JPH05253543A - 多層コートラッカー仕上げを作製する方法およびそのためのペースト充填材 - Google Patents

多層コートラッカー仕上げを作製する方法およびそのためのペースト充填材

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JPH05253543A
JPH05253543A JP4205052A JP20505292A JPH05253543A JP H05253543 A JPH05253543 A JP H05253543A JP 4205052 A JP4205052 A JP 4205052A JP 20505292 A JP20505292 A JP 20505292A JP H05253543 A JPH05253543 A JP H05253543A
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powder
binder
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paste filler
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Klaus P Doebler
クラウス・ペーター・ドウブレル
Wolfgang Goeldner
ヴオルフガング・ゲルトナー
Roland Dr Gruetter
ローラント・グリユター
Reiner Jungermann
ライナー・ユンゲルマン
Manfred Oppermann
マンフレート・オパーマン
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Herberts GmbH
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    • C08L33/18Homopolymers or copolymers of nitriles
    • C08L33/20Homopolymers or copolymers of acrylonitrile
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気伝導性の基材上に下塗りの陰極電着を行
い、続いて180℃に至るまでの温度で硬化し得る水稀
釈性のバインダーを一種又は数種含有する水性ペースト
充填剤からなるプライマー・サーフェーサー(下塗り面
均らし剤)を施し、更にこれに続いてベースコート及び
仕上げコートを一回又は数回施すことによって、小石衝
撃抵抗力(Gravel-impact-resistance)のある多層コー
トラッカー仕上げを作製する方法を提供する。 【構成】 このプライマー・サーフェーサーコーティン
グを造るためには、0.1〜100μmの範囲にある粒子
径を有する、ポリアミド粉末、ポリアクリロニトリル粉
末又はそれらの混合物を0.1〜20重量パーセント含
有する水性ペースト充填剤が使われ、且つこの水性ペー
スト充填剤の高−固体値は75重量パーセントを下廻ら
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層コートラッカー仕上
げ用の水稀釈性バインダーを一種又は数種含有する水性
ペースト充填剤に関する。この種のペースト充填剤は小
石による衝撃に抵抗力のある多層ラッカー仕上げを作製
するのに適しており、特に自動車分野においてそうであ
る。それ故に本発明はまた多層ラッカー用の水性ペース
ト充填剤の使用と同様に小石による衝撃に抵抗力のある
多層ラッカー仕上げ作製の方法に関する。
【0002】プライマー・サーフェーサー(下塗り面均
らし剤)は、例えば特に自動車分野において下塗り又は
小石による衝撃に抵抗力のある中間下塗りの上の多層コ
ート塗料又は多層ラッカー仕上げ剤中で適用されるコー
ト剤を意味する、そして次回の塗料を施す前に、より平
滑な表面が作られるようにそのプライマー・サーフェー
サーはそのフィルム構造の故に下敷きコート及び基材、
例えばシートメタルの凹凸を平滑にする。
【0003】従ってフィルム構造は基材の凹凸を平滑に
する表面コートの能力を意味し、その際に特によくラッ
カーを施された表面(構造)の光学的効果は次の仕上げ
コートで作り出される。
【0004】プライマー・サーフェーサーは一般に次の
コートよりも高い顔料又は増量剤の容積比を有してい
る。プライマー・サーフェーサーは無色又は着色してい
て、次のコートの色にマッチさせる必要はない。
【0005】時間の経過と共に、プライマー・サーフェ
ーサーは生態学的理由のために、将来有機溶剤をできる
だけ切離しておかねばならないであろう。この目的達成
のためには2つの方法が可能である。即ち高い固形分含
量を有する溶剤ベースの高固形分の系、及び極度に低い
有機溶剤含量を有する水稀釈性の系である。高固形分の
系に対比して水稀釈性の系を用いて有機溶剤の比率が比
較的低い、より興味あるプライマー・サーフェーサーが
得られる。
【0006】いろいろな理由で自動車工業に使用し得る
水稀釈性プライマー・サーフェーサーは、一般になお有
機溶剤を含有している。これらの溶剤及び揮発性中和剤
の割合いはできるだけ小さくなくてはならず、またラッ
カー固形分、有機溶剤及び揮発性中和剤の重量パーセン
ト合計値に比して可能な限り25重量パーセント、好ま
しくは20重量パーセントを超えてはならない;換言す
れば、高−固体値は75重量パーセント好ましくは80
重量パーセントを下廻ってはならない。この計算は次式
によって行われる:
【0007】
【数1】
【0008】溶剤稀釈性のプライマー・サーフェーサー
を水稀釈性のそれで置き代えた結果として、ラッカー塗
装の品質の低下があってはならない。しかしながら、今
日まで有機溶剤含量の少ない水稀釈性プライマー・サー
フェーサーの完全採用は、充分なまでには達成されなか
った。そして殊に小石による衝撃への抵抗力及び腐蝕保
護の性質は、バッチ毎にいつも再現性をもって得られる
とは限らない水稀釈性プライマー・サーフェーサーの特
性のうちの1つである。
【0009】封鎖されたイソシアナートを有するポリエ
ステル又はアクリレート樹脂の組合せから得られた水稀
釈性の小石による衝撃に抵抗性のコーティング剤が、D
E−PS−38 05 629より知ることができる。水
性プライマー・サーフェーサーがこれらのコーティング
剤に適用され、その結果、全体的なラッカー仕上げの適
用のためには追加的な操作が必要である。
【0010】公開番号WO 88/03159の国際特
許出願には、ビスフェノールAエポキシ樹脂で変成され
たポリエステルを含有しているに相違ない水稀釈性塗布
剤組成物及び水性プライマー・サーフェーサーが記載さ
れている。これらの系の不利な点はバインダーの選択に
制限があることである。専門家は誰でも異った適用に対
するプライマー・サーフェーサーへの要件はいかに雑多
で様々であり得るかを知っている。この理由で、一つの
バインダー系に制限されないことが必要である。
【0011】それ故に、有機溶剤の含量が小さくてまた
特定のバインダーの選択には関係なく小石による衝撃に
対する抵抗力及び腐蝕保護の点においてさえ、溶剤稀釈
プライマー・サーフェーサーに比して同等又は優れてさ
えいる水性プライマー・サーフェーサーを提供するとい
う問題が存在していた。特に自動車のラッカー塗装用に
このようなプライマー・サーフェーサーを使用すること
が可能であるべきである。
【0012】もしポリアミド、ポリアクリロニトリル又
はそれらの混合物の粉末をプライマー・サーフェーサー
として用いようとする水性塗布剤に添加するか、又は水
稀釈性プライマー・サーフェーサーの製造に同時に利用
するならば、上記問題の解決は可能となることが判って
来た。この結果として、少量溶剤又は溶剤なしの水稀釈
性プライマー・サーフェーサーの小石による衝撃に対す
る抵抗及び腐蝕抵抗は改善される。
【0013】それ故に本発明は水性コーティング剤から
陰極電着により下塗りを施し、次で湿式重ね塗り方式
(wet-on-wet)によるか瞬間蒸発、乾燥又は炉加熱した
後に180℃に至るまでの温度で硬化し得る水稀釈性の
バインダーを一種又は数種含有する水性ペースト充填剤
からなるプライマー・サーフェーサーを施し、そして更
に一種又は数種の基礎コート及び仕上げコートを湿式重
ね塗り方式によるか、乾燥又は炉加熱した後に施すこと
によって電気伝導性を有する基材上に小石による衝撃に
抵抗力(gravel-impact-resistance)を有する多層コート
ラッカー仕上げを作製する方法に関するものであって、
粒子径が0.1ないし100μmの範囲にあるポリアミド
粉末、ポリアクリロニトリル粉末又はそれらの混合物を
0.1ないし20重量パーセント好ましくは0.5ないし
20重量パーセント含有する水性ペースト充填剤が使わ
れ、且つ水性ペースト充填剤の高−固体値が75重量パ
ーセントを下廻らないことを特徴とする。
【0014】本発明はまた、180℃に至るまでの温度
で硬化し得る水稀釈性のバインダーを一種又は数種含有
する小石による衝撃に抵抗力のある多層コートラッカー
仕上げを製造するための水性ペースト充填剤に関する。
これらのペースト充填剤は粒子径が0.1ないし100
μmの範囲にあるポリアミド粉末又はポリアミド粉末と
ポリアクリロニトリル粉末との混合物を0.1ないし2
0重量パーセント含有し、且つ高−固体値が75重量パ
ーセントを下廻らないことを特徴とする。
【0015】コーティング材料における重合体粉末の使
用はEP−B1−0 083 139に記載されている。
ポリアミド粉末は有機溶剤をベースとし、またコイルコ
ーティング工程での使用を目論まれているコーティング
組成物に添加される。EP−OS 015 035には既
知のマレエート油をベースとした水稀釈性コーティング
剤組成物が記載されている。コーティング剤組成物は固
体粒子、例えばエポキシ樹脂粉末の形でエポキシ基含有
化合物を含有する。溶剤稀釈性のプライマー・サーフェ
ーサーの腐蝕保護及び小石による衝撃に対する抵抗性
は、このシステムでもって達成されない。
【0016】本発明に従って用いられる水稀釈性の下塗
り面均らし剤(プライマー・サーフェーサー)は使われ
たバインダーに殆ど依存しない。プロセス操作の範囲内
において水で稀釈する際に殆ど連続的な粘度の低下を示
しまた粘度の変則をもたないバインダー又はバインダー
系はいずれも包含される。粘度変則がある場合に水を添
加すると、まず粘度増大(“water hill")が生じ、次
いでこれは急激に低下する。粘度変則をもたないバイン
ダー又はバインダー系は、AT−PS 328587の
実施例について記載されているように、例えばハイブリ
ッド系又は多価電解質−非電解質縮合物である。
【0017】AT−PS 32 85 87に記載されて
いるようにハイブリッド系をベースとしたこのようなバ
インダーの好ましい例は、混合物即ち10mg KOH/g未
満の酸価及び50〜650mg KOH/gの水酸価を有する
水溶性のフィルム形成性ポリヒドロキシ化合物と、カル
ボキシ基対水酸基のモル比が1:2ないし1:25であ
り30〜280mg KOH/gの酸価を有し、部分的に又は
完全に中和したカルボキシル基を有するフィルム形成性
のあるポリカルボキシル化合物との部分縮合生成物の6
0ないし90重量パーセントと、水酸基と反応し得る多
価電解質の特性をもたない多価フィルム形成性を有する
合成樹脂の10〜40重量パーセントとを含有するバイ
ンダーである〔いずれの重量パーセントもバインダーの
固形分含有量に対するものである〕。
【0018】フィルム形成性のあるポリヒドロキシ化合
物で適するものは、既知の方法で、例えばモノエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、グリセロール、トリメチロールプロパン又はペ
ンタエリスリトールのようなポルオールの過剰と、フタ
ール酸、テレフタル酸、トリメリット酸、コハク酸、ア
ジピン酸及びセバシン酸のようなポリカルボン酸又はそ
れらの無水物との縮合によって、場合により5個ないし
20個の炭素原子を有するモノカルボン酸を部分的に共
同利用して造ることができる。もう一つ別の可能性のあ
る合成は過剰のポリオールとジイソシアナート、例えば
トリレンジイソシアナート又はヘキサメチレンジイソシ
アナートとを反応させることである。同様に適するポリ
ヒドロキシ化合物はエチレングリコールモノメタクリル
酸エステルのような遊離のヒドロキシル基を有するα,
β−エチレン性不飽和化合物と、他の共重合性ビニル化
合物、例えばアクリル酸又はメタクリル酸と一価アルコ
ール、アクリル酸のアミド又はメタクリル酸、スチレ
ン、ビニルトルエン及びカルボキシル基をもっていない
他のモノマーとの共重合によって得られる。この共重合
体はメラミン、尿素、ベンゾグアナミン、フェノール等
とホルムアルデヒドとの縮合物を少量捲込んで含有する
こともできる。
【0019】30ないし280mg KOH/gの酸価を有す
るポリカルボキシ化合物で適するものは、例えばヒドロ
キシルに富んだ予備縮合物とジ−又はトリカルボン酸無
水物との反応によって例えばヒドロキシルに富んだポリ
エステル又はポリウレタンとフタール酸無水物又はトリ
メリット酸無水物とから調製することができる。ジエノ
フィル(dienophilic)化合物、例えばマレイン酸無水
物の分子量500を超える不飽和化合物への付加生成物
が好ましい。これらは天然の不飽和脂肪酸及び樹脂酸と
ポリオール、例えばグリセロール又はペンタエリスリト
ールとのエステル、もしくはビスフェノールAグリシジ
ルエーテルのようなエポキシ基をもった化合物とのエス
テルを含んでいる。不飽和であって同様に付加できるも
う一つ別の適する化合物のグループはジエン(ブタジエ
ン、イソプレン)の重合体である。このような付加生成
物のすべてにおいて、無水物基は本発明に従いポリカル
ボキシ化合物として使用する前に水か又は一価アルコー
ルのいずれかによって開裂される。更に、(メタ)アク
リル酸エステル、スチレン又はビニルトルエンのような
α,β−エチレン性不飽和モノマーとのアクリル酸又は
メタアクリル酸の共重合体、もしくはオーストリア特許
明細書第291,571号及び同299,543号に記載
されているような自己架橋性共重合体もまたポリカルボ
キシ化合物として使用できる。
【0020】このポリカルボキシ化合物のカルボキシ基
は部分的に又は完全に中和される。この目的に適するの
は、有機ガスのような無機塩基又は揮発性中和剤、例え
ばアンモニア、脂肪族アミン又は脂肪族アルカノールア
ミンのような窒素塩基である。これらの実例としてジエ
チルアミン、トリエチルアミン、N,N′−ジメチルエ
タノールアミン及びジエタノールアミンがある。
【0021】ポリヒドロキシ化合物とポリカルボキシ化
合物との連結は単純混合の結果として生起する。随意的
に二つの成分の部分的縮合は、例えば80ないし140
℃の温度で実施することができる。この結果として、こ
の連結生成物の均一性を増すことができる。部分縮合は
水中における溶解度が失われない程度に実施される。大
抵の場合、縮合生成物の酸価は出発混合物に比較して8
ないし15単位だけ減少する。
【0022】ヒドロキシ基と反応し得るフィルム形成性
のある多価の合成樹脂は多価電解質の特性をもたない樹
脂であるように共同利用することができる。これらは例
えばホルムアルデヒドと尿素、メラミン、ベンゾグアナ
ミン、フェノール、クレゾール、キシレノール、及びp
−tert−ブチルフェノールとの縮合生成物である。場合
により一価アルコールでエーテル化される。
【0023】水が添加されると、上記連結生成物は分散
液又は乳化液を形成するが、この液中において水不溶性
ポリヒドロキシ成分は、水溶性ポリカルボキシ成分によ
って安定化される。
【0024】重合体粉末の発明による使い方の利点は−
30℃までの低温においてさえも著しい小石による衝撃
に抵抗力があり、非常に良好な腐蝕保護性があり、そし
て優秀な接着性とコーティング間の接着性を得るために
一般産業のラッカー塗装及び殊に自動車車体のラッカー
塗装のためには普通である温度で塗布された低溶剤含量
の水稀釈性プライマー・サーフェーサーを炉加熱する
(stoving)ことが可能であることであり、そしてこれ
らに加えて、コーティング剤組成物の展張率の増大、色
顔料の節約及び焼却による失敗したバッチの廃棄処分に
おける残留物の少量化を挙げることができる。
【0025】使用された粉末の粒子径は0.1から10
0μmの範囲内にある。この粒子径は所望のコーティン
グ厚さに依存し、またコーティングされて加熱されたプ
ライマー・サーフェーサー中で及びこれに塗装されたラ
ッカーフィルム上で均一で平滑な面が達成されるよう
に、充分に小さいものが選ばれる。あらくてむらのある
表面は確かにしばしば次回のコーティングのよい接着を
与えるが、しかしこれは光学的欠陥のためにしばしば望
ましくない。100μmまでの粒子の大きさは、特に高
級造りのプライマー・サーフェーサーに又は加熱時に粒
子の部分的溶解又は代りとして部分的溶融をもたらし、
その結果粒子の大きさの低下が生じ得る、ある程度の割
合いの溶剤を有する材料に適する。一般に好ましくは1
0μmまで特に5μmまでの粒子の大きさが使われ、下限
は好ましくは約1μmである。使われる粉末の粒子大き
さの分布は広い範囲に亘って可変である。特定の特性、
例えばレオロジーは場合により粒子大きさの分布の変化
によって意図的に影響を与えることができる。
【0026】ポリアミド粉末及び/又はポリアクリロニ
トリル粉末は水性ペースト充填剤に、全組成物に対して
最大約20重量パーセントまでの分量が加えられる。下
限はペースト充填剤の全組成物に対して0.1重量パー
セント、好ましくは1重量パーセントである。低い値
程、特にポリアミド粉末を用いるときに、砂利衝撃保護
の向上に向かうけれども、好ましくは約1ないし10重
量パーセントが用いられる。
【0027】本発明による使い方に適するポリアクリロ
ニトリル粉末は単一又は共重合体である得る。それらは
少なくとも70ないし100重量パーセント(好ましく
は90重量パーセントを上廻る値)のアクリロニトリル
及び/又はメタアクリロニトリルが重合されて含まれ
る。残余は一種又は数種のコモノマーである得る。実例
としては、C1ないしC22のアルコールのアクリル酸エ
ステル及びメタアクリル酸エステル、例えばメタクリル
酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル;20個
までの炭素原子を有するビニル芳香族モノマー、例えば
スチレン、ビニルトルエン;他の不飽和酸のエステル、
例えばC1ないしC22−アルコールのマレイン酸及びフ
マール酸エステル;パーフルオロ化されたC1ないしC
22アルコールのアクリル酸エステル及びメタクリル酸エ
ステル;塩化ビニル、ビニルエーテル及びビニルエステ
ルのようなビニルモノマー;並びにエチレン及びブタジ
エンのようなモノ−及びジオレフィンがある。
【0028】更に、例えば不飽和カルボン、スルホン又
はホスホン酸及びそれらのエステルはクロトン酸、イタ
コン酸、ビニルスルホン酸、アクリルアミドプロピルメ
タンスルホン酸、ビニルホスホン酸及びそれらのエステ
ルのようなモノマーとして使用できる。適するコモノマ
ーもまた不飽和の一級、二級及び三級アミン、例えばメ
タクリル酸ジメチルアミノネオペンチル、アクリル酸ジ
メチルアミノネオペンチル、メタクリル酸2−N−モル
ホリノエチル、アクリル酸2−N−モルホリノエチル又
はアクリルアミドのようなアクリル酸及びメタクリル酸
アミドを包含する。
【0029】更にまた、共重合し得る他の官能性モノマ
ーもまた使用できる。それらには、ヒドロキシル、シラ
ン又はエポキシ基が含まれ、例えばビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリブトキシシラン、メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、N−メチロールアクリル
アミド同様にそのアルキルエーテル、N−メチロールメ
タクリルアミド及びそのアルキルエーテル、メタクリル
酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシブチル、ア
クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アクリ
ル酸ヒドロキシエチルがある。
【0030】ポリアクリロニトリル粉末は、専門家に知
られている慣用的な方法によって造られる。懸濁重合及
び乳化重合が例である。それらは例えばWinnacker-Kuec
hler著“Chemische Technologie"、Organishe Technolo
gie 2、Vol. 6、Karl Hanser-Verlag Muechen-Wien
(1982)に記述されている。ポリアクリロニトリル
粉末の特性、例えばガラス転移温度及び溶融挙動は適正
なモノマー選択によって影響される。粒子の大きさの分
布は選択された生産プロセス、つまり換言すれば、専門
家に馴染みのあるやり方で用いられるプロセスパラメー
タによって影響される。
【0031】ポリアクリロニトリル粉末に対する要件、
例えば粒子径、ガラス転移温度、分子量及び溶液挙動が
達成されるようにモノマー、コモノマー及び慣用の補助
剤は選択される。本発明に応じて適当である粉末ポリア
クリロニトリルの分子量(Mw)は少なくとも100,0
00である。製造後、ポリアクリロニトリル粉末は水性
懸濁液に例えばペースト樹脂を用いて分散させるか又は
加工することができ、あるいは粉末状に乾燥しそれから
場合により更に磨砕した後に本発明による目的に用いら
れる。
【0032】本発明に従って使用されるポリアミド粉末
は、一分子当り6個ないし12個の炭素原子を有するア
ミノカルボン酸又はそれらのラクタム、例えばε−カプ
ロラクタム、ω−アミノウンデカン酸、ラウリルラクタ
ム、又はそれらの混合物から造ることができる。またヘ
キサメチレンジアミンのようなジアミンと、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸及びテレフタル
酸のようなジカルボン酸とからできるポリ縮合生成物も
適している。ジアミンとジカルボン酸の混合物並びにラ
クタム、ジアミン及び酸の混合物もまた使用することが
できる。
【0033】官能基の含有量の高いポリアミドを得るた
めには、より高い官能性をもった酸又はアミン、例えば
トリメリット酸又はその無水物並びにジエチレントリア
ミンを使うことが可能である。
【0034】ポリアミドの製造では転化し得るカルボキ
シル基の少なくとも70%がアミド基に転化しているこ
とが好ましい。更に転化の可能性は例えばエステル基の
生成にもある。ポリアミドはその特性を変えることがで
きる、例えばポリエステルセグメントの導入によって可
撓化をもたらすことができる。
【0035】この意味において、もし転化可能なカルボ
キシル基の少なくとも70%がアミドに転化されている
ならば、ポリエステルアミド及びポリエーテル共重合体
アミドもまたこのポリアミドの中に包含される。
【0036】ポリアミドの工業的生産はジアミン又はポ
リアミンとジカルボン酸又はポリカルボン酸との重縮合
により、ω−アミノカルボン酸の重縮合により、もしく
はラクタムの開環重合によって実行することができる。
製造は溶融又は溶液中で実施できる。溶液重合中又はそ
の後に、ポリアミドは随意的に微粉形態で存在すること
ができる。
【0037】使用できるポリアミドの数平均分子量は5
00を上廻り、好ましくは3000を上廻る。このポリ
アミドは分子当り少なくとも10個、好ましくは15個
のアミド基を含有する。適しているポリアミド粉末は、
例えば商品名“Orgsol”(登録商標)及び“Rilsan"(登
録商標)としてATO-Chemie Co. から入手できる。
【0038】使われたポリアクリロニトリル及びポリア
ミド粉末は使用されるバインダー、研磨樹脂又は溶剤に
80℃に至るまでの温度で融解してはならない、もしく
は部分的に溶解又は膨潤してはならない。従って、これ
らは塗布及び生産の条件下で無変化のまま存在せねばな
らない。加熱中にこれらは融解又は少なくとも完全には
融解してはならず、もしくは溶解してはならない。
【0039】この粉末の表面にイオン性基を存在させな
いことができるが、例えば改良された分散安定性又は他
の所望の特性を得るためにイオン性基もしくは酸性又は
塩基性基を含有させることもできる。
【0040】本発明によって用いられるポリアクリロニ
トリル及び/又はポリアミド粉末は慣用の増量剤及び/
又は顔料と共に使用することができる。このような増量
剤は例えばペースト充填剤の製造においては慣用されて
いるように使うことができ、またある程度までそれらに
重みを加えることができる。それらは例えばカーボンブ
ラック、二酸化チタン、微分散した二酸化シリコン、珪
酸アルミニウム(Kaolin)、珪酸マグネシウム(タル
ク)、炭酸カルシウム(チョーク)、硫酸バリウム(バ
ライタ)及び金属的効果をもつ顔料のような種々の顔料
と言った無機顔料兼増量剤であり得る。鉛及びクロム酸
塩化合物のような、有機及び無機着色顔料並びに腐蝕保
護顔料は付加的に使うことができる。
【0041】もし本発明に従って使用されたポリアクリ
ロニトリル及び/又はポリアミド粉末に加えて無機及び
有機顔料のような他の増量剤、特に無機増量剤及び/又
は顔料が使われるならば、ポリアミド及び/又はポリア
クリロニトリル粉末の割合は増量剤、顔料、ポリアミド
及びポリアクリロニトリル粉末の容積合計に対して好ま
しくは5ないし100容量パーセント、特に5ないし6
0容量パーセントである。
【0042】本発明によるペースト充填剤に使われるポ
リアミド及び/又はポリアクリロニトリル粉末、増量剤
及び/又は顔料は合成樹脂と共に粉砕された形で水性及
び/又は溶剤含有顔料ペーストとして使用することがで
きる。このような顔料ペーストは例えば場合によって樹
脂を粉砕する顔料に中和に必要な中和剤及び湿潤剤又は
溶剤のような他の補助剤のある分量を加え、水(特に脱
イオン水)でもって低粘度水性分散体に転化し、そして
次に高速機械撹拌でもって顔料に混ぜ合わせることによ
って製造することができる。ペースト樹脂として、フィ
ルム形成性樹脂の成分を使うこともまた可能である。好
ましい製造方式によると、低分子の、実際には100%
メラミン樹脂をペースト樹脂として溶解し、例えば溶剤
中のヘキサメトキシメチルメラミンのように調製し、そ
して場合によっては湿潤剤を添加した後、水及び粉砕す
べき粉末を粉砕機、例えばビードミル(bead mill)で
粉砕する。粉末は単独でまた組合わせて粉砕することが
できる。
【0043】粉砕されたペースト製造の更に別の可能性
は、粉末を粉砕するための無溶剤又は低濃度溶剤分散を
使用することにある。
【0044】得られたペーストはバインダーを追加しな
いか又は追加後のいずれかに場合によっては溶解した形
で、水性分散の形で及び/又は追加添加剤の添加後に水
で稀釈される。
【0045】本発明のもう一つ別の具体例によると、本
発明によって製造されるプライマー・サーフェーサーは
陰極電着塗装(cataphoretic coating)に適用され、そ
のバインダー架橋剤組成物は加熱前にビスフェノールA
をベースとしたアミノエポキシ樹脂の好ましくは少なく
とも25重量パーセントを含有している。外部架橋の場
合はこのバインダー架橋剤組成物は更に封鎖されたポリ
イソシアナートの少なくとも15重量パーセントを含有
している。重量パーセントの値はいずれの場合でもバイ
ンダー架橋剤の固形分含量に関係する。封鎖されたポリ
イソシアナートは少なくとも潜在イソシアナート基の8
重量パーセントを含有している。自己架橋によってバイ
ンダーは少なくとも1.2パーセントの潜在イソシアナ
ート基を含有するに違いない。もし自己架橋バインダー
及び追加封鎖イソシアナートの一種又は数種が存在する
ならば、潜在イソシアナート基の最少含量はバインダー
架橋剤組成から計算して1.2パーセントとなる。
【0046】アミノ−エポキシ樹脂はビスフェノールA
セグメント少なくとも65パーセント含有せねばならな
い(ビスフェノールAセグメントの分子量は226であ
る)。陰極電着塗装剤の組成及びそれらの施用は文献及
び公開された特許出願から知られる。本発明に従って適
している陰極電着塗装剤組成物はヒドロキシ基含有アミ
ノ−エポキシ樹脂からできていて、これは分子当り少な
くとも一つ、好ましくは二つの1,2−エポキシ基を有
するビスフェノールAポリグリシジルエーテルから造ら
れる。下記一般式の1,2−エポキシ基を含有するポリ
グリシジルエーテルが好ましい。
【0047】
【化1】
【0048】アミノ基はNH−反応性化合物のエポキシ
基への付加によるか、又は芳香族及び/又は脂肪族及び
/又は環状脂肪族のジ−又はポリイソシアナートとジア
ルキルアミノアルカール(例えば公開されたドイツ特許
出願27 07 405号に記載されている通り)との反
応によってこれまで得られたきた塩基性モノイソシアナ
ートとヒドロキシル基との反応によって、1,2−エポ
キシ基を含有するポリグリシジルエーテルに導入され
る。
【0049】NH−反応性化合物としてジアルキルアミ
ノアルキルアミンのような一級モノアルカノールアミン
及び/又はジアルキルアミン、モノアルキルヒドロキシ
ルアミン又はジヒドロキシアルキルアミンのような二級
モノアミン、及び/又はジケチミンが使われる。実用で
きる化合物の例としてジエチルトリアミン−ジケチミ
ン、ジエチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、
N−メチルアミノエタノール及び/又はジエタノールア
ミンがある。もし一級アミン又は二級ジアミンを用いる
ならば連鎖の延長が生ずる例えば1モルの1,6−ヘキ
サジアミンと2モルのバーサチック酸グリシジルエステ
ルとの付加生成物を投入する場合などである。
【0050】このアミノ−エポキシ樹脂の数平均分子量
(Mn)は400ないし10,000、好ましくは100
0ないし5000である。
【0051】更に陰極電着塗装バインダーはビスフェノ
ールAをベースとしたアミノ−エポキシ樹脂との連結で
又は予備縮合で使用することができる。例えば、ビスフ
ェノールF及び/又はノボラックをベースとしたアミノ
−エポキシ樹脂、末端二重結合をもったアミノ−エポキ
シ樹脂、アミノ−ポリウレタン樹脂、ビスフェノール
A、反応性アミン及びホルムアルデヒドをベースとした
マンニッヒ塩基、アミン基含有ポリブタジエン樹脂、改
質エポキシド−二酸化炭素反応生成物(例えばDE−A
−36 44 370、EP−A−234 395に記
載)又はエポキシ樹脂で改質したマンニッヒ塩基(例え
ばEP−A−209 857、EP−A−227 975
に記載)。
【0052】更に、アミノ基含有アクリレート樹脂(例
えばDE−A−36 28 121に記載)を一緒に利用
することができるが、しかしこのときは添加物の性質を
分量に依存して塗膜間接着又は砂利衝撃抵抗など若干の
特性が劣化することに注意を払わねばならない。
【0053】ビスフェノールAをベースとしたアミノ−
エポキシ樹脂のように、連結樹脂又は事前縮合樹脂は一
級、二級及び/又は三級アミノ基又は四級アンモニウム
基をもつことができるが、しかしスルホニウム及び/又
はホスホニウムをももつことができる。しかしそれらは
基本の基をもたないこともできる。基本の基をもたない
バインダーの量はバインダーが水性分散液中で分離する
程、当然そんなに多くしてはならない。他方、基本の基
を有する部分的に中和したバインダーの乳化力が充分に
大きいときは、添加された基本の礎をもたないバインダ
ー、可塑剤、架橋剤等の60ないし70パーセントまで
が安定に分散して残留することは全く可能である。通
常、それらの分量は30パーセント未満である。
【0054】封鎖されたジイソシアナート及び/又はポ
リイソシアナートはイソシアナート架橋剤として用いら
れる。以下に封鎖された形で及び場合により封鎖された
プレポリマーの形で使うことのできるイソシアナートの
例として名を挙げておく:エチレン、プロピレン、テト
ラメチレン、ヘキサメチレン、デカメチレン及びドデカ
メチレンジイソシアナート;2,4,4−トリメチル−ヘ
キサメチレン−1,6−ジイソシアナート;フェニレ
ン、トリレン及びナフタレンジイソシアナート;4,4
−メチレンビス(フェニルイソシアナート)、4,4′
−エチレン−ビス(フェニルイソシアナート)、ω,
ω′−ジイソシアナート−1,3−ジメチルベンゼン
(m−キシリレンジイソシアナート)、ω,ω′−ジイ
ソシアナート−1,4−ジメチルベンゼン、ω,ω′−ジ
イソシアナート−1,3−ジメチルシクロヘキサン、1
−メチル−2,4−ジイソシアナートシクロヘキサン、
4,4′−メチレン−ビス(シクロヘキシルイソシアナ
ート)、4,4′−エチレン−ビス(シクロヘキシルイ
ソシアナート)、3−イソシアナートメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキシルイソシアナート、ダイマー
酸ジイソシアナート、ω,ω′−ジイソシアナートジエ
チルベンゼン、ω,ω′−ジイソシアナート−ジメチル
トルエン、ω,ω′−ジイソシアナートジエチルトルエ
ン、フマール酸−ジ(2−イソシアナートエチル)及び
トリフェニルメタントリイソシアナート。
【0055】プレポリマーとして、過剰のジ−又はポリ
イソシアナートと低分子のポリオールから造られる反応
生成物を用いることができるが、そのポリオールは例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ヘキサ
メチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、水
素化ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタン、1,2,6−ヘキサントリオール、グ
リセロール、ソルビトール、シュクローズ及びペンタエ
リスリトールである。
【0056】置換された尿素基を含有するイソシアナー
トプレポリマーを用いることは有利となるに違いない。
【0057】ジ−又はポリイソシアナートの中で、封鎖
された形でビウレット構造又はアロファネート構造を有
するものもまた使用できる。
【0058】封鎖剤として可能性のあるものは、フェノ
ール、ラクタム、活性メチレン基を含む化合物、アルコ
ール、メルカプタン、ヒドロキシアルキルアクリレー
ト、ヒドロキシアルキルメタクリレート、アミド、イミ
ド、アミン、tert−アルカノールアミン、イミン、オキ
シム又は亜硫酸塩をベースとした既知の物質である。封
鎖剤の例としては、フェノール、クレゾール、キシレノ
ール、ニトロフェノール、エチルフェノール、tert−ブ
チルフェノール、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシトルエン、ε−カプロラクタム、δ−バレロラク
タム、γ−ブチロラクタム、β−プロピオラクタム、ア
セチルアセトン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、アミルアルコール、ラウリルアルコー
ル、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノー
ル、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモ
ノメチル及びモノエチルエーテル、メトキシプロパノー
ル、メトキシメタノール、フルフリルアルコール、2−
エチルヘキサノール、ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ジ
フェニルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、ジメ
チルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、イ
ミダゾール、2−エチルイミダゾール、尿素、チオウレ
ア、エチレンウレア、1,3−ジフェニルウレア、N−
フェニルカルバミン酸のフェニルエステル、2−オキサ
ゾリジン、エチレンイミン、ホルムアルドキシム、アセ
タルドキシム、アセトキシム、メチルエチルケトキシ
ム、メチルイソブチルケトキシム、ジアセチルモノオキ
シム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキサノンオキ
シム、重亜硫酸カリ、重亜硫ナトリウムである。
【0059】本発明における封鎖されたイソシアナート
は加熱条件下で必ず反応性水酸基と反応してウレタン基
に、また反応性アミンと反応して置換尿素基になる。加
熱条件下でかなりの程度エステル交換及びアミド交換架
橋剤として、例えばマロン酸又はアセト酢酸エステルと
反応したイソシアナートのような反応するジ−及びポリ
イソシアナートは意図されていない。これらの架橋剤及
びすべての他の適用できる架橋剤、例えば更に広範なエ
ステル交換及びアミド交換架橋剤、トリアジン−ホルム
アルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−アリルエー
テル−ホルムアルデヒド樹脂、アセタール−官能性架橋
剤及び尿素縮合生成物(例えばDE−A−33 25 0
61に記載)を随意的に使うことができる。
【0060】自己架橋性の陰極電着塗装バインダーを造
るためには、ジ−又はポリイソシアナートを部分的に封
鎖しそして残留遊離イソシアナート基を反応性ヒドロキ
シル基及び/又は反応性アミノ基で反応させる。
【0061】陰極電着塗装浴及び仕上げ材の製造は充分
によく知られている。塩基性の基をもったバインダーは
適している酸で部分的に中和して水中に分散させる。陰
極電着塗装浴は随意的に顔料、増量剤、可塑剤、添加
剤、触媒、有機溶剤、有機粉末又は微粒子等を含有す
る。
【0062】導電性表面のコーティングは既知の電着塗
装条件下に実行することができる。プライマー・サーフ
ェーサーは湿式重ね塗り方式で、又は場合により加熱し
て陰極電着塗膜を乾燥した後あるいは又炉熱乾燥後に、
陰極電極コーティングに適用される。電着塗装のコート
厚さは通常の範囲内、例えば10ないし15μmを維持
することができる。プライマー・サーフェーサーは好ま
しくは15ないし60μmのフィルム厚さで施用する。
【0063】プライマー・サーフェーサー塗膜に対し、
従来の水稀釈又は溶剤稀釈単味ラッカー又は色彩ラッカ
ー例えば金属色彩ラッカー又は真珠光沢ラッカーは、湿
式重ね塗り方式でか場合により加熱による瞬間蒸発の後
に又は加熱炉乾燥の後に、施すことができる、そして従
来の透明な水稀釈又は溶剤稀釈ラッカーもしくは透明な
粉末塗料も同じように湿式重ね塗り方式でか、場合によ
り加熱による瞬間蒸発の後に又は加熱炉乾燥の後に施す
ことができる。
【0064】本発明に応じて提供されるペースト充填剤
及び本発明に従ったプロセスを通じて小石による衝撃に
抵抗性のあるプライマー・サーフェーサー又は多層コー
トラッカー仕上げの中間コートを手に入れることが可能
になる。このようなプライマー・サーフェーサー又は中
間コートは自動車分野に殊更適する。それらは多層コー
ト作業の修理におけると同様に新造車において使用する
ことができる。使われたペースト充填剤は有機溶剤含有
量が非常に小さくそして優秀な小石による衝撃に対する
抵抗性と著しい腐蝕保護の両方を提供する。低溶剤含量
の結果として蒸気排出は大いに低減される。
【0065】下記実施例は本発明を例示するのに役立
つ。実施例中下記原料が使用されている:市場的に入手
できるポリアクリロニトリル粉末は約7%のアクリル酸
メチルを約7%含有する。ガラス転移点(Tg)>90℃
(DSCによる測定)、分子量(M.W.)>100,00
0、平均粒子の大きさ(D50)=10μm、(主たる粒
子の大きさの範囲:1.5〜16μm)
【0066】ポリアミド612粉末 融点範囲:135〜160℃(DSCによる測定) 数平均分子量=3590(蒸気圧滲透法による、120
℃、DMF) 平均粒子大きさD50=11μm(主たる粒子の大きさの
範囲:5〜20μm)
【0067】市場的に入手できるアルキド樹脂 水稀釈性あり脂肪酸で改質されている(Resyovol VWA54
77、Hoechst AGにより製造され、自由販売されている) 固形分含量=35% 酸価=197mg KOH/g固体 酸価=43mg KOH/g固体 分子量測定はTHF中ポリスチレンを用いたGPC法に
よる 重量平均分子量 Mw=15,500 数平均分子量 Mn=2300 多分散性 D=Mw/Mn=6.7
【0068】実施例において小石による衝撃に対する抵
抗性の有機質の水性充填剤が調製される。
【0069】実施例1 ヘキサメトキシメチルメラミン樹脂(HMMM)26.
95gを供給し、続いてこれにジプロピレングリコール
モノメチルエーテル56.74g、市場で入手可能な多
官能性湿潤剤8.98g及び脱イオン水70.92gを撹
拌しながら加える。
【0070】引続いて、ポリアクリロニトリル粉末4
7.28g、ベンゾイン18.91g及びポリアミド61
2粉末23.64gを撹拌しながら撒き散らす。粉砕機
供給物は急速撹拌溶解機で15分間予備分散し、そして
次にビードミルで60分間粉砕する。この工程中、温度
は40℃を超えるべきでない。
【0071】冷却された粉砕物に、アルキッド樹脂71
8.20g及び脱イオン水28.37gを撹拌中にゆっく
りと加える。
【0072】固形分含量:37.17% 顔料の容積濃度:19.2% 高−固体値(High-solid value):80.2% 小石衝撃試験:マルチ−インパクト, VDA(自動車工
業協会)Test Sheet 621−427(方法A 1bar/
2* 500g)、特性値:1 シングル−インパクト:DIN 55995による 方法A、器具:モデル 490、Erichsen Company +20℃<2mm2、仕上げ剤の僅かな剥離 −20℃<2mm2、仕上げ剤の僅かな剥離
【0073】実施例2 ヘキサメトキシメチルメラミン樹脂(HMMM)29.
24gを供給し、続いてこれにジプロピルグリコールモ
ノメチルエーテル55.80g、市場で入手できる多官
能性湿潤剤9.33g及び脱イオン水53.10gを撹拌
しながら加える。
【0074】引続いてポリアクリロニトリル粉末74.
84gを撹拌中に撒き散らす。粉砕機供給物は急速撹拌
溶解機で15分間予備分散し、そして次にビードミルで
60分間粉砕する。この工程中、温度は40℃を超える
べきでない。
【0075】冷却された粉砕物に、アルキッド樹脂75
0.65g及び脱イオン水27.03gを撹拌中にゆっく
りと加える。
【0076】固形分含量:37.0% 顔料の容積濃度:19.45% 高−固体値(High-solid value):80.0% 小石衝撃試験:マルチ−インパクト、VDA(自動車工
業協会)テストシート 621−427(方法A 1bar
/2* 500g)、特性値:1 シングル−インパクト:DIN 55995による 方法A、器具:モデル 490、Erichsen Company +20℃<2mm2、仕上げ剤の剥離 −20℃<2mm2、仕上げ剤の剥離
【0077】実施例3 ヘキサメトキシメチルメラミン樹脂(HMMM)26.
11gを供給し、続いてこれにジプロピレングリコール
モノメチルエーテル50.39g、市場で入手できる多
官能性湿潤剤8.70g及び脱イオン水122.77gを
撹拌しながら加える。
【0078】引続いて、ポリアミド612粉末68.7
1gを撹拌中に撒き散らす。粉砕機供給物は急速撹拌溶
解機で15分間予備分散し、そして次にビードミルで6
0分間粉砕する。この工程中、温度は40℃を超えるべ
きでない。
【0079】冷却された粉砕物に、アルキッド樹脂69
5.83g及び脱イオン水27.49gを撹拌中にゆっく
り加える。
【0080】固形分含量:34.2% 顔料容積濃度:21.42% 高−固体値:80.2% 小石衝撃試験:マルチ−インパクト、VDA(自動車工
業協会)Test Sheet 621−427(方法A 1bar/
2* 500g)、特性値:1 シングル−インパクト:DIN 55995による 方法A、器具:モデル 490、Erichsen Company +20℃<2mm2 −20℃<2mm2、プライマー・サーフェーサー及び/
又は陰極電着コーティングの剥離
【0081】実施例4 ヘキサメトキシメチルメラミン樹脂(HMMM)24.
56gを供給し、続いてこれにジプロピレングリコール
モノメチルエーテル28.12g、市場で入手できる多
官能性湿潤剤9.81g及び脱イオン水40.17gを撹
拌しながら加える。
【0082】引続いて、ポリアミド612粉末11.2
5g、硫酸バリウム63.81g、二酸化チタン135.
86g及びタルク31.93gを撹拌中へ撒き散らす。
粉砕機供給物は急速撹拌溶解機で15分間予備分散し、
そして次にビードミルで60分間粉砕する。この工程
中、温度は40℃を超えるべきでない。
【0083】冷却された粉砕物に、アルキッド樹脂65
4.50gを撹拌中にゆっくり加える。
【0084】固形分含量:50.1% 顔料容積濃度:23.0% 高−固体値:89.2% 小石衝撃試験:マルチ−インパクト、VDA(自動車工
業協会)Test Sheet 621−427(方法A 1bar/
2* 500g)、特性値:1 シングル−インパクト:DIN 55995による 方法A、器具:モデル 490、Erichsen Company +20℃<2mm2、仕上げ剤の剥離 −20℃<2mm2、仕上げ剤の剥離
【0085】ポリカルボン酸を含むヒドロキシル基をベ
ースとするバインダー成分はポリカルボキシ化合物に共
有結合しているいかなるアミノ基も含有しない状態にあ
る本発明の充填剤用にこのようなバインダーシステムを
使用することは好ましい。しかしながらこのことは、ポ
リカルボキシ化合物のカルボキシル基がアミンによって
中和され得ることを排除するものではない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 177/00 9286−4J C25D 13/00 308 C 13/06 B 13/10 B // C09D 133/20 LJG 7921−4J (72)発明者 ヴオルフガング・ゲルトナー ドイツ連邦共和国5628ハイリゲンハウス. バイエルンシユトラーセ15 (72)発明者 ローラント・グリユター ドイツ連邦共和国5600ヴツパータール1. コルドウラシユトラーセ14 (72)発明者 ライナー・ユンゲルマン ドイツ連邦共和国4600ドルトムント30.シ ムベルンシユトラーセ54 (72)発明者 マンフレート・オパーマン ドイツ連邦共和国5600ヴツパータール.ミ ーアカーシユトラーセ57

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性コーティング剤から陰極電着により
    下塗りを施し、次いで湿式重ね塗り方式でか瞬間蒸発又
    は炉加熱した後に180℃に至るまでの温度で硬化しう
    る水稀釈性のバインダーを一種又は数種含有する水性ペ
    ースト充填剤からなるプライマー・サーフェーサー(下
    塗り面均らし剤)コートを施し、そして湿式重ね塗り方
    式でか瞬間蒸発又は炉加熱した後に一種又は数種の基礎
    コート及び仕上げコートを施すことによって電気伝導性
    を有する基材上に、小石による衝撃に抵抗力(gravel-i
    mpact-resistance)を有する多層コートラッカー仕上げ
    を作製する方法において、水性ペースト充填剤として粒
    子径が0.1〜100μmの範囲にあるポリアミド粉末、
    ポリアクリロニトリル粉末又はそれらの混合物を0.1
    ないし20重量パーセント含有するものが使われ、且つ
    水性ペースト充填剤の高−固体値は75重量パーセント
    を下廻らないことを特徴とする上記の方法。
  2. 【請求項2】 顔料及び/又は無機質増量剤(extende
    r)を更に含有する水性ペースト充填剤を使用すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 充填剤中、ポリアミド及び/又はポリア
    クリロニトリル粉末の分量が無機質増量剤、顔料並びに
    ポリアミド及び/又はポリアクリロニトリル粉末合計量
    に対して5ないし100容量パーセントである、水性ペ
    ースト充填剤を使用することを特徴とする請求項2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 温度が80℃に至るまでは充填剤中、ポ
    リアミド粉末及び/又はポリアクリロニトリル粉末が溶
    融、部分的溶解又は膨潤しない水性ペースト充填剤を使
    用することを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 水酸基を有するポリカルボキシ化合物及
    び水酸基と反応し得るフィルム形成性のある多価合成樹
    脂一種又は数種をベースとした水稀釈性のあるバインダ
    ーを含有する水性ペースト充填剤を使用することを特徴
    とする、前記請求項中のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 混合物、即ち10mg KOH/g未満の酸価
    及び50〜650mgKOH/gの水酸価を有する水不溶性
    フィルム形成性のあるポリヒドロキシ化合物と、カルボ
    キシル基対水酸基のモル比が1:2ないし1:2.5で
    あり30〜280mg KOH/gの酸価を有し部分的に又は
    完全に中和したカルボキシル基を有するフィルム形成性
    のあるポリカルボキシ化合物との部分縮合生成物の60
    ないし90重量パーセントと、水酸基及び水と反応し得
    る多価電解質の特性をもたない多価のフィルム形成性を
    有する合成樹脂の10〜40重量パーセント(いずれの
    重量パーセントもバインダーの固形分含有量に対するも
    のである)とを有するバインダーを使用することを特徴
    とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 多分散度(D=Mw/Mn)が3.5以上で
    あるバインダーを使用することを特徴とする請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 樹脂の固形分含有量が35〜60重量パ
    ーセントになるまで水で稀釈された水性バインダーを使
    用することを特徴とする請求項6又は7記載の方法。
  9. 【請求項9】 バインダー中、フィルム形成性のあるポ
    リカルボキシ化合物がマレイン酸無水物の不飽和脂肪酸
    エステルへの付加生成物である水性バインダーを使用す
    ることを特徴とする請求項6、7又は8記載の方法。
  10. 【請求項10】 バインダー中、水不溶性のフィルム形
    成性のあるポリヒドロキシ化合物がジカルボン酸のポリ
    オールとのエステルである水性バインダーを使用するこ
    とを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 バインダー中、多価のフィルム形成性
    があり多価電解質の特性をもたない合成樹脂が、メラミ
    ン樹脂、好ましくはヘキサメトキシメチルメラミンであ
    ることを特徴とする請求項6ないし10のいずれかに記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 充填剤中、粉末がペースト樹脂と共
    に、特にペースト樹脂としてメラミン樹脂と共に粉砕さ
    れたものである、水性ペースト充填剤を使用することを
    特徴とする前記請求項中のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項による方法が自動車部品の
    ラッカー塗装のために実施されることを特徴とする前記
    請求項中のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 下塗りをビスフェノールA単位の少な
    くとも65モルパーセントを含有するビスフェノールA
    をベースとした自己架橋性又は外部架橋性のアミノ基含
    有エポキシ樹脂からなる水性塗布剤から陰極電着させて
    被着させることを特徴とする前記請求項中のいずれかに
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 封鎖されたイソシアナート基を1.2
    モルパーセント含有するアミノ基含有エポキシ樹脂を自
    己架橋のために採用することを特徴とする請求項14記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 少なくとも8モルパーセントの封鎖さ
    れたイソシアナート基を含有する封鎖ポリイソシアナー
    トの更に15パーセントを外部架橋のために採用するこ
    とを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 180℃に至るまでの温度で硬化し得
    る水稀釈性のバインダーを一種又は数種含有する小石に
    よる衝撃に抵抗力を有する多層コートラッカー仕上げを
    作製するための水性ペースト充填剤であって、水性ペー
    スト充填剤は粒子径が0.1〜100μmの範囲にあるポ
    リアミド粉末又はポリアミド粉末とポリアクリロニトリ
    ル粉末の混合物を0.1ないし20重量パーセント含有
    し、且つ充填剤の高−固体値は75重量パーセントを下
    廻らないことを特徴とする、小石による衝撃に抵抗力を
    有する多層コートラッカー仕上げを作製するための水性
    ペースト充填剤。
  18. 【請求項18】 水性ペースト充填剤が無機質増量剤及
    び/又は顔料を更に含有することを特徴とする請求項1
    7記載の水性ペースト充填剤。
  19. 【請求項19】 水性ペースト充填剤が無機質増量剤、
    顔料、ポリアミド粉末及びポリアクリロニトリル粉末の
    合計量に対して5ないし60容量パーセントのポリアミ
    ド粉末又はポリアミド粉末とポリアクリロニトリル粉末
    の混合物を含有することを特徴とする請求項18記載の
    水性ペースト充填剤。
  20. 【請求項20】 多層コートラッカー仕上げにおける小
    石による衝撃抵抗力のあるプライマー・サーフェーサー
    コート又は中間コートを作製するための、請求項17な
    いし19のいずれかに記載の水性ペースト充填剤の使
    用。
  21. 【請求項21】 自動車分野における、請求項20記載
    の使用。
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