JPH05254426A - 自動循環式索道搬器の一時停止運行方法 - Google Patents

自動循環式索道搬器の一時停止運行方法

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JPH05254426A
JPH05254426A JP9027092A JP9027092A JPH05254426A JP H05254426 A JPH05254426 A JP H05254426A JP 9027092 A JP9027092 A JP 9027092A JP 9027092 A JP9027092 A JP 9027092A JP H05254426 A JPH05254426 A JP H05254426A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動循環式索道設備の停留場において車椅子
利用等の乗客が、停車した搬器に安全に乗降できるよう
にした運行方法の提案を目的としている。 【構成】 自動循環式索道の停留場内に設けられるほぼ
U字状の回送区間内側に短絡軌条を設けてここに搬器を
一時停止できるようにした設備を用い、一時停止を要す
る特定搬器はこの短絡軌条に誘導しここで停止して乗降
客扱いを行うようにし、客扱い終了後は再び本線軌条の
搬器間合に還流させるようにした運行方法である。特定
搬器を一時停止させ安全に乗降車させることができると
共に、索道設備全体の搬器列の循環運転の整合を乱さな
いで目的を達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動循環式索道設備の
停留場の乗降場において、車椅子利用乗客等の乗車した
搬器を乗降場において停止するための自動循環式索道搬
器の一時停止運行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】索道設備は両端の停留場に配設された滑
車と滑車との間に支曳索または曳索等の索条を無端状に
張架循環させ、搬器を懸垂した握索機を用いて索条を握
索させ索条の移動と共に搬器を運行し輸送を行うもの
で、山岳傾斜地における観光用やスキーリゾート地にお
ける輸送用等に多用されることは汎く知られている。ま
た近時は都市あいは地域輸送用の中量ないし少量輸送機
関としての用途にも注目されている。このような構成の
索道設備のうち、最も多用されているのは一条の支曳索
のみを用いた単線自動循環式索道であるが、近時は二条
の支曳索を用いてかつ比較的大型の搬器を用いた自動循
環式索道も注目されている。
【0003】これらの単線自動循環式索道の停留場ない
し乗降場の構成の従来例を客車式搬器を用いた場合につ
いて述べれば、次の如くである。
【0004】図9は、自動循環式索道の停留場設備の配
設関係を示した平面図である。停留場101に滑車10
2が枢設されており、支曳索ないし索条103は索道線
路108より停留場101内に導入され滑車102に巻
き掛けられ反転され再び索道線路108方向に誘導され
ている。停留場101内において、放索点であるA’点
からB’,C’,D’,E’,F’点及びG’点を経て
握索点であるH’点に到る間に亘っては、ほぼ「U」字
状に軌条104が懸架固設されている。この軌条104
に沿ってA’点〜B’点間には減速移送装置105が配
設され、G’点〜H’点間には加速移送装置106が配
設されている。かつ、軌条104に沿ってB’点から
C’,D’,E’,F’点を経てG’点に到る間には回
送移送装置107が配設されている。このような軌条1
04のC’点からD’点に到る区間の外側には降車場1
21が定められ、またほぼE’点からF’点に到る区間
の外側には乗車場122が定められている。 搬器11
0は索道線路108より索条103の移動と共に矢印1
09a方向に進行し停留場101に到着すると、握索機
111が放索点であるA’点付近で索条103を放索
し、軌条104に沿って転走を開始すると共に減速移送
装置105によって索道線路108における運行の全速
から緩速に減速される。B’点付近においてこの減速動
作は完了し、次いで握索機111は回送移送装置107
によって緩速ないし回送速度で移送され転向誘導され
G’点付近まで回送移送される。次いでG’点付近から
加速移送装置106によって索条103と等速まで加速
移送され、握索点であるH’点付近において握索機11
1は索条103を握索して索道線路108に向かって矢
印109b方向に出発する。
【0005】この間に、軌条104に沿ってほぼC’点
〜D’点間の直線または円弧状区間の外側には点線で示
した降車場121が設けられ、ここで回送移送中の搬器
110からの乗客の降車が行われる。また、軌条104
に沿ってほぼE’点〜F’点間の直線または円弧区間外
側には乗車場122が設けられ、ここで、図に示されて
いるように乗車場122から回送移送中の搬器110へ
の乗車が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの自
動循環式索道設備は主として山岳地、特に山岳積雪地等
でスキーヤー輸送用等に設備されてきたので、乗客は主
として壮健な一般乗客であって、前記のような移動中の
搬器に乗降する乗降方式においても安全に乗降が可能
で、これまでに特に問題を生じていなかった。
【0007】ところが、前記のごとく今後索道設備を都
市、または地域交通用の輸送機関として利用しようとす
る場合には、一般乗客または壮健者のみでなく、老幼者
や車椅子利用者等のいわゆる交通弱者も安全に乗降出来
るものであることが必要である。このような乗客に対す
る配慮としては、搬器の一時停止措置を行って乗降させ
ればよいことは明らかである。
【0008】しかし、よく知られているように自動循環
式索道設備は、小型ないし比較的小型の搬器を短い発車
間隔ごとに次々に運行して所要の輸送能力を保有するよ
うになされているので、搬器運行列中の特定の搬器を一
時停止させると後続の搬器に渋滞を生じて円滑な循環運
行が不能になるという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題点を解消して、老
幼者や車椅子利用者等の特定乗客が乗車した特定搬器を
一時停止して安全に乗降できるようにし、かつ一般搬器
の循環運行の整合を乱さないための運行方法を提案する
ことを目的としてなされたものである。
【0010】
【問題を解決するための手段】この目的に対応して本発
明は、両端停留場間を循環する索条に握索機で搬器を握
索させて索道線路中の搬器運行を行い、前記停留場にお
いては握索機から索条を放索させて本線軌条に導き搬器
を転走させると共に減速区間、回送区間、及び加速区間
を経てのち再び索条を握索させて索道線路中に出発させ
るようにし、前記回送区間において乗降客扱いを行い、
このようにして複数の搬器を次々に循環運行するように
なした自動循環式索道設備において、前記回送区間には
前記本線軌条から前記回送区間内周側に分岐して再び本
線軌条に合流する短絡軌条を設け、該短絡軌条には移送
の断続を可能とした短絡回送移送装置を具えると共に該
短絡軌条に沿って乗降場を具えてなるものを用いて、特
定乗客の乗降のために一時停止すべき特定搬器は連続状
に循環運行する搬器列から短絡軌条に分岐させ乗降場位
置に停止させて乗降客扱いを行ってのち再び前記搬器列
の間合に還流させるようにした自動循環式索道搬器の一
時停止運行方法、としたものである。
【0011】
【作用】自動循環式索道の停留場においては索条を握索
して索道線路中を運行してきた搬器が該索条を放索する
放索点付近から、再び索条を握索して索道線路に向かっ
て出発する握索点付近に到る間に亘って、ほぼ「U」字
状に本線軌条が懸架固設されている。この軌条に沿っ
て、搬器の到着側には減速移送装置を具えた減速区間が
あり、搬器の出発側には加速移送装置を具えた加速区間
が設けられ、また減速区間と加速区間との間には回送移
送装置を具えた回送区間が設けられている。この回送区
間の搬器周回の内側領域には短絡軌条が設けられ、該短
絡軌条は本線軌条から分岐して再び本線軌条に合流する
搬器の短絡経路を形成している。かつ、該短絡軌条に沿
っては特定搬器の運転を断続できるようにした短絡回送
移送装置が設けられ、また該短絡軌条に沿っては乗降場
が設けられている。
【0012】本発明の自動循環式索道搬器の一時停止運
行方法は前記のような構成をなす設備を用いて行われ
る。一般の搬器は索道線路中から停留場に到着すると、
握索機の握索が解かれ、搬器は本線軌条に沿って転走す
る。先ず、減速区間においては減速移送装置によって搬
器は緩速に減速され、次いで回送区間においては回送移
送装置によって緩速で回送移送されると共に本線軌条の
「U」字状の曲線に沿って誘導転向される。この回送区
間内において搬器の扉が開放されて、移動中の搬器から
一般乗客の降車扱いが行われ、また、移動中の搬器への
乗車扱いが行われる。搬器の閉扉が行われて後に、加速
区間において加速移送装置によって搬器は索条速度と均
等の速度に加速され、握索機によって索条を握索して索
条の移動と共に索道線路中に出発する。複数台の搬器
は、次々に前記と同様の動作を行って、搬器は連続的に
運行される。
【0013】次に、一時停止を必要とする特定搬器を運
行する場合には、停留場に到着した該特定搬器は前記の
一般搬器の場合と同様に索条を放索した後に減速区間に
おいて減速させ、ここで短絡軌条に入線させ、短絡回送
移送装置で移送し乗降場位置において一時停止させ、老
幼者または車椅子利用乗客の乗降客扱いを行うようにす
る。前記の乗降場に対応して特定搬器にはこの乗降場に
対応した扉を設備しておき、特定搬器床面と乗降場との
間にはほぼ段差ないような設備とする。よって、乗降は
安全に行うことができる。乗降が完了したら、特定搬器
を再び短絡軌条に沿って回送し、本線軌条との合流箇所
において本線軌条に合流させ一般搬器の運行列中に復帰
させる。
【0014】よって搬器の循環運行の整合を乱すことな
く、索道の循環運動を円滑に継続することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の自動循環式索道搬器の一時
停止運行方法を適用する停留場の全体配設関係を示した
ものである。この実施例においては、本発明の適用対象
とする各形式の自動循環式索道のうち最も多用されてい
る単線自動循環式索道設備に適用した場合について説明
する。
【0016】停留場1の領域内には索条3が索道線路8
より矢印9aの方向に導入されて滑車2に巻き掛けられ
て折り返され、矢印9b方向に再び索道線路8に循環し
ている。この索条3に沿って、放索点であるA点付近か
らB,C,D,E,F,G点を経て再び索条3の経路に
沿ったH点付近に到る間には、本線軌条4が平面視ほぼ
U字状をなして架設されている。本線軌条4はA点付近
からB,C,点を経てD点に到る間は直線状をなし、D
点からE点間は曲線ないし円弧状をなしており、E点か
らF,G点を経てH点に到る間は直線状をなしている。
【0017】ここで、本線軌条4のA点付近からB点付
近に到る間は減速区間5でありここには減速移送装置5
aが配設されており、これは索条3を放索した握索機1
1ないし搬器10を索道線路8中における全速から緩速
に減速するためのものである。また、本線軌条4のG点
付近からH点付近に到る間は加速区間6でありここには
加速移送装置6aが配設されており、これは握索機11
ないし搬器10を緩速から索条3の循環速度と均等の速
度まで加速するためのものである。また、本線軌条4の
B点からC,D,E,F点を経てG点に到る直線及び円
弧状よりなる区間は回送区間7であり、ここには回送移
送装置7aが配設され、これは握索機11ないし搬器1
0を緩速で折り返し移送するためのものである。また、
回送区間7の本線軌条4に沿ってC点〜D点間には降車
場21が定められており、また、E点〜F点間には乗車
場22が定められている。これらの降車場21、乗車場
22は一般の乗客の降車または乗車に用いられる。
【0018】前記の減速移送装置5a及び加速移送装置
6aには、ゴムタイア車輪等を用いた移送車輪を搬器経
路に沿って回動可能に多数輪を並設してなるもので、移
送車輪の周縁の接線速度が互いに隣合う車輪ごとに漸減
し、または漸増するような関係に並設して、これらの移
送車輪周縁を握索機11に押圧当接させて摩擦力で抑速
ないし減速移送し、または増速ないし加速移送するよう
にしたものである。また、前記の回送移送装置7aにお
いても同様にゴムタイア車輪よりなる移送車輪を直線ま
たは曲線状の移送経路に沿って複数輪を並設して、これ
らの移送車輪の周縁部で握索機11を摩擦力で回送移送
するものが用いられる。または、この回送移送装置7a
の場合には、搬器の経路に沿って無端状のチェンを循環
させて、チェンに間欠的に具えさせたラチェット等によ
って握索機11ないし搬器10に係合させて移送する形
式のものも利用可能である。
【0019】ここまで記述したような自動循環式索道の
停留場の構成は既に一般的に用いられているものと均等
であるが、以下の記述に関しては本発明の方法に特有の
ものである。
【0020】図1において、本線軌条4のC点付近から
F点付近に到る間は短絡区間30であり、短絡区間30
には本線軌条4のC点から短絡軌条31を分岐させI点
を経て円弧状に折り返し架設され再び本線軌条4のF点
に合流するように架設されている。C点付近とF点付近
とには分岐器32aまたは32bが用いられている。こ
れらの分岐器32a,32bには、例えば特公昭60−
2241号公報「自動循環式索道のターミナルにおける
平行リンク式分岐装置」、または特開平2−10865
4号公報「自動循環式索道の昇降式分岐装置」等におい
て提案されているもの等が利用できるが、その他分岐動
作の敏速なもの出在れば他の形式のものでも利用可能で
ある。次に、前記の短絡軌条31に沿っては短絡回送移
送装置33が設けられている。短絡回送移送装置33は
基本的には回送移送装置7aと同様で、移送車輪34,
34…の複数輪を並列に枢設してこれらの移送車輪3
4,34…の各々周縁部によって握索機11を摩擦移送
するようにした構成であるが、搬器運転を断続できるよ
うに駆動断続手段35を具えていて、自動または手動切
換えによってこれらの移送車輪34,34…の回動の断
続が可能となっている。即ち、例えば自動または手動切
換え操作によって電動機運転の断続を行い、または駆動
伝動系統にクラッチ手段を挿入して用い、クラッチ手段
の入り切りによって回転の断続を行うもの等が用いられ
る。
【0021】前記の短絡区間30ないし短絡軌条31に
沿っては乗降場40が設備されている。図2の如く乗降
場40は少なくとも短絡区間30を経過する特定搬器1
0Aの床面13と同一の水準高のプラットフォームで、
かつ、特定搬器10Aの床面13との間には間隙14が
少ないように設備する。更に乗降場40に連絡してアク
セス手段41を設備している。図1の場合にはアクセス
手段41として小型の昇降機42を設けた場合を示して
おり、乗降場40のある階層の上層または下層の階層に
連絡している。昇降機42は少なくとも車椅子が乗り込
み可能であり、かつ、1〜2名の添乗者ないし介助者が
同時に同乗できるものであることが必要である。本実施
例においては乗降場40及びアクセス手段41が短絡軌
条31の外周側に設備された場合を示したが、必要によ
っては内周側に設備することもできるのは勿論である
が、この場合には、特定搬器10Aの扉の開口方向を反
対側とすることが必要である。
【0022】本発明の自動循環式索道搬器の一時停止運
行方法は前記の如き構成の設備ないし装置を用いて行う
のであるが、次にこの運行方法による運行動作ないし作
用について以下に説明する。
【0023】先ず、一般の乗客が乗車する搬器10,1
0…の運行については通常の自動循環式索道の運行様式
と同様に行われる。一般の搬器10,10…のみが運行
されているときには、分岐器32a,32bは定位に開
通させておき、即ち、分岐器32aは本線軌条4のB点
からC点を経てD点の方向に搬器10が通過できるよう
に開通させておくようにする。また、分岐器32bは本
線軌条4のE点からF点を経てG点方向に搬器10が通
過できるように開通させる。また、短絡区間30の短絡
回送移送装置33は駆動断続手段35によって「断」の
状態としておき短絡回送移送装置33の移送車輪34,
34…は停止させておくようにする。
【0024】搬器10は握索機11で索条3を握索して
索条3の移動と共に索道線路8を矢印9aの方向に進行
し、停留場1に到達すると放索点であるA点付近で握索
機11は索条3を放索すると共に以後は本線軌条4に沿
って転走を開始する。かつ、減速区間5に入って減速移
送装置5aによって緩速に減速され、B点付近から回送
区間7に入り緩速で回送移送される。ここで前記のよう
に分岐器32aは定位に開通しているので搬器10はそ
のまま本線軌条4に沿ってC,D点を経て進行する。こ
の途中において搬器10の扉12が開かれ緩速で移動中
の搬器10から降車場21への乗客の降車が行われ、乗
客は矢印23の方向に外部に誘導され退出する。一方、
搬器10は更に本線軌条4のD点からE点に到る間に円
弧状の経路によって転向され、E点〜F点間を進行す
る。矢印24の方向に乗車場22に誘導された乗客はこ
の間に乗車場22から移動中の搬器10に乗車し、扉1
2が閉鎖される。
【0025】ここで分岐器32bは定位に開通している
ので搬器10はF点からG点に移送され、G点付近から
加速区間6に進入して加速移送装置6aによって索条3
の速度と均等速度まで加速されて、H点付近において握
索機11が索条3を握索する。こうして搬器10は索条
3の移動と共に矢印9bの方向に索道線路8へ出発する
のである。複数台の他の搬器10,10…も所定の発車
間隔を保って同様に次々に運行される。
【0026】次に、車椅子利用者等の乗客が乗車した特
定搬器10Aの運行は次のように行われる。特定搬器1
0Aは前記の如き一般の搬器10,10…の運行列の中
に挿入されて、索道設備の相手方停留場から索道線路8
を運行して図1の停留場1に到達する。A点付近におい
て握索機11は索条3を放索し減速区間5で減速されB
点付近に達する。特定搬器10AがC点に接近したとき
には、該特定搬器10Aに先行した一般の搬器10がC
点を通過した後に、分岐器32aを反位に切換えると共
に、短絡回送移送装置33の運転を開始して移送車輪3
4,34…の回転を開始する。特定搬器10Aは、ここ
で本線軌条4から反位の分岐器32aを経て短絡区間3
0の短絡軌条31に進路を分岐して短絡回送移送装置3
3の移送車輪34,34…により摩擦移送されて転走す
る。特定搬器10AがI点に到達したら駆動断続手段3
5を自動または手動操作して短絡回送移送装置33の運
転を停止して、移送車輪34,34…の回動を停め、特
定搬器10AをI点付近の乗降場40に対応した位置に
停止させる。停止した特定搬器10Aの扉12を開放し
乗客を特定搬器10Aから乗降場40に降車させ、また
は乗降場40から特定搬器10Aに乗車させる。前記の
とおり、乗降場40は特定搬器10Aの床面13とほぼ
同一水準高に形成され、相互間の間隙14は少なく形成
されており、かつ、特定搬器10Aは停止の状態である
ため老幼者や車椅子利用者等も安全に降車また乗車する
ことができる。乗降客は乗降場40に連絡して具えたア
クセス手段41、例えば小型の昇降機42を用いて下層
または上層の階層へ導くようにする。図2においては下
層階48に導くようにした場合を示している。また、乗
降客扱いが完了した特定搬器10Aは暫時ここに待機さ
せておくようにする。一方、先のC点において特定搬器
10Aが分岐した後には直ちに分岐器32aを再び定位
に復帰開通させ後続の一般の搬器10,10…を本線軌
条4の回送区間7に移送するのである。
【0027】また一方、本線軌条4のF点においては常
時は分岐器32bが定位に開通して搬器10,10…は
次々にE点からF点を経てG点の方向に進行している
が、ここで特定搬器10Aを搬器の運行列中に挿入ない
し割り込みさせるべき搬器間合ないし機会が到来したと
きには、先行の搬器10pが分岐器32bを通過し終わ
ったことを条件として、分岐器32bを反位に切換え開
通させると共に駆動断続手段35を操作して短絡回送移
送装置33の駆動を再開し移送車輪34,34…を回動
させる。特定搬器10Aは移送車輪34,34…によっ
て摩擦駆動され短絡軌条31に沿って進行し、分岐器3
2bから本線軌条4中に合流ないし還流し、回送移送装
置7aによってG点まで回送される。以後は一般の搬器
10,10…と同様に加速区間6で加速されて索道線路
8に出発するのである。
【0028】特定搬器10AがF点において一般の搬器
経路に合流した後には駆動断続手段35を操作して短絡
回送移送装置33の運転を停止し移送車輪34,34…
の回動を停止させると共に分岐器32bを定位に復帰さ
せて本線軌条4の相互間を開通させる。この後本線軌条
4を回送移送中の搬器10,10…はE,F,G点を経
て加速区間6で加速され索道線路8へ次々に出発する。
【0029】このように特定搬器10Aは一般の搬器1
0,10…の運行列から抜去されてから再び搬器運行列
の中に組み入れられて運行し、他端の停留場に於いても
同様に動作させるのである。
【0030】なお、ここで特定搬器10Aとして運行す
る搬器には少なくとも車椅子が出入りできる扉間口を有
するものが必要である。また、一般運行に供する搬器1
0,10…のすべてに前記のような扉の間口寸法を保有
させている場合には、必要に応じて一般搬器運行と特定
搬器運行との何れにも共用することが可能である。
【0031】(実施例2)前記の実施例は本発明の運行
方法の要部を説明するためのものであったが、次にこの
実施例2においては、前記の運行方法の要部を用いてこ
れを更に効果的に運用できるようにするため、特定搬器
が本線軌条の搬器運行列から離脱し再び本線軌条に還流
するときに割り込むべき搬器間合が良好に維持されてい
るようにした運行の応用的態様について述べる。
【0032】図3〜図7は本実施例2の運行方法の場合
について、搬器10,10…及び特定搬器10Aの移動
動作を時系列的に説明したものである。各図とも図1の
場合と同様にA点〜B点間は減速区間5であり、B点か
らC,D,E,F点を経てG点間は回送区間7であり、
G点〜H点間は加速区間6である。また、C点よりI点
を経てF点に到る間は短絡区間30である。降車場2
1,乗車場22と 乗降場40等は図示省略されている
が図1に示したものと均等である。かつ、図3〜図7に
おける白丸表示は一般搬器10を示し、黒丸表示は特定
搬器10Aの所在位置を示している。
【0033】図3においては特定搬器10Aが回送区間
7のB点〜C点間に到達し、一般の搬器10である先行
搬器10p,後続搬器10qが前後に先行または後続し
て進行している。その他の白丸で示した搬器10,10
…は回送区間7内を相互に等間隔を隔てて運行列を形成
して進行し、図示は省略されているが降車場21,乗車
場22に相当する箇所においては一般客の乗降扱いが行
われる。
【0034】図4は前記図3の状態の後に分岐器32a
を反位に切換え、かつ短絡回送移送装置33によって特
定搬器10Aを短絡区間30に進入させ、I点に停車さ
せた場合を示している。この後に分岐器32aを定位に
復帰させて回送区間7の搬器10,10…及び先行搬器
10p,後続搬器10qは緩速かつ均等速度で移送され
るので一般搬器10,10…相互間は均等間隔が維持さ
れるが、先行搬器10pと後続搬器10qとの間は先に
特定搬器10Aが抜去されたので間隔の長い搬器間合k
が形成されている。かつ、搬器間合kはそのまま維持さ
れて搬器の運行列と共に進行する。
【0035】図5は先行搬器10pが回送区間7を周回
してF点付近を通過した模様を示している。特定搬器1
0Aを抜去した搬器間合kはそのまま維持ないし保存さ
れてF点付近を通過中である。こうして先行搬器10p
がF点を通過した後に、分岐器32bを反位に切換える
と共に短絡回送移送装置33を駆動すると特定搬器10
Aの移送が開始され、本線軌条4の搬器間合kの間に割
り込み合流されるのである。特定搬器10Aが合流完了
したら分岐器32bを定位に復帰し、かつ短絡回送装置
33の運転を停止する。
【0036】図6は特定搬器10Aが本線軌条4の運行
列中に復帰してF点〜G点間付近を進行している模様を
示し、搬器間合kは消滅して通常の循環運転が整合に続
行されている。
【0037】次に、前記のような関係を図7の運行ダイ
アグラムないし運行線図を用いて更詳細に説明する。
【0038】図7において、左側の縦軸は上方から下方
に向かって本線軌条4における距離Sを示し、記号A,
B…Hは先の図1,図3〜図6のA点,B点〜H点に対
応しいる。図の右側の縦軸は上方から下方に向かって、
本線軌条4のC点から分岐して再びF点に合流する回送
区間30の距離を示している。また、横軸は左方から右
方に向かって時間Tの経過を示している。
【0039】先ず、先行搬器10pは索道線路8中を索
条3の速度と均等速度で進行して、A点に達する。索道
線路8中の運行速度は大きいので、線図は右下がりの急
勾配をなして示されている。次にA点〜B点間において
減速区間5に入って減速され、線図は曲線をなして次第
に緩勾配をなすように示されている。B点からG点間は
回送区間7であり、先行搬器10pは緩速で回送移送さ
れ、この間に乗降客扱いが行われる。線図は直線で、か
つ緩勾配を以て示されている。次にG点〜H点間は加速
区間6であり先行搬器10pは索条3と均等速度に加速
され、線図は曲線状をなしており、更にH点からは索道
線路8中に出発し線図は急勾配の直線をなして示されて
いる。
【0040】次の特定搬器10Aは先行搬器10pの進
行t秒後に索道線路8を進行し、線図においては急勾配
の直線で示され、A点から減速区間5で減速され、更に
B点からC点に到る間は本線軌条4の回送区間7におい
て、先行搬器10pと同様に緩速で回送移送され、ここ
までは先行搬器10pと特定搬器10Aとは等しい間隔
を保って、いわゆる「平行ダイヤ」をなして進行してい
る。ここで次の特定搬器10Aの場合は図の右方の縦軸
で示されたC点からI点を経てF点に到る短絡区間30
に入り、この間の特定搬器10Aの移動動作は点線を以
て示されている。即ち、特定搬器10AはC点〜I点間
を短絡回送移送され、これは線図上「ア」〜「イ」の点
線に相当している。特定搬器10AはI点において停止
し乗客扱いを行い、かつ出発待機するが、これは線図に
おける「イ」〜「ウ」間の水平の点線がこれに相当し、
この「イ」〜「ウ」間に相当する時間が停車時間とな
る。こうして特定搬器10Aは移送再開され短絡区間3
0のI点からF点に進行するが、これは線図の「ウ」〜
「エ」間の点線に相当している。こうして本線軌条4に
合流した特定搬器10AはF点〜G点間の回送区間7と
G点〜H点間の加速区間6とを経て索道線路8に出発す
る。これは線図上の「エ」から斜め下方に向かう直線が
それに相当し、先行搬器10pと特定搬器10Aとは再
び「平行ダイヤ」の関係に戻り、こうして特定搬器10
Aは本線軌条4の搬器運行列の中に組み入れられる。
【0041】更に、一般の搬器10である後続搬器10
qは先の特定搬器10Aのt秒後に索道線路8からA点
に到達し、前記の先行搬器10pの場合と均等の様式で
運行され、線図は先の先行搬器10pのものと相似状を
なして示されている。
【0042】これまでの説明で既に明らかであるがこれ
をまとめると、 To = 一般搬器10または搬器間合kがC〜D〜E
〜F点間を運行する時間 Tx = 特定搬器10Aが短絡区間30を運行する時
間(I点における停車時間を含む) としたとき、 To = Tx の条件を満足すれば、搬器の運行列から抜去した特定搬
器10Aを再び搬器運行列中に円滑に合流させ、整合的
に循環運転を継続することができるのである。
【0043】また、換言すれば、回送区間7におけるC
点〜F点間の延長と、及びこの間の搬器10の回送速度
を予め好適に設定することによって、特定搬器10Aの
乗降客扱いに必要な時間を充分に確保することができる
のである。
【0044】次にこのような関係を更に明らかにするた
め、一数値例を掲げて説明する。
【0045】図8は、図1及び図3〜図7の回送区間7
と短絡区間30の配設関係を略図で再掲したもので、記
号ないし点B,C…Gと、記号Iとは前記各図の場合と
均等である。
【0046】図において、 本線軌条4の往復両線間隔: g=5 (m) 本線軌条4の曲線部半径、 または短絡軌条31の曲線部半径: r=2.5 (m) 本線軌条4のC〜D間の距離 またはE〜F間の距離: s=10 (m) 円周率: π=3.14 とすれば、本線軌条4のC〜D〜E〜F間の距離:Lo
は、 Lo=s+s+π・r =10+10+7.85 = 27.85 (m) である。
【0047】次に、短絡区間30のC〜I間の距離また
はI〜F間の距離:Laは、 La=π・r/2 =7.85/2 =3.925 (m) である。
【0048】また、本線軌条4における一般搬器10の
移送速度:Voは、 Vo=0.25 (m/s) 短絡区間30における特定搬器10Aの移送速度:Va
は、 Va=Vo=0.25 (m/s) とする。
【0049】前記のように定めたとすれば、一般の搬器
10が本線軌条4のC〜D〜E〜F間を移動する時間T
oは、 To=Lo/Vo=2.785/0.25=114.5 (s) となる。一方、特定搬器10AがC〜I点間を移動する
時間、またはI〜F間を移動する時間Taは、 Ta=La/Va=3.925/0.25=15.7 (s) である。また、ここで、特定搬器10AがI点で停車す
る時間をTsとすれば、停車時間を含めて特定搬器10
AがC〜I〜F間を経過する時間Txは、 Tx=Ta+Ta+Ts である。ここで、 To=Tx =Ta+Ta+Ts の条件を満たせば、特定搬器10Aが、C点において一
般の搬器列から離脱して短絡区間30を経てI点で停車
し、再びもとの搬器列の搬器間合に復帰還流することが
できる。故に、特定搬器10AのI点における停車時間
Tsは、 Ts=To−2・Ta =114.5−(2×15.7) =83.1 (s) となる。
【0050】即ち、この数値例の如くに各軌条の延長、
各搬器の移送速度を設定した場合には特定搬器10Aの
停車時間として83秒(1分23秒)を得ることができ
るのである。また、仮に特定搬器10Aの停車時間を更
に長く設定したいとすれば、前記の諸関係から明らかな
ように、予め、本線軌条4のC〜D〜E〜F点間の距離
Loを長く設定し、または搬器10の移送速度Voを小
さく定めるようにし、搬器10の移送時間Toが大きく
なるようにすれば、特定搬器10Aの停車時間Tsを大
きくすることが可能である。
【0051】(実施例3)更に、次にこの実施例3にお
いては、前記実施例1のの運行方法の要部を用いると共
に、特定搬器還流するときに割り込むべき搬器間合が常
に確保されているようにして、更に本運行方法の応用的
運用態様について述べる。この場合は、索道線路中の搬
器の循環運行列中に少なくとも一箇所以上の、特定搬器
が挿入されるべき搬器間合を常時、形成して運行を行う
ようにする。特定搬器はこの搬器間合中に挿入して運行
を行い、停留場においては分岐器を経て短絡軌条に入線
させここで前記と同様に特定搬器を停車させて乗降を行
わせるのである。乗降者が終了したら、次の搬器間合が
到来するまで待機させ、搬器間合が循環して来たらこれ
に挿入して運行を行うのである。この運行の態様におい
ては、常に搬器間合を形成しておくので、その分だけ一
般搬器の運行減となる難点はあるが、特定搬器は次の搬
器間合が到来するまで充分に停車時間を得ることができ
るので、このような運行が必要な場合には、本運行方法
の応用態様として利用可能である。
【0052】
【発明の効果】自動循環式索道設備はこれまで主として
山岳地、特に山岳積雪地等でスキーヤー輸送用等に多用
されてきたので、乗客は主として壮健者または一般乗客
であって、移動中の搬器に乗降する乗降方式においても
安全に乗降が可能で、特に問題を生じていなかった。し
かし、索道設備を都市、または地域交通用の輸送機関と
して利用する場合には、一般乗客または壮健者のみでな
く、老幼者や車椅子利用者等のいわゆる交通弱者も安全
に乗降出来るものであることが求められる。このような
乗客に対する配慮としては、搬器の一時停止措置を行っ
て乗降させればよいことは明らかである。
【0053】しかし、よく知られているように自動循環
式索道設備は、小型ないし比較的小型の搬器を短い発車
間隔ごとに次々に運行して所要の輸送能力を保有するよ
うになされているので、搬器運行列中の特定の搬器を一
時停止させると後続の搬器に渋滞を生じて円滑な循環運
行が不能になるという問題があった。
【0054】本発明は、自動循環式索道設備の停留場に
おける本線軌条の回送区間から回送区間内周側に分岐し
て再び本線軌条に合流する短絡軌条を設け、この短絡軌
条に沿って乗降場を具えた設備を用いて、特定搬器を一
時停車させて安全に乗降車させるようにしたものであ
る。短絡区間内に於いて停車させるので、本線軌条の一
般搬器の運行列を乱さず運行することが可能であり、乗
降の終了した特定搬器は再び一般搬器の運行列中の搬器
間合に還流させることができる。
【0055】また、本線軌条と短絡軌条の長さ、搬器移
送速度等を適当に定めることによっては、一般搬器の運
行列から特定搬器を抜去して生じた搬器間合に該特定搬
器を還流させて整合に運転を継続すること等も可能であ
り、本運行方法の応用態様とし採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動循環式索道搬器の一時停止運行方
法を適用する自動循環式索道の停留場を示す平面図であ
る。
【図2】特定搬器と乗降場との関係を示す側面図であ
る。
【図3】実施例2の運行様式における一般の搬器と特定
搬器の移動動作を時系列順に説明した平面図である。
【図4】実施例2の運行様式における一般の搬器と特定
搬器の移動動作を時系列順に説明した平面図である。
【図5】実施例2の運行様式における一般の搬器と特定
搬器の移動動作を時系列順に説明した平面図である。
【図6】実施例2の運行様式における一般の搬器と特定
搬器の移動動作を時系列順に説明した平面図である。
【図7】実施例2の運行様式における搬器運行線図であ
る。
【図8】実施例2の数値例における本線軌条と短絡軌条
の配設関係を説明した平面図である。
【図9】従来の自動循環式索道の停留場の全体配設関係
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 停留場 2 滑車 3 索条 4 本線軌条 5 減速区間 5a 減速移送装置 6 加速区間 6a 加速移送装置 7 回送区間 7a 回送移送装置 8 索道線路 9a,9b 矢印 10 搬器 10p 先行搬器 10q 後続搬器 10A 特定搬器 11 握索機 12 扉 13 床面 14 間隙 21 降車場 22 乗車場 23 矢印 24 矢印 30 短絡区間 31 短絡軌条 32a,32b 分岐器 33 短絡回送移送装置 34 移送車輪 35 駆動断続手段 40 乗降場 40a 乗降場床面 41 アクセス手段 42 昇降機 43 手摺 44 昇降機ケージ 45 昇降機扉 47 昇降機シャフト 48 下層階 A,B,C,D…H 点 I 点 k 搬器間合 S,S’ 距離 t 搬器間隔(時隔) g 往復両線間隔 r 曲線部半径 s C〜D間またはE〜F間の距離 Lo C〜D〜E〜F間の距離 La C〜I間またはI〜F間の距離 ア,イ,ウ,エ 点 101 停留場 102 滑車 103 索条 104 軌条 105 減速移送装置 106 加速移送装置 107 回送移送装置 108 索道線路 109a,109b 矢印 110 搬器 111 握索機 121 降車場 122 乗車場 A’B’,C’,D’…H’ 点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端停留場間を循環する索条に握索機で搬
    器を握索させて索道線路中の搬器運行を行い、前記停留
    場においては握索機から索条を放索させて本線軌条に導
    き搬器を転走させると共に減速区間、回送区間、及び加
    速区間を経てのち再び索条を握索させて索道線路中に出
    発させるようにし、前記回送区間において乗降客扱いを
    行い、このようにして複数の搬器を次々に循環運行する
    ようになした自動循環式索道設備において、前記回送区
    間には前記本線軌条から前記回送区間内周側に分岐して
    再び本線軌条に合流する短絡軌条を設け、該短絡軌条に
    は移送の断続を可能とした短絡回送移送装置を具えると
    共に該短絡軌条に沿って乗降場を具えてなるものを用い
    て、特定乗客の乗降のために一時停止すべき特定搬器は
    連続状に循環運行する搬器列から短絡軌条に分岐させ乗
    降場位置に停止させて乗降客扱いを行ってのち再び前記
    搬器列の間合に還流させるようにした、自動循環式索道
    搬器の一時停止運行方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055288A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Nippon Cable Co Ltd 自動循環式索道における搬器の一時停止運行方法
JP2007055408A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Nippon Cable Co Ltd 自動循環式索道の搬器の運行方法
JP2009023413A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Nippon Cable Co Ltd 自動循環式索道における搬器の一時停止運行方法
JP2009061953A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Nippon Cable Co Ltd 自動循環式索道の搬器の一時停止運行方法
JP2009532268A (ja) * 2006-04-04 2009-09-10 ロペトランス アーゲー 自動ケーブルカー設備
JP2015057339A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 インノヴァ・パテント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 人を輸送するための索道システム

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