JPH0525686Y2 - - Google Patents

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JPH0525686Y2
JPH0525686Y2 JP1985126217U JP12621785U JPH0525686Y2 JP H0525686 Y2 JPH0525686 Y2 JP H0525686Y2 JP 1985126217 U JP1985126217 U JP 1985126217U JP 12621785 U JP12621785 U JP 12621785U JP H0525686 Y2 JPH0525686 Y2 JP H0525686Y2
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case
flow path
air
air flow
partition plate
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は圧縮空気用の除湿装置に係り、特に吸
着剤が収容されたケース内に螺旋状の仕切り部材
を配設した除湿装置に関する。
b 従来の技術 産業用または車両用の空圧機器においては、圧
縮空気中のドレンが種々の故障の原因になるた
め、除湿装置が使用されている。この除湿装置
は、例えば第3図に示す如く円筒状のケース1内
にシリカゲル等の吸着剤2を充填したものであつ
て、ケース1の一端は配管3によつて図示しない
コンプレツサに連結され、他端は別の配管4によ
つて空圧機器に連結されている。なお第3図中5
は孔あきプレート、6はフイルタである。
c 考案が解決しようとする問題点 上述した除湿装置は、特に車両用の場合はその
小型化とともに除湿性能の向上が要求されつつあ
るが、装置を小型化すると装置内における空気の
通過速度が大きくなるとともに吸着剤2との接触
時間も短くなり、装置から吐出される空気の乾燥
度が低下するという問題がある。
したがつて、上記除湿装置では、小型化を図る
ことが困難であつた。
そこで、上記問題点を解消すべく、ケース1内
に邪魔板あるいは仕切り板(図示せず)を配設
し、該ケース内における空気流路を折曲させて、
その空気流路長を長く設定することによつて、小
型化を図ることが提案されていた(実開昭58−
108131および実開昭56−3010)。
しかしながら、これらの前者の技術では、邪魔
板を同心円状に配設した構成なつていたので、こ
れらの邪魔板間に乾燥剤を隙間無く充填するのが
かなり難しく、熟練を要し、組立作業性が悪いた
め、量産に向かなかつた。
また、上記の後者の技術では、多数の孔または
スリツトを設けた複数枚の仕切り板を適宜配設し
て、空気流路を蛇行させる構成となつていたの
で、組み立てを行なう際して、各仕切り反の向き
を調整する必要があつた。
しかし、この各仕切り板の向きを調整する作業
は、乾燥剤の充填を同時に行う関係上、容易でな
く、組立作業性も悪く、しかも、孔やスリツトを
通過することによる圧力損失が大きいため、実際
上、実用にならなかつた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、
小型化を図ることができ、しかも、除湿性能およ
び組立作業性を向上させることができる除湿装置
を提供することを目的とする。
本考案では、上記目的を達成すべく、筒状のケ
ース内に吸着剤が充填され、その一端部に空気供
給口を有し、他端部に空気吐出口を有し、さら
に、上記ケース内に仕切り板を配設して、該ケー
ス内の空気流路を屈曲させ、もつて、その空気流
路長を長く設定した除湿装置において、上記仕切
り板を螺旋状に形成し、上記ケース内の空気流路
を軸線方向に沿つて螺旋状に形成した構成として
いる。
d 問題点を解決するための手段 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。本考案に係る除湿装置は、第1図に示す如
く従来よりも小型の円筒状のケース7内に第2図
に明示する螺旋状の仕切り部材8を軸線方向に沿
つて配設し、ケース7内の空所にシリカゲル等の
吸着剤2を充填したものである。仕切り部材8は
詳しくはゴムまたは軟質のプラスチツクにて一体
成形されたものであつて、軸8aのまわりに螺旋
状の仕切り板8bが固定されてなる。なお軸8a
の一端には仕切り板8bが設けられていない。こ
の仕切り部材8の圧入によつてケース7内に挿入
されており、仕切り板8bの外周部とケース7の
内周面とは気密的に圧着している。なお、ケース
7内の両端部近傍には孔あきプレート5とフイル
タ6が隣接して配設されている。
e 作用 除湿装置は上述の如く構成されてなり、配管3
によつて圧送されてきた圧縮空気はケース7の一
端に流入した後、孔あきプレート5によつてその
流れが半径方向に均一化され、フイルタ6を通過
する。仕切り部材8の一端には仕切り板8bが設
けられていないので、ケース7内におけるA部に
おいては空気の通過面積が比較的大きくなつてい
る。このためフイルタ6を通過した圧縮空気は比
較的低速で時間をかけつつ吸着剤2と接触する。
この結果、圧縮空気中の水分はその大部分がA部
の吸着剤2に吸着される。
A部を通過した圧縮空気はB部において仕切り
部材8の仕切り板8bによつてその直進を遮ら
れ、仕切り板8bの間を旋回しつつ流れる。この
際の旋回距離はB部の直線距離に比較して大幅に
長いため、圧縮空気中の残存水分はこのB部にお
いてさらに除湿され、高い乾燥度の空気となつて
吐出側のフイルタ6および孔あきプレート5を順
次通過した後、配管4を通して空圧機器に送られ
る。なお、B部においては圧縮空気が旋回しつつ
流れるため、ケース7の中央部に集中して流れや
すい空気流をケース7内の全体に分散させる効果
がある。このため、特にケース7内側面近傍にお
ける圧縮空気の停滞を防止でき、吸着剤2を効率
的に使用することができるので、高い吸湿作用を
発揮することができる。なおB部の流速としては
例えば15〜25cm/sec程度が適当である。
また、当該除湿装置では、螺旋状の仕切り板8
bを有する仕切り部材8を、吸着剤2の充填作業
とは別に、そのままケース7内に挿入することに
よつて組み付けることができるので、当該装置の
組立作業を容易かつ迅速に行うことができる。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考
案は上記実施例に限定されることなく種々の変形
が可能である。例えば上記実施例ではケース7内
をA部とB部で構成したが、B部のみで構成して
もよい。
f 考案の効果 以上説明したように、本考案に係る除湿装置に
よれば、ケース内に配設される仕切り板を螺旋状
に形成し、上記ケース内の空気流路を軸線方向に
沿つて螺旋状に形成した構成としているので、上
記空気流路長を長く設定することができる。
これにより、ケース内における空気の通過距離
および通過時間を大幅に増大させることができ、
空気と吸着剤との充分な接触を図ることが可能と
なるので、装置の小型化を容易に図ることができ
る。
また、本考案では、上記仕切り板を、吸着剤の
充填作業とは別に、そのまま上記ケース内に挿入
することによつて組み立てることができるので、
除湿装置の組立作業が容易であり、したがつて、
組立作業性の大幅な向上を図ることができる。
さらに、本考案では、上記ケース内における空
気流路を通過するすべての空気は上記仕切り板に
沿つて螺旋状に旋回しながら出口側に流れるよう
に構成しているので、上記空気流路内を流れるす
べての空気は、その遠心力により、上記空気流路
の中央に偏つて流れたりせず、上記空気流路の断
面領域全体に渡つて均一に分散されて流れるの
で、吸湿性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る除湿装置の縦
断面図、第2図は仕切り部材の側面図である。ま
た第3図は従来の除湿装置の縦断面図である。 2……吸着剤、5……孔あきプレート、6……
フイルタ、7……ケース、8……仕切り部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のケース内に吸着剤が充填され、その一端
    部に空気供給口を有し、他端部に空気吐出口を有
    し、さらに、上記ケース内に仕切り板を配設し
    て、該ケース内の空気流路を屈曲させ、もつて、
    その空気流路長を長く設定した除湿装置におい
    て、上記仕切り板を螺旋状に形成し、上記ケース
    内の空気流路を軸線方向に沿つて螺旋状に形成し
    たことを特徴とする除湿装置。
JP1985126217U 1985-08-19 1985-08-19 Expired - Lifetime JPH0525686Y2 (ja)

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JPS6235618U JPS6235618U (ja) 1987-03-03
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JPS6235618U (ja) 1987-03-03

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