JPH0525602Y2 - - Google Patents

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JPH0525602Y2
JPH0525602Y2 JP1986161571U JP16157186U JPH0525602Y2 JP H0525602 Y2 JPH0525602 Y2 JP H0525602Y2 JP 1986161571 U JP1986161571 U JP 1986161571U JP 16157186 U JP16157186 U JP 16157186U JP H0525602 Y2 JPH0525602 Y2 JP H0525602Y2
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JP
Japan
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mode
ultrasonic
display
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frame memory
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はMモード表示が可能な超音波診断装
置に関する。
〔従来の技術〕
超音波診断装置の画像表示方法の代表的なもの
としてはBモード表示があるが、これだけでは情
報が不十分な場合、生体組織の所望の部分の時間
的な変動を示すMモード表示が行われている。こ
こで、同一画面上に複数箇所のMモード像を並べ
て表示させたい要求があつた。
この要求を満たす従来例としては、特開昭60−
165946号公報に記載の装置がある。これはBモー
ド表示されている断層像の任意の部分のMモード
像を得るために、画像メモリ部中の任意の部分の
信号のみを抽出し、抽出画像メモリ部に転送して
いる。そして、Bモード表示用のモニタテレビと
は別のMモード表示専用のモニタテレビでMモー
ド画像を表示している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来例では信号処理された反射
信号は全部一旦Bモード用の画像メモリ部に書込
まれ、それから所望の線分上の画像信号のみをア
ドレス制御により読出して、Mモード用の抽出画
像メモリ部に転送している。そのため、制御が複
雑になるとともに、処理に時間がかかるという欠
点があつた。さらに、この従来例では、Mモード
表示は画像メモリから指定線分アドレスに基づい
て抽出した画像データをそのままモニタテレビに
供給することにより行なつているので、指定する
線分の長さはモニタテレビ画面の縦方向の長さに
制限される。そのため、複数本の線分を指定する
場合には、各線分の長さを短くしなければならな
い。
この考案は上述した事情に対処すべくなされた
もので、その目的は複数箇所のMモード像を簡単
な構成で同一画面上で比較観察でき、診断能力を
高めることができる超音波診断装置を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による超音波診断装置は超音波探触子
2と、1列分のデータが隣接する列に順次シフト
していくスクロール機能を有するフレームメモリ
9と、超音波探触子2の走査線の中の任意の複数
の走査線を指定する指定部7と、超音波探触子2
からこれらの指定された走査線のエコー信号が出
力される時、これらのエコー信号をフレームメモ
リ9の1列内のそれぞれの所定の領域に指定され
た走査線数に応じて圧縮して書込む手段5と、フ
レームメモリから読出された複数チヤンネルのM
モード画像を同一画面に並列的に表示する表示手
段11を具備する。
〔作用〕
この考案による超音波診断装置によれば、指定
された走査線のエコー信号のみがそのデータを圧
縮されてフレームメモリの1列内の所定の領域
に、スクロールに同期して書込まれ、これにより
同一表示画面内に複数のMモード画像が並列に表
示される。
〔実施例〕
以下図面を参照してこの考案による超音波診断
装置の一実施例を説明する。
第1図は第1実施例のブロツク図である。被検
体1に電子セクタ走査式の超音波探触子2が接触
されている。超音波探触子2は配列された複数の
超音波振動子を具備する。同期制御器6、デイジ
タル可変遅延・パルス発生器13、高周波パルス
発信器4、超音波探触子2により超音波送信部が
形成される。同期制御器7にはキーボード7が接
続される。一方、超音波探触子2、アナログ可変
遅延・加算器14、受信器3によりエコー信号受
信部が形成される。
セクタ走査された超音波のエコー信号は受信器
3によりサンプリング、A/D変換され、各走査
線毎に512個のデータとされる。受信器3の出力
がラインメモリ15に書込まれる。ラインメモリ
15は計4ライン分の容量があり、Mモード用の
ラインメモリが1つ、Bモード用のラインメモリ
が3つ設けられている。Bモード用に3ラインメ
モリが設けられているのはセクタBモード画像を
得るためには補間が必要であるからである。
ラインメモリ15の出力はデータセレクタ5に
よりBモード用の第1のフレームメモリ8、Mモ
ード用の第2のフレームメモリ9のいずれかに書
込まれる。フレームメモリ8,9から読出された
信号はデータセレクタ10によりいずれか1つが
選択され、表示部11(CRT)で表示される。
フレームメモリ8,9から読出された信号は外部
記憶装置としてのフロツピーデイスク12にも記
録される。データセレクタ5、フレームメモリ
8,9、フロツピーデイスク12は同期制御器6
により制御される。ラインメモリ15、データセ
レクタ5、同期制御器6、フレームメモリ8,
9、データセレクタ10はデイジタルスキヤンコ
ンバータ18を構成する。
キーボード7から走査開始信号が入力される
と、同期制御器6は1/30秒毎に128走査行なわせ
るように260μ秒毎につき1個の同期パルスを発
生し、この同期パルスに同期してデイジタル可変
遅延・パルス発生器13からパルスを発生させ
る。このデイジタル可変遅延・パルス発生器13
は0〜127まで128回走査する時、第2図に示すよ
うにN個の配列振動子からの超音波ビームの波面
がθ方向で一致するように、各振動子を駆動する
タイミングを可変遅延回路により遅延させる。各
可変遅延回路の遅延時間τi(iは1〜N)は次の
ように表わされる。
τi=((i−1)d sinθ)/c ……(1) 遅延されたパルスは高周波パルス発生器4に送
られ、高周波パルスを発振させ、超音波探触子2
を振動させて超音波ビームを被検体1へ走波させ
る。
超音波探触子2から被検体1へ走波された超音
波ビームは音響インピーダンスの異なる面で反射
され、反射エコーとして超音波探触子2に返つて
くる。超音波探触子2に返つてきた反射エコーは
アナログ可変遅延・加算器14に送られる。
アナログ可変遅延・加算器14の構成を第3図
に示す。受信信号はそれぞれ各振動子の駆動タイ
ミングの遅延時間と同じだけ遅延時間を与えられ
てから加算され、θ方向のみの反射波のみが強め
合つて、その方向だけの指向性が得られる。この
様子を第4図に示す。
この信号が受信器3に送られ、超音波探触子2
から被写体の深さ方向の1ラインデータがA/D
変換され、256階調の輝度情報としてラインメモ
リ15に格納される。これが128走査中の1走査
になる。
ラインメモリ15に書込まれたデータはデータ
セレクタ5に送られ、同期制御器6が発生する同
期パルスのタイミングでフレームメモリ8、また
は9に書込まれる。
Mモード表示の場合は、データセレクタ5の出
力はMモード表示用のフレームメモリ9に書込ま
れる。フレームメモリ9は同期制御器6の制御に
より、第5図に示すように1/30秒毎に1ラインシ
フト(スクロール)するように構成されている。
つまり、ある1走査ラインのデータをラインメモ
リ9に書込み、1/30秒毎に同期してフレームメモ
リ9の0列に書込むと、フレームメモリ9の0列
のデータは1列へ、1列のデータは2列へと順次
スクロールするので、表示部11の画面にMモー
ド画像が表示される。
ここで、4チヤンネルのMモード表示について
考えると、1ラインのサンプル数は256個であり、
表示部11の水平走査線は512本であるので、4
チヤンネル分のMモードデータと走査線を1対1
に対応させることができない。そのため、Mモー
ドデータと走査線を2対1に対応させる必要があ
る。そこで、第6図に示すように、1ラインのM
モードデータの隣接する2データ、例えばライン
メモリの0,1番地のデータの平均値をフレーム
メモリの(0,0)番地に、ラインメモリの1,
2番地のデータの平均値をフレームメモリの
(0,1)番地に、以下同様にラインメモリの
254,255番地のデータの平均値をフレームメモリ
の(0,127)番地に格納する。これは同期制御
器6の制御により行われる。同様にして、他の3
本の走査線のMモードデータもフレームメモリの
(0,128)〜(0,511)番地に格納される。
Mモードデータを得る走査線を指定する動作を
説明する。先ず、表示部11にBモード画像を表
示させておく。すなわち、受信器3からの受信信
号がBモード用の3つのラインメモリに書込ま
れ、データセレクタ5,10は第1のフレームメ
モリ8を選択する。Bモード画像の一例を第7図
aに示す。
ここで、キーボード7からMモードセレクト信
号が入力されると、Bモード画像のセクタの中心
から外側に向かつて、例えば第7図aのOAのよ
うに1ラインが表示され、そのラインが0〜127
の走査位置を順次変化していく。
そして、Mモード表示を行ないたい箇所にライ
ンが一致した時に、さらにキーボード7からMモ
ードセレクト信号を入力する。この動作が所望回
数だけ繰返される。これにより、Mモード表示を
したい複数の走査線が指定される。
この後、さらにキーボード7からMモードセレ
クト信号が入力されると、表示部11のBモード
画像がMモード画像に切替わる。すなわち、デー
タセレクタ5,10は第2のフレームメモリ9を
選択する。Mモード画像の一例を第7図bに示
す。ここでは、第7図aの走査線OA,OBが指
定されているとする。そして、超音波探触子2に
よる超音波ビームのセクタ走査中に、走査線が指
定した走査線に一致すると、受信器3の出力がM
モード用のラインメモリに書込まれる。そして、
ラインメモリ15の出力がスクロールに同期して
フレームメモリ9に書込まれる。このデータが1/
30秒毎にフレームメモリ9の内部をスクロールさ
れ、Mモード表示が行われる。
第8図は上述した動作を示すフローチヤートで
ある。
このように第1実施例の超音波診断装置によれ
ば、複数箇所のMモード像を簡単な構成で同一画
面上で比較観察でき、診断能力を高めることがで
きる。
次に、この考案による超音波診断装置の第2実
施例を説明する。第9図は第2実施例のブロツク
図である。第1実施例は電子セクタ走査式の超音
波探触子を用いているのに対して、第2実施例は
メカニカル走査式の超音波探触子(スキヤナ)を
用いている。スキヤナ20は超音波振動子22、
角度検出器24、モータ26からなる。超音波振
動子22はリンク機構を介してモータ26に接続
され、モータ26により回転される。超音波振動
子22の回転角度は角度検出器24により検出さ
れる。角度検出器24は直線形のポテンシオメー
タ等で構成されている。同期制御器6にスキヤナ
コントロール28、送信器30が接続される。送
信器30は超音波振動子22に接続され、スキヤ
ナコントロール28は角度検出器24、モータ2
6に接続され、これにより超音波送信部が構成さ
れる。超音波振動子22の出力は受信器3に接続
され、スキヤナコントロール28に同期制御器6
が接続されることにより、エコー信号受信部が形
成される。デイジタルスキヤンコンバータ18の
構成は第1実施例と同様である。
第2実施例の動作を説明する。同期制御器6に
より、スキヤナコントロール28へモータ26を
始動させる信号を送信する。モータ26を回転さ
せることにより、超音波振動子22の振動面は左
右に振られ、被検体がセクタ走査される。この振
動面の走査角度が角度検出器24により検出さ
れ、スキヤナコントロール28を介して同期制御
器6に走査角度データが供給される。
同期制御器6は振動面の走査角度が一定間隔の
走査角度に一致すると、送信器30へ同期パルス
を送信し、送信器30より送信パルスを発生させ
る。この送信パルスにより、振動子22は振動
し、超音波ビームを被検体1へ送波する。
超音波振動子22から被検体1へ送波された超
音波ビームの反射エコーが受信器3で受信されて
からの動作は第1実施例と同様である。このた
め、第1実施例と同様の効果が得られる。
なお、この考案は上述した実施例に限定され
ず、考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
である。例えば、セクタスキヤン方式ではなく、
リニアスキヤン方式でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば被検体
をBモード表示により診断して十分な結果が得ら
れない場合に、所望の診断部位を走査線により指
示すれば、これらの部位のMモード表示が同一の
画面内に並べられ、これらを比較検討することに
より、診断能力を高めることができる簡単な構成
の超音波診断装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による超音波診断装置の第1
実施例のブロツク図、第2図は第1図のデイジタ
ル可変遅延・パルス発生器のブロツク図、第3図
は第1図のアナログ可変遅延・パルス発生器のブ
ロツク図、第4図は第3図のアナログ可変遅延・
パルス発生器の動作を示す図、第5図はMモード
用のフレームメモリのスクロール動作を示す図、
第6図はラインメモリのデータのMモード用のフ
レームメモリへの書込み動作を示す図、第7図
a,bはそれぞれBモード表示、Mモード表示の
一例を示す図、第8図は第1実施例の動作を示す
フローチヤート、第9図はこの考案による超音波
診断装置の第2実施例のブロツク図である。 2……超音波探触子、5,10……データセレ
クタ、6……同期制御器、8,9……フレームメ
モリ、11……表示部、15……ラインメモリ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超音波送受信方向を可変して被写体を走査する
    超音波送受信手段と、 前記超音波送受信手段から出力される超音波走
    査線毎の受信データを記憶するラインメモリ手段
    と、 前記ラインメモリ手段と接続され、少なくとも
    1フレーム分の前記受信データを記憶する第1フ
    レームメモリ手段と、 前記ラインメモリ手段と接続され、前記ライン
    メモリ手段の出力が列方向の記憶領域に書込ま
    れ、各列の記憶領域のデータが順次隣接する列の
    記憶領域にシフトするスクロール機能を有する第
    2フレームメモリ手段と、 前記表示手段の表示モードをBモード、Mモー
    ドのいずれかに選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された表示モードに応
    じて前記第1、第2フレームメモリ手段のいずれ
    かに接続される表示手段と、 前記選択手段によりBモードが選択された時、
    前記ラインメモリ手段の受信データを前記第1フ
    レームメモリ手段に順次書込み、前記表示手段に
    Bモード像を表示させるBモード表示手段と、 前記表示手段に表示されているBモード像中の
    任意の1本または複数本の超音波走査線を指定す
    る指定手段と、 前記選択手段によりMモードが選択され前記指
    定手段により複数本の超音波走査線が指定された
    時、超音波送受信手段の超音波送受信方向が前記
    指定手段により指定された超音波走査線と一致す
    ると前記ラインメモリ手段の受信データを指定さ
    れた超音波走査線の本数に応じて圧縮して前記第
    2フレームメモリ手段の1列分の記憶領域に書込
    み、複数本の超音波走査線のMモード像を前記表
    示手段の画面上に縦方向に並べて表示させるMモ
    ード表示手段とを具備することを特徴とする超音
    波診断装置。
JP1986161571U 1986-10-23 1986-10-23 Expired - Lifetime JPH0525602Y2 (ja)

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JPS6368307U JPS6368307U (ja) 1988-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002306474A (ja) * 2001-04-05 2002-10-22 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波撮像装置、超音波撮像方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165946A (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 富士通株式会社 超音波診断装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60165946A (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 富士通株式会社 超音波診断装置

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