圧ユニット等のメインチャー
ジ出力値、グリッド出力値、および、バイアス出力値等
の各調整値も同様にして制御するようになっている。そ
して、帯電ユニット50等の画像形成器の各調整値を制
御する場合についても、コピーランプ3の電圧値を制御
する場合と同様の効果を得ることができる。
【0085】また、本実施例の複写機は、感光体21の
経時変化等による特性の劣化を検出するためのセンサと
して、光センサ51を使用した構成となっているが、光
センサ51の代わりに、感光体21の表面電位を検出す
る電位センサ55を感光体21の近傍に備えた構成であ
ってもよい。そして、電位センサ55を使用した場合に
ついても、光センサ51を使用したときと同様の効果を
得ることができる。
【0086】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図1、図9および図10に基づいて説明すれば以
下の通りである。尚、前記の実施例1で示した構成部材
と同一の構成部材には、同一の符号を付記してその説明
を省略する。
【0087】図1に示すように、本実施例にかかる複写
機の制御系80のRAM(記憶手段)48は、光センサ
51のセンサ出力を基にして制御した制御結果および感
光体21の累積使用回数を記憶するようになっている。
上記の感光体21の累積使用回数は、例えば、マスター
CPU40に接続された図示しないカウンタ等により計
測されるようになっている。また、制御系80のマスタ
ーCPU40は、マスターCPU用ROM42に記憶さ
れているプログラムの実行により、上記のRAM48に
記憶されている前回までの制御結果および感光体21の
累積使用回数の履歴から、コピーランプ3および画像形
成器の次回の制御に用いる調整値および制御対象範囲を
算出する算出手段としての機能をも有している。
【0088】上記の調整値および制御対象範囲の算出方
法は、図10に示すように、先ず、感光体21の累積使
用回数、即ちカウンタのカウント数x(図10で横軸)
と、前回までの制御結果、即ちコピーランプ3および画
像形成器の電圧等の調整値y(図10で縦軸)とから、
例えば最小二乗法によりカウント数xと調整値yとの関
数y=f(x) を算出する。次に、この関数y=f(x) に
トナーパッチの濃度を測定した時点でのカウンタのカウ
ント数x0 を代入することにより、コピーランプ3およ
び画像形成器の電圧等の次回の調整値y0 を算出する。
そして、この調整値y0 を中心とした所定の範囲Y0
コピーランプ3および画像形成器の次回の制御対象範囲
とする。尚、上記の範囲Y0 は、マスターCPU用RO
M42に予め記憶されているプログラムで設定され、ま
た、その範囲は種々の条件を考慮して決定されるが、例
えば調整値y0 の99〜101%となるように予め設定
すればよい。
【0089】そして、上記のマスターCPU40は、例
えば光センサ51の故障あるいは感光体21表面のキズ
や帯電不良等により光センサ51が異常な出力を行い、
このセンサ出力を基にして新たに算出された調整値が、
RAM48に記憶されている制御結果および累積使用回
数から算出された調整値の制御対象範囲から逸脱してい
る場合には、新たに算出された調整値を用いずに、RA
M48に記憶されている制御結果および累積使用回数か
ら算出された調整値を用いてコピーランプ3、および帯
電器22等の画像形成器を制御する構成となっている。
その他の構成は、前記の実施例1の構成と同一である。
【0090】上記構成の制御系80のマスターCPU4
0による制御機構を図9のフローチャートを参照して以
下に説明する。
【0091】先ず、複写機本体1の電源が投入されて複
写機が使用可能となった後、先述の実施例1で示した制
御系60のマスターCPU40の制御機構と同様にし
て、制御系80のマスターCPU40は、発光素子52
を発光させ、光センサ51でトナーパッチの濃度を測定
する(S3)。そして、マスターCPU40は、光セン
サ51のセンサ出力に基づき演算処理して、画像形成器
である帯電ユニット50や図示しない高電圧ユニット等
のメインチャージ出力値、グリッド出力値、バイアス出
力値、および、コピーランプ3の電圧値等の各調整値を
算出する(S41)。
【0092】次に、マスターCPU40は、RAM48
に記憶されている前回までの制御結果および感光体21
の累積使用回数の履歴から、コピーランプ3および画像
形成器の次回の調整値(図10のy0 )および制御対象
範囲(図10のY0 )を算出する(S42)。その後、
S41にてセンサ出力から算出された各調整値がS42
にて算出された制御対象範囲に入っているか否かが判断
される(S43)。
【0093】各調整値が上記の制御対象範囲に入ってい
れば、マスターCPU40は上記の各調整値を感光体2
1の累積使用回数(図10のx0 )と共にRAM48に
ストアしてメモリを追加する(S44)。従って、後段
のステップは、センサ出力から算出された各調整値を使
用して進められる。尚、RAM48のメモリ容量には限
界があるが、メモリを追加する際にこの容量を越える場
合は、一番古い調整値をクリアしてメモリを追加するよ
うになっている。
【0094】一方、各調整値が上記の制御対象範囲に入
っていなければ、マスターCPU40はS41にてセン
サ出力から算出された各調整値を使用せず、代わりにS
42にて算出された調整値(y0 )を採用する(S4
5)。従って、後段のステップは、RAM48に記憶さ
れている制御結果および累積使用回数から算出された各
調整値を使用して進められる。
【0095】次に、制御系80のマスターCPU40は
複写機本体1の図示しないメインモータを駆動させ、感
光体21表面を帯電器22により所定の電位に帯電させ
る等の動作を行い(S8)、以後は先述の実施例1で示
した制御系60のマスターCPU40における制御機構
と同様に制御する。
【0096】以上の制御機構により、光センサ51が正
常な出力を行い、このセンサ出力を基にして新たに算出
された調整値が制御対象範囲に入っている場合には、制
御系80のマスターCPU40はセンサ出力から算出さ
れた調整値に基づいてプロセスフィードバック制御を行
う一方、光センサ51の故障あるいは感光体21表面の
キズや帯電不良等により光センサ51が異常な出力を行
い、このセンサ出力を基にして新たに算出された調整値
が制御対象範囲から逸脱している場合には、マスターC
PU40はセンサ出力から算出された調整値を基にした
プロセスフィードバック制御は行わず、代わりにRAM
48に記憶されている前回までの制御結果および感光体
21の累積使用回数の履歴から算出された調整値で上記
コピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器の制
御を行う。
【0097】従って、光センサ51が故障しても直ちに
複写機は使用不能とはならず、引き続いて感光体21の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、光
センサ51が故障した時点で残っている原稿の複写を終
えた後に、光センサ51の修理あるいは交換を行うこと
ができる。即ち、複数枚の原稿を複写している途中で光
センサ51が故障しても、必要な複写が終了するまで複
写機を使用することができる。
【0098】また、マスターCPU40は光センサ51
の異常な出力を基にした制御を行わないため、光センサ
51の故障あるいは感光体21表面のキズや帯電不良等
が発生した場合でも、コピーランプ3や感光体21、あ
るいは帯電器22等の画像形成器に無理な電圧がかかっ
て損傷を引き起こすことはなく、マスターCPU40に
よるコピーランプ3、および帯電器22等の画像形成器
の制御の信頼性が向上する。また、複写機が破損して使
用不能に陥ることはない。
【0099】さらに、本実施例の複写機は、感光体21
の経時変化等による特性の劣化を検出するためのセンサ
として、光センサ51を備えた構成となっているが、光
センサ51の代わりに、感光体21の表面電位を検出す
る電位センサ55を感光体21の近傍に備えた構成であ
ってもよい。そして、電位センサ55を使用した場合に
ついても、光センサ51を使用したときと同様の効果を
得ることができる。
【0100】
【発明の効果】請求項1の電子写真装置は、以上のよう
に、センサ出力を基にして制御した制御結果を記憶する
記憶手段を有すると共に、上記センサ出力が予め設定さ
れた制御対象範囲から逸脱している場合には、制御手段
はセンサ出力を基にした制御を行わずに、上記記憶手段
に記憶されている逸脱する直前の制御結果を基にして制
御する構成である。
【0101】これにより、センサが故障しても直ちに電
子写真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、セ
ンサが故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後
に、センサの修理あるいは交換を行うことができる。即
ち、複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障し
ても、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用す
ることができる。また、制御手段はセンサの異常な出力
を基にした制御を行わないため、センサの故障あるいは
感光体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光
源ランプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって
損傷を引き起こすことはなく、制御手段による光源ラン
プおよび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、
電子写真装置が破損して使用不能に陥ることはないとい
う効果を奏する。
【0102】請求項2の電子写真装置は、以上のよう
に、センサ出力を基にして制御した制御結果を記憶する
記憶手段を有すると共に、上記センサ出力が予め設定さ
れた制御対象範囲から逸脱している場合には、制御手段
はセンサ出力を基にした制御を行わずに、上記記憶手段
に記憶されている逸脱する直前までの制御結果の平均値
を基にして制御する構成である。
【0103】これにより、センサが故障しても直ちに電
子写真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、セ
ンサが故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後
に、センサの修理あるいは交換を行うことができる。即
ち、複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障し
ても、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用す
ることができる。また、制御手段はセンサの異常な出力
を基にした制御を行わないため、センサの故障あるいは
感光体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光
源ランプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって
損傷を引き起こすことはなく、制御手段による光源ラン
プおよび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、
電子写真装置が破損して使用不能に陥ることはないとい
う効果を奏する。
【0104】請求項3の電子写真装置は、以上のよう
に、光源ランプおよび画像形成器の制御に用いる調整値
をセンサ出力を基にして算出する算出手段を有すると共
に、新たに算出された調整値と直前の調整値との差が予
め許容された変化量の上限を越えている場合には、制御
手段は新たに算出された調整値を用いずに、直前の調整
値に上記変化量を加えて算出した調整値を用いて制御す
る構成である。
【0105】これにより、センサが故障しても直ちに電
子写真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、セ
ンサが故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後
に、センサの修理あるいは交換を行うことができる。即
ち、複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障し
ても、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用す
ることができる。また、制御手段はセンサの異常な出力
を基にした制御を行わないため、センサの故障あるいは
感光体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光
源ランプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって
損傷を引き起こすことはなく、制御手段による光源ラン
プおよび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、
電子写真装置が破損して使用不能に陥ることはないとい
う効果を奏する。
【0106】請求項4の電子写真装置は、以上のよう
に、変化量の上限が、電源ON後予め設定された所定時
間経過前と経過後とで異なる構成である。
【0107】これにより、例えば電源ON直後の変化量
の上限を所定時間経過後の変化量の上限よりも大きな数
値に設定することにより、制御手段は電源ON直後の光
源ランプおよび画像形成器を迅速に制御することができ
る。即ち、電源ON直後の感光体感度が低下している状
態においても、感光体の表面に鮮明な静電潜像を形成す
ることができ、電子写真装置を使用することができると
いう効果を奏する。
【0108】請求項5の電子写真装置は、以上のよう
に、センサ出力を基にして制御した制御結果および感光
体の累積使用回数を記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶された前回までの制御結果および累積使用回数の
履歴から、光源ランプおよび画像形成器の次回の制御に
用いる調整値および制御対象範囲を算出する算出手段と
を有すると共に、上記センサ出力を基にして新たに算出
された調整値が上記制御対象範囲から逸脱している場合
には、制御手段は新たに算出された調整値を用いずに、
上記記憶手段の記憶を基にして算出された調整値を用い
て制御する構成である。
【0109】これにより、センサが故障しても直ちに電
子写真装置は使用不能とはならず、引き続いて感光体の
表面に鮮明な静電潜像を形成することができるため、セ
ンサが故障した時点で残っている原稿の複写を終えた後
に、センサの修理あるいは交換を行うことができる。即
ち、複数枚の原稿を複写している途中でセンサが故障し
ても、必要な複写が終了するまで電子写真装置を使用す
ることができる。また、制御手段はセンサの異常な出力
を基にした制御を行わないため、センサの故障あるいは
感光体表面のキズや帯電不良等が発生した場合でも、光
源ランプや画像形成器、感光体に無理な電圧がかかって
損傷を引き起こすことはなく、制御手段による光源ラン
プおよび画像形成器の制御の信頼性が向上する。また、
電子写真装置が破損して使用不能に陥ることはないとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機に供される制
御系の構成を示すブロック図である。
【図2】制御系のマスターCPUにおける制御機構を示
すフローチャートである。
【図3】制御系の要部の構成を示すブロック図である。
【図4】複写機の概略構成図である。
【図5】制御系のマスターCPUにおける制御機構を示
すフローチャートである。
【図6】複写機に供される制御系の構成を示すブロック
図である。
【図7】複写機の概略構成図である。
【図8】制御系のマスターCPUにおける制御機構を示
すフローチャートである。
【図9】制御系のマスターCPUにおける制御機構を示
すフローチャートである。
【図10】カウント数と調整値との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 光学系 3 コピーランプ(光源ランプ) 21 感光体 22 帯電器(画像形成器) 23 現像部(画像形成器) 24 転写器 25 除電器 33 転写部 40 マスターCPU(制御手段、算出手段) 41 スレーブCPU 42 マスターCPU用ROM 43 コピーランプ点灯回路 44 スレーブCPU用ROM 48 RAM(記憶手段) 50 帯電ユニット(画像形成器) 51 光センサ(センサ) 52 発光素子 55 電位センサ(センサ) 60 制御系 70 制御系 80 制御系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸岡 了 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森本 潤 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の静電潜像が形成される感光体の経時
    変化による特性の劣化を検出するためのセンサを備え、
    このセンサのセンサ出力を基にして光源ランプおよび画
    像形成器を制御する制御手段を有する電子写真装置にお
    いて、 上記センサ出力を基にして制御した制御結果を記憶する
    記憶手段を有すると共に、上記センサ出力が予め設定さ
    れた制御対象範囲から逸脱している場合には、上記制御
    手段はセンサ出力を基にした制御を行わずに、上記記憶
    手段に記憶されている逸脱する直前の制御結果を基にし
    て制御することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】原稿の静電潜像が形成される感光体の経時
    変化による特性の劣化を検出するためのセンサを備え、
    このセンサのセンサ出力を基にして光源ランプおよび画
    像形成器を制御する制御手段を有する電子写真装置にお
    いて、 上記センサ出力を基にして制御した制御結果を記憶する
    記憶手段を有すると共に、上記センサ出力が予め設定さ
    れた制御対象範囲から逸脱している場合には、上記制御
    手段はセンサ出力を基にした制御を行わずに、上記記憶
    手段に記憶されている逸脱する直前までの制御結果の平
    均値を基にして制御することを特徴とする電子写真装
    置。
  3. 【請求項3】原稿の静電潜像が形成される感光体の経時
    変化による特性の劣化を検出するためのセンサを備え、
    このセンサのセンサ出力を基にして光源ランプおよび画
    像形成器を制御する制御手段を有する電子写真装置にお
    いて、 上記光源ランプおよび画像形成器の制御に用いる調整値
    を上記センサ出力を基にして算出する算出手段を有する
    と共に、新たに算出された調整値と直前の調整値との差
    が予め許容された変化量の上限を越えている場合には、
    上記制御手段は新たに算出された調整値を用いずに、直
    前の調整値に上記変化量を加えて算出した調整値を用い
    て制御することを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】上記変化量の上限が、電源ON後予め設定
    された所定時間経過前と経過後とで異なることを特徴と
    する請求項3記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】原稿の静電潜像が形成される感光体の経時
    変化による特性の劣化を検出するためのセンサを備え、
    このセンサのセンサ出力を基にして光源ランプおよび画
    像形成器を制御する制御手段を有する電子写真装置にお
    いて、 上記センサ出力を基にして制御した制御結果および上記
    感光体の累積使用回数を記憶する記憶手段と、この記憶
    手段に記憶された前回までの制御結果および累積使用回
    数の履歴から、光源ランプおよび画像形成器の次回の制
    御に用いる調整値および制御対象範囲を算出する算出手
    段とを有すると共に、上記センサ出力を基にして新たに
    算出された調整値が上記制御対象範囲から逸脱している
    場合には、上記制御手段は新たに算出された調整値を用
    いずに、上記記憶手段の記憶を基にして算出された調整
    値を用いて制御することを特徴とする電子写真装置。
JP4226043A 1992-01-17 1992-08-25 電子写真装置 Pending JPH05257357A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP4-6513 1992-01-17
JP651392 1992-01-17

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JPH05257357A true JPH05257357A (ja) 1993-10-08

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ID=11640496

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JP4226043A Pending JPH05257357A (ja) 1992-01-17 1992-08-25 電子写真装置

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