JPH08131444A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH08131444A
JPH08131444A JP6270042A JP27004294A JPH08131444A JP H08131444 A JPH08131444 A JP H08131444A JP 6270042 A JP6270042 A JP 6270042A JP 27004294 A JP27004294 A JP 27004294A JP H08131444 A JPH08131444 A JP H08131444A
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JP
Japan
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ultrasonic
scanning line
scanning
read
memory
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JP6270042A
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Inventor
Atsushi Osawa
篤 大澤
Masahiko Gondo
雅彦 権藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口合成法に基づき素子の配列ピッチを越え
た走査線密度を得、走査線密度を向上させ優れた画質の
超音波断層像を得る。 【構成】 メモリ用マルチプレクサ7は、書き込みアド
レス発生回路17にて指定された第1及び第2波形メモ
リ部15、16の記憶番地にA/Dコンバータ6を介し
た超音波素子T1〜Tnの出力を時系列的な超音波走査
線データとして選択的に送り出す。第1及び第2合成処
理部8、9は、第1及び第2読みだしアドレス発生部1
8、19により、全体コントロール部13の制御に基づ
き第1及び第2波形メモリ部15、16に格納された時
系列的な超音波走査線データを読み出す。読み出された
超音波走査線データは、第1及び第2加算回路20、2
1により開口合成法によって合成され2方向の超音波走
査線が形成され画像構成部10に出力され、高密度な超
音波断層像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を生体に送波
し、生体組織からの反射信号を受信して、高い走査線密
度で生体内の超音波断層像を得るに関する。
【0002】
【従来の技術】人体などの生体に超音波を送信し、生体
の組織で反射したエコー信号を受信して、生体内の断層
像を得る超音波診断装置は診断医療の分野において広く
用いられ、重要な役割を担ってる。特に複数の超音波振
動素子(以下、素子と記す)をアレイ状に配列し、これ
らの素子を順次一定時間と一定間隔で電子的に高速で切
り換えることで断層像を得る、電子走査型の診断装置が
主流となっている。
【0003】この種の診断装置の中に“開口合成法”と
呼ばれる手法を応用したものがあるが、まず図4を用い
てこの手法の原理を説明する。
【0004】図4において、T1〜T5は素子で、直線
状に配列されている。まず、これらの素子を走査させて
順次超音波パルスTWを送信し、送信した素子と同じ素
子で反射体Pからのエコー信号RWを受信して記録す
る。
【0005】次に、反射体Pの超音波像を形成するため
に、反射体Pにフォーカスを結ぶ処理を行う。すなわ
ち、各素子と反射体P間を超音波が往復するのに要する
時間だけずれた、時間位置にあるエコー信号同士を加算
すればよく、開口径(1度に合成する範囲)をLと仮定
すると、図中の双曲線S(以下、波面ローカスと書くこ
ととする)上にあるエコー信号の振幅、E1,E2,E
3を加算することに相当する。このような処理を、フォ
ーカスを結ぶ位置を時間(距離)方向tに順次移動しな
がら行い、図中GLのような超音波走査線を形成する。
【0006】実際の装置においては、各素子からの受信
信号を一旦A/D変換し、画像化領域からのエコー信号
を時系列データとしてすべて1つの合成処理部のメモリ
に格納した後、上述した開口合成法に基づく処理を行
う。そして開口径を素子のピッチ分だけ順次移動しなが
ら、同様の処理を繰り返して行い、画像化領域すべての
超音波走査線を形成していくように構成している。
【0007】なお、波面ローカスを読みだし専用書き換
え不可能のメモリ(ROMなど)に蓄えておくように構
成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の開口合成法による超音波診断装置の走査方法は、開口
径を素子の配列ピッチ分だけ順次移動させて行うもので
あった。
【0009】このような走査方法で超音波走査線の密度
を向上させるには、走査ピッチを小さくする必要がある
が、走査ピッチの最小値は振動素子の配列ピッチが限界
である。このためさらに走査線の密度を向上しようとす
れば、振動素子の配列ピッチを狭くしなければならな
い。しかしこのことは、振動素子自体を小さくすること
にも通じ、送受波エネルギーの観点から、そして振動素
子の機械的強度と加工の観点から限界があり問題であ
る。また、探触子に対するリード線の本数が増大するこ
とにもなり、探触子の取扱いが容易でなくなるという問
題も生じている。
【0010】また、走査線を補間して、見かけ上走査線
密度を向上させる画像処理的な方法もある。しかし、補
間法では実際の分解能を向上させることができないの
で、例えば隣合う2つの点反射体があり、これが補間の
基礎になる2本の走査線に現れていれば、この2本の走
査線により補間された走査線上に本来現れるはずのない
反射が現れることになる。
【0011】さらに、電子走査型の超音波診断装置にあ
っては、微小セクタスキャンと呼ばれる走査線の増加方
法がある。この方法は、例えばリニア走査型の探触子に
おいて、同時駆動のために選択された振動子群に属する
各振動子について、付与される遅延量を微小に変化させ
ることにより、前記振動子群により送受波される超音波
ビームを左右に微小角度づつ傾けてそれぞれ走査線を得
るものである。画像処理的な方法と異なり、増加された
走査線は他の走査線とは独立に生成されたものなので、
分解能も走査線の増加に応じて向上する。
【0012】しかし、超音波ビームの走査中に上記の遅
延量の変化を与える必要があるので、時間的な問題か
ら、予めプログラムされた遅延のパターンに従って、遅
延線の遅延量を選択していくという極めてハードウエア
よりの装置構成をとらざるを得ない。このため、画像を
観察しながら、走査線の本数や走査線の傾き角等を変更
することが困難であるといった問題がある。
【0013】さらに、波面ローカスデータはROMなど
の読みだし専用書き換え不可能なメモリに格納されてい
た。
【0014】しかし、波面ローカスの形状は、合成しよ
うとするフォーカス点と探触子の各振動素子との空間距
離に応じて定まるため、使用する探触子を素子の配列形
状の異なる、たとえばリニア型からコンベックス型に交
換する場合は、波面ローカス用ROMもコンベックス専
用のものに交換しなければならない。たとえ同じ型の探
触子であっても配列ピッチが変われば同様であり、種類
の異なる探触子の交換に容易に対応できないという問題
がある。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、開口合成法に基づき素子の配列ピッチを越えた
走査線密度を得ることで、走査線密度を向上して優れた
画質の超音波断層像を得ることのできる超音波診断装置
を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の超音波
診断装置は、所定の走査方向に沿った各走査点毎に、被
検体に超音波を送受波して取得した複数の超音波反射信
号を、各々記憶する記憶手段と、前記走査方向の隣合う
各走査点間に設定された点を起点とする所定の超音波ビ
ームプロファイルを与える波面軌跡に沿った振幅データ
を、前記記憶手段に記憶されている前記超音波反射信号
から読み出して、超音波画像を構成する走査線を合成す
る合成処理手段とを備え、合成処理手段で走査方向の隣
合う各走査点間に設定された点を起点とする所定の超音
波ビームプロファイルを与える波面軌跡に沿った振幅デ
ータを記憶手段に記憶されている超音波反射信号から読
み出して超音波画像を構成する走査線を合成すること
で、開口合成法に基づき素子の配列ピッチを越えた走査
線密度を得て、走査線密度を向上して優れた画質の超音
波断層像を得ることを可能とする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0018】図1ないし図3は本発明の一実施例に係わ
り、図1は超音波診断装置の構成を示す構成図、図2は
図1の第1及び第2読みだしアドレス発生部の構成を示
す構成図、図3は図1の第1合成処理部及び第2合成処
理部の作用を説明する説明図である。
【0019】(構成)本実施例の超音波診断装置は、図
1に示すように、観察対象である反射体Pに超音波パル
ス14を照射しエコーを検出するn個の超音波素子T1
〜Tnからなるリニア型探触子1と、リニア型探触子1
の超音波素子T1〜Tnを切り換えるためのマルチプレ
クサ2と、マルチプレクサ2を介して超音波素子T1〜
Tnに対してパルスを送信すると共に超音波素子T1〜
Tnからのエコー信号を受信する送受信信号切り換え回
路3と、送受信信号切り換え回路3にパルス出力する送
信パルス発生回路4と、送受信信号切り換え回路3を介
して受信した超音波素子T1〜Tnからのエコー信号を
増幅する受信信号増幅回路5と、受信信号増幅回路5で
増幅された信号をA/D変換するA/Dコンバータ6
と、A/Dコンバータ6からの信号を切り換えて出力す
るメモリ用マルチプレクサ7と、メモリ用マルチプレク
サ7からの信号を入力し第1及び第2の超音波走査線を
生成する第1合成処理部8(合成処理手段)及び第2合
成処理部9と、第1合成処理部8及び第2合成処理部9
からのそれぞれの超音波走査線を取り出し超音波画像を
生成する画像構成部10と、画像構成部10からの超音
波画像を表示する画像表示部11と、超音波素子T1〜
Tnの配列ピッチ、配列形状等の情報を入力し探触子情
報をを設定する探触子設定部12と、探触子設定部12
からの探触子情報に基づき第1合成処理部8、第2合成
処理部9及び画像構成部10等の各構成要素を制御する
全体コントロール部13とを備えて構成されている。
【0020】第1合成処理部8及び第2合成処理部9
は、超音波素子T1〜Tnに対応したn個の第1波形メ
モリ15−1〜15−n及び第2波形メモリ16−1〜
16−nよりなる第1波形メモリ部15及び第2波形メ
モリ部16(記憶手段)をそれぞれ備えている。そし
て、全体コントロール部13の制御による書き込みアド
レス発生回路17からの書き込みアドレスによりメモリ
用マルチプレクサ7からの超音波素子T1〜Tn毎の超
音波走査線データをそれぞれ時系列的に交互に格納する
ようになっている。つまり、メモリ用マルチプレクサ7
は、書き込みアドレス発生回路17にて指定された各第
1波形メモリ部15及び第2波形メモリ部16の記憶番
地にA/Dコンバータ6の出力を選択的に送り出すよう
になっている。また、第1合成処理部8及び第2合成処
理部9は、それぞれ、第1波形メモリ部15及び第2波
形メモリ部16の読みだしアドレスである第1読みだし
アドレス及び第2読みだしアドレスを発生する第1読み
だしアドレス発生部18及び第2読みだしアドレス発生
部19を備えており、全体コントロール部13の制御に
より第1波形メモリ部15及び第2波形メモリ部16に
格納された時系列的な超音波走査線データを読み出すよ
うになっている。読み出された超音波走査線データは、
第1加算回路20及び第2加算回路21により開口合成
法によって合成して2方向の超音波走査線を形成するよ
うになっている。そして、形成された2方向の超音波走
査線は第1ラインメモリ22及び第2ラインメモリ23
を介して画像構成部10に出力され、高密度な超音波断
層像が得られるようになっている。
【0021】第1読みだしアドレス発生部18は、図2
に示すように、第1波形メモリ15用の波面ローカスを
記憶する第1波面ローカスメモリ24を備えて構成され
ており、書き込みアドレス発生回路25の書き込みアド
レスにより波面ローカスを格納し読みだしアドレス発生
回路26の読みだしアドレスにより格納した波面ローカ
スを読み出すことができるように構成されている。ま
た、第2読みだしアドレス発生部19も同様であり、第
2波形メモリ16用の波面ローカスを記憶する第2波面
ローカスメモリ27を備え、書き込みアドレス発生回路
28の書き込みアドレスにより波面ローカスを格納し読
みだしアドレス発生回路29の読みだしアドレスにより
格納した波面ローカスを読み出すことができるように構
成されている。
【0022】なお波形メモリ15,16はそれぞれ2次
元構成であり、行が素子T1〜Tnに対応し、列が探触
子からの距離に対応している。また、波形メモリ15,
16への入力データラインWDIは共通にしてあり同じ
データを書き込むように構成している。
【0023】(作用)まず、全体コントロール部13の
指示で、マルチプレクサ2とメモリ用マルチプレクサ7
を素子T1および波形メモリ15−1,16−1に切り
換える。
【0024】そして、この状態で送信パルス発生回路4
の出力によりマルチプレクサ2を経て素子T1を駆動
し、超音波パルスTWを生体内に送り込む。
【0025】この超音波パルスTWによる生体組織から
の反射波RWを素子T1で受信し、この信号をマルチプ
レクサ2を経て受信増幅回路5に入力して適切な振幅レ
ベルに増幅する。受信増幅回路5の出力はA/Dコンバ
ータ6に入力されディジタル信号に変換した後、メモリ
用マルチプレクサ7を経て、波形メモリ15−1と16
−1に時系列データとして格納する。
【0026】次に全体コントロール部13の指示で、マ
ルチプレクサ2およびメモリ用マルチプレクサ7を、素
子T1から素子T2へ、波形メモリ15−1から15−
2、16−1から16−2へ切り換えて、同様にして送
受信を行い、生体組織からの反射波を時系列データとし
て波形メモリ15−2と16−2へ格納する。
【0027】以上の処理を繰り返して、すべての素子T
1〜Tnの信号を波形メモリ15と16に格納してい
く。その後、2つの波形メモリ15,16に格納した波
形データを開口合成法により合成して、2方向の超音波
走査線を形成する。ここではこの方向を図3に示すよう
に、一方(方向DIA)は素子の位置に対応するよう
に、他方(方向DIB)は素子間隔の1/2の位置に対
応するように設定されている。
【0028】ところで、開口合成のアルゴリズムは、従
来技術で述べたように、波面ローカス上にある受信信号
の振幅を加算して合成結果を得るというものであり、超
音波走査線の方向は波面ローカスで定まる。
【0029】このことを図3に戻って説明すると、波面
ローカスSAのように、その双曲線の頂点SATが素子
T3に対応して位置するように設定すると、方向DIA
の超音波走査線が形成される。また、波面ローカスSB
のように、その双曲線の頂点SBTが素子T3とT4の
間隔の1/2の位置に対応するように設定すると、方向
DIBの超音波走査線が形成される。
【0030】これらの波面ローカスに相当するのが、読
みだしアドレス発生部18と19でそれぞれ生成される
読みだしアドレスRAとRBである。そして、このRA
とRBはそれぞれ波形メモリ15と16に入力される。
【0031】波形メモリは、RAとRBの指定した位置
に格納されている、受信信号の振幅データEAとEBを
出力する。これらを加算回路20と21に入力し、所定
の2方向の合成結果GAとGBが得られる。このGAと
GBはそれぞれラインメモリ22と23に同時に記憶さ
れる。
【0032】この記憶された合成結果は、全体コントロ
ール回路13の指示で短時間に交互に読みだされ、逐次
画像構成部10に送られここで検波した後に振幅値をグ
レイスケールなどに対応させて白黒の輝度値に変換し、
画像表示部11で表示される。 そして、アドレス発生
部18と19は、波面ローカスの位置が時間(距離)方
向に順次移動するようにRAとRBを生成していき、上
記の処理を行うことで、図3のGALとGBLのような
超音波走査線が形成される。この後、読みだしアドレス
発生回路18と19は、波面ローカスの位置が走査方向
に素子のピッチ分だけ順次移動するようにアドレスRA
とRBを生成しながら同様の処理を繰り返して行い、画
像化領域全ての超音波走査線が次々と形成されていく。
【0033】このようにして、超音波走査線密度が2倍
に向上した、超音波断層像が得られる。
【0034】つまり、本実施例では、反射体から得られ
た受信信号は、複数の合成処理部に送られ、複数の合成
処理部それぞれに同じ受信信号が書き込まれる。その
後、前記複数の合成処理部のそれぞれで、開口合成法に
基づき複数の受信信号を合成して、所定方向の複数の超
音波走査線を作成するという作用をもつ。
【0035】そして、方向の設定は素子の位置に対応す
る方向と素子の配列ピッチよりも狭い位置に対応するよ
うになされていて、複数の合成処理部のそれぞれで、合
成開口の中心軸がそれぞれ、素子の配列ピッチよりも狭
いピッチで移動されるように構成しているので、素子の
配列ピッチを越えた走査線密度が得られ、高画質の超音
波画像が得られる。
【0036】なお、本実施例においては合成処理部を2
系統として説明したが、これに限らず、さらに多くの合
成処理部を設けてもよく、こうすることで、さらに超音
波走査線密度を向上することができる。
【0037】次に、種類の異なる探触子への対応につい
て説明する。つまり、本実施例は1台の超音波診断装置
で、被検体の観察対象物により、様々な素子間隔を有す
る探触子や円弧状あるいは円環状に形成されたコンベッ
クス型、ラジアル型の探触子を使用可能としたものであ
る。
【0038】上記の作用の項で述べたように、波面ロー
カスは、RAMなどの書き換え可能なメモリに格納する
ようにしており、全体コントロール部13の指示で内容
を容易に書き換えられるようにしている。
【0039】つまり、探触子を交換したなら、図1の探
触子設定手段12で、探触子に適合する波面ローカスを
求めるために必要な情報(素子の配列ピッチ、配列形状
など)を設定する。全体コントロール部13はこれらの
設定情報に基づき、2種類の波面ローカスWDAとWD
Bを計算して読みだしアドレス発生部18と19へそれ
ぞれ入力する。ここでWDAとWDBは図3のSAとS
Bにそれぞれ相当する。このとき全体コントロール部1
3は、コントロール信号SELA,SELBで、波面ロ
ーカステーブル用メモリ24と25への書き込みアドレ
ス発生回路25と28を動作させて、前記WDAとWD
Bをそれぞれ書き込み、波面ローカス用メモリ24,2
5の内容を書き換える。
【0040】以後、読みだしアドレス発生部18,19
は新たな波面ローカス用メモリ24,25の内容を、読
みだしアドレス発生回路26,29で読みだし、RAと
RBを発生する。
【0041】このようにして、探触子への交換に対応す
ることができる。
【0042】なお本実施例においては波面ローカスは計
算して求めるようにしているが、これに限らず複数の探
触子に対応した波面ローカスデータを複数記憶してお
き、探触子設定手段12の指示で波面ローカスデータを
選択するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0043】(付記項1) 前記走査線方向に沿った各
走査点を起点とする所定の超音波ビームプロファイルを
与える波面軌跡に沿った振幅データを、前記記憶手段に
記憶されている前記超音波反射信号から読み出して、超
音波画像を構成する走査線を合成する第2の合成処理手
段(図1の第2合成処理部9)と、前記合成処理手段と
前記第2の合成処理手段にて合成された各走査線を各起
点の位置に応じて順次配列して超音波画像を構築する画
像構築手段(図1の画像構成部10)とを備えたことを
特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
【0044】(付記項2) 前記所定の走査線方向に沿
った各走査点毎に取得した超音波反射信号をデジタル信
号に変換するAD変換手段(図1のA/Dコンバータ
6)を有し、前記記憶手段は、前記走査線毎に、前記デ
ジタル信号に変換された超音波反射信号を時系列的に記
憶する2次元に配列されたデジタルメモリであることを
特徴とする付記項1に記載の超音波診断装置。
【0045】(付記項3) 前記合成処理手段及び前記
第2の合成処理手段は、それぞれ、前記波面軌跡を格納
するローカスメモリ(図2の第1波面ローカスメモリ2
4及び第2波面ローカスメモリ27)と、前記ローカス
メモリをして波面軌跡に沿った複数の読み出しアドレス
データを前記記憶手段に出力させる波面軌跡読み出し回
路を備える波形読み出し部(図2の読みだしアドレス発
生回路26、27)と、前記波形読み出し部から出力さ
れる前記複数の読み出しアドレスデータに対応するアド
レスに記憶されている前記記憶手段の前記複数の振幅デ
ータを加算する加算部(図1の第1加算回路20及び第
2加算回路21)とを有することを特徴とする付記項2
に記載の超音波診断装置。
【0046】(付記項4) 前記ローカスメモリは、前
記超音波ビームプロファイルを構成する複数の波面軌跡
を格納しており、前記波形読み出し部は、前記複数の波
面軌跡を順次、前記読み出しアドレスデータとして前記
記憶手段に出力することを特徴とする付記項3に記載の
超音波診断装置。
【0047】(付記項5) 前記ローカスメモリは、書
換可能なメモリであり、前記波形読み出し部は、前記ロ
ーカスメモリに、前記波面軌跡を書き込む書き込みアド
レスを発生する波面軌跡書き込みアドレス発生部(図2
の書き込みアドレス発生回路25、28)を有すること
を特徴とする付記項4に記載の超音波診断装置。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波診断
装置によれば、合成処理手段で走査方向の隣合う各走査
点間に設定された点を起点とする所定の超音波ビームプ
ロファイルを与える波面軌跡に沿った振幅データを記憶
手段に記憶されている超音波反射信号から読み出して超
音波画像を構成する走査線を合成するので、開口合成法
に基づき素子の配列ピッチを越えた走査線密度を得、走
査線密度を向上させ優れた画質の超音波断層像を得るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る超音波診断装置の構成
を示す構成図
【図2】図1の第1及び第2読みだしアドレス発生部の
構成を示す構成図
【図3】図1の第1合成処理部及び第2合成処理部の作
用を説明する説明図
【図4】開口合成法の原理を説明する説明図
【符号の説明】
1 リニア型探触子 2 マルチプレクサ 3 送受信信号切り換え回路 4 送信パルス発生回路 5 受信信号増幅回路 6 A/Dコンバータ 7 メモリ用マルチプレクサ 8 第1合成処理部 9 第2合成処理部 10 画像構成部 11 画像表示部 12 探触子設定手段 13 全体コントロール部 14 超音波パルス 15 第1波形メモリ 16 第2波形メモリ 17 書き込みアドレス発生回路 18 第1読みだしアドレス発生部 19 第2読みだしアドレス発生部、 20 第1加算回路、 21 第2加算回路、 22 第1ラインメモリ、 23 第2ラインメモリ、 24 第1波面ローカスメモリ、 25、28 書き込みアドレス発生回路、 26、29 読みだしアドレス発生回路、 27 第2波面ローカスメモリ、 T1〜Tn 超音波素子 P 反射体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走査方向に沿った各走査点毎に、
    被検体に超音波を送受波して取得した複数の超音波反射
    信号を、各々記憶する記憶手段と、 前記走査方向の隣合う各走査点間に設定された点を起点
    とする所定の超音波ビームプロファイルを与える波面軌
    跡に沿った振幅データを、前記記憶手段に記憶されてい
    る前記超音波反射信号から読み出して、超音波画像を構
    成する走査線を合成する合成処理手段とを備えたことを
    特徴とする超音波診断装置。
JP6270042A 1994-11-02 1994-11-02 超音波診断装置 Pending JPH08131444A (ja)

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JP6270042A JPH08131444A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 超音波診断装置

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JP (1) JPH08131444A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180688A (ja) * 2001-10-20 2003-07-02 Novasonics Inc 幅広ビーム映像化
JP2010029374A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Fujifilm Corp 超音波診断装置
JP2013039388A (ja) * 2001-10-20 2013-02-28 Zonare Medical Systems Inc 幅広ビーム映像化

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