JP3842476B2 - 乾式減湿システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾式減湿装置を用いた乾式減湿システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に用いられる空気を減湿する方法には冷却減湿の方法があるが、冷却減湿では露点が−5℃以上の空気しかできず、低露点(−50℃以下)には対応できない。そこでこのような低露点の空気を供給する空調機には、回転式のロータを用いた乾式減湿機が使用されている。乾式減湿装置は、塩化リチウムや塩化カルシウムなどの吸収液を含浸させたハニカム状のロータや、シリカゲル、ゼオライトなどの吸着材で構成したロータを備え、このロータの端面に位置する空気の通過域を減湿区域と再生区域とに仕切り、ロータを回転させながら減湿区域に処理空気を通過させて乾燥空気を作り出すと共に、再生区域に高温の再生空気を通過させることによって、前記吸収液や吸着材中の水分を再生空気中に蒸発させて、連続的に減湿処理を行うように構成されている。
【0003】
この場合、ロータが高温のまま減湿区域に移行すると、処理空気が減湿しないままロータを通過して露点を上昇させるので、低湿度に制御された空間からの還気など、低温の空気を通過させてロータを冷却するためのパージ区域が再生区域と減湿区域との間に設定されていることがある。特に乾式減湿装置を二段直列に系統接続し、一段目の乾式減湿装置で減湿させた空気を二段目の乾式減湿装置でさらに減湿させるように構成された二段式乾式減湿システムにおける二段目の乾式減湿装置のロータ端面には、かかるパージ区域が設定されることが多い。
【0004】
従来のこの種の乾式減湿システムに使用されている乾式減湿装置のロータを図に基づいて説明すると、図9、図10に示したように、乾式減湿装置100におけるロータ101の両端面にチャンバ102、103が配置されている。このロータ101の端面は、図10中の矢印に示したロータ101の回転方向順に、減湿区域101a、再生区域101b、パージ区域101cの3つの空気通過域に放射状に区画されている。またチャンバ102の外側端面には、これら各区域に対応して、ダクトなどに接続するための減湿入口102a、再生出口102b、パージ出口102cが形成されている。なおチャンバ103の外方端面にも、前記3つの区域に対応して減湿出口、再生入口、パージ入口が各々形成されている(いずれも図示せず)。
【0005】
そして前記ロータ101の3つの通過域である減湿区域101a、再生区域101b、パージ区域101cの区画割合は、放射状に区画形成されているときの中心角θで示すと、減湿区域101aの中心角θ1が225゜、再生区域101bの中心角θ2が90゜、パージ区域101cの中心角θ3が45゜に設定されていた。また各区域の空気の通過風量の割合は、これら通過域の面積に比例し、減湿区域101aに対して再生区域101bが0.4倍、パージ区域101cはその半分の0.2倍であった。このような区画割合、風量割合は、格別根拠があって定められたものではなく、これまで経験的に設定されていたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かかる構成を有する乾式減湿装置100は、一般の冷却減湿と比べて優れた減湿能力を有しているが、消費エネルギが多いのが難点であった。このような乾式減湿装置は、例えばリチウムイオン電池の製造工場における低露点空間に採用されているが、周知のようにこの種の製造工場は24時間稼働しており、かかる点に徴すると、エネルギの低減が強く求められているのが実情である。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ロータの再生に要する再生風量、並びにパージ風量を低減させ、結果的に減湿区域での処理量を増大させて、前記低露点(−50℃以下)の空気を供給する際の省エネルギの要請に応えようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1によれば、乾式減湿装置を用いて目的室に−50℃以下の低露点空気を供給するシステムであって、前記乾式減湿装置、及び系統を次のように構成したことを特徴としている。
すなわち、乾式減湿装置については、回転自在なロータ内に処理空気を通過させて当該処理空気を減湿させる構成を有し、前記ロータの端面側に位置する空気の通過域が、減湿区域と再生区域とパージ区域とに仕切られて、ロータの回転によって再生区域から減湿区域に移行する前にパージ区域が位置するようにこれら各区域が配置されている。そして前記減湿区域に対する再生区域の通過風量の比αを、減湿区域を1とした場合に、0.2≦α<0.4に設定し、また前記減湿区域に対するパージ区域の通過風量の比βを、減湿区域を1とした場合に、0.09≦β<0.2に設定する。
【0009】
一方空気の系統については、前記減湿区域を通過した空気が前記目的室に供給され、前記目的室からの還気と導入外気とが,同一の冷却コイルによって冷却された後の混合空気の一部が前記減湿区域に導入され、残りの一部が前記パージ区域に導入され、さらに前記パージ区域を通過した空気は、再生区域を通過した空気の一部と混合されて前記再生区域に導入されるように構成されている。
【0010】
発明者の知見によれば、このように前記系統を採用すると共に、減湿区域に対する再生区域の風量を0.2倍〜0.4倍未満、パージ区域の風量を0.09倍〜0.2倍未満に設定して、従来よりも再生風量、パージ風量を低減させても所期の減湿能力維持しつつ、前記低減させた分、減湿処理風量を従来より増加させることができる。したがって−50℃以下の低露点の給気を実現するためのエネルギが従来よりも少なくて済む。またパージ区域を通過した空気は再生区域を通過した空気の一部と混合されて前記再生区域に導入するようにしているから、再生区域入口の空気の湿度が低減され、その分従来よりも再生能力が向上している。したがって、この点からも省エネルギ効果が得られる。
【0011】
請求項2の乾式減湿システムは、前記乾式減湿システムにおいて、前記目的室からの還気と導入外気又は冷却減湿された後の導入外気との混合空気の一部が前記減湿区域に導入され、残りの一部が前記パージ区域に導入されるように構成し、さらに減湿区域に対する再生区域の通過風量の比αと、前記減湿区域に対するパージ区域の通過風量の比βが、各々減湿区域を1とした場合に、0.12≦α<0.2、0.12≦β<0.2に設定すると共にα=β、すなわち再生区域の風量とパージ区域の風量を同じに設定し、それに対応してパージ区域を通過した空気の全てを前記再生区域に導入する構成したものである。
【0012】
この場合も、請求項1と同様、従来よりも再生風量、パージ風量を低減させてその分、減湿処理風量を従来より増加させ、結果的に同じ−50℃以下の低露点を実現するためのエネルギが従来よりも少なくて済む。またパージ区域を通過した空気の全てを前記再生区域に導入するようにしたので、再生能力が高くなっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる乾式減湿装置システムの系統の概略を示しており、この乾式減湿システムは、目的室としての低露点空間Rに低露点空気を供給するシステムとして構成されている。
【0014】
外気OAは、外気ファン1によって外気導入ダクト2から導入されて、冷却コイル3によって冷却減湿される。冷却コイル3には、低露点空間Rから還気ファン4によって還気ダクト5から導入された還気RAも供給され、同様に冷却減湿されるようになっている。そして冷却コイル3によって各々冷却減湿された後の外気OAと還気RAは一旦混合され、その一部は処理空気として、乾式減湿装置11のロータ12における減湿区域12aに導入されるようになっている。
【0015】
乾式減湿装置11は、図2に示したように、回転するロータ12の両端面にチャンバ13、14が配置された構成を有している。各チャンバ13、14は、内部に3つの仕切板15、15、15が放射状に配置されており、チャンバ13、14内の空間を3つに仕切っている。これに対応して、ロータ12の端面には、図2、図3中の矢印に示したロータ12の回転方向順に、減湿区域12a、再生区域11b、パージ区域11cの3つの空気の通過域が区画形成されている。そしてチャンバ13の外側端面には、これら各区域に対応して、ダクトなどに接続するための減湿出口13a、再生入口13b、パージ出口13cが形成されている。なおチャンバ14の外方端面にも、前記3つの区域に対応して減湿入口14a、再生出口14b、パージ入口14cが各々形成されている。なおロータ12には、塩化リチウム、シリカゲル、ゼオライトなど、この種のロータに使用されている吸湿材が含浸されている。
【0016】
前記3つの通過区域である減湿区域12a、再生区域12b、パージ区域12cは、各々放射状に区画形成され、各々の通過区域の中心角θは、減湿区域12aの中心角θ1が270゜、再生区域12bの中心角θ2が60゜、パージ区域12cの中心角θ3が30゜に設定されている。したがって各々の通過区域の面積割合は、9:2:1となっている。なおロータ12の厚みは400mmであり、またロータ12の回転速度は、6回転/時である。
【0017】
ロータ12の減湿区域12aで減湿処理された空気は、低露点空間Rに給気SAとして供給されるようになっている。
【0018】
一方前記冷却コイル3で混合された空気のうち、残りの一部はパージ区域12cへと導入され、ロータ12の冷却が行われる。そしてパージ区域12cを通過して昇温した空気は、再生区域12bにおいてロータ12を再生した後の空気の一部と混合されて、加熱コイル6でさらに昇温された後、再生ファン7によってロータ12の再生区域12bに導入され、ロータ12の再生が行われる。再生区域12bにおいてロータ12を再生した後の空気の残りの一部は、排気EAとして系の外部へと排出されるようになっている。
【0019】
そして以上の構成により、第1の実施の形態にかかる乾式減湿システムにおいては、減湿区域12aに対する再生区域12bの通過風量の比α(以下、「再生α」という)が、減湿区域12aを1とした場合に、0.2に設定され、また減湿区域12aに対するパージ区域12cの通過風量の比β(以下、「パージβ」という)は、減湿区域12aを1とした場合に、0.1に設定されている。
【0020】
本実施の形態にかかる乾式減湿システムは以上のように構成されており、既述したように、外気OAと還気RAは、各々冷却コイル3によって冷却減湿された後一旦混合され、その一部は処理空気としてロータ12の減湿区域12aに導入され、そこで減湿処理された後、低露点空間Rへと給気SAとして供給される。他方、残り一部はロータ12のパージ区域12cに導入されてロータ12の冷却に使用される。そしてパージ区域12cを通過した空気の一部が、加熱コイル6によって加熱された後、ロータ12の再生区域12bに導入され、残りの一部はそのまま排気される。
【0021】
この場合、既述したようにロータ12端面に位置する減湿区域12aと再生区域12bとパージ区域12cとの各風量割合は、再生α=0.2、パージβ=0.1である。この点、発明者の知見によれば、図1の乾式減湿システムにおいて再生α、パージβを各々変更した場合には、各々図4、図5に示した特性が得られる。
【0022】
すなわち、図4はパージβ=0.2のとき、再生αを0.2〜0.4の間で変化させた場合のロータ12の減湿区域12aの出口の絶対湿度を示しており、また図5は、再生α=0.2のとき、パージβを0.05〜0.2の間で変化させたときのロータ12の減湿区域12aの出口の絶対湿度を示している。これによれば、低露点(−50℃以下)、すなわち絶対湿度が0.024/kg’以下にするためには、再生αが、0.2≦再生α<0.4であって、パージβが0.09≦β<0.2であればよいことになる。なお減湿処理入口温度は12℃、減湿処理入口湿度は1g/kg’再生入口温度は120℃である。
【0023】
それゆえ、第1の実施の形態にかかる前記図1の乾式減湿システムの前記風量割合によれば、前記条件を充足しており、低露点空間Rに対して、低露点(−50℃以下)の給気SAを供給できる。そして該システムに要する再生風量、パージ風量は従来よりも少ないものとなっているので、その分減湿区域12aに導入する風量を増大させることができる。したがって同一の低露点の給気を実現させるためのエネルギが従来よりも少なくて済む。発明者の試算によれば、ロータ12と同一のロータを使用した従来のシステムと比較すれば、30%程度のエネルギの低減が図れる。また換言すれば、同一風量の低露点空気を供給するシステムを構築する場合、ロータの大きさを従来の約2/3にすることができ、それに伴って他の冷却コイルなどのクーラ、加熱コイルなどのヒータ、その他ファン等を小さくすることができる。
【0024】
またこの第1の実施の形態にかかる乾式減湿システムでは、パージ区域12cを通過した空気を再生区域12bに導入するようにしているので、再生区域12bの入口空気の湿度が従来よりも低減しており、その分減湿区域12aに導入する処理空気が高い露点温度でも利用できる。したがって、従来処理空気の露点温度が高い場合には、この種の乾式減湿装置を2段に直列接続して対応していたが、本実施の形態のように、1つの乾式減湿装置11の1段構成でも対応できる範囲が増加する。
【0025】
次に第2の実施の形態について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる乾式減湿システムの系統の概略を示しており、図中、第1の実施の形態と同一の符号で示される装置等は、各々同一の装置を示している。この第2の実施の形態にかかる乾式減湿システムにおいては、まずロータ12の端面の空気の通過域の面積割合を次のように設定している。すなわち、図7に示したように、減湿区域12aの中心角θ1が290゜、再生区域12bの中心角θ2が35゜、パージ区域12cの中心角θ3が35゜に各々設定されている。
【0026】
そして系統自体もより簡素化し、パージ区域12cを通過して昇温した空気をそのまま全て加熱コイル6で加熱して、再生ファン7によってロータ12の再生区域12bに導入するようにしている。
【0027】
この第2の実施の形態は以上の構成を有しており、ロータ12の端面の通過域の割合を図7のように設定し、さらにパージ区域12cを通過した空気を全て再生区域12bに導入するようにしたので、再生α=パージβであり、また再生α、パージβとも約0.121となっている。
【0028】
この点に関し、発明者の知見によれば、図6の乾式減湿システムにおいて再生α=パージβとして、再生αを各々変更した場合には、図8に示した特性が得られる。したがって、これによれば、低露点(−50℃以下)、すなわち絶対湿度が0.024/kg’以下にするためには、0.12≦再生α=パージβであればよいことになる。なお減湿処理入口温度は12℃、減湿処理入口湿度は1g/kg’再生入口温度は120℃である。
【0029】
したがって、図6に示した第2の実施の形態にかかる乾式減湿システムの前記条件によれば、低露点空間Rに対して、低露点(−50℃以下)の給気SAを供給でき、しかもそれに要する再生風量、パージ風量とも従来よりも少なくて済んでいる。それゆえ同一の低露点を実現させるためのエネルギが従来よりも少なくて済む。もちろん第1の実施の形態と同様、同一風量の低露点空気を供給するシステムを構築する場合、ロータの大きさを従来よりも小さくすることができ、それに伴って他の冷却コイルなどのクーラ、加熱コイルなどのヒータ、ファン等を小さくすることができる。また系統自体も簡素化されている。
【0030】
なお前記した第1の実施の形態、第2の実施の形態において用いたロータ12端面における減湿区域12a、再生区域12b、パージ区域12cの区画割合は、本発明の再生α、パージβの比、並びに系統の種類に応じて、適宜変更することが可能である。また前記各実施の形態は、乾式減湿装置11を一段で使用した例であったが、同種の乾式減湿装置を多段に直列に系統接続して配置し、一段目で減湿された後の導入外気を二段目の乾式減湿装置のロータの減湿区域に導入して減湿処理するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、目的空間に−50℃以下の低露点の空気を供給する場合に、従来の同種の乾式減湿装置を用いた減湿システムよりも、運転に必要なエネルギを低減することが可能であり、しかも送風機、ヒータ、クーラなどの各種設備機器もコンパクトにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる乾式減湿システムの構成の概略を示す説明図である。
【図2】図1の乾式減湿システムに用いた乾式減湿装置の分解斜視図である。
【図3】図2の乾式減湿装置のロータの軸方向からみた説明図である。
【図4】図1の乾式減湿システムにおいて再生αを変更した場合のロータの減湿区域の出口の絶対湿度の変化を示すグラフである。
【図5】図1の乾式減湿システムにおいてパージβを変更した場合のロータの減湿区域の出口の絶対湿度の変化を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる乾式減湿システムの構成の概略を示す説明図である。
【図7】図6の乾式減湿システムに用いた乾式減湿装置のロータの軸方向からみた説明図である。
【図8】図6の乾式減湿システムにおいて再生αを変更した場合のロータの減湿区域の出口の絶対湿度の変化を示すグラフである。
【図9】従来の二段式乾式減湿システムに用いられている二段目の乾式減湿装置のロータ部分の斜視図である。
【図10】図9の乾式減湿装置のロータの軸方向からみた説明図である。
【符号の説明】
3 冷却コイル
6 加熱コイル
11 乾式減湿装置
12 ロータ
12a 減湿区域
12b 再生区域
12c パージ区域
R 低露点空間
OA 外気
RA 還気
SA 給気
EA 排気

Claims (2)

  1. 乾式減湿装置を用いて目的室に−50℃以下の低露点空気を供給するシステムであって、
    前記乾式減湿装置は、回転自在なロータ内に処理空気を通過させて当該処理空気を減湿させる構成を有し、前記ロータの端面側に位置する空気の通過域が、減湿区域と再生区域とパージ区域とに仕切られて、ロータの回転によって再生区域から減湿区域に移行する前にパージ区域が位置するようにこれら各区域が配置され、さらに前記減湿区域に対する再生区域の通過風量の比αが、減湿区域を1とした場合に、 0.2≦α<0.4 に設定され、
    また前記減湿区域に対するパージ区域の通過風量の比βが、減湿区域を1とした場合に、 0.09≦β<0.2 に設定され、
    前記減湿区域を通過した空気が前記目的室に供給され、前記目的室からの還気と導入外気とが,同一の冷却コイルによって冷却された後の混合空気の一部が前記減湿区域に導入され、残りの一部が前記パージ区域に導入され、さらに前記パージ区域を通過した空気は、再生区域を通過した空気の一部と混合されて前記再生区域に導入されるように構成されたことを特徴とする、乾式減湿システム。
  2. 乾式減湿装置を用いて目的室に−50℃以下の低露点空気を供給するシステムであって、
    前記乾式減湿装置は、回転自在なロータ内に処理空気を通過させて当該処理空気を減湿させる構成を有し、前記ロータの端面側に位置する空気の通過域が、減湿区域と再生区域とパージ区域とに仕切られて、ロータの回転によって再生区域から減湿区域に移行する前にパージ区域が位置するようにこれら各区域が配置され、さらに前記減湿区域に対する再生区域の通過風量の比αと、前記減湿区域に対するパージ区域の通過風量の比βが、各々減湿区域を1とした場合に、
    0.12≦α<0.2、
    0.12≦β<0.2、
    α=β に設定され、
    前記減湿区域を通過した空気が前記目的室に供給され、前記目的室からの還気と導入外気又は冷却減湿された後の導入外気との混合空気の一部が前記減湿区域に導入され、残りの一部が前記パージ区域に導入され、さらに前記パージ区域を通過した空気の全てが前記再生区域に導入されるように構成されたことを特徴とする、乾式減湿システム。
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