JP2580870Y2 - ドライヤー - Google Patents

ドライヤー

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JP2580870Y2
JP2580870Y2 JP1992067967U JP6796792U JP2580870Y2 JP 2580870 Y2 JP2580870 Y2 JP 2580870Y2 JP 1992067967 U JP1992067967 U JP 1992067967U JP 6796792 U JP6796792 U JP 6796792U JP 2580870 Y2 JP2580870 Y2 JP 2580870Y2
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Japan
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dryer
cylinder
inner cylinder
silica gel
inlet
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卓司 生田
敏和 大西
純治 加藤
唯二 辻岡
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/06Controlling, e.g. regulating, parameters of gas supply
    • F26B21/08Humidity
    • F26B21/083Humidity by using sorbent or hygroscopic materials, e.g. chemical substances, molecular sieves

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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シリカゲルなどの吸湿
剤を用いてガス内の水分を吸収するドライヤーの形状に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ドライヤー41は、図
示すように、一端側に入口があり他端は閉塞されたアル
ミ製の外筒42と、その内部に、両端に入口及び出口を
有する同じくアルミ製の内筒43を設け、内,外筒の間
に吸湿剤としてたとえばシリカゲル44を充填してお
り、さらに最下部には網体45を張ることによって前記
シリカゲル44がこぼれ落ちることはないように構成さ
れている。
【0003】そして、このドライヤー41は、その開口
部の形状に適合する環状の溝6,流出路7,流入口9の
設けられた台座8に固定される。ガスは図中の矢印1
0,10に示すように流入口9より溝6を介してドライ
ヤー41内に流入して前記外筒42と内筒43の間を通
り、この間に前記シリカゲル44によってガス中の湿気
が吸収されて、矢印11のように流出路7へと導かれ
る。
【0004】このドライヤー41はたとえばガス分析装
置に用いられており、その全体の構成は図に示すよう
になっている。この図において、20はドライヤーユニ
ットを指しており、このドライヤーユニット20内でド
ライヤー41は2つ用いられている。(第1ドライヤー
を符号41aで、第2ドライヤーを符号41bで示
す。)
【0005】この図において、ガスの流れは2通りあ
り、その切換えを行うのが切換弁26である。まず、切
換弁26によってサンプルガス21が第1流路22aに
流れるように設定されている場合、サンプルガス21は
第1ドライヤー41aの方に流れ込むようになる。
【0006】そして、この第1ドライヤー41aによっ
てサンプルガス21を乾燥し、その後分析計25に送り
込まれる。また、分岐点24が設けられているために、
第1ドライヤー41aから流出した乾燥されたサンプル
ガス21の一部が第2ドライヤー41bの方に流れ込
み、さらに、分岐点27bとキャピラリ28bを通じて
排出される。このとき、第2ドライヤー41bは図外の
ヒーターによって加熱されており、第2ドライヤー41
b内のシリカゲル44が水分を放出しているが、前記乾
燥されたサンプルガス21によってこの水分を除去し第
2ドライヤー41bを再生させることができる。
【0007】次に、切換弁26を第2流路22bの方に
切換え、第2ドライヤー41b側のヒーターをOFF,
第1ドライヤー41a側のヒーターをONする。する
と、サンプルガス21は上述と逆に流れて、このサンプ
ルガス21は第2ドライヤー41bを通して吸湿され、
分析計25に供給されると共に、一部が第1ドライヤー
41aに供給され、第1ドライヤー41a内のシリカゲ
ル44が放出した水分を乾燥されたサンプルガスを用い
て除去し、第1ドライヤー41aを再生させることがで
きる。
【0008】上述の2通りの流れを交互に切換え動作す
ることにより、吸水再生動作させることによりシリカゲ
ル44を再利用できる。前記シリカゲル44は温度上昇
にともない吸水能力が低下するという特性を持っていお
り、吸湿時には反応熱のためシリカゲル44の温度は上
昇するために、この切換え動作は、分析計25に供給さ
れるサンプルガス21の水分濃度が−20℃飽和以上に
ならないように行う。このようにして、吸水再生動作が
繰り返される構成になっていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ドライヤー41においては、吸湿時における反応熱が内
部にこもってしまい、また、サンプルガス21の通過距
離が短いために吸湿効率が悪く、その吸水能力は図3の
実線Aに示すように短時間で低下し、前記吸水再生動作
の周期は120分弱と短くしなければならず、そのた
め、シリカゲル44の寿命も短くなるという問題があっ
た。
【0010】本考案は上記の点を考慮にいれてなされた
ものであって、ドライヤーの吸水能力を従来型よりも飛
躍的に向上させ、前記吸水再生動作の切換え時間を長く
することができ、さらに、吸湿剤の寿命をのばすことが
できるドライヤーを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、一端
側に入口を有し、他端は閉塞された外筒の内部に、両端
に入口及び出口を有する内筒を設け、内筒内部及び内,
外筒の間に吸湿剤を充填し、前記外筒の入口から流入し
たガスを、内,外筒の間を経て前記内筒の入口に導き、
さらに、内筒内部を経て内筒出口から排出させるドライ
ヤーであって、前記内筒出口と前記外筒の入口とを同じ
側に設け、筒の外壁面に平面視においてリング状の
状片よりなるフィンを設けるとともに、吸湿時において
吸湿剤に生ずる反応熱を外部に発散させるよう外筒の内
壁面に平面視においてリング状の帯状片よりなるフィン
を設けてあることを特徴とするドライヤーである。
【0012】
【作用】前述したようにドライヤーユニットは2つのド
ライヤーにより吸水再生の繰り返しを行っているが、吸
湿剤は温度上昇にともない吸水能力が低下するという特
質を持っており、吸湿中は反応熱のため吸湿剤の温度は
上昇する。そこで、本考案においては筒の外壁面に
平面視においてリング状の帯状片よりなるフィンを設
け、外筒の内壁面に平面視においてリング状の帯状片よ
りなるフィンを設けることにより、ガスと内部に充填さ
れた吸湿剤との接触面積を広くすると共にガスの通過距
離をガスを迂回させることで長くしており、また、前記
内筒の内部にも吸湿剤を入れることによっても、ガスの
通過距離を長くすることができるようにした上で、外筒
の内壁面に平面視においてリング状の帯状片よりなる前
記フィンを設けることによって、外部への反応熱の放熱
を促すようにし、吸湿剤の有効な利用により吸水能力の
飛躍的な向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本考案の一実施例の縦断面図であっ
て、図中の1はドライヤーの一例であるシリカゲルドラ
イヤーである。このシリカゲルドライヤー1は一端側に
入口があり他端は閉塞された例えば一般にアルミ製の外
筒2と、その内部に、両端に入口及び出口を有する同じ
くアルミ製の内筒3を設けている。また、この外筒2に
はその内壁面2bに平面視においてリング状の帯状片よ
りなるフィン2aが突設されており、内筒3にはその外
壁面3bに同じく平面視においてリング状の帯状片より
なるフィン3aが突設されている。この内筒3の内部及
び内,外筒の間に吸湿剤としてシリカゲル4を充填して
おり、さらに、最下部には網体5を張ることによって前
記シリカゲル4がこぼれ落ちることのないように構成さ
れている。この形状についてさらに明確に示すために、
外筒2,内筒3及びフィン2a,3aのみの構成を図2
に示す。
【0014】このシリカゲルドライヤー1は、内筒内に
シリカゲル4を充填し、内,外筒の間にフィン2a,3
aを突出させることによって、サンプルガス21(後
述)の通過距離を長くすると共に、これらのフィン2
a,3aによって、シリカゲル4と内筒3またはシリカ
ゲル4と外筒2との接触面積を大きくすると共にガスの
通過距離を長くし、また、前記内筒3の内部にも吸湿剤
4を入れることによっても、ガスの通過距離を長くする
ことができるようにした上で、フィン2aによって吸湿
時に生じる反応熱を発散させ、内部に熱がこもらないよ
うにすることによってシリカゲル4の吸湿効率を上げる
ことができる。さらに、再生時においても同じく効率を
上げることができる。
【0015】そして、このシリカゲルドライヤー1は、
その開口部の形状に適合する環状の溝6,流出路7,流
入口9の設けられた台座8に固定される。サンプルガス
21は図中の矢印10,10のようにガス流入口9より
溝6を介してシリカゲルドライヤー1内に流入して前記
外筒2と内筒3の間を通り、この間に前記シリカゲル4
によってガス中の湿気が吸収されて、矢印11のように
流出路7へと導かれる。
【0016】このシリカゲルドライヤー1は例えば、前
述した図に示すようなガス分析装置等に用いられてお
り、分析計25に送るサンプルガス21を乾燥させるの
に用いられる。
【0017】つぎに、本考案においては吸水効率が向上
しているが、その点について、図3を用いて説明する。
図3において、縦軸はシリカゲルドライヤー1を経て放
出されるサンプルガス21の水分濃度を示しており、こ
の値が小さいほどシリカゲルドライヤー1が多くの水分
を吸収したことになる。また、横軸は吸湿動作を始めて
からの経過時間を示すものである。このグラフにおい
て、実線Aは従来のドライヤー41によって吸湿したサ
ンプルガス21の水分濃度であり、破線Bは本考案のシ
リカゲルドライヤー1によって吸湿したサンプルガス2
1の水分濃度である。
【0018】図を見ると明らかなように破線Bの方が実
線Aよりはるかに長い時間水分濃度を小さく保つことが
できている。実際に測定に用いるための水分濃度の上限
が例えば−20℃飽和であるとすれば、本考案は従来例
よりも90分間も長く用いることができる。つまり、前
記ドライヤーユニット20の吸水再生動作においてその
周期を長くすることができ、結果としてシリカゲル4の
寿命を長くすることにもなる。
【0019】また、本実施例においては外筒2や内筒3
は例としてアルミによって作られており、吸湿剤として
シリカゲル4を用いたが、前記外筒2や内筒3の材料は
アルミに限られたものでなく、また、吸湿剤として他に
も適当な物質を用いてもよいことは言うまでもない。ま
た、前記台座8の形状やシリカゲルドライヤーユニット
20の構成についても本実施例に限られたものでないこ
とも明らかである。さらに、本考案のシリカゲルドライ
ヤー1はガス分析装置に用いられるとも限らない。
【0020】
【考案の効果】 以上のように本考案は、一端側に入口を
有し、他端は閉塞された外筒の内部に、両端に入口及び
出口を有する内筒を設け、内筒内部及び内,外筒の間に
吸湿剤を充填し、前記外筒の入口から流入したガスを、
内,外筒の間を経て前記内筒の入口に導き、さらに、内
筒内部を経て内筒出口から排出させるドライヤーであっ
て、内筒の外壁面に平面視においてリング状の帯状片よ
りなるフィンを設けると共に、外筒の内壁面に平面視に
おいてリング状の帯状片よりなるフィンを設け、これら
のフィンによって、吸湿剤との接触面積を大きくすると
共にガスの通過距離をガスを迂回させることで長くし、
また、前記内筒の内部にも吸湿剤を入れることによって
も、ガスの通過距離を長くすることができるようにした
上で、外筒の内壁面に設けた前記フィンによって吸湿時
の吸湿剤の反応熱を発散させることができ、吸湿剤の吸
水能力を飛躍的に向上することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のシリカゲルドライヤーの縦
断面図である。
【図2】本考案の一実施例のシリカゲルドライヤーの一
部切断斜視図である。
【図3】本考案の一実施例の吸水能力の時間変化を従来
例と比較して示すグラフである。
【図4】本考案のドライヤーを用いるガス分析装置の一
例を示す概略図である。
【図5】従来例のドライヤーの一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ドライヤー、2…外筒、2a…平面視においてリン
グ状の帯状片よりなるフィン、2b…外筒の内壁面、3
a…平面視においてリング状の帯状片よりなるフィン
3…内筒、3b…内筒の外壁面、4…吸湿剤、7…内筒
出口、9…外筒の入口
フロントページの続き (72)考案者 辻岡 唯二 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (56)参考文献 実開 昭58−108131(JP,U) 実開 昭62−35618(JP,U) 実開 平1−101626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 20/00 - 20/34 B01D 53/26 - 53/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に入口を有し、他端は閉塞された
    外筒の内部に、両端に入口及び出口を有する内筒を設
    け、内筒内部及び内,外筒の間に吸湿剤を充填し、前記
    外筒の入口から流入したガスを、内,外筒の間を経て前
    記内筒の入口に導き、さらに、内筒内部を経て内筒出口
    から排出させるドライヤーであって、前記内筒出口と前
    記外筒の入口とを同じ側に設け、筒の外壁面に平面視
    においてリング状の帯状片よりなるフィンを設けるとと
    もに、吸湿時において吸湿剤に生ずる反応熱を外部に発
    散させるよう外筒の内壁面に平面視においてリング状の
    帯状片よりなるフィンを設けてあることを特徴とするド
    ライヤー。
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JPH0624743U JPH0624743U (ja) 1994-04-05
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