JPH0525339A - シリコーン系ゴムコンパウンド - Google Patents
シリコーン系ゴムコンパウンドInfo
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- JPH0525339A JPH0525339A JP20742491A JP20742491A JPH0525339A JP H0525339 A JPH0525339 A JP H0525339A JP 20742491 A JP20742491 A JP 20742491A JP 20742491 A JP20742491 A JP 20742491A JP H0525339 A JPH0525339 A JP H0525339A
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- Japan
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- silicone rubber
- weight
- parts
- rubber compound
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】シリコーン系ゴムコンパウンドの粘着性をなく
し、ペレット化と成形機等の装置への自動供給を可能と
する。 【構成】 A.シリコーンゴムコンパウンド 90〜10重量部 B.塩素化ポリエチレン 10〜90重量部 でA成分とB成分の合計量100重量部に対して C.乾式シリカ 5〜100重量部 D.可塑剤 0〜100重量部 E.有機過酸化物 0.1〜10重量部 のA〜E成分を含有することを特徴とするシリコーン系
ゴムコンパウンド。
し、ペレット化と成形機等の装置への自動供給を可能と
する。 【構成】 A.シリコーンゴムコンパウンド 90〜10重量部 B.塩素化ポリエチレン 10〜90重量部 でA成分とB成分の合計量100重量部に対して C.乾式シリカ 5〜100重量部 D.可塑剤 0〜100重量部 E.有機過酸化物 0.1〜10重量部 のA〜E成分を含有することを特徴とするシリコーン系
ゴムコンパウンド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、未加硫時に粘着性が
なくペレット化が可能で、成形の際に自動供給が容易な
シリコーン系ゴムコンパウンドに関するものである。
なくペレット化が可能で、成形の際に自動供給が容易な
シリコーン系ゴムコンパウンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーン系ゴムは耐熱性、耐候性、耐
寒性、無毒性、ゴム弾性等に優れ、医療用から各工業分
野にわたり多用されているのは公知である。しかしシリ
コーン系ゴムには未加硫時に本質的に粘着性があり、金
型へ仕込む際に自動供給しにくいという問題がある。こ
れは例えば、混練りロールで加硫剤(一般には有機過酸
化物)、顔料等を添加後の分出しシートを積層状態に放
置すると積層シート同士が接着して一枚一枚剥離するこ
とが不可能となることからも明らかである。
寒性、無毒性、ゴム弾性等に優れ、医療用から各工業分
野にわたり多用されているのは公知である。しかしシリ
コーン系ゴムには未加硫時に本質的に粘着性があり、金
型へ仕込む際に自動供給しにくいという問題がある。こ
れは例えば、混練りロールで加硫剤(一般には有機過酸
化物)、顔料等を添加後の分出しシートを積層状態に放
置すると積層シート同士が接着して一枚一枚剥離するこ
とが不可能となることからも明らかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシリ
コーン系ゴムコンパウンドには粘着性があって自動供給
しにくいという問題があるので、本願発明は、これを改
良して粘着性をなくし、ペレット化と自動供給が可能な
シリコーン系ゴムコンパウンドを提供しようとしてなさ
れたものである。
コーン系ゴムコンパウンドには粘着性があって自動供給
しにくいという問題があるので、本願発明は、これを改
良して粘着性をなくし、ペレット化と自動供給が可能な
シリコーン系ゴムコンパウンドを提供しようとしてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は前記の課題を
解決したもので、 A.シリコーンゴムコンパウンド 90〜10重量部 B.塩素化ポリエチレン 10〜90重量部 で、A成分とB成分の合計量100重量部に対して C.乾式シリカ 5〜100重量部 D.可塑剤 0〜100重量部 E.有機過酸化物 0.1〜10重量部 のA〜E成分を含有することを特徴とするシリコーン系
ゴムコンパウンド、を要旨とするものである。
解決したもので、 A.シリコーンゴムコンパウンド 90〜10重量部 B.塩素化ポリエチレン 10〜90重量部 で、A成分とB成分の合計量100重量部に対して C.乾式シリカ 5〜100重量部 D.可塑剤 0〜100重量部 E.有機過酸化物 0.1〜10重量部 のA〜E成分を含有することを特徴とするシリコーン系
ゴムコンパウンド、を要旨とするものである。
【0005】すなわち、本発明者は前記の課題を解決す
るため鋭意研究を重ねた結果、シリコーンゴムコンパウ
ンドに塩素化ポリエチレンさらに乾式シリカを添加混練
りすることにより、容易にペレット化でき、また、自動
供給できるようになることを確認して本発明を完成し
た。
るため鋭意研究を重ねた結果、シリコーンゴムコンパウ
ンドに塩素化ポリエチレンさらに乾式シリカを添加混練
りすることにより、容易にペレット化でき、また、自動
供給できるようになることを確認して本発明を完成し
た。
【0006】以下に本願発明について詳しく説明する。
本願発明で使用されるA成分のシリコーンゴムコンパウ
ンドとしては、(1)オルガノポリシロキサン生ゴム
(ビニルシロキサン単位を必要に応じて含む)、(2)
オルガノポリシロキサン生ゴムと補強性シリカ(さらに
必要に応じ増量用シリカ)からなる組成物、等があげら
れるが、前記(1)、(2)はいずれもシリコーンゴム
コンパウンドメーカーより市販されているものを使用す
る事ができる。なお、必要に応じこの他に耐熱向上剤と
か各種顔料をこれに添加して使用してもよい。
本願発明で使用されるA成分のシリコーンゴムコンパウ
ンドとしては、(1)オルガノポリシロキサン生ゴム
(ビニルシロキサン単位を必要に応じて含む)、(2)
オルガノポリシロキサン生ゴムと補強性シリカ(さらに
必要に応じ増量用シリカ)からなる組成物、等があげら
れるが、前記(1)、(2)はいずれもシリコーンゴム
コンパウンドメーカーより市販されているものを使用す
る事ができる。なお、必要に応じこの他に耐熱向上剤と
か各種顔料をこれに添加して使用してもよい。
【0007】本願発明ではB成分の塩素化ポリエチレン
として非晶性、結晶性のいずれも使用できるが、本願発
明ではゴム弾性を目的とするため非晶質の塩素化ポリエ
チレンが好ましい。塩素含有率としては30〜40%が
一般にゴム弾性に優れているので好ましい。塩素化ポリ
エチレンの添加量はシリコーンゴムコンパウンド90〜
10重量部当り10〜90重量部でこの合計量が100
重量部、好ましくはシリコーンゴムコンパウンド10〜
70重量部に対し塩素化ポリエチレンが90〜30重量
部でこの合計量が100重量部とされる。添加量が10
重量部未満では非粘着性のペレットになりにくく、90
重量部を超えるとペレット化は容易であるが得られる成
形品のゴム弾性が劣る傾向にあり望ましくない。
として非晶性、結晶性のいずれも使用できるが、本願発
明ではゴム弾性を目的とするため非晶質の塩素化ポリエ
チレンが好ましい。塩素含有率としては30〜40%が
一般にゴム弾性に優れているので好ましい。塩素化ポリ
エチレンの添加量はシリコーンゴムコンパウンド90〜
10重量部当り10〜90重量部でこの合計量が100
重量部、好ましくはシリコーンゴムコンパウンド10〜
70重量部に対し塩素化ポリエチレンが90〜30重量
部でこの合計量が100重量部とされる。添加量が10
重量部未満では非粘着性のペレットになりにくく、90
重量部を超えるとペレット化は容易であるが得られる成
形品のゴム弾性が劣る傾向にあり望ましくない。
【0008】本願発明で使用されるC成分の乾式シリカ
は、四塩化珪素の酸水素焔中における加水分解により合
成して得られる高分散性の無定型シリカで、球形の粒子
が凝集してつながった二酸化珪素のエアロゾルであり、
一般にこの球形をした粒子の平均径は10mμ前後の大
きさである。そしてその表面積が50m2 /gから38
0m2 /gの製品が市販されている。このような市販品
はいずれも使用することができる。この乾式シリカをシ
リコーンゴムコンパウンドと塩素化ポリエチレンの合計
量100重量部当り5〜100重量部、好ましくは5〜
50重量部を混練りすると目標とする効果が得られる。
なお、このシリカの添加方法については、前記A、B成
分を混練りした後に添加するのが望ましい。このように
すれば確実にドライタイプのコンパウンドとなりペレッ
ト化が容易であるが、B成分の塩素化ポリエチレンに乾
式シリカを添加した後にA成分を混練りすると得られる
シリコーン系ゴムコンパウンドがドライタイプにならず
ペレット化が困難になりやすい。
は、四塩化珪素の酸水素焔中における加水分解により合
成して得られる高分散性の無定型シリカで、球形の粒子
が凝集してつながった二酸化珪素のエアロゾルであり、
一般にこの球形をした粒子の平均径は10mμ前後の大
きさである。そしてその表面積が50m2 /gから38
0m2 /gの製品が市販されている。このような市販品
はいずれも使用することができる。この乾式シリカをシ
リコーンゴムコンパウンドと塩素化ポリエチレンの合計
量100重量部当り5〜100重量部、好ましくは5〜
50重量部を混練りすると目標とする効果が得られる。
なお、このシリカの添加方法については、前記A、B成
分を混練りした後に添加するのが望ましい。このように
すれば確実にドライタイプのコンパウンドとなりペレッ
ト化が容易であるが、B成分の塩素化ポリエチレンに乾
式シリカを添加した後にA成分を混練りすると得られる
シリコーン系ゴムコンパウンドがドライタイプにならず
ペレット化が困難になりやすい。
【0009】本願発明で使用されるD成分の可塑剤はB
成分の塩素化ポリエチレンの軟化剤であり、これには一
般に塩化ビニル系樹脂に使用される可塑剤、例えばフタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジブ
チル(DBP)、フタル酸ジヘプチル(DHP)、フタ
ル酸ジイソノニル(DINP)、アジピン酸ジイソデシ
ル(DIDA)、アジピン酸ジイソノニル(DIN
A)、トリメリット酸トリオクチル(TOTM)、トリ
メリット酸トリイソデシル(TITM)またはエポキシ
化大豆油、エポキシ化アマニ油などを用いることがで
き、添加量は前記A成分とB成分の合計量100重量部
に対し0〜100重量部とする。しかしB成分の塩素化
ポリエチレンの粘度が高いとA成分のシリコーン系ゴム
コンパウンドの分散が均一になりにくい傾向があるの
で、この可塑剤を5重量部程度以上使用するのが望まし
い。
成分の塩素化ポリエチレンの軟化剤であり、これには一
般に塩化ビニル系樹脂に使用される可塑剤、例えばフタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジブ
チル(DBP)、フタル酸ジヘプチル(DHP)、フタ
ル酸ジイソノニル(DINP)、アジピン酸ジイソデシ
ル(DIDA)、アジピン酸ジイソノニル(DIN
A)、トリメリット酸トリオクチル(TOTM)、トリ
メリット酸トリイソデシル(TITM)またはエポキシ
化大豆油、エポキシ化アマニ油などを用いることがで
き、添加量は前記A成分とB成分の合計量100重量部
に対し0〜100重量部とする。しかしB成分の塩素化
ポリエチレンの粘度が高いとA成分のシリコーン系ゴム
コンパウンドの分散が均一になりにくい傾向があるの
で、この可塑剤を5重量部程度以上使用するのが望まし
い。
【0010】本願発明で使用されるE成分の有機過酸化
物としては例えば、ジクミルパーオキサイド、2,5−
ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3、t−ブチルパーオキサイド、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート等があげられる。この有機過酸化物の使用量
は、前記A成分とB成分の合計量100重量部に対して
0.1〜10重量部とするが、好ましくは1〜3重量部
である。前記の有機過酸化物には架橋助剤を併用するこ
とが好ましく、この架橋助剤としてはポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ジアリルフタレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジビ
ニルベンゼン等が例示され、その添加量は概ね有機過酸
化物と同じでよい。
物としては例えば、ジクミルパーオキサイド、2,5−
ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3、t−ブチルパーオキサイド、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート等があげられる。この有機過酸化物の使用量
は、前記A成分とB成分の合計量100重量部に対して
0.1〜10重量部とするが、好ましくは1〜3重量部
である。前記の有機過酸化物には架橋助剤を併用するこ
とが好ましく、この架橋助剤としてはポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ジアリルフタレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジビ
ニルベンゼン等が例示され、その添加量は概ね有機過酸
化物と同じでよい。
【0011】その他、添加剤として安定剤、老化防止剤
等の添加は任意であるが、安定剤としては通常塩化ビニ
ル系樹脂に使用される各種金属石けん類、鉛系、有機錫
系、マグネシウム系などが有効である。安定剤を使用す
る場合、その添加量は前記A成分とB成分との合計量1
00重量部当り1〜20重量部とすればよいが、望まし
くは3〜10重量部である。
等の添加は任意であるが、安定剤としては通常塩化ビニ
ル系樹脂に使用される各種金属石けん類、鉛系、有機錫
系、マグネシウム系などが有効である。安定剤を使用す
る場合、その添加量は前記A成分とB成分との合計量1
00重量部当り1〜20重量部とすればよいが、望まし
くは3〜10重量部である。
【0012】また、老化防止剤としては通常合成ゴム、
天然ゴムに使用される例えばフェニルナフチルアミン、
N,N'−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンなど
の芳香族二級アミン系、ジブチルヒドロキシルトルエ
ン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメート]メタンなどの立
体障害型のフェノール系のものが例示される。老化防止
剤を使用する場合、その添加量はA成分のシリコーンゴ
ムコンパウンドとB成分の塩素化ポリエチレンの合計量
100重量部当り0.1〜5重量部とすればよい。さら
に前記組成物に着色顔料、増量用充填剤を添加すること
は任意である。
天然ゴムに使用される例えばフェニルナフチルアミン、
N,N'−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンなど
の芳香族二級アミン系、ジブチルヒドロキシルトルエ
ン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメート]メタンなどの立
体障害型のフェノール系のものが例示される。老化防止
剤を使用する場合、その添加量はA成分のシリコーンゴ
ムコンパウンドとB成分の塩素化ポリエチレンの合計量
100重量部当り0.1〜5重量部とすればよい。さら
に前記組成物に着色顔料、増量用充填剤を添加すること
は任意である。
【0013】以上に説明した各成分を用いてシリコーン
系ゴムコンパウンドさらにはペレットを製造するのであ
るが、それは例えば次のようにして行なうとよい。ま
ず、40〜100℃の二本ロール、加圧式ニーダー、バ
ンバリーミキサー等により塩素化ポリエチレンを必要に
応じて可塑剤と共に練り、次にここへシリコーンゴムコ
ンパウンドを添加して混練りした後、乾式シリカを添加
して混練りし、さらに安定剤、老化防止剤等を適宜添加
混練してコンパウンドとする。次に、得られたコンパウ
ンドに40〜100℃のロール上で有機過酸化物と必要
に応じ架橋助剤を添加して3〜10分間混練し、シート
状としてロールカッターによりペレット化する。別法と
して、有機過酸化物と必要に応じ架橋助剤を混練した前
記のコンパウンドを、ロールよりカッターを用いてリボ
ン状に取り出し、これをヘッド部位の温度が40〜80
℃の押出機により押出してホットカットによりペレット
化する。上記のようにすれば容易にペレット化すること
ができる。
系ゴムコンパウンドさらにはペレットを製造するのであ
るが、それは例えば次のようにして行なうとよい。ま
ず、40〜100℃の二本ロール、加圧式ニーダー、バ
ンバリーミキサー等により塩素化ポリエチレンを必要に
応じて可塑剤と共に練り、次にここへシリコーンゴムコ
ンパウンドを添加して混練りした後、乾式シリカを添加
して混練りし、さらに安定剤、老化防止剤等を適宜添加
混練してコンパウンドとする。次に、得られたコンパウ
ンドに40〜100℃のロール上で有機過酸化物と必要
に応じ架橋助剤を添加して3〜10分間混練し、シート
状としてロールカッターによりペレット化する。別法と
して、有機過酸化物と必要に応じ架橋助剤を混練した前
記のコンパウンドを、ロールよりカッターを用いてリボ
ン状に取り出し、これをヘッド部位の温度が40〜80
℃の押出機により押出してホットカットによりペレット
化する。上記のようにすれば容易にペレット化すること
ができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例をあげる。この実施例で
は各成分として下記のものを用いた。 A成分: A−1:ビニルシロキサン単位0.5モル%を含有する
重合度3,500のジメチルメチルビニルポリシロキサ
ン A−2:上記A−1を100重量部、乾式シリカ(表面
積175m2 /g)を50重量部、両末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサンオイル(重合度10)を10重量
部混練したシリコーンゴムコンパウンド B成分: B−1:エラスレン301A B−2:エラスレン351A B−3:エラスレン402A [いずれも昭和電工(株)製商品名] C成分: C−1:表面積150m2 /gの乾式シリカ C−2:表面積200m2 /gの乾式シリカ D成分:フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP) E成分:パーヘキサ3M[日本油脂(株)製商品名、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン]
は各成分として下記のものを用いた。 A成分: A−1:ビニルシロキサン単位0.5モル%を含有する
重合度3,500のジメチルメチルビニルポリシロキサ
ン A−2:上記A−1を100重量部、乾式シリカ(表面
積175m2 /g)を50重量部、両末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサンオイル(重合度10)を10重量
部混練したシリコーンゴムコンパウンド B成分: B−1:エラスレン301A B−2:エラスレン351A B−3:エラスレン402A [いずれも昭和電工(株)製商品名] C成分: C−1:表面積150m2 /gの乾式シリカ C−2:表面積200m2 /gの乾式シリカ D成分:フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP) E成分:パーヘキサ3M[日本油脂(株)製商品名、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン]
【0015】上記の各成分を用い、表1に示す配合(配
合量は重量部を示す)により、下記のようにしてシリコ
ーン系ゴムコンパウンドをつくり、さらにこれをペレッ
ト化した。
合量は重量部を示す)により、下記のようにしてシリコ
ーン系ゴムコンパウンドをつくり、さらにこれをペレッ
ト化した。
【表1】
【0016】10インチ二本ロールを用い、ロール温度
を60℃に調整しながら配合を行なった。まずB成分の
塩素化ポリエチレンをD成分の可塑剤と同時にロールに
巻付け、ついで架橋助剤としてTAIC(トリアリルイ
ソシアヌレート)を表1に示す重量部だけ添加し、さら
にA成分のシリコーンゴムコンパウンドを添加して10
分間均一に混練りした。ついでC成分の乾式シリカを添
加して5分間均一に混練し、さらにE成分の有機過酸化
物を添加して5分間均一に混練した後、厚さ2〜5mm
のシート状でロールから取り外し室温になるまで放冷し
た。得られたシート状物をペレタイザーにより2mm立
方に裁断したところ容易にペレット化することができ、
シリコーン系ゴムコンパウンドのペレットが得られた。
を60℃に調整しながら配合を行なった。まずB成分の
塩素化ポリエチレンをD成分の可塑剤と同時にロールに
巻付け、ついで架橋助剤としてTAIC(トリアリルイ
ソシアヌレート)を表1に示す重量部だけ添加し、さら
にA成分のシリコーンゴムコンパウンドを添加して10
分間均一に混練りした。ついでC成分の乾式シリカを添
加して5分間均一に混練し、さらにE成分の有機過酸化
物を添加して5分間均一に混練した後、厚さ2〜5mm
のシート状でロールから取り外し室温になるまで放冷し
た。得られたシート状物をペレタイザーにより2mm立
方に裁断したところ容易にペレット化することができ、
シリコーン系ゴムコンパウンドのペレットが得られた。
【0017】得られたペレットは表面粘着性がなく、一
般の熱硬化性樹脂用射出成形機を用い、そのホッパーへ
投入することにより自重で落下し、ブロッキングを発生
することなく容易に成形することができた。本実施例で
は、射出成形機として松田製作所製のスクリューインジ
ェクションタイプの射出成形機75N−TM36KS
(スクリュー径50mmφ)を用い、ロールの成形を行
なった。ロールの寸法は、シャフト径10mmφでシャ
フト長さ300mm、ゴム層外径30mmφでゴム層長
さ250mm、成形条件は、金型温度180℃で成形時
間5分であった。実施例1〜15のシリコーン系ゴムコ
ンパウンドのペレットはいずれも成形性が良好であっ
た。
般の熱硬化性樹脂用射出成形機を用い、そのホッパーへ
投入することにより自重で落下し、ブロッキングを発生
することなく容易に成形することができた。本実施例で
は、射出成形機として松田製作所製のスクリューインジ
ェクションタイプの射出成形機75N−TM36KS
(スクリュー径50mmφ)を用い、ロールの成形を行
なった。ロールの寸法は、シャフト径10mmφでシャ
フト長さ300mm、ゴム層外径30mmφでゴム層長
さ250mm、成形条件は、金型温度180℃で成形時
間5分であった。実施例1〜15のシリコーン系ゴムコ
ンパウンドのペレットはいずれも成形性が良好であっ
た。
【0018】比較のために、C成分(C−3)として乾
式シリカの代わりに湿式シリカのニップシルVN3 [日
本シリカ工業(株)製商品名]を用い、表2に示す配合
(配合量は重量部を示す)により前記実施例と同様にし
てシリコーン系ゴムコンパウンドをつくりさらにペレッ
ト化したところ、比較例1ではドライタイプのペレット
となるものの成形品はゴム弾性が劣り、比較例2〜5で
はペレットにはなるものの表面には粘着性があり、ホッ
パーに装填したところブロッキングが発生して射出成形
機でのスムースな成形は不可能であった。
式シリカの代わりに湿式シリカのニップシルVN3 [日
本シリカ工業(株)製商品名]を用い、表2に示す配合
(配合量は重量部を示す)により前記実施例と同様にし
てシリコーン系ゴムコンパウンドをつくりさらにペレッ
ト化したところ、比較例1ではドライタイプのペレット
となるものの成形品はゴム弾性が劣り、比較例2〜5で
はペレットにはなるものの表面には粘着性があり、ホッ
パーに装填したところブロッキングが発生して射出成形
機でのスムースな成形は不可能であった。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本願発明により、従来のシリコーン系ゴ
ムコンパウンドが有していたような粘着性がなく、ペレ
ット化と成形機への自動供給が可能な新規なシリコーン
系ゴムコンパウンドが提供された。
ムコンパウンドが有していたような粘着性がなく、ペレ
ット化と成形機への自動供給が可能な新規なシリコーン
系ゴムコンパウンドが提供された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】下記の成分を含有することを特徴とするシ
リコーン系ゴムコンパウンド。 A.シリコーンゴムコンパウンド 90〜10重量部 B.塩素化ポリエチレン 10〜90重量部 で、A成分とB成分の合計量100重量部に対して C.乾式シリカ 5〜100重量部 D.可塑剤 0〜100重量部 E.有機過酸化物 0.1〜10重量部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20742491A JPH0525339A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | シリコーン系ゴムコンパウンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20742491A JPH0525339A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | シリコーン系ゴムコンパウンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525339A true JPH0525339A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16539529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20742491A Pending JPH0525339A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | シリコーン系ゴムコンパウンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525339A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686187A (en) * | 1995-12-14 | 1997-11-11 | Basf Corporation | Molded polyurethane SRIM articles |
US5686526A (en) * | 1995-12-14 | 1997-11-11 | Basf Corporation | Process of making molded polyurethane articles |
US5700390A (en) * | 1995-12-14 | 1997-12-23 | Basf Corporation | Polyol compositions having internal mold release properties |
US5700869A (en) * | 1995-12-14 | 1997-12-23 | Basf Corporation | Polyurethane compositions having internal mold release properties |
US5716439A (en) * | 1995-12-14 | 1998-02-10 | Basf Corporation | Internal mold release compositions |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP20742491A patent/JPH0525339A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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